朝起きられないのは「夜の体温低下」のせい?鍼灸師が教える対策は

朝晩涼しくなって、寝ている間に寒さを感じる日も増えてきました。体温が下がっていると朝起きるのが億劫だったり、午前中はなかなか活動モードにならないなんてことがあるようです。今回のメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では、鍼灸師ののぶ先生が、そんな「目覚めにくい」カラダを目覚めさせる方法をアドバイスしてくれます。

朝起きられない

【涼しい夜】

日中気温が高いなぁと感じる日も、夜になると涼しさを感じます。油断して窓を開けて寝たりすると風邪をひいちゃうかもしれない。そんな涼しさを感じる夜は一晩かけて人の体温を奪います。

【朝起きられないのは体温低下】

夜寝ている間に体温が下がると朝になっても体の目覚めるスイッチが入りません。目が覚めても午前中はなかなか活動モードに入らずダラダラ過ごしてみたり。午後になるとようやくいつも通りという人は、やっぱり夜のうちに体温が下がっている。単なる寝冷えということもありますが、意外と運動不足で日頃から体温が低いということもあります。

【朝から体温を高める】

寝起きの体温低下を予防するには、日中から体をこまめに動かしておくこと。一日中血流を促す生活をすることで寝ているときも血行が保たれて起き抜けも温まって目覚めることができます。

運動するばかりじゃなく、カラダのこわばり取りを積極的にしておくことも効果的。徐々に涼しさを感じるころ。体は冷えを感じると固くこわばります。こわばるカラダは血行不良を起こすので、積極的なストレッチを日に何度か取り組むことで起き抜けの必要な血流を維持することがかないます。

手っ取り早いのは湯たんぽ。汗をかくほど熱いとかえって熟睡できません。ほんのりぬくもりを感じる程度の湯たんぽを抱えて寝ることで、寝ている間の体温低下を遅らせることがかないます。いつもより少し早めに目覚めることで体温低下を予防することがかないます。

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なぜ「学校指定の学用品」はここまで高いのか?“節約”する方法は

お子さんの学校で指定されている学用品を「高いなあ…」と思ったことはありませんか? 今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、ご自身の経験をもとに、意外と高くつくことの多い「隠れ教育費」の謎に迫ります。

隠れ教育費

さて、本日は見えない費用のお話。

以前、親戚の子を養育していたときのこと。学校指定のシャツが必要だってことで、買いに行ったんですよ。で、ビックリしました。

・驚くほど高い!

シャツだったからです。白地に青の細かいチェック柄で、ボタンダウン。似たような商品はあるんですが、青の色味やチェック柄の大きさなどビミョーに違っているんです。校則が厳しい学校だったし、なによりそんなツマンナイとこで目立つ必要もない。そう思ったので仕方なく買いましたけどね。

ちなみに、その店、どうみても開店休業っぽいんです。お客さんは誰一人いないし、店番もいない。こっちから声をかけたら店の奥から「はぁ~いィ」とヤル気のない声。もうね、

・癒着臭がぷんぷん

していましたね( ̄∇ ̄) あああ、つい。

こういう、いわゆる学費じゃないけど、学校に通うためにほぼ必須の出費のことを

・隠れ教育費

といいます。学校指定で、事実上それ以外選択肢のないものってたくさんありますよね。たとえば

・上履き
・ジャージなどの体操着
・サブバッグ
・絵の具セット
・水着
・コート

私が学生のころでさえ、このくらいは学校指定のものがありましたね。今はもっと増えているんじゃないでしょうか。

本は冊数より「メートル単位」で買おう。変化の時代に必要な読書術とは

どんな世であっても、知識の獲得や自分なりの考えの構築に必要とされる読書。しかしながら時代によって、その「最適な方法」は異なってくるようです。今回、あらゆるものが目まぐるしいスピードで変わってゆく「変化の時代」における「最強の読書術」をレクチャーしてくださるのは、Google、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て現在はIT批評家として活躍されている尾原和啓さん。尾原さんは10月4日に創刊されたばかりのメルマガ『尾原のアフターデジタル時代のモチベーション革命』で、ユニークかつ大胆な「武器としての読書」について解説しています。

