大型家電も“お値段以上”?ニトリに学ぶ「顧客視点」の売り伸ばし戦略

巣ごもり消費の追い風もあって業績好調のニトリが、プライベートブランドでファミリー向けの大型家電の取り扱いを拡充するようです。家電を充実させる動きはカインズやIKEAでも見られますが、狙いはどこにあるのでしょうか。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』著者の理央さんは、主語を「顧客」にしたことによる傾向と分析し、多くのビジネスで学び応用できると伝えています。

 

売り伸ばしたいならニトリの家電戦略に学べ!

ニトリが、今年中に家電製品の取り扱いを、昨年から4倍に増やす、というのが話題になっています。自社のプライベートブランド(PB)で、大手のナショナルブランドのメーカーに比べて、4割前後安い価格で販売するとのこと。おもに、ファミリー層向けの白物家電などを中心に、拡大、充実させていきます。

冷蔵庫を例にとると、これまでニトリは、単身赴任や小家族用の、比較的コンパクトなものを販売していましたが、これからは大型で400リットルの家族用を販売する、といった具合です。(日経新聞より)

テレビでは大型の50インチサイズの製品や、洗濯機ではファミリー向けの大容量のものを、市場導入し販売するのですが、これらが大手メーカーより4割お値打ち、ということになり、お得感もありこれから話題になりそうです。これにともなって、一部の大型店では、家電の売り場面積を、従来の1.5倍に拡張する、という計画もあります。

これまでのニトリの家電品といえば、USBで接続できる小型のLEDの照明や、首からかけるネックファンと呼ばれる小型の扇風機、といった小物のアイディア家電がメインでした。

大型店舗では、一人暮らし応援セットといった企画で、1人用のベッドやテーブルに、布団や枕の家具セットに加えて、1人用の冷蔵庫や、電子レンジ、洗濯機もセットになって、10~20万円の価格帯で販売されていました。私も娘が一人暮らしを始めるときに購入しましたが、家具と家電品を1箇所で買うことができるのが、とても便利でした。

ニトリのように、家具の専門店が家電を扱う傾向は増えつつあります。IKEAでは、スマホで操作できる、トロードフリというスマート家電を充実させています。これはスマホの操作1つで、あらかじめ自分の好みの照明の色や、明るさを組み合わせて設定しておけば、その中から好きな設定を選んで、スマホで照明の明るさや色を変えることができる、というものです。

リビングで本を読むときは、白基調で明るいセッティングにすればいいし、テレビやDVDを見るときは、落ち着いたダークな設定にできる、といった具合です。GoogleやアマゾンのAIスピーカーと組み合わせれば、声がけひとつで変更できるのも便利です。

またDIYショップ大手のカインズでも、ホットプレートなどのPB家電を充実させています。逆に、ヤマダ電機は大塚家具を傘下に入れ、家具を充実させた新しい業態の店舗を作りましたし、ビックカメラも寝具や家具などの取り扱いを増やす傾向にあります。

 

大谷翔平が「40号本塁打&8勝目」の大暴れ。“人種差別発言”跳ねのける活躍、完璧なリアル二刀流にファン歓喜

大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)が18日(日本時間19日)、敵地デトロイトでのタイガース戦に「1番・投手」で“二刀流”出場。4試合ぶりの本塁打となる40号アーチを放ち、投げては8回1失点で自己最多となる8勝目を挙げた。前日の“人種差別的表現”を跳ね返す活躍にファンたちは歓喜している。

大谷翔平が40号本塁打&8勝目の完璧すぎる二刀流

大谷は8回無死の第4打席、1ストライクから右腕シスネロの内角球を完ぺきに捉えて、両リーグを通じて40号一番乗りとなる特大の1発を放った。

14日(同15日)のアストロズ戦以来4試合ぶりのアーチで、本塁打王を争うライバルのゲレロJr.(ブルージェイズ)に5本差でキング独走状態に入るとともに、打点王争いでも89打点でトップタイのディバース(レッドソックス)、アブレイユ(ホワイトソックス)との差を「2」とした。

これで大谷は通算563本塁打の殿堂入り強打者、レジー・ジャクソンが1982年にマークした左打者のシーズン球団記録を更新。エンゼルスで過去にシーズン40本塁打を達成したのはわずか3人という大記録だ。

また、今季18度目の先発登板となったこの日の“投手・大谷”は、ピンチを背負っても要所を締めるピッチングを披露。5回1死からWカストロに右越えソロを浴びたものの、自己最長となる8回90球を投げ、6安打1失点、無四球、8奪三振の好投で8勝目を挙げた。

