任官しない防大卒業生は、ほんとうに「食い逃げ」なのか?

防衛大学校の卒業生は原則卒業後の任官が義務付けられていますが、中には任官せず民間企業への就職を選ぶ人もいます。このような非任官者はマスコミから「国民の税金でただ飯を食っておいて!」と批判の対象となることもしばしば。これについて、メルマガ『NEWSを疑え!』の著者で軍事アナリストの小川和久さんは、任官拒否者を非難がましく見るべきではないと主張、マスコミの勉強不足を痛烈に批判しています。

非任官者は「食い逃げ」か?

21日に行われた防衛大学校の卒業式について、新聞に次のような見出しが躍りました。

「<防衛大学校>民間挑戦の男子 安保法論じぬ硬直性に違和感(3月22日付け毎日新聞朝刊)」

「防衛大生が打算する第二の就職先/イザ鎌倉の前に転身する、その人生観」(『週刊サンケイ』1968年4月22日号)、「食い逃げ『防大生気質』訓練されているから民間は歓迎」(『週刊新潮』1981年4月2日号)といった感情的な論調こそなくなりましたが、「任官拒否した学生を非難がましく見ている印象は否めません。

そこで、私はNewsPicksに次の二つのコメントを出しました。

私は任官拒否者を肯定的に捉える立場から、任官拒否者にインタビューした『リーダーのいない経済大国』という本を1987年に出版した。日本国民には、以下の角度から考えてもらいたい。

第1に、100%の学生が入学時点で進路を自衛隊に決めてしまうことが不思議で、むしろ10~20%が他の分野に進む方が正常だし、任官拒否者が自衛隊に進んだ同期生たちを連帯して自衛隊を支える基盤を広げるように激励してやるのが戦略的な思考だという点、第2に、巨額の税金を使いながら卒業生の限られた数しか国家公務員になっていない東京大学などとの比較を視野に入れず、税金の無駄遣いと批判するのは見当外れという点、第3に、何食わぬ顔をして卒業式で帽子を投げながら、幹部候補生学校到着段階で自衛隊を退職する「もぐるというケースこそ悪質で、こちらこそ指弾されるべきであり、堂々と名乗って任官しない卒業生は正直で防衛大学校の教育の優れた面を表しているという点、である。特に「もぐる」ケースについてマスコミがまったく知らないのは取材不足としか言いようがない。

この記事を書いた町田徳丈記者へ。 以下のような続報を期待します。

 1)正直に任官拒否を表明した学生よりも、自衛隊の組織に対して背信行為を犯している「もぐる」ケース、つまり、何食わぬ顔で卒業式に出席し、帽子投げに加わり、曹長の階級章をつけて校門を出ながら、幹部候補生学校到着段階で自衛隊を辞めるケースについて、実態を国民に明らかにしてもらいたい。 
2)貴社の瀧野隆浩編集委員(防衛大学校26期生)のインタビューを掲載し、これまでのマスコミ報道より掘り下げた防大生の内面に迫ってほしい。 
3)拙著『リーダーのいない経済大国』(87年、太陽企画出版)は1期生から26期生まで26人の任官拒否者のインタビューで構成したものだが、最も若い登場人物として瀧野記者も含まれており、取材時の参考にしてもらえればと思う

次のようなツイートもしました。

防衛大学校の『任官拒否』についてのマスコミ呼称に違和感。『非任官者』とするのが適切ではないか。防衛省は『任官辞退』とし、過去のマスコミ造語は『任官拒否』だが、どちらも牽強付会、客観性に欠ける。特にマスコミが『任官辞退』と書くのは、政府との距離感についての自覚に乏しいので要注意だ。

刑務所に入るため罪を犯す人も…高齢者の貧困問題をどう考えるべきか

日本は高齢化の「先進国」であり、高齢化による日本社会の変容は、しばしば海外メディアが注目するところだ。収入を得るためや、心身の健康を保つため、生きがいとしてなど、さまざまな理由で働き続ける高齢者は多く、政府もその後押しをしている。だが、年金受給額が低かったり、働いていても十分な収入を得られなかったりで、苦しい生活を送る高齢者も少なくない。その結果、高齢者による犯罪が増えているのではないか、といった見方がある。一部の高齢者は刑務所に入るためにあえて罪を犯している、という推測もある。

急速に進む高齢化

内閣府発行の平成27年版高齢社会白書によれば、平成26(2014)年10月1日時点で、日本の総人口は1億2708万人、そのうち65歳以上の高齢者人口が過去最高の3300万人だった。26.0%という割合も同じく過去最高だ。

日本の総人口は減少期に入ったと考えられているが、高齢者の数はこの先もしばらく増え続ける。高齢者が占める割合は上昇し続け、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」が行った試算の1つでは、2060年にはほぼ40%に上るという。

食い詰めた高齢者があえて刑務所行きを望む?

