コロナ禍で脚光「マンション管理士」という資格の“不思議”な性質

新型コロナウイルス感染症の流行に伴う外出自粛の影響もあり、資格試験の受験を考える方が増加しているようです。「マンション管理士」も受験者数を増やした資格のひとつですが、そもそも同資格はどのようなもので、どんな方が取得を目指すのでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者でマンション管理士資格をお持ちの廣田信子さんが、この資格の全貌を紹介しています。

マンション管理士試験の受験申込者が増えた理由

こんにちは!廣田信子です。

2020年度のマンション管理士試験の申込者は1万4,486人。前年より525人増加しています。どうでもいいことのようですが、実は、私の中ではちょっとしたニュースでした。平成13年の第1回の試験(申込者10万9,520人)から、毎年減り続けた申込者数が、ようやく下げ止まり、プラスに転じたからです。

といっても、今年は、マンション管理士試験に限らず、資格試験は、みな受験者数が増えているようです。一番の理由は、まさに「コロナ禍」。外出自粛で家にいる時間が多かったことから、ならば仕事に関連する資格試験の勉強でもしようと思った人が多かったということです。

また、コロナ禍のような状況では、今後、仕事が今まで通り続けられるか不安があり、何か資格を取っておこうという気持になりやすいものです。

ただ、マンション管理士試験を受けようと思う人には、独特の傾向があり、仕事とは別の理由で受験者が増えたこともあるのではないかと思っています。

マンション管理センターのアンケート調査によると、マンション管理士試験を受験しようと思った理由で、一番多いのが、「現在又は将来の仕事に生かすため」で65.8%です。管理会社等に勤めている人が、知識取得はもちろんですが、将来のための社内評価項目のひとつとしてマンション管理士資格を取っておこうと思うようなケースです。ですから、すでに、「管理業務主任者」や「宅建士」の資格を持っている人が7~8割台に達しています。

次に多い理由が、「居住するマンションの役員等の職務に生かすため」で20.8%です。これが、マンション管理士試験の特徴です。ごく普通に、役員として必要な知識を持っていたいという気持ちで受験される方もいるでしょうが、知識があると主張する組合員に負けないようにしたいと勉強されるケースもけっこう多いです。

「マンション管理士」資格を持っているという組合員に何かとかき回されて困っていて、それに対抗するために資格を取ったという理事長さんもいます。「マンション管理士」という資格を持つことで、管理組合の中で自分が特別な立場にいるような感覚になる方が、少なからずいるのです。

で、受験する理由が、「マンション管理士として就職するため」というのは19.2%となっています。直接、その資格で、業として「マンション管理士」をしようという人は決して多くはないのです。

CIA工作員や米外交官も被害。中国が印に使用「マイクロ波攻撃」の恐怖

中国とインドの国境で両国による紛争が発生した10月に、中国軍がインド軍に対してマイクロ波(極超短波)攻撃をしていたことが香港メディアなどで報じられ日本でも大きな話題となっています。この「マイクロ波攻撃」は、かつて米外交官やCIA秘密工作員などに対しても使われた可能性を指摘するのは、軍事アナリストの小川和久さんが主宰するメルマガ『NEWSを疑え!』の執筆者の一人である静岡県立大学グローバル地域センター特任助教の西恭之さんです。西さんは2016年以降、米外交官とその家族ら複数人が不調を訴えた過去の「事件」を紹介し、マイクロ波攻撃の恐ろしさを論文内容とともに詳細に伝えています。

やはり「マイクロ波」で米外交官を攻撃か?

