中小なのに社長面接がなく担当者丸投げなら、そんな会社は見送れ

読者からのさまざまな質問に回答してくれる、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は、現在の仕事に満足していながらも、より革新的なことをしている会社への転職を希望している男性の質問です。コンサルという仕事を通して数多くの企業と関わっている永江さんの「良い会社の見極め方」とは…?

革新的な会社への転職は何をポイントにすべきか?

Question

shitumon

30代男性会社員です。いつも的確かつ正直な回答を楽しみにしております。

現在の仕事は楽しくできておりチャレンジもできる環境なのですが、会社内の評価への疑問や、自分が今後どのように働きたいかの自問自答があり、自身のキャリアの棚卸しがてら転職活動を始めてみました。

数年ぶりに色々な会社を見ると、魅力的なところも多くあり、そこまで強く転職したかったわけではないのですが目移りしてしまいます。

昔から起業に興味がありつつも、自分の中からふつふつと湧き上がるものが今は無いので、新しい業界や、古い業界の中で革新的なことをしている会社に身を置き、勢いを感じながら働きたいと思っています。

どの会社も、自社がいかに素晴らしいか、競合よりどこが優れているか、は説明してくれますし、説得力もあるのですが、自分が望む環境がそこにあるのかは数回の面談や面接では正直わかりません

永江さんでしたら、もし知人から転職の相談を受けたら、どのように会社選びのアドバイスをされますか?また、ご自身のコンサル業務への依頼があった際、「この会社は伸びる」とか「一緒に働いていて面白くなるだろう」など、どのようにご判断されますか?

多く依頼があるかと思うので、その中で取捨選択される基準なども知りたいです。

あなたの住む土地は大丈夫?自宅周辺の「危険な場所」を知る方法

異常気象が多発する昨今、防災意識は常に高く保ち続けていたいもの。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では著者の須田將昭さんが、災害による被害の想定を掲載した「ハザードマップ」の活用法を記しています。

ハザードマップを活用する

まず、ハザードマップとは? ということですが、これは災害による被害の想定を掲載したマップです。地震災害、風水害、土砂災害などなど地域によって必要な情報は変わりますので、地域ごとに様々なものが用意されています。

市役所・区役所は消防署などで配布されていることが多いと思いますが、最近ではネットで公開されているものもあります。勤め先のもの、離れて住んでいる家族の周りの状況などをすぐにでも確認したいという時に便利ですね。

そういう情報をまとめた便利なサイトをご紹介します。

● 国土交通省ハザードマップポータルサイト ~身のまわりの災害リスクを調べる~

これは実に便利なサイトで、大きく二つの情報にわけて掲載されています。ひとつは「重ねるハザードマップ」というもので、特定の地点を中心に洪水・土砂災害・津波の浸水想定区域や道路情報危険箇所などが地図や写真に重ねて表示されます。わかりやすくて直観的なので,自分の住んでいるところの周りだけでなく勤め先なども見ておくと便利そうです。

もう一つは、「わがまちハザードマップ」で、全国の地方自治体単位で公開されているハザードマップをチェックすることができます。残念ながら私の住んでいるところはネットでの公開はなかったのですが…京都市や神戸市などを見たところ、入手できる情報はさまざまにありました。

まずは住んでいる地域勤め先離れて住んでいる家族の周り。そういったところの情報をチェックして、家族や周りの人たちと意見交換して、どういう対策をしておいたら安心できるか、考えておくといいですね。

せっかく用意されている情報です。どんどん活用しましょう。

昔は、ハザードマップは下手に公開すると「土地の価格が下がったじゃないか」という苦情があるのでは…と、行政も及び腰だったように思います。あまり積極的には出してこなかったようなイメージもありますが、防災意識の高まりの中で、必要な情報、ということで多くの人に周知されてきました。

