5つの段階を踏もう。ハラスメント時代の社内恋愛を成功させる作法

人は誰しも、意中の相手とお近づきになりたいと望むもの。とはいえなかなか勇気が出せずに関係性を深められないという声も多く聞かれます。そんな状況から脱却する良い手立て、ないものでしょうか。今回のメルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』ではiU情報経営イノベーション専門職大学教授を務める久米信行さんが、読者から寄せられたそんな相談に、自身が大好きだという仏教用語を紹介しつつ懇切丁寧に回答。気になる人と心を通じ合わせるため実践すべき「5つのステップ」をレクチャーしています。

 

オトナの放課後相談室「ハラスメント時代の社内恋愛の作法とは?」

Question

shitumon

会社にちょっと気になっている人がいます。

同じ部署の後輩の女性で、明るくよく笑う性格に引かれて、密かに好意を持っています。

ただ、このご時世、迂闊にプライベートなお誘いをしようものなら、セクハラやパワハラ問題にもなりそうですし、振られた時には気まずくて仕方ありません。

ちなみに恋愛は私の苦手ジャンルで、これまでの人生でも告白は1回しかしたことがないので、余計にビビっています。

世の職場恋愛をしている人たちは、どうやって関係を深めいているのか、気になっています。

場違いな相談であることは承知の上で、事例をお持ちなら共有頂ければ幸いです。(東京都・35歳、男性)

久米さんからの回答

日常の和顔愛語で心通わせ、グループランチの良き聴き役から、彼女の好きを共に楽しむパートナーへ

明るくよく笑う女性。素敵ですね。どんな時でも明るく笑っていられる人が、私も大好きですし、自分もそうなりたいです。

さて、初めにお断りしなければならないのは、恋愛は男子校出身の私にとっても苦手ジャンルで、社内恋愛の事例についても詳しくないことです。ましてや、私がお勤めをしていた30年前には、ハラスメント問題などありませんでしたので、あくまでも想像でお話をすることをお許しください。

しかし、そんな私も、新大学で教員になる前(今から2年前)には、eラーニングでハラスメント研修(アカハラとセクハラ対応)を受けました。昔ならあたりまえのことが許されない時代になったことを、あらためて再認識しました。正直言えば、これは大変なことだとビビりました。

しかし、真の問題は別のところにありました。この1年半で、学生のみなさんが、教員に求めているものと、私が教えたいと思っていることの間には、大きなギャップがあることに気づいたのです。ですから、少しずつ、アンケートや対話を通じて、学生ニーズに寄り添えるようにチューニングをしている最中です。

たとえハラスメント防止ルール通りに教えていても、相手の気持ちに寄り添っていなければ、ハラスメント以上に深刻な心のわだかまりができると悟ったのです。

つまり、ハラスメントというと、イマドキの新しい問題に見え、厳しいルールばかりに目が行きがちですが、実は、昔からある悩み、価値観が違う人とのコミュニケーションの問題が根本にあると思うのです。

恋愛で言うなら、男性と女性(あるいはLGBTQ)という決定的な違いに加え、生まれた年代、育った環境、好きなモノ・コト・ヒトが異なる人同士 が、どうすれば会話が弾み、一緒に行動したくなり、さらには共に生きようと思うかを、互いに気遣うことこそ、真の問題なのです。

もしも、お互いにこうした共感のベースがあれば、どこかに行こうと誘われても、それはハラスメントどころか喜びでしょう。逆に気持ちが通じていなければ、ただ声をかけられただけでハラスメントだと感じられてしまうかもしれません。

それでは、どうやって心を通じ合わせるか、具体的な方法を考えてみましょう。

 

