長井秀和の高額献金告発に「訴訟匂わせ」創価学会に批判の声。「そもそも池田大作は生きてるのか?」誰もが気になる疑問が話題に

『週刊新潮』誌上で創価学会のカネ集めの実態を明らかにしたお笑い芸人で元学会信者の長井秀和(52)が、学会から抗議書が送られてきたことをTwitterで明らかにし大きな話題となっている。学会側は長井が語ったことを完全否定し、法的措置を取ることを匂わせている。ここに来て、統一教会だけでなく与党・公明党の支持母体である創価学会にも耳目が集まるようになってきた。しかし、そこで図らずも注目されているのが、創価学会の顔である池田大作名誉会長(94)の“安否”だ。現在、御年94歳という高齢の池田氏は2010年以降、まったく公の場に姿を見せていない。果たして池田名誉会長は生きているのか?それとも……。

長井への抗議文で創価学会の「カルト性」が明らかに?

創価学会が長井に抗議しているのは『週刊新潮』11月24日号の「『高額献金』規制すべきは『統一教会』だけでいいのか 元信者の私が言うから『間違いないっ!』 『長井秀和』が明かす『創価学会』と『政治』『献金』『二世』」という記事だ。

学会から長井宛に届いたという手紙には「(長井の)発言内容は多くの虚偽があり、意図的に、当会を、巷間問題とされている統一教会と同一視させ、当会のイメージダウンを企画する悪質なものとなっており、全く看過できません」と前置きしながら、長井が記事で語った発言を一つひとつ挙げながら事実無根と否定している。

学会側による反論は以下のようなものだ。

1.学会は学会員の年間の財務(学会では献金のことをそう呼んでいる)を「収入の10分の1」を目安としており、長井はこれを「宗教十一(トイチ)」と名づけていた。これに対して学会は「そのように指導したことなど一切なく、実際に収入の1割が財務の目安とされている事実はありません」と否定した。

2.長井家が学会専用の仏壇を3基購入し約2000万円かかったと発言していたが「長井家に確認したところ、仏壇を3基購入した事実も、2000万円で購入した事実もなかった」と否定。 長井家の2階の仏壇は、他人から譲り受けたもの、3階にある仏壇だけが長井家が購入したもので、その額は145万円だったとしている。さらに学会は会員に仏壇を販売していること自体を否定したという。

この2つの反論をしたうえで、学会は『週刊新潮』に記事の訂正と謝罪、長井に対しては発言の撤回と謝罪を求めたという。7日間以内に書面での回答がない場合、学会は『週刊新潮』と長井に法的措置を講ずる(原文ママ)と記している。

長井の発言を否定した学会だったが、1.の反論で献金のことを「財務」と呼んだことから、学会員の献金が学会の運営予算に組み込まれているようなイメージを持った人も少なくないようで、ネットでは「高額献金が常態化していることを自ら認めているようで不気味だ」といった指摘も。

さらに2.の反論で、長井家に仏壇が2基あることを認め、2基目は「他人から譲り受けたもの」としたことも憶測を呼んでいる。仏の霊魂が祀ってあるはずの仏壇を、はたして他人から譲り受けたりするものだろうか? 「仏壇を販売していることを否定しながら、仏壇の額は145万円だと認めた時点で自己矛盾しているのでは?」などの声が出ている。

過去に創価学会と関わったことがある人で、「(仏壇屋を経由するなど販路はともかく、実態としては)学会が仏壇を売っているのは周知のこと」と指摘する者は少なくない。学会は、それをわざわざ今このタイミングで否定することによって、旧統一教会と同じように「事実のもみ消し」に動いているという悪印象を振りまいているようにも見える。今回の不可解な弁明によって、長井発言の信憑性が高まってしまった格好だ。

「仏敵」長井秀和、一歩も引かず。いったいどうなる?