 

変化の時代の3つの読書術

尾原です。私はGoogle、マッキンゼー、リクルート、楽天執行役員として新しい事業の立上げ、投資を歴任、バリ島、シンガポールをベースに「モチベーション革命」「アフターデジタル」など「つながる時代の新しい働き方・自分らしい生き方」を実践・発信しています。

本メルマガでは週に2本、10分くらいで、さっと読める発信をしていきます。

みなさんとつながる時代の未来を楽しめたら幸いです。

変化しない時代の中では、本でしか新しい情報との接点がありませんでした。よく噛むことによってアゴが鍛えられるように、古典のような難解な本を読み解く力が大事でした。

加えて、変化しない時代には、人との会話には共通の基盤がありました。共通の基盤として、共通の価値観、共通の歴史観を持っていると、お互いが手旗信号のように仲間の確認ができます。仲間の確認のための教養として読書が重要でした。例えば、相手が深いところを知っていると、自分もここまで深いところを話せるなという感じです。

しかし、変化の時代には全く異なる読書術が必要になってきています。つまり、つながる時代の中では本の役割が変わってきているんです。それは「武器としての読書」「アンラーニングとしての読書」「リフレーミングとしての読書」の3つなんですね。

これが何かというと、一つ目は、目的に最短距離で行くための効率的に行う読書です。いろんな情報を収集する手段がある中で本を武器として、何かやるという自分の目的に最短距離でいくために、効率的にやるための読書です。

二つ目は、変化する時代に一番大事なことは、過去の成功体験や過去の懐かしさに溺れていくことが一番危険だったりするんですね。だとしたら、その過去を適切に忘れて、新しいものを学べるようにするというアンラーニングが大事なんです。これにも読書が有効なんです。

三つ目に、もっと大事なのが「リフレーミングとしての読書」です。自分の世界の見方をどうやって再構成していくのかということです。自分の世界の見方をみんなで共有化して、お互いに自分たちの世界の見方をやり取りすることで、今までとは違う世界の見方をすることができ、スパイラル的に進化しながら未来へ進んでいくことができます。

実はリフレーミングとサロンがかなり近いんです。サロン的な新しい感覚や新しいものの見方に再構成しながら、それを共有し合って進化していくということです。

今日は「武器としての読書」を簡単に説明します。具体的に武器としての読書とは以下の通りに因数分解できます。

  • 本は全部読まなくていい
  • 使えるところだけ使えればいい
  • 使える武器を見極めたほうがいい

変化の時代は武器そのものも変わってくるから、使えない武器を手早く見極めることが大事です。

 

小泉進次郎がレジ袋有料化で責任逃れ。「決めたのは僕でない」発言に国民の怒り爆発、地元でビラ配りも“ムダ紙で環境破壊”の声

岸田内閣で閣僚ポストから外れた小泉進次郎前環境相。そんな小泉氏のある発言が波紋を広げている。小泉氏が推進したレジ袋の有料化について、「レジ袋有料化を決めたのは僕ではない」と発言。まるで責任逃れのような言い訳にネットで批判が殺到している。

小泉進次郎、レジ袋有料化を決めたのは「自分ではない」

岸田内閣発足にともない、2年間務めた環境大臣を今月5日に退任した小泉氏。最後は目を潤ませながら省庁を後にした。

そんな小泉氏が9月4日に出演したABEMAの番組『カンニング竹山の土曜The NIGHT~小泉環境相と考える福島除去土壌~』の中で、国民に大不評のレジ袋有料化について語った。

