犬や猫がチョコを食べたらどうすれば良い?獣医師が教える対処法

2月はバレンタインデー。街中のいたるところでハートを目にする季節になりました。でも犬や猫にとってはある意味危険な時期。チョコレートは最悪、死につながることもある食べ物だからです。そこで今回は、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生が犬や猫のチョコレート中毒について詳しく解説。もしもの時のためのアドバイスを教えてくれます。

 

バレンタインに要注意!わんちゃん、ねこちゃんのチョコレート中毒について

もうすぐ「バレンタイデー」ですね。この時期はチョコレートの誤飲が多い時期です。今回は、犬や猫のチョコレート物の中毒症についてのお話ししたいと思います。

1.チョコレートを食べたらどうなるのか?

一度は聞いた事があるかと思います。チョコレートには、カカオが含まれています。これが、中枢神経を刺激する成分なのです。

もし、大量に摂取すると下痢、嘔吐、痙攣、呼吸困難を引き起こす危険性があります。チョコレートに含まれるテオブロミン物質を犬は分解ができません。これが、嘔吐や下痢の原因となります。

2.もし、食べてしまったら?

では、食べてしまったらどうしたら良いのでしょうか?以下の事をご確認いただけると、スムーズに治療が始められます。

 1.何時頃食べたのか?
 2.どの位食べたのか?
 3.どのようにして食べたのか?
 4.食べたものと同じものがあれば病院へ持参

この4つです。覚えておいて下さい。

■まとめ

チョコレートを食べてしまったら、すぐに病院に行って下さい。決して、吐かせたりしないで下さい。食べてから時間が経てば経つほど体に吸収されてしまいます。チョコレートの量によっては「生命」に関わる事になりかねません。早く病院へご連絡の上、連れていってあげて下さい。

 

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橋下徹氏がれいわ・大石晃子議員に300万円の賠償請求。“攻撃的な表現行為による名誉棄損”にネット「どっちがだよ!」

れいわ新選組の大石晃子議員(44)が元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)から訴えられたことがわかった。大石氏によると、名誉棄損を理由に損害賠償請求訴訟を起こされたとしている。かねてから対立していた大石氏と橋下氏。今後戦いの舞台は法廷に移るようだ。

大石晃子議員が橋下徹氏から名誉棄損で訴えられる

2月3日の夜、大石氏は自身のツイッターで「ちょ、待て はしもととおるにうったえられたんだが」と投稿。「第1回口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状」と書かれた用紙の画像を公開した。

大阪地方裁判所から届いたとみられる呼出状には「損害賠償請求事件」と書かれており、原告は橋下徹、被告は大石晃子 他1名となっていた。

口頭弁論期日は3月11日の午前11時。出頭場所は本館8階の第807号法廷と記されている。

受け取った当初こそ驚いた様子の大石氏だったが、その後改めてツイッターを投稿。「橋下徹に訴えられた件のプレスリリースはこちら。 取材待ってます」とし、全面的に争う姿勢を見せている。

大石氏が明かしたところによると、「大石あきこの発言が『たびたび攻撃的な表現行為を繰り返している』として『名誉棄損行為、社会的評価を低下させる行為であり300万円を支払え』との訴状を受け取りました」としている。


当時とは立場が逆転 13年前の因縁対決

メディアでもたびたび報じられていた大石氏と橋下氏の対立。その因縁は13年前に遡る。

当時、大阪府の職員として従事していた大石氏。その前に現れたのが選挙に圧勝して大阪府知事となった橋下氏だ。2008年3月、就任して最初の朝礼で橋下氏は「民間では始業前に朝礼するのが当たり前。組合が超過勤務と言ってくるなら勤務時間中のたばこや私語も一切認めない」と言い放った。

その言葉に嚙みついたのが大石氏。突然起立して、「ちょっと待ってください!どれだけサービス残業やっていると思っているんですか?」と堂々と異を唱えたことで、大石氏は“大阪のジャンヌダルク”と話題になった。

この辺のいきさつは大石氏のブログに細かく記されている。

2018年10月で大阪府庁を退職した大石氏は2019年4月に大阪府議会議員選挙に無所属で立候補するも落選。しかし、2021年10月に行われた先の衆議院議員総選挙でれいわ新選組公認で立候補し、比例で初当選を果たした。

