物事考えていない部下に読ませたい、未来デザインが重要という話

サラリーマン人生、40代ともなると同期でも昇進の差が開き悲哀を実感しますが、20代のうちはそんな未来を想像し難いものです。学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんは、自身の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』で、「明るい未来を望むなら若いうちからデザインしておくべし」と力説しています。

おバカは未来をデザインしない

人生、40歳を超えると急激に時間の流れが速くなることを実感します。ところがこれは、若い頃には全く実感出来なかったんですね。私だって若い頃は永遠にこの20代が続くと考えていましたから。

永遠に続くと考えるから、未来の事を切迫感を持って考えないんですよね。いつでもやり直せるしいつでも今と同じ知力と体力を発揮できると考えるわけですから。

それが間違いだと気付いたのが、私の場合には、20代のお終いくらいでした。それまではいくら飲んでも、徹夜で遊んでも、ちょっと居眠りをしたら回復した体力が、全く元に戻らないことを実感して、歳を取るってこういう事なんだなと気付いたモノです。

この頃に、ボンヤリと、これからの未来をイメージして準備出来ることはやっておかないとマズいんじゃないのかと気付いたんです。

二日酔いとか、体力とかなら、無視しても人生に大きな影響はそんなに無いんですよ。でも私という人間のありとあらゆる局面で、このような能力の逓減が起こるとしたら、遠い未来に一念発起して、ヤル気になったとしても、

 ■ 残念でしたそれは10年前に締め切ってしまったのよ♪

って言われる可能性があるということですよ。一番分かりやすいのは、身体を使うスポーツ関係ですよね。30歳になってからプロスポーツを目指すとか、それからオリンピックに行きたいとか思っても、どうやってもムリですよね。

これと同じ理屈で、他のジャンルでシャットアウトされちゃうモノって、ホントに無いの?あるとしたらそれは何?いつまでなら間に合うわけ?ということを考え始めたんです。そうしたら、自分の人生が徐々に詰みに向かって進んでいることを自覚したわけですよ。当時28歳くらいで、アメリカにはいましたけど、帰国後の進路も方針も、寄って立つところも、やりたい事も何もありませんでしたから。

これじゃ帰国してもなんにもならないんじゃないの?と不安になったんですが、案の定帰国後にその予感は的中します。結局、渡米前にやっていた携帯電話の仕事を、会社は替わっても続けることになりましたから。これじゃなんのために、英語を勉強したのか意味分かりません。

といっても今考えたら当たり前なんですよ。だって当時の私は英語が少しだけ話せる、でも他になんのスキルも経験もないタダのデクノボーだったんですから。

ハロウィン軽トラ横転事故の撮影者が語る一部始終と心理学的分析

年を追うごとにハロウィンの時期に渋谷を訪れる人々の数が増え、さまざまな問題が露呈しています。そんな中、今年起きた「軽トラック横転事件」。メディアもこぞって取り上げていましたが、実は無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が現場に居合わせていました。今回の記事ではその一部始終を詳しく記すとともに、なぜこの事件が起こってしまったのかを心理学的に分析しています。

「渋谷ハロウィンの軽トラック横転はなぜ起こったか?」目撃者による心理分析

こんにちは!ゆうきゆうです!

さて最近、渋谷でのハロウィンを見に行ったのですが、その際に軽トラック横転の事件を見ましたので、その報告です。

※映像は当時のTwitter動画からご覧ください。

その後、Twitter・サイトなどから10社以上の報道機関の方から「映像を使わせてほしい」「どんな状況だったのか」とご連絡をいただきました。今まで、たった1日でここまで多くの方に取材を受けたことなかったので驚きでした。しかも「心理学的にどうなのか」とよくいただく形の取材ではないというこの奇跡。

テレビなどで「提供 ゆうきゆう」みたいに記載いただいているのを見て「何であの精神科医がここにいるのか」「ゆうきゆうは人として横転しているのではないか」「横転というより汚点ではないか」というツッコミが重々上がるだろうことを想定しております。