有料化から1年が経ち、その効果を問われた小泉氏は、「これも結構批判されてますよね。レジ袋有料化を決めたのは僕ではないってことは」と苦笑い。

続けて、「完全にレジ袋有料化したってなってますよね。フェイクニュースってこう根付くんだと。私が大臣になる前に経産大臣、環境大臣で決めた事ならその中で如何に前向きに進めるか」とし、有料化を決定したのは自分ではないことを強調した。

小泉氏の口から飛び出したまさかの発言にネットは大炎上。

「今さら何を言ってるんだ」「誰が決めた決めないではなく、責任者はあなたでしょ」「おかしいと思ったら撤回する権限はありましたよね?」「政治家なのに決める人、実行する人で責任転嫁するなんてありえない。完全に失望」などの厳しい批判の声があがった。

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地元でビラ配りも「ムダ紙で環境破壊」と批判の声

自らが推した河野太郎氏が自民党総裁選で敗れ、すっかり“冷や飯組”となってしまった小泉氏。

これまで“期待の若手”だった小泉氏のメッキは剥がれ、小泉氏の陰に隠れていた若手実力者たちが岸田内閣の人事で抜擢。すっかり立場が逆転してしまった。

読売テレビで10日に放送された「そこまで言って委員会NP」に出演した元衆院議員の金子恵美氏は、小泉進次郎前環境相について「イメージだけ」とバッサリ。

そのうえで、「これまで4期の小泉さんばっかりにスポットを当てられてた気がするんですけど、小泉さんよりもっと能力のある人がいっぱいいる」とコメントした。

そんな小泉氏は次の衆院選に焦りを感じたのか、地元である神奈川県横須賀市の駅前でビラ配りしている姿を発見。満面の笑みを浮かべ、自らの政策を訴えるチラシを配布した。ネットでは「ムダな紙を使って環境破壊している」と揶揄されている。

これまでの選挙では地元で圧勝。他の候補者の応援で全国を回り、衆院選の期間中でさえ地元に帰ってこなかった男が、今回ばかりは危機感を感じ、横須賀に張り付いているようだ。

あるいは、人気凋落でどこからも声が掛からなくなったのかもしれない。

そんな小泉氏を尻目に、山口壮環境相のもとにはレジ袋無料化を求める多くの声があがっており、桜田義孝前五輪相は「レジ袋についての要望を山口大臣に直接相談した」ことをすでに明かしている。

レジ袋再無料化の実現はもはや時間の問題といえそうだ。

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マクドナルドに25年間勤務した店舗運営のプロが伝授する「人材育成」の極意

会社経営や店舗運営をする上で重要になるのが「人」と「カネ」とはよく言われますが、実際に人を使って会社やお店を回していくのは大変なことです。中でも多くの人が悩むのは「人材育成」ではないでしょうか。日本マクドナルドで25年間の勤務を経て、現在は人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「YouTube講演家」として活躍中で、多数の著書を上梓している鴨頭嘉人(かもがしら・よしひと)さんは、7月に創刊したばかりのメルマガ『【退屈な人生からの脱出法】鴨頭嘉人が教える「成長を続ける大人の情報源!チームカモガシラジャパン」』の中で、その経験を踏まえて、人材育成をする上の極意を伝授。目からウロコの話がたくさん詰まっています。

【プロフィール】鴨頭 嘉人(かもがしら・よしひと)
講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「YouTube講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。

 

会社経営、店舗運営の「重要項目」は◯◯と◯◯です

僕が現在手掛けているビジネスの中で、とても大きいのが「YAKINIKUMAFIA IKEBUKURO」です。

やはり店舗ビジネスは大きいですよね!

なにが『大きい』かというと…2つの意味があります!

それは《お金》と《人》です!

《お金》と《人》への投資がすごく大きいということです。

1つ目の《お金》は…まだ不確定なのですが、全て合計すると約2億円ぐらいの投資になりそうです!

