電車ではスマホじゃなく「広告」をチェックすべき納得の理由

今の時代、街を歩いていると至る所に広告があります。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、広告をチェックすることの大切さを語ります。電車内でスマホをいじっているよりも、広告を見ることで回りと差がつくかも?

広告が世相を反映する

私は東京や大阪に行くと注意して見るモノがあります。それが広告です。ビジネスの世界で広告って特別な存在でして、最後は全部ここに収斂されるというか、ここを中心にビジネスが回っている感じがするんですよ。

ヤフーやグーグルという会社は、広告の会社ですから。テレビもラジオも新聞も雑誌も、一番儲かるところは広告なんですよ。

何かのサービスやプロダクトを売る場合に、一般大衆に認知されることがビジネスのスタートで、

■ 良いモノだから勝手に売れるだろう

なんてことは起こらないのです。知らないモノは買えないんですから。

ですから、広告の移り変わりを眺めていると、世相というモノが感覚値としてインプットされるんです。

私は書店に行くと、必ず数冊の雑誌を眺めるのですが、そこでは記事はほとんど見ていません。見ているのは、どんな広告が掲載されているかなんです。

そんな私が東京に行くと、電車やモノレール、タクシーの中にある広告や、駅の広告は楽しみのひとつです。毎日通勤で使っていた時には、その変化が分からないくらいマヒしていたのですが、今は数ヶ月に一度という頻度ですから、その変化にビビットに反応するようになったんです。

どんな業種の広告が多いのか?という目で広告を見ると、流行が見えて来ます。私がサラリーマン時代には、やたらと英会話スクールと、転職支援の会社の広告が多かったですね。

それがエステの広告に切り替わったのを見て、若い人たちの美容に対する関心の高さに興味が行きましたし、最近では男女ともに脱毛が若い人の間では珍しいことではなくなっていることに、電車の広告を見て気付きました。

もちろん街中は広告の洪水状態ですから、どんな広告が目立っているのか、目新しい広告はないか?を確認します。これって、業界の地殻変動を確認するような感じがするんですよね。

数年前までのデフレの頃は、価格が安いことをウリにした広告がたくさんあったモノですが、昨今のインフレ下では、価格だけで訴求しているモノが減ったように思います。

もちろんそこには、キャッチフレーズとか、商品名というもっとディープな世界もあるんですよ。商品名を見ただけで、その商品の特徴や、訴求するターゲットが切れ味良く理解できたりして、そういう商品を見つけるとニヤッとしてしまいます。

広告費って莫大で、しかもその成果が一定しない、上手くやった時と、失敗した時の落差が大きいものなので、アタマの良い人たちが総力戦で顧客に訴求しようとしているのが手に取るように分かるんです。

サラリーマンで一番ワイルドな仕事をしているのが広告に関する仕事をしている人たちじゃありませんかね。だから彼らの知恵の効かせ方を研究することで、世の中が見えて来るところがあるんです。

広告って札束に火を灯して燃やすようなモノなんです。だって顧客の認知という形の無いモノを追いかけているわけですから。だからそこには、各種のKPIが存在して、その広告の成果を数値化するためのノウハウが詰まっているわけです。

ビジネスをやる人は、この考え方を理解してマネした方が良いですよ。透明で色が付いていないモノに、どうやって色を付けて、良し悪しを判断するか。しかもそれによって人を右から左に動かすということをするわけですから。

広告の勉強イコール心理学の勉強であり、それは人間の行動をコントロールすることに繋がるんです。ナチスドイツがあれだけ国内世論を統一できたのは、ゲッペルスという天才広告屋がいたからです。その功罪を含めて、広告を振り返ると、資本主義社会が持つ原罪みたいなところに行き着くんですよ。

そんなことを考えながら、東京の街をウォーキングすると、たくさんの気付きを得られると思います。

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免許もヘルメットもなし?危険すぎる乗り物「電動キックボード」に戸惑う歩行者

皆さんの街では「電動キックボード」に乗っている人を見かけますか?道交法が改正され、免許不要でヘルメットもなしに乗れることができてしまうのですが、今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんは「危険な乗り物」だとして歩行者としての戸惑いを露わにしています。

危険な乗り物なのでは?