在キューバ米大使館や中国・広州の米総領事館の館員と家族58人以上が、2016年以後、頭痛、めまい、目のかすみ、記憶障害といった症状を訴えている。その多くは宿舎やホテルの部屋で異音を聞いたと述べており、2017年には米国で「音響攻撃(ソニック・アタック)」と報道された。ニューヨークタイムズは10月20日、米国務省がこの「ハバナ症候群」の患者数と原因を隠蔽しているという、患者の声を報じた。

『NEWSを疑え!』2017年10月5日号では、

  1. 超音波は壁を通過しないし、超低周波音は細いビームとして指向できないので、一般的な意味での音響兵器ではない、
  2. 患者が熱を感じたと言っていないので、電磁波が原因の可能性は低い、
  3. 希少感染症または耳毒性薬剤(例えば建築用の有機溶剤)の中毒の可能性のほうが高い、

と分析した。当時、被害は米国とカナダの在キューバ大使館員に限られていた。

しかし、ここにきてマイクロ波兵器が原因である疑いが強まっている。患者の脳のMRI画像診断に関する論文が公開されており、音響を体内に発生させて作用するマイクロ波兵器が試作されており、また、旧ソ連当局が米大使館にマイクロ波を照射したことのあるモスクワでも、CIA(米中央情報局)局員が被害にあったと訴えているからだ。

米国医師会雑誌(JAMA)は、在キューバ米大使館員の症状に関する論文を掲載している。2018年3月20日号の論文によると、病因は、軽度の脳外傷や脳震盪《のうしんとう》にみられるような脳ネットワーク機能不全のようだという。2019年7月23日号の論文によると、彼らの脳MRI(核磁気共鳴画像)は健康体と比べて、脳全体の白質の体積が小さく、局所的な灰白質と白質の体積にも差異があり、聴覚と空間視覚のサブネットワークの機能的接続性が低いという。

マイクロ波は、この効果を及ぼすことも、対象者に異音を認識させることもできる。脳組織がマイクロ波のエネルギーを吸収して熱膨張すると、音響衝撃波が発生し、聴覚で認識されるからだ。

それ、言わなくていい。仕事でも家でも注意すべき不用意な一言

自分が提供するサービスや商品を卑下するような言葉を口にする営業マンや販売員の方と接した経験、お持ちの方は少なくないと思いますが、あまり購買意欲が湧くものではないですよね。そんなタイプのビジネスマンを批判するのは、営業実務コンサルタントの島田安浩さん。島田さんは無料メルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』で今回、具体的なNGワードを挙げつつ、不用意な一言を口にすることを強くたしなめています。

意味のない言葉はNG

人間って、言葉に癖があるんです。言わなくてもいい一言を言う人って、営業マンに多いんです。

「チョット高いんですけどねぇ~」とか、「納期がかかるんですけどねぇ」とか、「この色だけなんですけどねぇ」とか、「カッコよくないですけどねぇ」とか、その情報っているの?その言葉って、無意味っていうか、マイナスだよねぇ~っていうのを、平気で何度も、何度も、言うヤツっているんです。

あんまり本人は気付いて無いようだけど、そういうバカなことを言う営業って、本当に多いんです。なんで、自分で自分の首を絞めるの?言葉を選んで使いなよ!って、本当に思います。あなたがどう感じるなんて、お客様には関係ないの!分かるかなぁ~、…

「高い」って、あんたが思っているだけでしょう?「高い」とか「安い」っていうのは、どれだけ価値観を与えられるかどうかなの、あんたが下手糞だから、「高い」って、自分で自分を思わしてるだけでしょう、だったら、「安い」って思えるまで、考え抜くの!それもしないで、「高い」なんて言っちゃダメ!

カッコいいとか悪いとかって、それって感覚なの!人によって違うんだよ、あんたがどう思っても、関係ないの、お客様に売ろうって思ってんならそんな失礼なこと言っちゃダメ!カッコ悪いって本当に思うなら、売っちゃダメ!それぐらいのプライド持てよ!

文句言いながら売っちゃダメだよ。それで、お金をもらっているんでしょう?あんたプロなんでしょう?

