米英仏がわかりやすく「シリア攻撃」、真のターゲットはプーチン

現地時間の4月14日に行われた、米英仏によるシリア攻撃。アサド政権の化学兵器の使用に対する対抗措置とされていますが、この英米仏サイドの「攻撃理由」を鵜呑みにしていいものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、シリアの内戦は米ロの代理戦争と位置づけ、プーチン大統領に対するアメリカの巧妙な戦略を紹介、その内容は「80年前の対日戦略」と変わらないとしています。

米英仏、シリア攻撃~真のターゲットはプーチン

皆さんご存知と思いますが、アメリカ、イギリス、フランスが、シリアを攻撃しました。

米ミサイル攻撃105発 シリア化学兵器施設3拠点に
朝日新聞DIGITAL 4/15(日)1:11配信

 

トランプ米政権は13日、シリアでアサド政権が化学兵器を使用したと断定し、報復として米軍が英仏との共同作戦で化学兵器関連施設3拠点をミサイル攻撃し、破壊したと発表した。米国防総省は14日に会見を開き「全てのミサイルが目標に到達した」と強調。一方、アサド政権を支援するロシア軍に損害が出ないよう攻撃対象は慎重に選ばれたが、ロシアは強く反発しており、米ロの緊張が高まるのは避けられない。

アメリカがシリアをミサイル攻撃するのは、昨年の4月につづいて2回目。前回も、「アサドが化学兵器を使ったこと」が名目上の理由でした。前回と今回の違いは、イギリスとフランスが攻撃に参加したことですね。

この話、「今日はここまで、さようなら」ともいえる話です。しかし、「過去からの流れ」と「グローバルな動き」を見ると、何が起こっているかはっきりわかります。

インリン「M字開脚しんどかった」グラビア復帰にも言及

4月13日、AbemaTVで『エゴサーチTV』が放送された。

“エゴサーチ”とはインターネット上で、自身の名前などを検索して自分自身の評価を確認する行為のこと。本番組は、“エゴサーチ”が得意なお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣がMCを務め、毎週迎えるゲストと一緒に、ゲストに関する“エゴサーチ”をしながらインターネットで出てきた情報や噂などについて、嘘か本当かジャッジし、訂正していく1時間のトークバラエティ番組。

この日のゲストには、今年タレント活動を再開したインリンが登場。
活動休止期間に結婚をし、3人の子供のママとなったインリンについて早速インターネットで調べていくと、当時大ヒットとなった写真集の話題に。写真集を手に取った西野は「思い出した。こんなこと言うとアレですけど、完全にオカズにさせていただきました」と語りスタジオの笑いを誘った。

現在は、台湾で子育て中心の生活しているインリンに、西野が「グラビアはもうやらないんですか?」と質問すると、インリンは「興味はある。過去とは環境も違うし、今はヨガもやっていて。当時の私はすごく(体が)硬かったから」と答え、「股関節もすごく硬くて。いつもつりながら(M字開脚を)やっていて、しんどかった」と、当時話題となったM字開脚について言及した。

152385285590539100

さらに、インリンは「正直、(グラビア復帰は)すごくやりたい。けど、私の周りは日本人のママ友しかいない。何かあればすぐにチェックされるから恥ずかしくて会えない」と、グラビア復帰への思いも明かした。

さらに、インリンについてインターネットで調べていくと“インリンがずっと口説かれていた芸人Wはワッキー?”という記事がヒット。この記事を見た西野は「だと思った、これはワッキーさんだな」と語り、
インリンに「ワッキーさんですよね?」と単刀直入に尋ねると、インリンも全く隠す様子を見せずに「ワッキーさんです」と即答。その2人のやり取りにスタジオは笑いに包まれた。

当時の恋愛事情を聞かれたインリンは、「恋愛禁止ではなかった。インリン・オブ・ジョイトイになってから10年位、誰とも付き合っていない」と答え、「興味はあったけど、ワッキーさん以外に電話番号も聞かれなかった」という意外な事実を語った。

