騒ぐは日本ばかり。北朝鮮情勢に関する政治家や有識者の雑な議論

「軍事衝突直前」とまで言われた北朝鮮情勢ですが、現状、危機的状況は回避されているようです。そんな中、「日本国内の政治家や識者たちによる粗雑な議論が気になる」とするのは、米国在住の作家・冷泉彰彦さん。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で彼らの発言や主張を取り上げながら、それらを「粗雑」と判断する根拠を記しています。

北朝鮮情勢、議論の粗雑化を憂う

北朝鮮情勢に関しては、このメルマガでも何度も議論してきた通りと思います。基本的には米中連携によるプレッシャーと、金正恩政権の「花火」が拮抗する時期を過ぎれば、緊張はある程度緩和をするだろうし、当面は現政権を含めた現状維持以外にチョイスはない、現時点では、これ以外の可能性は非常に少ないと思われます。

理由は簡単で、北朝鮮の現政権の崩壊は「なし崩し的な統一」へ向かうからですが、そのような統一は誰も望んでいないからです。恐らくは人道危機が日常化していると思われる北朝鮮の住民には、本当に申し訳ないと思いますが、難しいという事実は変えられません。簡単におさらいをしておきましょう。

  • 韓国:ドイツの先例に従って北の住民の尊厳を損なわず吸収合併する国力はまったくない。
  • 日本:日韓関係を好転させる環境のない中で、混乱を伴うような統一が現出すれば日本の安全保障上の脅威となると考えざるを得ない。
  • 米国・中国:両勢力が直接国境を接することは望まない。それ以前に、統一に至る混乱収拾のコストを払いたくない。

簡単に整理してしまうと、本当に身も蓋もない話ですし、困っている北の住民、あるいは心から民族統一を願う南の人々にも申し訳ないのですが、このような認識はどう考えても覆すことはできません。従って、現時点では「なし崩し的統一は不可能ですし、そのような結果に誘導される可能性の濃厚な政権崩壊も不可能ということです。

そこから導き出されるのは、軍事的な選択肢は双方にないという結論であるわけですが、これに反して、どうもここ数日、日本では粗雑な議論が多く、大変に気になります。

例えば、民進党の菅直人氏は、自身のブログで「緊張が続く北朝鮮情勢(2017-05-01NEW !)」として以下のような書き込みをしています。

北朝鮮をめぐる緊張は今なお続いている。軍事衝突になれば日本にも大きな被害が及ぶ可能性がある。北朝鮮に核開発をあきらめさせることができるかどうか。北朝鮮に石油などを供給している中国がどこまで北朝鮮に圧力をかけ、言うことを聞かせることができるか。

 

昨日から武蔵野市内で松下玲子都議候補支援の遊説を開始した。民進党の現職都議の離党が続く中、松下前都議はぶれないで民進党市民派として頑張っている。武蔵野市選挙区は一人区で、現職自民党都議と小池チルドレンと松下前都議の三つ巴の選挙になる状況だ。

 

東京の民進党は長島幹事長が離党したことも重なって、壊滅寸前だ。都議選前に東京の民進党を立て直す必要がある。

中道なのかタカ派なのか、孤立平和主義なのか意味不明で、要するに旗幟を鮮明にすることから逃げているのでしょう。

なぜ「タダ同然」で食べられるのか? 日本の未来を救う2つの定食屋

つらいことのあった日も、家族みんなで食卓を囲み他愛のない話をしているうちに自然と笑顔になっていたー。かつての日本はそんな日常が当たり前でした。しかし、独身、共働き、シングルマザー(ファザー)などが急増し貧困化が進む日本で、今までの「普通」は失われつつあります。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」は、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。「誰かと一緒に美味しいものを食べる時間」を守るべく奮闘する2人の女性が思い描く理想の未来とは?