今は13年前の頃とは立場が一転し、大石氏が政治家となり、橋下氏は民間人。時の流れはわからないものである。

大石氏には早くもさまざまなメディアから取材依頼が殺到しているといい、今後は「大石晃子vs橋下徹」が世間を賑わすことに違いない。法廷でどのような争いが行われるのだろうか。

自公の選挙協力にヒビ割れ。創価学会が自民党にかけた脅しの内容

連立政権を組む自民と公明両党の間に、夏の参院選における選挙協力をめぐり、隙間風と呼ぶにはいささか強い風が吹いています。協力の基本である相互推薦に煮えきらない姿勢を取り続ける自民に対し公明サイドは激しい反発を見せていますが、7月10日に予定されている投開票に向け事態はどのような推移をたどるのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、「狡猾な知恵が働いて関係修復に至る」と見るものの、問題の根は深いとしてそう判断する理由を明示。さらにまともとは言えない自公接近の経緯の詳細を紹介するとともに、今夏参院選後の両党の関係性を考察しています。

 

ひび割れした自公選挙協力。このさい政教分離の観点から見直しを

今夏の参議院選挙でどのように協力し合うかをめぐり、自民党と公明党の間がぎくしゃくしているようだ。

自公選挙協力の軸は相互推薦だが、茂木自民党幹事長は兵庫選挙区などで、公明党推薦の結論を出せずにいる。業を煮やした公明党は、ついに選挙協力をしないと言い出した。

とかく人望のなさを云々される茂木自民党幹事長のこと。上手く信頼関係を築けず、公明党幹部がつむじを曲げてしまったのだろうか。

野合の最たるものが、両党の関係だ。憲法改正一つとっても、政治理念はまるで違う。両党を結びつけているのは不純な動機だ。自民党は今や公明党の支持母体、創価学会票なくしては選挙に勝てない。一方の公明党は、すっかり定位置となった国交相など大臣の座を確保し、政権の旨みをなめつくしたい欲ボケの魔物が棲みついている。

だからこそ、いずれは双方が歩み寄り、狡猾な知恵が働いて関係修復に至るのだろうが、今の“ひび割れ状態”は、連立継続にとって、根の深い問題をはらんでいるといえよう。

問題が表面化したのは今年1月14日のことだ。公明党の石井啓一幹事長が定例会見で、選挙協力が難航していることを明かした。

「現状、自民党の中で5選挙区についての理解がなかなか進んでいない」

5選挙区とは、改選数4人の埼玉、神奈川、愛知と、改選数3人の兵庫、福岡である。これらの選挙区で自民党が公明党の候補者を推薦。その代わり、公明候補のいない1人区では公明党が自民党候補を推薦する。これを相互推薦と称し、これまでの参議院選では、前年末に自公の間で協定が交わされていた。

ところが今回はスムーズにことが運ばない。公明党は5選挙区での推薦をいつも通り昨年末までに決めるよう自民党の茂木幹事長に要請していたが、いっこうに回答がない。

衆院選を終えたばかりとあって、公明党は準備を急いでいる。集票部隊である創価学会会員が態勢を立て直し、フル回転するには時間が必要だ。公明党の事情とは、たいていの場合、創価学会がらみなのだ。

茂木幹事長がグズグズしている最大の原因は、兵庫選挙区の事情だ。

同選挙区の参院選で、自民党は2016年にトップ当選したのに、19年は3位だった。しかも次点の立憲候補に激しく追い上げられた。一方、自民党の推薦を受けた公明候補は維新に次ぐ2位に食い込んで悠々と勝利を手にした。

当時の安倍首相や菅官房長官が公明候補の応援に駆けつけたのも大きかった。自民党の力で公明党に想像以上の票を集め、その分、自民党候補が苦しんだわけである。

このため、自民党兵庫県連には公明党との選挙協力を嫌がる空気が強い。関西で勢いを増す維新がさらに票を伸ばす可能性が高いうえ、前回僅差まで迫った立憲も侮れない。

「19年参院選のような選挙協力をして、もし自民党候補が落選したら」という不安は茂木幹事長にもあるだろう。なにしろ、兵庫選挙区に出馬予定の末松信介氏は現職の文部科学大臣であり、16年の選挙ではトップ当選しているのだ。

