積水ハウス55億地面師事件で知る、数字しか見ない「会社の自殺」

日本史上最大の地面師事件とも言われる、五反田55億円詐欺事件。関わった人間の逮捕が相次いでいますが、そもそもなぜ業界トップクラスの積水ハウスがいとも簡単に騙されてしまったのでしょうか。健康社会学者の河合薫さんは、自身のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で、「確証バイアス」「数字至上主義」をキーワードにその謎の解明に挑んでいます。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年11月7日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

地面師と成果主義と

積水ハウスが地面師グループに約55億円をだまし取られた事件で6日、新たに会社役員の男(63)が偽造有印私文書行使などの疑いで逮捕されました。

5日には、最初に逮捕された8人が再逮捕され、他にも3人が逮捕されているので、これで12人目となります。

この事件の一報が知らされた時、「地面師」と呼ばれる詐欺グループの存在を初めて知り驚きましたが、それ以上に驚いたのが、「あの積水ハウスが?なんで??」ってこと。

業界では「『売らない地主の所有物件として業界では有名だった」とされていますし、積水ハウス以外に何社も同じ土地取引の話をもちかけられ、「これは怪しい」と契約しなかった。つまり、積水ハウスだけがまんまとひっかかってしまったのです。

同社の「調査対策委員会」の報告書によると、積水ハウスの営業担当が私的な会合で知り合った仲介業者の男から売買話を持ちかけられたのは昨年3月末。阿部俊則社長(当時、現会長)の現地視察と決裁を経て、わずか1カ月後の4月末に、“所有者”らと顔を合わせた場で売買契約を結び、仮登記が完了。

所有者になりすました女は、最初から土地の権利証のカラーコピーを見せるだけで原本は示さず、打ち合わせの際、自分の住所や誕生日を間違えたこともあったと記されています。

…普通に考えれば、これって「怪しさ満点」ですよね。

にも関わらず、積水ハウスはたったひと月で、55億円を「ポ~ン」っと払ってしまったのです。

その後、本物の所有者から「別人との取引で無効」とする複数の内容証明郵便が届きましたが、「怪文書とみなし無視。本物の所有者から相談を受けた警察署から任意同行を求められても、「取引を妨害しようとしている人の仕業」と判断。法務局から登記申請を却下する通知が届き、やっとだまされていた事実を理解しました。

通常の不動産取引ではあり得ず「社内に協力者がいた疑いさえ出た」とのこと。これってすごいことだと思うのです。

人には、「これだ!」と、いったん確信をもってしまうと、その確信を支持する情報だけを受け入れ、確信に反する情報を排除する「確証バイアス」と呼ばれる心の動きがあります。

そういったバイアスを防ぐために、組織にはさまざまなややこしい手続きが存在します。ところが積水ハウスでは、そのチェックが全く機能していなかった

この「信じがたい事態」の原因としてひとつ考えられるとすれば、積水ハウスという組織の中に、「数字至上主義」があったのではないか?ということです。

実は同社は、徹底した「完全実力主義成果主義」で、それが社員のモチベーションを高める反面、社員のプレッシャーや焦りにつながっていた可能性があります。

あくまでも私の推測に過ぎませんが、そう考える以外、説明がつかないのです。

  • 成果主義で明らかに人間関係は悪くなった
  • でも、業績はあがるから辞められない
  • 成果主義は経営者にとって一種の麻薬

これまでインタビューした人たちから、こういった意見を何度も聞いてきました。成果主義や実力主義で、給料が上がる社員は一部です。しかも、そこには上司の好き嫌いや、社内派閥などの力が働き、「上」に気に入られるか否かでも評価は変わります。

客に媚びない。日本や台湾の若手らが炙り出す、10年後の自国の姿

5人の若手監督がそれぞれ10年後の香港を描いたオムニバス映画『十年』。社会問題を鋭くえぐるこの作品はたちまち話題となりましたが、刺激を受けた日本、台湾、タイの若手作家がそれぞれ自国の10年後を撮るという国際共同製作プロジェクトが注目を浴びています。台湾出身の評論家・黄文雄さんは、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で3国それぞれの作品内容を紹介するとともに、買い手が喜ぶものばかりが溢れる現代において、当作品は「創り手の意思を感じさせるもの」と評価しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年11月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【アジア】アジア各国の社会問題をあぶり出す映画プロジェクトに期待

香港映画『十年』がアジアで大プロジェクト化!日本版総指揮は是枝監督、タイ版はアピチャッポン監督が名乗り!台湾も参加し国際共同プロジェクトへ!