さて、本日は最近流行りの乗り物のお話。

イナカではとんと見かけないけど、トカイでは走っているらしいもの、

・電動キックボード

です。道交法が改正され、7月から

・16歳以上なら
・免許不要
・ヘルメット着用は努力義務(つまり被らなくてもOK)

になったんですよ。

・へー、便利だしカッコイイ♪

なんてノンキなことを言っている場合じゃない。これは

・危険な乗り物

だと思います。

だいたい、三輪車みたいに

・車輪が小さい

んだから、小さな障害物でも衝撃を吸収できないはずです。だから、自転車やクルマでは問題ないような小石や縁石でだって転倒しかねない。おまけに、クルマと違って、鉄の板に囲まれておらず身体がムキだし。転べば、まともに身体がダメージを受けますよね。

と思っていたら、JAFが電動キックボードの衝突実験の動画を公開しています↓

電動キックボードの衝突実験【JAFユーザーテスト】

かなりコワいです。縁石に20キロで衝突する実験があるんですが、心臓が凍りそうですよ。

それに、運転者も危険ですが、

・周囲の歩行者はもっとずーーーーーーっと危険!!!

です。だって、歩行者はノーヘルがフツーだもん。衝突実験にも、電動キックボードが歩行者と衝突する実験がありますが

・歩行者側が頭蓋骨骨折レベル

の衝撃でした。あ、つまり「死亡する」ということです( ̄■ ̄;)!

歩行者がヘルメット着用するわけはないので、電動キックボードがいたら

・近くに寄らない
・できるだけ距離をとる

くらいしか自衛策がないですね…。

どうしてこんな危険な乗り物の要件が緩和されたんでしょう。

なにやら「免許返納した高齢者の足にしたい」んじゃないかという推測を見かけましたが、自分の運動機能や判断力に問題があるから返納したんでしょ?フツーにムリだと思うんだけどな。

歩行者の方が危険な乗り物、電動キックボード。とりあえず遠巻きにしていた方がよさそうだと思っています。

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計画をうまく進行できない人が持っていない「バッファ」の話

早いもので1年も折り返し。今年の目標を立てていた人はスムーズに計画を進行できているでしょうか?今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の著者、石川和男さんは 計画を成功させるために必要な「バッファ」について語っています。

計画を成功させる運命を握っているのはベートーベンではなくバッファだった!

あなたは計画を予定通り遂行できる人ですか?もし、遂行できる人ならそのまま読むのを止めるか、もし遂行できない人が周りにいたときにアドバイスできるように読んでもらえたら幸いです。

1年も折り返し地点を過ぎました。今一度、目標がスムーズにできているか確認してみてください。もし、うまく進んでいないなら、気持ちの余裕がなくなり挫折しているのではないでしょうか。

そんな方は、ぜひバッファ(余裕)の力を使ってください。どんな計画にもバッファが必要です。あなたの意思がどれだけ強くても、結果が全く予期していない要因によって変わることがあるからです。

家族が体調崩す。同僚が急に退職をして2倍の仕事を任される。不意に出張を命じられる。もしかしたら、自分自身が風邪をひき、勉強が進まないかもしれません。自分のミスは別にしても、他の理由で計画が邪魔されるのは気持ちの良いことではありません。思いっきり心が萎えてしまいそうになります。不本意な形で継続を断念しないためにも、計画にある程度のバッファを持たせておきましょう。

バッファの取り方は、勉強の難易度や試験までの期間にもよります。6ヶ月から1年以上かかる試験なら1週間に1日。6ヶ月以内の計画なら2週間に1日とか、1週間に半日などでもいいでしょう。

例えば、日曜日は子どもと遊んだり、パートナーから買い物を頼まれることが多いので全休にする。土曜は午前中だけ勉強して、午後は予備にする。木曜日の夜は、飲み会や接待が多いので、早朝と昼休みに勉強し、会社が終わったら完全オフにする。

あなたの状況に応じてバッファを作ってください。そうすることで、外的要因で邪魔されても回復できます。バッファ使って乗り切ったら、ストレスも溜まりません。

この記事の著者・石川和男さんのメルマガ

ロシアが「穀物合意」から離脱。世界中を敵に回す“一人負け”状態のワケ

ロシアがウクライナなどとの黒海穀物合意から離脱を宣言しました。これについて、メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは「ロシアの一人負け」と語っています。その理由とは!?

