減量の中盤から後半に何をやればいいのか?プロに聞いてみた結果

メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』の元に、「減量の中盤から後半にやるべきこと」を教えてほしいと質問が届きました。桑原弘樹塾長は、コンテスト前提での減量ならば「中盤期以降はとにかく筋肉を意識」とキッパリ。その理由とともに、筋肉を意識したトレーニング方法やサプリメントの摂り方をアドバイス。さらに停滞期のカンフル剤的にとっておきの裏技を教えてくれました。

減量の中盤から後半にかけてやるべきこと

Q.減量の中盤から後半に何をやればいいのでしょうか。何度か停滞期もあり、これから効率が落ちていくように感じています。まだ有酸素運動はやっていません。(39歳、男性)

桑原塾長からの回答

コンテスト前提での減量だと解釈したうえで回答しますね。

まず、中盤以降はとにかく筋肉を意識する事です。なぜならば、この辺りから一気に筋肉が減っていってしまうからです。一方で、体重や体脂肪率への意識がどんどんと高まっていきますから、どうしてもそちらの数字が気になり優先してしまいます。

ただでさえ筋肉は分解に向かいやすい環境にあるにもかかわらず、筋肉への意識はどんどんと下がってしまうタイミングなのです。

レップ数が落ちても重量は意地になって落とさないようにしましょう。そして、速筋への意識を高めていきます。遅筋がギブアップしてからの速筋です。減量期には遅筋で終わってしまうケースが増えますから、そこから歯を食いしばってプラス1~2レップを頑張ってください。

また、一旦、重量へのこだわりを失うと、あとは歯止めがきかずに落ちていってしまいます。重量へのこだわりを捨ててのハイレップと、重量へのこだわりは持ちつつのハイレップは意味合いが異なります。

サプリメント的には、トレーニング中にはBCAAとCCDを合わせ飲むといいです。CCDのような糖質を嫌がる傾向が生まれてきますが、トレーニングに絡めての糖質はしっかりと補充しないと筋肉はひたすら分解へと向かってしまうのです。

減量中は糖質の扱いが難しいのですが、トレーニングに絡めての糖質補充はむしろ積極的にするべきです。もし減らすのであればまずは夜で、そこから少しずつ朝に向かって減らすタイミングが登っていく感じです。いずれにしてもトレーニング絡みは糖質最優先です。

次に、有酸素のやり方ですが、ぎりぎりまで温存しておくというのは正解だと思います。有酸素運動が脂肪の燃焼に効果的なのは間違いありませんから、最後の切り札として残しておきたいのです。そのうえで、有酸素運動のデメリットをしっかりと理解したうえで、取り入れていくようにしてください。

なぜ10月に「給料の手取り額が変わってる!」と驚く声が多いのか

毎月の給与や賞与から天引きされる厚生年金保険料。年度の途中にその額が変わり一喜一憂、などというケースもよく聞かれますが、どのような方法で保険料は決められるのでしょうか。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者のhirokiさんが、給料額に影響を及ぼす厚生年金保険料の計算方法を解説しています。

4、5、6月に貰う給与は将来の厚生年金額に影響し、徴収される保険料にも大きな影響を与える

僕は記事を書く時に「標準報酬月額」とか「標準賞与額」っていう用語をよく書きます。この標準報酬月額という用語を書くたびに読者様に何それ?って思われるだろうなという不安がよぎるんですよ(笑)。でもこれは将来の年金額を計算する時に重要なモノであり、この額により将来の厚生年金額も左右されます。だから時々こうやって標準報酬月額の事を記事にして説明しています。

ザックリ言うと標準報酬月額というのは年金計算に使う時の給与額です。60歳以上の在職中の年金受給者の年金停止額を算出する時もこの標準報酬月額を使います。よって年金を理解する時には標準報酬月額とか標準賞与額というのはある程度の基本的な事は必ず覚えておかなければいけないものです。

そして皆さんが会社で厚生年金に加入して働く時に、給与を見るとそこから厚生年金保険料や健康保険料が引かれてますよね。あれって、直接給与から保険料率をかけて天引きされてるというふうに見えますが、そうではありません。毎月決まった標準報酬月額に保険料率をかけて出した保険料額を給与から天引きしています。だから単純に給与に保険料率をかけても保険料金額が合わないです。