152385286450604200

また、当時電車移動をしていたと話すインリンが、西野と電車の中で偶然一緒になっていたことを明かすと、西野は「え!?」と驚いた様子を見せ、インリンが「挨拶したら迷惑かなと思って、結局話しかけられなかった」と伝えると、西野は「うわ~口説けばよかった。だってその時彼氏いないんでしょ?」と返し、スタジオの笑いを誘った。

©AbemaTV

<関連サイト>
キンコン西野亮廣、100キロマラソン完走!
http://www.entameplex.com/archives/41429

アキラ100%、海外進出に言及「今年中に行きたい」
http://www.entameplex.com/archives/42487

実は小心者? 野性爆弾くっきーがエゴサーチしない理由
http://www.entameplex.com/archives/42108

 

 

記事提供EntamePlex

【動画】キリンが車の窓に頭を突っ込む→窓を閉めようとしたら…

こちらの動画はとあるサファリパークの映像。

乗用車で回っていたところ、空いた窓からキリンが頭を突っ込んで来た。巨体ゆえ当然頭部もデカい。中にいた女性もびっくりしてしまう。

驚いた女性は無謀にもそのまま窓を閉めようとしてしまうが・・・

 

 

キリンの頭部に引っかかる窓。それでもキリンは一向に首を引っ込めようともしない。キリンがかわいそう・・・。

そして窓も一向に上がらない。キリンの頭部の硬さが勝っているようだ。

しかし次の瞬間、耐えきれなくなった窓がバリンッ!!と木っ端微塵になってしまった。

これは女性も危険だが、キリンにとってはもっと危険。破片などでケガをしかねない。

窓が割れたことに関しては、慌てていたとはいえ間違った判断をした女性に対する天罰と言えるかもしれない。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(MoMedia)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

妻は大丈夫?専業主婦でも年金保険料を納めなくてはいけない理由

サラリーマンの妻でパートタイマーの方々が年金保険料を支払わずに年金が貰えるようにするために「130万円の壁」と言って年収額の調整をする話はよく聞きますよね。しかし、実はサラリーマンや公務員の妻がずっと年金保険料を支払わないかというと、そうではなく、働く女性に比べて優遇されているわけではないようです。無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』で、著者のhirokiさんがその理由について、事例を含めながら詳しく解説しています。

サラリーマンや公務員の専業主婦(主夫)であればいつまでも年金保険を料納めなくていいわけじゃない

よく、年金保険料を支払わないでも年金が貰えるっていうサラリーマンや公務員の専業主婦(主夫)を第三号被保険者って言いますが、この第三号被保険者期間は老齢基礎年金に反映します。この第三号被保険者の人は全国に910万人くらいですね。

なお、年収見込み額が130万円以内に抑えるという条件がある。だからよくパートさんやアルバイトさんの中では130万円の壁とか言われる。一昨年くらいからは106万円の壁も新たに出ましたがこの記事では収入に関しては割愛して話を進めます。

第三号被保険者は保険料支払わずとも年金額に反映されるから、特に働く女性からよく批判されますが、別に優遇されてるわけじゃない

さて、よく勘違いされるのは配偶者がサラリーマンや公務員である限りずっと第三号被保険者っていうわけではありません。あくまで、専業主婦(主夫)の人が国民年金の強制被保険者になる20歳到達月から60歳到達月の前月までの480ヶ月の間のみ第三号被保険者になる事ができます

また、今回のような場合も気を付けておく必要があります。

うっかり自分は第三号被保険者だと思ってたら、自分で国民年金保険料を支払わないといけない国民年金第一号被保険者になっていたって事もありますので…。逆にそのまま第三号被保険者記録になっていた第3号不整合記録問題もあり、そういう人は記録が訂正されます。間違った記録で年金貰ってた人も今月から訂正されて年金減額されてる人もいる。

あなたのお宅もヤバいかも。年金の「第3号不整合記録問題」とは(参考記事)

【書評】志賀直哉も川端康成も「生まれ変わったらなりたい」職業

あの志賀直哉も川端康成も「生まれ変わったら絵描きになりたい」と語っていたことを知っていますか。無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんが紹介するのは、デザイナーから画家へと転向した奇才・横尾忠則が、自分よりも年上のさまざまな老年クリエイターと語り尽くす対談集。創作活動と長生き、そこに因果関係はあったのでしょうか?

