軍事衝突は不可避か。米中が「第二次太平洋戦争」準備開始の可能性

18日に行われた外相級会談でも激しい罵り合いを展開した米中ですが、もはや軍事衝突は避けられないのでしょうか。「そんな両国はすでに第2次太平洋戦争の準備を開始した」と断言するのは、日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さん。津田さんはメルマガ『国際戦略コラム有料版』で今回、そう判断する根拠を記すとともに、戦時の際に日本は最前線となり、各地の基地や都市に中国の核ミサイルが降り注ぐと警告しています。

米中の新冷戦入りし熱戦に

18日にアラスカで米中外相級会談が行われたが、怒鳴り合いというすごい状況であった。今後の米中新冷戦とその後の熱戦を検討しよう。

アラスカで米中外相級会談が行われたが、紛糾したようである。米国のブリンケン国務長官は、中国にウイグルや香港での人権擁護を要求したが、反対に中国は内政干渉と取り合わなかった。

米国のサキ報道官は「戦略で大きな部分を占めるのは、対中関係に強い立場からアプローチすることだ」と述べたが、中国の趙立堅報道官は「米国側は中国を大いに失望させる発言や行動を選んだ」とした。米中が完全に敵対関係と見える会談になっている。

「厳しく、直接的な対話になると予期していたし、実際にそうなった」とサリバン米大統領補佐官は会談後に記者団に語った。

この外相級会談の影響は、広範囲に及ぶことになる。トランプ政権はディールとしての外交であったが、バイデン政権は人権など価値観外交になって、議論の余地がない。取引ではなく、絶対的な価値を言うので交渉の余地がない。

救いなのが、バイデン大統領が中国を名指しで批判していないことである。国務長官が対中強硬な態度で臨み、最後は大統領がまとめるという外交であると期待したいが、バイデン大統領は足腰も定まらないほど、弱っている。

カラマ・ハリス副大統領がほとんどを代行している状況である。この米政治体制が心もとない。米政府閣内の意見がまとまっているのかも不安になる。

そして、米国も中国も、第2次太平洋戦争の準備を開始した。中国の軍事費は23兆円にもなり、軍事費に計上していない軍事費も合わせると米国と同等レベルになっているとも言う。

中国軍幹部は、米中戦争になる予測理論である「トゥキディデスの罠」を公言している。米軍は第2次太平洋戦争が起きた時にどうなるのかのシミュレーションを行い、補給戦線を延ばした旧日本軍と同じ失敗をすると見ているようである。

中国は戦争を覚悟しているのか知らないが、台湾を中国の領土であり、そこに内政干渉するなと強硬に言い始めている。徐々に言う範囲が大きくなっている。

このため、米国は同盟国をまとめて、戦争に備え始めた。この一環として、英国、フランス、ドイツの軍艦もアジアに送り、日米豪印の「クワッド」と一緒に軍事訓練を行い、戦争準備を進めている。

戦争準備の一環として、中国なしでも困らない生産体制を整えつつある。中国を除いたサプライチェーンの確立である。このため、戦場になる台湾にあるTSMCの工場を米国に建てさせることで、戦争時でも半導体の補給ができるようにする。同様に戦場になる可能性がある日本企業の必要な工場も米国に招き入れるはずだ。

逆に、中国では、米テスラ車を軍人や政治家が使用することを禁止して、軍事機密や軍事施設の場所を特定されないようにするという。また、日本企業の工場を非常に良い条件で中国に招き入れようとしている。しかし、戦争時に工場を徴収できることになる。技術と人を敵対国日本から確保できる。

両国ともに、すべては、戦争に備えるためにである。このような解説をする説を見たことがないが、今の米国と中国が行っていることは、戦争準備、戦時体制構築である。

無観客ライブで解散するアイドルたち。 「ファンと一緒に楽しみたい」徹底衛生で客前ステージ可能に

「無観客」がスタンダードになってしまった2020年

2020年はアーティストたちにとって大変な一年となりました。ライブやコンサートは軒並み中止。開催できたとしてもファンと直接触れ合うことができない無観客ライブがほとんどで、アーティストたちにとっては「不完全燃焼」だったに違いありません。

例えば、21年という長きに渡ってトップアイドルに君臨してきた、国民的スター・嵐もそのひとり。

2020年5月に開催を予定していたコンサート『アラフェス 2020 at 国立競技場』は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、客入れでの開催を断念。無観客でライブ配信されました。