長寿イコールめでたいことであってほしいところだが、あまりにも急激に高齢化が進行しているせいで、社会はそのインパクトを受けとめきれていない。社会保障費の急増が日本の財政をひどく圧迫していることは周知のとおりだ。財政赤字を抑えるために社会保障費を抑えることが急務なのだが、一方、今の時点でも十分なサポートが得られていない高齢者がいるのも事実だ。

そういった人の中には、窃盗などの犯罪に手を染めるばかりか、刑務所に入るために、あえて犯罪を繰り返している人もいる、という推測がある。調査会社カスタム・プロダクツのマイケル・ニューマン氏は、経済的側面から見た日本の高齢者犯罪に関するレポートを先月発表し、そのような見解を示した。フィナンシャル・タイムズ紙(FT)がこれを取り上げた。刑務所では1日3食のちゃんとした食事、無料の医療、宿泊施設が保証される、とニューマン氏は語っている。

高齢者の犯罪が増えている?

法務省発行の平成27年版犯罪白書によれば、一般刑法犯の高齢者(65歳以上)の検挙人員は、この20年で約4倍となっている(高齢者人口の増加の影響もある)。平成8(1996)年ごろから著しく増加し、その後、平成19(2007)年からはおおむね横ばいで推移している。検挙人員全体に占める高齢者の割合も大きく増加している。平成7年には3.9%だったのが、平成26年には18.8%となった。

カスタム・プロダクツのレポートは、60歳以上を高齢者として扱っているが、高齢者の刑務所収容者の増加に注目している。レポートが示す2004~2010年の統計では、ほぼ右肩上がりに人数が増え、高齢者人口10万人当たりでも、2000年約8人、2004年12人、2010年14人と増加している。仮に今後も同様の増え方をすると仮定して計算すると、2036年には31人に達する可能性があるという。

刑務所収容には生活保護を上回る費用がかかっている

ここで問題になるのが、入所受刑者にかかる税金からの支出額である。ニューマン氏の見積もりによると、1人当たり年間380万円かかっているという。その他にも、取り調べや訴訟、移送などにかかった分として30万円が想定されるという。さらに高齢者の場合は収容中の医療費も必要になる。合計して、高齢者受刑者1人当たり420万円、と算出しており、これは福祉制度を通じて得られる可能性のある金額よりもはるかに大きい、とレポートは指摘している

高齢者の入所受刑者は、再入所者の割合が高いのが特徴だ。FTは、ニッセイ基礎研究所の土堤内昭雄主任研究員が、高齢者の再犯者の割合は今後も上昇し続けると予想している、と伝える。「生活保護を受給する人の割合が戦後で最大になっている。高齢者の約4割が独りで暮らしている。悪循環だ。刑務所を出ても、所持金や家族がないため、すぐに犯罪に頼る」と土堤内氏は語っている。

カスタム・プロダクツのレポートは、意図的に刑務所行きを望む高齢者への対策として、医療設備を含む大規模な「寮」を建設する方法を検討している。この方法のほうが、刑務所への収容よりもはるかに安くつくことが期待されるという。

高齢者の犯罪は今の日本社会を反映?

テレグラフ紙も、日本で最近あった高齢者による犯罪事件から話を膨らませ、日本の「高齢者犯罪クライシス」について語っている。これは、85歳のすりの常習犯の女性が逮捕された事件と、75歳の男性が子供にたばこのポイ捨てを注意され、暴行したという事件だ。

テレグラフ紙は、高齢者の犯罪は、格差拡大、伝統的な家族の崩壊を含め、日本社会が現在直面している問題を反映しているように思われる、と語っている。

また2015年上半期に摘発された高齢者のうち、粗暴犯が前年同期比で10.8%、殺人や強盗などの凶悪犯が11.8%増えたことを伝えている。同紙はこれを格差拡大と結びつけて考えているようだ。

年金だけでは国としてもやはり苦しい?

