テキトーに始めるな。企業や店が戦略を練るとき最初にすべきこと

今年こそは売り上げをアップさせて会社を大きくして…と考えている経営者の皆さん、気持ちばかりが先走って「芯の無い経営」になっていませんか? 今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが、経営戦略の土台づくりに活かせる「PEST分析」を紹介しています。

自店をとり巻く環境の分析の仕方

企業や小売店が経営戦略を練るときに、一番大切なものは何でしょうか。

それは、間違いなく「理念」とか「」とか「思い」というものです。これの無いビジネスや商売は、芯の無いコマのようなものです。ですから、経営戦略を作るときには、「理念」や「思い」から始めます。それが決まれば、次は「あるべき姿」とか、「ビジョン」とか、「将来目標」です。そして、それが明確になれば、次に行うのは「環境分析」になります。

環境分析には、外部環境分析と内部環境分析があって、外部環境とは文字通り、企業やお店をとり巻く環境のことです。また、内部環境とは、企業やお店の内部、つまり業績や組織持っている強みや弱みを指します。この外部環境や内部環境の分析をもとに理念の実行方法や、将来計画の達成方法が考えられていくのです。ですから、経営戦略を作るうえでは、環境分析を正しく行う必要があります。

では、外部環境と内部環境とでは、どちらを先にするべきでしょうか。それは、何といっても外部環境です。世の中の流れをつかんでいなければ、経営はうまく行きません。ここが、経営は時流適応業といわれるゆえんです。

この外部環境は、どのように分析したらいいのでしょう。その一つの方法に、「PEST分析」があります。

地方のスーパーが通常の4倍量のちらし寿司を5分で売り切った戦術

「大手チェーンの侵攻により苦境に立たされる地元スーパー」という構図がますます深刻になりつつある今、地方の小売店はこのまま滅びゆくしかないのでしょうか。今回の無料メルマガ『販促アイデアと経営活性化』では著者で利益づくりと地域一番店づくりの専門家として活躍中の前沢しんじさんが、通常の4倍の量のちらし寿司を5分で売り切った地方スーパーの戦術を紹介しています。

いつもの4倍の量を5分で売り切った!

地方スーパーは大手スーパーやコンビニにお客を奪われて厳しい経営になりがちですが、自店の強みをどんどん前に出して戦えば勝機は十分あります。

今回のスーパー(地元スーパーのチェーン3店舗)の場合も永年にわたって売上げが減少し続けていましたが、人気のある商品をさらに強く、品種と品数を増やして、積極的な売り込み作戦を執れば突破口はできるという仮定の元、販促キャンペーンを企画実施しました。

得意ワザを伸ばせば自店の独自性が明らかになります。それは競合店対策としてとても効果的で、売上げが計算できます。その実績を積み上げていけば業績が回復基調に乗ってきます。

商品企画

上品な味で人気があった自店製造の「ちらし寿司」。これまで下記3品を常時298円で売っていました。

  • ちらし寿司パック(レギュラー商品)
  • ちらし寿司といなり寿司とのセット商品
  • ちらし寿司とサラダ巻とのセット商品

これを

  1. アイテムを増やす
  2. キャンペーン時は価格訴求で思い切って打ち出す

という計画のもと、

  • ちらし寿司と細巻寿司のセット商品と

今回の目玉商品である

  • ちらし寿司セット(ざるそばサラダ、コロッケ、野菜天ぷら入り)

の2品を追加して、すべて200円」で、ちらし寿司デビュー!と銘打って販促キャンペーンを実施しました。

販促

● タイトル
自店製造だからできるこの価格!200円ちらし寿司デビュー

● キャッチコピー
お食事に、お弁当に、おみやげに。あきのこないおいしさで人気の〇〇〇ストアの手作りちらし寿司

● 販促ツール

  • 新聞広告(地元ローカル新聞)
    ※実物見本コチラ
    maezawa20180207-1
  • 新聞記事掲載(新聞社に取材依頼・無料)
  • レジでの手渡しチラシ
  • 店頭大型POP広告(1メートル×80cm)
    ※実物見本コチラ
    maezawa20180207-2
  • 売り場でタイトルPOP広告
  • 売り場で商品POP「広告

● 陳列

  • 下にすだれを敷き、背面にもすだれをかけて雰囲気作り
  • 商品は積み上げる
  • POP広告
  • スポット照明
  • 陳列棚に紅白幕

【英語の格言を読み解く】ミスを恐れる日本人と失敗を踏み台に未来に向う米国人

海外のメディアで報じられたニュースを中心に解説する、無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』の著者である山久瀬さんはメルマガの中では、偉人たちの名言を引き合いに、日本人と米国人とのビジネスマインドの違いについて比較しています。

 

名言格言に見る英語圏のビジネス文化とは?