学会から抗議文が来た後も長井はひるむことなく、創価学会の被害を街頭で訴え続けている。 学会では、創価学会をおとしめる者のことを「仏敵」という。

その「仏敵」となった長井は、

「いよいよ、カルト教団創価学会から本格的に私が仏敵対象となり、感慨しきりです。創価学会に苦しめられた人達の代わりに私が声をあげていきます。 心に嘘をついて、集票したり献金するのは考えましょう。 カルトを止める」

とツイートした。

さらに黒川敦彦氏が代表を務める「つばさの党」のYouTubeチャンネルでも、長井は「創価学会が各都道府県の警察幹部に取り入り、事件のもみ消しを図っている」などと発言した。2世学会員であり、池田名誉会長の創立した創価学園のOBであり、創価エリート初のタレントである長井が発信する“内部情報”が、これまで以上に注目を集めるのは間違いない。

それだけに学会は全力で「長井潰し」を行ってくるだろう。ネット上では長井に対する応援の一方で、心配の声も多くあがっているようだ。

学会としては、統一教会問題からの「思わぬ飛び火」といったところか。統一教会は自民党との癒着が波紋を広げ、マスコミ報道も過熱し、今や解散請求の瀬戸際に立たされている。

しかし創価学会の問題を取り上げるマスコミはせいぜい週刊誌どまり。テレビや新聞ではほとんど取り上げられていない。長井は孤独な戦いを強いられそうだ。

そもそも池田大作は本当に生きているのか?

さらにネット上では、今回の長井の「抗議文」暴露を受けてか、「そもそも会長の池田大作が生きてるかも分からないのに」「池田先生はまだ生きてるんですか?」など、「実は多くの人が気になっていたが聞きにくかった」疑問の声が多くあがりはじめている。

これに関連して、評論家で創価学会に関する著作も多数ある佐高信氏が、2020年5月に自身のメルマガ『佐高信の筆刀両断』において、興味深い情報を伝えている。

それは「池田大作ミイラ化計画」だ。

いま、『池田大作と宮本顕治─創価学会と共産党』(平凡社新書)を書いているが、公明党の委員長までやりながら、その後、学会員の糾弾を浴びることになった矢野絢也の『私の愛した池田大作』(講談社)で、池田のミイラ化計画があったことを知って、そこまでやるのか、と唖然とした。矢野が書記長だった頃に、学会の長期戦略を練っているエリート集団のトップが、池田が亡くなったら遺体をミイラにしたい、と相談してきたという。

【関連】元公明党委員長が暴露「池田大作名誉会長ミイラ化計画」の本気度

元公明党の委員長であった矢野絢也氏の著書『私の愛した池田大作』(講談社)では、矢野氏が書記長だった当時、学会の長期戦略を練っているエリート集団のトップが、「池田会長が亡くなったら遺体をミイラにしたい」と相談してきたというエピソードが語られている。

遺体が永久保存されているレーニンに習って、池田会長をミイラ化し、死後も影響力を残そうとする計画だったという。日本では、遺体は火葬することが義務付けられているので、基本的にミイラ化は許されない。だが、池田氏の死によって学会の求心力が低下し信者離れを恐れる幹部らが「ミイラ化」を考えるのは、荒唐無稽な作り話とは決して言えないのだ。

訪れぬ平和。ミャンマー社会に食い込む統一教会と関係の深い団体

全世界が大きな衝撃を受けた、昨年2月1日にミャンマーで発生した軍事クーデター。弾圧により命を落とした市民の数はクーデター勃発からこれまでに2,500人を超えるとも言われますが、ミャンマーの人々が平和な生活を取り戻す日はやってくるのでしょうか。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』ではジャーナリストの伊東森さんが、軍部がクーデターという蛮行に出た理由を改めて確認。さらにミャンマーにいつまでたっても平和が訪れない裏事情を推測しています。

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混とんとするミャンマー情勢 なぜクーデターは起きたのか 食い込む日本財団 蠢く「親日」利権

昨年2月のクーデター以降、混とんとするミャンマー情勢。

ASEAN(東南アジア諸国連合)もクーデター以降、混乱が続くミャンマー情勢に関し、「懸念」を表明する議長声明を発表した。カンボジアで開かれていたASEANの首脳会議の議長声明が18日に発表。

その中で、ミャンマー情勢について、

「暴力の激化を含む長引く政治危機に対する懸念」(*1)

とした。

またASEANが昨年4月に合意した「暴力の即時停止」など5つの項目について、

「ほとんど進展がなく、取り組む意志もない」(*2)