  • フランチャイズ契約
  • 不動産契約
  • B工事と呼ばれる排煙等の工事
  • 内装工事
  • プレオープンまでに掛かった10ヵ月分の空家賃

……このようなお金がかかっています!

ワギュジスカン鍋はクラウドファンディングで、鍋オーナーさんにご購入いただいたおかげで本当に助かってます。

そして2つ目は《人》!

これまで僕はコンテンツビジネスを中心にビジネスをやってきました♪

なので基本的には鴨頭嘉人が喋るとそれを裏で情報発信したり、事務局としてお客様とやり取りしてくれるバックオフィス的な仕事を社員がやってくれていたのです♪

極端なこと言うと、このやり方なら、僕と社員4人いれば数億円という売上を回すことができる!

これはやはりコンテンツビジネスの『生産性の高さ』だと思います♪ 実店舗ビジネスはそれに比べると生産性は、はるかに低くなります。生産性とは……『売上に対して労働者の時間がどれくらい必要か』の指標です!

簡単にいうと、

生産性=売上÷(労働者数×労働時間)

コンテンツビジネスはすごく生産性が高いです♪ でも逆に実店舗ビジネスは本当に生産性が低いわけです!

極端なことをいうと、例えば話し方の学校ベーシックコースの生徒が1クラス50人から1クラス100人に増加しても、そこに関わる人の労働者数は2倍になりません。

事務局さんが別に2倍にならないんですね!

僕と事務局、カメラ撮影、Zoomのスイッチャー、この4人で講座ができるんです♪

50人の時も100人の時も必要人数は同じ「4人」なので、単純比較でも生産性が2倍になるということです。

だけど店舗ビジネスは別です!

YAKINIKUMAFIA IKEBUKUROでは売り上げが50万円と100万円の日では、単純に2倍にはならないけど、基本的に労働者数は1.6~1.8倍になってしまうのです!

現に、実店舗をオープンすると決めてから採用した人数は10人を超えてます(笑)。

このように生産性が低いモデルを運営するということは、これまで以上にシビアな経営が必要なので、そこに力を入れております!!!

僕はマクドナルド時代に25年間、店舗ビジネスに関してはかなりやり込んできています。

  • 実際にアルバイトとして店舗で働いた経験もある
  • 社員として働いた経験もある
  • 管理職・店長として働いた経験もある
  • 店長を育てるスーパーバイザーの経験もある
  • 店舗をたくさん管理運営する本社スタッフとしての経験もある

僕は『飲食のプロ』ではありませんが、マクドナルドの経験を踏まえると《店舗運営のプロ》だと自負しています!

なので店舗ビジネスにおいて、《重要な部分》をかなり熟知しています。

そこで、今日はその中から《人材育成》についてお伝えします。

《人材育成》はマクドナルド時代から、僕の得意領域だった部分です。

YAKINIKUMAFIA IKEBUKUROで実際に行っているトレーニングの中で、おそらく他の飲食店よりも圧倒的に力を入れているのが『オフザジョブトレーニング』です!

 

中国空軍149機の「台湾侵入」は本気の警告。火に油を注いだ米国の動きとは

繰り返される中国軍機による台湾の防空識別圏への侵入が、10月1日からの4日間だけでも149機を数えるなど、まさに常軌を逸した状況となっています。このような挑発的な軍事行動をエスカレートさせる中国当局の狙いはどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、中国共産党と軍が国際社会に対して発するサインを読み解き解説。さらに適度な緊張関係にある米中の間で、日本が果たすべき役割についても考察しています。

【関連】いま戦ったら負ける。中国が米国との軍事衝突を避ける「4つの理由」

 

中国軍149機“侵入事件” 台湾を挟んだ米中にらみ合いと「関係回復」への苦慮

中国で【国慶節】が始まった10月1日から、日本で岸田政権が誕生した10月4日まで、4日連続で中国軍機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入するという“事件”がありました。その数は何と合計149機に上ったとか。