軍事アナリストが仰天。前統合幕僚長「台湾有事」言及の認識不足

メディアによる「台湾有事」を懸念し危機を煽るような報道について、これまでにも「マスコミは「台湾有事」の空騒ぎを止めよ。軍事アナリストが警告する最悪シナリオ」、「軍事アナリストが憂慮。「有事」を煽る朝日エース記者の勉強不足」など、再三警鐘を鳴らしてきた軍事アナリストの小川和久さん。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』では、自衛隊の前統合幕僚長までもが、予算目当てのインド太平洋軍司令官の発言や米国防総省のアンフェアな報告書を元に、中国軍の戦力を過大評価していることを問題視。いま一度、米軍トップのミリー陸軍大将の発言を引き、まだ中国軍には台湾侵攻の能力が備わっておらず、誤った認識で国民を煽ってはならないと訴えています。

 

台湾有事への米海軍の見積もりは疑問

ツイッターに次の見出しを見つけてびっくり仰天、早速目を通してみました。

「中国は確実に台湾に侵攻する」前統合幕僚長が警鐘 沖縄の海が戦場と化す?(デイリー新潮)

河野克俊前統合幕僚長と知り合って20年、いまも防衛省・自衛隊のOB組織・隊友会の理事会などで顔を合わせる関係です。自衛隊関係者の間では河野さんは鼻っ柱の強いことで知られているそうですが、私にはこちらが9歳もジイサマということもあって、そういう顔は見せません(笑)。

そういう河野さんの顔を思い浮かべながら、私は記事を読んだ感想をツイートしました。

「日本が中国に備えるのは当然だが、この論考は河野氏らしくない。中国の軍事インフラの立ち後れ、海上輸送能力の欠如、そして中国が国家目標とする2049年まで「安全運転」中というファクターを無視した議論」

中国に対する危機感は私も河野さんと共有しているつもりですが、根拠のひとつに今年3月のデビッドソン・インド太平洋軍司令官(当時)の「台湾への脅威は6年以内に明らかになると思う」という発言を示している一方、それを否定した6月のミリー統合参謀本部議長の次の発言に言及していない点が気になりました。

「中国が台湾全体を掌握する軍事作戦を遂行するだけの本当の能力を持つまでには、まだ道のりは長い」

「(中国による台湾の武力統一が)近い将来、起きる可能性は低い」

「中国には現時点で(武力統一するという)意図や動機もほとんどないし、理由もない」

いやしくも、ミリー陸軍大将は米軍のトップでもあります。その重要な発言に触れないというのは、記事が牽強付会なものという印象を振りまいています。

まず、ミリー発言の根底にあるのは中国の海上輸送力の不在です。また、ハイテク化された軍事組織を運用する前提となるデータ中継衛星などの軍事インフラの立ち後れもあるでしょう。

そうした点に触れず、デビッドソン発言に乗る形で米国防総省の報告書を引用するというのは、予算獲得に躍起になっている米海軍の思惑に同調していると言われても仕方ありません。昔から、海軍とカトリックと梅毒はインターナショナルだと言われますが、海軍つながりという印象も感じられます(笑)。

 

立憲は自滅、維新は躍進。単独過半数の自民は衆院選で本当に“勝った”のか?

衆院選での大敗すら予想されながらも、単独過半数どころか絶対安定多数を確保した自民党に対し、野党共闘を実現しながらも大きく議席を減らした立憲民主党。何が両党の明暗を分けたのでしょうか。そして有権者は「岸田自民」対して、信任を与えたのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、自民、立民、そして維新の選挙戦を振り返りつつ、第49回衆議院議員総選挙の総括を試みています。

【関連】公明党との連立解消も?自民は40議席超えの維新と手を組むのか
【関連】追い風と向かい風。岸田首相が経済を大復活させることが困難な訳

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年11月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

何だかよく分からない総選挙の結果――自民は議席減でも苦い勝利/維新はハッピー大躍進/立憲は重い敗北

政権が代わって、まだその中身が国会でもマスコミでもほとんど吟味に晒されていない内に早仕掛けで総選挙をやってしまえば、さほど大きな負けにはならないというのは、岸田文雄首相自身の判断だったと言われる。奇襲戦法と呼ぶ者もいたこの戦術は、確かに効果があって、選挙前には自民党議席276に対し単独過半数233を割る可能性があるとの予測も飛び交っていたというのに、蓋を開ければ、15議席を減らしたとはいえ261の「絶対安定多数」〔注1〕を確保する大善戦で、岸田の思惑は的中したと言えるだろう。