とし、ミャンマー国軍に対して「深い失望」を示した。

ASEANは今回の会議において、この合意項目の早期実施に向けて具体的な期限を設けた実施計画を策定しているものの、ミャンマー側は会議に欠席、強く反発する。

一方、ミャンマー最大の都市ヤンゴンで拘束後、解放されたドキュメンタリー制作者の久保田徹さんは、18日朝、羽田空港に飛行機で帰国。

久保田さんは今年7月、国軍によるクーデターへの抗議デモを撮影中に拘束、電子通信関連法や入国管理法違反などの罪で計10年の禁錮刑を言い渡されていた(*3)。

目次

  • なぜクーデターは起きたのか
  • 安倍元首相“国葬”出席 ミャンマー軍事政権に「お墨付き与えた」エリザベス女王の国葬、イギリス「招待せず」
  • 蠢く“親日利権” 「親日」のためにミャンマー市民を犠牲に

なぜクーデターは起きた

軍によるクーデターは昨年2月1日に発生。軍は、一昨年11月に行われた総選挙で大規模な不正があり、その結果をもとにした政権が発足することを阻止するための行動であるとする(*4)。

総選挙では、スー・チー氏が率いる政党NLD(国民民主連盟)が圧勝し、2月1日は選挙後、初めて議会が招集されるであった。軍は、スー・チー氏に対しても、無線機などを違法に輸入し、許可なく使った疑いで、拘束。

ただ、選挙については、選挙監視団を派遣した日本を含め、国際社会は、選挙は公正に行われたと評価した(*5)。

軍がクーデターを行った背景としては、“焦り”がある。

ミャンマーでは、以前にも軍がクーデターで実権を握り、そのときに制定された現在の憲法では、議会の4分の1の議席を軍人に割り当て、いくつかの閣僚ポストを軍が指名できるように規定。

しかし、スー・チー氏率いる政党は、民主化を進めようと憲法改正を試みるなど、軍の権限を縮小しようとした。軍は、そのような政権が2期目に入ろうとしたことに危機感を募らせたとみられる。

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加速するプーチン離れ。集団安全保障条約機構で高まるロシアへの不満

旧ソ連の6カ国で構成され、「ロシア版NATO」とも言われる集団安全保障条約機構(CSTO)。そんな軍事同盟が今、崩壊の危機に立たされています。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、CSTO内で高まりを見せるロシア離れの動きを紹介するとともに、その流れを招いた原因を解説。さらに旧ソ連圏での影響力低下につながったプーチン大統領のウクライナ軍事侵攻を、「戦略的敗北」と切り捨てています。

プーチンの大戦略的失敗で崩壊に向かうCSTO

今日は、日テレニュース11月24日から見ていきましょう。

プーチン大統領は23日、ベラルーシやアルメニアなど旧ソ連圏6か国の軍事同盟であるCSTO(=集団安全保障条約機構)の首脳会議に出席しました。

 

この中でアルメニアのパシニャン首相は、隣国アゼルバイジャンとの衝突にCSTOが介入する役割を果たさなかったと不満を述べ、一部の合意への署名を拒否しました。

 

また、プーチン大統領がウクライナ情勢について説明したのに対して、カザフスタンのトカエフ大統領は、「和平を模索する時が来た」と苦言を呈しました。

 

トカエフ大統領はこれまでも軍事侵攻には批判的でしたが、ウクライナ侵攻によってCSTOの結束に乱れが生じているとも指摘され、プーチン大統領の求心力低下が浮き彫りとなっています。

この記事を読んで、「なるほど、そうなっているのか!」と思った人は、かなり世界情勢に精通されている方です。

要は、「ウクライナ戦争長期化で、プーチンの求心力が低下し、CSTOに亀裂が入っている」という話なのですが。解説が必要でしょう。

CSTOとは?