対照的にAFPは、年を取ってもなお働き続ける日本の高齢者の姿に注目している。日本の65歳以上の高齢者の20%以上が働き続けていると述べ、これは先進国では最も高い比率だと語っている。

日本の高齢者が働き続ける理由はさまざまだが、精神的、肉体的健康を維持することが多くの人にとって重要だ、とAFPは語っている。また高齢者の所得の足しにもなる、としている。

日本では今後、労働力人口の減少が見込まれる中、働く高齢者の割合は急増しそうだ、とAFPは語っている。政府もそれを後押ししており、AFPは、政府が企業に高齢者を雇用するよう圧力をかけている、と語っている。

高齢者の雇用創出が、高齢者の貧困問題の解消の一助となることを期待したい。

(田所秀徳)

 

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心臓病の発症年齢、20年前と比べて若年化ー米最新研究結果

米国で、心臓病にかかる患者の年齢が若年化し、太り気味になってきているという研究結果が発表されました。研究者は日頃の生活の見直しを図るよう呼びかけています。

心臓病患者は若年化、肥満率が高め

心臓病患者は20年前と比べて若年化し、肥満率も高まっている」。

テックタイムズ誌は今月27日、アメリカの心臓病患者のデータに見られる変化について報じました。

アメリカ国内での喫煙者数は減少しているのにもかかわらず、心臓病患者の喫煙率は高まり、その他、糖尿病高血圧慢性気管支炎を併発しているケース20年前よりも増えているとのこと。

米国心臓病学会は心疾患の中でも深刻な症状のひとつであるST上昇心筋梗塞(STEMI)にかかった、1995年から2014年の約4000人の患者データを対象に調査を行いました。

すると、20年前と比べて、発症年齢は64歳から60に下がり、患者の肥満率は31%から40%に増えたという結果が出たということです。

加えて、喫煙者の割合は28%から46%に、高血圧の患者は55%から77%に、慢性気管支炎の発症率も、5%から12%へ増加。ほとんどの症状において、20年前よりも悪化しているとの結果になりました。

心臓病は先進国の多くで死因のトップとなっており、日本でもガンに続いて死因の2

40代を過ぎて不健康な生活を続けていると、心臓病にかかるリスクが高まるという見解も発表されています。

研究者は、適正体重を維持すること、禁煙、定期的に運動をすること、健康的な食事をこころがけるなど、心臓病発症を抑える努力をするように呼びかけています。

image by: shutterstock 

source by: TECH TIMES , Northwestern Medicine 

文/長塚香織

医者も驚く不思議な効果。和太鼓の響きが認知症を改善させる可能性

「人間学を学ぶ月刊誌」を謳う雑誌『致知』から注目記事を無料配信してくださるメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』。今回は、「和太鼓の響きに認知症改善効果が見られた」という和太鼓専門の会社社長が綴った随想が紹介されています。

和太鼓の新たな可能性を開く

私たちの仲間が静岡県の特別養護老人ホームに和太鼓の慰問に行きました。すると、「お年寄りたちの顔つきや反応が他の慰問の時とは明らかに違う」と言われたというのです。

医師である施設の理事長が不思議に思って、和太鼓グループを10日間ほど施設に招いてお年寄りたちに演奏を聴かせ時には太鼓を叩かせて、どのような変化があるかを調べました。

驚いたことに、39人の認知症のお年寄りの8割に改善が見られました。

「きょう何を食べましたか」
「子供さんの名前は?」

といった30のチェック項目に対して、半分程度しか答えられない軽度の患者の多くが20問以上回答できるようになったのです。明らかな変化でした。

この奇跡に誰よりも驚いたのは、他ならぬ私自身です。

大学の研究室でさらに調べた結果、太鼓の振動が前頭前野を刺激して脳を活性化させることが分かりました。

もしかしたら、伝統芸能である和太鼓の響きが、お年寄りたちの心に作用して日本人としての魂を目覚めさせたのかもしれない、そう1人で合点したものでした。

長年、和太鼓をビジネスとして確立させることの難しさを味わってきた私にとって、疾病予防、健康増進、職場のストレス解消、さらには体力づくり、仲間づくりにと和太鼓の可能性が開けたこと、そして、そこに関連する仕事が増えてきたのは何よりの喜びです。

ソーシャルビジネスであると確信する理由もそこにあります。

東 宗謙太鼓センター社長

『致知』2016年4月号より抜粋

image by: John Leung / Shutterstock.com

【剣道芸人オススメ】剣道がコンセプトの居酒屋「剣道居酒屋」って何?