メンバーの松本潤さん(37)は「直接会えないというのは非常に残念」とその無念さをあらわにしていました。

また、嵐は昨年の大晦日に行われたラストコンサート「This is 嵐 LIVE」も無観客で配信。このライブをもって活動休止に入っただけに、その悔しさは計り知れないものだったでしょう。

他にも、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・こぶしファクトリーは、2020年3月にTOKYO DOME CITY HALLで行われたラストライブ『こぶしファクトリー ライブ 2020 ~The Final Ring!~』を無観客で開催。

リーダーの広瀬彩海さん(21)は「無観客ライブになってしまったことがすごく残念」と語り、2015年1月の結成から5年3カ月のグループの歴史に幕を下ろしました。

また、元乃木坂46の白石麻衣(28)さんの卒業コンサートとなった『NOGIZAKA46 Mai Shiraishi Graduation Concert ~Always beside you~』も無観客で行われました。

アーティストたちの本音は「有観客でやりたい」

そんな中、ロックバンド・ウルフルズが年末年始に観客を入れてライブを開催しました。

ツアーは2020年12月30日と31日にフェスティバルホール(大阪)、2021年1月5日に中野サンプラザ(東京)で行われました。ウルフルズとして有観客での単独公演は1年半ぶりのことです。

もちろん、ライブは新型コロナウイルス感染防止のガイドラインに従って行われましたが、その準備は並大抵の苦労ではありません。

抗菌・抗ウイルスマットの設置、タッチポイントの除菌拭き、ソーシャルディスタンスの確保など、ライブ開催にあたっては数多くの衛生対策が必要。

ウルフルズのライブツアーはこられをひとつひとつクリアしていきましたが、その手伝いをしたのは「ダスキン」でした。 

ダスキンが誇る「徹底衛生管理」でライブやイベントも可能に

家庭や企業における清掃サービス、衛生管理に貢献してきたダスキン。

ライブやコンサート、セミナー、展示会、スポーツ大会、フェスティバルなど、様々なイベントで新型コロナウイルスに対する感染拡大対策が求められる中、ダスキンが全力でサポート。

イベントのプロであるダスキンレントオールと、衛生管理・衛生商品レンタルのプロであるダスキンがタッグを組み、イベント衛生サービスを開始しました。

政府や自治体のガイドラインに合わせたイベント衛生サービスをワンストップで提供し、コロナ禍でのイベント実施を支えていきます。 

イベントの衛生管理で大切な4つのポイント

ダスキンが重視する、衛生管理の4つの観点。

イベント来場者、出演者、そして運営スタッフとイベントに携わる全ての人の感染対策として、以下の4つの視点から商品・サービスを提案していきます。

●イベント会場外からの感染対策

来場者のソーシャルディスタンスを保つフェンスやパネルの設置、サーモグラフィカメラによる体表面温度計測を実施。

足元からの感染を予防するマットや、並ぶ列の密接を緩和する看板やフェンスも設置します。 

IMG_0175

●イベント会場内の感染対策

トイレや楽屋などの入口に、抗菌吸着剤を使用した吸塵・吸水マットや、密閉での感染対策の空間衛生商品を設置。また、換気に伴う、虫の侵入対策も施します。

IMG_0128

●イベント来場者の感染対策

受付や会場内の通路、トイレや楽屋の入口に、非接触の泡手指消毒剤(オートタイプ)を設置。物販や受付など、来場者とスタッフが対面する場所には飛沫対策アクリルパネルを用意します。

IMG_0273

●イベント開催中の衛生管理

イベント開催中、来場者の接触が多い手すりやドアノブなどの除菌処理、トイレやごみステーション、喫煙所の巡回清掃サービスを実施します。 

IMG_0233

アーティストのライブやイベントだけではなく、学校やテーマパークにおける衛生対策も実施してきたダスキン。

「健やかな毎日を衛る」存在として、家庭や企業における清掃サービスだけではなく、様々なシーンでの衛生環境を整えていきます。

 

PR:ダスキン

image by : shutterstock

泣いて幼稚園へ行きたがらない子どもに親がかけるべき魔法の言葉

桜の開花も始まり、もうすぐ新入園のお子さんをお持ちの方も多いのではないでしょうか。新入園といえば「親子分離」が悩みの種。今回の無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』では、著者であるパピーいしがみさんが「お母さんがいい、と幼稚園で泣き続けてしまう」という育児のお悩みにじっくり答えています。