なぜ「穀物合意離脱」はロシアの「一人負け」なのか?

ロシアは7月17日、いわゆる「穀物合意」からの離脱を宣言しました。日経新聞7月17日。

ロシアのペスコフ大統領報道官は17日、同日が期限だったウクライナなどとの黒海穀物合意について「停止する」と述べ、延長に応じない考えを示した。合意を仲介したトルコ、国連にも18日からの停止を通告した。

これは、何でしょうか?

2022年2月24日、ウクライナ戦争がはじまりました。ロシア軍は黒海を封鎖。これで、ウクライナは小麦輸出が出来なくなってしまった。ちなみにウクライナは、小麦輸出で世界5位です。

ロシアのターゲットはウクライナですが、被害はそこにとどまりません。ウクライナ産の小麦を食べていた人たちが飢えることになる。国連世界食糧計画(WFP)によると、ウクライナは世界4億人に食糧を供給しているそうです。

ロシアによって世界中の食料価格が高騰するだけでなく、世界的な飢餓問題が起こる。そこで、国連、トルコが仲介し2022年7月、ウクライナとロシアを含む「穀物合意」が成立しました。ところが、ロシアは1年経った今年7月17日、穀物合意からの離脱を宣言したのです。

なぜロシアは離脱したのでしょうか?「条件が満たされていないから」としています。

ペスコフ氏はロシアが求める「条件」が満たされればただちに再開するとも付け加えた。条件の詳細は明らかにしなかったが、欧米による金融制裁の緩和を求めているとみられる。ロシアは自国の銀行が国際決済網から締め出されていることや保険の制限が自国産の食料・肥料輸出を妨げていると主張している。
(同上)

条件の詳細は明らかになっていませんが、要するに、「制裁緩和」を求めているのでしょう。これ、今後どうなるのでしょうか?4億人が飢える事態になるのでしょうか?

大マスコミが完全無視。木原誠二官房副長官の妻「元夫怪死事件」で遺族の会見を報じぬ謎

ネット上では大炎上状態となっているにも関わらず、大手メディアがほとんど伝えることがない、木原誠二官房副長官夫人の元夫不審死事件。マスコミは7月20日に行われた遺族の記者会見についても「無視」を決め込んでいます。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、会見で元夫の父親が語った、テレビや主要紙が報じない内容を誌面で紹介。さらにこの先、木原官房副長官の身に起きかねない事態を記しています。

【関連】捜査も会見も突然中止。木原誠二官房副長官の妻「元夫不審死事件」をめぐる“忖度とタレ込み”の裏

主要メディアは完全無視。不審死した木原官房副長官夫人の元夫遺族が会見で語ったこと

「テレビ局や新聞社の皆さまには、この事件に関心を持って広く報じていただくようお願いします」

木原誠二官房副長官の妻の元夫、安田種雄さんの不審死事件で、安田さんの父と二人の姉が7月20日に記者会見を開き、涙ながらに訴えた。

もともと12日に予定されていたこの会見。直前になってとりやめになったため、警察から圧力があったのかと憶測を呼んだが、どうやら別の事情があったようだ。

警視庁大塚署長あてに、種雄さんの両親と二人の姉の連名で、「捜査の続行」を訴える上申書を出す決心をし、その提出日が17日になったこともあるのだろう。会見で話す内容が掲載された週刊文春7月27日号の発売日に合わせたのかもしれない。

疑惑の本人ではないとはいえ、岸田首相の最側近にかかわる事件だけに、メディア各社とも無関心ではいられない。だが、その注目度の高さとは裏腹に、会見後の報道は寂しいかぎりだった。取り上げるテレビ番組は一つもなく、読売、毎日など多くの新聞は完全に無視を決め込んだ。