絶品定食がタダ?~ユニークすぎる都心の食堂

外食激戦区の東京・神保町。あるビルの地下に気になる店がある。

店の入り口の脇には「ただめし券」なるものが貼ってある。やってきた若者がくい入るように見つめ、1枚剥がして中に入っていった。

席に着くと、何も注文していないのにお盆が出てきた。定食だ。メインのおかずは肉厚のタラを使った黒酢あんかけ。若者はお腹が減っていたのかモリモリと平らげていく。そして食べ終わると、先ほど剥がした券の裏に何やら書き込み始めた。

「給料日当日ですが、もらえるのは夕方なので助かりました。ありがとうございます!」

店の名前は未来食堂。「ただめし券を使えば誰でもタダで定食が食べられる不思議な店だ。実際に取材中、何人もの人たちがただ飯を食べていった。経営は大丈夫なのだろうか。 

未来食堂はホームページで毎月の収支を公開している。売上げから原価を引いた粗利は80万円前後。毎月しっかり利益を出している。オープンして2年、未来食堂はただ飯を振る舞いながら黒字を出し続けていた

未来食堂のメニューは900円の日替わり定食一品だけ。この日は隠し味に醤油を入れた和風デミグラスソースの煮込みハンバーグ。家庭的な料理の小鉢もついてくる。

入口の向こうからお客がやってくるのを見た店主の小林せかい(32)は、すぐさま盛り付けを指示。メニューが日替わり一品だけなので、あっという間に出せる。このスピードが大きな武器。ランチタイムは多い時で7回転。高い回転率で利益を出している

お客様のオーダーを取る時間が節約できるし食材のロスも少なくなります」(小林)

未来食堂には他にも不思議な光景が。食事を終えた「自分も飲食店をやっている」と言う男性客。するといきなり頭に手ぬぐいを巻いて厨房に入っていった。始めたのは皿洗いのお手伝いだ。別の女性も食事を終えると厨房に立った。彼女の本職は歯科医。アルバイトではなくお手伝い。「賃金が発生しているわけではありません」と言う。

実はこれも未来食堂の大きな特徴の一つ、「まかないと呼ばれるシステムだ。お客は店の仕事を50分間手伝うと一食タダになるチケットがもらえる。これが先ほどの「ただめし券」。この券は自分で使って食べてもいいが、入り口の脇のボードに貼り付けてもいい。「困っている誰かにプレゼントできるのだ。

実際に使われた「ただめし券」には、「お財布にお金が入ってなかったです。未来食堂でよかった、まかないしにきます」「3日食事してなかったので、すごい食べました。ありがとうございます」といったメッセージが。困っている人を受け入れる食堂を作りたい。これが未来食堂の原点だ。

安倍総理と会談、プーチンは「北朝鮮問題」をどう捉えているのか?

先日、ロシアを訪問した安倍総理。プーチン大統領との会談では、北方領土での共同経済活動の実現のために5月にも特別調査団を派遣すること、航空機を使用した元・島民の墓参りの実施などで合意したと発表されましたが、気になる「北朝鮮情勢」についての話し合いは持たれたのでしょうか。無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんが、変化しつつある日ロ関係と、北朝鮮問題に対するプーチン大統領の立ち位置を分析しています。

安倍総理訪ロ、プーチンと何を話したの?

皆さんご存知と思いますが、安倍総理は4月27日モスクワでプーチンと会談しました。何を話したのでしょうか?

まず、日ロ関係のこれまでを、簡単に復習しておきましょう。安倍さんが総理に返り咲いたのは、2012年12月。総理は、「私が北方領土問題を解決する!」と強い意欲を持っておられる。それで、安倍さんが総理になられた途端、日ロ関係はものすごい勢いで改善されていったのです。

しかし、2014年3月の「クリミア併合」ですべてが変わってしまいます。日本は、アメリカ主導の「対ロシア制裁」に参加した。日ロ関係は、もちろん悪化しました。その後も、日ロ関係はどんどん悪化し続けていきます。なぜ?

制裁に参加した日本は、ロシアと経済協力の話ができなくなった。それでも、いろいろな次元で、日ロの閣僚や官僚が会うことがある。すると日本側は、「島いつ返してくれますか!?」と、毎回開口一番言う。ロシア側は、「日本はロシアに制裁していながら、『島返せ!』とは、どこまで自己中心なのだ!」と非常に憤っていたのです(強調しておきますが、これは、「ロシア人が憤っていた」という話です。私、北野の個人的意見ではないので、クレームしないでください)。