映画『十年 日本』が公開されました。この映画については、11月6日(火)朝のNHKニュースで紹介されていたので、ご覧になった方も多いでしょう。5人の若手監督が、それぞれ10年後の日本がどうなっているかを想定してテーマを考えてつくったオムニバス映画です。

11月3日より東京で公開されていますが、この作品は日本で公開される前に釜山映画祭に出品されています。映画の内容は後程少し触れますが、それよりもこの映画がアジア各国を越境した一大プロジェクトだという点に注目して頂きたいと思います。もともとの始まりは香港映画でした。

2015年、香港の若手映画監督5人がそれぞれ10年後の香港を描いたオムニバス映画『十年』が製作されました。香港では、2014年に市民による反政府デモである雨傘革命が起こりました。その後も、選挙制度をめぐって中国政府のいいなりになっている梁行政長官が「香港の選挙制度改革は北京の政府に実質的決定権がある」「香港の問題は香港が解決するとの主張は違法だ」などと発言し、香港市民と行政との溝が深まり社会が混とんとして委縮しはじめた頃でした。

そんな現状を憂えた若手映画監督5人が、10年後の香港がどうなっているのかを予想して描いたオムニバス映画が香港版『十年』です。必然的に政治的な色が濃い作品が多い印象です。

「日本軍による強制連行はなかった」米国人が告発した決定的証拠

いわゆる「日本軍慰安婦問題」に関して、「近年の米国政府調査によると、強制連行の事実がなかった」との報告を米国のジャーナリストが明らかにしました。これを受け、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、日中韓という当事国でない第三者的役割の米国による公正な調査報告を機に「問題」の風向きが変わる可能性を分析し、今我が国が取るべき賢い情報戦略について持論を展開しています。

慰安婦問題を終わらせる日本の大恩人

慰安婦問題、相変わらず中韓の攻撃はつづいています。彼らはいまだに「全世界に慰安婦像を建てよう!」運動を推進しているのです。しかしこの問題、実をいうと日本が賢く戦えば勝てる状況に変化してきています。戦局を大きく変えることに貢献してくださったのが、アメリカ人ジャーナリストのマイケル・ヨンさん。マイケルさんは、なんと「アメリカ政府が大金をかけて調査した結果、強制連行の証拠は一つも見つからなかった!」という報告書が存在することを、発見してくださったので
す。こちらをご一読ください。

『ニューヨークタイムズ』が触れていない第一次情報源として、たとえば政府の関係諸機関による、ナチスや日本軍による戦争犯罪に関するIWG最終報告書をあげることができます。これは2007年に連邦議会に提出されました。ナチスと帝国日本の戦争犯罪を暴こうという運動のもと、総額3,000万ドルもの経費をかけ、総計850万もの書類を調べた結果が一般に公開されることになりました。しかしながら、当時の日本政府や旧日本軍による売春の強要の証拠は何一つ見つけることができませんでした。IWGレポートでは、そのような証拠を待ちわびていたとみられるある団体に対して、謝罪まで述べられています。
(『決定版・慰安婦の真実──戦場ジャーナリストが見抜いた中韓の大嘘』)

どうですか、これ?アメリカ政府が調べたら、「売春の強要の証拠は何一つ見つけることができませんでした」。これは、中韓の主張が嘘である「決定的な証拠」でしょうか?「決定的な証拠」でしょう。なぜ?日本人が「強制はなかった!」と主張すると、「加害者の子孫が、犯罪を否定するのは当然だ!」と反論されます。ところが、「いえ、日本が主張しているのではありません。アメリカ政府が調査した結果、そうだったのです!」といえば、欧米人は、「え?そうなんですか?」となるはずなのです。というのは、アメリカは「慰安婦問題」で、はっきりいえば、「どっちでもいい立場」にいるから(アメリカ・リベラルは、むしろ慰安婦問題を拡散したい方だが…)。