71QnSM4MFLL
創造&老年
横尾忠則・著 SBクリエイティブ

横尾忠則『創造&老年』を読んだ。横尾忠則と9人の80歳以上の“生涯現役クリエイター”による対論集である。瀬戸内寂聴、磯崎新、野見山暁治、細江英公、金子兜太、李禹煥、佐藤愛子、山田洋次、一柳慧という方々。著作を読んだことのある佐藤、瀬戸内以外はあまりよく知らない。

画家は長生きが少なくない。ピカソ、シャガール、ミロ、みんな90代まで生きた。江戸時代の平均寿命の短い時代でさえ、北斎は90歳の人生を全うした。日本の女流画家の長命も驚くべきものだ。創作活動と長命には何か深い因果関係があるらしいと睨んだ横尾は、長寿と創作活動の秘密を探るべく、すべて年長の9人の芸術家に会ってみようと考えた。インタビュアーが一番若いのだ。

画家・野見山暁治(97)には、肉体年齢に反して、創造年齢・芸術年齢が一致していないアンバランスからくる悩みのようなものを聞き出そうとするが、全然あてが外れて、そういうものはないといわれる。画家ほど何も考えなくて、ストレスのない仕事はないらしい。絵描きの世界は勝負の世界ではない。

野見山は奥さんが亡くなるとき、あんたは長生きすると言われた。仕事のことも気にならないし、人との関係にも煩わされない。自分が好きでやっているだけだから。人は人間関係で疲れるものだ。ヘルマン・ヘッセも言う。芸術家が社会に必要以上に関わったり、政治に興味を持ったり活動したりすると短命に終わる。野見山は九条の会の役員だ。どうやら真面目にやっていないのがバレた(笑)。

実は断然優秀。コンビニ各社がシニア世代を積極的に雇う真の理由

昨今、コンビニ各社がシニア世代を積極的に雇い入れていることをご存知でしょうか。無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんによると、それは決して「高齢者の雇用促進」という面からではなく、純粋にシニア層の能力を買ってのことだと言います。佐藤さんは記事中その理由と、今後「シニア店員」に期待される大きな役割についても記しています。

「シニア店員」を積極的に採用しろ!

いまコンビニ各社は、店員さんへのシニア層の採用を積極的に行っています。政府が訴えている「高齢者の雇用促進」ではなく、シニア層の“能力を買っての採用です。

セブン‐イレブンは、年齢無制限で、労働日数・労働時間も相談に応じています。なぜ、そこまでしてシニア層を採用するのでしょうか。それは、「コンビニが社会で果たす役割」にあります。言い換えれば、社会から求められていることに応えるためには、シニア層の力が必要なのです。

シニア層は社会経験が長く、常識や人との接し方を知っています。SNSで暴走するような若い店員のようなことはしません。学生やフリーターと比べると、勤務態度が良く遅刻や欠勤も少ないのです。世代的に真面目な人が多いので、自分の与えられた仕事・役割をきちんと理解しています。それが、若い店員にも良い影響を与えていると言います。

しかし、これらはシニア層の“素質”であって、“能力”ではありません。コンビニが期待する能力はもっと他にあります

コンビニではいま、高齢者の利用が増えています。遠くのスーパーより、近くのコンビニ。お店の規模や利用できるサービスが、高齢者にとって非常に便利なのです。

スーパーは大きくて疲れますが、コンビニは小さい。すぐに食べられるお弁当や惣菜、小さくカットされた野菜が売られている。荷物を送ることも公共料金を支払うこともできる。そんな便利さに気づいた高齢者が日常的に利用するようになったのです。