まあ、本当にイラッってさせるヤツがいますが、思っても口に出しちゃダメです。

不用意な一言って、営業中も、あなたの人生でも、言っちゃダメ!なんです。

「あ~疲れた!」…ダメです!「腰が痛いよ」って、奥さんに言っても無意味です。言うなら医者に言ってください。「会社がどうの、旦那がどうの、」…文句言うなら辞めればいいだけです。不平不満、愚痴ってダメなんです。

意味のない言葉、心で思ったことや、言い訳をするのって、絶対にNGです。

特に営業ではダメです。営業ってお客様との心理戦なんです!戦いをしているんです。自分で自分に爆弾落とすのってバカですよね?!不用意な一言って、そういうことなんです。相手に爆弾を落とさないで、自分で自分に、爆弾をドンドン落としているんです。バカですよね!?本当にそうなんです。

営業って言葉の心理戦だから、言葉って、武器なんです。武器は選んで使う必要があります。考え抜いて言葉は使うんです。言いそうになったら、飲み込んでください。言う必要はないです。黙っていてください。その方が全然いいです。

冷静に、自分の営業を分析してみてください。あなたが、思っている以上に、いう必要のない言葉を言っているケースがあります。自分の営業を第三者の目で見るんです。そうすると、学びがたくさんありますよ。

不用意な一言って、言わないでください!

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小室圭の2年後は安泰か波乱か?眞子さまとの結婚で手にする億単位のカネの味

宮内庁は去る13日、秋篠宮家の長女眞子さま(29)の結婚に関するお気持ちを文書で公表した。婚約が内定している小室圭さん(29)との結婚の再延期が示された形となったが、「納采の儀」延期の発表から2年、結婚に対する気持ちは変わらないことを表明された。

「お気持ち」で消された年内入籍への言及

秋篠宮家にとっての一大儀式となった「立皇嗣の礼」が執り行われたのが今月8日。それからわずか5日後の発表となった、眞子さまのお気持ち。

もともと眞子さまと小室さんは2017年9月に婚約が内定。2018年11月に結婚式を挙げる予定だったが、結婚の諸行事を天皇の代替わり儀式が終わる2020年に延期すると発表されていた。

眞子さまは小室さんについて「幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在」と綴られ、変わらぬ気持ちであることを明らかにしている。

普通の男女の仲であれば、女性はなかなかこんなに待ってくれない。男性が転勤してすぐに破局してしまうカップルはざらにいるし、合わない日が続けば、別の異性に目がいってしまっても何ら不思議ではない。

きっと小室さんは眞子さまをベタ惚れにさせる何かを持っているのだろう。もしかしたら、得意の英語でロマンチックな愛の囁きができるかもしれないし、見た目からは想像もつかない男気がある性格なのかもしれない。

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実は眞子さまが公表した「お気持ち」の原案は今年はじめに書きあげられ、小室さんとの結婚延期の発表からちょうど2年となる今年2月に向け、準備されていたとデイリー新潮が報じている。

記事によると、もとの原稿には「今年の年末に入籍するつもりです」と明確な時期が示されていたという。

今回発表された「お気持ち」では具体的な日程に触れられておらず、事実上の無期延期という形になっているが、少し雲行きが変わってきたという見方もある。秋篠宮ご夫妻と眞子さまの間では長らく膠着状態が続いていたが、紀子さまが「長女の気持ちをできる限り尊重したい」との言葉を寄せ、人々を驚かせた。

また、秋篠宮家にとって重要な「立皇嗣の礼」が終了したことで、ご夫妻は眞子さまの結婚を容認という気持ちに傾いているとも言われている。

小室家が抱える金銭トラブルは未解決のまま

眞子さまの結婚を巡っては、秋篠宮さまが2018年11月の記者会見で、小室家に関する金銭トラブルを念頭に、「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、婚約の儀式を行うことはできません」と述べている。

小室さんの母・佳代さんと元婚約者の男性の間に400万円を超える借金があるといい、それが解決していないことが結婚の障害となっている。

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小室さんは2019年1月に「今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたい」という文書を発表したが、どうやらまだ解決には至っていないようだ。

現在、小室さんはアメリのロースクールに留学中で、2021年5月に受講しているコースを終了予定となっている。無事に卒業できれば、アメリカ各州の司法試験受験資格が得ることができ、試験合格後に晴れて弁護士になることができる。