改憲ということになると、3分の2の310議席が必要で、自民と公明を足しても293、国民民主を足しても304でまだ足りないが、これに維新が加われば一気に334になる〔注2〕。しかし、そもそも公明は安倍流の改憲には全面賛成するはずがなく、国民民主も同様。仮に公明と国民民主が乗れないような改憲案を持ち出して維新だけが賛成しても302で、やはり3分の1には届かない。それにそもそも、岸田は確かに安倍・麻生に擦り寄って権力の座を手にしたとはいえ、すべて安倍言いなりになって安倍流の改憲案を本気で推進しようとするのかどうかは分からない。

〔注1〕全常任委員会で委員の過半数を確保し、また当然、委員長も独占しているので、すべての法案を通せる状態のこと。

〔注2〕改憲への加除計算:
自民261+公明32=293
自民261+公明32+国民民主11=304
自民261+維新41=302
自民261+国民民主11+維新41=313
自民261+公明32+維新41=334

11月2日付毎日新聞によると、当選者の77%が「改憲」そのものに賛成だが、9条改正で自衛隊の存在明記に賛成は57%、緊急事態条項を設けることに賛成は60%だった。

 

ロシアからの帰国者が感じた、住みやすくなり続けている母国・日本

生まれ育ったこの国から出ることなく長年住み続けている我々日本人には、母国の本当の美点が見えていないものなのかもしれません。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では、3年前に帰国するまでの28年間をモスクワで過ごした国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、元々素晴らしい国であった日本がますます良くなり続けているとして具体例を提示。さらにその進歩の原動力として「自由と民主主義」を挙げるとともに、それらを守り続ける重要性を訴えています。

日本がドンドン良くなる根本的理由

日本は、清潔で、自然がきれいです。夏は暑すぎる感じもしますが、今の時期は最高ですね。モスクワは11月、ほとんど晴れの日がありません。日に当たらないと、白人の顔色も土色になり、病気の人が激増します。その点、日本は、雨の日と晴れの日が適度にあって、すばらしい。

日本人は、概して穏やかで、誠実で、勤勉です。心優しい日本人に囲まれて、日本に住めるのは実に幸せです。

日本に戻って3年。日本は元々いい国ですが、「さらに良くなっている」と思います。皆さんの中には、「いや、どんどん悪くなっている!」と思っている人もいるでしょう。何がよくなっているか、例を挙げてみましょう。

激増した公立小中学校のエアコン設置率

たとえば、公立小中学校のエアコン問題。2017年のエアコン設置率は、49.8%でした。2018年の夏は暑く、熱中でたくさんの人が亡くなりました。そして、「日本の小中学校には、エアコンが設置されていない!」という報道が、外国でもされたのです。私もこのことに驚き、外国人の知人友人も仰天していました。

「日本は、ハイテク先進国で猛暑の国。なぜ学校にエアコンがないのだ???」と。

質問攻めにあった私は、「そうだよね~」と同意するしかありませんでした。

ところが、2020年の設置率、【92.7%】まで上がりました。4年前、エアコンがある公立小中学校は半分以下だった。それが今は、ほとんどすべての学校にエアコンがある。それに要した時間は、たった3年です。エアコン設置率データの出所はこちら。

公立小中学校の空調(冷房)設置率の推移[文部科学省]

働き方改革の成果

私が帰国した頃(2018年秋)、日本は「働き方改革」の話で盛り上がっていました。2019年4月に施行された「働き方改革関連法」の内容は、正直イマイチです。しかし、政府が「働き方改革!働き方改革!」と大騒ぎしたことで、明らかにムードが変わりました。

日本人は「勤勉」で有名ですが、外国から見ると「労働時間が不当に長すぎる」ことでも知られています。2019年4月から、TBSで『わたし、定時で帰ります。』というドラマが放送されました。つまり「日本で『定時で帰ること』は特殊なことで、ドラマのテーマにすらなる」と。このドラマの後、「働き方改革」が進み、皆さんの働き方も楽になったでしょうか?