 

卑怯な中国。IOCまで使って台湾に北京五輪開閉会式の参加を強要した黒い思惑

北京五輪の開閉会式への参加見送りを表明していた台湾が、中国の働きかけを受けたIOCによる度重なる参加要求を呑み、不参加を撤回したニュースが大々的に報道されています。普段は国際社会からの蔡英文政権排除に血道を上げる中国が、自国開催五輪の式典に台湾を参加させる意図はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、その裏にある中国の「黒い思惑」を推測。その上で、台湾が参加という「妥協」を選んだ意義についても解説しています。

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※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2022年2月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

 

【台湾】台湾に北京五輪開閉会式参加を迫ったIOCと中国の黒い思惑

台湾 不参加から一転 北京五輪開会式「参加する」

台湾政府は1月28日の段階では、コロナを理由に北京オリンピックの開会式や閉会式に参加しないと表明しましたが、1月31日深夜、不参加を撤回しました。

報道にあるように、その理由は、「IOC=国際オリンピック委員会から式典に参加するよう要請があったから」とのことです。産経新聞の報道によれば、

IOCから参加を求める通知を何度も受け取った。IOCは、五輪に参加する各国・地域は、関連式典への参加を含む責任を果たすべきだと強調したという。防疫面では、全面的協力を約束した。

 

IOCの要求の背景には、中国の働きかけがあったとみられる。

台湾、一転して五輪の開閉会式参加を発表…IOCが何度も要求通知「責任果たすべきだ」

とのことです。そもそも、コロナの起源についてもWHOのテドロス事務局長の中国びいき発言が象徴するように、いくつかの国際機関は中国に骨抜きにされています。IOCのバッハ会長もテドロス氏と同じ臭いがするのは、私だけではないでしょう。

一部報道では、バッハ会長と中国の親密ぶりが報じられています。その証拠に、北京市中心部にある東四オリンピックコミュニティー公園には、早くもバッハ会長の銅像が建てられているそうです。とはいえ、ネット上では、音楽家のバッハだと勘違いする人が続出だとか。

北京五輪直前公園に“バッハ像”登場「音楽家バッハが蘇ったのか」と中国のSNSで話題

この公園では、近代オリンピックの父といわれるクーベルタン男爵、そして2001年に北京五輪が決定した際にIOC会長だったサマランチ氏、2008年の北京五輪時に会長だったジャック・ロゲ氏の銅像もあるそうです。つまり、クーベルタン男爵以外は、中国の国威発揚に貢献した人たちということで銅像が建てられているわけで、その一人として、バッハ会長も名を連ねたということです。

さらに、バッハ会長は、昨年の東京五輪のときに「ジャパニーズ」と言うべきところを「チャイニーズ」と言い間違えるということもありました。

 

フードもドリンクも高品質。虎ノ門の新名所「小虎小路」が成功の予感しかない訳

令和を迎えて初となる寅年の今年1月、再開発が進む虎ノ門にオープンした「小虎小路」が早くも話題となっています。この横丁スタイルの飲食店街を高く評価するのは、『月刊食堂』『飲食店経営』両誌の編集長を経て、現在フードフォーラム代表を務めるフードサービスジャーナリストの千葉哲幸さん。千葉さんは今回、「小虎小路」が繁盛スポットとして定着するであろう理由を分析・解説するとともに、これまでの「横丁」とは一線を画した感動があると称賛しています。

プロフィール千葉哲幸ちばてつゆき
フードサービスジャーナリスト。『月刊食堂』(柴田書店)、『飲食店経営』(商業界、当時)両方の編集長を務めた後、2014年7月に独立。フードサービス業界記者歴三十数年。フードサービス業界の歴史に詳しい。「フードフォーラム」の屋号を掲げて、取材・執筆・書籍プロデュース、セミナー活動を行う。著書に『外食入門』(日本食糧新聞社発行、2017年)。

虎ノ門ヒルズの谷間に繁盛する要素が満載の横丁「小虎小路」が1月19日オープン

1月19日、虎ノ門に「小虎小路」がオープンした。ここはいわゆる「横丁」。1つの飲食店では賄うことが困難な広いスペースを複数の店舗を寄せ集めて構成した飲食施設である。今日、横丁がオープンしたということだけでは珍しいことでは全くないが、この「小虎小路」にはこれまでの横丁とは異なる大きなポテンシャルが秘められている。