いずれにせよ「どんな状況だったのか」というご取材がすごく多かったため、この場に記載しておこうと思いました。

伝説のプログラマー直伝。仕事が奪われるAI時代を生き抜く方法

「このままじゃAIに仕事を奪われる、大変だ!」こんな煽り文句すら使い古された感のある昨今ですが、「じゃあ、何をすればAIに対抗できるの?」という質問の答えは見つかっていないのが現状です。そんなAI時代を生き抜くためのヒントになるのが、メルマガ『週刊 Life is Beautiful』の著者で、伝説のプログラマー・中島聡さんの書いた『結局、人生はアウトプットで決まる』という一冊。中島さんが語る、AIに対抗するための具体的なアイデアと実践法は「目からウロコ」です。

伝説のプログラマー・中島聡が説く、自分の価値を最大化しAIが職を奪う「大失業時代」を生き抜く方法

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結局、人生はアウトプットで決まる』(中島聡・著/実務教育出版・刊)

ある報道によると15年後には、今ある仕事のうち約5割が消滅するという。AI(人工知能)が私たちの仕事を次々と奪ってしまうのだ。各報道や研究所ごとにその数字がバラつくものの、確実に言えることがある。

将来、かなり高い確率で世界中の人々が職を失う「大失業時代」がくる。それも「失われた10年」とは比べものにならない規模で。

もはや働くことを許された「猶予期間」と表現しても過言ではない、残り少ない時間の中で私たちは何をすべきだろう。どうすれば今後も働き続けられるのか

結局、人生はアウトプットで決まる』(中島聡/実務教育出版)は、「読む」「聞く」「体験する」ことによるインプットと、「書く」「話す」「行動する」ことによるアウトプットを繰り返すことで、AIに負けない自分の価値を作り出す本だ。著者は、「Windows95」の開発に関わった「伝説のプログラマー」であり、弊誌で人気有料メルマガ『週刊 Life is Beautiful』を発行する中島聡さん。

中島さんは本書で「自分の価値を最大化AIが職を奪う時代を生き抜く方法」を説いている。その一部をほんの少しだけご紹介したい。

アウトプットこそが大失業時代を生き抜く手段になる

「伝説のプログラマー」として業界に知らぬ者はいない中島さんだが、この知名度を得るきっかけは「ブログ」だったそうだ。はじめは家族に向けた他愛のない内容を書き連ねていたのだが、ある日プログラミングのことが書きたくなり、「日本語とオブジェクト指向」というタイトルの記事をアップした。

これがエンジニアの間で大評判になり、中島さんの記事が人気を集め始める。その結果、Windows95のアーキテクトをはじめとする様々な経歴が巷で話題になり、やがてビジネスやメディアで引っ張りだこになった。

何を述べたいかというと、裏を返せば、ブログを始めていなければ現在の中島さんはなかったかもしれない。世の中には素晴らしい技術や経歴を持つ人がたくさんいるが、その多くは世間に知られていない。世界中で評価されるトヨタの高級車「レクサス」を知っていても、その生みの親の名前は知らないように、「地上の星」にあたる人は数多く存在する。

中島さんが行ったように、私たちも自分の存在を世に発信しなければならない。有象無象に埋もれてしまっては、いずれAIに取って代わられる

つまり自分自身の価値を発信するアウトプットこそが、大失業時代に生き抜く手段の1つなのだ。そして現代において効果的かつ効率よくアウトプットできる方法こそ、「書くことだ。

今やTwitterやFacebookなどのSNS、「アメブロ」などのブログ発信サイトというように、自身を世界中に発信するツールが山のようにある。そこでアウトプットを続けると、その人の名前や経歴を知ってもらう「パーソナルブランディング」につながり、個人の信用が高まる。この個人の信用こそが、転職したりや企業資金を集めたりする際に大きな武器になる、なによりもかえがたい価値になるのだ。

「でも、何を書けばいいの?」「発信するだけの価値なんて自分にはない…」。そう悩む人もいるだろう。

中島さんは本書の半分以上のページを割いて、「書くことの極意を伝えている。最も基本的な「文章を書くコツ」「書き続ける方法」「テーマ決め」に始まり、アウトプットこそ最強のインプットであること、深い情報性を込めたAIに負けない文章を書く秘訣など、本書の裏テーマに「文章術の向上」があるのではないかと感じてしまう。

アウトプットに自信がない人も、盲目的に本書を手に取ればなんとかなるはずだ。その極意をいくつかご紹介するべきだろうが、本稿ではこのことにも触れる必要がある。世界的大企業の超一流CEOが実践するアウトプット、「話す」ことだ。