だからこそ、知らなかった…で危険に巻き込まれることのないよう、自分の周りはよくよくチェックしておきましょう。危険な場所を知り、安全な場所を把握しておくことで、守れる命があるのですから。

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1秒間に24億回?実は電子レンジの中で起きてるトンデモない現象

電子レンジの中では「電波で水分子を振動させて加熱する」という現象が起きていますが、では「振動させる」とは具体的に何を意味するのでしょうか。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、電子レンジでモノが暖まる仕組みを深掘りして解説し、そこから見えてくる科学の面白さ・奥深さについて紹介しています。

電子レンジでモノが暖まる仕組み

アリエナイ理科の前書きとかで「理科の教科書にはレンジでモノが暖まる理屈さえマトモに描いてない…」なんてことを書いているのですが、よく考えたら手前の本でも書いてなかったので、たまにはまともなことも書いておきましょうということで、レンジで暖まる仕組みです。

たぶん多くの人が「電子レンジの中では電波で水分子を振動させて加熱する」というくらいは知識があるかと思います。

電子レンジの中で使われている電波というのはマイクロ波という波で、波長的には赤外線のさらに向こう側の波です。そういう意味では光(可視光だけが光にあらず)なわけですが、非常にエネルギーの強い波なので分子を揺らすことができるわけです。

この揺らす…というのは何が起きてるかというと、例えば水はH2Oで、その水には電気的にプラスの部分とマイナスの部分があります。このような偏りのある液体を極性溶媒というのですが、極性がある物質にマイクロ波があたると吸収されます。しかもマイクロ波自体は1秒間に24億回も極性が反転します(プラマイが逆になる)。つまり、分子を寄せては突き飛ばすということを行うので、分子自体のエネルギーが蓄積されていきとなるわけです。

「熱」というのは何かというと「分子の振動の度合い」と言えます(やや極論的ですがご容赦を)。

絶対零度がすべての原子の振動が止まった状態であり、そこから「震え度合い温度」として我々が認識しているわけです。

電子レンジと温度…というだけで、これくらいモノが見えてくると、よりいろいろなものが面白く見えてくる…かもしれません。

アリエナイ理科ポータルのこの記事をお読みになりたい場合は、こちら

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【実話マンガ】嫁が逃げた。育児疲れの妻が子を置いて家出した話

当然ながら「休み」というものがない、乳幼児の子育て。ましてや「ワンオペ育児」ともなればその負担は計り知れないものです。今回のメルマガ『大原さんちの九州ダイナミック』では、仕事ばかり優先して育児を奥様に丸投げしていた男性が陥った「大ピンチ」の実話をマンガでご紹介しています。ワンオペ育児は本当に大変なんです、どうか奥様を責めないであげてください……。

西の國から2018 脱走

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大学教授すら算定方式を出せぬ、格安スマホへの接続料は廃止せよ

NTTドコモなど大手キャリアに「接続料」を支払って、通信サービス料金の安い「格安SIM」を提供しているMVNO各社。これまで、この「接続料」を巡ってさまざまな議論がなされてきましたが、「接続料というもの自体をやめた方がいい」と語るのはケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。石川さんは自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、「接続料の存在を根本から見直す」ことが必要な理由について記しています。

公正取引委員会が、値下げ競争の起きない「接続料」にメス――もはや「接続料」は役目を終えたのではないか

5月15日、公正取引委員会にて「第2回携帯電話に関する意見交換会」が開催された。テーマは「MVNOへの接続料」だった。

接続料に関してはこれまでも総務省で大学教授の先生方が頭を突き合わせて喧々諤々の議論がされてきたが、結局のところ「誰もが納得する算定方式というのが出せていない状況だ。

意見公開会では「3社の接続料がなぜ競争して値下げの方向にいかないのか」といった問題点が焦点となっていた。冷房の効かない蒸し暑い会議室での3時間の議論を傍聴していたが、そこでふと「そもそも、MVNOに対しての接続料はもはや意味のないものではないか」という根本的な疑問をいだいてしまった。

