なぜ日本の国歌「君が代」を聞くと“曲が終わっていないような感覚”を覚えるのか?

先の大戦によって「国威発揚」のイメージがつき、何かと議論の的になっている日本の国歌「君が代」。しかし、本来は「古今和歌集」から作られた愛の歌であり、戦争の歌ではなかったという事実があります。メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、この日本国歌「君が代」について、米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバートさんと“博多の歴女“として活躍される白駒妃登美さんが対談した内容の一部をご紹介しています。

「君が代」と、他の国歌との大きな違いとは

いまもなお軍国主義の象徴のように思われている「君が代」。しかし、その原歌は『古今和歌集』にある、「愛するあなた、あなたの命がいつまでも長く続きますように。そしてあなたがずっと幸せでありますように」と願う“愛の歌”です。

『致知』最新号(7月号)では、「君が代」に込められた、そんな先人の思いを、米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバートさんと“博多の歴女“として活躍される白駒妃登美さんにお話し合いいただきました。

「君が代」の独創性を伝えるお話の一部を本日はお届けします。


ギルバート 「世界の国歌を見ると、基本的に賛美歌か軍歌なんです。どこも似たり寄ったりで独創性というものはありません」

白駒 「確かにそうですね」

ギルバート 「ところが、日本の『君が代』は歌詞として見ても曲の美しさからしても例外です。その証拠に1903年にドイツで行われた『世界国歌コンクール』で一等を受賞していますからね。

少し専門的な話になりますが、『君が代』の曲調は『ペンタトニック・スケール』と呼ばれます。1オクターブにある7つの音階のうち5つしか使わない。しかも『君が代』はハ長調ですから、始まりも終わりも『ド』であるべきなのに『レ』で始まり『レ』で終わっている。だから我われが聞いていると、何か曲が終わっていないような感覚を覚えるんです」

白駒 「ケントさんのいまのお話、納得できます。でも、それが『君が代』の素晴らしさだし、終わりがないという曲調は永続性にも繋がっている気がします。

例えば、日本神話の『古事記』などもそうで、始まりと終わりが明確ではありませんよね。これは日本の文化の大きな特徴だと思います。

いま『天皇制』『皇室制度』という言葉をよく耳にしますが、この表現は適切ではありません。『制度』は誰かがつくったものであり、誰かの手で終わらせることができます。でも、皇室は誰かがつくったものではないんですね。皇室は常に国民と共にある、始まりも終わりもない。これこそが皇室の姿なのではないでしょうか。

ギルバート 「おっしゃる通りです」

白駒 「作曲家の団伊玖磨さんが素晴らしい国歌の三つの条件ということをおっしゃっていて、一つ目が短いこと、二つ目がエスニックであること(民族性が表れていること)、そして三つ目が好戦的でないことだというんです。

団さんが提唱される素晴らしい国歌の条件が『君が代』にはすべて揃そろっていることは大変興味深いことですし、私たち日本人の誇りですね」

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論点ズレまくり「IPEF」では足りぬ。中国との共存戦略“4つの大問題”

インド太平洋経済枠組み「IPEF」をアメリカが立ち上げ、バイデン大統領の来日に合わせて日本も参加を表明。計13カ国が参加を表明し、GDPで世界の約40%を占めるほどの規模となりました。しかしその中身がどうにもズレていると指摘するのは、メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』著者で米国在住の作家・冷泉彰彦さんです。冷泉さんは、IPEFが据える4つの柱について、政府の説明を噛み砕いて解説。そのうえで、日本を始めインド太平洋の各国が無視できない、中国との共存という大問題を避けてしまっていると、特に重要な4つの問題をあげ、IPEFの底の浅さに懸念を示しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年5月31日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

IPEFでは全く足りない、中国との共存戦略

バイデン来日と同時に、5月23日に発表された「インド太平洋経済枠組み(IPEF:Indo-Pacific Economic Framework for rosperity)」というのは、実に不思議な「枠組み」だと思います。その全てが「政治的スローガン」であるし、何よりも「規制」や「監督」といった統制色が濃厚だからです。とりあえず、内容については以下の4点となっています。

