インスタ映えより、心に残る一枚を
アメリカンフットボール（NFL）のスター選手・ディアンジェロ・ウィリアムスさんが、自分の結婚の記念に友達を集めて「ゾンビ・ウェディング」動画を作り、日本で大きな話題になりました。
今、海外では「ゾンビ・ウェディング」を行うカップルが多いようです。
SNSを見ればゾンビメイクで結婚式を挙げる外国人カップルが増えましたし、ある海外ドラマでもゾンビ・ウェディングをするカップルが普通に登場していました。
さらに昨今は空前のゾンビブーム。『ウォーキングデッド』にハマった人たちが、『Zネーション』や『iゾンビ』、『サンタクラリータ・ダイエット』、『ゾンビ・アット・ホーム』、『フリーキッシュ 絶望都市』など、他のゾンビドラマにも魅了され、これまでにない大きなブームとなっています。
日本も「ゾンビ・ウェディング」ブームの到来か……。
「死なない＝永遠の愛」むしろゾンビは縁起がイイ!?
「アメリカだから成り立つ話だよねぇ」
「結婚式にゾンビって縁起悪くね？」
日本で同じことするなら、そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、気付いちゃったんです。「ゾンビ＝死なない」と考えたら、「永遠の愛」につながるわけで、むしろ縁起がいいことに。
つまり、「ゾンビ」と「新郎新婦」は意外とアリな組み合わせ。であれば今までにないウェディング写真として「永遠の愛」が表現できるはず！
そこでさまざまなシチュエーションの「ゾンビ映え」ウェディング写真を撮影。本当にこの組み合わせで「永遠の愛」を表現できるのかを検証してきました。
今回、ゾンビ役として協力していただいたのは、東京を拠点に活動するゾンビ・パフォーマンス・ユニット「ゾンビーナ」の皆さん。かなり気合が入ってます。
走ったり、恋愛をしたり、人間社会で日常生活を送っていたり、最近のゾンビは、何でもありですが、ゾンビーナの皆さんは違いました。
ゾンビ映画の父といわれるジョージ・A・ロメロ監督の作品に出てくるノソノソと歩くゾンビ、いわゆる「ロメロ・スタイル」です。
果たして、ウェディング写真にゾンビを組み合わせたらどんな化学反応が起きるのでしょうか？
その1：「死亡フラグ」を立ててみた
ゾンビといったら「柵」越しの写真は外せません。クラシックなゾンビは、柵は乗り越えられませんから、安心のラブラブツーショットです。
なぜ、死亡フラグなのか？ゾンビ映画やドラマだとこういう「絶対安心」的な状況でのお遊びをしていると、たいていトンデモナイことになります。あっ、ゾンビがウェディング・ヴェールを…。
不穏な空気感が出ていて、写真としては面白いですが、ウェディング写真としてはちょっと「不吉過ぎる」かもしれません。
その2：ゾンビの大群に追われてみる
続いてはゾンビに追いかけられてみました。
ウェディング姿でゾンビから逃げるのは大変そうです。奥さん、ゾンビに追いつかれちゃいそう……。
「病めるときも健やかなるときも……例えゾンビになっても」そんなストーリー展開すら想像できる深い写真になりました。
ちなみに最近のゾンビドラマを見ていると、ゾンビになった奥さんや元婚約者を、深い愛情で支える男性が出てくる作品もあり、余計にそう思います。『サンタクラリータ・ダイエット』や『iゾンビ』がそうですね。
その3：ゾンビに囲まれてみた
お次は「ゾンビに囲まれる」というテーマで複数のパターンで撮ってみました。
最初のカットは、ゾンビに囲まれる新郎新婦。『ウォーキング・デッド』だと、こういう絶望的な状況の場合は、逆に回避できたりするんですよね（ただし主要キャラに限る）。それだけに旦那さんの頼もしさが際立って見えるのでイイ感じです。
続いては新宿のビルを背景に大量のゾンビに囲まれた新郎新婦。ある日突然、日常と非日常が逆転するゾンビドラマの1話目にありそうなカットです。
こんな状況だと、結婚式という人生最良の日であってもまさに絶望都市（by『フリーキッシュ 絶望都市』）！と思いきや、新郎新婦が余裕の笑顔なので、凄腕のゾンビハンター夫婦のような雰囲気も出ています。
二人の愛を祝福してくれるゾンビ達。和気あいあいとした空気感なのに、ビジュアルがゾンビのため、逆に「ほのぼの感」がより高まっているように見えます。スイカに「塩」をかけると甘く感じるアレですね。
からの～祝福してくれたゾンビ達は全滅へ。あまりに強い愛の力にやられてしまったようにも見えます。
これからの長い人生、さまざまな困難も二人で乗り越えていけそうな雰囲気がビンビンと伝わってくる写真になりました。
その4：ゾンビと一緒に撮ってみる
ゾンビと花嫁のツーショット。奥さんの表情が自然過ぎて「元カレ」ゾンビと元サヤか？とちょっとざわつく1枚です。
『Zネーション』では、主要キャラが、故郷に立ち寄った際に旦那のゾンビを今カレと探すというエピソードがあったなぁ。
ウェディング写真で新郎以外の男性とのツーショットは、例えゾンビでも撮るべきでないことを学びました。
結論：ゾンビ×新郎新婦は「永遠の愛」感が強調される
今回、いろいろな「ゾンビ・ウィディング」写真を撮ってきましたが、インスタ映えをはるかに超越した「ゾンビ映え」写真ができあがりました。