今週のテーマは、「名言格言に見る英語圏のビジネス文化とは」です。

【海外ニュース】
Fight fair, but avoid fair fights.
訳:フェアに戦え、でも相手と互角には戦うな

 

【ニュース解説】
アメリカ人のビジネスマインドを知る上で、あるビジネススクールの教授が言ったこの一言は参考になります。Fairであること。それは法律を守り、相手を騙したり、陥れたりする策謀を弄せず、正々堂々であれということを意味します。

しかし、avoid fair fights つまりフェアな戦いを避けろという言葉が後半に書かれていることが気になります。

前半の文章と後半とが矛盾しているように見えるだけでなく、後半ではフェアであることを否定しているように思えるからです。

アメリカ人には、握手をするときしっかりと相手の目をみて、握力をもって相手の手をグリップする人が多くいます。手の中に武器を隠していないという証明でもある握手。それをちゃんと握力をもって行うことが、相手とフェアに仕事をすることを暗黙に伝えるメッセージになっているわけです。

しかし、握手をした相手とビジネスをすること、それはボクシングでいえばリングの上での戦いに臨むことを意味します。リング上での戦いでは、正々堂々と戦うことと、うまく戦うこととを両立させなければなりません。反則をせず、ドーピングをしたり相手の体への不正なアタックをしたりすることはフェアではありません。

しかし、同時にリングの上ではしたたかに闘わなければならないというわけです。この文章の後半で語っているのは、そのことなのです。

対戦相手をうまく心理的に追い込んだり、威圧をしたり、またあえて激しく打ち返さず、相手が疲れるのを待って執拗に攻撃したりといった戦略は、リングの上ではなんら問題はないわけです。このメンタリティが、ビジネスをする上でも応用されるというのが、この格言の意味するところなのです。

法的にも、財務的にも、戦略的にもしっかりとアドバンテッジをとるようにしながらビジネスを進めることは、別に悪いことではないというわけです。この対応を日本人は「したたか」と思い、時には嫌悪します。

ビジネス文化の違いによるこうした対応を受けると、日本人は相手に対して警戒心をいだいてしまうのです。一歩日本を離れると、我々は様々な異なったビジネス文化に接します。例えば、日本人はミスを嫌います。しっかりと準備して練習を重ねた上で、ビジネスというリングにあがろうとします。

【堀江貴文×村井教授Vol.2】動かざること山の如しは嘘八百?

メルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』も大好評なホリエモンこと堀江貴文さんの人気YouTubeコンテンツ『居酒屋ホリエモンチャンネル』に、地震予測界の重鎮であるメルマガ『週刊MEGA地震予測』でおなじみの村井俊治・東大名誉教授がゲストとして登場。前回の五輪出場話や地震予測のメカニズムに続き、今回は新しい地震予測法や、堀江貴文さんが村井教授のプライベートの謎に迫ります。なお、2月中にお二人のメルマガにご登録いただくと今回のトークの全文をお読みいただくことが可能です。果たして、どんなエピソードが飛び出しますか……。

今までにない地震予測法から見えた糸口

堀江:村井先生が挑戦する新しい手法っていうのを、言える範囲で言ってもらえますか。

村井:我々がやってるのは、すべてが新しい方法なんです。今まで政府も含めて地震学者がやってきたのは、昔の巨大地震の記録から統計・確率的に何年周期説「何十年に何%の確率で地震が起きる」といった予測でした。これは病気に例えると、「昔病気になったから、また何年後かに病気になるかもしれない」といってるようなものなんです。だけど、実際には新しい病気になることだってあり得るでしょ。昔はガンにはならなかったけど、新しいガンになるかもしれないし、糖尿になるかもしれない。そういう予測はできなかったんです。

それに対して、我々は地球を健康診断しているんです。毎週毎週、地球が動いてるのを人工衛星のデータで解析して、血圧はこれぐらいで糖尿の数値はこれぐらい、心拍数や心臓の不整脈があるかないかというようなことを調べて、その結果を毎週メルマガで出しているんです。つまりは、従来の予知とはアプローチがまるで違うわけです。ですから喧嘩してもしょうがないし、向こうも我々のことを認めようとしない。

堀江:でも、今までは時系列の精度が悪かったわけじゃないですか。それはどうやって精度上げていくんですか?