剣道五段の腕を誇るマニアックお笑い芸人・そのせんさんが、自身の発行する『剣道メルマガ』で、剣道経験者は誰もが行きたくなること必至の「剣道居酒屋」を勝手に宣伝しています。剣道をやったことがある方にしかわからないマニアックなコンセプトに思わずクスリとなってしまうこと間違い無しです! 剣道をやっていない方も「美味しい居酒屋情報」としてお楽しみいただけますよ。

そのせんがオススメする剣道居酒屋「残心」

剣道大好きーー!!

プロダクションHIT所属の剣道五段芸人・『そのせん』です!

このメルマガは、私『そのせん』が日本の心である『剣道』の素晴らしさを『広く・わかりやすく・楽しく』伝え、いずれは『剣道』という地味な武道が、サッカーや野球などの人気スポーツと肩を並べられる知名度になるまで、ひたすら発信を続けるという『剣道家の、剣道家のための、剣道家による剣道的メルマガ』であります。

サッカーや野球と肩を並べられる知名度になるまで発信を続けますので、ゴールの見えない戦いとなります!

剣道が爆発的に有名なものになるのか、はたまた私の寿命が先なのか…とりあえず、頑張ります(笑)

さて!本日のコーナーは、

剣道居酒屋を勝手に宣伝します!!

です(笑)

皆さん、日本国民なら知ってると思うのですが、剣道居酒屋【残心】もう行きましたか??

春合宿が始まる季節なので、なかなか行けない方にも、宣伝も兼ねて説明させて頂きます!

『剣道』をコンセプトに、2014.7.30にオープンした、剣道居酒屋【残心】。

そもそも、店名の『 残心』とは、

真剣勝負において勝敗が決したと己で判断せず、相手に敬意を払いつつも決して油断しない心のあり方

です。

ま、剣道家たちからすれば、『This is a pen』みたいなもんです(笑)

さらに、【残心】からのメッセージです。

【当店においては稽古、勝負の後 剣友と共に語らい、心を通わす場として、また武道、スポーツを通して世界中の人材交流の場として、心を大事に営業させて頂きます。】

この『心を大事に』っていうのがね、もう、100点満点の居酒屋ですよね(^^)

店内は、剣道場のような雰囲気で、剣道具が様々なところに並べられています。

剣道専門用語も良く使われており、メイン道場をはじめ、8人部屋の個室は『師範室』16人部屋の個室は『大師範室』、館内入り口(入口)の営業中を示す看板は『稽古中』と書いてあり、揚げ物は『三将』野菜は『中堅』焼き物は『大将』というカテゴリーにわけられています。ゾクゾクしますね(^^)

 店員さんからは、『初太刀は何にしますか?

日本語なんですけど、日本語に訳すと、『乾杯の飲み物は何にしますか?』という意味です。シビれますね(笑)

飲み物を頼むと、店員さんが、『構えて~、始め!

と乾杯の挨拶を主審風に言ってくれます。これまた、シビれますね(笑)

怒鳴り声はストレスたまってる?「アブナイ寝言」の正しい見分け方

「このリンス泥棒!」
「そこらへんにトコロテンを置いてください」

これらはユニークな寝言の例ですが、パートナーや家族の寝言は、ときに笑い話となって楽しいもの。

でも、寝言の種類や頻度によっては、心の不調や病気のサインである可能性もあります。アブナイ寝言の見分け方をみてみましょう。

寝言は遺伝する?