時々、モスクワ時代の友人と会うことがあります。待ち合わせをするときは「6時45分に駅で」といった感じ。以前は、こんな早い時間に会うことは難しかったですが、今は大丈夫になりました。働き方改革で、お父さん、お母さんが早く家に帰ってくる。これで、子供たちの幸せ度も増しますね。

テレワークの普及

新型コロナは、悪いことばかりです。しかし、一つ「よかったこと」もあります。「テレワーク」が普及したこと。

業種にもよりますが、「自宅でパソコンで仕事できる」人はかなりいるはずです。そういう人たちが、往復2時間かけて出社するのは、非効率でしょう。週10時間、1か月40時間、年間480時間、通勤に費やしている。480時間は労働時間8時間で割ると、60になる。つまり、1年の通勤時間は、労働時間60日分に匹敵するのです。実にもったいないですね。だから、できる人はテレワークにした方がいいでしょう。ですが、今までは、「惰性」で出社してきた。

ところがコロナでテレワークが「推奨」されるようになった。その結果、テレワークが激増しました。総務省6月18日の発表には、こうあります。

企業におけるテレワークの導入が急速に進み、在宅勤務を中心に導入する企業の割合は、前年比で倍以上の47.5%に達した。

出所はこちら。

令和2年通信利用動向調査の結果[総務省]

小さい子がいる父親は趣味と距離を置くべき?人気コンサルの回答は

趣味にハマって仕事どころではなくなる。しかも自分には小さな子どもがいる。これでいいのだろうか?と不安になった35歳の父親が相談相手として選んだのは、趣味のサーフィンを楽しみながら仕事もこなす『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江一石さんでした。永江さんは、「趣味とどう距離を置いたらいいか」との質問に、そんな必要はないとズバリ回答。ただし、相談者に子どもがいるということから、最低限の条件が一つあると伝えています。

どハマリしている趣味と距離を置くには

Question

shitumon

いつもブログ見ております。35歳男です。自営である程度仕事がうまくいって余裕が出てきました。最近子供が生まれ子育てには精を出しているのですが、とある趣味にハマってしまいました。負けたくないという気持ちが人一倍強いので、その趣味で日本の上位を目指そうという気になってしまったのですが…、ただ、上位になったところでプロとしても稼ぐことは難しいのが現状です。

働き盛りの時期にこんなことしていてもいいのかなと思う気持ちもあるのですが、この趣味から抜けられません。仕事は一生安泰というものではありません。50くらいになった時にもっと仕事をしていればと後悔するのではという気持ちもあります。

永江様はサーフィンをやられているようですが、仮に35歳くらいで子供が出来て、そういった趣味にドはまりして、仕事はあまりせずに趣味に没頭することはどう思われるでしょうか。どのように距離を置くかご教授頂きたいです。

永江さんからの回答

いや、趣味にハマるのは悪いことじゃないので距離を置く必要はないでしょう。趣味を仕事の活力にし、うまく両立すればいいと思います。

わたしの友人でも大企業の部長をしながらサーフィンに没頭し、海に入ってから出社する人や、週末のスノーボードのため仕事に励む人など、趣味にどっぷりハマっている人はいます。趣味が仕事の目的になっているのも一つの生き方ですよね。

ただ、小さいお子さんがいるのに仕事を投げ出して趣味に走るのはアホです。当然ですが仕事は仕事でしっかりやって下さいw今の時代、どちらか一つではなく両立できますので。