たとえば、メドベージェフ首相は15年8月、択捉島を訪問した。それで、日本政府が抗議した。すると、ロゴジン副首相は、ツイッターに、「(日本人は)ハラキリして落ちつけ!」と書いた。「なんという無礼な副首相…」と思いますが、ロシア政府高官の日本に対する苛立ちは、こんな感じでした。「制裁しつつ、ちゃっかり『島返してよ!』といっても、無理だよな……」。

この当たり前の事実に日本政府が気づいたのは、16年5月のこと。ソチでプーチンに会った安倍総理は、「8項目の協力計画を提案。「お! 今回は、金儲けの話を持ってきたか」。ロシア側は、日本の変化を敏感に感じ取りました

そして、プーチンが2016年12月に来日。これをきっかけに、日ロ関係は大きく好転しています。なんというか、「生活レベル」で「日ロ関係改善」を感じるのです。たとえば、カフェに座っていたら、70歳ぐらいの知らないおばあさんが、「私もうすぐ日本にいくのだけど、質問してもいいかしら?」と話しかけてくる。

娘が今年9月に入学する予定の小学校の校長先生が、突如「日本視察団」に招待される。戻ってきた校長先生は、私の妻に、「日本自慢」を一時間ぐらいしていました。「生物学博物館」で、「日本に行ってきた報告会」があり、招待される。テレビをつけると、「日本のリサイクル技術は、ロシアより少なくとも30年は進んでいる」と褒めている。

とにかく「あらゆるところで日ロ関係がよくなっているのを感じます。これも、安倍総理の「決断のおかげですね。

【昭和 or 平成クイズ】この“道具”を知ってると昭和生まれ確定?

昭和世代には懐かしいが、平成世代は見たこともない、そんな世代間の認識の違いをテレビのバラエティなどでも取り上げることがよくある。

そんな面白い昭和の道具を、Twitterユーザーの甲斐古堂(kaifurudo)(@c6UzwCMsPDoJDKJ)さんが紹介している。

あなたはこの道具が何のために使用するものか、お分かりになるだろうか・・・?

 

 

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記事提供ViRATES

ニオイに興奮?「フェロモンまで消臭」でカップルは不仲になる説

「合コンに行っても、寄ってくるのはタイプじゃない人ばかり」「ケンカしたわけでもないのに夫婦仲が良くない」…。これらの原因は「ニオイの消しすぎ」にあるかもしれませんよ!? 今回のメルマガ『そうだったのか! この違いがわかれば、きっと許せる「男女の違い105」』では、「フェロモン」を上手に使って恋愛や夫婦生活をもっとハッピーなものにするための方法を伝授。クサすぎはもちろんダメですが、消しすぎもダメだということをきちんと学んでおきましょう。

「フェロモン」を有効活用するには…

フェロモン」をどう有効活用していけばいいか、今号では自分とパートナーにとってよい活用方法を紹介していきます。

活用できそうなことがあったら、ひとつでも取り入れてみてくださいね。

今号は、いきなり結論から入ります。

手っ取り早い良い活用方法は、

触れあい

です。

どうも「フェロモン」の特質からいうと、「触れあい」が、なにより大切なようなんですね。

えーーっ!

じゃ、触れあいが、もはや希薄な二人どうなの?

すでに触れあいがなくなった二人だと、どうなの?

ということもあると思いますが、正直なところこうなってしまうと、「フェロモン」より気持ちの問題が大きいようで、有効活用するのは、ややむずかしいようです…すいません…。

でも、でもですよ~。「フェロモン活用方法を知れば、もしかしたら、もしかしたらですが、元のいい関係を取り戻せるかも…しれませんし、新たなる出会いでは役立つかもしれません。ですから、ぜひ読んでみてくださいね。

さて、今号のキーワードは、ストレートに、

タッチ触れあい

です。

これが何よりフェロモンには重要なようなので。どんな話なのか、最後までおつきあいくださいね。

自分たちとは違うよ~と、思われる方もおられると思いますが、何かの参考にしていただければ幸いです。

【南千住】ラーメン官僚がスキのない極上の1杯と唸る、荒川区の鶏塩中華そば【マタドールANNEX】

日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・南千住「マタドールANNEX」の黄金の鶏塩中華そば。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、全く付け入る隙のない極上の1杯に感動するあまり、いつの間にかスープまで完飲した、マタドールANNEXの「黄金の鶏塩中華そば」のお味とは?

オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】マタドールANNEX

マタドールANNEX@南千住にて、黄金の鶏塩中華そば。

4月26日にオープンしたばかりの『マタドール』の3号店。

これまでの2店舗は北千住に居を構えたが、今回は南千住。

南千住は、つくばエクスプレス、日比谷線、JRの3本の路線が駅を構える一大生活拠点だが、これまでラーメン店がほとんど進出してこなかったラーメン過疎エリア。

北千住駅の隣の駅でもあり、この地に店舗を構えた岩立店主の判断は、個人的には賢明だと感じる。

同店は集合施設『LaLaテラス』の2階に位置。これまで『マタドール』に足を運ばなかったような新規客も取り込めそうな、野心的なロケーションだ。

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同店では、イベント用のメニューを徹底的にブラッシュアップさせた鶏ベースの1杯を提供。

オーダーさせていただいてから、5分弱でラーメンが到着。

まずはひと言。これは美味い!

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『マタドール』なんだから当たり前と言ってしまえばそれまでなのだが、スープの鶏出汁感、鶏油の風味に至るまで完璧で、新店とは思えない完成度を誇っている。

鶏油のうま味の落ち着かせ方も超一流の領域に到達。多めの鶏油を用いながらも、出汁のうま味やコクが詳らかに感じ取れる構成は、流石と言うほかない。

具のバラ肉も、丼に適度な野趣味を付与する役割を全う。

全く付け入る隙のない極上の1杯であり、いつの間にかスープまで完飲。

『マタドール』の新店ということで期待値を上げて臨んだが、その期待を更に上回る1杯を出してきた。

間違いなく、万難を排して足を運ぶべき珠玉の良店だ。

自身が食べて美味かったラーメンのみUPする、田中一明さんの記事をチェックしたい方はこちらでフォロー

DATA

マタドールANNEX

営業時間 11:30~23:00

住所 東京都荒川区南千住4-7-2 LaLaテラス南千住2F

定休日 LaLaテラス南千住の休館日に準ずる

給料2倍は不可能ではない。武田教授が解説する「景気は気から」法則

先日公開した記事「国民1人あたり3100万円。国が隠し持つ内部留保の衝撃的な金額」で、日本政府は「国民が苦労して稼いできたお金」を隠し持っており、これらをきちんと国民に返せば一人あたり3000万円以上にもなるという衝撃的な真実を暴いた中部大学教授の武田邦彦先生。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』では、過去に池田勇人内閣が高度成長期の波に乗って日本人の給料を瞬く間に2倍にした例をあげ、「今の日本をもっと豊かにする方法」を提言しています。

池田首相の政策当時、なぜ「給料2倍」が実現できたのか

さて、ここまでの4回のシリーズで「私たちはかなりのお金を稼いだのにそれが政府企業そして外国に貯まったままになっている」ということを説明しました。もしそれを「誠実な政府」が返してくれたら、最大で勤労者一人あたり3000万円にもなるのです。

ところで、経済は「貯まったお金を使う」ということ以外に「今後も自分で働いて、豊かに暮らす」ことも大切です。でも、多くの人は簡単に給料を2倍にしようと思っても、すぐできるわけではないと思っています。たしかに、個人だけを考えれば実力もないのにすぐ給料が2倍になることは無いのですが、国単位に考えるとそうでもないのです。

かつての池田勇人首相は、「所得倍増計画」というのを打ち出しました。その頃、著者はまだ若く、経済という物がよく分かっていなかったので、「そんなことができるはずも無い。皆が懸命に働いて今の状態なのだから、首相が言ったってそれで給料が2倍になるはずも無い」と馬鹿にしていました。

ところが、池田首相の政策のもと、当時高度成長時期にあたっていた日本はみるみるうちに豊かになり、毎年のように10%近くのベースアップがあって、瞬く間に多くのサラリーマンの給料が2倍になったのです。著者もその当時は若いサラリーマンだったので、ドンドン上がっていく給料にビックリするやら、生活が楽になっていく体験をしたものです。