1点目は「公平で強靭(きょうじん)性のある貿易」です。声明文(日本語バージョンは、内閣府が公表している翻訳によります)には「我々は、ハイ・スタンダードで、包摂的で、自由かつ公正な貿易に係るコミットメントの構築を追求し、経済活動を活性化し、持続可能で包括的な経済成長を促進し、労働者と消費者に利益をもたらす幅広い目標を推進するために、貿易・技術政策において新しく創造的なアプローチを発展するよう努める。我々の取組は、それだけではないが、デジタル経済における協力を含む」という方針だそうです。

お役所の呪文のような文章ですが、重要な部分というのは「知財をコピーされないようにプロテクトする」ということのようです。

2点目は、「サプライチェーンの強靭性」です。具体的には、「我々は、より強靭で統合されたサプライチェーンとするために、サプライチェーンの透明性、多様性、安全性、及び持続可能性を向上させることにコミットする。我々は、危機対応策の調整、事業継続をより確実にするための混乱の影響へのより良い備えと影響の軽減のための協力の拡大、ロジスティックスの効率と支援の改善、主要原材料・加工材料、半導体、重要鉱物、及びクリーンエネルギー技術へのアクセスを確保するよう努める」で、これも分かりにくいです。

サプライチェーンの問題をどうするのか、民間は、それぞれが既に独自のノウハウを築いているわけです。アップルは、台湾のホンファイに製造を委託し、現時点では最終組み立ては中国でやっています。部品は日本、韓国などから調達していますが、その全体が実務として回るためには、本当に厳しい現場主義で管理をしているわけです。そこに各国の当局がどう絡んでくるのか、これも呪文のような話です。

 

稼げぬ大学は見殺しに。大学ファンドで世界トップを目指す日本の能天気

新しい制度は、研究力低下が叫ばれる日本を救うことになるのでしょうか。5月18日に国会で成立した、10兆円規模のファンドで世界最高水準の研究成果が見込まれる大学を支援する「国際卓越研究大学法」が、大きな議論を呼んでいます。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では著者で健康社会学者の河合薫さんが、この「大学ファンド」は学問の世界にトリクルダウン理論を適用するもので、経済分野同様、学問の世界にもトリクルダウンは起こらないと断言。さらに当制度がもたらしかねない「負の効果」を指摘しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

 

「学問トリクルダウン」は起こらない

世界最高水準の研究成果が見込まれる大学を支援するために、10兆円規模の大学ファンドを設ける新しい制度「国際卓越研究大学法」が国会で成立し、スタートすることが決まりました。

大学ファンドの運用は科学技術振興機構が行い、利益を「国際卓越研究大学」に認定された大学に2024年度から分配します。国際卓越研究大学の認定や計画認可は、政府の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の意見が反映されます。

CSTIは岸田首相が議長を務め、6人の閣僚、および大企業の会長や役員、大学の教授など、計14人のメンバーで構成されています。また、認定には「産学連携や寄付などで、年3%の事業成長」「重要事項を決定するための、学外者が多数を占める合議体の設置」などの条件があるとのこと。

大学ファンドの背景には、世界と伍する研究力を強化支援することで、世界と戦える大学を作ろう!という思いが存在する。つまり、選択と集中。稼げる大学には大枚をはたくが、それ以外は…というのが本音なのでしょう。

このような政府の姿勢に対し、全国の国公私立大学の教職員らで作るグループが、反対する考えを示す記者会見を行ったり、有識者からも、「大学間格差が広がる」「稼げる研究だけが行われることになる」「研究力の底上げにはならない」「一部の大学だけに人材が集中する」「基礎研究がおろそかになる」などの異論が噴出しています。

一方で、国際卓越研究大学に選ばれれば、一校あたり年数百億円の支援を受けることができるため、期待の声も少なくありません。公的資金がつぎ込まれるわけですから、厳しい条件を突きつけられたり、さまざまなステークホルダーからあれこれ意見を言われようとも、それは仕方がないだろうとの意見です。

ちなみに、今回の大学ファンドは世界でも珍しい国が元手を貸す「官製ファンド」です。上手くいけば世界から評価されること間違いない、との声もあがっています。

ご承知のとおり、日本は先進国の中で唯一、低学歴化が進んでいる「博士後進国」。この問題は、本コラムでも度々取り上げてきました。

ノーベル賞を受賞した研究者たちが、日本は自由に研究ができない、研究する環境が整っていない、このままでは日本は沈没する、と苦言を呈してきましたし、海外の研究者からも、日本の若手研究者は研究室主催者(PI: principal investigator)になる意欲が低く、研究者の育成も期待できないという有り難くない指摘をされたこともある。