CSTO(=集団安全保障条約機構)は、旧ソ連諸国が1992年に作った軍事同盟です。加盟国は、ロシア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、タジキスタン。

CSTOの目的は、なんでしょうか?ウィキをみてみましょう。

集団安全保障条約機構の目的は、条約加盟国の国家安全保障、並びにその領土保全である。ある加盟国に脅威が発生した場合、他の加盟国は、軍事援助を含む必要な援助を提供する義務を有する。

要するに、一つの加盟国が攻撃されたら、他の加盟国は、協力して攻撃された加盟国を守ると。

ほんまでっか池田教授が警告。囚われるとドツボの埋没コストとタラ・レバ妄想

1年で倍になると誘われて出資し、半年ほど経ってこのままでは損するからいくらか追加してくれと求められると、かなりの人が応じて損が膨らんでしまうことがよくあるようです。掛けてしまったコストを諦められずに酷い目に遭うのは、始めてしまった戦争をやめられず、数百万人の犠牲者を出してしまった過去の日本と同じと指摘するのは、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ、生物学者の池田清彦教授です。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』で池田教授は、投資やギャンブルにおいて「埋没コスト」と「タラ・レバ妄想」に囚われると身を滅ぼしてしまうと警鐘を鳴らしています。

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埋没コスト、タラ・レバ妄想、正常化バイアス

今年7月に養老孟司と『年寄りは本気だ』と題する共著を出した。その中で太平洋戦争はミッドウェー海戦の敗退で、もはや勝てる見込みはなくなったのに、なぜずるずると戦争を続けたのかという疑問に対して、養老さんは、ここでやめれば、それまでかけたコストが無駄になると思ったのだろうとおっしゃられて、私も同意した。

沢山の人命と戦費を犠牲にしてここまで戦ってきたのに、ここで降参してしまったら、亡くなった人に申し訳ないし、費やした膨大な戦費も無駄になる。すなわちこれらは埋没コストになってしまうという理屈だろう。しかし、戦争を終結する決断をしなかったばかりに、その後、数百万人の犠牲者を出すことになった。

ミッドウェー海戦の敗北で白旗を上げていたら、その時点での埋没コストは発生しても、その後に発生するであろう更なる埋没コストは発生しなかったわけだから、合理的に考えれば、即座に敗北を認めればよかったのに、と今なら多くの人は思うだろう。尤も、合理的に考えるなら、米英と戦争を始める時点で、彼我の国力の差は明瞭だったわけで、戦争を始めたのがそもそもの間違いだったのだけれどもね。

そう主張すると、それは結果論で、勝てる芽もないわけじゃなかった、と反論する人もいると思うが、客観的な数値を見れば、総力戦である近現代の戦争で、国力が劣る方が勝つ見込みはほぼないと思ってよい。

真珠湾攻撃を仕掛けた1941年の日本のGDP(国内総生産)を1とすると、その年の米国のGDPは5.4、英国のGDPは1.7で、合わせて日本の7.1倍。普通に考えれば、勝てる訳がないが、軍事力は拮抗していたので、短期決戦で勝負を付ければ、勝てるかもしれないと甘い期待を抱いたのだ。

これは戦争末期の神風特攻にも言えることで、特攻機・1機で敵の戦艦を撃沈することができれば、こんなに効率的な戦闘方法はないわけで、実際、敵がまさかパイロットもろとも戦艦に体当たりしてくるとは思わなかった特攻の初期には、それなりの戦果を挙げたけれども、特攻に備えるようになってからは、戦艦に体当たりする遥か手前で撃ち落とされることが多くなった。

特攻というのは、特攻機の大半が首尾よく敵の戦艦に激突すれば、大勝利間違いないという、タラ・レバの妄想に基づく戦法で、合理的に考える限り、NGな戦いであるのは自明である。考え得る限り、自分にとって最も理想的な結果を想定して事を始めるのは、埋没コストを切れないことと並ぶ、物事が失敗する2大パターンで、この2つを同時にやったのでは敗戦は必定だったと思わざるを得ない。

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トロは捨てられ、カツオ一本が30万円。今とはまったく違う江戸時代の魚事情

時代劇や時代小説の中で主役になるような役職でも、今の日本ではもう完全になくなってしまったものはいろいろとありますよね。今回のメルマガ『歴史時代作家 早見俊の無料メルマガ』では時代小説の名手として知られる作家の早見さんが、江戸時代ならではの「役目」や「食生活」の豆知識について紹介しています。

江戸時代ならではの役目と食

以前、筆者は鳥見役(とりみやく)を主人公とした時代小説シリーズを書きました。鳥見役とは、将軍が鷹狩りを行う鷹場において鷹の獲物となる鳥類の生息状況を把握し、鷹場の維持管理を担った役目です。この役目には裏の顔があり、将軍の鷹の餌である鳥が逃げ込んだ、という名目で大名屋敷に立ち入り、屋敷内の探索を行いました。隠密の一種であったのです。