私たちは種雄の死の真相を知るため、捜査を続行していただきますことを、心から望んでおります(週刊文春7月27日号より)

大塚署に提出した上申書の一部である。警察も一度は他殺ではないかと疑って再捜査をはじめた。だが、木原氏の自宅を家宅捜索までして、その後に捜査は打ち切られた。どうしても種雄さんが自殺したとは思えない家族が捜査の継続を求めているのだ。

この会見を聞くまで、文春の記事に書かれた安田さんの父の話に疑問点がないわけではなかった。夜中の3時に、貸していた自家用車を返してもらうため種雄さん宅に行き、居間で血まみれになった種雄さんを見つけたという。いくら息子の家とはいえ、夜中の3時に実行するような用向きだろうか、という点だ。

しかし、会見における父親の話は思いのほか整然としていて、またたく間に疑問は氷解した。

「息子と嫁の夫婦関係が悪化し離婚話が出ていた2006年4月9日、息子に電話しても出ない。いつもはすぐ折り返しの電話があるのに、それもない。気になって、いつもより2時間早く目がさめ、夜中の3時ごろ、息子の家に行った。玄関の鍵がかかっていなかったので中に入ると、そこに変わり果てた息子の姿があった」

それなら夜昼は関係ない。玄関ドアに鍵がかかっていなくて、家の中は真っ暗だった。何かに躓いて、灯りをつけると、種雄さんが居間で目を見開いたまま失血死しており、天井に血が飛び散っていた。

右のふくらはぎの斜め30センチくらい前のところに体に刃をむけてきちんとナイフが置かれていた。「見た瞬間、誰かが偽装したんじゃないか」と疑ったという。

この記事の著者・新恭さんのメルマガ

日本にも降りかかる火の粉。習近平“子飼い”の中国外相が突如解任されたウラ事情

6月25日を最後に動静が途絶えていた秦剛外相を、7月25日に解任した中国の全人代常務委員会。習近平国家主席の大抜擢人事により外相に就いた秦氏の突然の解任の裏には、一体どのような事情があるのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、さまざまな報道を引きつつその真相を深堀り。反習近平勢力による「追い落とし」である可能性を指摘するとともに、中国の権力抗争の火の粉が日本に降りかかる危険性を懸念しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年7月26日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

中国で大規模権力抗争が勃発か。突然の外相解任の裏側

中國外交部「秦下王上」 專家:反映中國外交系統動盪(中国外交部の「秦下王上」 専門家:中国外交の混乱を示している)

中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会は7月25日、1ヶ月ものあいだ動静がわからなかった秦剛・国務委員兼外交部長を解任し、元外相で、中国共産党(中共)中央委員会の王毅外交工作委員会主任のポストに戻すことを決定しました。

この事態を台湾の自由時報は「秦下王上」と表現しました。秦が下がって、王が上がったという意味です。

秦剛がなぜ解任されたかについては、正式な発表がありませんが、香港のテレビ局キャスターの女性との関係が問題視され、調査を受けているという情報も出回っていました。しかし、外交部のトップがわずか7ヶ月で解任され、その理由が正式に発表されないというのも、異例のことです。

中国消えた外相はどこに?何が起きている?

ボイス・オブ・アメリカに中国の独立系政治アナリストである呉強氏が語ったところによると、秦氏の解任とその失踪にまつわる噂は、中国のトップ指導部内の不確実性を反映しており、秦氏の政治キャリアは終わったということです。

呉強氏は、北京は外国との取引における出血を止めたいと考えており、王毅の復帰により、王は外交体制の危機において過渡的な役割を果たし、不確実性を回避することができると考えているのだろうとしています。

一方、シンガポール国立大学政治学部のチュアン・カーウイング准教授によれば、秦氏の説明なき解任は、中国が正当な手続きを欠き、独裁的であるという印象を外部に与えたといいます。

チャイナウォッチャーは、秦が過去に急速に出世したことは、習近平の「ワンマン政治」の危険性を例証しており、任命や解任はもはや厳格な内部審査手続きによって行われるものではないと指摘します。

シンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院の呉務正准教授も、かつての中国は人事に非常に厳しかったものの、習近平を中心とした意思決定プロセスによって、過去には人事のチェック・アンド・バランスが効かなくなり、中国の外交体制も「分断化」されたと言及しています。

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相談件数が昨年の3倍に。なぜ今「トコジラミ」被害が増えているのか?