 

ドイツで6・7・8月だけ発行の「電車乗り放題券」がウクライナ戦争と関係している訳

ドイツでは、驚くべき価格でひと月の間だけ公共交通機関に乗り放題というチケットが発売されるそうです。今回のメルマガ『Taku Yamaneのイェーデン・ターク』では著者で長くドイツに暮らすTaku Yamaneさんが、その激安チケットについての詳細と、それが発売されたきっかけに「ウクライナ戦争」が関係している理由ついて語っています。

 

ドイツで激安電車切符が売られている件

いつもご愛読ありがとうございます。

さて、本日はドイツで発行される9ユーロチケットについてです。

簡単に言うと、「9ユーロでドイツ全土特急以外の公共交通機関1月乗り放題券」です。

もう少し詳しく言います。

6、7、8月だけ特殊な電車チケットがドイツで発売になります。

まあドイツでは他のヨーロッパ諸国同様、交通エリアが決められていて、そのエリア内では1日5ユーロとか、一つエリアを超えると1日10ユーロなど決められています。バスに乗ろうが電車に乗ろうが関係ありません。で、そういう感じで1週間券、1月券などなどバリエーションがあるんですが、ドイツ政府がドイツ全土で使用できる1か月9ユーロ券を発売したのです。日本の青春18切符みたいなシステムで特急や長距離バスには使用できないのですが、通常列車を使えば、理論上ドイツ全土を9ユーロで旅行し放題となります。

因みに、これがどこまで破格のチケットかというと、自分の住んでいるBad HomburgからFrankfurt中心部まで電車1日乗り放題券を買うと10ユーロかかります。今は最低でも週に一回フランクフルトに行っているので、月40ユーロかかる計算になりますが、これが9ユーロになり、さらに他の用事で出かける際も含めて1月9ユーロ。なんてお得なんだ。

とまあこんなことになったのには理由がありまして、ウクライナ戦争と関係しています。

ご存じの通りウクライナ戦争のせいでガソリン代がとんでもないことになっておりまして、1リットル200ユーロを超える日もあります。これを抑えるには需要を抑えるしかないということで、ドイツ政府が考え出した方法が、「電車賃を下げて自家用車の使用を抑える」というものです。最初は車を持っている人に対する割引を考えていたそうですが、それだと不公平だという意見が出たため、一律9ユーロという案が議会を通りました。

これがガソリン代に影響を与えるかどうかは分かりませんが、安月給で働いている自分には最高に嬉しいですね。

因みにドイツはいよいよアフターコロナという状況で、公共交通機関でマスクを着ける以外はあらゆる制約が撤廃されつつあります。

いろんな行事も動いていますし、今年はミュンヘンのオクトーバーフェストも開催されます。

いよいよ平時がやってきますね。やっとです。

元々ドイツ人はマスクを着けたがらない人たちばかりなので、マスクいらないと言われれば誰もしません。もうほとんど街を歩いていてもマスク民は見かけないですね。

マスク買うのも面倒だったので、この辺りも助かります。言っても感染者数ってそんなに減っていないのですが、もう良いでしょ(笑)。

 

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あのソニーが「スマホカメラは一眼レフの画質を超える」と断言した理由

5月10日に決算説明会を開催したソニーは、22年度の売上を1兆4700億円で前年比約4000億円増と大幅増収の見込みを示しました。世界をリードするイメージセンサー市場の成長予測が根拠とのことです。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは、この強気の背景に、この秋発表される新型iPhoneにソニーの1インチセンサー搭載があるとの見立てを示します。ソニーセミコンダクタソリューションズの清水社長兼CEOが言うように、スマホカメラは大口径化していき、2024年には一眼レフの画質を超えるのでしょうか?