寝言は子どものときに多くみられますが、成長とともに徐々に頻度や長い寝言が減り、25歳を過ぎるとほとんどなくなります。
ただ、大人でも日常的に寝言をいう人もいます。大人にみられる寝言は、女性よりも男性に多く、さらに寝言をよくいう家系もあり、遺伝の影響も指摘されています。

寝言は、睡眠の種類によって特徴に違いがあります。

体も脳も、どちらも休んでいる「ノンレム睡眠」のときの寝言は、日常生活での出来事に関するものが多く、夢との関連はあまり見られません。
一方、体が休んでいても脳は活動している「レム睡眠」のときの寝言は、そのときみている夢と関係している場合が多く、感情豊かなものが増えます。

夢自体が現実離れしたものが多いため、冒頭のようなユニークで摩訶不思議な寝言は、レム睡眠のときに多く出ると考えられます。

強いストレスや病気も原因

寝言が時々出る程度ならとくに問題はありませんが、毎晩のように続いたり、その内容が激しく感情的なものだったりする場合は、何らかの体や心の不調が原因である可能性があります。考えられる原因をみてみましょう。

日常的なストレス
寝ている間にうなされたり、大声でどなったりすることが続くときは、ストレスが原因になっている可能性が考えられます。

日常的にストレスを抱えていると悪夢を見ることがあり、その影響で激しい寝言が出やすくなります。一方、レム睡眠中は体の筋肉もゆるんでいるため、はっきりと発音できず、「うなり声」や「どなり声」になるのです。

さらに、「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」のような強いストレスの場合はより深刻で、毎晩のように悪夢と寝言をくり返すこともあります。

睡眠時無呼吸症候群
日本では中高年を中心に約200万人の潜在的患者がいるとされる「睡眠時無呼吸症候群」でも、寝言が出やすくなります。

ただ、はっきりした寝言ではなく、うめき声に近いものがほとんどです。寝言にいびきや呼吸停止を伴うときは、この病気が疑われます。

レム睡眠行動障害
「レム睡眠行動障害」は、寝ているときに突然起きあがって、大声で叫んだり暴れたりする睡眠障害で、50歳以上の男性が発症することが多い病気です。

夢の中、特に悪い夢の中での動きをそのままやってしまうため、感情的な寝言が多いだけでなく、「手足をバタバタ動かす」「起き上がって暴れる」などの暴力的な行動もあるため、本人や隣で寝ている人がケガをすることもあります。

ナルコレプシー
「ナルコレプシー」は、日中に数十分の短い睡眠を何度も繰り返す過眠症の一種です。寝言の内容は感情的なものが多く、しばしば悪夢を伴います。

ナルコレプシーは若い頃に発症し、笑ったり怒ったりすると体の力が脱けたり(情動脱力発作)、寝入りばなに幻覚を見たり(入眠時幻覚)、金縛りにあったりする(睡眠麻痺)といった症状があらわれます。

日本はナルコレプシー患者が世界でも多い国とされています。

夜驚症(睡眠時驚愕症)
子どもの場合で、ただの寝言ではなく、叫び声のように大きな声を出すようであれば、夜驚症(やきょうしょう)の疑いがあります。

叫び声や悲鳴をあげて眼を覚ますとともに、脈拍が速くなったり呼吸が荒くなったりします。

これらの他にも、インフルエンザなどの高熱の影響による寝言や、薬の副作用に伴う寝言もあります。

寝言の対処法としては、子どもの場合は夜驚症でも自然と減っていくケースが大半ですので、様子を見つつあわてずに対応しましょう。

成人の場合は、強いストレスから寝言が増えていると考えられるなら、ストレスそのものを減らし、ストレスにうまく対処する方法を意識的に取り入れましょう。

それでも改善されず、特徴的な症状を伴うときは、病気が原因の可能性があります。早めに睡眠障害などの専門医の診断を受けましょう。

執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本 忍(医学博士 公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ)

 

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お父さんも一緒に。春休みに子供部屋をキレイにする簡単ルール

寒さも和らぎすっかり春めいてきたこの時期、お子さんも新年度前の休暇をゆっくりと過ごされているのではないでしょうか。このタイミングで是非済ませておきたいのが、子供部屋の片付け。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で紹介されている簡単なルールを頭に入れて取りかかれば、家事が苦手な方でもお子さんと楽しく整理整頓ができますよ!

春休みの片付け

さて、本日はここぞとばかりにやりたいことのお話。

春休みが終われば、新学年が始まります。モノもヒトも改まって新たな生活が始まりますよね。このタイミングで是非やっておきたいことがあります。それは「お子さんの部屋の片付け」です。

1年ごとに進級するわけですから、前年までのものは使わなくなりますよね。で、ここがポイントなんです。片付けでモメやすいのは、自分でやっても親子でやっても「処分するかどうかの判断基準」です。片付けない部屋には、不要なものが必ずあるんですが、本人的にはそれが本当に不要なのかどうか分からないんです。たいていは、その判断基準がハッキリしないからですが。

  • まだ使う!
  • またあとで読み返すつもり
  • ボクにとっては大事なの!