プロデューサーの人望が厚い

まず、立地がダイナミックである。「小虎小路」は森ビルが開発を進める虎ノ門ヒルズの谷間にある。このエリアには2014年「虎ノ門ヒルズ 森タワー」、2020年に「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」が誕生しているが、これから「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」および東京メトロ日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅と一体開発する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(仮称)」が加わり、区域面積7.5ha、延床面積80万㎡となる計画で、2003年に誕生した六本木ヒルズ(区画面積8.5ha、延床面積72万5,000㎡)に匹敵するオフィス・商業施設・住宅の国際都市が形成される。既に、ここから羽田空港までのバス直行便が稼働していて、国内・世界からのアクセスが整っている。これからの就労人口や居住者の増加を見込むと未曽有の市場拡大が想定される。

次に、横丁としてのつくり込みが丁寧に行われている。以前、地元の居酒屋が営業していたという地下1階130坪の敷地の中に12店舗で構成、各店舗が歩道側に客席を構成していることから横丁全体の賑わいが十二分に醸し出される。総席数は248におよぶ。

「小虎小路」をプロデュースしたのは高橋英樹氏。「居酒屋甲子園」の2代目理事長を務めた人物で、昨年11月に誕生した「日本飲食業経営審議会」の事務局長に就任している。

居酒屋甲子園とは「共に学び、共に成長し、共に勝つ」を理念として、「居酒屋から日本を、世界を元気にする」と目的とする全国的な学びの組織。2006年に結成されて以来、メンバーの結びつきが深まるばかりで、飲食業界にかかわるさまざま企業がサポーターとなっている。これらを背景として「小虎小路」は「居酒屋甲子園公認」の横丁となっている。

日本飲食業経営審議会とは、全国の飲食業者が集まって飲食業の全国的な発信型組織をつくり、国や地方自治体との対話と提案を行うことを目的としている。

ずばり高橋氏は飲食業界での人望がとても厚い人物なのである。

ふじみ野「猟銃立てこもり事件」が奪った、貴重な“機会”と尊い心

埼玉県ふじみ野市で発生した立てこもり事件では、訪問診療に尽力していた医師が射殺されていまいました。この痛ましく、やるせない事件の報に接し、同じ地域で訪問支援もしている立場から思いを綴るのは、メルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』著者の引地達也さんです。引地さんは、超高齢化社会に加えてコロナ禍により「訪問」して「感じる」機会がますます貴重になっている現状を伝え、その機会を地域で生み出していた医師の死を悼んでいます。

 

訪問する支援の重みとこの社会での尊さ

埼玉県ふじみ野市で訪問医療の地域の中心的存在だった医師が、患者の家族によって射殺された。死亡した90代の母親の治療をめぐってのトラブルとの報道がなされている。

事件のあった現場の地域には私も支援している方が住んでおり、支援のために訪問する現場でもある。あらためて「訪問する」という支援行為の意義を考えながら、この医師の行動の尊さをかみしめて、冥福を祈りたい。

それは私たちが安心して医療や支援を受けられ、そして提供者も安心して活動できるようにするためでもある。特に超高齢化社会にあって訪問医療をはじめとする訪問支援はますます必要となっているが、この「訪問」という行為は新型コロナウイルスにより人との接触が制限されることでの行動変容と同様に、社会のコミュニケーション形態を変えていることも意識したい。その自覚を社会全体で共有し高齢化とコロナ禍の2つの波に対応する適切なコミュニケーションを考えていければと思う。

これまでの公共におけるコミュニケーションは、人が必要に応じて集まる集合型と、必要だと思う人が然る場所を訪ねる来訪型が基本であった。集合することは多くの他者との交わりが必然となるから、目的に達する過程では目的外の出会いや出来事にも遭遇し、その偶発性に社会で生きる面白さも含まれてくる。

一方で集合の中での個人はその個性を発揮できない側面もある。コロナ禍による「集まる」から「離れる」、リモートによるオンラインによる交流や会議は、その偶発性が起こりにくく、情報を交換したり、伝達したりすることの目的への即効性があるが、「感じる」ことに鈍くなってしまうとの指摘は多い。

