なぜ、妻のために花を買おうとしたおじいさんは無人販売の花屋でお金を払えなかったのか?

様々なものの「電子化」が進むなか、無人店舗での決済が増えてきているお隣の国、韓国。しかし、老人層が追いつくのは難しいようです。無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、ネットに投稿されたとあるおじいさんのお話を紹介しています。

妻の誕生日に花を買おうとしたおじいさん

ネット記事から。

早朝、花屋でお金を払わずに花束を持っていった老人の胸が熱くなる事情が公開された。最近、オンラインコミュニティでは18日、慶尚南道晋州(チンジュ)市のある花屋が伝えた事情が拡散した。該当の花屋は社会関係網サービス(SNS)アカウントに「明け方の無人売り場に帽子をかぶったおじいさんが決済もなしにそのまま花束を持って行った」とし、売り場録画映像をアップした。

映像を見ると、4日午前6時頃、オレンジ色のコートを着たあるおじいさんが店に入った。おじいさんはしばらく花屋のあちこちを見て回り花を選んだ。彼は10分ほどうろうろしていたがすぐにガラスのショーケースの中のバラとかすみ草を手に取って、そのまま店の外に出た。

この売り場は午前9時から午後7時までは職員がいるが、残りの時間は無人で運営されていると伝えられた。他の時間に花を買うためにはキオスク端末で決済しなければならない。すなわち、おじいさんが訪問した時間には職員がいなかったわけで、キオスク端末の決済法が分からなくて計算せずに売り場を離れたのだ。

おじいさんは花を盗もうとしたわけではなかった。彼は3時間が過ぎた午前9時頃、花屋を再び訪ねて職員に花代3万ウォン(3400円)を支払った。それと共に「妻の誕生日なので花をあげたかったが、キオスク端末の使い方が分からなくてそのまま持って行ってしまった」として「不本意ながらお金も払わずに持って行ってしまって申し訳ない」と謝ったという。

花屋側は「直接ドアを開ける時間を待ってお金を渡しに来られた」として「感動的なのに残念でもあった」と伝えた。また「キオスク端末が難しいかと思って口座振替も可能だと書いておいたが、年配の方々はこれも大変そうだ」として「職員がいない時間帯にたびたび『計算ができない』という年配の方々の電話が来るが、そのような時は植木鉢の下やドアの隙間に現金を挟んで行ってくれと申し上げている」と伝えた。

それと共に「おじいさん、また気軽に訪ねてきてください。 もっときれいな花束をたくさん作っておきます」と感謝の意を表した。

柳井正氏は、山口県の古びた紳士服店からどうやってユニクロを作ったのか?

ユニクロ、GUを経営するファーストリテイリングの柳井正氏といえば、その名を知らぬ人はいないほどのカリスマ経営者ですよね。その柳井さんは、どうやって企業を成長させたのか、それをノンフィクションとして綴った一冊があります。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが、そんな興味深い一冊を紹介しています。

【起業家必読のノンフィクション】⇒『ユニクロ』

619wkFp4XaL._SL1500_

ユニクロ

杉本貴司・著 日本経済新聞出版

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、山口県のさびれた商店街の紳士服店から始まり、世界3位、年商3兆円が現実的になり始めたファーストリテイリングの成長物語。

前半には、創業者・柳井正氏を育てた父と、本を通じて影響を与えた偉大な経営者たちの思想、無気力な若者を奮起させた出来事が書かれており、これから起業を志す若者に刺さる内容となっています。

影響を与えた松下幸之助、レイ・クロック、ピーター・ドラッカー、ハロルド・ジェニーンの経営哲学は、特に勉強になるのではないでしょうか。

ストイックで実力主義、商売に関しては柔軟な姿勢を持っていた柳井氏のスタンスは、時として社内外で軋轢を生み、それゆえに問題も起こったようで、本書には、その辺のエピソードも書かれています。

広島銀行の支店長だった柳田氏との対立、後継社長だった玉塚氏の更迭などに関しては、丹念な取材がなされており、裏舞台を詳しく知ることができました。

また、苦い経験となった2号店の失敗や海外進出の失敗、野菜ビジネスの失敗など、ニュースで騒がれた失敗の実情も知ることができ、経営者にとっては、生きたレッスンとなること間違いなしです。

ビジネスとは関係ありませんが、夫人とのドラマチックな出会いや、おとなしかった柳井少年の昔のレアなエピソードも収録されています。

成功する人は、やっぱり生き方も面白いですね。

起業ノンフィクションとしての生々しさに加え、事実の間を埋める著者の力量が光る、良い作品です。

世界一を目指す無謀な挑戦に力を貸した、多くの立役者との心の通い合いが書かれており、これぞ起業ノンフィクションの醍醐味と思いました。

生きている限りは、本棚に入れて大事にしまっておこうと思います。

そう言われたら買っちゃおうかな!を引き出す店員「最後の一言」とは?