なぜ、政府が言えばそれだけで給料が2倍にもなったのか?その後、少しずつ経済を勉強しながら、理解を深めていきました。

北朝鮮危機は回避されていた。犬猿の米中が分かり合えた複雑な事情

にわかに緊張が高まり、一部では「第2次朝鮮戦争勃発か」とまで騒がれた北朝鮮を巡る危機。しかしジャーナリストの高野孟さんは自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、米朝の軍事衝突、そして大戦争に発展する危機は回避されたとしています。高野さんがその鍵となったと見る米中首脳会談及びその後始められたという習近平―金正恩の水面下での協議では、一体どのような話し合いが持たれたのでしょうか。

米中協調で進む北朝鮮危機の外交的・平和的解決の模索──宙に浮く安倍政権の「戦争ごっこ」のはしゃぎぶり

米国と北朝鮮の双方ともが不確実性・不可測性の極度に高いトップを抱えているので、断言することは出来ないが、米朝が軍事衝突し韓国や日本をも巻き込んだ大戦争に発展する危険はすでに基本的に回避されたと見て差し支えあるまい。

転換点となったのは4月6~7両日の計5時間に及んだ米中首脳会談で、これを通じてトランプ大統領と習近平主席は、北の核・ミサイル開発問題に軍事的な解決はありえないこと、中国の北に対する影響力には限界があるけれどもまずは中国が北に核放棄を約束させるべく全力を尽くすことで意見の一致を見た。

またそれと連動する形で、トランプは中国を為替操作国と認定するとの選挙公約をキャンセルし、協力してドル安=人民元高へと誘導していく「パートナーとして認め合った(本号FLASH 参照)。

両々相俟って、同首脳会談を「G2時代」の幕開けと評価する見方も中国側では浮上している。安倍晋三首相には、この東アジアの潮目の変化は見えていないかのようである。

米中首脳会談でのやり取り

トランプ自身は、米中会談について12日のウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、要旨次のように述べた。

本当によい会談だった。……我々は非常に気が合った。

彼は中国と朝鮮の歴史を語った。北朝鮮ではない、朝鮮だ。何千年の歴史があり、たくさんの戦争があって、そして朝鮮は事実上、中国の一部だったこともある。

10分間ほど話を聞いて、私は(北朝鮮への対応は)そう簡単なことではないと気づいた。中国が北朝鮮に対して多大な影響力を保持していると、かなり強く確信した。しかしそれは一般的に思われている状況とは違う。

中国との間には長年にわたり、何千億ドルという巨大な貿易赤字がある。そこで、私は(習に)言った。「すばらしい取引をしたいかね。それなら(中国が)北朝鮮の問題を解決することだ。それは貿易赤字を帳消しにするだけの価値がある」と。

あのような国が核能力、核兵器を保有するのを認めてはいけない。大量破壊につながる。彼(金正恩)は今はまだ(ICBMという)運搬手段を持たないが、いずれ持つだろう。それで、我々(トランプと習)は北朝鮮について非常に開けっぴろげの話をした。我々は非常によい関係を築いた。大いに気が合った。お互いに好感を持ったし、私は彼がとても好きになった……。

同紙日本版の抄訳をベースにし、一部は英語版から翻訳して補ったがそれでも意味不明的な部分が残るのは、「英語が下手」と言われているトランプのことだから致し方ない。にもかかわらず、ハッキリしているのは、この会談を境にトランプの考えが切り変わったことである。

それ以前にはトランプは、「中国が解決しなければ、米国がやるぞ」(例えば4月3日付英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビュー)と、北朝鮮への先制的な軍事攻撃に踏み切る方向に傾いていた。

  • 4/3:シリアで化学兵器使用疑惑
  • 4/4:トランプがシリアへの爆撃決断
  • 4/5:北朝鮮がミサイル発射実験
  • 4/6:習近平との夕食中にシリア爆撃を命令

と、ここまではシリアと北朝鮮とがダブリながら事態が進行し、従って習の眼前でのシリア爆撃命令は、「中国がしっかりやらないなら、北にも同様の行動をとるぞ」という脅しに近い強烈なメッセージとなったと想像される。そこで習は──あくまで推測だが──2つの問題に直面した。