投手・大谷を打者・大谷が援護するという“完璧”な二刀流に現地のファンも熱狂。打者として本塁打50本、投手として10勝という、まるで漫画のような話がいよいよ現実に近づいてきた。

試合は3対1でエンゼルスが勝利している。

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大谷を認めない“人種差別発言”の老害解説者を処分

批判的な言葉があっても大谷はビクともしない。

前日のタイガース戦で、現地の中継局バリースポーツ・デトロイトで解説を務めるジャック・モリス氏が問題発言をした。

同氏は2対2で迎えた6回、2死二塁の場面で大谷が打席に入ると、実況のシェバード・アナから「あなたならショウヘイ・オオタニにどう対処しますか?」と質問を受けた。

その際にモリス氏はアジア人のアクセントをまねるような口調で「Be very,very careful(非常に注意しなくていけないですね)」と答えた。

9回の大谷の打席でモリス氏は「先ほど、私がショウヘイ・オオタニには気をつけて投げるようにと申し上げた際に皆さま、特にアジアのコミュニティーの方々に不快な思いをさせていましたら心よりお詫び申し上げます」などと謝罪。

さらに、「私はこの選手(大谷)に対して最上級の敬意を抱いていますし、彼を歩かせた投手を非難してるわけではありません」と続けた。デイリースポーツなどが報じた。

この一連の発言は米国の各メディアで一斉に報じられた。

USAトゥデイは「デトロイト・タイガースの解説者ジャック・モリス氏が大谷翔平についての人種差別的コメントを謝罪」との見出しを打った。ニューズウィークもモリス氏の発言について「多くの人の怒りをかき立てた」とした。

これを受け、中継局であるバリースポーツ・デトロイトはモリス氏に無期限の職務停止処分を科したと発表。「非常に失望した」との声明を出している。

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そんな中、大谷はこの日、批判を跳ね返す圧倒的な活躍を見せた。誰もマネできない結果を示して外野の声を封じ込める。もはや大谷は全米を熱狂させるスーパースターとなっている。

コロナ禍にスシロー「過去最高益」の謎。スゴ腕“異色経営者”が打ち出す革命の全貌

全国で新型コロナ感染者が激増し、多くの飲食店が苦戦を強いられる中、過去最高の業績を記録した外食チェーンがあります。その名は回転寿司大手「スシロー」。従来の郊外店のみならず都市型店舗も出店攻勢を続ける回転寿司チェーン「スシロー」は、なぜコロナ禍をものともせず好成績を出しているのでしょうか? 「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」では、そのスシローが掲げる「独自戦略」を紹介しながら、JAL再建にも貢献し6年前からスシローで辣腕をふるうスゴ腕の異端社長に密着しています。

新宿の地下にも出店 定番のネタがおいしい理由

東京・足立区のスシロー環七青井店。緊急事態宣言によって時短営業を強いられる外食業界にあって、スシローは直近半年間(2020年10月~21年3月)の業績が過去最高を記録した。その秘密の一つが、店から運び出した銀色の荷物にあった。

荷物をトラックへ積み込み走ること15分、運ばれた先は葛飾区のJRの亀有駅だ。駅構内の改札の真横に「スシローTo Go」があった。今拡大中のお持ち帰り専門店だ。

荷物の正体は作りたての寿司。電車の乗降客だけでなく、わざわざこれを買いに来る人もいて、大行列を作っていた。もちろん安さは変わらない。大人気の「海鮮ちらし」はネタがびっしり詰まって580円だ。

拡大するテイクアウトの需要を掴むため、スシローは駅構内の小型店を急ピッチで増やし続けている。

「テイクアウト利用が普段の2倍以上ある。よりスシローを身近に感じていただける業態だと思っています。年内に10店舗以上、出店したいと思います」(出店責任者・田中俊作)

そして新宿にはスシロー新宿三丁目店が出店した。今、スシローが出店攻勢をかけるのは都市型店舗。これまで郊外のロードサイドが中心だったが、繁華街も狙い始めたというわけだ。回転寿司といえば1皿110円だが、家賃の高い都市型店では132円が中心となる。

客をがっちりつかむ裏には、独自戦略があった。

スシロー新戦略①「定番重視」

今や回転寿司業界はなんでもありの状態だ。パスタやハンバーグなど、ここ数年、各社がメニューのバラエティー化を競い合ってきた。

だが、スシローが一番重視するのはマグロやハマチ、サーモンなど110円の定番ネタの味だという。例えばマグロの赤身は、キハダマグロを廃止し、味が濃厚な40キロ以上のメバチマグロだけに限定した。