接客されているとき、買う決め手になるようなクロージングフレーズ。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、今までに接客されて気になったフレーズをいくつか挙げています。

気になるクロージングフレーズ

接客販売におけるクロージングでは、お客様のニーズにあった言葉をいかに投げかけられるかが大切です。

誰にでも使える殺し文句のようなものは存在しませんから、とにかく良い接客をするしかありません。

とはいえ、周囲の人がどんなクロージングフレーズを使っているかは気になる人も多いのではないでしょうか。

今回は、僕が気になったクロージングのフレーズをいくつかご紹介しますので、参考程度にご覧になってみてください。

言うまでもなくこれを言えば良いという話ではなく、そこまでの接客の流れがあってこそ効果を発揮するフレーズですのでそこは思い違いのないようにお願いします。

・1回寝て起きても欲しければ~

→買うかどうかで本当に悩むお客様に「1回寝て起きてもまだ欲しければ、それは本当に欲しいということですよ」というフレーズ。確かにそう言われると欲しいものだと再認識しますし、ゆっくり考える余裕をくれている感もありますね。

・使わなくなっても売って元取れますよ

→近年増えてきたクロージングですね。リセールバリュー(再販価値)がある商品であることが大前提ですが、比較的若年層の方が反応する率が高いフレーズな気がします。僕は売るのも面倒タイプなので、あまり買う気は起きません。

・今買うことでより長く楽しめます

→買わずに持っていない時間よりも買って長く楽しめる時間にしましょうというイメージのフレーズ。これに続いて「どうせ買うなら早い方が」といった言葉も出てきます。確かになぁ、とつい納得することが僕は多いです(笑)。

・時間を買いましょう

→迷っている時間をお金で買いましょうという意味合いのフレーズです。その(商品の)ことを長く考えている時間もったいなくないですか?的に使われることもありますね。まぁわかる。

セブン-イレブンのカリスマ・鈴木敏文は、なぜ当時5店舗しかないヨーカ堂に転職したのか?

日本最大のコンビニチェーンであるセブンイレブン。元社長の鈴木敏文さんはヨーカ堂に勤務してからさまざまな革新を成し遂げ現在の発展に貢献してきました。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、鈴木さんがイノベーションの背景を語ったインタビューを紹介しています。

日本最大のコンビニ「セブン-イレブン」元社長、鈴木敏文「反対されると、成功する」

全国2万店舗を超える日本最大のコンビニチェーン「セブン-イレブン」。元トップの鈴木敏文さんは、周囲の猛反発を受けながらも、既存の常識や慣習を打破し、今日の発展の礎を築いてきました。その革新の背景にある指針とは??

─────────────────

【鈴木】

いま振り返ってみても、あらゆることに全部反対されてきた。

そこにやりがいを感じて1つひとつ挑戦していったからいまがあると思っています。

何かを提案して反対されると、これはやる価値があるな、成功するなと考えるんです。

逆に、皆がいいなと賛成することは誰もが考えることですから、あまりやる価値はないし、成功しない。そういうふうに思い込むようになった。

社長や上司から絶対にダメだと言われたことはやりませんでしたけど、自分で何かやろうと思い、それが間違っていることじゃなかったら、多少の反対があっても上司を説得して、道を開こうと。

割合小さい時から新しいことに挑戦するタイプで、生徒会に入ったり、学生運動をやったり。

東販に勤務していた時もそうで、私は20代後半の頃、『新刊ニュース』という広報誌の編集に携わっていました。版元さんから毎日新刊が出ますよね。それを全部読み、大まかな内容を書いて目録にする仕事に明け暮れていたんです。

無料配布で発行部数は5,000部だったんですけど、苦労してつくっているんだからもっと部数を増やしたい。それには、読者がホッとひと息つくものがないと面白くないと感じ、新刊目録のページを減らして人気作家のエッセイを入れ、さらに1冊20円で販売する改革案を出しました。

直属の上司からは反対されたものの、別の部署の上司が取り上げてくれ、最終的に部数を13万部に伸ばすことができたんです。

日本を蝕む神社本庁の「カネと思想」土地転がし、男尊女卑、LGBT差別…八百万の神から反社会的 原理主義的カルトへ

栃木の日光東照宮、石川の氣多大社、鎌倉の鶴岡八幡宮など、近年「神社本庁」を離脱する有力神社が急増している。背景には、上納金や人事介入への不満に加え、反社の関与が疑われる土地転がしなど“不祥事の巣窟”と化した神社本庁への反発があるようだ。強い戦前回帰志向とマイノリティへの差別意識を持ち、神聖な境内で憲法改正の署名集めをさせることでも知られる神社本庁。いやしくも“庁”を名乗るこの民間宗教法人の堕落した本質を、小林よしのり氏主宰「ゴー宣道場」の寄稿者で作家の泉美木蘭氏があばく。(メルマガ『小林よしのりライジング』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:泉美木蘭のトンデモ見聞録・第323回「神社本庁と神道政治連盟のこと」