加えて殱16という最新鋭戦闘機から無人飛行機、大型の爆撃機まで、多種多彩な軍用機が参加し、夜間の飛行も行われたというのは、これまでにない規模・機種・形態でした。

最初に関連の情報を得て、分析を行った際、「どうして今、手の内をあえて明かすようなことをするのだろう?」と怪訝に思ったのですが、米軍を含む国際的な社会の大方の予想と見解を覆し、多重的に、かつ緻密に部隊を編成・運用する能力が向上していることを示したと思われます。

また夜間の作戦展開も披露したことで、これまで乏しいと考えられていた夜間作戦遂行能力も向上していることを披露したと考えられます。

今回は空母攻撃群を用いた展開ではなく、空軍機による編隊飛行でしたが、これによりどのようなメッセージを、中国政府と軍は国際社会に送ろうとしたのでしょうか?

恐らく【狭まる対中包囲網への抗議と、中国サイドの覚悟の表明】と【軍事的な拡張と強靭化を図る台湾への警告】があったのではないかと考えます。

狭まる対中包囲網については、【9月のニューヨークで結成されたAUKUS(米英豪による軍事同盟)】、【中国の脅威への対抗を念頭に置いた経済安全保障面での同盟と定義できるクアッド(日米豪印)】、そして【英国がアジアへのコミットメントとAUKUSを真剣にとらえている表れとしての英国艦リッチモンドの台湾海峡通過(航行の自由のアピールと中国への牽制)】という要素があるでしょう。

それらに対する中国政府からの抗議行動と、中国軍による意思表示と捉えることができるでしょう。

AUKUSについては、豪州がフランスからの購入と協力を決めていたはずの原子力潜水艦建造事業に関する契約を突然破棄し、英国がサポートし、米国が原子力潜水艦技術を提供し、必要に応じて米製の原子力潜水艦を売却・納入することも含めたサプライズがありました。

フランス政府は豪州と米国に対して激怒し、駐在大使の召還や首脳会談のキャンセルという外交的な“制裁”に乗り出し、おそらく米仏関係は史上最悪の状態とまで言われました。

今は、ブリンケン国務長官をフランスに派遣することで、何とかよりを戻す形になり、再びTrans=Atlanticの同盟が修復されたように思われますが、フランスが米豪(英)に激怒して国際問題化した際、背後で中国政府がフランスにちょっかいを出そうとしていたらしいという噂もあり、国際政治に闇をちょっと垣間見た気がします。余談ですが。

最近のTPP絡みの中台の動きも、台湾を中国と別の存在、特に国家・政府・政体とみなされることをタブーとする中国政府として、対中抵抗姿勢を鮮明化する台湾に【武力による統一も常に選択肢にある】ことを思い出させる必要があったとのことです。

そして火に油を注ぐ要素があるとすれば、バイデン政権下で一層加速する台湾へのコミットメントの一環として武器の提供・販売、そして軍事的な訓練の供与といった、明らかに中国を敵視していると理解できる米国政府の動きでしょう。

北京曰く「明らかな中国に対する挑発行為であり、中国政府が革新的な利益と捉える台湾に手を出すことは看過できない行動」という激しい反応を示し、「気候変動やコロナへの対策で米中協力を模索するという同じ口で、中国を激しくこき下ろすバイデン大統領とその政権をどうやったら信用できるというのだ?」ということ。

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昭和の「視聴率100%男」欽ちゃんこと萩本欽一の不思議な“家族関係”

1970年代から80年代にかけ爆発的な人気を誇り、「視聴率100%男」との異名を取った萩本欽一さん。そんな昭和のお茶の間を虜にした日本を代表するコメディアンの資質は、お母様譲りだったようです。今回のメルマガ『秘蔵! 昭和のスター・有名人が語る「私からお父さんお母さんへの手紙」』ではライターの根岸康雄さんが、欽ちゃん自らが「芸の根本になるものを教えてもらった」と言う母親との心温まるエピソードの数々を紹介。さらに高校時代の萩本さんを悩みから救った、一風変わった父親の行動も披露しています。

