クルーズ船乗客、公共交通機関で帰宅。検温と問診のみで下船の衝撃

新型コロナウイルスの集団感染が報じられている「ダイヤモンドプリンセス」の下船前の調査が「検温・問診」のみだったと、「羽鳥モーニングショー」の放送で明らかになった。


ずさんすぎる検査

番組内では「ダイヤモンドプリンセス」から下船した人の証言を紹介。下船前の検査は「PCR検査」ではなく、検温と問診のみだったという。玉川徹氏は、ここ数日までは症状が出た人とその濃厚接触者のみの検査だったことや、621人の感染者の中には無症状の人が300人以上いたことから乗客を隔離しないことについて疑問を呈した。

東京新聞は、下船した夫婦に取材している。夫婦は2月4日に新型コロナウイルスの検査を受け、3日の7日に陰性の結果が出たが、共に旅行した5家族のうち3家族3人は陽性だったという。陰性の結果が出ても、のちに陽性となるケースは確認されていることから、下船後の再検査と隔離を要請したが却下されたそうだ。

昨日、今日で感染した人がいたとしたら、さらに2週間船に留まらなければならないが、船での感染拡大はもう起きていないか断定できないまま、乗客は電車や新幹線、バス、タクシーなどを使って帰宅していった。

政府からも感染者が…

「ダイヤモンドプリンセス」の船内で事務業務にあたっていた、厚生労働省の40代男性職員と内閣官房の30代男性職員の感染も確認された。

厚生労働省職員は12日から船内の業務にあたり、18日夜に発熱、19日に熱は下がったものの風邪の症状があった。内閣官房職員は11日から船内で業務にあたり、18日に風邪の症状が出ていたという。

下船後に陽性が確認されるケース多発

NHKによると、下船したオーストラリア人164人のうち6人が発熱、6人中2人の感染が新たに確認された。すでにチャーター機で帰国したアメリカ人からも、11人の感染が確認されている。いずれも下船前の検査では陰性だったことから、安心できない状況だ。

筋トレのプロが教える。1ケ月かけた「コンディショニング」のコツ

目標に向かって極限まで鍛え上げるアスリートやボディビルダーは、さまざまな無理を体に強いています。ターゲットの大会やコンテストが終わったあとは、体を休めリセットしたいもの。メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』著者の桑原弘樹塾長が、1ケ月という期間でコンディショニングに取り組む場合の、サプリメントや糖質摂取についてアドバイスを送ります。

1ケ月という期間で考えるコンディショニング

Question

shitumon

格闘技をやっているのですが、次の試合までしばらく期間が空くので1ケ月くらいかけてコンディションを整えてみたいのですが、なにかよさそうな方法はありますか?

一応減量もするので普段から極端な暴飲暴食は避けていますが、それ以外は特別に何か心掛けているわけではありませんので、一度きちんとコンディションを整えてみようと思いました。以前、書かれていたソルガムきびやグルテンフリーも少し気になっています。(31歳、男性)

桑原塾長からの回答

ボディビルでもメインの大会が終わると、一瞬だけ解放したような食生活やライフスタイルをとって、その後しばらくひたすらクリーンな食事を心掛ける選手は多いです。どこまでこだわるかにもよりますが、厳格に進める人はオーガニックにこだわったり、極力人工的な食べ物を口にしないようにしたりしています。

果たしてそこまでやる必要があるか否かは個人の判断になりますが、コストがかかったり手間暇がかかることで、逆にそれがストレスになるようであれば厳格過ぎるのも考えものかもしれません。

ちょっとした前提としてのコツは、どのレベルで取り組むかにせよ楽しめるかどうかです。義務的に行うのではなく新しい試みを楽しんだり、自身の体の反応を観察したり、ぜひ好奇心をもって取り組んでください。

まず、サプリメントを一旦諸々止めてみるのはいいかと思います。すべて止める必要はありませんがせいぜいグルタミンとプロテインくらいにして、例えば、クレアチンのようなエルゴジェニックエイドは止めてみる事です。

もし、コーヒーなどが習慣になっていたら、それも止めるようにします。コーヒーを止める事で最初は多少口さみしく感じるかもしれませんが、お酒やタバコほどの常習性はありませんからすぐに慣れると思います。お酒を飲まれるようでしたら、お酒も一旦止めるようにします。上へ上へとプラスを重ねていた要素を、逆にマイナスしていってニュートラルに近づけるといったイメージです。

オーガニックにまでこだわると少し日常生活が不便になってきますが、砂糖やブドウ糖といった甘味料を極力減らすのはいいと思います。気分をホッとさせるための間食はアリですが、スナック菓子のような加工食品もなるべく食べないようにします。

