怒りを溜め込んだ派遣OLが花屋で目にした「赤い花」に救われる物語

メルマガ『お花をこころのビタミンに!花セラピスト青山克子の花セラピー』の著者・花セラピスト青山克子さんのもとに花に自分の気持ちを気付かせてもらったという女性からのお便りが届きました。派遣社員として忙しい日々を送っていた女性が自分でも気付かず押さえ込んでいた「感情」とは?

今週の花セラピー 「情熱怒り」

赤い         強い意志感じる

花が持つキーワード   熱意 情熱 怒り

めらめらと こころ もえる

それは 真剣だから 相手想うから

怒り 大切 あなたパワー

この花が気になる時     内心、激しい怒り覚えている時

こんな人にプレゼントしよう 目標向かって気持ちリセットしたい人へ

お店通った時… (40代 女性 派遣社員)

私は派遣社員として働いています。 とても忙しい職場で、重要な連絡事項さえ正社員確認することができない時もあるほどです。 忙しいことは嫌いではないですが、社内でコニュニケーション満足でない状態仕事進めなければならないことストレス感じていました。 お花は誰か贈りもする時行くくらいで毎日通勤途中で通ってもほとんど素通り、興味もって覗いてみようとも思ったことは殆どありませんでした。

ある日、いつもよう通った時、なぜか赤いばかりが目入ってきました。 目入ってきたというよりも「迫ってきたという表現方が近いよう思います。 

日も、そ日も、通ると赤いが私何か訴えかけてくるような不思議な感覚があり、ある日仕事帰り赤い買って家帰りました。

赤い飾って眺めていると、辺りがざわつくような感覚なりモヤモヤした気分なってきてしまいました。 そして、今職場対する不満や頑張っても、認めてもらっていないではないか?悲しい気持ちがあること気がつきました。 

私は自分でも気がつかないうち言いたいこと我慢して仕事していたようで、そ気持ちは思い外、根深いよう思えました。

後、上司自分気持ち伝えて仕事整理や条件面こと相談し、今では気持ちが晴れて前向き頑張ることができています

から自分気持ち気づくなんてはじめてで、とても不思議な体験でした。

花セラピスト 青山克子からのメッセージ

「人優しくしなさい」と言われ続けて私たちは大人なります。 

優しくあることは確か善きことでしょう。

そもそも怒ることはあまり気持ちいいことではありませんし、怒った自分後から責めしまうようなこともよくあることですよね。 

また、実際起きた出来事とは別「先怒った方が悪い」となってしまうことも多々ありますよね。

よう振り返ってみると、怒るということは、人間とってあまりいい体験ではないよう思えてしまいます。

こうして人は怒り我慢する怒らない人なろうという努力をしようとするです。

怒りとはあなた守る大切な力

しかし、怒りとは「あなた守ってくれる力でもある」と思った時どうでしょうか?

いいたいこと云わないで我慢することももちろん必要ですが、不当なことされたら怒ることや自分本心必死で伝えたい時怒ったような口調なっても訴え続ける必要がある場合もありますよね。

あなた自身ことや、あなた本当気持ち誰よりも守れるは、あなた怒りパワーではないでしょうか。

また、何か反発したいという想いが、自分が本当やりたいこと気づくきっかけなることもあるでしょう。

よう考えると、怒りとは自分から排除すべき感情ではないようは思えてしまいますがいかがでしょうか。

怒ることがいけないではなく、大切なことは怒りパワー使い方間違えないようするということ。

まず、自分が怒っていること受け入れて、そして、怒りも感じている自分力や勇気感じてみましょう。

一期一会、こ出逢い感謝。

お花こころビタミン

それでは、また来週お会いしましょう。

セラピスト 青山克子

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【豆知識】生きてるうちに子や孫へ。生前贈与で損をしない4つの特例

近年よく聞くようになった言葉のひとつに「老々相続」というものがあります。相続人も年老いていて、結局その資産を有効活用できないという問題を指しますが、長寿大国である日本にとって大きな痛手ではないでしょうか? メルマガ『こころをつなぐ、相続のハナシ』では、そうなる前に知っておきたい「贈与税の特例」をご紹介しています。