【関連】初詣のたびに思い出せ。神社本庁の不正土地取引と「原発建設計画」 用地買収で中傷ビラ、金まみれエセ神道カルトの正体

神社界を牛耳る人間たちの醜聞

前回(「古代の『斎王』と伊勢神宮『祭主』のこと」)のつづきで、神社界を牛耳る人間たちの醜態について書いておきたい。

前回紹介した2017年の富岡八幡宮殺人事件は、素行不良で宮司をクビになった弟が、新宮司となった姉を殺害し、自身も自殺するというものだった。事件直後、関係者に届いた弟・茂永からの手紙には、自分の母親の実家について「〇〇家の男系男子〇代目」という書き方が見られたり、自分の長女については、「ホステスをしていてヤクザと繋がりがあったので勘当した」とあっさり触れる一方、長男については思い入れを込めて紹介し、宮司として富岡八幡宮を継がせるのだという猛烈な執念が書かれていたりする。そこかしこに男尊女卑臭が漂っていた。

富岡八幡宮は、江戸時代、相撲が両国を定位置とするようになる前に、勧進相撲(寺院の建立や修繕資金を募るためのチャリティー興行)が行われていた場所だ。今でも新横綱が土俵入りを奉納したり、力士碑が並んでいたりする。

そのような有名神社でもあって、「富岡八幡宮の長男」という出自は、神社界ではよほど効力を発揮したらしい。弟・茂永は、すさまじく問題のある人間でしかなかったが、神道青年全国協議会理事、東京都神道青年会会長、日本会議江東支部初代支部長、神社本庁参与、國學院大学協議員などを歴任していた。

また、自分は「いつか神社庁の庁長に」なりたいと考えていたらしい。

その神社庁の本庁は、姉を宮司として認めず、数年間、富岡八幡宮を宮司不在のままにし続けた。そのため、富岡八幡宮は神社本庁を離脱して姉を宮司にしたのだが、これによって弟・茂永が暴発。手紙には、神社本庁が富岡八幡宮の人事に介入できなくなったこと、自分の長男を宮司にしろという要求、さもなくば氏子の子孫も含め末代まで祟り続けてやるという呪いが書かれていた。

官公庁じゃなかった……宗教法人「神社本庁」

そもそも神社の人事権を握っている「神社本庁」とは一体なんなのか。

私の地元には「三重県神社庁」があるが、「庁」と名乗っているし、建物の外観がいかにも市役所か税務署かという雰囲気を醸しているので、大人になっても「神社関係の公的な役所なんだろう」と思い込んでいた。

だが実際は、官公庁でもなんでもない。各都道府県に支部を持ち、全国8万社が加盟している民間の宗教法人だ。伊勢神宮を「本宗」として仰ぎ、全国の神社庁をとりまとめて、神主の資格認定や宮司人事を司る総本山が、東京都渋谷区の明治神宮に隣接する「神社本庁」である。

神社本庁は、伊勢神宮から「神宮大麻」(お札)の販売事業を委託されており、全国の神社庁を通して各加盟神社に神宮大麻を配布している。加盟神社は、売上金(初穂料)をすべて伊勢神宮におさめ、神社本庁を通して3~5割の取り分を配分されるらしい。

神宮大麻は、古くは室町時代から、全国津々浦々で活動していた「御師(おんし)」と呼ばれる民間の宗教家が領布していた。御師は、江戸時代の最盛期には2000人以上いて、「お伊勢参り」のツアーガイドのような役割をしていた。泊まる宿や豪華な宴会、神楽など芸能の手配までして盛り上げまくり、伊勢の内宮・外宮の参拝を案内した上で神宮大麻を配っていたので、参加者はみんな感激して大喜びだったらしい。

伊勢の旧街道沿いには、大きな遊郭もあり、男衆はそちらへも案内された。当時最先端の設備とサービスが提供されており、舞妓たちが派手な着物で「伊勢音頭」を踊りまくっていて、「一度はお伊勢さんへ行ってみたい」という憧れの的にもなっていたという。

20240412-kobayashi-003

ところが明治になると、神道は「国家の宗祀」と位置付けられ、御師は活動停止に。代わりに「神宮教院」(のちの神宮奉賛会)と呼ばれる機関が一括して、神宮大麻を管理するようになった。

だが敗戦後、GHQによって、神社は国の管理から外される。この時に、神社の弱体化を防ぐために発足し、神宮大麻の管理事業を引き継ぐことになったのが、神社本庁なのだ。

プーチンはすでに死んでいる!?ロシアの医師が大統領選“圧勝”の独裁者に下した「驚きの診断」

政敵を次々と排除し、3月に行われた大統領選では8割を超える得票率で圧勝したプーチン大統領。「終身皇帝」の座を確実なものとしたプーチン氏を巡っては、たびたび死亡説や健康不安に関する情報が飛び交いますが、そうした「噂」はどこまで信用できるものなのでしょうか。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では国際政治経済学者の浜田さんが、3月13日に医師がプーチン氏に下したという診断の結果を紹介。さらに日本政府に対しては、同氏の精神と肉体の健康状態を重大な関心事にすべきと訴えています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

大統領選挙で圧勝したプーチン氏:本当は既に死んでいる?!