世界的大企業の超一流CEOが実践するアウトプット「話す」こと

企業が傾いてしまう理由の1つに、コミュニケーション不足がある。本来企業は、経営者のビジョンに共感するスタッフが集まり、創意工夫してビジネスを作り上げる。しかしそれが共有されないと信念なき製品やサービスが生まれる。昨今の日本企業に当てはまるのではないか。その点、超一流CEOたちは話すことが非常に長けているという。

スターバックスを世界的なコーヒーショップに育て上げた元会長ハワード・シュルツと面会したとき、中島さんは「人を納得させるのが上手い」と感じたそうだ。

飲食をはじめとするサービス業において、「店舗運営をどうするか」や「新メニュー開発」が気になりがちだ。しかしシュルツがこだわっていたのは「なぜスターバックスが存在しているか」という存在意義の部分。スターバックスのコンセプトは、自宅や会社に次ぐ第三の居場所「サード・プレイス」であり、それを従業員に分かりやすく熱意を持って説明した。これがブレない企業経営につながる。

コストコのCEOであるクレイグ・ジェリネックや、AmazonのCEOであるジェフ・ベゾフも一緒だ。誰かの疑問に対して、真摯に分かりやすく丁寧に伝える。AIの時代に生き残るチームリーダーになるには、話すアウトプットが絶対に欠かせない。

では、何をすればコミュニケーション能力を高められるだろう。それは「話す」アウトプットの真骨頂、「プレゼン力を高める」のだ。こちらも「書く」ことと同様、本書でその極意が詳細に解説されている。

本書は、ベストセラー『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』に次ぐ、中島聡さんの2年ぶりの新刊だ。自分の価値を最大化しAIが職を奪う時代を生き抜くアウトプット戦略を明快に解説しているので、いずれ訪れる大失業時代に備えられるはずだ。

結局のところ、いずれくる未来に対し、私たちは行動するしかない。本書を読んでも行動しなければ、いつかAIに飲み込まれてしまう。まさしく書籍タイトルの通りだ。『結局、人生はアウトプットで決まる』。私たちの未来は「やるか」「やらないか」の2択にかかっている。(文/いのうえゆきひろ)

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最短1日も?学生の意識が2極化するインターンシップ最新動向2018

株式会社マイナビが『マイナビ2020』に登録している大学生・大学院生を対象に調査した「2018年度マイナビ大学生インターンシップ調査」によると、学生の「インターンシップ」経験率はすでに7割にも達しており、就職活動になくてはならないものになりつつありようです。一方で、インターンシップを経験する学生の意識には、二極化傾向が見られるようです。早速結果を見てみましょう。

インターンシップの参加率は7割以上で過去最高

■インターンシップの参加率は前年比0.6pt増の72.8%、経験者の参加社数は平均3.0社でともに調査以来最高

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調査実施時(9月28日~10月16日)までに、インターンシップに参加したことがある学生は72.8%と3年連続で増加しているものの、前年比0.6ptの微増にとどまった。参加経験のある学生一人当たりの平均参加社数は3.0社(前年比0.3社増)でともに過去最高となりました。

短期・複数社がトレンドに。最短は「1日」

■参加しやすい期間は「1日」が最多で、短期間のインターンシップに複数社参加する傾向。一方、長期インターンシップも印象に残りやすい。

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学生が参加しやすいと感じるインターンシップの期間は「1日」が年々上昇し、今年度は前年比3.9pt増の53.9%で最も多く、「1週間以上」は12.3%にとどまった。一方、印象に残ったインターンシップの期間は、「1日」が48.3%で最も多いが、「1週間以上」が30.1%で、参加しやすさと比較すると期間が長い方が印象に残りやすいことが分かる。

社員との接点を評価する学生が多数

■プログラムには「社員の協力体制」「独自性」「フィードバック」「現場体験」の要素が重要

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インターンシップに参加して良かった点を見ると「社員と会話する機会が多かった」が49.9%でトップ。続いて「プログラム内容が考えられていて、よく理解できた(46.1%)」や、「グループに対してフィードバックがあって良かった(34.0%)」が多く選ばれている。「協力」「独自性」「フィードバック」「現場体験」この4つの要素が学生に求められているポイントであることがうかがえた。