それに、趣味が高じて仕事に発展することもあります。わたしも趣味のサーフィンがラヴサーフさんの仕事に繋がりましたし、過去には釣りが縁でボートエンジンメーカー、釣具メーカーの仕事をしたこともあります。負けず嫌いで日本上位を目指したいなら、趣味を副業にする手もあります。例えばブログを書いたりYou Tubeに本気で打ち込めばそこそこお金になるはず。

まとめると、趣味は趣味でとことんやればいいんです。趣味のために仕事をするのは全く悪いことではないですし、どちらか選ばなければいけないこともありません。仕事を疎かにさえしなければ、どんどん趣味を充実させたらいいと思います。

image by: Shutterstock.com

鉄道好きにはたまらない。御朱印帳ならぬ『鉄印帳』の集めかた

神社や寺院を参拝し押して貰える御朱印が流行し、御朱印帳を持ち歩く人も増えましたが、実は鉄道にもそのような印を貰える場所があるのをご存知でしょうか。今回の鉄道・軌道系無料メルマガ『Magazine de Station』では、著者のM.Gさんが、その『鉄印帳』を詳しく紹介しています。 

鉄印帳

「鉄印帳」をご存じでしょうか。

「全国第三セクター鉄道等協議会」に加盟、及び関係する鉄道事業者が連携して、鉄道と地域の振興を目的として始めた企画(原文ママ)だそうです。

筆者も(近鉄の塩浜車庫で行われた「鉄道グッズマルシェ」で伊勢鉄道のブースで鉄印帳を購入して)始めてみました。記念すべき第一回としては「せっかくだから購入した伊勢鉄道で」ということで「青空フリーパス」を使っての津からの帰りに伊勢鉄道の鈴鹿駅に寄り、記帳料を払って鉄印を頂きました。

この「鉄印帳」ですが、どこの会社でもいいかというとそうではありません。

例えば筆者の地方(東海地区)では該当する鉄道事業者は五十音順で愛知環状鉄道・明知鉄道・伊勢鉄道・樽見鉄道・天竜浜名湖鉄道・長良川鉄道の5社です。

これらの鉄道会社には「第三セクター」であることのほかにある共通点があるのに気づきましたか?そう、「元国鉄あるいはJRの路線を転換・引き継いだ路線」だということです。

・愛知環状鉄道=元JR東海岡多線(岡崎駅~新豊田駅間)+鉄建公団による延伸線区(新豊田駅~高蔵寺駅間)
※ 高蔵寺駅までの延伸と同時に愛知環状鉄道が引き受けることが決まっていたためJR東海としては暫定的に引き受けたようなもの。

・明知鉄道=元国鉄明知線

・伊勢鉄道=元国鉄伊勢線

・樽見鉄道=元国鉄樽見線(大垣駅~美濃神海駅=現在の神海駅=間)+鉄建公団による延伸線区(神海駅~樽見駅間)

・長良川鉄道=元国鉄越美南線

他の地方の乗車券購入+記帳料で鉄印を頂ける会社も似たようなものです。

経営としては「元JRの路線から転換した第三セクター」だといっても、名古屋臨海高速鉄道(=あおなみ線/元JR東海が線路を保有してJR貨物に線路を貸与していた西名古屋港線)など「第三セクター鉄道等協議会」に加盟していない会社ではいただくことができませんので注意が必要ですね。

では、この辺で(^^)/~~~

image by: Tennen-GasCC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

「他人に自分の弱みを見せられない」人が陥る苦しみの連鎖と解決法

好きな相手だからこそ自分をよく見せるために嘘をついてしまう、正直に他人に自分の弱みを見せられないという人は「自己信頼感」が希薄なのかもしれません。今回の無料メルマガ『東北の人気メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では、著者・吉田こうじさんが、自己不信感から抜け出すために意識してみるとよいことを紹介しています。

自己不信感から抜け出すために意識したい3つのこと

「自己信頼感」のある人は、好きな相手だからこそ、自分を偽ることなく相手にさらけ出すことができます。自己信頼感のある人は、対人コミュニケーションの土台が「味方」とか「仲間」とか「絆」とか「繋がり」といった、大きな安心感で形成されているので、たとえ他者よりも劣っていると感じる何かが自分の中にあったとしても、臆することなくそれを開示できるのです。