ぶっちゃけ、3月17日、ロシアのプーチン大統領は5期目の当選を果たしました。

しかも、8割を超える得票率という圧勝です。

確かに、対抗馬の立候補を認めないなど、「出来レース」のそしりは免れません。

とはいえ、いくら強権を発揮したとはいえ、71歳の年齢を考慮すれば、これだけ圧勝したのはただ事ではないでしょう。

情報の操作や管理を徹底的に行った結果に他なりません。

今年は世界各国で大統領選挙や総選挙が行われています。

そうした選挙の結果を左右するのが情報です。

プーチン大統領といえども、意図的なウワサの拡散には神経を尖らせています。

以前から根拠のあやふやなウワサも絶えません。

その代表的なものが、「プーチン死亡説」や「プーチン替え玉説」です。

それらしい根拠はあるのですが、決定打とはなっていません。

中でもプーチン氏の健康状態は何年もの間噂の的となってきました。

2023年10月、「プーチンが心臓発作を起こした」というウワサが世界中で大きな注目を浴び、何十万人ものロシア人が国内で最も人気のある検索エンジンYandexで情報を検索したものです。

プーチン氏本人もそうしたウワサの拡散には気を病んでいるフシがあります。

そのため、自らの健康ぶりを立証すべく、様々な工夫を凝らしているようです。

そうした姿を見る限りは、まだまだ元気で、2036年を越え、場合によっては「終身皇帝」も夢ではないかも知れません。

日本では報道されませんでしたが、選挙戦の終盤、3月13日、ロシアの医師が極東地域にあるチュクチ自治管区を初めて訪れたプーチン大統領に驚きの診断を行いました。

それによれば、プーチン氏の状態は「極めて優れている」とのこと。

「声も明るく、足取りも軽い。海外の他の政治指導者とは比較になりません」。

とはいえ、医師はプーチン氏に「もっと休息を取るように」と勧め、それが「更なる健康長寿に大きな役割を果たす」とも述べました。

プーチン氏は「毎日2時間から2時間半をスポーツに充てている」と応じ、健康な生活の「秘訣」として、「自分の仕事を愛すること」とも語っています。

まさに、「プーチン王朝」という夢を国民の意識の中に刷り込む戦略といっても過言ではありません。

ぶっちゃけ、隣国ロシアの未来は日本にとっても大きな可能性とリスクをもたらすため、プーチン氏の精神と肉体の健康状態は重大な関心事とすべきでしょう。

この記事の著者・浜田和幸さんのメルマガ

image by: Andranik Ghazaryan / Shutterstock.com

信じているのは平和ボケした日本の評論家だけ。「プーチンの狙いはルガンスクとドネツクだけ」という大ウソ

かねてから「自身が大統領になれば24時間でウクライナ戦争を終わらせることが可能」と豪語してきたトランプ前大統領。先日、国際社会が注目していたその案が明らかになりました。今回のメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、海外有力メディアが伝えたトランプ氏の「和平案」を詳しく紹介。その上で、仮にトランプ氏主導で終戦が実現したとしても、ウクライナの平和が長く続かないであろう理由を解説しています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

トランプの「ウクライナ和平案」は何が問題なのか?

全世界のRPE読者の皆様、こんにちは!北野です。

トランプさんが大統領になったら、ウクライナ戦争はどうなるのでしょうか?わかりませんが、こんな報道がでています。『毎日新聞』4月9日付。

アメリカのトランプ前大統領が一部の領土をロシアに譲るようウクライナに圧力をかけることで戦争を終わらせられると内輪の場で語ったと、アメリカのワシントン・ポストが報じました。

 

これは、ワシントン・ポストが事情に詳しい関係者の話として報じたもので、トランプ氏の案はロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島や東部ドンバス地方の「国境地帯」をロシアに譲るようウクライナに促すものだということです。

この報道が正しければ、トランプさんの和平案は、「ウクライナが、クリミア、ルガンスク、ドネツクをロシアに譲ること」だそうです(@ロシアが一方的に併合したザポリージャ、へルソンには言及なし)。

また、この件で直接議論した人物の話として、トランプ氏が「ロシアもウクライナも面目を保ちたい。解決策を探していると思う」とし、地域の人たちもロシア領に組み込まれることは問題ないだろうとの考えを示したと伝えています。