 

2024年、スマホのカメラは一眼レフの画質を超える──ハイエンドは1インチクラスが増えるとソニーが断言

スマートフォンのキラーアプリ、「カメラ」の次はやっぱり「カメラ」なのか。

2022年5月26、27日、ソニーの事業説明会が行われた。そのなかでイメージング&センシング・ソリューション分野でのプレゼンがあり、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社代表取締役社長兼CEOの清水照士氏が「スマートフォンのカメラは大口径化と高Qs技術、AI処理の組み合わせによって、2024年には静止画は一眼レフの画質を超える」と明言したのだ。

ソニーではモバイルイメージング領域はまだまだ拡大すると予想。「多眼化は飽和する一方、大判化により引き続き市場成長を牽引する」と語っている。

同社では5月10日に決算説明会を開催しているが、2021年度は売上高1兆764億円で前年比639億円増収だったのに対して、2022年度は売上高1兆4700億円で3936億円の大幅増収を見込んでいるのだ。

そもそもここ数年は、トランプ政権によるファーウェイへの禁輸措置によって、ソニーのイメージングの売り上げは大きな打撃を受けていた。厳しい事業環境であったが「2022年度以降に発売されるハイエンドスマートフォンを中心に、各メーカーが、イメージセンサーの大型化や高画質・高付加価値化に再び注力する傾向が顕著になっており、モバイルセンサー市場の成長が、再度加速することを期待している。また、ミッドレンジでも画質を追求する動きが出てきており、さらにシェアを拡大できる余地があると見込んでいる」(十時裕樹CFO)というのだ。

確かに足下を見れば、シャープが「AQUOS R7」、ソニーが「Xpreria Pro-I」といったように1インチセンサーを搭載したスマートフォンを出しており、カメラの大口径化が進んでいる。

去年まではソニー・RX100シリーズなどに向けた1インチセンサーを搭載していたが、AQUOS R7においては、スマートフォンに向けた新しい1インチセンサーに切り替わっている。このセンサーはまだシャープしか搭載していないようで、今後、採用するメーカーが増えてくるものと思われる。

ソニーが前年に比べて4000億円近い売上増が見込めると明言するからには、シェアの高いメーカーが一気に大量の大型センサーを採用してくるということだろう。しかも、2022年度中ということから、今年後半の新製品であることが極めて高い。実際、サムスン電子はすでにハイエンドスマートフォン「Galaxy S22シリーズ」を発売済みだ。

それ以外で、ハイエンドスマートフォンをまだ出していないメーカーと言えば、アップルではないだろうか。アップルは今年秋に発売するiPhoneで、全モデルとはいわないまでも、「Pro」もしくは「Pro Max」で1インチレベルを採用してくる可能性が見えてくる。

 

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旅の途中で仕事をする、という選択。地方を救う画期的なサービス「おてつたび」とは?

地域によっては、短期で人材が不足した場合は雇用側に大きな負担があり、遠くに住む人を募集することはあまりにも非現実的でした。しかし、それを現実するサービスができあがったようです。今回、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが自身のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で紹介するのは、旅先で仕事を提供するサービス「おてつたび」です。その気になるシステムとは?

「おてつたび」で、人材確保。プラス地域の魅力を発信!

地方で地味に静かに営業を続ける、小さな組織。農業、漁業、宿泊業、製造業……。

そこでは、小さな組織なりの悩みを抱えています。

知名度が低く、思うように売り上げが伸びない。人口が少なく、人材を確保できない。事業規模が小さいため、正社員を雇えない。

これらを解決できるかもしれない、新たな取り組みが始まりました。

「おてつたび」という、不思議なネーミングのサービスです。

おてつたび

お手伝い(仕事)と旅を掛け合わせた造語で、「知らない地域に行きたい」「仕事をしながら、暮らすように旅をしたい」という人をサポートする、WEB上のプラットフォームです。

地域あるいは業種によって、季節的・短期的な人材不足が多く見られます。

地域だけで人材を集めることは非常に難しく、短期ながらも慢性的な課題を抱えて、苦労しています。

季節労働や短期バイトは、昔なら求人雑誌で、現在はネットでの求人も行われています。

しかし、雇う側が交通費や宿泊場所などのすべてを用意する必要があり、遠くに住む人を雇うのは現実的ではありませんでした。

また、期間が短い場合には、交通費の割合が高くなり、経費倒れとなってしまいます。

浮気調査だったのに…現役探偵がこっそり明かす「危険な瞬間」BEST3

前回の記事『犯罪スレスレ。浮気調査だけじゃない、現役探偵が受けた『変わった依頼』ベスト3』では、普通の日常では受けない探偵業ならではの依頼を紹介してくれた、メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さん。今回は、探偵という職業ならではの危険な瞬間をランキング形式で紹介してくれています。

 

こんな危険な瞬間があった!ランキング!