親子分離で泣いちゃう

こんにちは。パピーいしがみです。

今年度ももうそろそろ終わりで、新入園、新入学を控えているお子さんも多いと思います。そこで多くの方がお困りになるのが「お母さんと離れるのが辛い」と子供が泣いてしまうことなんですね。特に新入園など、今まで一緒にいたお母さんと離れて、新しい場所に1人…という状況は初めてのお子さんが多く、そこがどんなに楽しい場所でも、不安や寂しさになかなか慣れない、とういう事は少なくありません。

初めての場所に慣れずに連日泣き続けていたお子さんでも、夏前ぐらいまでに慣れるのですが、今回ご相談頂いたぶんちゃんさんのお子さんは、なんと年長の秋まで母子分離で泣いてしまうお子さんでした。私が今までご相談を受けた中でも、最長に“泣き続けた”お子さんです。

でもぶんちゃんさんは何も努力をしていなかったわけではなく、赤ちゃんの頃から児童館に通い、幼稚園に入る前から少人数の英語教室に通って、他のお子さんと慣れるようにもされたし、1周間に1回の幼稚園のプレスクールにも通われて幼稚園への準備はしっかりされていたんですね。

でも児童館では、お母さんがトイレにいく、ほんの短時間を先生に預けただけでも号泣。英語スクールも(本来は親と離れて勉強するのですが)離れていると参加できないので、しばらくは一緒の教室に参加。週1のプレ幼稚園の時は、お母さんと離れた後、1時間ぐらい泣き続け、参加できたのは最後の30分だけ、という状況でした。そして幼稚園に入園した後は、毎朝別れ際に大号泣。教室には自分からは絶対に入らず、いつも先生に手を引かれていていたようです。

保育参観、遠足、運動会、音楽会などのイベントの時も、いつもと違う雰囲気を察知すると泣き出したり、お母さんを見つけると泣き出して、傍にきたがる、という事でいつもこっそり見つからないように見ていたそうです。あまりに泣くのでぶんちゃんさんも先生も「何か嫌な事が有るの?」と聞いても、子供の返事は「ないよ、お母さんがいいだけ(TT)」と言っていたそうなんですね。

地下アイドル“奴隷契約”の実態。卒業を条件に金銭要求、キャバクラで強制労働を強いる深い闇

現役アイドルから驚きの告発があった。女性アイドルグループ「+Sugar.(プラスシュガー)」のメンバーだった天衣ゆなが18日、自身のツイッターを更新。グループからの卒業の条件として、示談金50万円を請求されたことを明かし、ファンたちが騒然となっている。

天衣ゆながグループ脱退で示談金を請求される

問題となっているのは、18日に更新した天衣ゆなのツイッター。天衣は「【大事なお知らせ】いつも応援して下さる皆様へ」と記し、グループ脱退にともなう金銭要求の顛末を告発している。

天衣はグループを「いずれ辞めさせてもらう」とリーダーのメグ・ピッチ・オリオンに事前に伝えたというが、リーダーを含めたメンバーから「卒業なんて形で絶対に発表させない」と言われたという。

【関連】吉岡里帆、“恥ずかし”画像流出で窮地か。豊満バスト披露で露出増、あざといグラビア回帰で春ドラマにかける

そして、「後日話し合いにて初期投資25万、精神的苦痛を受けたので+25万、示談金として計50万を払えと言われました」と報告。

天衣のツイッターには2021年3月13日付の“誓約書”が添付されており、そこにはいくつかの禁止事項と示談金の細かい内訳が書かれている。

「+Sugar.での活動を通して知り得た情報を漏洩しない」「+Sugar.の社会的評価や信頼を下げない」「脱退にあたって天衣からは発言をしない」などが記され、グループに損害を与えないことを求められている。

また、「清算書」となっている箇所には、衣装代、写真撮影代、レコーディング代、フライヤー代など9項目が挙げられており、振込先が記されていた。

天衣は「誓約書にも今すぐサインしろと強要されたので怖くなり断りました」と明かし、「目に見えないものに対して金額を付け、それを請求してくる事に疑問を抱き私がここに居た時間は無駄だったなと痛感致しました」とコメントしている。

【関連】前田敦子が“Dカップ”ヌード覚悟!?勝地涼と離婚秒読みでシンママ決意、自ら売り込みも仕事激減で窮地

金銭要求はレアケースではない“アイドル界の闇”

地下アイドルグループ「+Sugar.」はセルフプロデュースアイドルを売りにしていて、芸能事務所には所属していないとされている。

2018年3月にグループを結成。「いつもの生活にちょこっと甘いお砂糖をプラスしたような、あなたにとってそんな存在になりたい」をコンセプトとし、ファンの総称は「微糖派」と呼ばれている。