村井:堀江さん、さすがに鋭い質問です。それが答えられたら、ノーベル賞もらえるんですけど……。

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堀江:でも糸口はあるんですよね?

村井:あります。ここ10年から15年くらいの間に、地球では非常に不可思議な現象が起きていて、地震の前になぜかは説明はできない現象が起きるんです。そのうち、ビクッと動くのは我々がやっているんですが、もう一つは人間の耳には聞こえないような音波、聞こえないような地鳴りがするんです。それから、ものすごく低周波の電磁波が出て、海の中でも陸地でも伝わってくるということも、だんだんわかってきている。それからもう一つ、宇宙にある電離層の電子の数が異常に増えるというのもある。

堀江:電離層の研究をやってる人は昔からいましたよね。

村井:います。昔から地震と電離層の関係を研究して、学術論文は出てるんですけれども、予測につなげるっていうのはリアルタイムでやらないといけないから、とても難しいんです。そういうようなことを、今、私たちはやってて。例えば音の場合ですけど、北朝鮮が地下核実験をやるとわかるんですよ、音で。ものすごく低い低周波の音が伝わってくる。中国ではそれが進んでいて、神戸の地震も東日本でも熊本でも感知している。南米で起きる地震でもわかる。

堀江:どれぐらい前にわかるんですか?

村井:大体1週間から10日前ですね

堀江:そんな前に分かるんだ。

村井:だけど、その起こる場所を特定するのが難しい。

堀江:でも音波の回り方で、何箇所からセンシングしてたらわかるじゃないですか?

村井:おっしゃる通り。複数でやってると分かりますし、波の形が地震が起きた国によってパターンが違うんです。それを元に中国の人たちは大体の予想をしていて、ここ1〜2週間で世界のどこかで大きな地震が起きるって予想してましたね。

もう一つは電磁波ですけど、普通、電波って水の中を通らないのは常識でしょ。ところが、水の分子よりももっと長い低周波の電磁波があって、これをキャッチすると地震の予測ができるということが分かって、どうしたらその観測機が作れるかを模索していたところに、これをある民間人がコツコツと実験してきたのが、やっと完成して。実はその方は、病気を患っている方なんですが、突然、私にそれを伝えたいと尋ねられて、去年の12月にそれを教わって、今は試作品を作っているところです。

あとは電離層。普通の方法だと、異常の察知は後でやるにはわかるんですけども、オンゴーイングで予測するとなると難しい。そこで、それに人工知能を絡めて、ピークになるところを予想できるものを、現在作ってる最中なんです。ピークから落ち始めるところで警報出せばいいわけですから、そういうようなことを人工知能の方法でやろうと。2018年はこういうことにチャレンジしようと計画していて、成功すればメルマガの会員も10万人ぐらいになると思うんです(笑)

堀江:でもビックデータの解析から、それをディープラーニングで何か特徴量を見出してやるっていうのは、できそうな気がしますけれどね。

村井:ただ、大きい地震はサンプル数が少ないんですよ。震度1〜3のちっちゃいものはいくらでもあるんですが、震度5以上となると数えるほどしかないので。

堀江:マグニチュードが小さい地震と大きい地震で、何か違いはあるんですか?

村井:いやそれが、どうして地震が起きるかっていうメカニズムをわかってないんです。

堀江:でもわかっていなくても、その特徴量さえ検出できれば別にいいんじゃないですか?

村井:おっしゃる通りです。ですから、この前お会いした中国の方は、むしろちっちゃい地震の解析が役立つということで、小さい地震を調べてましたね。

堀江:小さい地震は山ほどあるわけだから、その山ほどあるデータと、リモートセンシングとか電磁波とかとの関係に、どっかに特徴があったとしたら、それは地震の予知に役立つかもしれない。

村井:そうです、まさに。震度3くらいならいっぱいありますから。ただGPSができてからは、まだそんなに時間が経っていないんですね。ですから、人工衛星の動きのデータも、まだまだビックデータにするには数十年かかります。

堀江:そんな感じなんですね。なるほど、難しいですね。

「動かざること山の如し」はウソ、山は常に動いている?