日本ではその名を聞くことも稀だった「トコジラミ」。しかし近年、そんな害虫の被害が数多く報告され、ネット上でも大きな話題となっています。何がこのような事態を引き起こしたのでしょうか。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』では著者の伊東さんが、激増するトコジラミ被害を伝える記事を引きつつ、その実態を解説。さらに専門家による対処法を紹介しています。

プロフィール伊東 森いとうしん
ジャーナリスト。物書き歴11年。精神疾患歴23年。「新しい社会をデザインする」をテーマに情報発信。1984年1月28日生まれ。幼少期を福岡県三潴郡大木町で過ごす。小学校時代から、福岡県大川市に居住。高校時代から、福岡市へ転居。高校時代から、うつ病を発症。うつ病のなか、高校、予備校を経て東洋大学社会学部社会学科へ2006年に入学。2010年卒業。その後、病気療養をしつつ、様々なWEB記事を執筆。大学時代の専攻は、メディア学、スポーツ社会学。2021年より、ジャーナリストとして本格的に活動。

トコジラミ、再び注目 トコジラミとは? 対策と駆除について

現在、SNS上で「トコジラミ」として知られる害虫について注目が集まっている。この害虫は別名「ナンキンムシ(南京虫)」とも呼ばれ、5ミリから8ミリ程度の小型の虫だ。

トコジラミ彼らは人や動物の血液をエサにし、特に夜になると寝ている人の手や足、首など露出している部分から血を吸うことがよくある。

トコジラミに刺されると強いかゆみが発生し、何度も刺されると体内に抗体ができてかゆみがさらに悪化することもある。

そのことにより、不眠症や神経障害、発熱などの症状が引き起こされることもあるようだ。さらに、かきすぎて皮膚に傷がついたり、細菌による二次感染で皮膚が化膿することも報告されている。

日本では戦後、トコジラミの駆除が進み被害が収まっていたものの、近年再び被害が増えているようだ。

たとえば、東京都内の保健所に寄せられたトコジラミの相談件数は、15年前の約4倍にあたる2021年度に281件にも上った。

都によれば、トコジラミがいるホテルの部屋で荷物を広げたところ、卵を産み付けられて気付かずに家に持ち帰ったという事例も報告されている。

トコジラミは一度家に持ち込まれると、比較的短期間で数が増えて広がり、一般的な殺虫剤では効果が薄いこともある。都は、トコジラミやその痕跡を見つけた場合には、専門の業者に駆除を依頼するよう呼びかけている(*1)。

都内の専門業者によると、今年の4月までの時点で駆除に関する問い合わせの件数は昨年の同時期の約3倍に増加しているとのこと。

一般住宅の場合、トコジラミの駆除にかかる期間は最短で30日程度で、費用は平均で約10万円程度かかるようだ。

目次

  • トコジラミとは
  • 対策
  • 駆除

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

日本で働くメリットなし。外国人から「選ばれない国」になった我が国の自業自得

かつては働く場を求める外国人労働者たちが押し寄せていたと言っても過言ではない日本。しかし今や、我が国は彼らから避けられる存在となってしまったようです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、日本が外国人に選ばれなくなった事実を如実に能わすデータを紹介。さらにそのような状況を招いた原因について考察しています。

プロフィール河合薫かわいかおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

隣人に冷たい国ニッポン

「外国人が選ばない国、ニッポン!」の厳しい状況をあからさまに示す“数字”が明らかになりました。

NHKによると、日本で看護師として働くことを目指す人たちを対象にした面接会がフィリピンで4年ぶりに開かれ、過去最少の17人しか応募者がいなかったそうです。

フィリピンでは、フィリピン国内の賃金の低さなどを理由に、看護師の資格を持つ人のおよそ3分の1が国外で働いていると言われています。数年前は日本は大人気で、09年以降、660人あまりのフィリピン人看護師がいました。