ちなみに賞与からも厚生年金保険料率をかけて、保険料が賞与から天引きされますが、こちらも実際の賞与からではなく標準賞与額に保険料率をかけて保険料を徴収します。

標準賞与額は毎回支払われた賞与年3回以内の支払いに限るの1,000円未満を切り捨てた額に保険料率をかけて徴収されます。ただし、どんなに高い賞与を支給されても標準賞与額の限度は150万円になります。

今の厚生年金保険料率は18.3%ですが、実際は事業主と社員で半分して支払うので社員の支払い分は9.15%。たとえば7月に1,000万円、12月に800万円の賞与が支給されても、標準賞与額は1回の支給につきそれぞれ150万円が限度なので、7月と12月にそれぞれ150万円×9.15%=137,250円が賞与から天引きとなる。

標準賞与額に関しては単純ではありますが、毎月厚生年金保険料や健康保険料徴収に使われる標準報酬月額は一体どうやって決められてるのでしょうか?基本的には4月5月6月に貰う給与収入報酬の平均で向こう1年間の標準報酬月額が決まってしまいます。なお、新しい標準報酬月額が適用されるのは9月から翌年6月までの1年間です。

厚生年金保険料はその月の分は翌月の給与から天引きします。つまり9月分の保険料は10月の給与から引くという事です。10月になるとなんだか保険料天引き額が変わって、手取り額が変わってる…(・・;)!というのはそういう事です。

巷でよく、この3ヶ月に働きすぎて標準報酬月額が高くなって天引きされる保険料が高くなってしまった~!とか、逆にあんまし給料が高くなかったおかげで標準報酬月額が下がった事で保険料が下がって嬉しい!という声がありますよね。だからこの6月までの3ヶ月の時期に貰う給与は標準報酬月額に影響を与えるので大事な月ではあります^^;

どっちが速い?知ってるようで知らない「特急」と「快速」の違い

葬儀司会者として、故人を偲ぶナレーション原稿を日々執筆している瑠璃さんが、メルマガ『瑠璃の葬送日記&葬儀ナレーション例文』の中で展開している「似ているんけど、微妙に違う言葉」を紹介するコーナー。今回は、どっちが速いのか一瞬わからなくなる、もしくはわからないままとりあえず乗る、「特急」と「快速」の違いについて。なお、わからないまま乗ってしまうと、別料金を徴収される場合もあるので、注意が必要です。

ことばのちがい:「特急」と「快速」

電車の「特急」と「快速」です。どちらも普通電車よりも速い電車の種類のことですが、それぞれの違いを明らかにしておきましょう。

まず特急。これは特別急行列車の略で、鉄道における急行系列の列車のなかで上位に位置する列車種別のことをいいます。鉄道会社や路線によりまちまちですが、ほとんどの場合その路線で最も速く目的地に着く列車に与えられる呼称です。

正規の運賃とは別に特急料金を徴収する場合が多く、その場合は車内設備も他の列車に比べグレードが高いものになっています。また、新幹線はこだま、ひかり、のぞみ、全てが「特急扱い」となり、在来線の特急とは一線を画した存在とされています。

次に快速ですが、普通列車と比較して、終着駅までに停まる駅数が少ないものを言います。普通列車よりも速く目的の駅へ到達できます。

ただ、JRと私鉄では、快速列車の扱いがそれぞれ異なるようです。JRの場合、快速は「普通列車の一種」として規定されていますが多くの私鉄においては各駅停車のみを普通列車としているため、快速は速達列車(普通列車よりスピードや設備に優れた列車)に分類されています。料金については、ほとんどの場合で特別料金は必要ありません。

ちなみに、JR東日本や一部の私鉄などでは、「通勤快速」という名称の快速列車を通勤時間帯に運行しています。通勤快速は、特別料金がかからないのはもちろん、通常の快速より停まる駅は少なくなっています。近畿圏や東海圏では、JR西日本、JR東海が「快速」よりも速達性の高い「新快速」を運行しています。

私鉄によっては「快速特急」なるツワモノも存在しますが、これについては、またの機会にということで…。

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それも1つの意見。ショップに必要な、ネット上の批判を流す勇気

手軽に情報を書き込め受け取れるSNS上での批判は、お店にとってかなりのダメージになることも多々あります。そのような事態に直面した際、どう対処すればいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、売れるお店を作るために批判を真に受けることの危うさを記すとともに、「流されない大切さ」を説いています。