トランプさん「ロシアもウクライナも面目を保ちたい。解決策を探していると思う」だそうです。しかし、トランプさんの和平案で、ウクライナは自国領のクリミア、ルガンスク、ドネツクを失うことになる。これで、「なぜウクライナが面目を保てるのか?」さっぱりわかりません。

ちなみに、この報道、「情報筋からの話」なので、「ホントかどうかわからない」という意見もあるでしょう。その通りです。しかし、もう一つ情報加えることで、トランプさんの傾向は見えてきます。

長谷川博己「寝起きの謎」…生放送に遅刻しても寝癖、目やに、口臭なし!? 芸能記者が“寝坊プロモーション”を疑う理由

俳優の長谷川博己さん(47)が11日、朝の生放送番組『THE TIME,』(TBS系 あさ5:20~)に遅刻したことが注目を集めています。この日は自身主演のドラマ『アンチヒーロー』を宣伝予定。ところが長谷川さんは時間になっても現れず、SNSでは「 #長谷川博己 」のハッシュタグがトレンド入りする事態に。結局、長谷川さんは10分送れで到着したのですが、「20分前に起きたばかり」のわりには容姿が整いすぎている!と、さらに話題になってしまったのでした。この一連の出来事に関して、「いやらしい妄想かもしれないが……」と裏事情を推理するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。

長谷川博己が生放送に10分遅刻も「整いすぎ」感嘆の声

昨日の生放送『THE TIME,』で、珍しいシーンに遭遇しました。

ネットでは散々良くも悪くも話題になっていますから、御存じの方もいらっしゃるでしょう。

14日から始まる予定のTBS日曜劇場『アンチヒーロー』の番宣のため出演予定だった長谷川博己が10分の遅刻!をしたのです。

「寝坊で遅刻して、それでもあんなに整っているなんて凄い!」

「主役で遅刻って、一般社会ならアウト!でしょう。いい大人が…」

とSNSやXでは賛否両論ですが、おかげで?“#長谷川博己”はトレンド入り…TBS幹部も苦笑いです。

様々なこの反響を読んでいたら、少しだけ気になることがでてきました。

【関連】広瀬すずが川口春奈を「キックでボコボコ」で注目! 記者が推測するストレスと男事情、「女優2人飲み会」女子トークの中身

「20分前に起きたばかり」の謎。寝起き探偵団出動!

番組ではMCを務める安住紳一郎アナウンサーと、寝坊しなかった共演者の北村匠海と堀田真由が長谷川のいない場をフォローしつつ面白おかしく繕っていましたが、気になったのはその時間経過です。

すみません。20分前に起きたばかり

ということは、赤坂にあるTBSまで20分の距離に自宅があるということなのでしょうか…。

通勤時間ともなれば道路も混むはずですよね、青山通りや赤坂通りを使って20分でTBSに着く場所となれば…なんて私の頭の中は赤坂周辺の地図が広がります。

さらに私を挑発したのは、緊急事態にもかかわらずメイクとスタイリングされた長谷川の姿でした。

“いや、自宅ではなく、朝が早い出演のためにTBSが手配した『オークラ』か『ニューオータニ』にいたのかも…”

早朝から、もう頭の中はグルグル廻る妄想でいっぱいになりました。

【関連】賀来賢人&榮倉奈々の“自宅マンションがバレた”ワケ!? 映像製作会社設立で記者が思い出す張り込み取材と「送迎車の奇妙な動き」

一度は完治していた、長谷川博己の「寝坊グセ」

少し時間が経ってから私が思い出したのは、今から4年前の大河ドラマ『麒麟がくる』で取材をした、製作スタッフの言葉でした。

麻薬取締法違反の容疑で緊急逮捕された沢尻エリカの代役で、川口春奈が一躍“時の人”となったあのドラマです。

「大河で初めての主演、座長ということもあるのでしょうが、長谷川さんは常に1時間以上も前に楽屋入りされ、台本を読み込んでいらっしゃいます」

本人も「(大河ドラマ出演で)とても早起きになりました。朝は苦手だったんですけど」とあるインタビューで答えてもいました。

『麒麟がくる』から4年、朝が苦手な頃の長谷川に戻ってしまったのでしょうか。

番宣大成功で「戦略的遅刻」の可能性も

さらに私には“あれはTBSのやらせだったのでは…”なんて“いやらしい”妄想も浮かんできました。

新日曜劇場では極めて珍しい…タイトルのアンチヒーロー役を演じる長谷川です。

アンチヒーローなら遅刻ぐらい許される…というのが一般視聴者の見識ではないでしょうか。

結果的にSNSやXでの盛り上がり方も、番組プロモーションとしては最高の出来だったわけですから。

【関連】武豊が窃盗被害!で再注目、四条河原町「不倫キス」裏事情。スペシャルでディープな女性関係…佐野量子夫人の神対応に「逆に申し訳ない」記者が狼狽したワケ

以前、ある民放テレビ局広報担当者と話をしていた時、「ドラマや映画に出演している役者が、普通にプロモーションのためにバラエティ番組に出たぐらいでは視聴率にはほとんど影響がない」と聞いたこともあります。