米航空では日常的。予約ミスなのに晒し者にされた日本人の体験談

米ユナイテッド航空で発生した、オーバーブッキングの乗客を航空警備員が引きずり下ろした騒動は、SNSなどで世界中に拡散され、日本でも大きなニュースとなりました。しかし、メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者で、米国の邦字紙「WEEKLY Biz」CEOの高橋さん曰く、米国では引きずり下ろしとまではいかなくとも、オーバーブッキングの発生時に航空会社の職員が横暴な態度を取るのは日常茶飯事なんだそうです。髙橋さん曰く、その背景に米国の「世界的な大企業」ゆえの難しさがあると分析しています。

一連のユナイテッドエアライン事件について思うこと

ユナイテッド航空が色々と世間を騒がせています。 詳細はこちら

すでに世界的にニュースになっているので、詳細は割愛しますが、乗客のオーバーブッキングをしたため、ランダムに(!)選ばれた乗客4人のうち飛行機を降りることを拒否したひとりの乗客を、空港警察らしき男性3人が力づくでひきずり下ろしたことがニュースになりました。

その様子を動画に撮った他の乗客が、SNSにUP。 今日現在で4万回以上リツイートされ、大炎上。 ネット上で話題になっています。

特に、ひきずり下ろされた男性が流血し、意識を失うほどの被害に合ったこと、そしてその男性がアジア系だったことも人種差別的な意味合いが含まれている! と余計に炎上の原因になったと報道されています。

今回、これだけの世界的なニュースになった要因は、ひとえに、その様子動画を世界の人が観れちゃったことに尽きます。

だって、今に始まったことじゃないから。この国の航空会社の(特にエコノミーの)乗客に対する対応は。

実は、今回のようなこと。 全然、日常茶飯事なんです。

もちろん、ここまで機内に大声が響き渡り、流血騒ぎにまでなることはさすがに滅多にないと思いますが(まず乗客サイドでここまで抵抗する人も珍しい)。

オーバーブッキングも、ランダムで適当に降ろす人を決めることも、 まるで罪人か虫けらのようにエコノミーの乗客を扱うことも、全然、よく見る光景です。

奇しくも、2年前、僕もこのメルマガで4年前にまったく同じ経験を(ユナイテッドではないけれど)したことを書きました。

オーバーブッキングされ、ランダムに「降ろす人間」に選ばれ(さすがに流血までして引きずり降ろされたわけではないけれど)、ソーリーのひと言もなく「長い人生、そんなに焦ってどうすんだ、次の便に乗りなよ!」とマネージャーの名札をした責任者に肩を組まれました。

今回のユナイテッドなんて、800ドルの謝礼金が出るだけよかったよ。 僕のときは空港のフードコートのやっすいファーストフード「おごるからさ!」で片付けられそうになりました。

そのときの一部始終がこちらです。

「トトロ」「ハウル」など豪華制作陣による限定動画を公開!

2007年より展開中のフランソアの欧風パンシリーズ「スローブレッド」の10周年を記念したWeb限定動画「カシスとアルルの物語」とCM「スローブレッド「新しい物語」篇」が公開された。

「スローブレッド」シリーズは発売以来、日本の代表的なアニメータ一の一人である佐藤好春作画によるアニメ-ションCMを10年に亘り展開してきた。

今回、10周年の節目となる新CM「新しい物語」篇は、まさに10周年を記念し祝福ムードたっぷりの内容となっている。さらに、10年間のCM総集編といえる長尺のWeb限定動画も公開に。

制作陣は、これまで世界名作劇場『ロミオの青い空』、スタジオジブリ映画『となりのトトロ』、『おもひでぽろ』など数々の作品を作画監督として手がけた佐藤好春、そして、『ハウルの動く城』作画監督の山下明彦など日本アニメ界屈指の豪華な制作陣が集結。

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見どころは、舞台であるフランスのプロバンス地方の優しい風景や町並み。現地取材をするほどこだわったリアルさは必見。そして、美麗なアニメーションで表現される小麦の香りに包まれるかのようなパンのシズル感。小さなパン屋さんで、パン職人を目指すひとりの少女が、恋をしたり、夢を追い求めながら、たくさんの出会いの中で成長していく、まるで映画の一コマを観ているような物語となっている。

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主人公の女の子カシスと、金髪の青年アルルの「これまで」と、今回公開された新CMで描き出される「これから」をほのめかすような構成となっているので、ぜひチェックを!

<関連サイト>

過去CMページ

記事提供:EntamePlex