意見に流されない

つくづく思うことですが、売れるお店を作るためには、信念とズレのある意見に流されてはいけないと感じます。特にそれが、ネットで見かけるような情報だと、尚更です。

ネット上には様々な意見が飛び交っています。つい最近もTwitterで、初めて行った飲食店で店員から声をかけられたことで、もうその店には行きたくないというツイートがバズっていました。

「私もそれは嫌だな」という意見も多くあり、店員側がパッと見てしまうと、「お客様に声をかけるのはよした方が良いのか…」と思ってしまうかもしれません。

しかし、これはあくまで一個人の意見です。

表に出てきた誰かの意見でしかなくて、何度もリピートしてくれているお客様を考えると、その声かけが嬉しいから何度も来ているという真逆の感覚を持っている人もいることでしょう。その声かけに、「ウチの店はこうしていくんだという信念があるのであれば、そんな情報に流されてしまうのは違うと思います。

実際、グーグルや食べログなどの口コミを見ると、その店の良さを本当に感じていないのに、星1つをつけて批判している人も多くいます。その人からすれば、確かにそう感じたのかもしれませんが、もしかするとそれは、店の信念に合わないお客様なのかもしれません。

そこを考えずに、単に批判を真に受けて、信念を曲げていると、せっかく店のファンになってくれていた、本当のお客様を逃すことに繋がってしまいます。そんな残念な話はないわけです。

不登校という「ひきこもり」から子供を救うため大人達がすべき事

小中学生だけでも全国で14万人を越えると言われる、不登校児童や生徒。原因の一つとして、「いじめ」などの各々が抱える悩みを大人に相談できないという、深刻は状況があると伝えられています。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』では代表の井澤一明さんが、NHKのアンケート調査と文科省の調査を鑑みつつ、不登校といじめの関係性、さらにその対処法を考察しています。

子供たちのひきこもり「不登校」

このところ子供たちが、何度もつらい事件に巻きこまれ日本中の人が心を痛めて、あたかも梅雨空のような状況にあります。

特に、事件にひきこもり状態にあった人間が関係していたことが発覚し、根本厚生労働大臣が「事実関係が明らかではないが、安易にひきこもりなどと結び付けるのは慎むべきだ」、「ひきこもりの状態にある人への対策としては、個人の状況に寄り添い、きめ細かく支援しながら、社会とのつながりを回復していくことが重要。本人や家族に、都道府県などのひきこもり地域支援センターや地域の自立支援窓口などに相談してほしい」と呼びかけを行ったほどです。

このひきこもりの現状ですが、内閣府が3月29日に公表した調査結果によると、15歳~39歳のひきこもり状態の推計が54万1,000人、40~64歳の中高年の推計数が61万3,000人となったといいます。さらにその半数が5年以上の長期に渡り、また4分の3は男性であるとの内容でした。結局、100万人を超える人がひきこもり状態にあるのが日本の現状です。

児童、生徒であればひきこもりは当然ながら不登校ということになります。昨年末の発表では、全国の不登校の人数は小学校が3万5,032人中学校10万8,999人の合計14万4,031人です。この数字は年間30日以上、欠席した子の数です。しかも、日本財団の試算によると、保健室登校をしたり、遅刻や早退が多かったりする不登校予備軍は中学生だけでも約33万人という数字があげられています。

この不登校に関して、先月の5月末にNHKから興味深い調査結果が発表されています。NHKでは、無料通信アプリLINEを通じて、昨年度中学生だったおよそ1万8,000人を対象にアンケートを行い、全国で不登校になっている中学生370人余りからその原因を聞いたとのことです。複数回答可ではありますが、その結果は、

  • 「クラス全体の空気がイヤ」が44%
  • 「学校の勉強についての悩み」が36%
  • 「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が29%
  • 「先生との関係についての悩み」が23%
  • 「いじめを受けた」が21%
  • 「決まりや校則になじめない」が21%

となっています。全体としてはかなり似てはいる傾向が出ているのですが、平成29年度の文部科学省の調査における不登校の理由として、

  • 「教職員との関係」については2.2%
  • 「いじめ」は0.4%
  • 「学校の決まりなど」は3.5%

となっておりこの3点については全く違う数字が出てきています。つまり、NHKの調査では5人に1人は「いじめが原因だ」と本人が考えているということです。結局、14万人のうち3万人はいじめが原因で不登校になっている可能性があるのです。