普通じゃ話題にならないから、長谷川さんには生放送で遅刻してもらおうか…

私の妄想はこんな悪魔の囁きが聞こえるまで膨らんでしまいました…。

【関連】『不適切にもほどがある!』を放送したTBSの「覚悟」を、現役TVディレクターが称賛する理由

【関連】小池百合子と「ドヤコンガ」を結ぶ点と線。都知事の学歴詐称疑惑を「上書き」隠蔽か?ドヤコンガの“政治利用”懸念高まる

【関連】イチから学ぶ「ドヤコンガ」の正体。人気声優・水瀬いのり本人なのか?スタッフなのか?「整形ばらし」「口パク暴露」の真犯人は

プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: ● 日曜劇場『アンチヒーロー』|TBSテレビ

大谷翔平ブームに水を差す奴は非国民だ?水原一平容疑者“起訴”で懸念される「1億全員野球」の空気…「また大谷マンセーの日々か」の声も

不法賭博をめぐる金銭トラブルに巻き込まれていた大谷翔平選手29の身の潔白が、ついに証明された。アメリカの捜査当局は日本時間12日午前2時半すぎに記者会見を開き、元通訳・水原一平容疑者39)が、21年11月から23年1月にかけて、大谷の口座から本人の承諾なしに1,600万ドル約24億円以上を不正送金したとして、銀行詐欺の疑いで訴追したと発表した。

会見では水原容疑者の「手口」についても言及されたが、口座を開設するにあたり大谷からすべてを託されていた容疑者がログイン方法などを知る立場にあり、さらに銀行からの取引確認を通知する連絡先を大谷ではなく自身に設定していたなど、悪質極まりないものであったことも判明。さらに大谷の代理人らに対して容疑者は、口座は個人的なものであり大谷の希望で情報は明かせない」と説明していたという。

弊サイトはこれまでこの事件について、「大谷の口座から本人の同意なしで水原氏が送金することは不可能ではないか」「大谷の代理人や経理担当者が異常なカネの流れを知らないでいるのは不自然ではないか」といった疑問の声や報道を紹介してきたが、捜査当局が発表した水原容疑者の手口で“解消”された形となった。当局が今回、「大谷選手は被害者」と断言したことで日本中が湧いている。

醸成される「大谷を疑う者は非国民」という空気

この捜査当局の“結論”に、ネットユーザーは大きく反応。

<さんざん大谷さんを疑ってたマスゴミ、ちゃんと謝れよな。お前らがやったことはセカンドレイプと同じだからな>

<大谷も賭博に関与してたみたいなこと言ってた奴らは全員謝罪しろ。弁護士の中にもいたよな>

<大谷選手を嘘つきよばわりしてきた人間、少なくともメディア関係者は大谷選手の目の前で土下座してこい>

等といった、一部メディアや著名人に対して謝罪を要求するポストも多数見られた。そんなネット上の空気を読んだのか、これまで大谷に対する疑念を隠さないできた実業家のひろゆき氏(47)は12日午前7時に「すいませーん」といち早く謝罪。

これについて40代のネットメディア編集デスク氏は次のように話す。

「影響力の強いひろゆき氏のスピーディーな謝罪は、ご本人の炎上対策としてはベストではありますが、日本という国には“悪影響”かもしれません」

一体どういうことなのだろうか。

「特にアメリカにおいては、例えば大谷選手が会見で『一切の賭け事に関わったことはない』としながらもその裏付けを語らなかったこと、『水原氏が自分の口座からお金を盗んだ』としたもののその証明を示さなかったことなど、彼が疑われるだけの合理的な理由がありました。またそういった米国内での疑問を、国内マスコミは報じてきませんでした」(同前)

確かに、こちらの記事にも「アメリカ人の多くは大谷の釈明に満足していない」と記されている。

「そのような経緯をすべて無視して、大谷選手に疑いを抱いていたメディアや個人をすべて“非国民”扱いするという、まるで戦前のような空気が日本に醸成されつつある中で、影響力のあるひろゆき氏の謝罪はその雰囲気を加速させかねないという意味で“悪影響”が出るかもしれないと思ったんです」(同前)

“一億総火の玉”ならぬ“一億全員野球賛美”もしくは“一億総大谷礼讃”の雰囲気にある、との指摘だ。

「大谷マンセーの日々」の再来にうんざりの声も

今回の捜査当局による発表により、ふたたび展開されるであろう日本メディアの“大谷祭り”、受け取る立場によっては“大谷ハラスメント”とも呼ばれる大フェスティバルに対して、始まる前から「うんざり」という声は決して少ないものではない。