長寿時代に考える、相続のハナシ

現在の日本の平均寿命は、男性が80.50歳女性は86.83歳。長生きできるほどの環境の整備や医療の発達は素晴らしいことですが、一方で考えなければいけない事もあります。それは、「老々相続」の問題。

例えば85歳で相続が起きたとして、その相続人はお幾つなのでしょうか。兄弟が相続人になるのであれば、同世代です。子供であっても、60歳前後です。この世代は一般的には、子育てもひと段落、住宅ローンも払い終えるかどうかの頃。これでは、せっかく相続で財産をもらったとしても、有効的に資産を活用するのは難しいのではないでしょうか。

せっかく資産を渡すのなら、有効に使ってもらえるうちに渡したい。とはいえ通常、贈与での資産の移転は、相続で財産をもらうよりもかなり高い税金がかかります。これでは、なんだかもったいない気がしますよね。そこで知っておいていただきたいのが、いくつか存在する「贈与税の特例」です。

現在の日本には、できるだけ資産を有効活用できる世代に財産を渡して、たくさん使ってもらおう、という目的で、いくつかの制度が存在します。今回はその概要をお伝えします。ただしそれぞれの制度には細かな要件や、注意点等がありますので、実際に活用される際には最寄りの税理士さんにご相談の上、ご活用くださいね。

1. 110万円の暦年贈与

贈与税は、1人の人が1月1日から12月31日までの1年間にもらった財産の合計額から基礎控除額の110万円を差し引いた残りの額に対してかかります。したがって、1年間にもらった財産の合計額が110万円以下なら贈与税はかかりません(この場合、贈与税の申告は不要です)。これは結構ご存知の方も多い制度ですね。

なおこの制度は、誰に対する贈与でも使えます。もちろん子供への贈与でもOKですし、孫への贈与にも使えます。全く血縁等のない第三者でも使えます。

なおこの110万円は、あげる人単位ではなく、「もらった人が1年間に受けた色んな人からの贈与の合計」である点に注意が必要です。

2. 相続時精算課税清楚

これは、一定の書類を提出することで、2,500万円までの贈与に対しては贈与税はかからず、代わりに相続のときに、相続税の対象として計算する、という制度です。結局相続のときに持ち戻されてしまうので、相続税の節税としての効果は薄いですが、「相続税より高くなりがちな贈与税ではなく、相続税で計算をしてもらえるのに、相続が起きる前お金が必要な時期等)に財産を移すことができる」という点がメリットです。

また、相続税の計算の際に持ち戻す価額は、贈与をした時点での価額になるので、たとえば、(予測は難しいですが)今後値上がりするであろう土地とか、業績の伸びていく会社の株式等に使うのであれば、相続税の節税の効果も一定は期待できます。

ただし、この制度をいったん選択すると二度と1で解説した110万円の贈与には戻れないなどいくつか注意点がありますので、この制度を使う際は、必ず税理士さんに相談してください。

「和食は健康」と言われるけれど、ホントは「塩分過剰」なワケ

2013年12月4日、『和食』がユネスコ無形文化遺産に登録され、和食の魅力が世界中に注目されました。

一方で、日本人の年間の塩分摂取量は世界の中でも多めです。過去に実施された調査によると、世界187か国の平均食塩摂取量は約10g。

血圧と食塩摂取量との関連を解析したところ、年齢とともに血圧が上昇しない地域では、1日の平均食塩摂取量が約3~5gにとどまっていました。

同時期の「平成22年国民健康・栄養調査」によると、日本人の1日あたりの塩分平均摂取量は、男性で11.4g、女性で9.8g。年々減少傾向にあり、最新の26年度の結果では、男性10.9g、女性9.2gとなっていますが、それでも他国と比較すると多いと言わざるを得ません。

体内の塩分濃度が高くなると、濃度を薄めたり塩分を外に出すために血液量が増え、血管にかかる圧力(血圧)が高まります。その状態が長く続くと、血管がもろくなり、脳卒中を引き起こすリスクも高まることがわかっています。

これでは健康的と言えません。和食に塩分が多い理由と健康的に取り入れる方法を考えていきましょう。

和食が健康と言われるワケ

旬の食材と食材の持ち味を活かした調理法で一汁三菜(ご飯、汁物、主菜、副菜2品)を基本とする日本の食事スタイル。

食物繊維を含み噛みごたえのあるご飯、魚や大豆製品など、質の良いタンパク質や脂質が適度に含まれる主菜、季節の野菜・海藻などでビタミン、ミネラルを豊富に摂ることができる汁物や副菜。