今回の意見交換会ではIIJ、ケイ・オプティコム、日本通信の3社がプレゼンを行ったのだが、接続料を使ってサービスを提供しているのは日本通信のみで、IIJ、ケイ・オプティコムは卸によるサービス提供であることが明らかになった。

日本通信は「接続させろ」とNTTドコモと戦ってきた経緯もあることから、接続料にこだわっているのだが、他社に関しては、条件がゆるい卸での契約となっている模様だ。しかも、現状、接続と卸の料金に違いはないのだという。

おそらくNTTドコモとしては、卸の料金設定はあるものの、日本通信からのツッコミを恐れて、あえて接続と同じ料金設定にしているのではないか。

接続料の算定方式としては、原価コストに適正な利潤を載せるとされている。ただ、このコストの算出方法や適正な利潤というのを弾き出すのが難しく、誰もが納得する数字になっていないのが現状だ。さらに接続料を算定するのにも、数年単位でかかるため、MVNOからは「経費が確定できず経営が安定しない」と不満の声が上がっている。

それであれば、もう、大学教授が寄ってたかって考えても、まともな算定方式を出すことができない接続料なんてやめてしまえばいいのではないか。そもそも、「適正な利潤を載せるからいつまで経っても接続料は高止まりしているのだ。

老舗にあって老舗にあらず。奇跡のかまぼこ「鈴廣」が起こす革命

かつて、日本のどの食卓にも並んでいた伝統の味「かまぼこ」。しかし近年、その消費量はめっきり減ってしまったといいます。そんな中、かまぼこの産地・小田原を代表する老舗「鈴廣」が大奮闘しています。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」は、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。かまぼこのテーマパークに年間100万人を集めるなど、老舗の伝統と新しい改革によってその味を伝える「鈴廣」の今を追いました。

GWのおすすめスポット~小田原のかまぼこテーマパーク

神奈川県・小田原駅から箱根登山電車でわずか2つ目の風祭駅。小さな駅だが、驚くほどの人が降りてくる。向かうのは駅からわずか30メートルの「鈴なり市場」だ。

店内は大盛況。女性客が次々とカゴに入れているのは「海山のおーどぶる」(各680円)。ワインに合う色とりどりのお洒落なおつまみで、魚のすり身で作られている。

子供たちが釘付けになっているのはミニカーのトミカに「かまぼこ」の文字。これはミニカー型のかまぼこ「かまぼこトミカ」(756円)。お弁当に入れれば、子供が喜ぶこと請け合いだ。

鈴なり市場を運営するのはかまぼこで有名な鈴廣ここにあるのは全てかまぼこをはじめとした魚のすり身商品だ。例えば「シーセージ」(各432円)は、独自の食感が楽しめるすり身のソーセージだ。一方、店内の一角では、女の子がメッセージを描いていた。これはわずか20分でかまぼこにプリントしてくれる「プリかま」(焼き印代540円)。

さらに隣の建物、「鈴廣かまぼこ博物館」でもすり身商品の魅力を味わえる。大勢の人が集まっていたのは「練り物の手作り体験」(1620円)のコーナー。竹の棒にすり身をつけ、それをこんがり焼くと、チクワの出来上がり。

風祭のこの一角には、道路の向こう側にも何軒もの鈴廣の直営店が並んでいる。まるでかまぼこのテーマパークのようなかまぼこの里」。

古民家を移築したこだわりのそば店「美蔵」にも大人気のかまぼこ商品がある。ぷりぷり食感のかまぼこのかき揚げだ。その隣にある「えれんなごっそ」は、かまぼこのバイキングレストラン。鈴廣が作る様々なすり身商品からサラダやスープ、さらにデザートまで取り放題だ(平日 大人2052円~、子供1026円~)。