…まあ、お子さんの部屋に限らず、片付けられてしまう側と片付けようとする側との攻防は、まさにこの一点にかかっていると言っても過言ではナイでしょう(笑)。

ところが、春休みは

  • 新学年が始まるので気分的にもスッキリしたい
  • 新学年で必要なものが増えるので、不要品を整理する必要がでてくる

こういうじっっつにナイスな状態であるため、基準をハッキリさせやすいんです。特に手をつけやすいのは、学用品類です。

  • 教科書・補助プリント類は、2~3年分くらいを取っておく

つい先日までお世話になってものは、やっぱり捨てにくいですよね。また、新学年に進級したあとでも、見直したくなる科目もあると思います。そうした科目については、教科書やドリル、資料集など取って置いてもイイと思います。ちなみにワタクシ。社会や理科の資料集や地図帳が大好きで、ずっと捨てられずにいました。ひょっとしたら、まだ実家にあるかも(笑)。

それ以外でたくさんあるのは、やはり紙モノです。

  • 保護者へのお知らせなどその他の紙類は、処分

「お知らせ」系は、期日が過ぎてしまえばその情報に全く価値がなくなるものです。なので、春休みまでとっておかず、そのつど読んだら処分する方がいいくらいです。是非次の「燃えるゴミの日」にどっさり出してくださいね。

それ以外の大きなモノでは、服や靴などです。

  • 制服は、サイズを確認して、お直ししたり、クリーニングする
  • 体操着・上履きなど、サイズアウトしたものは処分
  • 使えるものはキレイにする

お子さんが成長するに従って、着られなくなったり履けなくなったものも出てきますよね。サイズが合わない服や靴では、どんなに新しくても、思うように体が動かせません。

お直しで対応できる場合には、是非お直しを。お直しでは対応できないほどの成長ぶりの場合には、その服は他の子に使ってもらったり、学校でのリサイクルなどを活用して、お子さんには新しいものを与えてあげてください。

また、この期間にやって欲しいのが、制服のクリーニングです。現在の大半の制服は、ホームクリーニングができるものが多いので、是非おうちで洗濯してみてください。ただ、袖口や裾など汚れがヒドイ場合にはこの期間中にプロにお願いするのもいいと思います。

もうひとつの大物が、バックなどですね。

  • ランドセル・学校指定のバッグ類は、リサイクルや処分

これも制服と同じような扱いになると思います。使えるものはリサイクル。使えないものは処分。特別な思い入れがあれば、一定期間は残しておいてももちろんOKです。

人気ミュージカル「ウィキッド」、12年半目で約1127億円超え

初演から12年半目、史上最速で記録達成

人気のブロードウェイ・ミュージカル「ウィキッド(Wicked)」のチケット売り上げが初演から12年半目にして10億ドル(約1127億円)を超えた。

これはブロードウェイ史上最速の記録達成となる。

この作品以外で10億ドルの売り上げを達成したミュージカルは2作品で、「ライオンキング(The Lion King)」は初演から16年、「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」は27年かかっており、今回ウィキッドが打ち立てた記録がどれだけ早いかを物語っている。

総売り上げは6900億円

シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなどを含む北米でのツアー公演の合計売り上げは40億ドル(約4508億円)で、世界14カ国で約5000万人を導員し、総売り上げは62億ドル(約6988億円)に達している。

同作は米国で有名な童話「オズの魔法使い(The Wizard of Oz)」が始まる前の物語として、1995年にベストセラー作家グレゴリー・マグワイアによって創作されたストーリーをベースに作られている。

悪い西の魔女と良い魔女は、本当は友達だったという内容を、コメディーを織り交ぜつつ子供から大人まで楽しめるストーリーに仕上げており、ブロードウェイでは開始以来常に、最も人気の高い演目として注目を集めてきた。

公演情報

「ウィキッド(Wicked)」

劇場:Gershwin Theatre
222 W 51st St, New York, NY 10019
bet Broadway & 8th Ave

上演時間:2時間45分(インターミッション有り)

公式サイト:www.wickedthemusical.com

 記事提供:ニューヨークビズ

 

『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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家庭の常備薬ロキソニンは本当に危ないのか?薬学博士に副作用を聞く

痛み止めとして広く使われている「ロキソニン」に重大な副作用が追記されたとして話題になっています。家庭の常備薬と言っても過言でないほどのロキソニン。「使えなくなったら困る!」という多くの読者のために、無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』の著者で薬剤師、そして薬学博士でもあるDr.ハセさんが今回の騒動をわかりやすく解説してくださいました。

解熱鎮痛薬のロキソニンに重大な副作用?