村井:今はいろんな医療機器を使って健康診断するじゃないですか。でもお医者さんは必要じゃないですか。今の段階では。みんな数字になってるんですけれども、コンピューター診断するとなると、お医者さんの経験とか……。

堀江:いや、むしろそっちに関してはAI化は多分早いと思いますよ。今は医師会が自分たちの仕事を減らさないために、いろいろ抵抗しているだけであって、AIで問診するような技術を持つ会社は「問診で9割はわかる」って言うんですよ。で、それに血液検査とか画像解析とかのデータを入れると。99%以上の精度で病名の診断ができる。ましてや画像診断に関しては、見落としがない。

僕の場合、刑務所に入ってる時に、腎臓結石が2センチぐらい大きくなっちゃったんです。もちろん、入る前に健康診断は受けたんですよ。人間ドックを受けて、全身MRIとCTもやってから、刑務所に入ったんですけど、その時の検査では異常が見つからなかったんですよ。

で、刑務所に入って3か月ぐらいで尿検査で、肉眼で見えない位の血尿が出て。それでまた精密検査をしたら、なんか結石が1.5cmになってた。「3か月でそんなにデカくなるんだ」と思って、最終的には2.5cmぐらいにまでなって、結局刑務所を出た後に超音波衝撃波で砕いて出したんですけどね。

その後クリニックに行った時に、看護師さんが以前撮った僕の腎臓のMRI写真を観てたんですよ。そしたら「堀江さん。ここにめっちゃくちゃ小さい石がありますね」って。実はあったの。もうほんと1mmぐらいのちっちゃい石があって、それを見落としていたわけ。まぁ、通常の状態で水をたくさん飲んでいたら、普通に排出されちゃうぐらいのちっちゃな石だったんだけれども、そういうのは見落としなのか、別に問題ないと思ってるのか、「腎臓結石あり」とか書かないわけ。そういうことなのよ。だからそれはもうコンピューターの方が得意だよねって思うんですよ。

地震もくしゃみみたいなもんじゃないんですか。地球のくしゃみの前兆ってやっぱりわかるもんなんでしょうね。

村井:まぁ、そう思ってます。

堀江:でも、ありそうだよね確かに。

村井:確実に言えそうなのは、地震というのは地下何10km、浅くて10km、普通30〜50km、深いと100キロよりもっと深いところでの、高温・高圧の何らかの異常な動きが原因になっている。そうじゃないと、音波とか低周波とかで電磁波が出ないんですよ。

堀江:まぁ、実際地殻の下はマントル対流が起きているわけですからね。高温・高圧で流体なわけですからね。それは何か起きているんでしょうね。

村井:火山だと大体10km下にマグマがありますから、でもそれよりもっと深いところ、地球の底から地下はどうなっているかわからないんです。ですから計り知れないわけですけど。日本はそれが非常に活発で、とにかく地球がウニョウニョいつも動いている。

堀江:それって、海の上に皮というか、すごく薄いスキンみたいなものが浮かんでいて、それがペチャクチャペチャクチャやっている感じじゃないかな。そう考えると、まぁ地震なんて起きて当たり前だよね。

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村井:武田節である「動かざること山の如し」は嘘なんですよ(笑)。山はしょっちゅう動いてる。海から盛り上がって山もあるわけですから。

メルマガ『MEGA地震予測』は何を発信しているの?

堀江:ところで、まぐまぐで配信してるメルマガの内容って、どんなものなんですか?

村井:今は日本全体を大きく6つの区画に分けて、危ないエリアはどこかを発信しています。最近では南関東エリアを警戒してて、こないだも震度4の地震が起きたんですけど。

細かい内容としては、日本各地にあるポイントで、1週間の間でどのぐらい高さが変動するかをチェックして、4cm以上の動きがあったところは点をつけて表示。あとは東西南北といった横方向にもどのぐらい動いてるか、あとは一週間よりも長い期間の累積でどのぐらい動いてるかもチェックしています。

たとえば最近だと、茨城県の方でしょっちゅう地震が起きるんですけども、茨城県の北茨城とつくばの近くにある石毛という地点では、高さの差がどんどん開いているんです。だいたい6cmくらい開くと、大きな地震の危険があるんですけど、今は7cmになっている。距離自体は近いのに、どんどん高さの差が広がっているということは、そこに歪みが溜まっているということなんです。

寺田:通常7cm以上位動くと、どのぐらいの震度のものが来るんですか?