モノづくり強国復活なるか。5G移行で日本にも巡ってきたチャンス

第5世代の移動通信システムがいよいよ2019年から運用開始となります。スマホなどで馴染みのある現在の4Gから一体なにが変わるのでしょうか。その特徴と5Gがもたらす経済効果、今後の焦点となる覇権争いなどについて、今回の無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』で著者の嶌さんが解説しています。

5Gの登場で変わる業界図

2019年から移動通信システムがいよいよ第5世代5G=ジェネレーションに突入する。移動通信システムは1980年代に商用化された第1世代(1G)から、90年代には音声とショートメールが送れる2G、2000年代に音声とデータ通信が可能となった3G、10年代には大容量のデータ通信が可能となった4G時代に入り、5Gには人とモノモノ同士で情報をやり取りできるようになる。

4G時代には画像や映像をアップできるSNS(交流サイト)が可能となったが、5G時代になると4K、8Kなどの超高精細映像やVR(仮想現実)映像などを受信しながら同時に再生もできるようになる。自動運転には数センチ単位で表示する高精密地図や車が乗り越えにくい段差縁石などの情報をリアルタイムで送信できるようになるというのだ。

また車、道路、歩行者の双方向通信で1,000分の1秒以下の時間(現在は10分の1秒)に短縮しロボットの遠隔操作もできる。従来は送信者が情報を送っても機械側の受信が遅いと、その速度の違いが実用化を妨げていたが、それが解消できるのだ。

総務省では5Gの経済効果を、eスポーツの観戦なども可能となるため35年までに1,350兆円となり2,200万人の新規雇用が生まれるとみている。

科学者も実践。白髪染めの効果をより引き出すための「裏ワザ」

日常の中にも「面白い科学」はたくさんひそんでいます。液剤で毛髪を染めるという白髪染めも、実は立派な科学だったりするのです。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、ヘアマニュキアタイプのトリートメントヘアカラーの化学的特性を解説したうえで、画期的に染まる方法を紹介しています。

白髪染めのハナシ

寄る年波には勝てず…自分も白髪が生えるようになってしまいました。とはいえ、何故か前髪の生え際に固まって生えてきたので、放置しておくと海原雄山のようなメッシュが入って、わざと抜いてカッコつけてるみたいでみっともないので染めることにしました。

で、白髪染めをいろいろ試したのですが、結局、よくある家庭用ヘアダイだと、脱色こそしないので髪へのダメージは少ないとはいえ、これは何度もするものではないなと考え直し、ヘアマニキュア的なトリートメントタイプの白髪染めを使いました。

この白髪染めの成分は塩基性成分(たぶんエタノールアミンのようなもの)、植物染料(雰囲気的に入ってるだけ)、HC染料。HC染料は2001年以降登場した、もともとインクとして開発されていたもので有害性が低いので認可された成分です。2000年以降、ビビッドなピンクや紫、緑色のヘアカラーが美容院で流行ってきたのは記憶にある人もいると思います。アレです。

HCカラーを主原料としているヘアカラートリートメントなら商品はなんでも良いです。自分はルプルプが入手性が高いので使ってますが、ぶっちゃけどれも似たようなものだと思います。

この染料の特徴は毛のキューティクルの隙間から入ってほんの少しだけ色が定着します。つまり付けても数日でおちていくのが前提の染料で、本来の開発目的であったインクとしてはマジで使い物にならない不安定さから長らく放置されてたものです。が、皮膚への刺激性の低さや色の豊富さからヘアカラーとしてはかなり使い勝手の良いものとなっています。