さらに、素材を活かした様々な調理法は、効率的に栄養素を補うことができます。和食は、栄養バランスが良く、低脂肪な献立であることから、健康的と言えます。

和食が塩分過剰になるワケ

塩分は和食の特徴である「出汁のうま味」を引き立たせます。塩漬けは保存性を高める調理法。ほうれん草をゆでる時に塩を加えますが、食材の色を良く見せます。魚を焼くときに塩を振るのは、うま味を逃がさないため。うどんのコシは塩なしでは出すことができません。このように、塩には、和食に欠かせない調理上の大切な役割があります。

また、「最後に塩で味を調える」のは、実は海外ではあまりされていない、和食調理の特徴です。

調理だけではなく味付けでも、ご飯に合うように主菜の味付けを濃くする、副菜には漬物や梅干し、たらこなどの塩蔵加工食品が多い、毎食汁物を食べる、醤油をかけて食べる、など、塩味に慣れ親しんでいる日本人。このような積み重ねが、摂取量が多くなる理由であると考えられます。

健康的に和食を取り入れるコツ

塩分が多いメニューを1日で調節しましょう

汁物、麺類のスープ、漬物、干物、加工食品、保存食などは塩分が多いので1食にし、1日の中で重ならないように注意しましょう。

調理もひと工夫

素材の味を活かして、薄味を心がけましょう。出汁、油、酢、柑橘類、香味野菜や香辛料は、塩味が薄くても美味しく感じることができます。上手に活用しましょう。

執筆:山本ともよ(管理栄養士)

 

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春の新生活!スタートダッシュを決めたい男は「母性」を磨くべし

毎年3月は、その年のエネルギーの流れがリアルに見えて来る大切な時期、そう話すのはメルマガ『オーラのにしまりちゃん』の著者・にしまりちゃん。それによると、2015年はどうやら女性はもちろんのこと、男性も「母性」が成功のカギらしいんですが……それってどういうこと?

3月はピンクを使え。

3月ですね。早いねえ。私的には、3月は一年で一番好きかもしれない季節。桜が好きだからってのもあるけど。はじまり感が強いよね。今年はとくにそれをひしひしと感じるタイミング。

今年、新しい門出をする人が特に多くて、それを感じるのかもしれないけど、なんだろ。なんか周りの特に女性が母になったり、はたまた大学院合格したり、仕事柄、様々なCMの現場で芸能人さんともお仕事重なって、そのオーラをみる限り、いろんな苦労をしょって生きてるんだなってことをひしひし感じたり。

いろんなことがこの3月のまだこの段階でたくさんありましたわ。ただ、今年の冒頭に言った通り、母性がキテル! これ間違いない。笑

とにかく今、新しいことをはじめるときに必要なのは母性です。包み込むような。

あ、男性のメルマガ読者さんっているのかどうかしらんけど、笑 男性でも同じことなんですよ。母性を身につけるってこと。男なのにどうするねんって話ですが、そゆことではなくてさ。

想像すべきは聖母マリア的な。包み込む感じでしょうか。

あ、ビジネスであれば、男性が前に前に出るよりは、女性が前に出ていくことをおすすめする。それがとても大事。女性が活躍する程で男性が後ろにいるイメージかな。

家庭でも、母がナンバーワン、主役は母に譲り、父は一歩引く。男尊女卑なんて問題外。そんなことしてる会社はどんどん下降するし、恋人同士でも、女性は母性を丸出しにして、男子はそれをさらにありがたく受け取り感謝する、みたいな愛情のやりとりをするべし。

それと、今年は、わだかまりを解消する時期でもあることを意識して。

わたしの勘でいくと、来年は戦いとか激しい足の引っ張り合いとか競争とか、そんなある種の世知辛い世の中が見えかくれするので、今年様々なわだかまりを持って来年に向かうとあまりよくない。それと、一年の後半って翌年の影響をうけてくるので、後半からもっとそれが顕著になる。