食事の際の糖質はお米がおススメと考えています。グリコーゲンになりやすいうえに、質問にもありましたグルテンフリーだからです。私は1日1食分だけはグルテンを含まない糖質にしていますが、1ケ月くらいであればもう少し突っ込んだグルテンフリーに挑戦してみるのは賛成です。

以前にも書きましたが、グルテンアレルギーでない人のグルテンフリーへの取り組みは無駄なように感じるかと思いますが、意外に体調が良くなるケースが多いので試してみる価値はありそうです。

J2、J3開幕間近。昇格争いに影響する「遅れてきた」移籍選手情報

J1勢はすでにカップ戦がスタートし、ルヴァン杯に出場する松本を除くJ2勢は2月23日、J3は3月7日に開幕する2020シーズンのJリーグ。今シーズンの陣容はほぼ固まっていると思いきや、2月も10日を過ぎて新加入選手を発表するJ2、J3チームが目立っています。サッカー情報で人気のメルマガ『J3+ (メルマ)』では、昇格争いに影響を及ぼす可能性がある「遅れてきた」注目の移籍選手たちを紹介しています。

山形が獲得したストライカー、松本は外国人2人

J1ではDF昌子(G大阪)やDFデン(浦和)やGKカタンマサッチャーナン(札幌)などが「移籍市場のピークの時期を過ぎた後に電撃的に加入が決まった選手」になる。今シーズンのJ1の勢力図を大きく塗り替える可能性もあるので複雑に感じるところもあるが、J2ではFWヴィニシウス・アラウージョ(アヴァイFC→山形)の加入はJ2の昇格争いに大きな影響をもたらす可能性がある。山形はFWジェフェルソン・バイアーノが抜けてフォワードが手薄だったので「CFの獲得に動くこと」は考えられたがハイスペックな選手を獲得した。

スピードがあってテクニックがあってシュート技術も高い選手なので「山形に必要なタイプの選手を手に入れることが出来た」と言える。山形は昨オフに監督が交代しており、かつ、働き盛りの年齢の選手が多い。「主力の大量流出」もあり得たが主力で流出したのはMF坂元(→C大阪)くらいである。期限付き移籍だったMF柳も抜けているがGK櫛引やDF熊本やMF三鬼やMF山岸祐などは残留。FWヴィニシウス・アラウージョを獲得したことで戦力は充実した。15ゴール程度は期待できる選手なので大きな補強が出来た。

松本山雅は1月29日(水)にMFアウグスト(シャペコエンセ)とMFアルヴァロ・ロドリゲス(山形)の獲得を発表した。どちらも早くからキャンプに参加しており、「いつ正式に加入が発表されても不思議はない」という状態がずっと続いていたが1月末についに加入が発表された。MFアウグストはボランチで起用されると思うが総合力の高い選手である。オールラウンドな選手なので主力として起用されたら年間で5点くらいは決めるのではないか?と思われる。ゴール前に出ていく力を持った「box-to-box型のボランチ」である。

安倍首相の礼賛企画に血税300万。不景気でも相次ぐ税金ムダ使い

令和元年10〜12月期の実質GDPは6.3%減と急激に失速しており、今後もGDPが落ち込むことは明らか。そんな中、2月の月例経済報告で政府は、実質GDPの先行きの懸念点から「消費税増税の影響」を削除した。こうした景気悪化の原因を、「新型肺炎の感染拡大」に責任転嫁したと、あの産経新聞が報じている。常日頃から政権寄りのスタンスによる報道が目に付く産経が、このように報じたことの意味は大きい。ほとんどの国民が景気悪化を肌で感じている一方で、安倍首相の地元・山口県では、血税300万円を投入した「山口県の総理大臣展」が開催されていたという。


衆院解散・総選挙見越したか?