ケチるな危険?安すぎる「ミールキット」は避けたほうが無難な訳

家族の健康のためとはいえ、毎日の食事を献立から考え用意するのは相当な労力を要します。最近では多忙な方向けに、「ミールキット」と呼ばれる簡単に料理を作ることができるセットが売られているのだとか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、手間を省いて家事を効率化できる「ミールキットの使いどころ」を詳しく紹介しています。

ミールキット

さて、本日は最近の便利キットのお話。

だいぶ市民権を得てきたモノ、

  • ミールキット

使った事のある方はどのくらいいるんでしょうか。献立に必要な材料が全て必要分だけカットされたり下処理された状態で入っているものです。だいたい作り方も同封されていて、その通りにやれば、誰でもそこそこの料理が作れるというモノ。コンビニや生協でも販売されており、徐々に浸透してきているように感じます。

さて、このミールキットを使うにあたって大切なのは

  • 安さを求めないこと

です。各社見比べると、確かに割安なものはあります。ですが、それでも

  • 素材から自作する方がフツーに安い

です。そりゃそーですよね、素材に人手がかかってキットになっているんだから、その人手分は当然高くなきゃね。そういう意味では自作するより安いミールキットがあったら、それは

  • なにかオカシイ

んですよね( ̄∇ ̄)

それでも、ミールキットの方が安くなる場合があります。それは

  • 素材の使い残しを含めて

金額を考えた場合です。つまり、ひとつの料理につかったジャガイモの金額だけを比べてみれば、ミールキットの方が高くても、残りのジャガイモを全て腐らせてしまったとすれば、ミールキットの方が安くなる可能性があるのです。つまり、ミールキットを使う金銭的メリットが高いのは

  • 自炊する頻度が低い か
  • 一回あたりの料理の分量がとても少ない

ご家庭なのだろうと思います。いずれも買った食材を使いきれないご家庭です。一人か二人で暮らしていたり、もっと多くても家族のスケジュールがマチマチで一緒に食事ができない…こういう家族ですね。こうしたご家庭では、ミールキットを積極的に使ってみたらいいと思いますよ。

「またミーティングか」と皆が思う会議に足りない3つのポイント

業務に慣れたり、社内の役職が上がり忙しくなるほど「いつものミーティングなんて時間の無駄」などと思ってしまう傾向に陥りがちですが、いったい何がそう思わせてしまうのでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、「そもそも会議に対する社員の認識がバラバラな事が原因」とし、会議で押さえるべきポイントを記しています。

会議の意味とは

私はサラリーマン時代、無駄な仕事はやりたくない人だったんです。ま、これは誰でも同じですよね。でも本当にそう振る舞えるのかは話が別ですよ。

私にとっての無駄な仕事というのは、やっても効果が出ない、もしくは投下した資源(人、モノ、カネ、時間)と比べて効果が低いということです。そういう仕事は、言下に

 ● やっても意味がないからやらない

って突っぱねるんです。ここで大人しく引き下がるような人は、ホントに大したことありませんから、それからは相手にしません。というか、こういう断り方をされると、もうこいつには頼むまいと思うみたいで、相手の方が近づいて来ませんから。つまり私的にはおバカ判定機能が付いた断り方だったんですね。当時はそこまで分かっていませんでしたけど。

まともな人はやっても意味がないと思いますって言われたら

  • それはどうして?
  • どこがマズいの?
  • どこをどう修正したら良いの?

という疑問が立ち上がるはずなんですよ。それを自分の腹に落とさず、断られたからムカつくとか、アイツは仕事をイヤがるとか、付き合いづらいとか、協力的じゃないとか言われても、私には馬耳東風、おバカが一人去って行って清々したくらいにしか思いません。

で、上記ポイントを明確にするために会議をするんです。会議ってアイデアを出し合う場所ですから。

ちなみに、サラリーマンにとって役職が上がれば上がるほど、仕事に於ける会議の比率が高まります。だから会議を生産的に行うという視座と、そのためのスキルって大事なんですよ。

仕事というのは、正しい設計図の元、関係者全員が同じ方向を向いて、同じ未来の景色を見て、走ったら必ず上手く行くんです。日本という国の生産性が下がったのは、この方程式に則って仕事をしなくなったからです。