ニューヨーク州の弁護士の場合、資格を取得できるのは2022年1月頃になるため、小室さんが弁護士になれるのは早くても1年以上先のこととなる。

弁護士資格取得まで小室さんは忙しい日々を送るものとみられ、眞子さまとのご結婚はそれを待ってからということになりそうだ。

渡部建が「笑ってはいけない」で復帰へ。佐々木希とのサプライズ共演で禊か

“多目的トイレ”不倫騒動で活動自粛中のお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(48)が、大みそか恒例の日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「絶対に笑ってはいけない」シリーズで復帰することがわかったとスポニチが報じた。すでに収録も済んでいるとみられる。

渡部建が「絶対に笑ってはいけない」で復帰

渡部の復帰をめぐっては、不倫騒動から半年という節目に「絶対に笑ってはいけない」で禊をするのではとの一部報道があったものの、スポンサーの問題から難しいという見方が強かった。

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局側は慎重に協議を進め、最終的に出演が決まったのは今月17日だと記事では伝えている。

同番組には17年に“アパホテル不倫”の袴田吉彦(47)や、19年には“4WD不倫”の原田龍二(50)など、過去に不倫で不祥事を起こした芸能人が出演。禊コントを行うことで、本格復帰を果たした“成功例”がある。

渡部の復帰を視聴者たちにどうやって納得させる?

「絶対に笑ってはいけない」が復帰の場として適したコンテンツだとはいえ、一般視聴者の渡部に対する拒否反応は依然として厳しい。どのような形で登場してくるのだろうか?

今回は新型コロナウイルスの影響で都内のスタジオで撮影されたという情報がある一方、SNS上では「笑ってはいけないバスあった!ホテル&カジノだった」というツイッターが拡散。いまだにその全貌は見えてこない。

しかし、視聴者の期待のさらに上を行くのが「絶対に笑ってはいけない」シリーズ。よほどの仕掛けをしてくるに違いない。考えられるのは以下の3つだ。

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渡部の登場予測①「相方・児嶋一哉と共演」

まず初めに考えられるパターン。アンジャッシュの代表的な「すれちがい」コントの中に不倫を混ぜ、児嶋をはじめ視聴者に謝罪の限りを尽くすということは十分考えられる。ただ、児嶋が登場するのは間違いないとしても、あまりに工夫がなくインパクトに欠ける。

渡部の登場予測②「渡部の両親と共演」

芸人がよく笑いを取るパターンとして、自分の両親を登場させるというものがある。かつてはダウンタウンの松本人志も母親を出演させて大爆笑を取っていた。

渡部はかつてNHKの「ファミリーヒストリー」に出演し、父が東芝の元社員で50以上もの特許に関わっていたことを明らかにしている。技術職のサラリーマンでまじめな父親だというが、そういう人の方が笑い的には盛り上がる。息子のためとなれば、一肌脱ぐことも考えられそうだ。

渡部の登場予測③「佐々木希と共演」

最もインパクトのある登場方法はやはりこれに尽きる。妻である佐々木希(32)と一緒に出演するパターンだ。ひたすら妻に謝る渡部、それを許さない佐々木という構図はコントとしては王道。最終的に渡部が何かをやり佐々木が許すというオチもつけやすい。

しかし、何より問題なのは佐々木が出演をOKするかどうか。妻としては夫のために何とかしてあげたいと思うだろうが、事務所としてはなかなか認めづらいだろう。

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そういえば、渡部の出演が決まったという17日、佐々木は秋田県の新ブランド米「秋系821」の発表イベントに登壇。炊き立てを試食した佐々木は、「すったげ、うめぇ」と地元・秋田弁で語り、ごきげんな様子で笑みを浮かべていた。よほど嬉しいことがこの日にあったのだろう。

「絶対に笑ってはいけない」での復帰を誰よりも喜んだのは、渡部本人でも相方の児嶋でもなく、妻・佐々木希だったことは間違いなさそうだ。

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インド不参加、台湾は排除。中国主導の「RCEP」が日本に及ぼす災禍