コロナ禍におけるリモートコミュニケーションは感受性を棄損させる可能性がある中で、超高齢化社会での訪問によるコミュニケーションは、生で行う個別の対応となり、相互の関係性は深まり、それぞれの「個人」を感じられる密着型になる。

この訪問による密着型の「感じる」行為は、リモートのコミュニケーションが社会で幅を利かせている中では貴重な営みである。「会わないより会ったほうがいい」のは今のところ誰もが口にすることかもしれないが、その行為が少数派になってしまうと、その良さを証明する人もいなくなってしまう恐れがある。誰もがわかることを、体を動かし、会って、交わって、そして、治療することは現代社会ではとりわけ大切な活動だ。

 

池袋「パパ活」殺人は氷山の一角。実質“売春”に走る少女たちの心の内

実質的に援助交際と何ら変わりはなく、数年前から社会問題となっているパパ活。「NPO法人若者メンタルサポート協会」理事長・心理カウンセラーとして多くの若者や彼らの家族の心を救い続ける小杉沙織さんによると、「相場」は以前に比べて安価になっているといいます。それでも身を売ってしまう少女たちが後を絶たないのはなぜなのでしょうか。小杉さんは今回、自身のメルマガ『小杉沙織の「生きづらい子ども若者の気持ちが手にとるようにわかる方法」』で、彼女たちがパパ活に走らざるを得ない理由を解説するとともに、大人たちに対してそのような若者との接し方をアドバイスしています。

 

パパ活をする若者の心理と現状

ニュースや事件から見えてくる子ども若者の心理

先日、池袋のラブホテルで20代の女性が、82歳の男性をカッターナイフで刺し殺すという事件がありました。

この女性が、パパ活をしていたということから、先週は取材の依頼がいくつか私の元にも来ており、今朝のフジテレビ『めざまし8』でもコメントが放送されました(取材の関係でこのメルマガ配信が遅れましたことお詫び申し上げます)。

パパ活というと、とてもライトなカジュアルなイメージに聞こえますが、ほぼ援助交際と何ら変わりはありませんし、今の若者は同義語で使っています。

取材では違いを聞かれましたが、明確な線引きはなく、現在ではどちらも身体を提供して金銭を得ると言うものだと思ってもらっていいと思います。

時々、食事だけで金銭をもらうという女の子ももちろんいますが、男性サイドは当然ながら食事だけで満足しないですし、1~2回は快諾しても最終的には肉体関係になりたいわけなので食事だけのパパ活が継続することもまずありません。

ある意味、援助交際でもあり、売春でもあるパパ活ですが、言葉のカジュアルさも相まって、手軽で身近なものになりやすくもなっています。

取材などでもいつもお答えしていますが、ひと昔前よりも安価になっているのも最近の現状ですし、高校生で1~2万円というのが相場です。

そう言う意味では自分を安売りしている子が多く、やはり自己重要感の低さを感じます。

もちろん背景には、「自分は親から愛されていない」という寂しい家庭環境があり、親御さんとの関係性に問題がある子がほとんどです。

自己重要感が低いため、自分を安売りしてしまうし、そもそもお金と引き換えに身体を提供するということをしているわけですが、そこには「寂しさ・孤独感」が根底にある子がほとんどです。

実際に私の元に相談に来ていた女子高生は、「両親が不仲で、母親がいつもため息をついている。それを見るのも聞くのも辛いから週末は援交してる」と言う子がいました。

もちろんお金にもなるという一石二鳥な部分もありますが、一番は「誰かと居たい」「誰かにいて欲しい」という気持ちからしている子がほとんどでした。

そして、今回の池袋の事件では、後ろに男性が二人ついていました。

加害者である女性が貢いでいた兄弟だそうですが、こんなふうに女性にパパ活を斡旋している男性がいるのも事実です。

きっとこの女性も家庭環境に何かあったと思いますし、居場所がなかった女の子なのだと思います。

パパ活をしてお小遣い稼ぎをしている子のほとんどが、自己重要感が低く、自分に価値を感じられていないということ。

そして、心の奥で誰か優しく抱きしめてくれる人をずっと求めている子であるということ。

その心理を周りの大人がしっかりと理解して、ただその行動を止めるだけではなく、本当にその子が求めているものを理解するという気持ちで接して欲しいと思います。

 