調査の考察

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今回の調査から感じられるのは、インターンシップの一般化である。年々上昇していた参加率は一段落した。積極的に活動する学生とインターンシップそのものに興味を示さない学生に大きな差が生まれている可能性がある。

参加期間に関しても、学生が年々短期間のプログラムを望む傾向にあり、自らのキャリアに対する展望が曖昧な学生を中心に、気軽に参加しやすいプログラムを求める傾向が増えてきたと推察される。一方で、キャリア観が明確な学生は、インターンシップへの参加に1週間以上期間を割く意思がある。今後両者の二極化が懸念される。

学生にとって実際に学習効果を高めるためには、ある程度の期間が必要であり、インターンシップに『最も参加しやすいと思う期間』について「1週間以上」の割合が12.3%である一方、『最も印象に残った企業の期間』について聞くと「1週間以上」の割合が30.1%と高いことからもうかがえる。

(リサーチ&マーケティング部 部長 栗田卓也氏)

※調査結果の詳細は採用サポネットで公開しています。

【「2018年度マイナビ大学生インターンシップ調査」概要】
○調査方法/ 9月28日(金)時点の『マイナビ2020』全会員にWEB DMを配信
○調査期間/ 2018年9月28日(金)~10月16日(火)
○調査対象/『マイナビ2020』に登録している全国の大学生及び大学院生 6,507名(文系男子1,413名 理系男子1,262名 文系女子 2,787名 理系女子1,045名)

情報:PR Times

欧米を蝕むアイデンティティ・クライシスの背景にある2千年の矛盾

海外のメディアのニュースを、本当はどういう意味で報じられているのかを日本のマスコミではあまり報じられない切り口で解説する、無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。今回は、アメリカ中間選挙について解説しています。

欧米を蝕むアイデンティティ・クライシスの背景にある2000年の矛盾とは

President Trump closed out an us-against-them midterm election campaign that was built on dark themes of fear, nationalism and racial animosity.

訳:トランプ大統領は中間選挙での「こちら側と向こう側」というキャンペーンを終え、恐怖とナショナリズム、そして人種間の対立という暗黒の課題を投げかけた。
(New York Timesより)

【ニュース解説】

今回のアメリカの中間選挙の結果、下院で民主党が過半を制したことは、過去にないほど世界で大きく報道されました。ただ、大統領の所属する政党が議会の多数派となれなかった事例は今にはじまったことではないことは、既に多くのマスコミによって解説されています。実際、大統領は外交や軍事に関しては強い権限があるものの、内政については下院との妥協がどうしても必要になります。

そうした政治上のメカニズムは他社の報道に任せるとして、今回取り上げたいのは、なぜここまで中間選挙が注目されたかというテーマです。

その背景には、現在アメリカをはじめ、欧米でおきている、人々の間での思想信条の強い対立とお互いに対する根深い不信感があることはいうまでもありません。その不信感が過去にないほど鮮明になっていることが、人々の危機感を煽り、マスコミも注目したのです。その象徴的な行事が、今回の中間選挙だったわけです。

歴史的にいえば、人々は富の配分によって異なった思想信条を抱きました。富める者と貧困に喘ぐ人々との間の対立が、政治にも大きな影響を与えてきたのです。それに加えて、宗教観の違い、人種間の対立などで政治が左右されてきたことも事実です。

しかし、現在は必ずしもそれだけが要因ではなくなっています。同じ中産階級で宗教的にも似通った背景をもっている人々が、思想信条において大きく対立しつつあるのです。

では、どうして、そこまで人々が対立するようになったのでしょうか。

実は、この対立を理解するためには、欧米社会に脈々と受け継がれてきた二つの概念に目をむけなければなりません。それは、ヘブライズムとヘレニズムという概念です。

ヘブライズムとは、一神教の神を信仰していたユダヤ教にその起源があります。絶対神であるエホバを信仰するユダヤ教が儀式や儀礼によって形骸化したと批判し、世界宗教にまで発展したのがキリスト教です。従って、キリスト教には脈々とヘブライズムの伝統が流れているわけです。