 

萩本欽一/コメディアン「言葉まで貧乏になってしまったつらかったとうが、言葉が心地いいオフクロだった」

都内のホテルでのインタビューだった。大御所なのに、実に目線の低い人という印象が残っている。瞬間に人との距離感を縮められる、それが彼の芸風なのだろう。それはコメディアンとしてたぐいまれな才能だと感じた。私も短時間に人との距離感を縮める自信はあるが、彼のように芸という域にははるかに及ばない。彼の番組に出演した素人のように、彼の前で私も心を解離して、話を聞いた覚えがある。(根岸康雄)

親父は週に1回、土曜日しか家に帰ってこなかった

オフクロは女学校出の箱入り娘だったらしい。学歴もない親父との結婚は親に反対されたようだね。

「でも、先方が熱心にいってくださっているのに、断ったら申し訳ない」

オフクロは情にほだされたのか、親父と所帯を持ったそうで。

上京した親父は終戦直後の混乱期に、カメラの製造販売を手掛けて大儲けして、浦和の洋館のような家に僕らは住んでいたの。

僕が物心付いたその当時から、親父は週に1回、土曜日しか家に帰ってこなかった。友達のお父ちゃんは毎日帰ってくるのに、うちのお父ちゃんだけ家に帰ってくるのは週1回、なんかヘンだなぁと。でもね、

「毎日仕事から帰ってくるようではダメです。週に1回ぐらいしか家に帰れない、本当の男の仕事はそのくらい大変なんです」

そんなことをオフクロに言われていて。

本当はいい加減な親父で、遊びが忙しくて家に帰らなかったんだけど。僕も小学1、2年生だったから、オフクロから聞かされた“立派な父親”を頭から信じていた。

うちの父ちゃんは人の3、4倍も働くすごく偉い人なんだと、親父の前では正座をするぐらい、僕は親父を尊敬していた。

でもね、ウソでもオフクロが僕に語って聞かせた立派な親父像は、振り返ると育っていくうえでは、僕にとってよかった気がしている。ダメな親父だと思って育つよりもね。

終戦から2、3年は親父も羽振りがよくて、家にはお手伝いさんもいて。生涯、和服姿を通したオフクロが、

「旦那様が帰宅されました。お食事の用意をしてください」

と、テキパキお手伝いさんに指示を出す姿が、まぶたに残っている。

勉強しろというオフクロではなかったけど、“あいうえお”は、小学校に入る前からきちんと教えらたれし、字については厳しいオフクロだった。

「字は人のために書く」

覚えたての字を書いていると、オフクロにそう諭された。字を汚く書いたり間違えると手をビシッと叩かれて。

母ちゃんさ、ある程度大人になって、その言葉の意味が分かりました。作文は先生が読む、社会に出て書類を書けば誰かがそれを読む、自分がかいた言葉を読む人がいる。汚い字や分かりにくい字を書くと、自分の言いたいことが相手に伝わらない。それは僕にとってもよくないし、他人に迷惑をかけることになると。そんな意味が込められていたんだよね。

オフクロには芸の根本になるものを教えてもらったような気がしている。

ある日、家の近くの小川の脇を歩いていたら、千円札が流れてきた。

「交番に届けましょう。このお札が間違えて川に流した人の手に戻れば、喜ばれるでしょう」

オフクロはニコニコしながら、そう言うとさらに言葉を続けた。

「そうだ、この千円札を家に持って帰って、硝子に貼って乾かして、きちんとアイロンをかけて交番に届けたら、落とした人をきっと倍も3倍も喜ばせることができるわ」

まず人を喜ばせることを考える、そして人を喜ばせるなら、倍も3倍も喜ばせろ!