ここの目的はかまぼこのおいしさを知ってもらうこと。だからかまぼこのための地ビールもある。鈴廣がかまぼこに合うようにと独自に開発した「箱根ビール」(572円)は、さっぱり味の地ビールだ。

そんな客を魅了する様々なかまぼこ戦略で、かまぼこの里には年間100万人もの客が訪れる

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鈴廣の創業は1865年。小田原にあった小さなかまぼこ店だった。戦後、全国区へと急成長を遂げたその躍進は、かまぼこ業界では奇跡とさえ呼ばれている。ここ数十年、減少するかまぼこの生産量。そんな中、鈴廣は、この40年で売り上げを5倍にまで増やしたのだ。

鈴廣蒲鉾本店10代目社長の鈴木博晶は、常識にとらわれない様々な挑戦で客を掴んできた。「買った後にすぐ食べられないか」という声を聞けば、どこででも食べられる「切れてる板わさセット」(950円)を開発。最初から切り込みを入れたアイデアでヒットを生んだ。洋食風にアレンジできる「かまぼこドレッシング」(518円)も人気商品だ。

洋風の食卓の方が多いと思うんです。そういう時でもかまぼこが食卓に上るように、と。売れない、売れないと言っても何も始まらないから、いろいろチャレンジする」(鈴木)

【動画】一瞬ヒヤッ!スキーで滑降した先に待っていたものは…

カメラをつけたスキーヤーが滑走する直前からこちらの映像は始まる。

普通に斜面を滑って行くのかと思いきや、その先に待ち受けていたのは・・・?

 

 

雪の坂を滑走し始めたと思いきや、その先には・・・道がない!地面がない!

いきなり断崖絶壁を飛び降りたと思ったら、カメラが開いたパラシュートの手元を映していた。

その後無事に下の道に着陸し、仲間たちと喜びと興奮を分かち合っていた。

何も知らずに急に見ると、「何もつけずに飛び降りたのか!?」と思い一瞬ヒヤッとしてしまう動画だ。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Caters Clips)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

スキルアップできない人ほど「スキルって何?」がわかってない

「スキルが高いからあの人はデキる社員だ」といった発言、よく聞きますよね。ではその「スキル」とはいったい何を指すのでしょうか? 今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、スキルの定義付けを紹介するとともに、その磨き方を記しています。

スキルとはパターン認識である

スキルとは一般に「何かを自分の意志の通りに変化変形加工させる」能力のことです。これは冷静に考えてみたら理解出来ますよね。

仕事とはインプットがあって、それを加工、処理して、相手の要求通りのものに変化、変形させて納品するんですから。

料理人なら、肉や魚といった素材を加工して、一皿の料理にする。データが一杯詰まったエクセルのワークシートで分析をして、必要な数字を集計する。お客さんからの問い合わせというインプットを受け取って、解決、納得というアウトプットに変化させる。お客さんとのコミュニケーションというインプットから、相手のペインを見つけてそれを解決するものを提供しておカネをもらうというのも、広義の意味ではこれに当てはまります。

そういう一連のスキルをどうやったら磨けるのか、という問いがビジネスの場ではいつでもあるんですが、そもそもその問いって、

 ● スキルとはなんぞや?

が分かっていないとピントがズレるんです。だからここで書いておきますけど、スキルとはパターン認識なんです。

ある場面、あるインプット、ある要求という加工前の何かと、加工後にこうあれかしと考える理想像というふたつの情報があった時に、このインプットのどこをどのようにいじくったら、自分が欲しい、作りたい理想像になるのかを考えられるのがスキルなんです。

そしてそれはいつでも、一定のパターンで出来ているんです。パターンとは法則ロジック手順何をどうしたらどうなるという流れ全体のことです。

料理ならば、

  • 材料をキレイに洗う
  • 頭を落とす
  • 骨を取る
  • 内蔵を取る
  • 必要な大きさに切る
  • 盛り付ける

というパターンでお刺身が出来上がるわけです。これなんて完璧にパターンですから。

売りまくる販売員は、商品の「ストーリー」までも知っている

店員として売上を上げるため身につけなければならないスキルの一つに、「商品知識」があります。しかし、この「知識を得る」という行為も、売れる販売員とそうでない人間との間には、大きな差があるそうです。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが語る、売れる販売員が実践する「商品知識」の捉え方とは?