次にヘレニズムです。この起源はギリシャです。あのソクラテスやプラトンをはじめ、多くの哲学者や科学者を輩出したギリシャで生まれた論理的な発想法、思考法はその後ローマ帝国に受け継がれ、西欧社会に共通する国際的な概念へと成長しました。それがヘレニズム的な発想法です。

キリスト教は、イエスキリストによってその教えが説かれた時代には、いわば一つの神を絶対的な拠り所とする宗教で、その信仰のあり方に哲学的な発想はありませんでした。しかし、そんなキリスト教がローマ社会に浸透し、やがてローマ帝国の国教になるに至り、宗教と政治とを一体化させなければならなくなりました。そのために、その宗教的な背景を論理的に、哲学的に理論武装する必要性に迫られたのです。

ここに、宗教的発想としてのヘブライズムと、論理的発想としてのヘレニズムとが融合し、キリスト教社会の道徳、哲学、そして文化が育まれたのです。

それからおおよそ1600年の年月が経ちました。そして、20世紀になって人類の科学技術は大きく進化しました。そんな科学技術の進化の背景には、物事を科学的に発想し、分析するというヘレニズム的な行動様式が大きな影響を与えてきたのです。それが、欧米流のロジックや理性の背骨として、科学技術の進化を支えたのです。

ところが、科学技術が進化することで、人々は過去に抱いていたものと異なる死生観を抱くようになりました。中世には、ほとんどの人々は、死後に生前の行動と信仰によって神によって裁かれるものと本気で畏れていました。科学技術の進歩で、こうした信仰は迷信として退けられるようになりました。また、医学の進歩によって、人々を見舞う病苦にも科学的な分析と治癒への道も開かれました。

こうして宗教と科学との対立がはじまります。西欧社会で数百年の年月を経てヘブライズムとヘレニズムとが少しずつ分離し始めたのです。

しかし、この「分離現象」はそれまで神と生活、そして政治とを融合させてきた多くの人々に強いアイデンティティ・クライシスを育んだことはいうまでもありません。

また、ヘレニズムとヘブライズムとが分離しはじめた後も、科学の道を歩む現代人の心の奥底にはヘブライズム的な道徳観や善悪に関する基準は残りました。この基準を強く意識するとき、人々は合理的な発想に懐疑心を抱きます。そして、そんな意識を心に抱きながらも、よりグローバルに物事を考え、現代の科学による理性を重視しようと思う時、人々はヘレニズム的発想をもってヘブライズムのエキスを希薄化します。この懐疑心と希薄化の揺れが、意識のギャップとなって、現在の欧米社会を揺り動かしているのです。

さて、とはいえ、欧米の人々は、例え現代社会においても、おしなべてヘブライズムの影響を受け継いでいます。先に解説した通り、ヘブライズムの原点は一つの神への絶対的な信仰にあります。すなわち、神を信じる者は「善」、神をないがしろにする者は「悪」という二元論が、長年にわたって人々の心に植えつけられてきたのです。白か黒か、つまりグレー(灰色)を排除する心理、そして意識を、欧米の人々は、心の奥底に抱き続けてきたのです。

これによって、ヘブライズムが希薄化した人々は、現代社会に懐疑心を抱いている人々を「悪」ととらえます。当然懐疑派も稀薄派を「悪」と捉えるのです。ここにお互いに対する根深い不信感と排除の意識が生まれました。ちなみに、イスラム教も一神教であると共に、その原点はユダヤ教にもつながります。すなわち、イスラム教もヘブライズム的発想による宗教なのです。

現代社会を蝕む二分化された政治、思想、信条の深いギャップとそれに基づく不信感。
そこには、欧米で2000年にわたって育まれたこの二つの意識のアンバランスがあるのです。

image by:mark reinstein, shutterstock.comより

子どもに身につけさせたい、相手を理解するための「3つの極意」

大人も子どもも悩む人間関係ですが、メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんは、自分を理解し、他者を理解し、感謝することで人間関係は上手くいき、人生を楽しめるようになると解説。今回は、特に重要な他者を理解するための「3つの極意」についてアドバイスしています。

人間関係を築く力を育む方法は?