<ああ、また大谷マンセーの日々が帰ってくるのか>

<メディアの手のひら返しで大谷ヨイショ報道があふれると思うとげんなりするわ>

といったX(旧Twitter)の投稿があるのも現実だ。とは言え、今後は米捜査当局が出した結論が、大谷の「正史」として扱われていくのはまず間違いないだろう。世間の関心は、水原容疑者が盗んだとされる「1,600万ドル」という金額の大きさや、「禁錮30年」とも言われる量刑、さらに司法取引の内容に移っている。

だが少数派ながら、この“結論”やメディアの報道に違和感や懸念を抱く人たちがいることも注目に値する。本記事ではあえて、それらの代表的な指摘を分類して紹介しよう。

日米首脳会談というタイミングに動いた“政治的な力”?

前出のネットメディア編集デスクが注目するのは、「日米首脳会談との関係を疑う声」だ。

「裏で“政治的な力”が働いたのではないか、これが岸田首相の“成果”なのか、といった見方です」

そう言って、いくつかのXへのポストを示してくれた。

「例えばこちらは、かなりストレートな指摘です」

今岸田君がアメリカに行ってるよね 大谷翔平の専属通訳の処分の発表とタイミング合ってるね いまひるおびで大谷翔平マッシロをアナウンスしてるけど岸田訪米とタイミング合ってるから忖度が働いてる可能性あるかも?

今回の日米首脳会談の問題点は、『きっこのメルマガ』発行者で人気ブロガーのきっこ氏による以下の記事に詳しい。

【関連】断水下 仰げばブルーインパルス 岸田は訪米 バイデンに「ワン!」…飼い犬首相がアメリカから持ち帰る最悪の手土産とは?

「端的に言えば、日米首脳会談自体は日本の国益にとってマイナス面が大きいため、岸田首相への批判が高まっていたのですが、それを“大谷は潔白”というニュースが打ち消してくれる格好になりました。たとえ偶然であったとしても、首相にとってベストのタイミングであったのは間違いありません」(同前)

その他には、このようなポストも。

大谷盗難問題は99%黒の話の流れからバイデンジャンプを彷彿させる様な突然の無罪。理由は銀行からの通知をオフにしていて気づかなかったからだと。もう滅茶苦茶過ぎるだろ。最強弁護団様様ですね。

バイデンジャンプとは、20年の米大統領選の“接戦州”でバイデン氏の得票数が不自然に急増したとされる謎の現象。一般的には陰謀論とされるが、“イカサマ”を疑う声が一部で上がっていた。そんな現象と今回の“大谷無罪”を結びつけている。

「歌手のポール・サイモンさんが演奏を披露したことで大きな話題となったホワイトハウスの公式晩餐会に、日本側からはYOASOBIの2人が招かれましたが、大谷選手を招待するプランもあったと報じられています」(同前)

こちらの記事によれば、水面下で大谷の参加も探られていたという。

「結局お流れになりましたが、交渉過程でバイデン大統領による“大谷選手への配慮”が検討されていたとしても不思議ではないですよね」(同前)

仮に“バイデンの配慮”があったとしたら、その見返りに日本がアメリカに「何を差し出すのか」気になるところではある。

免れない大谷の“イメージダウン”

「身の潔白は証明されましたが、大谷選手のイメージダウンは免れないでしょうね」

こう語るのは、現在ネットメディアを主戦場とする50代の男性ライターだ。

「まさか大谷選手の管理がここまで杜撰だとは誰も想像していませんでしたし、アメリカで巻き起こった大谷本人に対する“疑念”も、『大谷は独立した個人であり大人である』という前提に立っています」

そんな“大人”である大谷へ米国人が向ける視線について、メルマガ『上杉隆の「ニッポンの問題点」』を執筆するジャーナリストの上杉隆氏(55)は以下の記事で、「大谷選手の資金管理は、米国エリート層には犯罪的にすら映っている」としている。

【関連】大谷翔平の大失態を「犯罪的」と見る米国。金融リテラシーのかけらも無い資産管理に「極めてシビア」報道が続く理由

「大谷選手が“100%の被害者”となれば、彼に対しての“野球しかできない子ども”という印象がますます強まりますよね」(同前)

事実、X上には日米両国のネットユーザーから、このようなポストが。

<大谷に責任ないのか?丸投げって子どもじゃないんだから>(日本人ユーザー)

<大谷ってすごいバカ?野球だけの人って尊敬できないな>(同)

<アメリカ人もあまりのいい加減さに驚いていると思う>(同)

<大谷はよく言えば不注意な子供、悪く言えば馬鹿に見える>(アメリカ人ユーザー)