しかし、いわずもがなの「低賃金国ニッポン」です。日本語のハードルも高い。選ばれない国になった理由を一言でいえば、「日本で働くメリットがない」ということなのでしょう。

今年4月に同様の事態は、タイでも起きていました。多くの日本企業がタイに進出した1980年代には、「50人の募集」に2,500人の若者が殺到するほど人気だった日本企業に、人が集まらずに苦労している日本人スタッフの様子が報じられていたのです。

また、厚労省によると、21年10月末時点の外国人労働者数は172.7万人で過去最多を記録したものの、前年比では0.2%増と2年連続で大きく減速。「技能実習」は初めての前年割れを記録し、約8割を留学生が占める「資格外活動」も2年連続で前年を下回っています。

「資格外活動」として働く留学生の多くは、卒業後にそのまま日本で就職するケースが多いので、留学生が減少すれば将来の労働者も減少しかねません。

日本では低賃金で外国人を雇い、日本人がやりたがらない仕事を、外国人におしつけてきた。その末路が、外国人労働者からの「ノー」という一言です。自業自得としか言いようがないのですが、日本人は外国人旅行客には優しいのに、ともに生活する隣人になった途端、「異物扱いする」という冷たさも持ち合わせています。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

「1度のミスも許さない」。精神科医が白黒思想の人は損をすると考えるワケ

完璧主義の人、あなたの周りにも多くないですか?その性格は素晴らしい反面、実は損をしていることもあるかもしれません。今回のメルマガ『バク@精神科医の医者バカ話』では、現役の精神科医で内科医としての実績を持つバク先生が、「白黒思考」の人について解説。「勧善懲悪」はあまり得しない…その理由とは?

白黒思想はさっさと辞めた方がいいよってお話

今回のテーマは白黒思考の人はあんまり得しないよというお話です

白黒思想ってそもそも何?

白黒思想というのは言い換えると「勧善懲悪」です。

悪いことは悪いし、良いことは良い!だけではなく、私と仕事どっちが大事なの!と全てが二択になってしまいがちな人も白黒思想かなと思います。

まず第一にお伝えしたいのは「白黒思想が悪い」という訳ではありません。

この世には善悪があるという認識はメチャクチャ大切な感覚です。「これがよい!」「これは駄目!」という感覚が全く無かったら日常生活は成立しないでしょう。

全く無かったら、ね?

ここで私がTwitterでやたらめったら言っている「極論は駄目」って話が噛んできます。

これはよい!!!!これ以外駄目!!!!!!は極論ですし、それで人生の全てをジャッジメントしてたら心が疲れておかしくなってしまう原因になるからね…自ら疲れにいく生き方は辞めた方が良い!!です。

あと、白黒思想の人は割と「1回駄目ってなった人は永遠に駄目」扱いをしやすいです。まぁ嫌いになった人を再度好きになるのは難しいかもしれないけれど、人間はロボじゃ無いので1回や2回はミスをします。

しかし白黒思想の人は「1度のミスを一切許さない」という姿勢で相手をミソクソにけなしたりします。

でも「1度のミス」と判断した行動が実は勘違いだったとしたら?その人は実は白黒思想の人が凄く「良い人!」と判断するような人だったとしたら?

めっちゃ運命の人を逃す原因になるのでもったいないこと極まりないのです。

なので「あ~自分白黒思想かも」と思う人はちょっとだけ「この人は駄目人間だ!絶縁だ!!」と即時ジャッジメントするのを一呼吸おけると良いかもしれません

他者が白黒思想だった場合

白黒思想は「自分は違うから大丈夫だ」とは言えません。あなたがたまたま接触する機会のあった人が白黒思想である可能性もあります。

相手との関係性にもよりますが、白黒思想の人と接触することは何においてもしんどいです。

白黒思想の人は割と最初に友好的な態度を取ってくれることが多い傾向があります(バク調べ)。むしろ最初に思い切り神格化してるんちゃうか!?レベルで接してこられることもあるでしょう。