むしろ自分の弱みを開示することは、サポートがもらえるチャンスを生み出すことであり、他者に活躍の場を与えるギフトになるので喜ばれることだということも体験を通して学んでいます。

一方、「自己信頼感」が希薄な人は、好きな相手だからこそ、なんとかして自分を偽ろうという方向に頑張ろうとします。

たとえば、幼い頃から、何かと弱点を責められ、修正するように強要され、修正できないと無能扱いされる…。こうした経験を積み重ねると、他人は「自分を裁く番人」ということを学んでしまいます。すると、番人の動向をいつも気にしてビクビクする習慣が身につくのは、時間の問題なわけで…。

ですから対人コミュニケーションの土台は「裁くもの」「罰を与えるもの」「粗探しをするもの」「敵」「疑うべきもの」といった、大きな「不信感」で形成されてしまうのです。

こんなふうに、そもそもの土台が違うわけですから、たとえばコミュニケーションスキルを学んだときに、それを上手に活かせる人と活かせない人がいるのは当然のことなんじゃないかなと…。

そこで今回の本題に入りたいのですが、他人にジャッジされることを気にして、本音を抑圧し何かと顔色を伺っては迎合してしまう…こういう人がしっかりと認識しておかなければならないことは、本音を我慢して他人に迎合するということは、自分のことも他人のことも欺いているということです。

あえて強い言葉で表現するなら、「嘘つきで不誠実な人」なんです。

素直な自分の気持ちや考えを封じ込めて、他人が気にいるようなことを言ったりやったりしていることを続けながら、自分のことを信頼できるようにはなりません。自分を肯定したいとは思えません。自分に価値があるとは思えないのです。

だから前回、頑張っている方向性が真逆だというお話をしたわけです。

前回の記事はこちら。

No.24 修羅場から逃げていると自立できません

【書評】中国政府が何をしたのか。6人のウイグル人が語った知られざる真実

中国北西部にある新疆ウイグル自治区では、中国政府からの弾圧が行われています。この問題は、メディアでも取り上げることを禁忌とされるほどですが、今回の無料メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』では、6人のウイグル人がいったいウイグルで何が怒っているのかという真実を語っています。

「命がけの証言」

51kD+ARCjiL._SY344_BO1,204,203,200_

命がけの証言

清水ともみ 著/ワック

この本では、6名のウイグル人が新疆ウイグル自治区の強制収容所などで行われていることを証言しています。若いウイグル人男性は強制収容所に収監され、若いウイグル人女性は漢人と結婚させられ、年配のウイグル人女性は避妊手術を強制させられているというのです。

避妊手術は一人っ子政策の一部かもしれませんが、強制収容所が存在していることは事実であり、強制収容所で女性が強姦されているという証言、開放された妹が妊娠6ヶ月の状態で、その後自殺してしまったという証言があります。

欧米諸国は、中国の新疆ウイグル自治区での少数民族ジェノサイド(民族浄化)を批判し、関係者の資産凍結といった経済制裁を行っているのに、日本の政治家は何をしているのでしょうか。

若いウイグル人男性は強制的に拘束収容されており…若いウイグル人女性は、家族の暮らしや安全のためにも漢人との結婚を拒否できません。(p153)

また、中国では数ヶ月で臓器移植のためのドナーが見つかり、臓器移植ができるという事実に注目すべきです。移植可能なドナーが見つかる確率を考えると、数百万人の臓器を自由に取り出せる体制が中国にはできていることになります。

そして、中国では少数民族の全員からDNAサンプルを採集しているという事実を組み合わせると、恐ろしい結論に達します。つまり、中国は国家として少数民族を臓器移植のドナーとしてデータベース化し、注文があれば、その人を逮捕して、その臓器を取り出して臓器移植患者に販売していると思われます。