東京オリンピック閉幕後のタイミングが有力視されている「衆院解散・総選挙」。景気悪化の原因として「増税判断」の是非が問われることが予想されるが、与党の「新型肺炎の感染拡大」に責任転嫁したいという思惑が見え隠れする。米紙から「大失態」と批判され、「安倍氏の経済失政の代償を回避するのは手遅れ」とまでこき下ろされた消費増税。3月の月例報告で国民にどう報告するか、その言動に注目したい。

国民負担率が高い日本

財務省からの出向者が幅を利かせていると言われる国際通貨基金(IMF)は、消費税率を2030年までに15%へ引き上げるよう提言している。増税前の2019年4月に財務省が発表した「国民負担率」の見込みは42.8%で、昭和54年の30%と比較すると、ここ40年余りでかなり高くなっていることがわかる。主要国であるフランスは67.2%、スウェーデンは58.8%と日本より高いが、それだけ社会保障のサービスも手厚く、「高福祉・高負担」の国といわれているので単純に比較はできない。

日本はどうだろうか。消費税は引き上げられ、景気は悪化。個人や中小企業の所得、収益は下がり続けている。加えて、介護保険料の値上げと負担増額が先日発表されるなど、負担額も増える一方だ。国民の多くは、キャッシュレス決済のポイント還元などで1円、10円…と切り詰めて生活している一方、政府の金遣いは荒く、税制でも大企業への優遇措置ばかりが目立つ。

韓国で感染者急増。日本を抜き世界第2位のコロナウイルス感染国に

韓国でも新型コロナウイルスの感染者が増加していると20日のMAG2NEWSでもお伝えしたが、韓国の中央防疫対策本部の発表によると、20日午後4時基準で52人増加の104人、さらに21日午前9時基準で新たに52人の感染が判明し、韓国国内の確定患者は合計156人になったことが明らかになったと朝鮮日報が伝えている。また、初となる死者も1名出た。この死者は、20日に慶尚北道清道のデナム病院で確定判定を受けた患者13人のうちの1人だという。

拡大する市中感染の恐怖

20日に韓国政府の疾病管理本部中央防疫対策本部が明らかにしたところによると、韓国初の新型肺炎感染死亡者となったAさんは63歳の韓国人男性。Aさんは死後、清道デナム病院の元患者や職員を対象にした20日の全数調査にも含められ、武漢肺炎の診断検査の結果、「陽性」反応が確認されたと朝鮮日報は伝えている。

1週間前の今月13日、「遠からず終息するだろう」と話していた文在寅(ムン・ジェイン)大統領。しかし、終息どころか新たに51人の感染が確認され、確定患者は合計104人。クルーズでの感染者の除いた日本の86人、シンガポールの84人を抜き、韓国は事実上、コロナウイルス感染国ワースト2位となった(20日現在)とRecord Chinaは報じている。

すでにMAG2NEWSでもお伝えした通り、新型コロナウイルスに感染していた60代の韓国人女性が通う、大邱市内にある教会が感染源であると見られ、ここから一気に市中感染が広がっていく恐れも否定できない。

韓国の中央防疫対策本部は、午前10時(同9時時点)と午後5時(同4時時点)の1日2回、新型コロナウイルスの感染者数を発表しているが、今後その数が増えていくことが予想される。事実上、世界第2位の感染国となった韓国のその後が注目されている。

新型肺炎で日本のメディアがほとんど報じていない検査体制の真実

すべてが後手後手に回り、海外からの強い批判の声も聞こえ始めた日本政府の新型肺炎への対応。安倍政権は、なぜ今回の「危機管理」でこのような失態を晒してしまったのでしょうか。元全国紙社会部記者の新 恭さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』でその原因を検証するとともに、日本のマスコミがほとんど報じていない「事実」を紹介しています。

新型コロナ大量検査体制の確立を急げ

新型コロナウイルス感染症について、加藤厚労大臣が「受診の目安」なるものを発表した。

「37.5度以上の発熱が4日以上続く方、強いだるさや息苦しさ呼吸困難がある方はセンターにご相談ください」。

センターとは「帰国者・接触者相談センター」という、いまだ“湖北省しばり”から逃れられない名前をつけた相談受付窓口である。

ご親切な指針。結構なことである。ならば、37.5度以上の発熱が4日以上続いてセンターに電話したら、どういう答えが返ってくるのだろう。そう思うと、不安になる。

ふつうの風邪なら3日で熱は下がるはずだから、4日以上としたのだろうが、それだけで新型コロナの感染が強く疑われるかというと、そうでもない。他の疾患でもそのような症状はあるだろう。

なにより、ウイルスの遺伝子検査をしなければ、確かなことはわからない。だからといって、すぐに検査に案内してくれるのだろうか、どこそこの病院へ行ってくださいと的確な指示をしてくれるのだろうか。

どうしてそう不安がるかというと、どうやらこの国では、新型コロナウイルス検査のキャパシティを、意図的に抑えている、そんなフシがあるからだ。

なんでも、現時点で検査ができるのは国立感染症研究所や地方の衛生研究所、民間検査会社を合わせて1日3,000件ていどだという。横浜港の豪華クルーズ船の検査が、1日300件とかなんとか言っていたのに比べると、格段に増えたように見えるが、それでも今後、感染者数がネズミ算式になっていく恐れがあるわりには、検査体制がお粗末である。