村井:大体震度4〜6ぐらいの地震が来る。茨城県は最近震度4はしょっちゅう起きてますよね。おまけに石毛の辺りは、夏になると地下水を汲み上げて、田んぼに水を灌漑しているんですよ。そうすると地盤がもっと下がるんです。人工的な操作であっても地盤が下がると、地震につながります。地盤に関しては、上がるよりも下がる方が怖いんで、我々は地盤が沈下しているかどうかに関しては、常に神経を注いで見てるわけです。

堀江:ダムとかもそうですよね。中国が長江に作ったでっかい三峡ダム。三国志の中に出てくるような世界のところに、いきなり世界最大級のダムを作っちゃったもんだから、すごい地震が頻発したって言う話がありますよね。

村井:四川省地震はあのダムのせいだって、中国の地震学者が言っていますね。今ものすごく崖崩れが起きてるんです。

堀江:水を溜めると地下水とかになって、まぁ地盤が緩んでるとかしがちですよね。

村井:新潟の北信越のほうは、地下水を汲み上げて雪を溶かすために道路に撒いているじゃないですか。あれをやると、やっぱり地盤が下がってくる。そうすると歪みが溜まって、そういうのが何かがあると地震の引き金になるという。(この続きはメルマガ読者限定で)

撮影:上岡伸輔


……と話の尽きないお二人ですが、対談の無料公開分はここで終了。まだまだ続くお二人の熱いトークですが、2月中にお二人のメルマガにご登録いただくと今回のトークのフルバージョンを全文お読みいただけます。堀江さんがブログでは書けないとっておきの情報を毎週月曜日にお届けしているメルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』のご登録はコチラから。また、測量学から直近の大地震発生を予測する村井教授が顧問を務めるJESEA(地震科学探査機構)のメルマガ『週刊MEGA地震予測』のご登録はコチラ。どちらのメルマガも初月無料ですので、この機会にぜひご登録してみてはいかがでしょうか。

堀江貴文のブログでは言えない話
堀江 貴文(SNS株式会社ファウンダー)
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自販機で絵馬が買える。隠れたパワースポット羽田空港「はねだ日本橋」

電子メールの普及と共に年々手紙を送る人が減っている昨今。街のポストも数が減っているそうです。特に、昔ながらの丸いポストはすっかり見なくなりましたよね。実は今、「丸ポスト」が”ノスタルジック”、”かわいい”とSNS上で再評価されているのだとか。そこで今回は都内で最も丸ポストが多く現存している東京都小平市内のマスポストスポットをご紹介します!どれもインスタ映えすること間違いないですよ!

Details
ニューヨーク ダウ平均 暴落 冷泉彰彦

NYダウ史上最大の暴落、AIによる「狼狽売り」で世界がどん底に

1175ドル安という史上最大の下げ幅を記録したNYダウ平均株価に連動するように、2月6日には日経平均株価が一時1600円も下落するなど株安の連鎖が続いています。好調とされるアメリカ経済ですが、何が株価を暴落させたのでしょうか。米国在住の作家で世界情勢にも精通する冷泉彰彦さんが、自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、今回の株安の背景にあるものを探っています。

株安の背景に何があるのか?

金曜日の「NYダウ暴落」(2.5%)はそれなりに強烈で、週明けのNYがどうなるかは注目されていました。その前の月曜日の東京も下げていましたが、これは金曜のNYに呼応したもので、それ以上でも以下でもないわけで、とにかく週明け、月曜のNY市場が注目されていたのです。

その月曜日の市場ですが、終日ダラダラ下げて行って午後3時からの10分間には急落して前日比1,500ドル安、そこから急落分は戻したものの、改めて最後の30分はダラ安で4時少し前には再び急落して終わっています。結果的にNYダウは、1,175.21ポイントの下げで率で言えば4.6%のマイナスですから、これは大変です。

一体アメリカの経済には、何が起きているのでしょうか?

ちなみに、この金曜から月曜にかけての大きな下げですが、原因の筆頭にあるのはプログラム取引というシステムです。現在のNY上場株式というのは、その過半数がファンド、つまり投資信託が保有しています。そして、一種のAI(人工知能)とでもいうべき、高度なプログラムによって自動的に売買がされる仕組みです。

つまり、巨額な預かり資産をAIが管理しているようなもので、一定の下げ幅を超えると資産を安全に保護するために自動的に売りが入る仕組みです。そのプログラムというのは、特に現在は高速化されて瞬時に判断がされると、瞬時に売り注文が出て瞬時に売り成立という動きをします。ですから、この5日の月曜日、午後3時からの10分というのは、世界中でその種のプログラムが走っていたというわけです。