母ちゃんさ、僕はこのとき、今に通じる基本を心底、学んだ気がしている。

 

パナ早期退職の募集に1000人殺到。優秀人材の大量離職は「誤算」か必然か

今年7月、家電大手パナソニックが早期退職者を募集した結果、1000人超の応募があったと報じられました。中には優秀な人材からも手が挙がったと明かしたパナですが、この事態は予測できなかった「誤算」だったのでしょうか? 「謝罪のプロ」として知られ、さらに「危機管理のプロ」としてコンプライアンス研修の講師も務める増沢隆太さんは、まぐまぐのコンテンツプラットフォーム「mine」内で、実際に再就職支援プログラムに関わったことのある立場から、今回の「パナ大量退職応募」騒動を論じています。

1千人早期退職募集のパナ、優秀人材応募は誤算だったのか?

パナソニックは今年7月に早期退職者募集を実施したところ、1千人を超える応募があったと発表しました。同社の楠見社長は「活躍して欲しい人からも応募があった」と複雑な思いを表しました。パナソニックにとって優秀人材の早期退職は誤算だったのでしょうか? 再就職支援プログラムに実際に関わった立場でにらみます。

リストラは進む

アベノミクスの効果が下々の者まで及んでいるのかどうか、企業は業績に関係なくリストラを進めています。かつて企業のリストラといえば経営危機、倒産の恐れからくる鬼気迫ったものが普通でしたが、いまバンバン行われているリストラは少し違います。

パナソニックについても、全社連結業績で、売上高前年同期比28.8%増の1兆7924億円、営業利益は前年同期から大きく改善して1044億円(1000億円を突破したのは、リーマンショック直前の2008年度第1四半期以来、13年ぶり)過去最高益のバブル真っ盛り1985年度並の水準といわれます。

経営は絶好調なのでしょう。ではなぜリストラなのでしょうか。

同社の早期退職制度「特別キャリアデザインプログラム」は期間限定ですが割増退職金が加算され、その上限額は4000万円だそうです。破格といえる待遇です。

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中学校中退の過去も。『なんでも鑑定団』北原照久氏の人生を変えた恩師の一言

人気番組『開運!なんでも鑑定団』に出演し、物腰の柔らかい口調のコメントでおなじみの「ブリキのおもちゃ博物館」館長・北原照久さんですが、そんな彼に「中学中退」の過去があったことをご存知でしょうか? 数々のベストセラー著書を持つビジネス作家で起業家の岡崎さんは自身のメルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』』の中で、そんな北原照久さんとの対談を通して、北原さんの知られざる苦悩と恩師との出会いなどについて語り合っています。

 

なんでも鑑定団・北原照久さん「中学退学」の僕を変えた恩師の一言

テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士として、「横浜ブリキのおもちゃ博物館」などの館長として、長年活躍する株式会社トーイズ代表取締役 北原照久さん。今回は北原さんを迎え、岡崎かつひろさんとの対談を行います。「運がいい人は何をやっているのか」というタイトルで前後半2回にわけてこのメルマガでお届けします。

前半は、北原さんの波乱な人生について。今は世界でも有数なコレクターの一人として活躍している北原さんですが、中学時代、先生に反発し不登校に。さらには義務教育であるにもかかわらず、まさかの退学。その後なんとか高校に入学することができたとき、ある一人の恩師との出会いをきっかけに、人生が大きく変わったといいます。いったいなにがあったのでしょうか。


「出来のいい兄弟と比較されたくない!」答案用紙を白紙で出した小学生時代

岡崎かつひろ(以下、岡崎):今日は、おもちゃ博物館の館長であり、『なんでも鑑定団』鑑定士、「横浜ブリキのおもちゃ博物館」館長の北原さんにお越しいただきました。北原さん、まずは自己紹介をお願いできますか。