米国ではすでに「大量検査体制」が確立されているというから、日本の対策の遅れにはただただ驚くばかりだ。

17日のプレジデントオンラインに、フリーランス麻酔科医、筒井冨美氏が書いている記事によると、米国で猛威をふるっているインフルエンザの患者について、実は新型コロナの感染者も紛れ込んでいるのではないかとの見方があるという。このため、感染症対策の総合研究所であるCDC(米疾病対策センター)は「大量検査体制」を活用して、インフルに似た症状の患者にも新型コロナ検査を開始するらしい。

米国は日本に比べ中国からの渡航者が少ないうえ、厳しい入国制限もしているから、日本ほどの感染拡大はないかもしれない。それでも、そこまでの対策を進めているのである。

他方、日本においては、新型コロナウイルスが国内で大拡散中であることは疑いようがない。無症状の潜在感染者が自由に動き回ってウイルスをまき散らしている可能性が高い。

先日のTBS「サンデーモーニング」で、鎌田實医師は「政府は水際作戦に失敗したことを認識して対策を立てるべきだ」と話していた。

グローバル化とインバウンド頼みの日本経済のもと、「水際作戦」がかなり難しい課題であったことは確かで、結果論より、これからの対策が重要であることは言うまでもない。

だが、これまでの「失敗の本質」がどこにあったかを見極めておかないと、今後、重症患者のベッドを確保するなど国内医療体制を迅速に整えるうえでも、カオスにはまりこんでしまう危険がある。

振り返ってみると、厚労省が武漢における新型コロナウイルス感染の第一報を伝えたのが1月6日だ。

昨年12月中旬にはヒト・ヒト感染が武漢市で起こっていたという。中国の研究者が確認し、世界で最も影響力のある米国の医学雑誌『NEJM』に発表している。

だとすると、1月6日の時点では、すでに武漢から感染者が日本にかなりの数、入国していた可能性がある。

新型肺炎のどさくさに紛れて人権弾圧を繰り返す習近平政権の何様

新型肺炎の蔓延に揺れる中国ですが、その騒動に紛れまたも人権弾圧が行われているようです。台湾出身の評論家・黄文雄さんは今回、自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、中国政府による「反体制派狩り」を報じる記事を紹介するとともに、中国共産党の一党独裁を厳しく批判。さらに習近平政権崩壊の可能性も指摘しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年2月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】新型肺炎のどさくさで反体制派狩りをする習近平の姑息

命がけで習近平批判した中国人学者、新型肺炎検査中に当局に逮捕

新型コロナウイルスのどさくさに紛れて、中国政府は反体制派の人権運動家を連行したようです。彼の名は許志永氏。一度は逮捕され、4年間の監獄生活を経験しています。しかし、釈放後も反政府集会に出席したり、習近平の無能ぶりを書いた文章を公開したりと、反政府運動は続けていました。

そんな彼の動向を当局は注視しており、新型コロナウイルスの騒動で自由に移動できない状況を利用して、彼を連行するに至ったそうです。以下、その過程について報道を引用します。

事情に精通した消息筋は「公安がこの数日間、私を含め許志永氏を支援した人たちの自宅を『新型肺炎予防』検査のため訪問した」と伝えた。新型コロナウイルスによる肺炎に感染していないかを確認するという名目で公安が自宅訪問をした過程で逮捕されたのだ。

 

ある活動家は「許志永氏はさまざまな都市に隠れながら友人と会い人権運動を継続してきた。しかし新型肺炎拡散を防ぐために検疫統制が強化され身動きできなくなった」と話した。

 

逮捕当時、許志永氏は広東省広州にある人権弁護士楊斌氏の自宅に滞在していた。公安は楊斌氏とその妻、息子、許志永氏を連行した。許志永氏を除いた3人は17日夕方までに全員解放された。許志永氏の現在の居場所や彼が拘禁された理由などは明らかにされていない。

命がけで習近平批判した中国人学者、新型肺炎検査中に当局に逮捕

これだけではありません。ある報道によれば、新型コロナウイルスに関する政府の対応を批判した、またはそれを否定するような言動をした人々が次々と行方不明になっているというのです。

記事に登場するのは、新型コロナウイルスがらみの政府批判を繰り広げた許章潤・元精華大法大教授。ユーチューブで武漢の新型コロナウイルスによる死者の数を撮影し、政府発表の死者数に疑問を呈した、北京在住の元弁護士で現在は自称市民記者の陳秋実氏。武漢市民で、病院の外に駐車されていた車から8人の遺体が運ばれる場面を撮影してツイッターに載せ、注目を集めたパン氏。この映像を見た陳秋実氏は、パン氏にインタビューしていました。