誕生してからわずか3年ほどしか経っていないが、メンバーの入れ替えは激しいようで、告発文を公表した天衣を含めすでに5人が脱退。

地下アイドルの深い闇を浮き彫りにしてしまったような今回の騒動だが、アイドル事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「グループからの卒業をめぐって金銭問題が起きてしまうことは決して珍しいことではありません。焦点は所属する際にどんな契約書を交わしていたかです。実際に事細かく禁止事項を並べて、破った場合には罰金を科すと明記されてる契約書も存在します」

+Sugar.は事務所に所属していないことから、契約書自体があるかどうかはわからない。ただ、今回受け取ったという誓約書にサインをしてしまうのは危険だ。

「ほとんどの芸能事務所の場合、トラブルが表沙汰になることを嫌がります。もしかしたら、今回ツイッターで公表したことで、強く言ってくることはもうないかもしれませんが、弁護士に依頼をし毅然とした態度で望むのが最善の方法でしょう」(前出・芸能記者)

【関連】指原莉乃の妹分 佐竹のん乃がパパ活売春か。月300万円で抱き放題「サブスクアイドル」の闇、思い出されるナイナイ岡村の失言

天衣は「告発文を公開しない選択肢もあった」というが、急にグループを脱退することで応援してくれるファンを心配させたくなかったとし、真実を伝えることにしたと語っている。

中国と北朝鮮の犬に墜ちた韓国。米韓共同声明のまやかしと文在寅の及び腰

3月16日には日本と、18日には韓国との間で共同声明を採択した米国務・国防長官。しかしその内容には看過できない差があるようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、米韓共同声明に「北朝鮮の非核化」という文言が含まれなかった理由を解説。さらに文在寅大統領の従北ぶりを批判的な筆致で記しています。

朝鮮半島の非核化と北朝鮮の非核化

アントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官が3月15日から18日にかけて日本、韓国を訪問。まず日本では、中国を牽制しつつ、インド太平洋戦略の摺り合わせをやり、北朝鮮の非核化と人権問題、日本の拉致問題などを話し合ってそれらを共同声明に盛り込んだ。

すぐに韓国へ。韓国での外務相+国防相(2+2)会談は4年半ぶりとなった。韓国側は鄭義溶(ジョン・ウィヨン)外交部長官と徐旭(ソ・ウク)国防長官、米国はブリンケン国務長官とオースティン国防長官。4人の長官は3月18日、共同声明を採択したが、声明には両国長官が韓米同盟が韓半島とインド太平洋地域の平和と安保、繁栄の核心軸であることを再確認し、韓米同盟がこれまでになく重要だということで認識を共にしたという内容が盛り込まれている。特に北朝鮮の核・弾道ミサイル問題が両国の優先関心事だとし、北朝鮮に対しては、国連安保理決議を完全に履行することが重要だと強調するにとどまった。

中国・北朝鮮に擦り寄る文政権下の韓国では、共同声明に中国の牽制も北の非核化も盛り込まれなかった。盛り込まれなかったものの、口頭でブリンケン国務長官は、米国は継続して北朝鮮の非核化に焦点を合わせていると明言した。トランプのときは「北朝鮮の非核化」とは言わずに「朝鮮半島の非核化」といっていた。日本の茂木外相は(ブリンケンと同じように)「朝鮮半島の非核化」とはいわず「北朝鮮の完全な非核化」のために国連安全保障理事会決議の完全な実行の重要性を確認したと語っている。この「朝鮮半島の非核化」と「北朝鮮の非核化」と何がちがうかについて簡潔に書いてみたい。

朝鮮半島の非核化という用語は、1992年1月20日に締結され2月19日に発効した「朝鮮半島の非核化に関する南北共同宣言」から使われた。この宣言は南と北は朝鮮半島を非核化することによって核戦争の危険を除去し朝鮮半島の平和と平和統一に有利な条件と環境を醸成しアジアと世界の平和と安全に貢献するとして下の6項目の合意を行った宣言だ。

  1. 南と北は核兵器の実験、製造、生産、搬入、保有、貯蔵、配備、使用をしない
  2. 南と北は核エネルギーを平和的目的にだけ利用する
  3. 南と北はは核再処理施設とウラン濃縮施設を保有しない
  4. 南と北は朝鮮半島の非核化を検証するために相手側が選定して双方が合意する対象に対して、南北核統制共同委員会が規定する手続きと方法で査察を実施する
  5. 南と北はこの共同宣言の履行のために共同宣言発効後1か月以内に、南北殻統制共同委員会を構成・運営する
  6. この共同宣言は南と北がそれぞれ発効に必要な手続きを経てその文書を交換した日から効力を発生する