2016年終わりごろから、警察が夜間密かに住民を逮捕しはじめ…少数民族と言われる人たち全員からDNAサンプルが採取され、携帯番号を登録SNSでのやり取りがチェックされました。(p118)

国家というものは、アウシュビッツのような強制収容所とガス室を作り計画的に虐殺することもあるし、ネイティブ・アメリカンのような先住民の土地を奪うこともあるし、市街地に原爆も投下することを過去の歴史は教えてくれています。そして今、私たちの目の前で、ウイグルの強制収容所が存在し、簡単に臓器移植が行われているという事実があるのです。

茂木敏充、致命的な欠点は“パワハラ”。頭脳明晰&能力抜群も問題だらけの人間性、官僚への逆ギレが得意な新幹事長

自民党は4日、党本部で総務会を開き、甘利明幹事長の後任に茂木敏充外相を充てる人事を決定した。茂木氏は当選10回で政調会長や経済産業相を歴任したベテラン。旧竹下派の会長代行を務め、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁とも良好な関係を保つ。政治手腕は折り紙付きと評される茂木氏だが、その一方で「官僚から最も嫌われている政治家」と言われるなど、“ある部分”において致命的な欠点があるという。

茂木敏充幹事長の最大の欠点は“パワハラ気質”

栃木県足利市生まれの茂木氏は東大経済学部を卒業して丸紅に入社。その後、読売新聞を経てハーバード大ケネディ行政大学院に留学。帰国してマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社した。

絵に描いたようなエリート人生を送ってきた茂木氏だが、もともと自民党議員であったわけではない。

1993年に旧栃木2区から日本新党公認で出馬し初当選。日本新党の解党後は無所属となり、95年に自民党に入党した。96年の総選挙では栃木5区から自民党公認で当選して以降、連続当選を続けている。

そんな茂木氏について、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は2日に放送された『ひるおび!』(TBS系)の中で、「これまで見てきた政治家の中で一番頭がいい」と断言。

外務省の職員に聞いた話として、「フォトグラフィックメモリーといって、写真を撮るように覚えるんですよ」と記憶力を絶賛した。一方で「物凄い方向音痴」と意外な一面も明かしつつ、「でも、能力は非常に高いですよ」と繰り返した。

頭脳明晰で政治手腕も抜群だという茂木氏だが、ある大きな問題点を抱えているという。それは「パワハラ気質」であること。

【関連】なぜ君たちは選挙区で負けたのか。甘利と平井「自画自賛」兄弟分の末路

官僚が作成した“茂木氏対応マニュアル”の中身とは?

永田町や霞が関の動向に詳しい記者は茂木氏に関して、「官僚が最も恐れる政治家」だと評する。

「茂木さんの頭の良さは誰もが認めるところで、それゆえ指示が細かすぎて官僚を困らせる人だといいます。自分が完璧だからか、相手の些細なミスが許せないようで、キレて官僚に当たり散らすことも多々あるとか。被害を受けた官僚は多いようです」

この点に関しては、前出の田崎氏も「怒りっぽいとか、人徳の点で問題があると言う人はいるんです」と認めている。

2019年10月18日号の週刊朝日によると、経産省や内閣府、外務省などの歴代の担当者は、大臣の機嫌を損ねないようどのように接するべきか蓄積してきた「茂木敏充マニュアル」があるといい、事細かく注意点が示されているという。

例えば食事。麺類が好きだとしつつ、例外的に嫌いだとされる冷やし中華や長崎ちゃんぽんまで把握している。伸びたり硬くなったりしないよう、注文時間の調整も抜かりない。パンは好きだが硬いフランスパンは苦手。メロンは嫌いだとされるが、なぜか夕張メロンはOKのようだ。

茂木氏は大のヘビースモーカーとしても知られ、マニュアルでは「プライオリティが最優先」とされている。

「あらゆるところで吸えるよう調整し、喫煙可能場所のリストを作成する」となっており、どうやらタバコを吸える場所を確保しておかなければ、茂木氏の機嫌を損ねてしまうようだ。