できれば人との摩擦を避けて、争いモードもけして。愛情優先、思いやり優先。過去に仲たがいした人でも、ゆるす気持ちで。

お金のない企業が一流クリエイターに無料で仕事を受けてもらう裏ワザ

誰もが知る大御所の俳優さんが無名監督の映画に出ていた…なんてケースを目にすることがあります。超有名アーティスト、建築家、一流シェフなど、彼らがギャラ度外視で意外な仕事を引き受けるのはなぜなのでしょうか? その裏には「一流のタイミングがある」と、無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんは言います。

一流のタイミング

一流の能力のクリエイターには一流のギャラが必要です。一流のクリエイターの能力を借りたければ、それなりのギャラを用意しなければなりません。

それだと、一流の人に仕事を頼むとしたら、お金が潤沢にある大企業ばかりが発注し、お金が用意できない零細企業は厳しいじゃないか、と中小零細企業の人は思うでしょう。

それはもちろん、そのとおりです。しかし、一流のクリエイターは、「一流のタイミング」にも敏感です。

「一流のタイミング」というのは、何かをしようと思った時にチャンスが舞い込む絶妙のタイミングのことです。そして、その「一流のタイミング」は、一流のクリエイターの方々にとっては、一流のギャラに匹敵する重要なモチベーションの要素でもあるのです。

だからよく、そういう方々が、ちょっと特殊な方面の仕事をやった時に、インタビュー記事などを見ると、

「以前からこういうのがやってみたいと思っていたら幸運にも今回のようなチャンスを頂けた
「こういうのも面白そうだなあ、と思っていたらちょうどこの話が舞い込んできた

などということを答えています。そういうのが「一流のタイミング」なんですね。「自分たちには、一流のギャラを用意するのは無理だ」と思う人は、お金がないなら頭を使って、「一流のタイミング」を身につけていくのです。

実際、一流のクリエイターたちは、「一流のタイミング」の面白さがわかっているので、そういうものが舞い込むように日頃から、そのタイミングのヒントを発信しているものです。twitterやブログなどでそういう心情を吐露したり、インタビュー記事などでもふと漏らしていたり、その人の作品にその心情が表れていたりします。

そういうことを見逃さず、「一流のタイミング」で提案をすることで、その人にとっては一流のギャラを凌駕するモチベーションが湧き上がることが多々あります。

なぜ会社で「ムリ」と口にする人間は、年収1000万円から遠ざかるのか

日頃から「ムリ」という言葉を当たり前のように使っていませんか? その裏には「やりたくない」というあなたの本心が隠れているのかもしれません。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんが、ビジネスの場で「ムリ」と言う前に試してみるべきことを、具体例をもとに詳しく解説してくださっています。

出来ないよ、と思ったらこう考える

ビジネスに限らず、人生全般について、あれは出来ない、これはムリと言う人は何も成し遂げることが出来ないと思います。出来ない、ムリって言った瞬間に出来ない未来ムリな未来が確定しちゃうんですから。これ正確に言えば、出来ない、ムリ、なわけじゃなくて、「やりたくない」だけなんです。それをやりたくない、と言ってしまうと、「ツベコベ言わずにやれよ!」と言われてしまうから、出来ない、ムリと表現しているだけなんですね。

ビジネスの世界で、やりたくないからやらない、という姿勢を続ければそりゃ成果なんて出るわけありませんから。そんな人が幸せになれるはずもありません。

これは難しいなぁ、出来そうも無いなあと思ったら考えるべきことは2つです。

1つは、どんな条件が揃ったら出来るようになるのか?を考えること。もう1つは、条件を変えずに「何なら出来るのか?」と代替策を考えること。出来ない、ムリという思考が浮かんで来たら、すかさずこの2つを考えるのです。

売り上げを2倍にしたい→出来ない、ムリ!