とはいえ、天下泰平が続いた江戸時代、鳥見役が大名屋敷を探索する隠密活動は、まず行われませんでした。鳥見役がやって来ると、大名藩邸はいくらかの銭、金を包んで渡しました。鳥見役の方もこれに味をしめ、小遣い稼ぎに大名藩邸を訪れていたそうです。

筆者は鳥見役を腕利きの隠密にして描きました。鷹を使った武芸技を駆使する主人公は鷹場で起きる陰謀を粉砕すべく活躍します。「鳥見役京四郎裏御用シリーズ」(光文社文庫)です。よろしかったらご一読ください。

鳥見役の他にも今日では考えられない役目があります。

たとえば、日本橋の魚河岸に置かれた役所です。関東大震災で築地に移転するまで東京の魚河岸は日本橋にありました。魚河岸は幕府が営んではいませんでしたが、江戸城へ魚を納めることが義務付けられ、魚問屋にとっても名誉なことでした。とはいえ、納入価格は安く設定され、儲けは薄かったそうです。

江戸時代、高級魚とされていたのが鯛、鯉、鰹です。初鰹は真っ先に将軍に納められ、庶民の口にも入りましたが、高価な値がつけられました。歌舞伎役者、中村歌右衛門が一本三両で買ったという記録があります。

以前、このコラムで記しましたが一両は現在の貨幣価値にして十万円、従って鰹一本に三十万円も払ったことになります。歌右衛門は買った初鰹を大部屋の役者たちに振舞ったとか。

さすがは千両役者ですね。

なぜ「風の時代」は“今までの売り方”だと企業が生き残れないのか?

20世紀までの古い「地の時代」が終わり、21世紀は「風の時代」であるとよく言われます。そんな時代に企業が生き抜くためのコツを伝授しているのはメルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは、今までの考え方をシフトさせる必要があるとして、風の時代を生き抜くために有利な思考やマーケティング法を紹介しています。

過ぎ去った20世紀は「地」の時代。これから「風の時代」で儲かる事業とは?

20世紀は「地」の時代でして、そこでは、「地」にまつわる能力が人生に有利に働いたんですね。「地」にまつわる能力とは、

 ▼ 目に見える形のあるモノで
 ▼ どっしりとした安定感のあるモノで
 ▼ フラフラと移動するのではなく、ドッシリと腰を落ち着けて
 ▼ 具体的な問題に対する最適解を探すような能力

なんですね。だから新卒一括採用でそのまま定年まで働くというワークスタイルが一番オトクな働き方になりますし、形があるモノを生み出す製造業のような仕事が主流となったわけです。まさに日本が経済大国になったのは、ここを上手に利用したからなんですね。

ところが21世紀になって「風」の時代になると、様相が一変します。そこで、

 ▼ 目に見えにくい、触ることができないモノ
 ▼ 重さが無いか軽いモノ
 ▼ ひとつの場所に固執せずに、時機に合わせて移動する
 ▼ 問いの次数を上げて問題自体を定義する能力

が求められるんですよ。

ですから、サラリーマン人生に於いても、時代や環境の変化に臨機応変に対応して、その時々で最も自分が輝ける場所に移動できる人が幸せになりやすいんです。

それは端的に言えば、

 ● 自分の意志でいつでも転職ができる人

が幸せになりやすいということでもあります。

風の時代は、会社という存在も重厚長大なモノよりは、小さいけど小回りが利いて、自分たちのビジネスモデルを変化させられるところが生き残るんですよ。ですから、旧態依然としたかつてのビジネスに拘っているようなところはあっという間に淘汰されてしまい、事業の多角化に成功したところが儲かるようになるんです。

その悪い意味での代表例が、もう潰れてしまったコダックでして、良い意味での代表例が富士フイルムなんです。

人はいつか死ぬ。どうしたら「後悔しない生き方」ができるのか?