解熱鎮痛剤として使われているロキソニンに、重大な副作用として小腸大腸の閉塞狭窄などが追記された、というニュースが話題になっています。

問題の医薬品は、「ロキソプロフェンナトリウム水和物」(商品名・ロキソニン錠60mg、同細粒10%、ロキソプロフェンナトリウム内服液60mgなど)で、医薬品医療機器総合機構PMDA)が今月22日に発表して以来、ネットなどで大騒ぎになっているようです。

ちなみにこのロキソニン錠は、関節リウマチや変形性関節症、腰痛症、歯痛といった疾患・症状などに対し、消炎や鎮痛などの効能効果があるとされており、広く用いられているものです。

PMDAによると、今回の発表は国内で症例が集積したことから、使用上の注意の「重大な副作用」の項目に「小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う」などと追記するよう求めたとのことです。

ところがネットでは、「ロキソニン」という薬に重大なリスクが見つかったとの誤解がされて伝えられているようなのです。

厚生労働省の通知にある専門用語を理解せずに、ネットで騒がれているというのが実情のようで、「ただちに使うのをやめてというような緊急性の高い話ではない」とのことですのでご安心を。

ちなみに今回のロキソニンについての注意書きが改訂されることになったきっかけは、安全調査で事例報告が集まってきたからだということで、報告数は直近3年間で6例だったそうです。

ロキソニンは長い歴史のある薬で、今回の副作用はようやく見つかったもの、というのが正しそうです。

勿論、薬には副作用がありますので注意は必要ですが、その内容を理解した上で、適切に使用することが肝要です。

image by: Wikimedia Commons

辛坊治郎氏が大胆提案。日本の人口減を食い止める画期的な手立て

日本の出生率の低下はここ長らく社会問題として議論されていますが、2015年ついに日本の死亡者数が出生者数を逆転してしまったことはご存知でしょうか? この日本の人口減少について、『辛坊治郎メールマガジン』で辛坊さんは「国家の存立にかかわる」と重く受け止め、この問題の知られざる原因と解決策を提示しています。果たして、辛坊さんが提案する画期的な解決策とは?

日本の人口減少は過去最大の年間30万に

昨年の日本の出生数は厚生労働省の推定で約100万人です。これに対して、死亡者数は約130万人なんです。その差30万人は、どうやら過去最大らしいですが、当分この数字は加速度的に増えながら推移しそうです。つまり二年に一つ鳥取県が消滅するってことです。

日本の年金制度一つとっても積立制度でなく、勤労者層が高齢者層を支える方式であることを考えると、現役世代の減少は国家の存立にかかわります。何とかしなくちゃ、という訳で、表のメディアでは、若年層の待遇改善、女性が子育てしやすい環境の整備、さらには外国人労働者の受け入れなんかが提案されるんですが、即効性はないですよね。なんとかならんのか?

さあ、それじゃあ、年間30万人の人口減少を食い止める画期的な手立てはあるのか?あるんですねこれが。

実は確かに日本で生まれる赤ちゃんは現在年間100万人ほどですが、日本で生まれる命は130万くらいなんです。その差の30万人(去年は特異的に少なくて20万弱ですが)は、人工妊娠中絶で生まれる前に命を絶たれるんですね。別に私はキリスト教の保守派じゃないですから、女性の権利としての妊娠中絶に反対なんて野暮なことは言いません

でもね、妊娠中絶する母親って概ねすごく若くて、ぴっちぴちの肉体から健康に生まれてくる筈の元気な命を闇から闇に葬るって、可哀想っていうか、もったいなくないですか。この30万人が生まれてくれば、死亡者130万人とちょうどバランスが取れて、日本の人口減少は止まります。

それどころか、亡くなるのはほとんど高齢者ですから、その高齢者と入れ替わりに若い命が日本に生まれれば年金問題を始め将来の人口バランスのゆがみに起因するすべての問題が解決できます。

どうです、良いアイデアでしょ。