ここで思考を停止させずに、どうなったら2倍になるんだろうか?と考える。これは客数を2倍にするか、単価を2倍にするか、その両方を程良くやるかの3つしか選択肢がありません。このうちのどれがどうムリなのかを考える

条件を考えるとは、この3つの選択肢のどれかをやるにあたってネックとなっているものを考えるということです。客数を2倍にすることが出来ない原因はどこにあるのか、単価を2倍に出来ない理由はどこにあるのか。

代替策を考えるとは、売り上げは増やせないけど、経費は減らせるから、こっちの方向から利益を増やそうと考えることです。もうひとつは、客数は2倍に出来ないけど、来店頻度は2倍に出来ないかを考えることです。週に1回来ていた人が2回になれば、これは客数が2倍になったのと同じです。

中世の古地図のように描かれた、冒険心をくすぐる「火星の地図」

ハリウッド映画「オデッセイ」や「地球人の移住計画」など、何かと話題の火星。そんな未踏の地であるにもかかわらず、「火星の地図」なるものが公開され、世界が注目しています。

火星の地図には一体なにが描かれているの?

最近、映画などの影響で注目度が増している火星ですが、それに拍車をかけるかのように、今度は火星の「地図」が作成されたというニュースが飛び出しました。

えっ、誰も火星に行ったことがないのに、そんなもの作ることできるの?と思った方も多いことでしょう、実は可能なんです

さすがは火星、地球に負けず劣らず話題が豊富です。

Daily Mailによると、そんな偉業を成し遂げたのはシアトルを拠点に活動するEleanor Lutzさんというサイエンス・アーティストの女性。

image by: Twitter(@eleanor_lutz )

そしてこれが噂の火星の地図です。

02-27-16

image by: Eleanor Lutzさんのブログ

(地図をクリックすると拡大してみることができます) 

彼女は「Tabletop Whale」という自身のブログの中で、このように紹介しています。

「最近、私は中世の探検家たちの古い地図にとても夢中です。そしてこう思ったんです。まだ現代における未開の地を歴史的なデザインを使って描けば面白いんじゃないかって。これが私の火星の手書きのトログラフィックマップです」。

NASAのデータを用いることによって火星の地図を手描きで作成することができたそうです。

データについてはマーズ・グローバル・サーベイヤーという火星探査機に搭載したMars Orbiter Laser Altimeterという高度計を使ったとのこと。

その正確さに間違いはなさそうです。

それがどれだけ忠実で正確かというと、NASAが公開している地形上の映像のオーバーレイに沿って宇宙船が着陸する場所を赤で囲うなど、かなりの緻密具合です。

GIZMODOによると、Lutzさんは「私はこのスタイルを選びました。このプロジェクトは昔の地図作成者と同じような遠近法を用いたほうがいいと思ったから」とコメントしています。

 この地図のなかで最も視覚的にインパクトの強いのがスキャパレッリ・クレーター

これは映画「オデッセイ」で、主演のマット・デイモン演じる宇宙飛行士ワトニーのロケットが発射する離床時点として描かれていました。

もう一つ目をひくのは「最大級のマリネリス峡谷」です。

長さ4000km、横幅200km、深さが10kmといいますから、かなり壮大で目がくらみそうな規模です。

これは、かのグランドキャニオンの10倍の長さ5倍の深さに匹敵するそうです

もはや規模がデカすぎて想像できない域に達しています。

ただ、“地球人”として唯一親近感が沸くのは、地球上に存在するある村の名前や、火星の研究に貢献してきた今は亡き研究者にちなんで名前がつけられたクレーターなどが描かれていたということぐらいでしょうか。

この他にもイギリスで地図を作成する機関(英国陸地測量部/ OS)が作った“OS Map”も話題となりました。

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縮尺は1:4,000,000なので1cmは4000km。

TECH TIMESによると、これは欧州宇宙機関(ESA)が2018年に計画しているエクソマーズのローバー(探査車)の打ち上げ向けに作成されたマッピングプロジェクトとのことです。

火星探査機”キュリオシティ”が捉えた火星の風景

この地図から、火星がどのような地形なのかはわかりました。

でもまだまだ火星ってどんなところだがイマイチぴんと来ていない方も多いことでしょう。

それでは、こちらの360度の火星の風景をご覧ください。 

スマートフォンを左右に動かすと、画面が動きます。パソコンからでも画面をドラッグすると動かせます。ただ、Safariなどではみれないようなので、パソコンならChromeブラウザ、スマホなら最新版にアップロードしたYouTubeアプリでみることをおすすめします。