Q:父親として、子どもたちになるべく関わろうとしていますが、思春期の真っ只中の子どもたちはなかなか手強いです。気になっているのは人間関係を構築する力です。ビジネスの場においても、人間関係は非常に重要です。今のうちに子どもたちをサポートしてやりたいと思います。(小6女児、中2男子のお父様より)

柳川さんの回答

中央教育審議会における学校教育のキャリア教育のあり方として、子どもたちに「『基礎的・汎用的能力』を育成すること」とあります。この「基礎的・汎用的能力」は4つありますが、そのうちの1つが、「人間関係形成能力」です。親を見ていれば自然にそうした能力は育つ、と言う人もいますが、そうでない子どももいます。親として、具体的にどう支援すればよいのかご紹介します。

1.自己理解

人間関係を図る上での基本は、自分のことを良く知ることがまず必要です。他者は、育った環境も学んできたことも違います。似ている価値観を持っている人はいても、同じ価値観を持つ人はいません。自分と他者は違って当たり前です。これを理解するには「自分を理解する」ことです。自分が大切にしたいものが何かわかっていますか?親としては、子どもに「自分を知る」ことが大切だということを伝えましょう。

2.他者理解

自分の価値観と違う人の言動を非難したことはありませんか?自分が「え?嘘でしょう?信じられない」と思うことでも、その人には当然のことで、その人なりの理由や背景があるからこそ、そうした言動をするのです。

相手を理解するための3つの極意があります。一つは、相手の気持ちや考えを「理解しようとする」こと、「理解すること」が難しいこともありますから、理解しようと一生懸命なことが相手に伝わることが大事なのです。次に、相手の立場に立って考え行動すること。3つ目は、自分の意見や気持ちを分かりやすく表現すること。親として、子どもにこの「3つの極意」を伝えましょう。これは人間関係が上手くいくための極意でもあるのです。

3.感謝をする

人間関係は、良くも悪くも相手があって初めて成り立ちます。他者との関係を上手く保ち続けるためにも、他者へ忘れずに感謝しましょう。自分がしてもらった分は、その方へお返しできなくても、お返しする気持ちで別の他者へ親切にしましょう。「恩返し」も素晴らしいですが「恩送り」をすると、人間関係が広がります。

いじめ自殺未遂に開き直り。教育委の呆れた逆ギレと逃げた北杜市長

山梨県北杜市で起きたいじめ自殺未遂事件に関する市長や市教育委員会等の対応が大きく報じられ、批判が集まっています。これまで数々のいじめ事件を探偵として解決してきただけでなく、いじめの解決を支援をする専門集団「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」を同志と立ち上げ全国を駆け回る阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんは、自身のメルマガ『伝説の探偵』に当案件のにわかに信じがたい詳細を記しています。

北杜市いじめ自殺未遂事件への北杜市教育委員会の杜撰な対応

山梨県北杜市でいじめ事件放置事案が連日報道されている。

北杜市とは

北杜市は、須玉町・高根町・長坂町・大泉町・白州町・武川町・小淵沢町、北巨摩郡などが合併して発足した市であり、最近では移住者も多い地域となっている。自然や天然水の産地としても有名であり、長閑な田舎町という印象を受ける。

こんな長閑な田舎にいじめなんてという意見もあるだろうが、そもそもその根拠はあるのか、いじめはどこでも発生しているし、いじめがないはずの地域ほど深刻で根が深いいじめが多い。学校にはいじめ対策に対して経験値がなく、そもそもいじめ防止対策推進法を始め、各いじめ対策についてアンテナすら立てていなかった田舎ほど、いじめ対処が後手後手で、結果、市政などの恥としていじめ被害に蓋を閉めようとするものである。

つまり、隠蔽多発地帯は地方である。

いじめの経緯と北杜市教育委員会

被害一家は、東日本大震災の被災者である。まさか、いじめに遭うとは思ってもみなかったはずだ。被災し、やっと行き着いた先が、北杜市であった。

記録によれば、嫌がらせが始まったのは2014年ごろ、被害生徒A子さんが小学3年生からであった。2017年、A子さんは、北杜市内の中学校に進学し、その年の11月、自殺を図った。一命を取り留めた後、学校のアンケートに9月からいじめを受けていたと回答した。

2018年1月には、複数の生徒からボールをぶつけられる暴力行為を受け、不登校になった。

この中学校では、こうした被害相談がありながら、適切な対処は一切と言ってよいほど行っていない。学校長は、被害家族との話し合いの際に、「さぁ、みんなで手を取り合って!」と輪を作るようにいい、「チームA子ちゃん手を取り合って頑張ろう!おー!」と叫んだそうだ。