人は誰しもいつか死を迎えるものですが、それまでに何をすればよいのでしょうか。メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』が紹介しているのは、特に50代からの人生の過ごし方を書いた一冊です。 

【一日一冊】50代からは3年単位で生きなさい

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50代からは3年単位で生きなさい

諸富祥彦 著/河出書房新社

タイトルどおり、50代の人向けに3年くらいの区切りで、「目的」や「野心」を持って全力で生きることをお勧めする一冊です。

50代となると、会社員でも個人事業者でも体力は右肩下がりとなり、仕事も将来どうなるのかだいたい予想がつくのではないでしょうか。

そのままの流れで楽して生きようと思えばできるのです。ただ、それでよいのか。何か変える必要はないのか問いかける内容となっています。

著者の提案は、子どもの頃やりたかったこと、いつかしたいと思っていたこと、ワクワクすることを今やってみる、ということです。その理由は、誰でもいつしか死を迎えるからです。

人はみな、いつか死ぬ…「あっという間」に死は訪れます(p2)

日本人の平均年齢は80代ですが、60代で亡くなる人もいます。自分の死を悟ったときに後悔ない生活を送っているのかということです。

若い時に比べて「死」がより身近に感じられる50代だからこそ、「自分にとって必要なことをする」意識を持つことが大事なのでしょう。

著者のアドバイスは、誰かに「いつか伝えたい」と思っていることは「すぐに伝える」ということ。「ワクワクするもの」に忠実に生きることです。

どうせやるなら、やりたいことをやる。どうせやるなら、次の世代に何かを残す。どうせやるなら、ワクワクすることをしたいものです。

後の世代にとって何らかの意味を成すことができていると感じた時に、私たちの心は大きな生きがいで満たされるのです(p141)

「このままでよいのだろうか?」50代の人に限らす、誰でも考えている ことではないでしょうか。

「思い立ったが吉日」というように新しいことに挑戦するのに、遅いということはありません。

興味のあること、やりたいと思っていたことに挑戦するきっかけを与えてくれる一冊だと思いました。

諸富さん、良い本をありがとうございました。

【私の評価】★★★☆☆(77点)

<私の評価:人生変える度>
★★★★★(ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(素晴らしい本です)
★★★☆☆(読むべき一冊です)
★★☆☆☆(余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては)
☆☆☆☆☆(こういう本は掲載しません)

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中条あやみに学ぶ「資産34億円イケメン社長と結婚する方法」玉の輿はまず出会いから、二人の距離を縮める“2つのクッション”とは?

資産34億円ともいわれるITベンチャー企業のイケメン社長(36)との熱愛が週刊文春でスクープされた女優の中条あやみさん(25)。交際はすこぶる順調で来年にも結婚と報じられていますが、二人の出会いをお膳立てした「知人」とはいったい誰なのでしょうか?今回のような「人気女優と青年実業家」というカップルは、「お互いが出会うまで間に2クッションくらい入るのがパターン」と指摘するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。

彼氏はAViC・市原創吾社長、来年結婚に向け真剣交際

『週刊文春』が中条あやみの資産34億円とも言われている青年実業家との同棲生活を報じ、世の女性たちに溜息をつかせています。

中条は2012年7月期『黒の女教師』で女優デビュー、最近では『君と世界が終わる日に』と『コミックシーモア』のCMで竹内涼真と、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』では鈴木亮平と共演、イギリスと日本のハーフで169㎝という高身長を生かしたビジュアル的にも魅力的な女性ですね。

現在のCM契約社数は12本と好感度も高いだけに、同棲の発覚はマネージメントをする側にとっては頭の痛いニュースだと想像できます。

恐らく今頃は事務所が各クライアントに頭を下げまくっていることでしょう。

人気女優の玉の輿婚、よくある「出会いのパターン」って?

人気女優の交際発覚記事が出ると、芸能記者が必ずといっていい程考えるのは2人の知り合ったきっかけです。

実はこの取材が本当に骨の折れる作業で、今回の記事にも“知人の紹介”と非常にグレーな表現がされていました。

きっかけや出会いに関わった人物の特定が最後まではっきりしないケースも多々ありますが、私はそれを“2人の知られたくない部分”が余りに多過ぎるからなのでは…と勝手に解釈しています。