THE VERGEによると、これはNASAが先日発表した火星探査機ローバーのキュリオシティが撮影した火星の風景。

この”キュリオシティ”は2012年6月から火星に降り立ち、このパノラマ写真は2015年12月に撮られました。

数年前にオランダのNPO法人Mars Oneが、片道切符の「火星移住計画」を発表して話題になりました。

火星なんて遠い惑星のことだと思っていましたが、こんな風に地図やパノラマ写真を見ると、なんだか身近に感じてしまいます。

地図を片手に火星内を観光、なんて話が実現する日も近いのでしょうか。

Image by: Shutterstock

Source by: Daily Mail , Tabletop Whale , TECH TIMES , THE VERGE , Ordnance Survey

文/臼井史佳

爆買い中国人が日本を去り、「最悪マナー」の旅行者に荒らされる観光地

中国の景気減退に呼応するように中国人富裕層の「爆買い」が冷え込みを見せており、訪日目的もこれまでと変わり「日本人と同じ体験をする」旅行などに移行してきているようです。メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、この流れについて、台湾を訪れた中国人観光客らの例をあげながら、礼儀も節度もない「日本の観光地の中国化」を懸念しています。

【中国】中国人「爆買い」の終焉で中国化する観光地

財布のひも締める中国人、しぼむ春節「爆買い」期待

春節(旧正月)が終了しましたが、メディアによると今回の春節で海外に出た中国人は約600万人と過去最多だったということです。

春節中(2月7日~2月17日)、銀聯カードの取引総額は3,121億元で、前年同期比で31%も増加しています。とくに台湾や日本、韓国、東南アジアなど、銀聯カードの使用が便利な国での取引が増加したと報じられています。

銀聯ネット取引額、春節期間に3,121億元で記録更新

銀聯カードでの取引額が急増した背景には、今年から銀聯カードによる1日あたりの現金引き出しの上限が1万元、年間10万元までに制限されたことも影響しているでしょう。もちろんそうした制限が設けられた理由は、海外への資金流出を防ぐためです。そのため、現金を引き出して買い物をするのではなく、そのまま銀聯カードで買い物決済をする中国人が増えたのでしょう。

それを差し引いても、相変わらずの中国人の「爆買い」ですが、しかし、その内容は変化してきているようです。冒頭のニュースでは、オーストラリアや香港において、中国人観光客の支出が急速に下がってきていることを伝えています。

中国国家観光局の試算では、2015年の海外での中国人観光客による支出金額は1,940億ドル(約22兆2,600億円)ということですが、観光客1人あたりの支出金額の伸び率は、その前年の16.5%に対して、わずか1.5%にとどまっています。

オーストラリアでは、今年の1月、単月としては過去最高となる10万人以上の中国人からのビザ申請があったそうです。中国人の海外旅行者は増えましたが、結局、若者の海外旅行が増えただけで、もっとも金を落とす年長の団体観光客は、シドニーでは次第に減っている、というのが実態のようです。

中国人観光客に異変? 日本では相変わらずの爆買いモード、オーストラリアでは「買い物熱下がった」と嘆き節―中国紙

かつては値切ることなどなかった中国人観光客が、いまでは値段に敏感で、あらかじめインターネットで価格を調査して、他店と比較してから購入するようになっているといった傾向も出始めているといいます。

また、中国メディアの北京晨報も、オーストラリアでは中国人客の爆買いが完全に退潮していることを報じています。

中国人客の「爆買い」、オーストラリアでは「完全に退潮」、昨年までの熱気見る影もなく

アメリカの敵は誰か? アカデミー賞から見る、ハリウッドと政治史

先日開催されたアカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオが5度目のノミネートで悲願の「主演男優賞」受賞となり、日本でも大きな話題となりました。映画界最高峰の栄誉とも称されるアカデミー賞ですが、人種差別や宗教差別など、大きな問題も見え隠れしています。無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』では、これまでの賞の歴史を振り返りながら、アカデミー賞と政治について考察しています。

アカデミー賞から見る、ハリウッドと政治史

本日は私が大好きな映画を取り上げたい。今年のアカデミー賞は何度も候補になりながらも受賞を逃してきたレオナルド・ディカプリオが主演男優賞に選ばれ、ものすごく大きな話題となった。しかしながらもう1つ話題となっているのが、2年続けて有色人種が受賞候補から外されたことだ。