これは、南北基本合意書とともに当時の南北の総理が署名したもの。朝鮮半島の南北から、核兵器とそれを製造する一切の施設を除去するということだった。この時点では韓国にも米国の戦術核が配備されていたために、南北の非核化を朝鮮半島の非核化としたことに矛盾はなかった。ところが、この宣言後、韓国に配備されていた米国の戦術核が全て撤去されたために、朝鮮半島の非核化は北朝鮮の非核化を残すのみとなった。そうしたことから朝鮮半島の非核化は、イコール北朝鮮の非核化を意味する用語として使われてきた。

1994年のジュネーブ米朝非核化交渉でも北朝鮮は、南北非核化共同宣言の履行を踏まえたうえで合意し、対価として毎年50万トンの重油の供給や2機の軽水炉建設の支援をうけた。2002年、北朝鮮が秘密裡に濃縮ウラニウムを製造していたことが発覚して一連の支援は中断されるのだが、北も核拡散防止条約から撤退し抵抗した。

ワクチン不足に揺れるEU。ロシア製「スプートニクV」で生じた不協和音

ワクチン政策でも自国主義のアメリカを尻目に「ワクチンは公共財産」と主張し開発を進め、世界で最も早く国産ワクチンを承認したロシア。世界初の人工衛星にちなみ「スプートニクV」と名付けられたロシア製ワクチンがいま、ワクチン不足を解消したい欧州各国を揺るがしていると朝日新聞が独自記事で伝えました。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんは、「スプートニクV」について朝日新聞がこれまでどう報じてきたかを検証。欧州連合(EU)がこのワクチンについてどのような判断を下すのか注目しています。

ロシア製のワクチン「スプートニクV」について新聞はどう報じてきたか?

きょうは《朝日》から。11面の国際面に、ロシア製のワクチン「スプートニクV」についての興味深い記事が掲載されています。欧州各地の特派員による独自記事のようですので、これを取り上げます。「スプートニクV」で検索すると、サイト内に23件、1年以内の紙面掲載記事で8件ヒットしました。この8件(今日の記事を除けば7件)を対象にします。まずは11面記事の見出しから。

ロシア製ワクチン 欧州に動揺
スプートニクV
ハンガリー独自接種 各国内で対立も
EU未承認 プーチン氏売り込み

スプートニクVを巡って、欧州各地でいくつもの「不協和音」が生じているという。未承認のまま導入するか否かで政権が紛糾したり、独自の判断で使う国があったりなど。

スロバキアやチェコのように死亡率が世界で最も高い水準の各国では、政変につながりかねない状況。スロバキアでは、EU主導の調達では手遅れになるとみて首相がスプートニクVの使用を指示したところ、連立4党のうちEUの承認を待つべきだとする2党が「連立離脱」をチラつかせて政権を揺さぶり、保健相が辞任。2党は首相の辞任まで求める騒ぎに。

EUは承認済みの4ワクチンを18.6億回分確保しているものの供給遅れが相次ぎ、各国から批判されている。ハンガリーは独自にスプートニクVの接種を始めている。

●uttiiの眼

冷静に観れば、ファイザー製にせよアストラゼネカ製にせよ、もちろんスプートニクVについても、これまでのワクチン開発の常識を覆すようなスピードで作られたということがある。そのうえで、各国が独自の「承認」プロセスを踏んで使用に至っているわけだが、悩ましいのは、スプートニクVが治験の第三層試験をスルーしてロシア政府に「承認」されたものでありながら、世界的医学雑誌でもその実効性が高く評価されたワクチンだということ。

深刻な感染状況を抱える国からすれば、EU承認ワクチンを待つよりも、スプートニクVを使いたいという希望が強くなり、権力基盤の弱いところでは、そのことが原因となって「政変」が惹起され、ハンガリーのオルバン政権のような独裁的傾向の強いところではEUを無視してスプートニクVが使われるという、奇妙な斑(まだら)模様が生じている。

今、アストラゼネカ製については、副反応についての懸念から接種が中止されている状態で、ただでさえEU内での供給が遅れている時に、日本に入ってくる時期などはさらに遅くなるのではないか。そんな心配が現実になりそうだ。

さらば自己嫌悪。意志の力に頼らず「習慣化」を可能にする3つの方法

新年度を目前に控え、新しい習慣を身につけたいと考えている方、少なくないことでしょう。とはいえ「習慣化」は容易ではありません。無理なく可能にする方法はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では著者で現役弁護士の谷原誠さんが、習慣化できない理由を知り、その原因を取り去るという考え方を紹介。「意志力いらず」の習慣化のテクニックを披露しています。