これもコロナのせい?アメリカで「飛行機内トラブル」が激増の謎

新型コロナウイルスの流行以降、出張がなくなり旅行も自粛で、久しく飛行機を利用していないという人も多くいるのではないでしょうか。自粛ムードは日本ほどではなくても、アメリカも状況は似たようなもの。それなのに、昨年1年間の飛行機内での暴力や迷惑行為などのトラブル数が、過去30年の総計を超えたそうです。伝えてくれるのは、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者でNY在住人気ブロガーのりばてぃさん。コロナの影響でマスクなどストレスが増しているほかに、ビジネス客の激減も原因に挙げられていると、その意外な理由を明かしています。

 

飛行機の中で激怒する人が増えている!?

まずはデータから。…とその前に質問です。飛行機の中で問題を起こして騒ぎになったり最悪の場合は逮捕されたなんてニュースが日本でも出ていますが、アメリカではどうでしょうか。2021年に飛行機の中で激怒した人の数は何人でしょうか?

まぁ、コロナ禍でストレス溜まっていたりしますし、マスク問題はアメリカでもあるのでそこそこいそうですが、どうでしょう。

答えは、5,700件超。通常は年間100~150件ほどしか起こっていなかったそうですので、突然、例年の30~50倍超に増大しています。また過去30年間分を足し合わせた数より多かったのです。
Why Air Rage Cases Are Skyrocketing(YouTube動画)

CNBCの報道によると、明らかに酔っ払った乗客からの言葉の攻撃(Verbal Attacks)、座席を蹴ったり(Kicking seats)、ゴミを投げたり(Throwing Trash)、トイレを汚す(Defiling Restrooms)なども増加傾向にある他、報告されていないものもあるそうで、実態はもっと多いそうです。

怒り出す人が増えた理由は明らかではないそうですが、例えば、コロナ禍の影響によるマスク着用の義務への反発、フライト遅延やキャンセル、そもそもコロナ禍で溜まったストレスなどが影響しているのではないかとの仮説が出ています。

また、興味深い指摘には、ビジネス出張の客が減ったことが挙げられています。ビジネス客は旅慣れていますし、仕事でいくので品行方正でいる傾向にあります。つまり、機内での振る舞い方やルールをよく理解し行動も伴っているので、他の乗客の模範となっていたと。

でもビジネス客は感染予防のため出張を控え激減。その一方で、飛行機に乗り慣れていない人や初めて乗るような旅行客が増え、たいがいの場合において自分のことしか考えていないため、結果的に、急激に機内の治安が悪化したというのです。

たしかに初めて飛行機乗ったときははしゃいでしまいますし、コロナでの自粛から解放された喜びもあって羽目を外してしまいがちになるのかもしれません。

それでも周りに乗り慣れているビジネス客が多ければ、隣の席で仕事をしていたりするので、はしゃぎたい心を落ち着かせるとかもあるのでしょう。いかに人間が周囲の人々の言動から影響を受けているのかを考える社会学的な実証実験にもつながるような気もしますね。

あとビジネス客だとしてもネガティブに不満だけを訴える人はいるわけなので、まぁ、コロナ禍で意識しないうちに多くの普通の人たちがかなりのストレスを抱えていて、普段なら我慢できることが我慢できなくなっているのもあるのかもしれませんね。

 

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厚生年金が年間100万円以上増額になるケースも。長期加入者の「44年特例」とは

会社勤めの方たちが加入している厚生年金。しかし、一言で厚生年金をいってもさまざまな制度が存在しているため、その隅々まで熟知している人は少ないのではないでしょうか。今回のメルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座』では著者で年金アドバイザーのhirokiさんが年金制度の歴史を解説。そこから絶対に知っておくべきある制度について紹介します。

 