2012年の交渉開始から8年、今月15日にようやく15カ国の署名に至った東アジア地域包括的経済連携(RCEP)。日中韓やASEAN諸国等が参加する大規模な協定となり、世界の注目を集めています。しかしこの中国主導の協定の危険性を訴えるのは、台湾出身の評論家・黄文雄さん。黄さんはメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』でその理由を述べるとともに、バイデン大統領の誕生でアメリカの復帰が期待でき、かつ中国が参加できないTPPで日米台が連携すべきであると記しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年11月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国・台湾】危険なRCEPより中国排除のTPPで日台連携を

RCEP合意 台湾への影響「限定的」 中国未参加のTPP加入に重点

11月15日、日本と中国、韓国、オーストラリア、ASEANなど15カ国が、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)協定に署名しました。

RCEPは、2012年に中国が提唱したアジア版の自由貿易協定で、これまでなかなか交渉が進展しなかったのですが、ようやく妥結に至ったわけです。人口23億人、GDPで世界の約3割を占める巨大な経済圏ができることになります。

今後、協定を結んだ国々のあいだの関税を段階的に引き下げ、貿易活動を促進させて各国の経済を活性化させるという狙いがあるわけですが、もちろん、中国が主導していることもあって、台湾はRCEPには参加できません。

とはいえ、RCEPは取り決めがゆるいため、たとえば粗悪品や知的財産権を侵害したコピー商品なども流通する懸念があります。

加えて、インドも参加を見合わせています。それも、中国の安い粗悪製品が流入し、自国の市場を席巻することを警戒しているからです。

トウ振中(とうしんちゅう)行政院政務委員は、「台湾にとっては、RCEPに署名した15カ国に対して台湾が輸出している製品のうち、7割がすでにゼロ関税の対象であるICT(情報通信技術)製品であり、残りの3割である鉄鋼や紡績などの産業が影響を受ける可能性があるものの、影響は限定的だ」と述べました。

そして、台湾が狙っているのは、中国の妨害により参加できないRCEPよりも、中国が参加していないTPP(環太平洋経済連携協定)のほうだと述べました。

TPPは投資や知的財産権、政府調達などの幅広い分野で、域内共通ルールをつくっています。そして、質の高い貿易や投資の自由化をめざすものです。知的財産権の保護の厳格化や、より透明性のある投資や政府調達などが義務付けられており、このような条件のもとでは、中国はTPPに参加できないのです。

中国の参加できないTPPに台湾は参加できますので、中国による嫌がらせなども受けずに済みます。

自民こそ既得権益集団だ。学術会議バッシングに勤しむ政治屋の面々

日本学術会議の任命拒否問題についてその説明責任を果たさぬどころか、同会議について既得権集団とまで言い出した菅首相。国民の生活よりも党内出世を優先するかのような自民の議員たちもこぞって同じような声を上げ、首相への擦り寄りに余念がありません。この「惨状」に疑問を呈するのは、元全国紙社会部記者の新 恭さん。新さんはメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、そもそも現在の会員選考方法は二度の法改正を経たものであるという事実を紹介した上で、未だ任命拒否理由を説明せず、学術会議の組織的問題にすり替えている菅官邸こそがブラックボックス化した組織ではないかと強く批判しています。

日本学術会議は既得権集団なのか

しつこいようだが、日本学術会議の会員候補への任命拒否は、総理大臣による違法行為である。「人事については差し控える」の一点張りで、任命しない理由をいっさい説明しないのは、問答無用の強権発動であり、少なくとも民主主義国家を標榜する以上、許されない。

話は以上で尽きるのだ。学術会議のあり方、体質、会員選出方法など、設立当初から議論されてきたテーマは、ひとまず横へ置いておかねば話がズレてしまう。

にもかかわらず、やれ左翼イデオロギーの巣窟だの、軍事研究への反対は学問の自由の侵害だのと、一面的な見方による学術会議バッシングが世にはびこっている。

菅首相に至っては、「既得権集団」と決めつけるのだが、何が既得権なのかははっきり言わない。学術会議会員というステータスをもってそう言うのなら、国会議員という地位を代々受け継いでいる議員の多い自民党などは、真っ先に切り込まねばならない「既得権集団」であろう。