北原: 北原照久です。1948年生まれです。僕は4人兄弟の一番末っ子で、兄2人と姉がいますが、僕以外みんなすごく勉強ができたんです。兄の愛読書は百科事典でした。そのため子どものころはまわりの大人たちによくできる兄たちと比較されました。「お兄さんやお姉さんはよく勉強できるのに、どうしてあなたは……」と。僕は比較されるのが嫌だった。「自分は自分だ!」と思っていました。僕は、幼稚園くらいの時から、比較的大人のいう言葉を理解できていました。だから余計に嫌だったんです。

岡崎: 北原さんの実家は商売をされていた関係で、たくさんの大人と接する機会があったんですね。学校での様子はどうでしたか?

北原: 小学校高学年から中学の頃にかけて、僕はものすごい反抗期を迎えました。僕は勉強ができなかったし、よくできる兄や姉と比較される。それがいやでテストの答案用紙には何も書かず白紙で出していました。

それで父親と母親が「この子は比較されることをすごく嫌う。だから上の子たちと違うエリアの学校に通わせたらどうか」ということで、中学を越境入学させてくれました。僕が住んでいたのは中央区ですが、千代田区の一橋中学にいかせてくれました。

 

アフガンで評価されたオランダ軍方式は「日本の陸自が手本」の意外

アフガニスタン情勢の変化によって、これまでの各国の活動を振り返る企画が増え、亡くなった中村哲医師の活動を改めて讃えるものが増えているようです。中村氏の活動を評価しつつも、自衛隊派遣に反対した姿勢は疑問とするのは、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんは、アフガニスタンで活動した各国の軍隊の中でオランダ軍の死者が少なく評価された例を上げ、そのオランダが参考にしたのがイラクでの陸上自衛隊の取り組み方だった可能性が高いと言及。マスコミは一面だけを見ず、多角的に「平和構築の在り方」を検証すべきと訴えています。

暴力の連鎖を断つということ

政権崩壊とタリバン支配の復活を受けて、日本国内では2019年12月4日にアフガニスタンで殺害された医師・中村哲さんの偉業を讃え、その「平和主義」を高く評価するマスコミ報道が目につくようになりました。

10月2日付けの毎日新聞は、作家の澤地久枝さんのインタビューを掲載、「自衛隊派遣は有害無益」との中村哲さんの言葉を紹介しています。これは2001年10月13日の衆議院「国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会」での発言で、中村さんを讃える人たちは「ヤジにもめげなかった」と言っていますが、中村さんはヤジにたじろいで後ずさりしたとき、テーブルの上の水をひっくり返したほどで、とても驚いた様子でした。

中村さんは「どういう形であれ、軍事組織をアフガニスタンに出せば暴力の連鎖を生む」と発言しました。それに対して、同じ参考人として出席した私は「暴力の連鎖を断ち切るためには高速道路の中央分離帯のような考え方で一定の強制力を備えた軍事組織を投入することが必要で、それによる安全地帯を作ることが第一、その次に中村さんたちの井戸掘りがくる。それが物事の順序というものではないか」と指摘しました。民主主義によってコントロールされた軍事組織を使って暴力を排除する考え方です。中村さんは下を向いて答えませんでしたが、それが残念でなりません。

私はアフガンでの中村さんの活動を評価する立場ですが、物事の順序だけは踏まえて欲しかったと思っています。平和構築について方法論の違いはあっても対立があってはならないのです。違う斜面から平和という頂上を目指しているのですから、軍事組織が防風林や中央分離帯として暴力の連鎖を抑え込み、安全地帯を作り出すことについては理解して欲しかったと思っています。

米国をはじめ各国がアフガンやイラクで成功しなかったのは事実ですが、その一方、イラクに派遣された自衛隊が外国のモデルとなるような活動をしたことはあまり知られていません。中村さんにはその活動をイラクで見て欲しかった。そして考えを変えて欲しかったと思っています。