これに関してスパイク・リー監督は「黒人がスタジオのトップになるのは、アメリカの大統領になるよりも難しい」と述べたほか、司会のクリス・ロック氏(コメディアン)も「私は、白人によって選ばれた賞の会場にいます」と皮肉った。そういう意味では、映画・アカデミー賞と人種問題は大きな問題であると改めて感じさせた。最近、大統領選でも共和党候補トランプ氏のイスラム教徒や有色人種に対する発言が際立っている。

アメリカの政治とハリウッドの関係はいつも微妙であることから、今日はアメリカのアカデミー賞や映画を振り返りながら、政治との関係を見てみたい。現在アメリカではトランプ氏の「メキシコ国境に壁を作る」という発言がもてはやされているという風潮も出てきている。こういうものが映画にも影響を与えているようにも思う。

アメリカの敵を表現

ここでアカデミー賞の成り立ちをみてみたい。そもそもアカデミー賞は大恐慌があった1929年、あの当時は労働争議が多発していたことを緩和するため経営者層が映画の祭典を作ってガス抜きをしようということからできたのが始まり。

これを独断と偏見で見ると、もちろん「芸術性」ということを第一に置いているのだが、他方アメリカの「政治的主張」を映画を通じて世界に明らかにしていこうとしている。要するに「アメリカの敵は誰か」ということを映画を通じて見せている。そして、そういった映画が話題になっているように思う。

映画で国威発揚

第2次大戦前後のアメリカ映画の政治的特色として、「黒人」「ドイツ」「先住民」を敵役とすることが多かった。また、犯罪映画において犯人を「黒人」にしたり、その一方で「ドイツの非人道性」を暴いたりしていた。アメリカ映画でアメリカのやり方を世界に宣伝したり、冷戦時代には「旧ソ連、共産主義」を批判する映画が非常に多かった。これは、政治社会と映画が密接に結びついているといえる流れだ。

具体的には1950年代に「マッカーシー旋風」があり、いわゆる「赤狩りの恐怖」があった。これを描いたのが「グッドナイト&グッドラック」(GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK / 2005)。良く知られた映画で、監督・主演がジョージ・クルーニー。2006年のアカデミー賞では作品賞、監督賞など6部門にノミネートされるも、政治的すぎるという理由から受賞には至らなかった。

点字ブロックが「黄色」である、もうひとつの理由

私たちが普段はあまり意識しない「点字ブロック」ですが、全盲の方や弱視の方、そして高齢の方など、外出時に必要としている方はたくさんいます。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、そんな点字ブロックが「黄色」である理由について紹介するとともに、ブロックを必要とする人たちのために、私たちが日頃できることを記しています。

点字タイルあれこれ

駅のホームや歩道などに点字タイルが敷かれていますが、基本的には「黄色」ですね。最近は街の景観に配慮しているのか、ブロックが敷かれた歩道などでは、点字ブロックも同じような色や目立たない色になっているものがあります。でも、個人的には「黄色」であってほしいと思っています。

「目が見えない人のためのものなら、何色でもいいんじゃないの?」と思われる方も多いかと思います。でも、あの点字タイルを頼りに歩いているのは、何も全盲の方だけじゃないんです。

加齢に伴って、目の水晶体が濁り、視力が低下してきます。これを白内障と言います。お聞きになったこともあるかと思います。症状としては視力の低下や、視界がかすむなどがあります。

この白内障や極度の弱視の方など、かろうじて見えてはいるけど、はっきり見えない…という方にとって、点字タイル、ブロックが描く「黄色のラインは大きな助けになります。

ぼぉっとした視界の中で、黄色のラインは浮かび上がって見えているのです(というイメージ写真をずいぶん前に点字タイルの業者さんのカタログで見せてもらいました)。

足の裏や杖などで点字を読み取る力がなくても、黄色のラインを頼りにする方もたくさんいらっしゃるのです。「黄色」というのがとても大事なものなんですね。

ですから、駅のホームや信号待ちの歩道で、黄色のラインの上で立たない、というのはそういった「黄色を頼りにしている」人たちの妨げにならないようにする意味合いがあります。

ましてその上に自転車を放置するなどは危険ですからやめてほしいことですね。

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