高度経済成長を支えた当時の労働者と、彼らへの年金の増額

現代は大学に入学する人が大半を占める時代ですが、ひと昔前はそうではありませんでした。

大学に進学する人は一部のエリートくらいでした。特に戦前とかはですね。

大学に通わせるほど所得が無いという人も多かったので、中学卒業したらすぐに働きに出るという事が一般と考えられていました。

昭和30年になると日本には高度経済成長が訪れ、平均年率10%を超える経済成長を見せました。この高度経済成長は昭和48年の石油危機が来るまで続きました。

なぜ高度経済成長が起こったかというと、キッカケは昭和25年6月25日に起こった朝鮮戦争でした。

朝鮮戦争は共産軍の北朝鮮が下の韓国を統一するために、突然韓国に攻め込んできた戦争です。

この戦争で300万人程の人が犠牲になりました。

朝鮮戦争が始まった時に、日本に駐留していた米軍が韓国の助っ人に出動していきました。(在日米軍が日本をお留守にするから、その間の隙をソ連に突かれるとマズいのでマッカーサーの命令で日本に自衛隊を作らせた。最初は警察予備隊という名で、昭和29年に自衛隊が出来た。その後は自衛隊と憲法で戦力について揉め続ける事になる)

このまま共産勢力が韓国に南下して占領されると、その目と鼻の先の日本が危機に瀕する事になるからです。過去の日露戦争(1904年)なども日本に南下してくる強大なロシア勢力から日本を守るために起こった戦争です。

さて、朝鮮戦争で北朝鮮軍と戦う米軍が日本から物資を買うわけです。

そうすると日本のモノがものすごく売れるから景気が大幅に回復していったんですね。これを朝鮮特需という。朝鮮特需のお陰で日本は大量のドルを手に入れました。

朝鮮戦争が停戦したのは昭和28年ですが、その後は日本は手に入れた大量のドルでアメリカから最新の製品を輸入しまくり、民間設備投資を充実させていきました。

アメリカから大量に輸入して、最新の設備やインフラを整えていく事で経済発展の基礎を築き始めるようになります。

日本はアメリカに商品を沢山輸出して好景気になったというのは設備投資を整えた後の昭和40年代に入ってからです。

昭和30年代は先ほどのように輸入による経済活性化でしたが、輸入で力を蓄えた後に大量に高品質の製品を生産して輸出で利益が上がっていくようになります。

お陰様でアメリカとは貿易摩擦でよく問題になりましたね^^;

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子供同士のトラブルで「復讐代行屋」へ“仕返し”依頼した母ら逮捕。過去につきまといで逮捕歴も・沖縄

沖縄県の那覇警察署は3日までに、子ども同士の学校でのトラブルをめぐって「復讐代行業者」に依頼して那覇市内に住む30代男性の自家用車2台の塗装を剝がすなどしたとして、元復讐代行業の無職・加藤孝一容疑者(56)と、那覇市内に住む依頼主の母親(33)を逮捕した。沖縄タイムス朝日新聞日刊スポーツなどが報じた。

ネットやニュースなどで、その存在を「噂」レベルで目にしたことはあるが、まさか本当に「復讐代行屋」が存在し、逮捕されたことに驚いた方も多いことだろう。報道によると、逮捕された母親は、2019年に自身の子どもが通う学校内での児童同士のトラブルによって“復讐心”をつのらせ、ネットで「復讐代行」をうたっていた加藤容疑者へ、被害男性の車2台に薬剤をかけて塗装(修理費約112万円)を剥がす“復讐”を依頼した疑いが持たれている。

すでに逮捕歴も。“ストーカー”行為を続けていた母親

なお、母親は被害者夫婦へのつきまといや職場への苦情電話など嫌がらせを続けており、被害男性の妻を路上やスーパーでつきまとったとして昨年4月には、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されていたという。

今回の逮捕容疑について、沖縄県警は2人の認否を明らかにしていないとしている。同県警は「ネット上には復讐代行をうたう広告が多くあるが、犯罪に巻き込まれるリスクが高く依頼しないで」と注意を呼び掛けているという。

本当に「仕事」を依頼したケース判明にネット驚愕

『ゴルゴ13』のようなカッコいい漫画の世界とは程遠いが、まさか実際に「復讐」を代行する業者がいたことに驚きだ。今回の事件について、TwitterなどのSNS上では、「復讐代行屋とか怖すぎ」「漫画かよ」「子どものケンカに大人がしゃしゃり出て…」など、さまざまな感想があがっている。

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