<新型肺炎>中国政府を批判した人が次々と行方不明

ネット社会の今、自分の意見を社会に広める手段は増えた一方で、そうした行動をとって注目を浴びた人は要注意人物として目をつけられてしまうようです。

新型肺炎で世界に晒した恥。信頼できぬ国で身を守る方法はあるか

2月15日、厚生労働相が「感染経路が見えない」とし、コントロール不能状態が世界に知れ渡ってしまった日本の新型肺炎問題。もはや国を全面的に信頼することはできない状態に陥ってしまったわけですが、我々国民はこの先、どう身を守ればいいのでしょうか。国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、その方法を探っています。

厚労省、【感染経路、見えなくなった…】

また新型コロナウィールスの話です。先日、「世界が一番心配しているのは日本」という話をしました。

WHO専門家「いま一番、世界中が心配しているのが日本」

読売新聞オンライン 2/14(金)12:29配信

 

新型コロナウイルスの感染が広がっている問題で、進藤奈邦子・世界保健機関(WHO)シニアアドバイザーは14日、横浜市で開かれた日本環境感染学会の緊急セミナーで講演した。中国では新たな感染者が減りつつあるとして、「今一番、世界中が心配しているのが日本だ。ここで頑張って食い止めてほしい」と述べ、感染拡大防止に全力で取り組むよう訴えた。

政府としてやるべきことナンバー1は、「中国から日本への渡航を全面禁止すること」でしょう。ナンバー2は、「日本から中国への渡航を全面禁止すること」でしょう。これをやらないと、感染者がドンドン入ってくるので、日本国内の感染者もドンドンドンドン増えてしまいます。

ところが、安倍政権の対策はどうでしょうか?厚生労働省のHPには、以下のようにあります。

問2 感染地域からの入国を適切に管理するべきではないでしょうか。

 

当面の間、14日以内に湖北省または浙江省における滞在歴がある外国人、湖北省または浙江省発行の中国旅券を所持する外国人については、特段の事情がない限り、症状の有無にかかわらず、その入国を拒否しています。この措置は、今後の進展によって弾力的に見直す可能性があります。

入国拒否は、湖北省と浙江省に限られています。ちなみに厚労省は、同じページ内で、

中国全土でこの感染症が流行している

とも書いています。中国全土で新型コロナウイルスが流行していると認めながら入国拒否は、二省だけ。まったく十分ではありません。さらに「水際対策」について厚労省は、

問3 水際対策はどのようなことを行っていますか?

 

新型コロナウイルス感染症の病原体が、外国からの航空機や船舶(以下、「航空機等」という。)を介して国内へ侵入することを防止するとともに、航空機等に関して感染症の予防に必要な措置を講じることを目的として、政令により新型コロナウイルス感染症を「検疫法第34条の感染症の種類」として指定しました。当該指定により、外国から日本へ入国しようとする方に対する質問・診察の実施、患者等の隔離・停留のほか、航空機等に対する消毒等の措置を講じることが可能となりました。

 

現在は、中国全土でこの感染症が流行している事を受けて、日本の水際対策は、中国からの到着便・到着船について全員質問票による聞き取り、ポスター掲示による自己申告の呼びかけ、健康カード配布による国内二次感染などのリスクの軽減などを行っています。

「全員質問票による聞き取り、ポスター掲示による自己申告の呼びかけ、健康カード配布による国内二次感染などのリスクの軽減などを行っています」

↑これが対策だそうです。潜伏期間にある人は、「私は健康です」と書くでしょう。少し調子が悪い人も、「せっかく観光にきたのに、隔離されちゃかなわん」と思って、自己申告しないかもしれません。こんな調子なので、日本国内の感染者がどんどん増えてしまう。その結果、どうなったか?

「感染経路、見えなくなった」厚労相が危機感

読売新聞オンライン2/15(土)22:53配信

 

加藤厚生労働相は15日の記者会見で、中国との接点が不明の感染者が相次いで確認されたことを踏まえ、「これまでは感染経路が見えていたが、見えなくなってきた。以前と状況が異なっている」と述べ、感染拡大への危機感を表明した。

【 感染経路が見えなくなってきた 】

これは、別の言葉で、【 コントロール不能になってきた 】ということでしょう。そして、これまでの政府の対応を見れば、「こうなるのは当然」です。