本日は「危険だった瞬間!」ランキング!のコラムです。

探偵は、やはり危険とは隣り合わせのお仕事です。12年間色々な現場を経験してきましたが、今回はこんな危険な現場あったな~というものを記していこうと思います。

危険だった瞬間

3位は

「vs.警察 at China」

中国での調査です!

調査内容としては、普通の浮気調査だったのですが、舞台が中国の田舎であることが難しい調査になった原因です。

中国は、なんと探偵が違法!

なので警察に探偵の行為(街中の撮影など)がバレたらどんなことになるのかは想像つきません…。僕は日本人ですし、下手したらスパイ容疑で尋問とか受けてしまうのか!?など変な妄想が止まりません(笑)。

僕がこの調査で行った街は、二人乗りのバイクで街を巡回する警察がウロウロしている場所でした。治安がいいのか悪いのか?わかりませんが、こちらとしてはひやひやしながら対象者にカメラを向けていました。

途中、色々と危機もありましたが、なんとか調査の目標は達成。無事に帰国できたのでした。

帰りの空港の荷物検査で、盗聴器は何に使うんだと聞かれましたが、「観光」の一点張りで通しました(笑)。

2位は

「vs.横領犯 at Thailand」

日系企業の工場内で、横領しまくっているというグループが存在。そのグループのボスの顔や家族構成を調べるというもの。

途中、張り込みがバレて車に閉じ込められたりと色々な危機がありましたが、なんとかこれも目標達成。粘り強く1週間も張り込みをしました。

中国と比べると警察関係は怖くないですが、やはり海外の犯罪者は怖かったです(笑)

そして1位は

「vs.警察 at Philippines」

1位は、フィリピンでの調査!

結構尾行が多い調査だったので、こちらはバイクで尾行。しかし、交通ルールを守っているにも関わらず、警察に止められ、お小遣いよこせとカツアゲされる始末。

調査中なのに、こんなことで立ち止まるわけにはいきません。仲間を先に行かせ、僕は交渉することに。しかし、相手は一歩も引かず、このまま警察署まで来いと引っ張られるはめに…。

警察との闘いあり、対象者との尾行勝負ありとなかなか危険な1週間のフィリピンでの調査でした。結末や、細かい内容は、長くなりますのでまたの機会に詳しく書いてみます!

いかがでしたでしょうか?全て海外の調査になってしまいました(笑)。もちろん、国内でも色々と危険だった調査はありますが、やはり海外のものは印象が強いですね。

たぶんここまで海外調査を経験している探偵はかなり珍しいのではないでしょうか?

 

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どんな餌より食いつき良し。完全無添加ペットフードの「意外な原料」

さまざまな理由で一般の流通ルートに乗らない、利用価値の乏しい魚の存在をご存じでしょうか。そんな「未利用魚」の意外な活用法を取り上げているのは、世界初のパクチー料理専門店の運営などで注目を集め、今年1月1日には千葉県鋸南町に「パクチー銀行」を設立した株式会社 旅と平和の代表取締役社長・佐谷恭さん。佐谷さんは今回のメルマガ『佐谷恭の「パクチー起業論」』で、知人が考案し製造販売する完全無添加ペットフードの「実力」を紹介しています。

 

未利用魚

日本の漁業において、獲れたけど市場に回らない魚はかなりの量になるという。そういう魚は一部は養殖に、でも大部分は行き場がなくて捨てることが多いらしい。

2020年11月に三重県の須賀利漁港を訪れた際、漁業を体験しながらこの話を聞いた。居酒屋から漁業に参入したゲイトという会社の五月女さんが、居酒屋の仕入れや資源の未来を憂慮して、根気づよく挑戦した結果、須賀利で漁業権を獲得した。

「売れる魚」とは、僕らの誰もが聞いたことのあるメジャーな魚である。一匹ずつ値段がつく。一方で、小魚やマイナーで市場に出回らない魚は、まとめて10円とか、引き取ってくれればいい方だとか、そんな感じだそうだ。