自殺未遂がある重大事案を前に、何をしたいのか…もはや、教師以前に、人間として重要なスキルをどこかに忘れてきてしまっているのであろう。

一方、当時、北杜市教育委員会はこの件を山梨県教育委員会に報告しなかったために、文科省の問題行動などの調査結果には反映されなかったという。

これについて北杜市教育委員会は、メディアの取材に対して、こう回答している。

いじめと自殺未遂は無関係、現在も重大事態としては認定していない。教育委員会はやるべきことはやっていたし、第三者委員会を絶対に設置しなければならないという法はない。

絶望するにはまだ早い。米中間選挙下院選で国民が見せた「正気」

11月6日に行われた米中間選挙の下院選で、民主党を勝利させたアメリカ。2年前の大統領選でトランプ氏を選んだ米国民ですが、その「過ち」に気づき始めた表れなのでしょうか。ジャーナリストの高野孟さんは自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、今回当選を果たしたいわゆる「マイノリティー」と呼ばれる5人の議員を紹介しています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2018年11月12日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

トランプは中間選挙結果を「大成功」と言うけれど……──社会の底から湧き上がる「正気」の力に期待しよう

米中間選挙の中途半端としか言い様のない結果を、どの面から切り取るかはなかなか悩ましいことではあるけれども、私は、トランプ大統領の「白人男性中心主義」とそれ以外のすべての人々への「差別主義」、その対外的な拡張として「米国第一主義」とそれに基づく世界のすべての国々に対する「恫喝主義」という病的な偏向をうっかり選択してしまった米国社会が、それから2年後に、その誤りを是正しうる力を残しているのかどうかというところに注目してきた。

つまり、米国は正気を取り戻せるのか、ということである。そして結論は、絶望するにはまだ早い、ということである。

どちらが勝ったのか?

トランプ大統領は、元々、下院で敗北することは織り込み済みで、だからこそ上院の過半数維持と有力州での知事選勝利に全力を傾けてきた。その結果、すくなくとも上院ではすでに51の過半数を確保(11日13時現在のCNN速報、残りは再集計のフロリダ州など3)したので一応彼の勝利と言えないことはない

しかし、選挙前も共和党は51議席、そのうち42は非改選で9議席のみが改選となったことを思えば、非改選議席という過去の遺産に頼っての辛うじての現状維持であって、トランプが「大成功と自慢するほどのものではない

それに対して、2年ごとに全議席が改選される下院では、民主党が32議席を伸ばして225共和党はその分を減らして200で(同上、残りは10)、過半数を譲った。こちらは全議席改選なので、直近の民意がストレートに出ているわけで、つまり有権者は、トランプの暴走に対して下院が法案や予算案の審議を通じてブレーキをかける役目を果たすよう民主党を勝たせたのである。

トランプ陣営は、「これでかえって物事が進まないのは民主党の抵抗のせいだと攻撃しやすくなり、2年後の大統領選に向けて有利」と言っているようだが、それはいくら何でも「負け惜しみ」というもので、トランプがこれまで以上に手続きを無視して大統領令を乱発して独裁ぶりを強化すれば、内外政策はますます手詰まりとなるだろう。

トランプの「中国バッシング」に日本が絶対に乗ってはいけない訳

11月6日、ニクソン大統領補佐官を務め、トランプ政権で最高顧問的存在を担ったキッシンジャー氏が「米中覇権戦争の行方を基本的に楽観視」との新概念を発表しました。これを受け、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは、この大物親中派の言動と中間選挙の結果から「米国の分断」を指摘し、日本がそれらに惑わされない為の2つのポイントを記しています。

キッシンジャーは、米中覇権戦争をどう見る?