商品を知るとはどういうことか?

言うまでもないことですが、真剣に売上を上げようと思うなら、販売する商品のことを知っておかなければいけません。いわゆる商品知識のことなのですが、この商品知識の捉え方が、売れる販売員とそうでない販売員によって、違うように感じます。

一般的には、商品知識とは、出来上がった商品に関する情報だと思われています。例えば、洋服などで言うならば、

  • 素材
  • サイズ感
  • 重量(重い・軽い)
  • 機能
  • どんな着こなしが合うか?

などのような情報です。確かに、これも商品知識です。ですが、これらの情報だけを身につけても、本当の意味で商品を知っているとは言えません。この情報をいくら販売員が力説しても、お客様の心にはなかなか響かないのです。

本当の意味での商品知識とは、言葉にするなら、「ストーリーを知ること」です。出来上がった商品の知識ではなく、商品がそこで売られるまでのストーリーのことですね。売っている販売員は、皆、このストーリーをよく知っています。

先ほどの洋服の例に戻りましょう。店頭で洋服が売られるまでには、様々なストーリーが存在します。そのブランドのストーリーもあれば、その商品を作るに至ったストーリーもあるでしょう。出来上がるまでに思考錯誤したストーリーもあるし、どんな素材を使うかで討論したストーリーもあるかもしれません。何より、その商品を作ろうと頑張った人たちのストーリーがあるわけです。

保育園や幼稚園帰りに「今日何したの?」と聞いてはいけない理由

子どもと四六時中一緒にいられる時期や、ずっと見守ってあげられる時期はほんの一時ですよね。では、子どもが一人でさまざまな環境や感情と向き合えるようになるために、親がしてあげるべきこととは何でしょうか? 今回の無料メルマガ『子どもが育つ“父親術”』では、子どもが子どもだけでいろいろな体験をする場所や時間をどう用意してあげられるかについて詳しく紹介しています。

子どもの領分

子どもの領分」とは、子どもが(親とセットではなく)自分だけでいろいろな体験をする場所・時間を指して、私がつけた名称です。とても密度の濃い経験が得られるので、「子どもが自らの力で伸びる」ということが非常に活発に行われる場でもあります。

親から見れば、「子どもの領分」は子どもを自由にさせておくべき範囲ということになります。その「領分」の中にいる限りは、口出し・手出しは内容に関わらず一切無用。興味があっても質問せず危ないと思っても手は出さない。目で「やめなさい」とか「パパも仲間に入れてー」と訴えるのも、もちろんナシです。

心配しつつもその場を子どもに任せることになりますし、あれこれ言いたいことも抑えなければいけないので、親が「子どもの領分」を守り通せるかは、とても難しい問題です。

なぜなら、口出し・手出しをしたい欲求は、元をたどれば我が子への「危険から守りたい」「より上手にできるように教えたい」などの真摯な親心から出ているものだから。どのような理屈や義務感を持ち出したとしても、子を思う親の気持ちを抑えることは、やはり難しいでしょう。

そんな親心をぐっと抑えて「子どもの領分」を親が侵さずにいることを可能にできるのは、「“子どもに対する信頼という裏づけを親自身の中に持つ」という方法、ただひとつだけ。

…そうは言っても、「今日から信頼するぞ!」と宣言して一朝一夕に腹をくくることも現実には難しいですよね。後述の具体的な場面についての説明を参考に、皆さんも「子どもの領分を見守る親」の体験を積みながら、子どもに対する信頼を育てていっていただければと思います。