漁業権をもらうのはとても難しい。よそ者を入れているところは極めて少ない。その理由の一つが、自分たちの権利(利益)を、新規参入した者(会社含む)が持って行ってしまう危惧があるからだ。

ゲイトはその心配を解消するため、「売れる魚」はすべて漁協に納めている。そして、売れない魚、つまり「未利用魚」を居酒屋で使えるように加工する。そのための加工場もつくってある。

10店舗ほどあった店舗を、コロナウイルス騒動の苦境で一気に1店舗にまで減らした。そんなタイミングで僕は五月女さんに会った。そして、先月久しぶりに会ったらすでに店舗は無くしていた。

居酒屋と漁業が象徴的だが、彼は無数の事業をしている。僕が2泊3日間須賀利にいたときも、次々と想像もしないジャンルの人と打ち合わせをしていた。少なくとも週に10件ぐらいはアイデアを誰かに提案して推進させる。

最新ネタは、未利用魚でつくったペットフードだった。水揚げされてから1時間以内に高圧をかけて加工する。鮮度抜群。犬や猫は、その商品と1時間以上経ってから加工したものを、100%の確率で判別する(後者を食べない)そうだ。人間はほとんど判別できないらしい。

完全無添加のペットフードの話を聞いて、「面白いですねー」とつぶやいたら、数日後に150袋ほど送られてきた。ゲイト社と協議の上、とりあえず商品を知ってもらうために配ろうということになったので、ペットを飼っている人を見つけては配ってみた。

まだ7~8人に配ったのみだが、反応がすこぶる良い。これまで与えていたどんなエサよりも食いつきがいいとのこと。あまりに食いつきが良すぎていままでのエサを食べてくれなくなるのではと思い恐ろしくなったと複数の人から言われたぐらい。

今後どのような展開になるかは分からないが、配布や販売に協力してみることにした。パクチー銀行の店頭でひっそり販売(or配布)していく。

と思ったら行動の早い五月女さん。パクチー銀行専用の通販サイトまで作ってくれた。パクチー銀行と言う名の、無添加ペットフード専門店がオンライン上にではあるが、できてしまった(笑)。

ペットを飼っている方は、ぜひお試しください。

パクチー銀行

※ 鋸南に来ていただければ差し上げます

 

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ゴルフレッスン歴38年のプロが伝授する「最高のバンカーショット」習得法

多くのゴルファーが苦手とする、バンカーからの脱出。ツアープロであっても苦戦を強いられることが多いバンカーショットですが、とある法則の理解が、「1打脱出技術」を身につける助けになるようです。今回のメルマガ『尾林弘太郎のロジカルゴルフ(R)~実践スコアアップ進学塾』では、今年でゴルフレッスンキャリア38年目を迎えたという尾林さんが、そんな法則をレクチャー。動画を用いつつ初心者にもわかりやすく解説しています。

バンカーショット特集

寒かった冬も終わり春を迎えています。

今回からロジカルゴルフ実践塾は明確なテーマを絞りメルマガで伝えられる技術を深い情報にして解説させていただきます。

今回は「バンカーショット」をテーマにしています。

※ グリーン周りのガードバンカーになります。

ロジカルゴルフ格言

 

「最高のバンカーショットはバンカーに入れない事!」

このメルマガ読者の方は既に実行していると思います。

皆さんがコースラウンドする時に1Rで平均何回のバンカーショットをプレイしますか?

そしてバンカーショットの打数とバンカーに入る数を振り返ってほしいと思います。

私のプレイ内容でのバンカー突入率は「0.8回/18ホール」になります。

JGTOのデータを確認いただければスーパー技術を持っているツアープロでもバンカーからはパーセーブが少ないことが理解できると思います。

セーブ50%で相当上位である現実を理解してください。

そしてプロトーナメントの状況は一般営業コースと比べると砂チェックなどを行いフェアな状況での数値になるわけです。

名門コースは別としてアベレージゴルファーがプレイするコースのアンフェアな状況を簡単にお伝えします。

  1. 各バンカーによって砂質が違う
  2. セルフプレイの場合、バンカーショットの後、マナーが良くないゴルファーが馴らしていない為、ライが目茶苦茶!
  3. バンカーによって砂の量が違う

1~3の状況が高い確率で起こるのがバンカーになります。

つまり上級ゴルファーでもスウィングしてみないと、わからないという状況になりやすいことを理解してください。