米中貿易戦争覇権争奪戦」に転化してきた。「アメリカで親中派は絶滅した!」ともいわれ、「日本もガンガン中国バッシングを開始しろ!」と勇ましい主張をする人もいます。

私は、「アメリカ国内の親中派が全滅した」という見方にとても懐疑的中国で儲けているアメリカ企業は、全面戦争(戦闘はなくても)には反対でしょう。そして、6日に行われたアメリカ中間選挙上院は共和党勝利下院は民主党勝利だった。そして民主党内には親中派がとても多い

共和党にも親中派はたくさんいます。代表的な大物キッシンジャー元国務長官でしょう。キッシンジャーは、95歳になった今も現役。彼がのぞめば、習近平にもプーチンにも会うことができる。そして、「トランプが勝てたのはキッシンジャーのおかげ」という人もいます。

そんなキッシンジャーは、今の「米中覇権戦争」についてどう考えているのでしょうか?

キッシンジャー、米中は対立を回避できる

ブルームバーグ、11月6日付を見てみましょう。

キッシンジャー氏:米中両国は対立激化を回避できると「楽観視」

ブルームバーグ 11/6(火)16:05配信

 

ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官(95)は6日、米中両国は現在の世界秩序を破壊しかねない対立激化を回避できると「かなり楽観視」しているとの認識を示した。

「世界秩序を破壊しかねない対立激化を回避出来ると『かなり楽観視』している」そうです。

キッシンジャー氏はシンガポールで開かれているブルームバーグ主催の「ニューエコノミー・フォーラム」で、米中の貿易交渉担当者は細かい点にこだわり過ぎることを避け、まず達成しようとしている目的は何か、またできる譲歩とできない譲歩はそれぞれどういったものかを互いに説明すべきだと述べた。
(同上)

「達成しようとしている目的」「できる譲歩とできない譲歩」を互いに説明すべきだそうです。

40年余り前のニクソン政権下で大統領補佐官として中国との国交正常化に尽力し、その後も歴代の米大統領に助言を提供してきたキッシンジャー氏は「ある程度の意見の不一致は避けられないが、世界秩序に対する希望が両国の根本的な対立によって損なわれることを両国が認識するという目標が必要だ」と指摘。「そうした目標は達成可能だと考えており、実際に達成されるとかなり楽観視している」と語った。
(同上)

「世界秩序に対する希望が両国の根本的な対立によって損なわれることを両国が認識するという目標が必要」だそうです。

ところで、「世界秩序に対する希望」ってなんですか?キッシンジャーが発案した新世界秩序」のことを「G2」あるいは、「新型大国関係」といいます。これは、なんでしょうか?要するに、「アメリカと中国で世界を共同統治しよう!」というのです。彼は、自分の回顧録にも、堂々とこう書いています。

周恩来首相と私が秘密訪問を発表するコミュニケで意見の一致をみた時、彼は「これは世界を揺るがすだろう」と言った。40年の時を経て、米国と中国が世界を揺るがすのではなく、世界を構築する努力に一緒に取り組めるようになれば、なんと素晴らしいことだろう。

ルトワックさんは、このことで、キッシンジャーを厳しく批判します。私たちも、「アホか!」と思います。しかし、事実としてキッシンジャーは、「トランプ政権の最高顧問的存在だったことを忘れてはいけないでしょう。(トランプさんの側近は、コロコロかわるので、キッシンジャーが現在どの程度力をもっているのか、正確に把握するのは難しいですが)。

【動画】火事の際に起こる「バックドラフト現象」を再現した結果

『バックドラフト現象』というものを聞いたことがあるだろうか。

室内での火事の際に、密封されて燃えていた空間の扉や窓などが空いたり割れたりした時に、一気に酸素が流入して起こる爆発現象だ。

こちらの動画は、そんなバックドラフト現象を実際に起こしてみた実験映像だ。

1分あたりで小屋を密封、途中で開けて最後に現象が起こる、という流れになっている。

 

 

轟々と燃え盛る小屋。危険な雰囲気漂う現場で消防士たちが実験作業にあたる。

途中で小屋の窓や扉を全て閉めて放置し、中に一酸化炭素が満ちていくのを待つ。

しばらくしてから扉の一部を開放。扉をあけてすぐ反応が起きるわけではないようだ。

その後待っているといきなり・・・「ボンッッ!!!」という大きな音とともに開放された窓から炎と煙が大砲のように飛び出した!

実際の現場でこれが起きたらかなり危険だということがお分かりいただけただろうか。

いつ身の回りに火事が起きるかわからない。この知識を得たからといってとっさに対応できるかはわからないが、もしもの時のために知っておいて損はないだろう。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(keith thomas)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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