【関連】現役弁護士が伝授。三日坊主から脱するため「きょう寝る前」にすべき事
【関連】始めるまでは始まらないよ。英語も運動も楽にこなせる「習慣化」のコツ

習慣化とウィルパワー

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

このメルマガでは、物事を習慣化する方法について、何度もお伝えしています。それは、習慣化する、ということがとても難しいからです。何かを始めようとしても、途中でやめてしまう、習慣化できない、という時、自己嫌悪に陥ります。

物事を習慣化するには、「習慣化できない理由」を知ることも一つの有力な方法となります。習慣化できない理由を知れば、その原因を取り去ってしまえばいいわけです。

たとえば、あなたが普段運動をしていない、として、

「よし!これからは、週に3回プールに行って泳ごう」

と決意したとします。しかし、これは間もなく挫折します。なぜなら、「プールに行く」という行動には、【意志力】が必要だからです。自分の意志を奮い立たせ、今行っている作業を終了させて準備をし、交通機関を使って出かけなければならないためです。特に夕方や夜など、意志力を使い切ってしまって、意志力を発動することなどできません。

これが、私たちが物事を習慣化できない理由の一つです。

ということは、習慣化したいことがあれば、それを始めるのに意志力が要らないように条件づけることが一つの解決法になります。

私は、夜寝る前に歯を磨きますが、ベッドに行く前に、「何も考えずに」歯ブラシを手に取ります。意志力不要です。「ベッドに行く」という行動に条件づけられているからです。

そこで、自分が必ず行う行動の前に、その習慣化したい行動を持ってきて、2つを条件づけると、意志力を使わずにできる可能性がある、ということです。また、誰か仲間と約束する、という方法もあります。約束をすると、それは「プールに行かなきゃ」という意志力を使うのではなく、「約束を守らなきゃ」という、より強い自分のアイデンティティの力を使うことになりますので、習慣化しやすい、ということになります。

ドーパミンを出す、というテクニックもあります。プールに行った日だけ、お酒を飲んで帰ってよい、などとルールを設定すると、泳いだ後に快楽が待っていることがわかるので、プールに行きたくなる、という方法です。これも意志力を使うのではなく、快に向かって行動をすることになります。

他にもありますが、こんな風に、いかに意志力を使わないようにするか、が、習慣化するコツの一つ、ということになります。

「人は繰り返し行うことの集大成である」

(アリストテレス)

YouTubeもご覧ください。

【意志決定ツール】説得ツールにも使える。現役弁護士が解説

法律相談は、こちらから。

弁護士が教える法律知識 ご相談・お問い合わせ

今日は、ここまで。

image by: Shutterstock.com

矛盾だらけのトルコ。「同胞」のウイグル人を弾圧する中国にダンマリの訳

アジアとヨーロッパの間に位置し、国際情勢に大きな影響を及ぼすトルコの動向。そのトルコ外交がここのところ迷走していると警戒するのは、メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』著者で、元国連紛争調停官の島田久仁彦さんです。島田さんは、首相時代“中東の父”と崇められた頃からのエルドアン大統領の外交戦略の変遷を詳しく解説。中東戦略が180度転換された理由や、「不条理に苦しむ同胞を見捨てない」とアゼルバイジャンを助けながら、“同胞”であるウイグル人弾圧には口を閉ざす矛盾の訳を明らかにしています。

トルコ外交の迷走?それとも矛盾?-国際情勢の混乱要因を作り出すトルコ

私が改めて言うまでもなく、トルコは地政学上、非常に重要で、かつ国際情勢の行方を左右する力を有しています。それはかつてオスマントルコ帝国の威光があるからではなく、アジア・コーカサス・中東・北アフリカ、そして欧州をつなぐ地理的な立地と、それを戦略的に用いた外交が背後に存在します。

私も様々な機会にトルコ政府とお仕事をしてきました。紛争調停においてトルコの影響力を使わせてもらったり、多国籍ビジネスの発展において、トルコのバイタリティーを援用したりしてきました。官民ともに、非常に優秀な人材が豊富で、自覚しているかどうかは分かりませんが、とても強力な国です。

しかし、“戦略的な外交手腕”は存在するものの、外交の一貫性に欠けるように思うような事態が最近多くなりました。その一例がトルコの対中東諸国との距離感です。

エルドアン大統領が首相時代、彼は中東の“父”と崇められ、各国間に存在する微妙な対立を収めるにあたって頼りにされていました。その頃、存在していた外交方針を一言で表すと“親中東諸国外交”と言えます。