実際はそんなことではなく、安倍政権の官房長官であったころから、タカ派的政策に批判的な学者を目の敵にしていて、今回、そのケのある6人を見せしめとして血祭りにあげただけなのだ。それをごまかし、正当化するための「既得権集団」論が自民党内では幅を利かしているようである。

11月2日の衆院予算委員会における、菅首相と大塚拓議員(自民党)のやりとりは、その一端を見せつけた。

まず大塚議員は人文・社会科学系の学者をターゲットと定めた。

「学術会議(会員210人)は第一部(人文・社会科学)、第二部(生命科学)、第三部(理学・工学)、各部70人づつに分かれているが、第三部に対応する研究者数が全研究者(約89万人)の7割も占めているのに、第一部に対応する研究者は1割に過ぎない。計算すると、人文・社会科学の人たちは理学・工学の人たちより6倍、会員になりやすい」

そして、さらに狙いを絞りこむ。主張の概略はこうだ。

「うち法学・政治カテゴリーの会員は21人(研究者総数8,177人)なのに、電気・電子工学は4人(同15万3,900人)で、100倍違う。偏っている。既得権化している。ブラックボックスになっている。選考プロセスに問題がある」

法学・政治は389人の研究者に対し会員一人。電気・電子工学はそれより100倍多い3万8,475人に対し会員一人というわけである。

この論法でいくと、法学・政治分野の会員はほとんどいらないということになる。なにしろ、圧倒的に理系の研究者が多いのだ。国会議員の選挙のごとく「一票の格差」論めいたものを当てはめるとなれば、学術会議に人文・社会科学系の会員が極端に減り、それこそ偏ってしまうだろう。ちなみに、歴代会長はほとんど理系の学者がつとめていて、どうみても法・政治学分野の意見が強く反映されてきたとは思えない。

日本のメディアは死んだのか?米大統領選「右へならえ」報道の病根は

波乱続きの今年のアメリカ大統領選挙。バイデン氏が過半数を超える票を獲得し、勝利宣言はしたものの、トランプ陣営が不正疑惑を主張するなど泥沼の展開へとなりました。メルマガ『富田隆のお気楽心理学』の著者で心理学者の富田隆さんは、これら一連をめぐる日本の報道があまりにも偏っていると声を上げています。

プロパガンダ機関

今回のアメリカ大統領選挙をめぐる報道を見ておりますと、日本の主流メディアはこれで大丈夫なんだろうか、と心配になります。

まあ、簡単に言ってしまえば、彼らはアメリカのCNN、ABC、といった民主党系の放送網が報じている内容を、無批判にほぼそのまま流しているのです。

私は、トランプの信者でも、民主党系リベラルでもないのですが、今回の報道の仕方はあまりにも偏っていると感じてしまいます。まったく公平ではないのです。

社会の公器を自認する報道機関というものは、たとえどちらかを応援していたとしても、できるだけ両者の主張を公平に伝える義務を負っているはずです。一方の主張を黙殺し、挙句の果てに「印象操作」を繰り返すとなると、中共など独裁政権のプロバガンダ機関と同じになってしまいます。

11月17日現在、まだ選挙戦は続いており、現職のトランプ大統領が逆転勝利する可能性は充分にあるのですが、日本のテレビ局も新聞も、バイデン氏を「次期大統領」と平気で呼んでいます。

米国の憲法や関連法に従えば、現段階では、まだバイデン氏は一人の候補者に過ぎません。そもそも、現在、票を再集計している州もあり、選挙人すら確定しておらず、バイデン氏は正式に指名されてはいないのです。民主党系のメディアが勝手にバイデン氏の「当確」を出し、獲得選挙人の皮算用をしているに過ぎません。トランプ氏の言うように、大統領を選ぶのはアメリカの国民であり、メディアではありません。