そもそもの設計図にバグがあったら、いくらやっても成果なんて出ませんし、関係者がバラバラの方向を向いていたら、お互いが足の引っ張り合いになりますし、未来の景色が共有されていなければ、時間の進行と共に意見の食い違いが発生しやすくなるんです。リーダーやマネージャとして仕事を振り返る場合どこに問題があったのかを検証するときに、これを考えるんですよ。そしてここでの問題点を矯正する場が会議なんですから。

嘘だと思うならやってみな。タダで人が喜んでくれる7つの施し

お金に糸目をつけずに人を喜ばせるのはある意味簡単ですが、そうでない場合はやはり工夫が必要となってきます。では、具体的にどのような方法が考えられるのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、著者で人気コンサルタントの佐藤きよあきさんが、そのヒントとなる「仏教の教え」を紹介しています。

タダで人を喜ばせる方法

人は、人を喜ばせようとする時、プレゼントやサプライズを用意したりします。しかし、相手が家族や友人なら、お金や手間を掛けることもありますが、ビジネスシーンにおいては難しいことです。

では、より多くの人を喜ばせるには、どうすれば良いのでしょうか。お金や手間を掛けずとも、人を笑顔にしたり、楽しませたりして、喜ばせることはできるのです。

仏教の教えに、「無財の七施(むざいのななせ)」という言葉があります。これは、宝を蔵の中に貯め込むのではなく自分の心の中に貯めよそれがとても大きな徳につながる、という教えです。無財、つまり財力の無い人でも、人に対して与えられる施しが、7つはあるということです。

この「無財の七施」を行うことにより、開運、金運、商運を呼び込める、と言われています。では、その7つをご紹介します。

1.目による施し

心を清らかに保ち、目つきも穏やかにすれば、自分も気持ちが良く、人も気分が良くなる。

2.笑顔による施し

いつもにこやかな顔でいれば、自分も人も幸せになる。

3.言葉による施し

悪口を言ったり、グチをこぼしたりせず、真の心で、真の言葉を遣う。

4.まごころによる施し

つねにまごころで人に接していれば、良いことが起こる。

5.労働による施し

弱い人や年寄り、困っている人には、無償で力を貸してあげよ。

6.席を人に譲ることによる施し

乗り物では、年寄りや身体の不自由な人に、席を譲ってあげる。

7.住まいによる施し

どんなボロ家に住んでいても、いつも清潔にしておけば、自分も健康になり、人にも好ましく思われ、みんなが清々しい気持ちになる。

お金が無くても、これだけのことができる。施しを心がけ、自分の心に徳を積めば、運も開けてくるということです。ちょっと説教臭いのですが、正しい教えではないでしょうか。

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香港の成人向けサイト「デモで休止」の衝撃。中国に再び猛抗議

去る9日に香港で行われた、刑事事件の容疑者を中国へ移送が可能となる「逃亡犯条例」の改正に反対する市民らの大規模なデモ。主催者発表では103万人が参加したというデモの「第二弾」が12日、再び香港の国会にあたる建物周辺で行われています。

香港で再び大規模デモ。成人向けサイト「デモ参加のため休止」に称賛の声

9日、香港で100万人規模のデモが発生しました。これは日本のテレビニュースでも多く取り上げられましたので、知っている方も多いかと思います。

● 中国に激怒。香港103万人デモに吊し上げられた習近平の崖っぷち

デモの発端は、いま香港の国会にあたる「立法會」で、刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」の改正案が成立しようとしているからです。この改正案によって、香港市民は「冤罪なのに中国本土で不公平な裁判にかけられる可能性がある」と懸念の声が挙がっています。

そこで9日の大規模デモに続き、同改正案が20日にも採決される見通しから、再び12日午前より大規模な抗議デモがおこなわれています。日本のメディアも、数万人の学生が香港の議会を包囲したと伝えました。

ことの深刻さを表すニュースとしては、ある成人向け動画サイトの香港版が12日のデモに参加するため、サイトを休止すると発表したことです。

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翻訳:「AV01.tv 香港エリア、サービス停止。今まで、あなたは身を隠し、黙って「政治に無関心な香港人」として生きていても大丈夫だと思っていたかもしれないが6月12日以後、それを隠すことはできなくなる。いま立ち向かわないと、反抗するチャンスは無くなるかもしれない。」(同成人向けサイトのGoogle検索結果より)