<この話が出たとき、考えられる結果は2つしかなかった。大谷が何か罪を犯しているか、彼が愚か者であるかだ。彼は愚か者だったようだ>(同)

「さらに言えば、大谷選手の管理不足や幼稚さによって、不法賭博の胴元という反社会的勢力にカネが渡ってしまったというのは動かない事実です。これは大きなイメージダウンに直結しますね」

判明しているだけでも1,600万ドル、日本円にして24億円を超えるカネを、自らの不注意で反社に流してしまった大谷の“責任”を指摘する声もやはり少なくない。

<被害者と言っても、大谷名義で24億ものカネが渡ったわけだからスッキリしないよな>

<本当の問題は、24億の金が反社に流れたってことじゃないのか?>

<理由はどうあれ大谷の口座から反社にカネが流れてしまったのは消しようがない>

と、ネットユーザーも手厳しい

本職の野球では調子を取り戻しつつある大谷。上記のような批判はあれど、当分“大谷フィーバー”が終わることがないということだけは確実のようだ。

「オモウマい店」がその象徴。見返りを期待しない“贈与経済”がすべての人を幸せにする

昨今あらゆるシーンで声高に叫ばれる「生産性向上」の重要性。しかしそれだけで人は幸せになることができるのでしょうか。今回のメルマガ『j-fashion journal』ではファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、原価割れしようとも客に過剰とも言えるサービスを提供する「オモウマい店」を例に挙げ、「贈与経済」について解説。なぜ「オモウマい店」の店主たちから愉しみが伝わってくるのかについて考察するとともに、見返りを期待しない贈与経済の長所を説いています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

贈与経済による豊かさと幸せ

1.義理と人情と贈与経済

贈与経済とは、見返りを求めない贈り物による経済活動だ。

通常の経済は、商品やサービスを貨幣と交換することにより成立している。資本主義経済は、産業革命によって確立したと言われている。産業革命は工場や設備投資、多くの労働者が必要であり、それらを確保するには多くの資本が必要だった。そこから、多くの人から投資を集め、利益を投資に応じて配分するという仕組みが出来上がった。資本を必要とするビジネスにおいて、贈与経済が入り込む余地はない。

農業を資本主義的に考えると、プランテーションになる。プランテーションとは、宗主国に商品作物を輸出することを目的とした大型農園であり、奴隷労働に近い形態で運営されていた。

人々をお金で縛りつける仕組みが産業革命の工場であり、プランテーションだった。人々は自給自足経済から切り離されたのだ。

江戸時代の農業は、領主に年貢を納めるための米作を行っていたが、自給自足のための作物も栽培していた。そして家族だけでは食べきれない余剰の農産物は市で販売することもあった。地主農家の場合、ある意味で自立した経営者でもあったのだ。

同様に、職人も自立していた。基本的に受注生産であり、経済は国内で循環していた。

武士は年貢を米で受けとっていたので、貨幣経済に組み込まれることはなかった。もし、武士が貨幣で給料を受け取り、年貢ではなく税を徴収していたら、もっと早く資本主義が生れていただろう。

しかし、幕府は大名に経済力を持たせなかった。むしろ、反乱を起こす経済力を削り取るように、参勤交代などの制度を整備したのだ。

貨幣経済の発達により、商人が経済力を持つようになったが、幕府の権力を維持するためには、過度に経済依存を強めることは危険だった。経済の結びつきよりも、主従関係、義理と人情など人間同士の結びつきを重視したのである。

2.人と神の関係の違い

キリスト教では、神と契約が行われる。人は契約を守ることで、神から加護を得る。

日本では神と人とが契約することはない。神は人の力が及ばない対象であり、契約が成立しない。神は自然そのものであり、恵みも与えれば、災害も与える。人は自然と契約することはできないのだ。

日本の神と人間の関係は、贈与経済がベースになっている。神は自然の恵みを人に与え、人は神のために祭を開き、神を信仰する。神は、何かを人に与えることに、見返りを求めない。人も神を信仰するのに見返りを求めない。契約ではないからだ。

契約が先行する取引において、商品の価格を勝手に動かしてはならない。相手が誰でも、商品の価格は変わらない。

日本の商取引は、相手によって替わることがある。これは商取引の基本が契約ではなく、贈与だからではない。店は客に商品を贈与する。客は商品に見合った金を贈与する。代金は互いの関係で変化する。値切ったり、値引いたりする行為は、人間関係を確認しているのだ。

日本では契約を結ぶ場合でも、金額は最後に決まる。相手の顔色を見ながら、阿吽の呼吸で決まるのだ。最初に価格の話をすると、がめつい人、卑しい人と思われてしまう。

だから、価格を提示する正札商法は、公平な契約のためというより、値段交渉を簡略化することに目的があったのだと思う。

日本では通常の商取引であっても、贈与経済が内包されているのではないだろうか。

この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