20年前、ジョージ・W・ブッシュ氏がアル・ゴア氏と大統領の座を争った2000年の選挙でも、フロリダ州の開票をめぐって法廷闘争が行われ、最終的に決着がついたのは1ヶ月以上先の12月13日のことでした。

もし、NHKや日本経済新聞の「記者」の皆さんが、トランプ派の大手メディアもチェックし、ネットを検索して、公平に事実関係を調査していれば、トランプ陣営が主張している選挙の不正疑惑に関して、宣誓供述書を提出した選挙関係者が既に1000名を超えたという「事実」も確認することができたはずです。

そうしていれば、「トランプ氏が証拠も無しに不正があったとごねている」といった報道はできなかったはずです。

さらに、共和党の有力議員や上院の代表などが法廷闘争を支持していることも、ギャングと闘った英雄ジュリアーニ弁護士(元ニューヨーク市長)だけでなく、有名な人権弁護士のリンカーン・ウッド氏や前連邦検察官のシドニー・パウエル氏といったそうそうたる面々が訴訟弁護団に加わったこと。

彼らが、選挙の不正を暴くだけでなく、バイデン氏や民主党の有力者を刑務所に送ることのできる証拠を手に入れたと公言していることも知ることができたはずです。

実際にその後、様々な不正の「証拠」が暴露され、選挙や開票手続きの明白な「誤り」が指摘されても、日本の主流メディアでは、相変わらず、トランプ氏が「証拠や根拠も無しに不正があったと主張している」という報道を流し続けています。

アメリカの主要メディアは、現職大統領の会見中継を途中で勝手に打ち切ったり、マクナニー報道官が、不正の証拠について話し始めた途端に中継を打ち切ったりして、相変わらず、自分たちが創り上げた「証拠や根拠も無しの訴訟」「悪あがき」といった虚構を守ることに必死です。まるで、中共のテレビを見ているようです。

しかし、アメリカ国民の多くはこれらのメディアが民主党やグローバリストの代弁者であることを知っていますから、これらとは別に、ネットを介して様々な情報に自分でアクセスしています。それに、フォックスTVのようなトランプ氏よりの大手メディアも新聞もあります。

今、アメリカでは、民主党の支持者ですら、今回の選挙に不正があったのではないかと疑っています。あまりにも「お笑い」のようなネタが多いからです。

「死人」が投票した(たとえば、勝海舟と同じ誕生日の人が投票したことになっていました)だけでなく、ペットの犬まで投票した(本当に飼い主が真顔でインタビューに答えていました)、とか、投票に行った人間の数より、投じられた票の枚数の方が何十万枚も多かった、といった、爆笑ものの「不思議な話」で盛り上がっています。

現役教師が提唱。子供に勉強をさせるのに「やる気はいらない」説

勉強やエクササイズをやろうとしてみてもすぐに「やる気が出ない」とやめてしまうこと、ありませんか? ゲームや遊び、ショッピングなら没頭できるのに、なぜ人はやる気が出たり出なくなってしまうのでしょうか。現役小学校教諭の松尾英明さんは自身の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』で、長年関心を持っているという「やる気」について論じ、やる気が出ない原因とその対処法を語っています。

やる気いらない説

やる気を起こすにはどうするか。自分のかつての著書のタイトルにもあるように、長年の関心事である。最近でもこのテーマで何本か記事を書いて、ますますよく考えるようになった。その中で辿り着いた一つの考え方は「やる気の有無はどうでもいい」というものである。

今回提案するのは「やる気いらない説」の考え方である(一応前置きしておくと、全ての方法は万人共通ではないので、数ある考え方の内の一つである)。やる気はたくさんの人の関心事であり、どうでもいいはずがない。それはわかっている。しかし、それでも、どうでもいいという考えに基づいた説である。

どういう考え方か。

やる気を「物事を自らすすんで実行しようという気持ち」と定義する。諸説あると思うが、自分として一番しっくりくるので、ここではそう定義する。

まず、多くの人が進んでやる気を起こすことは何かと具体的に考えてみる。例えば、ゲームをすること。放っておいてもやるどころか、禁止されていても何とかやろうとする。何時間も熱中する。文句なしにやる気を起こすものの一つである。