「こんなリストが存在している時点でパワハラです。甘利さんは政治とカネの問題がきっかけとなり幹事長を辞任することになりましたが、茂木さんのパワハラもかなり危険です。周りに人がいても怒鳴り散らすこともありますから。そうしたことがいずれ自分の首を絞めることにならなければよいのですが」(前出・政治記者)

【関連】遂にヤフーさえ撤退。中国という“規制地獄”から続々と逃げ出す外国企業

甘利氏が辞任し、ホッと胸をなでおろした感のある岸田文雄首相だが、今度は新たな心配の種が増えてしまったかもしれない。

なぜ君たちは選挙区で負けたのか。甘利と平井「自画自賛」兄弟分の末路

単独で絶対安定多数を確保したものの、現役幹事長の甘利明氏や省庁改革の目玉「デジタル庁」の初代担当大臣を努めた平井卓也氏など、大物議員の選挙区での敗北に衝撃が走った自民党。なぜ彼らはこのような「憂き目」を見ることになってしまったのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、甘利・平井両氏の演説等を引きつつその敗因を徹底分析。さらに平井氏を香川一区で破った立憲民主党の小川淳也氏の選挙戦を紹介するとともに、その勝利は立民の将来にとっても大きな意味を持つとの見解を記しています。

【関連】公明党との連立解消も?自民は40議席超えの維新と手を組むのか
【関連】TBS選挙特番で爆問・太田光のエラソー態度に批判の声が殺到。比例当選れいわ山本太郎もイラッ!

 

甘利と平井、兄弟分そろって選挙区落選のワケ

終わってみれば、自民党が単独で絶対安定多数を確保していた。日本維新の会が躍進し、立憲民主党は完敗だ。

だが、選挙戦の総大将として、勝利の美酒に酔っているはずの自民党幹事長、甘利明氏は自身の選挙区で敗れ、皮肉なことに結果判明直後、岸田首相に辞任を申し出る異常事態となった。比例復活したものの、自民党幹事長が選挙に負けるとは、かつてないことである。

岸田首相は間髪を入れず、安倍元首相に近い茂木敏充外相を幹事長に起用することを決めたが、甘利氏を幹事長にした責任は免れない。大臣室で現金100万円を受け取ったことをめぐる斡旋利得疑惑に関し、何ら説明責任を果たしていない。その人物を、いかに総裁選の勝利に貢献してくれたとはいえ、政権与党の屋台骨に据えたのである。

周知の通り、安倍晋三、麻生太郎両氏と「3A」と呼ばれる同盟関係を維持してきた甘利氏は、彼らの威光を背景に岸田政権を実質的に支配する野心を抱いていたに違いない。

それを承知のうえ岸田首相は、総裁選で「2A」との間をつないで軍師役をつとめた甘利氏を、引き続き政権維持のための命綱として頼りにした。世間で甘利氏の幹事長就任に違和感が広がっていたのを軽く見ていたといえる。

そのまま突入した総選挙。甘利氏は幹事長として候補者を支援、激励、鼓舞すべく各地をめぐった。

読売新聞10月21日付け朝刊は、神奈川13区で甘利氏と対立候補の立憲新人、太栄志氏が接戦だと報じた。それでも、甘利氏は同日、以下のように余裕のツイートをしていた。


本日は地元選挙区での決起大会でした。選挙期間中地元に入れるのは今日の2時間だけ。よってタスキをかけるのもこの2時間だけ。コスパの悪い選挙備品だね。でもその分、同志の応援に全国を走り抜けます。

だが、全国を走っているうちに、自らの選挙区は暴風雨に見舞われていた。党の調査で、太栄志候補にリードされているらしいことが判明したのだ。「私がいなくなれば、岸田政権はつぶれる」。移動する車の中でテレビの記者にそう口走るほど、甘利氏はゆとりを失っていた。