あえてシーア派とスンニ派の勢力争いからは距離を置き、secular(世俗的)リーダーとして振舞い、宗教闘争にタッチしないことで「困ったときのエルドアン頼み」という構図を確立していました。それが変わったのが、彼が大統領権限を強め、自らが大統領になってからといえます。

「トルコを再び世界の第一線に立たせる」という信念のもとに、積極的な経済政策を推し進めて成長を加速させつつ、最大のマーケットとなり得るEUへの加盟を熱望して、secularさを前面に押し出した外交を行いますが、EUへの加盟が叶わないことを嗅ぎ取って、外交方針を一転させます。

中東諸国に対しては、宗派は問わないが、イスラム色を強調することでより密接な関係を保つ一方、EUに対する外交は対立構造を強めていきます。昨年も深刻化した東地中海のガス田問題やキプロスの帰属問題、そしてシリア難民を巡る対欧州国境線問題の顕在化は、EUとの決別と、地域大国への名乗りを意味するようになってきました。

しかし、中東の雄に返り咲くために、目の上のたん瘤と思われたエジプトとの対立関係を深め、領有権問題を顕在化させることで、エジプトの力を削ごうとする動きに出ます。背後には、東地中海の天然ガス田採掘問題と同じく、トルコのエネルギー源の確保への渇望がありましたが、エルドアン大統領が独裁色を強めるにつれ、大きく性格が変わってきます。

それは「マウントを取れる局面ではとことん圧力をかけて支配する」という方針です。その典型例は、カショギ氏殺害の決定的な証拠を掴んでいることを盾に、国際的な非難を浴びせかけたサウジアラビア王国との緊張関係です。本件については、詳しくは述べませんが、実質的な権力者であるモハメッド・ビン・サルマン皇太子の関与という弱みを用いてマウンティングを行ったといえます。

独立記念日をターゲットに急ピッチ。米国の最新ワクチン接種事情

新型コロナウイルスワクチンの接種が急ピッチで進むアメリカ。バイデン大統領は独立記念日の7月4日に親しい家族が集まることを可能にすると鼻息が荒いようです。今回の『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』では、NY在住の人気ブロガーりばてぃさんが、いまアメリカで関心を集めるニュースを紹介。ワクチン接種事情のほかに、ブロックチェーン技術を使うことで複製できないデジタルアートが、約75億円で落札されたという驚きのニュースについて伝え、自身の考えも述べています。

アメリカのワクチン接種事情

(1)アメリカでのコロナワクチン接種、5月には一般の人々も接種できるようにする Byバイデン大統領
Biden’s May 1 deadline: How will US make more COVID vaccine shots available in less than 2 months? – ABC7 San Francisco

すでに2ヶ月を切ってますが、5月1日までに18歳以上の人には接種資格が与えられるようにするという目標がバイデン大統領によって掲げられました。5月1日までに全員が受けるという話ではありませんがかなりの急ピッチなので、実現したら奇跡的かもしれません。

というのも、当初は夏、もしくは秋になると言われてましたし、今だに接種するために長蛇の列に並ぶ必要があったりするので接種状況は順調とは言えないのです。でも強い意志を持ってすすめるぞ!ということなのでしょう。

なお、現在、NY州では先生方、60歳以上などが接種可になっています。友人にも接種済みの方々が増えてきましたし、私の住むアパートのオーナーの老夫婦、その一番上の娘さんも接種済みとなりました。高齢者が接種後に亡くなる話はアメリカでも出ているので、何事もなくて本当によかったです。

(2)7月4日の独立記念日は親しい家族で集まれるようにする Byバイデン大統領
Covid pandemic: Biden eyes 4 July as ‘Independence Day’ from virus – BBC News

上記ニュースを受けて、アメリカ人にとって非常に重要な記念日である独立記念日は、昨年は自粛を求められましたが、ワクチン接種をしていれば親しい家族などで集まれるようにしたいとのこと。

(3)NFTアートに注目!?