で、この染料、実はアルカリ環境でめっちゃ染まるという裏技があり、少し濃いめに作った重曹の水溶液を生え際に塗って髪に浸透させて一端乾燥そこに染料を塗って染め上げるとめちゃめちゃ色が入ります。原理は簡単で、アルカリで髪の毛を電気的にキューティクルを逆立てた状態にし、そこに染料がめっちゃ入るというものです(普通に使ってもそれなりに染まるので、この裏技は別にやらなくてもいいのですがw)。

平成最後の亥年の縁。狛猪が出迎える京都護王神社に加護を求めて

京都御苑の西隣にある護王神社は、狛犬ではなく「狛猪」が出迎え、境内のあちらこちらにイノシシがいるという一味違う社です。奈良時代の末期から平安時代の初期にかけて活躍した和気清麻呂を祭神としていますが、当社が足腰の守護で知られているのは、その和気清麻呂に由来するのだとか。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者の英 学(はなぶさ がく)さんが、護王神社と切っても切れない和気清麻呂の生涯を紹介しています。

護王神社と和気清麻呂

平安京の造営に貢献し九州への長旅を制覇した和気清麻呂公を祭神としているのが護王神社です。烏丸丸太町の交差点から少し上がったところにあります。右側は京都御苑です。

護王神社は足腰の守護で知られています。和気清麻呂が旅の途中に猪の加護により痛めていた足が不思議と回復したと伝えられています。そのため境内入口には狛犬ではなく狛猪が迎えてくれています。有名寺院ほど知名度はありませんが、有名なスポーツ選手の祈願も多く集めています。スポーツ選手にとっては自分の足腰は特に大事な商売道具でしょうからね。大多数の一般の方々は足腰が弱ったり、痛めたりといえば年配の方です。まだまだ元気だという方も足腰の守護を祈願してみてはいかがでしょうか?

さて、幾多の困難を乗り越えながら国のために貢献した和気清麻呂の話をしましょう。

護王神社の祭神は和気清麻呂、奈良時代から平安時代初期にかけて活躍した人物です。多くの功績の中でも有名なのが宇佐八幡宮神託事件です。清麻呂公は称徳天皇の寵愛を受けた僧・道鏡が皇位に就くことを阻止する為、九州の宇佐八幡宮まで行き神託を奉じて戻りました。

清麻呂公は一時称徳天皇と道鏡の怒りを買い流罪の身となってしまいます。宇佐八幡宮で正しい神託を得て天皇に報告すると、道鏡の怒りを買ってしまいました。その結果大隅国今の鹿児島県へ流されることになりました。

道鏡は清麻呂公に刺客を送りました。その刺客によって足の筋を切られてしまい立つことも困難なほど足の具合が悪くなってしまいました。それでも清麻呂公はイノシシの加護によって再び立ち上がることができるようになったと伝えられています。

桓武天皇の時代になると清麻呂公は平安遷都の際に造宮大夫として大変貢献しました。そのため護王神社は、天皇家とのつながりのある神社なのです。以前は高雄山神護寺の境内に清麻呂公の霊社がありました。明治天皇の勅命によって京都御所のすぐ西側に移されてから今の場所に落ち着きました。

護王神社には和気清麻呂公とその姉・和気広虫姫命が主祭神とし祀られています。また清麻呂公を支援した藤原百川、道鏡の師・路豊永(みちのとよなが)を配祀しています。

絶対に諦めない。歴史を根底から覆す、画期的な「魔法の車いす」

車いすは、ただの移動手段でしょうか?車いすをつうじて障がい者の方々に希望をもたらすことはできないのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、2,500年の歴史を覆す足こぎ車いす「COGY(コギー)」を開発した鈴木堅之さん(TESS社長)のインタビューから、障がい者目線に立った車いすのあるべき姿を探っています。

2,500年の歴史を覆す「車いす」が登場 鈴木堅之(TESS社長)

これに乗れば動かなかった足が動き出す。そんな夢のような「車いす」があること、皆さんはご存知ですか?


──御社の足こぎ車いす「COGY(コギー)」が大きな反響を呼んでいるそうですね。足こぎ車いすとはどういうものですか?