こうなると、高齢者にとってコンビニは、生活に不可欠な存在となってきます。コンビニとしても、望まれているのなら、それに応えなければなりません。

そこで始まった取り組みが、ひとり暮らし高齢者への買い物支援や弁当の配達、移動販売などです。この取り組みに必要なのがシニア店員なのです。

漫画原作者がツイート、羽生選手「死のうと思った」理由が切ない

平昌五輪ではみごと金メダルを獲得し、日本中に感動を与えてくれた、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手。華々しい活躍の一方で、「何度も死のうと思った」と語っていたそうで、怪我などに悩んだ結果なのかと思いきや、どうやらそうではなかったようです。

そんな中、羽生選手が「死にたくなった」と語る理由について、「子連れ狼」などの原作を手掛けた有名劇画原作者である小池一夫氏(@koikekazuo)がツイートで紹介し、その感想があまりにも正論すぎる!と話題になっています。

一体、どんな理由だったのか、そして小池先生は何と返したのか、まずは当該ツイートをさっそくご覧ください。

なんと、羽生選手が死にたくなった理由は、怪我や成績のことではなく、マスコミ(週刊誌)のいわれなき報道によるものだったとは。。。たしかに活躍しているときは褒め称え、成績をあげられないと容赦なく叩き落とす週刊誌報道は目に余るものがあります。

あの金メダルも、マスコミの過剰な報道や期待の声などかなりの重圧に耐えた結果、獲得したもののはず。

これからも、どうかプレッシャーに負けず頑張って欲しいですね!

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

 

日本人よ、大金持ちになりたいならリスクをとれ。話はそれからだ

日本人、それも特にサラリーマンはリスクをとることを嫌います。例えば、2つの道を選ぶとき「どっちの道の方が安全だろう?」と、安全な方のみを選びがちですよね。学歴やコネが無くても年収1000万円になれるスキルを伝える無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、大きなリターンを期待するなら、大きなリスクを取るという選択肢も考えることが大切だと語っています。

リスクを引き受けろ

日本人は一般的に言って、リスクを取るのがキライなんですね。たいていの人は、道が2つあったら、まず考えるのが、「どっちの道の方が安全なんだろうか?」ですから。これが必ずしも間違いとは言えないんですが、この方向でしか考えないのは明確に間違いですよ。

なぜなら、リスクの対義語はリターンですから。

これを肌で理解していない人がたくさんいるんです。特にサラリーマンの人にね。

会社を経営する社長さんが、なぜおカネ持ちになれるか分かりますか? そしてサラリーマンがなぜおカネ持ちになりにくいかわかりますか? これ、どちらも同じ問いなんですよ。

経営者がおカネ持ちになれるのは、彼らがリスクを背負っているからです。資本を出して、自分の名前で借金をして、上手く行かなければ夜逃げだってしなきゃならない、そういうリスクを自分で背負っているから、逆に上手く行ったらメチャメチャ儲かるということになるんです。

独立する、起業するとは、リスクを背負うということなんです。

その真逆の存在がサラリーマンで、彼らは少なくとも経済的なリスクを背負う事はありません。今度のプロジェクト、予算は2億なんだけど、失敗したらメンバー全員で賠償してね、と言われることはないんです。仕事で失敗をして会社に損害を与えても、その損害を従業員が丸々背負うことなどないのです。それはすべて経営者と株主が背負うんですね。

だから、サラリーマンはおカネ持ちになれないんです。資本主義の法則である、

  • リスクの多寡がリターンの多寡を決める

という構図があるからです。

最近は読者さんやセミナーの受講生に、独立とか副業を考えている、やっている人が増えて来て、それは非常に好ましい変化だと考えているんですが、そういう人にはこのリスクとリターンの関係をちゃんと知って欲しいんです。