本当に良く聞く、人気女優と青年実業家というカップルですが、私の今までの経験から、お互いが出会うまでには間に2クッションくらい入るのがパターンだと言えます。

女優側からすると、同じ所属事務所の他のタレントや、これまでの仕事で仲良くなった役者仲間の知り合いの紹介…というのがとても多いパターンになるでしょう。

青年実業家側から考えれば、本人が最初から出向くことはほとんど無く、イベントやプロモーションの仕事で芸能界に人脈を持つ人物が間を取り持つことが多いと言えるでしょう。

女優側の知り合い、青年実業家側の紹介者…これが私が言うところの2クッションの正体です。

中条と青年実業家を引き合わせたのは誰か

中条を取材してみると、この知り合いなる存在が3人程気になってきました。

それは彼女が普段から“友人”だと公言してはばからない3人…三吉彩花、黒島結菜、広瀬すずです。

あくまでも中条とこの資産34億円の青年実業家を彼女の知り合いが引き会わせたとするならば…が前提の話ですが、ではこの3人の誰が資産34億円の彼と繋がっていたのだろうか…という推理を始めましょう。

黒島と広瀬はこれまでそれぞれが噂になった男性を挙げてみれば一目瞭然、そんなコネクションは持ち合わせていないように思えます。

私が勝手にいちばん怪しい…と感じたのは三吉です。

三吉は中条と同じ『Seventeen』専属モデル出身で、業界内では“上昇志向”が非常に強いことで知られています。

そして何より、三吉は現在竹内涼真とほぼほぼ同棲状態で、結婚へ向けても既にカウントダウンに入っていると噂されています。

友人であり、カレシとも仕事を通じて仲良しとなれば三吉への信頼度も高いでしょうから、三吉が紹介してきた青年実業家に警戒心無く接するのも想像ができますよね。

【関連】石原さとみ 創価学会への高額寄付で「離婚⇒シンママ」危機? 長井秀和の告発で憶測、高年収旦那は仏壇を何基買えるのか

激怒のアメリカ。停戦探る米露会談にウクライナが呼ばれない理由

世界が懸念するロシアの核兵器使用ですが、ここに来てその可能性がさらに高まりを見せているようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、「非常に不気味に感じる」という、核使用に繋がりかねないロシア軍のとある動きを紹介。さらに核の脅威は欧州圏にとどまらず、すでにアジアにも及んでいるという事実を併せて記しています。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

 

複雑化を極める国際情勢:包囲網が生み出す緊張と分断

「ロシアをテロ支援国家指定する」

そう欧州議会が発表したのは11月23日だったかと思いますが、この“テロ支援国家指定”の宣言は、また新たな緊張をユーラシア大陸に生み、また疑問を生む対応と受け取られました。

「ロシアをテロ支援国家指定することで、ロシア包囲網を作り、対ロシア制裁を強化するのだ」

ブリュッセルの友人たちはそう説明してくれましたが、この対応は大西洋の対岸(アメリカ)ではあまり賢明な策だとは捉えられていないようです。

どの口が言うんだと正直反応したくなりますが、「実際にどの行為を指して、テロ支援国家指定するのだろうか」という疑問があるようです。

そのきっかけは恐らく、今週に入って行われたロシアによる攻撃によってウクライナ全土がついに停電することになり、それはまた、これから厳しい冬を迎えるウクライナの生命線とも言えるエネルギーインフラを破壊して凍えさせるという“狙い”が見られ、欧州各国がその非人道的行為に対して非難を強めると同時に、恐らく“明日は我が身”という恐怖感も背景にあるようです。

英国(EUではないですが)ではインフレーションに歯止めが効かず、エネルギー価格も、食糧価格も、そして生活必需品の価格も供給も大きな影響を受けており、戦争の長期化は自国経済の破滅的な影響に繋がり、英国民の生命の危機が訪れるとの恐れがあるようです。

程度こそバラツキがありますが、フランスでもドイツでも、オランダやベルギーでも、そして北欧諸国でも、スペインやイタリア、ポルトガル、そしてギリシャなどの南欧諸国でも、じわりじわりと真の危機が迫っているとの認識で一致しており、いち早くロシアを止めないといけないとの思いがあるようです。

一説にはこれまでスカスカだった対ロ制裁の網の穴を埋めることを狙っているとのことですが、その効果のほどは未知数と言われています。エネルギー資源を握るロシアと欧州各国の我慢比べと思われますが、問題は今回のテロ支援国家指定をあまりアメリカが前向きに支持していないことです。