「あなたみたいに優しい人はいません!」「私、あなたを一番この世で信頼しています!」「大好き!他の人とは大違い!」など初対面で言われることもあるかもしれません。

しかしその後ちょっとでも相手の意に沿わないことを言った瞬間、今までどんなに仲良くしていたとしてもその人の中のあなたに付けられた高得点な感情はガリガリ減点されていき、最後には突然罵詈雑言を食らいまくったあげく、全ての連絡先、SNSなどをブロックしてこられたりします。

これを何の前知識もなく初めて食らうと正直かなりメンタルをやられます。なぜなら白黒思想ではない人からしたら「ここまでするには流石に相当な悪行を積み重ねないとやんなくない!?」という気持ちがあるからです。

しかし白黒思想の人は前述したとおりスタート地点であなたを褒めちぎることが多い、つまり「最初に100点満点を相手に付与」してから人間関係を開始します。

何もやり取りをしていない初対面の時は減点のしようがないし(初対面で何かアウトな行動を取ったら減点されますけど)、嫌な思いもしていないので嫌う理由がありません。しかしちょっとでも嫌だなと思うとどんどん相手につけた点数を減点していきます。

そしてこの減点は人によっては一切加点が無い=好感度の回復は見込めません。

人によっては必死になって相手に許しを乞うかもしれません。だって折角仲良くやれていた時期もあるわけだし、その思い出は楽しかったりするわけで。しかし結局の所は相手はキレたおし、自分もボロボロになり関係は終了することもあるでしょう。

もしも「あれ?この人減点しかしないのでは?」という人とあなたが今後出会ったら、「こんな人もいるんだな」とちょっと覚悟をしておくと突然全てをシャットアウトされてもショックは少ないかもしれませんね。

この記事の著者・バク@精神科医さんのメルマガ

ラーメン店を悩ます「1000円の壁」。客単価を上げる取り組みとは

原材料価格や水道光熱費の高騰により、さまざまなモノの値段が上がっていますが、飲食店にとって値上げは大きな決断がいる作業です。特に客側にも大台となる「1000円の壁」に悩む業態の代表格がラーメン店かもしれません。今回のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』で、外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんは、ラーメン店がなかなか値上げできない理由を解説。お店の「中心価格」を把握することから始める、失敗しにくい値上げの方法をレクチャーし、その後の分析方法も伝えています。

ラーメン業態が1,000円の壁を超える為に取り組んでいる事

ご支援先ではどんどん客単価アップを行なっていただいているのですが、難易度が高いのがラーメン業態。今日はこの辺りを深掘りし、その上でも単価増を実現すべくどのようなステップを踏んでいるかをまとめます。

利益率が悪化するラーメン業態

・原材料の高騰
・人件費率の高騰
・水道光熱費の高騰

ラーメン業態でコストインパクトがあるのがこの3つの領域になります。売上自体は完全に戻っており、各社忙しい状況になっています。しかし。上記3つの影響から利益率が悪化しており、以前ほど儲からないケースが増えています。

しかも。原価・人件費・水道光熱費全てが変動費です。そのため余程売上が上がって固定費比率が下がれば良いですが、そもそも人気店は売上に限界も。そのため、やはり売価を上げない限りは安定して15~20%の利益率を確保するのは難しくなっている状態です。

なぜ値上げが難しいのか

・お客様がプロ化しやすい
・個人店多くチキンレース

この2つが値上げを困難にしています。ラーメンの市場規模は6,000億円と言われています。専門業態として見ると本当に大きい市場ですよね。カレー・唐揚げ・とんかつなどではまずもってあり得ない大きさです。

客単価が低いにも関わらず市場規模が大きい。つまり「利用頻度」が非常に高いことがこの業界の特徴になってきます。この背景からお客様が「プロ化」しやすく、トレンドの移り変わりを激しくしています。そして「利用頻度」が高いからこそ、他店比較が他業種よりもされやすく、そこが価格にシビアなひとつになっています。

かつ、個人経営のお店が多いのでどうしても店主のマンパワーで乗り切ろうとしてしまい、それが結果全員が苦しくなっている状況。ただそんなチキンレースが続く訳もなく。次のステップに行くには値上げは必須。そのために下記の取り組みを始めています。

この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