そしてこれから独立とか副業を考えている人には、まずはサラリーマンとしてリスクを取る習慣を身に付けて欲しいんです。どうせ独立したら否が応でもリスクを背負わなきゃならないんですから。

自分が巨大なリスクを背負っているという自覚のない経営者、起業家は必ず失敗します。リスクを背負っていると分かっているから、

  • 最善の道はどっちだ?
  • 失敗のあらゆる可能性を潰したい
  • もうちょっとじっくりと検討したい
  • 伸るか反るかの見極めに全力を傾ける

という思考、行動習慣が身に付くんです。

なんたって会社経営では、いくら黒字であっても、キャッシュ(現金)が1円でもショート(不足)したら、その瞬間にゲームオーバーですから。いくら明日おカネが入ってくると言っても、今日の支払いが1円足りなければ、それは不渡りですから。だからそうならないように、現金の動き、残高の動き、手元資金に注視するわけですよ。ちなみにこれが財務諸表でいうところの、キャッシュフローステートメント(CFS)ですから。

ちょっと話がズレました。

大きなリターンが欲しければ、大きなリスクを背負えば良いんです。これが資本主義の鉄則なんです。ところがこのリスクって怖いでしょ。一歩間違ったら死んじゃうんですから。

孫正義さんくらいの大きさのリスクを背負ったら、もう怖くないんですよ。借入金があの半分だとしても、失敗したら死ぬことに代わりはないんですから。そこまで突っ走れる覚悟があるか、そのリスクを背負ってもこのゲームは勝てるぞという精緻なる読みがあるか、このどちらかが必要なんですね。

その入門編として、株やFX、仮想通貨に手を出してみるというのは、非常に有益だと思いますよ。少なくとも、銀行預金で全額を寝かせておくよりも、リスクを取っているといえます。そんなリスクがあなたを育て、磨いてくれるんですから。

image by: Shutterstock.com

日本また周回遅れ。中国は「電子版」マイナンバーで徹底的に効率化

めざましいIT技術の進歩と、それらを活用したロボットを使った人員整理が顕著な中国。日本と比べてみるとその効率の差は歴然です。今回の無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』では、著者で中国在住の日本人著者・ジンダオさんが現地レポートを届けるとともに、「このままだと日本は置いていかれてしまう」としています。

日本は置いてけぼり。IT技術で人材整理と覇権争いが進む中国の実情

「10年ひと昔」という言葉がありますが、中国だと「5年ひと昔」という感じがしています。変化のスピードが段違いに早くてついていけません。

前回「日本って不便。中国キャッシュレス社会はどこまで財布がいらないか」で中国の電子マネーの浸透をご紹介したのですが、電子マネー以外で爆発的に日本を周回遅れにしている部分があります。その動きを見ているとキーポイントは「人員整理」「主導権を握るための競争」が大きく影響しているように感じています。

ロボットや自動認識技術など活用した人員整理が顕著

「人員整理」は日本でも起きていると思いますが、ロボットを使った人員整理や仕事の分散による作業効率化が顕著です。
13億人いるのに人材整理? と思いたくなりますが、人数が多い=国民全員が労働力ではない訳で、無駄な部分はどんどん排除しているのが今の中国。先にある高齢化社会を見据えた動きかも知れません。

まず中国人は自分の身分を証明する「身分証」を所持しています。列車や飛行機の国内線、ホテル宿泊では、スタッフは「身分証」とチケットを確認。以前の身分証はカードに本人写真と現住所、15桁から18桁の数字の羅列が個人情報として記載していたのですが、新しい身分証にはICチップが内蔵され、個人情報はカード表示以外にICチップ内にも保存されています。