ウクライナでの戦争の長期化は、アメリカやトルコの軍需産業を潤す効果が期待できますが、それ以上に国民への経済的に負の影響の大きさを懸念し、戦争の終結のために水面下でロシアと協議を続けていますが、その最中、話し合いの雰囲気を潰しかねない宣言が出されアメリカ政府は困惑しているとのことです。

「かつての古き賢明な欧州はどこにいってしまったのか?」

バイデン政権の外交・安全保障担当の補佐官がふと呟いた言葉ですが、今回のテロ支援国家指定は、プーチン大統領やロシアのハードコア層の対話への機運を潰しかねず、一層、ポジションを固くさせるのではないかと懸念され、欧米の結束に緩みが出るのではないかと感じているそうです。

ロシアとしては当然のことながら、欧州各国に対して敵対的な心理を高めることになるでしょうから、ウクライナのエネルギーインフラを破壊して凍えさせるという企ては、恐らく欧州各国に対しても仕掛けられ、ロシアとの我慢比べを行う欧州の窮状にアメリカが引きずり込まれたくないとの懸念が見え隠れします。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

 

孫と娘の結婚式でも激突。場外でもしのぎ削るバイデンと“アノ男”

2020年の直接対決でトランプ氏を破ったバイデン氏ですが、今月行われたとあるビッグイベントでも「勝利」を収めたようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんが、ほんの1週間違いで開かれたバイデン氏の孫娘とトランプ氏の娘の結婚式の模様をリポート。メディアの取り上げ方を見る限りバイデン陣営に軍配が上がったと言わざるを得ないとして、その大きな要因を紹介しています。

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バイデンとトランプは孫と娘の結婚式でも激突!

ぶっちゃけ、2024年の大統領選挙の前哨戦ともいえるビッグイベントが開催されました。

日本では報道されませんでしたが、バイデン大統領の孫娘とトランプ前大統領の娘が豪華な結婚式を挙げたのです。

しかも、11月12日(トランプ)と19日(バイデン)で、ほんの1週間違いでした。

バイデン大統領の場合は、タイのバンコクで開催されていたASEAN首脳会議を途中で抜けて、孫娘のナオミ・バイデンさんの結婚式に参列するためワシントンに飛んで帰ったわけです。

結婚式はホワイトハウスで執り行われました。

一方、トランプ前大統領の娘であるティファニー・トランプさんの挙式会場は「冬のホワイトハウス」と異名を取る、フロリダ州の別荘「マール・ア・ラーゴ」です。

ここは先日、トランプ氏が2024年の大統領選挙に再出馬することを正式に表明した場所に他なりません。

実は、先の中間選挙でバイデン大統領の率いる民主党は、事前の予想を覆し、上院での過半数を維持しました。

そのためか、80歳の誕生日を迎えたばかりのバイデン大統領は上機嫌で、2024年の大統領選挙にも“意欲満々”といわれているほどです。

家族会議を開き、年明けには態度を明らかにすると語っています。

いずれにせよ、2024年に向けて、新旧2人の大統領経験者がしのぎを削っているわけです。

そのことを意識したとしか思えないのが、今回の結婚式でした。

ナオミさんはバイデン大統領にとっては最も年上のお孫さんです。

これまで、バイデン氏の選挙や政治活動に非常に熱心に関わってきました。

彼女が身に着けていたのはラルフローレンの特注のガウンで、アメリカのブランドを象徴するもの。

バイデン氏が大統領就任式で着用していたのもラルフローレンの式服でした。

ティファニーさんのウェディングドレスはレバノン人のデザイナーが仕立てたもの。

というのも彼女の結婚相手はレバノン系アメリカ人であるためです。

3回のお色直しで、参列者を魅了したとのこと。

とはいえ、アメリカのメディアの取り上げ方を見る限りでは、やはりバイデン陣営に軍配が上がったと言わざるを得ません。

何しろ、現職の大統領の孫娘がホワイトハウスで結婚式を挙げたのは、アメリカ史上初めてのこと。

ぶっちゃけ、認知症が疑われるバイデン大統領ですが、満足しているに違いありません。

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image by: kovop58 / Shutterstock.com