老舗オークションハウスのクリスティーズが初のNFTのオンラインオークションで、アーティストのBeepleの5000枚のデジタル画像を使った作品「The First 5,000 Days」が3月11日に約75億円で落札!
Beeple NFT Sells for $69.3 Million at Christie’s – ARTnews.com

日本でもニュースになっていますが、アメリカではアート業界と仮想通貨業界でここ数週間話題になっているのが、NFT。NFTとは、Non-fungible tokenの頭文字をとったもので、代替できないトークンという意味で、日本語では、「非代替性トークン」と訳されています。

ヒトラーのソ連攻撃に匹敵する愚行。インドを本気で怒らせた中国

アラスカで行われた外交当局トップ会談でも、アメリカ相手に一歩も引かぬ強気な姿勢を見せた中国。しかし彼らの覇権奪取の野望は潰える可能性が高いようです。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、インドを敵に回してしまった習近平政権をナチスドイツになぞらえ、中国の行く先を考察しています。

アメリカ―インド同盟が中国の覇権野望を粉砕する

第2次大戦で、イギリスは、圧倒的に劣勢でした。ナチスドイツは1940年5月~6月、アッという間にフランスを降伏させた。これで、大陸欧州は、ほとんどドイツの支配下に入った。1940年6月、イギリスは孤立無援。アメリカはまだ参戦しておらず、ソ連はドイツと不可侵条約を結んでいた。

しかし1941年、戦況は大きく変わりました。まず6月、ドイツは不可侵条約を破ってソ連攻撃を始めた。そして12月、日本が真珠湾攻撃したことで、同盟国ドイツもアメリカとの戦争に突入した。1940年、ドイツの敵は、事実上イギリス1国でした。それが1941年には、イギリス、アメリカ、ソ連3大国になっていた。これでは勝てるはずがありません。

さて、アメリカは現代のイギリスです。そして、中国は、現代のドイツです。

ナチスドイツは、ユダヤ人を大虐殺したことで知られています。一方、現代のドイツである中国は、ウイグル人100万人を強制収容するだけでなく、ウイグル女性に不妊手術を強要。「民族大量虐殺」(ジェノサイド)を行っていると世界中から非難されています。

● 全国民必読資料→ウイグル女性に避妊器具や不妊手術を強制──中国政府の「断種」ジェノサイド

第2次大戦がはじまったのは1939年。その79年後の2018年、トランプは「米中覇権戦争」を開始しました。

2020年、中国発、新型コロナパンデミックが世界を襲った。もっとも被害を受けたのは、アメリカでした。この国は、感染者数も死者数もダントツ世界一なのです。一方、現代のナチスドイツ・中国は、いち早くパンデミックを克服し、「一人勝ち状態」になりました。

2020年、中国は有利で、アメリカはボロボロな感じがします。しかし、同じ2020年、アメリカを救うことになる大事件が起こったのです。なんでしょうか?こちらです。

インドと中国、国境付近で衝突 インド兵20人以上死亡か

BBC NEWS JAPAN 6/17(水)11:38配信

 

インド当局は16日、中国と国境を争うヒマラヤ山脈地帯で両国軍が衝突し、インド兵が少なくとも20人死亡したと発表した。

 

両国軍の衝突で死者が出たのは、過去45年以上で初めて。このところ両国の緊張が高まっていた。

ドイツによるソ連攻撃は、1941年6月です。それからぴったり79年後、現代のナチスドイツ・中国は、インドと戦い死者が出た。

インドは、伝統的に「非同盟外交」の国です。冷戦時代、世界は大きくアメリカ陣営とソ連陣営にわかれていた。インドは、どちらにも加わらず、「非同盟」の第三勢力を形成していました。そして冷戦後も、その伝統を堅持し、日本、アメリカだけでなく、ロシアとも良好な関係を築いている。国境問題を抱える中国とも、関係が敵対的にならないよう、注意深く行動していたのです。

インドが日米一辺倒ではない証拠があります。インドは2015年、中国、ロシアが主導する反米的組織「上海協力機構」(SCO)に加盟しています。しかし、2020年6月の国境紛争で、流れが変わりました。インドは、日本やアメリカに接近しはじめた。事実上の「反中同盟」である「自由で開かれたインド太平洋戦略」にも積極的に参加するようになりました。2021年3月21日時事から。

モディ首相が今月12日の日米豪印4カ国首脳会談への参加を決めたのは、国境をめぐる中国の一方的な現状変更をけん制したい意向が働いたためとみられる。

 

一方、米政府はオバマ政権以降、インドを取り込もうと腐心してきた。インドが「対中包囲網」に参加すれば、中国は日米豪3カ国と対峙(たいじ)する太平洋側だけでなく、インドと接する内陸側にも戦力を分散する必要が生じ、有利な状況をつくり出せるためだ。

 

バイデン米大統領は12日の首脳会談で、「自由で開かれたインド太平洋は4カ国の未来に欠かせない」と述べ、連帯感の演出に努めた。