この「新しい身分証」に更新されてから、劇的に効率化が上がったのが列車の窓口業務です。チケット窓口の発券作業は元々すべて手作業による作業が中心。窓口業務スタッフは行き先、購入枚数、購入者の名前、身分番号を入力して発券。現在は各窓口にICリーダーが設置され、身分証を置くとICタグ内部の情報が読み取られ、今まで面倒だった窓口スタッフの氏名と身分証の入力が省略化。また窓口以外にも発券機が常設され、身分証を置いて行き先情報を入力すれば発券。窓口や発券機以外ではネットを通じて事前購入した場合、窓口には並ばず発券機で身分証を置くだけで発券されます(※ 外国人は非対応のため窓口に並ぶ必要があります)。

15から18桁ある数値入力。幾ら窓口スタッフが早く入力できても数秒は時間が必要ですし、ヒューマンエラーで入力ミスも生まれます。ICタグに変更されて、このような手作業の業務は激減しています。

始まりは親の愛。大型コインランドリー「マンマチャオ」急成長の訳

今、コインランドリー業界が活況を呈していることをご存知でしょうか。そんな中でも「業績絶好調」として注目を集めているのが、首都圏を中心にFC展開で店舗数を増やし続けている「マンマチャオ」。同社快進撃の理由はどこにあるのでしょうか。ビジネス分野のジャーナリストとして活躍中の長浜淳之介さんが、コインランドリー業界が成長する理由を取材するとともに、なぜここまで「マンマチャオ」が消費者に受け入れられたのか、同社社長へのインタビューなどを通じて、詳細に分析・考察しています。

プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)、『バカ売れ法則大全』(SBクリエイティブ、行列研究所名儀)など。

アトピーの息子にも優しいエコランドリーを。大型コインランドリー「マンマチャオ」の成長戦略

環境に優しい「エコランドリー」をコンセプトとする「大型コインランドリー」をチェーン展開する、マンマチャオ(本社・横浜市都築区、三原淳社長)が絶好調だ。

2017年9月期の年商は約29.3億円で、前年の約14.4億円から倍増。前々年の15年は約7.1億円で、まさに倍々ゲームの伸び方だ。2000年の設立以来、緩やかに上昇してきたが、2013年の年商3.7億円が、14年に6.7億円へと2倍に近くに伸張して以来、加速が付いて来た。

今年3月末には470店舗を達成。そのうち約半数の243店が首都圏一都三県に集中する。東日本では随一の店舗数を誇っており、コインライドリー業界唯一の上場企業であるWASHハウスの約500店舗を猛追している。近年はFC(フランチャイズ)システムにより、毎月12店ほどを高速で出店。直営店28店のほかは全てFC店となっている。1万世帯を商圏にして、2020年までに1,000店舗を目指すとしている。

業界トップのWASHハウスが宮崎発祥で九州に強い基盤を持つのに対して、2位のマンマチャオはFCで増殖するビジネスモデルは同じだが首都圏に強い地域特性がある。

このように、マンマチャオの好調ぶりは際立っているが、そもそもコインランドリーの市場が拡大し続けている現状をまず指摘したい。つまりコインランドリーのビジネスチャンスが広がっている。

厚生労働省の「コインオペレーションクリーニング営業施設に関する調査」(3月末時点)によれば、1996年に9,206店だったコインランドリーの施設数は、2014年には1万6,693店に達した。その後の推移を厚生労働省は発表していないが、業界への聞き取り調査からはさらに順調に増え続けており、そろそろ2万に達する模様だ。過去20年間で倍増している、有望ビジネスなのである。約2万店というと、コンビニ最大手セブン-イレブン・ジャパンの店舗数に匹敵するほど。

そうした背景の中、マンマチャオのような従来のコインランドリーにはなかったサービスで、急成長する企業が登場したわけだ。

「コインランドリーは30年以上前から存在しますが、洗濯機のない学生さん独身男性が使うものとは全く異なってきています。今はもう学生さんも3万円もあれば洗濯機が買えてしまいますから、皆持っています」と、コインランドリーのターゲット層の変化を語るのは、マンマチャオの三原淳社長だ。