では、人工知能がこのまま暴走する中で、売りが売りを呼んで大暴落になるかというと、そこは一本調子に単純なプログラムになっているわけではありませんし、何よりも全体的なファンドのパフォーマンスは人間が管理しているわけです。安値感が出れば、そこを拾っていくという動きは人間もコンピュータも同じです。

それはともかく、今回の下げですが、理由としては「高値の修正」であり、想定された範囲という見方が多いように思います。修正というのは、市場が余りにも一本調子で上げてきたので、この辺で利益を確定しようという売りが出て、その結果として全体が下げることから、高すぎた株価水準が修正されるということです。

また、もっと具体的には、次のような説明もされています。つまり、2月2日に出てきた米国の雇用統計が良かった」つまり20万人の雇用増という数字が出たわけです。このままだと新しく就任したばかりの連銀のパウエル議長は「利上げ」に踏み切るだろう、ということで債券の金利が上昇し反対に株は下げているという解説です。

ということは、今回の株安の全体はあくまでテクニカルな下げであって、「アメリカの好況が続いていることを理由とした一時的なものということができます。

仮想通貨 ブロックチェーン ビットコイン

絶望のビットコイン、中島聡が可能性を感じたインド政府のある発表

大幅下落が止まらない仮想通貨市場ですが、そもそもその根幹の技術である「ブロックチェーン」に革新的な技術としての可能性は見出せなくなってしまったのでしょうか? メルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者で世界的プログラマーの中島聡さんは、仮想通貨に規制をかけたインド政府の声明に注目し、そこに「ブロックチェーン2.0」とでも呼ぶべき「答え」があると指摘。その他、仮想通貨取引所や銀行がひた隠しにする「手数料」ビジネスの実態などを紹介しています。

読者からの質問

今週はこんな質問が来ていました。

ビットコインを可能にしているブロックチェーンという技術は、本当に素晴らしい技術と仰っていましたが、ブロックチェーン技術をうまく活用した事業を展開している企業をご存知でしょうか?※米国、日本や大企業、スタートアップ問わず、ブロックチェーンの可能性や期待の高さはよく聞くんですが、実際に活用している企業を仮想通貨以外であまり聞かないため、質問しました。

まだ技術的に課題があるのか?まだインフラが整っていないのか?普及、浸透までの課題点についても知りたいです。

とても良い質問ですね。私自身も、これで頭を悩ませているところです。

ブロックチェーンという技術は、これまで色々な人が作ろうとして挫折してきた、分散台帳を可能にしたという点では、本当に画期的で、発明者が名乗り出たら、ノーベル経済学賞を上げても良いぐらいの大発明です。

しかし、その分散台帳が何に応用できるのか、という点に関して言えば、実際のところは、ハンマーが釘を探しているような状態、というのが実態です。

もっとも分かりやすい応用例は仮想通貨ですが、残念なことにあまりにも相場が不安定なので「国際通貨としての役割を果たせなくなってしまいました

でも、全く役に立たなかったということもなく、「国の目をすり抜けて海外送金する」「武器や麻薬を匿名で購入できる」などの非合法な分野には強いニーズがあったことも事実です。

また、パチンコ屋やFXで射幸性の高いギャンブルに親しんできた一部の日本人にとっては、格好のギャンブルの対象になった、というのも事実です。

とは言え、ブロックチェーンの技術を活用しようというベンチャー企業もたくさん現れているので、そのうち誰かが有効な使い方を見つける可能性は十分にあると思います。

ちなみに、各国政府は仮想通貨に対して様々な規制をかけていますが、先週インド政府が出した声明に私は注目しています。

Arun Jaitley has just killed India’s cryptocurrency party

この記事によると、インド政府は投機対象になってしまった仮想通貨が作り出しているバブルに大きな懸念を持っており、インド国内で仮想通貨を通貨として使うことは全面的に禁止するそうです。しかし、ブロックチェーン技術には大きな価値があると見ており、政府としても不動産の登記などに積極的に使いたいそうです。

国が不動産の登記に使う場合などに、本当に分散台帳が必要なのか、その場合、マイニングはどうするのかなど色々と疑問はありますが、ひょっとすると、ここに「ブロックチェーン2.0」とでも呼ぶべきものの答えがあるような気持ち(と言うかエンジニアとしての直感)があります。

Satoshi Nakamoto氏のせっかくの発明が、「仮想通貨は投機の対象になってしまう」という致命的な欠点のために、上手に活用できていないのは、とても残念なことです。こんな問題を解決することこそ、私たちエンジニアの役目ではないかと思うのです。