鈴木 「病気や怪我加齢などで足の不自由な方が自分の足で漕いで移動できる車いすなんです。例えば、脳梗塞で左足がずっと麻痺状態だった男性が、6年ぶりに自分の足を動かせた。あるいは5年半寝たきり状態だった女性が、これに乗ることで認知機能が向上した。こういった喜びの声がご本人やご家族からたくさん寄せられています。他にも脊髄損傷、パーキンソン病、関節リウマチ、脳性麻痺など、様々な疾患の方が活用してきましたが、足こぎ車いすに乗れば、歩行困難な方でも自力で好きな場所へ行ける喜びを味わっていただけますしリハビリに活用すれば再び自力で歩けるようになる可能性もあるのです」

──実に画期的ですが、なぜそのようなことが可能なのですか?

鈴木 「もともとは30年以上前に立ち上げられた東北大学の医学部と工学部の共同研究を通じて開発されたものでしてね。生まれて間もない赤ちゃんの両脇を抱えてちょっと前に傾けると、まだ立つこともできないはずなのに、両足を交互に前に出して歩くような動作をします。

これは原始歩行といって、中枢神経の回路が働いて生じる現象ですけど、足こぎ車いすでこの回路に刺激を与えることで動かない足でも自動的に歩行運動を生じさせると考えられています。足こぎ車いすは、ペダルのギア比を1対0.8と極めて軽く設定してあるので、僅かな力でも踏み込めますし、踏み込むという刺激によって足が動くわけです」

いじめ撲滅に本気で乗り出した文科省と、教育現場の呆れる本音

今までも幾度となく学校や文部科学省、教育委員会の「いじめに対する対応」について疑問を投げかけてきた無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』。今回は文科省で開催された「いじめ防止対策協議会」の内容を紹介するとともに、文科省の姿勢が良い方向へ変わりつつある現状を記しています。

いじめ認知件数と文科省

当団体にも取材がありましたし、マスコミにも大きくとりあげられましたので、ご存知の方も多いことと思いますが、10月25日に文部科学省から、平成29年度2017年4月~2018年3月のいじめ認知件数が公表されました。全国の小中高校等で認知された「いじめ」は41万4,378件で、前年度(32万3,143件)から9万1,235件増加し過去最多でした。

これは、「平成29年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によるもので、小学校が31万7,121件(7万9,865件増)、中学校が8万424件(9,115件増)、高校が1万4,789件(1,915件増)、特別支援学校が340件増の2,044件との結果が出ています。今回の増加には、小学校中でも低学年での認知が進んだことが大きな一因と見られます。

この発表に関連して、10月29日に文部科学省で開催された、「いじめ防止対策協議会」の傍聴に行ってまいりました。今回の議題は「いじめの重大事態に係る調査報告書の分析について」というものでした。

会議の冒頭、文部科学省の担当官から、前述の調査結果について説明がありました。いじめ認知件数が増加したことについては、「いじめの認知はいじめ解決のスタートラインに立つものであり、良い傾向である」と説明がなされ、加えて、認知が進んだ理由としては、「文科省がいじめを積極的に認知する学校を肯定的に評価することを通知した」ことを挙げていました。

この説明を聞いても、いじめに対する文科省としての姿勢が大きく変化していることがうかがえます。もはや、「いじめ認知件数が少ない教育委員会はよくやっている」という評価は過去のものになりつつあります。併せて、「いじめを隠蔽するような学校や教育委員会は論外なのだ」という姿勢が示されたと言えます。

なぜ同じ寿司屋でも、座敷よりカウンターで食べたほうが旨いのか

一言で寿司と言っても、回転寿司から高級店までさまざまですよね。ただ、「美味しい寿司」と言われると、はて、どういうものなのか答えに困ってしまいませんか?今回の無料メルマガ『食品工場の工場長の仕事』では、食品安全のプロである著者の河岸宏和さんが、美味しい寿司の条件、美味しい寿司の食べ方を、食べるべき場所やタイミングなど、様々な角度から指南しています。

寿司のおいしい食べ方

握り寿司、巻き寿司とも寿司のシャリは温かい人肌の状態が一番美味しく感じるものです。人肌のシャリと、冷蔵管理で細菌が繁殖しないように温度管理されたネタを、職人が握ってくれます。