例えば、飲酒(あるいは、甘い物など、好きな物を食べ過ぎるほど食べることでもいい)。飲まなくていいのに飲む。身体にもお財布にも優しいといえないほど、進んでたくさん飲む。アルコール中毒でなくても、毎日のように飲む人がかなりいる。翌日に支障をきたすほど飲む。これも、かなりの「やる気」を起こしているといえる。

ネットショッピングもそう。趣味の読書や音楽、車いじりやコレクションなどもそう。他にも諸々、やりすぎてマイナスになるほどにやる気を出してしまうものは、身の回りに溢れている。

もし何もなくても、SNSを数分眺めていれば、それらのあらゆるやる気を引き出しまくってくれる。もう既にこの時点で、やる気はない方がいいのではないかと思ってしまう。

プロが教える「まったく人の話を聞けず嫌われる性格」を治す方法

外回りの多いビジネスマンであれば、性格として致命的なのが「他人の話を聞けていない」ことではないでしょうか? 訓練して身に付くものではありませんが、どすれば良いか悩んでいる人も多いと思います。メルマガ『毎月1000人集客するプロ講演家が教えるコミュニティづくりの秘訣』では今回、著者でベストセラー作家・起業家の岡崎かつひろさんが、ほとんど人は他人の話を聞けていないという事実を指摘。どうすれば解決できるか、その糸口を示してくれています。

ほとんどの人が人の話を聞けていない事実

独立したら、会社という看板もなくなるので、自分自身で仕事を取っていかなければいけない。そうなったら、自分がどういう仕事をしていて、どんなふうに相手の役に立つことが出来るのか、どういうビジョンがあるのか、コミュニケーションについて学ぶ必要が出てきます。とはいえ、いきなりコミュニケーションスキルを磨くといっても、何をしたらいいのかわかりませんよね。

僕がやったことは、しっかりと人の話を聞くということ。今の僕を知っている人からしたら意外に思うかもしれません。会社員だった頃の僕は、まったく人の話を聞けないタイプの人間でした。

でも、実はこの「人の話を聞けない」というのは、僕だけじゃなくてほとんどの人が同じように「聞けてない」んです。気づいている人はほとんどいないと思いますが。

どういうことかというと、人はセルフトークといって自分の頭の中で「ああかもしれない、こうかもしれない」といろいろ考えますよね。諸説ありますが、そのセルフトークのスピードは、実際に人と話す時のスピードの7倍と言われています。

つまりどういうことが起きるかというと、「その話はこうなんじゃないの?」「もっとこうしたらよかったのに」「おもしろい」「つまらない」「そういえば、自分もこんなことがあったな」ということなど、どうでもいいことをいろいろ考えてしまいます。そうすると何が起こるかというと、聞いているようで聞けていないのです。

まずやったことは「100%そのまま聞こう」と決めました。こう話すと「どういうふうに変えたんですか?」と疑問に思うかもしれませんが、まず大事なことは「思うこと」です。

「人の話をそのまま聞く」と意識すること

物事は自覚しないと行動は変わりません。

たとえば、僕はしょっぱいものが好きだと自覚しています。僕は独立してから飲食店経営をやっていました。その時に気を付けたことは、僕の好みの味に合わせるとお店で出す料理の味がしょっぱくなります。自覚をしているから「しょっぱくなりすぎないようにしよう」「みんながどんな味を好むのか。そっちに合わせるようにしよう」と自覚できますよね。

ほとんどの人は「自分は人の話を聞けている」と思っています。でも、実際には聞けていないことの方が多いです。まず、行動を変えるためには「自分は人の話を聞けていないかもしれない」と自覚することです。

試しに、こういうことをやってみるといいです。たとえば、人の話を聞きました。そこで話していた内容を「オウム返し」で「今話したことって、こういうことで合っている?」と確認してください。その癖をつけることが、人の話を100%聞くための第一歩です。