翻訳:「よく考えたら、この社会的な事件がアダルトサイトにさえも支持されているというのは、かなり深刻な事態です。香港がんばれ。」(台湾の市民運動サイトFacebookより)

この12日の大規模デモは現在、香港の大衆紙「蘋果日報」(アップルデイリー)のYouTubeチャンネルでライブ配信されており、香港市民の抗議の様子を見ることができます(12日15時現在)。

なお、香港では立法會で審議されている同条例の改正案について、日本時間12日正午から本会議で審議が行われることになっていましたが、学生ら数万人が道路を占拠して抗議したことにより、審議の一時的な延期を発表しています。

しかし、同改正案を「撤回」した訳ではないため、いつ議会を再開してもおかしくない状況だと、デモに参加する香港人の方からの情報もあります。引き続き香港市民による抗議活動はおさまらないと見られており、2014年におこなわれた「雨傘運動」に続く大規模かつ長期的なデモになりそうです。(随時更新)

日本人のTwitter上の反応








画像提供: 蘋果日報(台湾)

カネカ、阪急の大炎上。お粗末な「無自覚」が招いた最悪の結末

育休明けの社員に転勤命令を出したカネカ、あまりに時代にそぐわぬ中吊り広告を大規模に展開した阪急電鉄、ハイヒール・パンプス強制を容認するかのような答弁を行った根本厚労相の3者に対して批判が高まっています。一体何が彼らを「大炎上」の中心に据えてしまったのでしょうか。米国在住の作家・冷泉彰彦さんが自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』でその原因を探っています。

カネカ、阪急、厚労相、どうして広報対応に失敗したのか?

育休明けに「下の子がいる共働き家族であるのに転勤命令を出してそれが退職につながった、そんな一つのツイートから炎上したのが「カネカ」です。一部には、その退職した元社員が起業準備をしていたので、仕方のない話であるとか、企業側を擁護する報道もあるようです。

ですが、それはともかくカネカは、最終的に「育休明けの転勤命令」を認めるプレスリリースを出しましたし、社長の社内向けメールも流れることで、この問題に関する「公式見解を明らかにしました。ですが、その内容には合格点は与えられません。3点、ものすごいミスをしているからです。

1つは、問題が発覚した際に自社のサイトで「育休に関するページへのアクセスができなくなったという対応です。これは、どう考えても「都合が悪くなった」ので一旦削除してしまい、それが炎上したので「削除ではなくシステム障害という苦しい言い訳をしたことです。このような対応は、企業の信頼を著しく低下させます。

2つ目は、その後明らかになった社長メールや、見解発表において、「育休前に元社員の勤務状況に照らし異動が必要と判断していたという部分です。ここも大きな問題です。その社員の適性が合わないので、職種を変更するとか、管理職へのステップを考えて別のタスクに振るというのなら分かります。

ですが、その「勤務状況」というのは何を指すのでしょうか?仮に上の子が小さく、共働きの奥さんが第二子の臨月なので育休前から長時間労働が難しくなっていたとします。

そこで関西に転勤させて奥さんを専業主婦にさせるか本人を単身赴任させて仕事に専念させたい、そのために異動を検討していたというのであれば、これは真っ黒のブラックということになります。

もしかすると「起業を妨害する目的」という可能性もありますが、その場合も含めて、この「勤務状況に照らして異動が必要と判断」という部分は、詳細な説明が必要で、説明がなければブラックな印象は消えません

3点目はほとんど決定的と思える次のような表現です。

元社員の転勤及び退職に関して、当社の対応は適切であったと考えます。

当社は、今後とも、従前と変わらず、会社の要請と社員の事情を考慮して社員のワークライフバランスを実現して参ります。

この表現は深刻です。そしてもっと深刻なのは、カネカは、この表現がどう深刻かを恐らく分かっていないということです。

どういうことかというと、これは「起きたことを正当化」しているだけでなく、「ずっとやってきた、「これからもやるぞという宣言をしている、そう取られても仕方がないからです。これは大変です。新卒にしても中途にしても、これからは、この表現が一人歩きする中で、「過去に採用できていた優秀な人材はもう採用できなくなるでしょう。

それどころか、現在勤務している社員も、優秀な人間から順に流出の可能性もあると思います。恐ろしいほどの自己中心的で、恐ろしいほどに想像力の欠如した表現だと思います。