一流のお店に行くと、ネタも、注文を受けてから柵の状態から切って、しばらくまな板の上で温度を温めてから握ってくれます。事前に切られたネタは、おいしさの基であるドリップが出てしまってます。冷蔵ケースから出したばかりの冷たいネタは、冷たさを先に感じてしまい、ネタのおいしさを感じることができないものです。

握り方が違う

高級寿司屋さんの出前の寿司を食べても、さほど美味しく感じないことがあります。カウンターでは美味しいお寿司屋さんでも、宴会で食べると、美味しく感じないこともあります。

寿司は、美味しいご飯を食べるものだと私は思っています。美味しいご飯に、寿司酢を混ぜ、ネタ、海苔、醤油を食べて、口の中で最終調理を行っているものです。

食べるときに、ご飯が一粒ずつ口の中でバラバラになると美味しく食べることができます。家庭で作る、おにぎり、コンビニおにぎりを食べても、口の中でご飯を一粒ずつ感じることはできません。おにぎりの握り方と寿司の握り方は異なるのです。

カウンターで寿司を注文すると、目の前で握ってくれます。付け台に置かれた寿司は、すぐに食べることが必要です。寿司を置いた瞬間が一番美味しい時間です。お店によっては、直接手のひらに、寿司を置いてくれて、そのまま食べるパフォーマンスのお店もあります。

握ったあと、寿司桶に入れて、宴会場まで運ぶためには、握ったシャリが崩れないように少し強く握ります。お土産、出前の時には、宴会場よりも更に強く握り多少雑に運んでも、寿司が崩れないように握るものです。だんだん、おにぎりのように強く握る事が必要になってくるのです。

マニュアルで人を育てようとする会社が全く成長しない納得の理由

多くの経営者の方々から「会社組織全体を育てたい」という相談を受けるという、人気コンサルタントの中久保浩平さん。そんな中久保さんが今回、自身の無料メルマガ『ビジネス真実践』で、社員を育成する意外な方法を紹介しています。

自然と競争できる環境へ

これまでに様々な業界、規模の経営者とお会いしていろいろな悩みに対するご相談を受けてた中で「会社組織全体を育てていくには?」というご相談が数多くありました。

組織の成長というのは、当然のことならがら、一朝一夕でいくものではありません。組織の成長というものは、その組織に属する個々の成長とリンクしているからです。そして、人の成長というものには、キャリアや個性によって段階があり、さらにそのスピードも個人個人能力や資質性格によって違うからです。「組織=人を育成したい」と願い、その方法について悩む経営者の多くのは、このことを頭では解っていても、実際には横並びの教育・研修を行っている場合がほとんどです。

横並びに同じ内容のものを同じように教育したからといって全ての人が同スピードで同じレベルに上がっていくことなどまず有り得ません。それでもこのようなことを言ってしまうのです。「なぜAくんには出来て君には出来ないのか」と。これは大きな間違いです。

新人に仕事の基本を教えることと、成長を促す教育とはその意味合いがまるで違うのと同じにも関わらず、仕事そのものを教えることと成長を促す教育がごっちゃになっている会社や組織では、全てをマニュアル化にしています。これはマニュアルの定義が解っていない場合に多く見受けられます。

マニュアルとは、未経験初心者が適切に行うための方法や基準を解説したもの。また、業務マニュアルは、一定品質の業務を達成することを目的として処理手順や判断基準などを解説するものです。つまり、マニュアルは、その仕事を最低限携わっていくために必要不可欠な情報であり、人を育てるためのものではないのです。ここをまずは明確にしない限り、どれだけ完璧なマニュアルがあろうとも人は育ちません。裏を返せば、だからこそ人財育成は難しい、なんてことで悩める経営者が多くいるのかも知れません。

では、個別で1人1人に対してしっかりとカリキュラムを組んで…、と考えるかもしれませんが、それもコストや時間的に考えると現実的ではありません。なので、仕事そのものであったり仕事での人間関係を通じて成長してもらうことが重要なのです。