不思議と新郎新婦の「絆」や「強い決意」がヒシヒシと伝わってくる気がしませんか？これぞまさに「ゾンビ」のおかげ。やはり結婚写真とゾンビの組み合わせは最高だったわけです。
これから結婚を控えている皆さんには、ぜひ「ゾンビ・ウェディング」をオススメします。その写真で「私たち結婚しました！」的なグリーティングカードを送れば、友達も二人の「永遠の愛」を確信するはず（たぶん……）。
外国人に大ウケ！ゾンビドラマは海外モノに限る
ちなみに今回の撮影中いたるところで外国人観光客に写真を撮られました。
写真は、ゾンビと結婚式の組み合わせに大興奮のロシア人観光客。10分くらい写真を撮りながら居座り、最後には手拍子を打ちながら「ゴーリカ！（キスして）」と連呼し、上機嫌で去っていきました。改めて外国の人たちはゾンビ好きだなと感じました。
今、世間では第三次ゾンビブームともいわれています。けん引役となったのは、『ウォーキング・デッド』なワケですが、やっぱりゾンビドラマは海外モノに限ります。
そこで日本のゾンビ好きの皆さんに朗報です！5月、6月、7月と3か月連続でワーナーブラザースさんから人気の海外ゾンビドラマが3本リリースされます。 いずれもシリーズ化されている作品で、それぞれに魅力的な特徴があります。
個性派ゾンビの宝庫！まさにゾンビ名鑑な『Zネーション』
先陣を切って5月23日にブルーレイ＆DVD／レンタル／デジタル配信同時リリースされるのが、『Zネーション＜フォース・シーズン＞』。
ゾンビウイルスに汚染された世界で、ゾンビ化しない抗体を持つ男・マーフィと彼を守る寄せ集めチームの戦いの旅を描いた作品。
近年のゾンビドラマの金字塔『ウォーキング・デッド』と似ているようで、実は対照的な作品で、絶妙なゆるさが“予想外”にハマります。
シリーズを通して、楽しめるのがブラックユーモアが利いた個性派過ぎるゾンビの数々。
最新のフォース・シーズンでも、不死身のゾンビ「マッドＺ」、フランケン・ゾンビ、大領領ゾンビなど、多数登場するので要チェックです。
『Zネーション＜フォース・シーズン＞』
2018年5月23日（水）ブルーレイ＆DVD／レンタル／デジタル配信同時リリース
発売・販売元：ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
「脳みそ」食べて事件を解決！『iゾンビ』
続いて6月6日にDVDレンタル／デジタル配信同時リリースされるのが、『iゾンビ＜ファースト・シーズン＞』。
たまたま参加した船上パーティで、トラブルに巻き込まれ、ゾンビになってしまった研修医のリヴことオリヴィア･ムーア。彼女が、事件に巻き込まれて亡くなった人の“脳みそ”を食べることで得られる生前の記憶を手掛かりに事件を解決していくという、ひと味違ったゾンビドラマです。
主人公が美女で、検視をしていて、事件解決していくあたりは、すこし前にTBSで放送されていた石原さとみ主演のドラマ『アンナチュラル』（『iゾンビ』の方が先に作られた作品ですが）に通ずるところがあります。
「ゾンビ」が人間に紛れて生活しているという日常の延長線上にある世界観なので、終末観漂うゾンビ映画が苦手な人には最適な1本といえます。
『iゾンビ＜ファースト・シーズン＞』
2018年6月6日（水）DVDレンタル／デジタル配信同時リリース
発売・販売元：ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
逆に新しい密室ゾンビドラマ『フリーキッシュ 絶望都市』
そして、最後にリリースされるのが、『フリーキッシュ 絶望都市＜セカンド・シーズン＞』（7月7日・DVD／レンタル同時リリース、6月20日・デジタル先行配信）。
町の郊外で起きた化学工場の爆発をきっかけに起きたゾンビの大量発生。学校に閉じ込めらた高校生たちが、逃げ場なし、食料なし、水なしの極限状態の中で、ゾンビに対峙していくサバイバルミステリー。
昨今のゾンビ作品は放浪モノが多い中で、ファースト・シーズンでは閉鎖空間にこだわって作られているのは逆に新鮮です。
セカンド・シーズンでは、どうなるのか？閉鎖空間でジリジリと後がなくなってくる高校生たちは、外に出たらゾンビ化する世界で、どうやって活路を見いだしていくのかが見ものです。
『フリーキッシュ 絶望都市＜セカンド・シーズン＞』
2018年6月20日（水）デジタル先行配信
2018年7月7日（土）DVD／レンタル／デジタル配信同時リリース
発売・販売元：ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
ゾンビドラマとひと口に言っても、近年では本当にさまざまな作品が生まれてきました。
その中でも特徴的な作品にカテゴライズされるのが今回紹介した3作品です。
ゾンビ津波やゾンビ団子といった印象的な映像に出会える『Zネーション』、一見、おいしそうに見えちゃう脳みそ料理が登場する『iゾンビ』、「噛まれなきゃセーフじゃないの？」と思わず言いたくなる煙に接触するだけでゾンビ化する『フリーキッシュ 絶望都市』の世界観など、いずれもゾンビドラマの新たな地平をきりひらいています。
撮影：八木虎造 ヘアメイク：渡辺美緒 新婦モデル：海嶋 新郎モデル：西五反田晋作
PR：Zネーション、iゾンビ、フリーキッシュ 絶望都市