「濃厚でマグロの味が強くおいしいので、価格的には高くなりますが、スシローとしては大きくて安定した方をお客様に届けたい」(商品部・山上雅則)

そして、通常は尻尾だけ行う身質のチェックも、中心部まで確認。合格したものだけを仕入れる厳しいチェック体制をしいた。

「本当に身の中まで大丈夫なのかを厳しく。定番を強化するために加えた選別方法です」(山上)

スシローは定番を徹底的に強化し、客をつかむ戦略なのだ。

 

現役医師が指摘。大学医学部がコロナの「5類格下げ」を拒むウラ事情

17日に行われた記者会見で菅首相は慎重な姿勢を示したものの、各所で議論がなされている新型コロナの感染症法上の「5類」への引き下げ。インフルエンザと同じ5類の扱いとすればより多くの医療機関でコロナへの対応が可能になるとされていますが、その移行が進まない理由はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『テレビでもラジオでも言えないわたしの本音』では著者で現役医師の和田秀樹さんが、にわかに信じ難い「ウラ事情」を暴露。さらに、このままの状態が続けば日本だけがコロナ禍の中に取り残されることになると警告しています。

 

日本だけ終わらないコロナ禍

ここしばらくでコロナがらみで話題になっているのが、感染症法上のコロナの扱いの変更だ。

エボラ出血熱並みの1類と2類の間にしているから引き受ける病院にものすごい規制がかかる(その代わり多額の補助金が出る)。

死亡率も0.1~0.2%とインフルエンザ並みになったのだから、インフルエンザと同等の5類にすれば、一般病棟でコロナを入院させることができるので、はるかに病床のひっ迫は治まる。

そもそも重症になると前回も問題にしたような濃厚治療を受けられるのに、中等症までだと家にいろというのは尋常なことではない。

医療従事者のワクチン接種が終わっているのだから(20代の看護師など尊い命がすでにワクチン接種後の死亡の犠牲になっているのだから)、普通の病気として受け入れれば、感染者が多少増えても対応できるのは当たり前のことだ。

しかし、ここでも前回も問題にしたように利権がからんでくる。

前回も問題にしたように厳しい規制がかされ、人員も設備も相当なものを用意しないといけない代わり、1ベッド月額で900万円も入ってくる(しかも、入院していなくてもこの金が入ってくる。某県立病院で民間の理事が、入院していない分は国に返還してはどうかと提言したら、相当嫌な顔をされたそうだ。入院しなくても大金が入ってくるなら、コロナ指定病院がいろいろな難癖をつけて入院を断るのは当然のことだ)。

5類に引き下げ、多少の補助金は足しても普通の病気扱いでやってくれという話になれば、多くの大学病院は再び経営危機に陥る。

結果的に一度おいしい汁を吸った大学医学部が「やめられない、止まらない」状態になっているので、5類にされることを拒むだろう。

そのために、感染症学者だけでなく、大学の医者全体が、コロナが必要以上に怖い病気だと言い続ける構造になってしまったのだ。

もちろん、裏切りは許されない。

ついでにいうと、この補助金は東京のほうが大阪の医学部よりはるかに手厚い。死者数は実は大阪のほうが多いのに。

これに吉村という知事が怒らないとすれば、維新という政党が地元民の味方のふりをする第二自民党であることを露呈しているのか、賢そうな顔をした本物のバカなのかどちらかだろう。

デルタ株騒ぎもあるし、さらに変異を繰り返すだけでなく、コロナというウイルスの性質上、冬場に強いのは間違いない。要するに感染者数はこのまま増え続けるということだ(一時的に治まっても冬場になるとまた感染が爆発するということになるかもしれないが)。

感染者数で騒いでいる限り、いくらワクチン接種が進んでも、コロナ騒ぎは収まらないということだ。

【関連】デルタ株が奪う日本人の優位性。ファクターXの正体とコロナ安全神話の終焉

 

自民党の老害閣僚と同類。河村市長や張本勲氏が炎上の火に油を注ぐワケ

女子ソフトボール日本代表選手の金メダルに突如噛みついた河村たかし名古屋市長と、東京五輪女子ボクシングのフェザー級で金メダルを獲得した選手に暴言を連発した張本勲氏。これらの言動は当然ながら大問題となり両者とも謝罪に至りましたが、現在もネット上で炎上し続けています。このような事態を招いた原因はどこにあるのでしょうか。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、河村氏や張本氏に「ある認識」が決定的に欠けていることが大きな要因だと分析。だからこそ的外れな謝罪文句を口にし、火に油を注いでしまう結果を招いたと結論づけています。

 

謝罪ができない大人たち

8月4日、名古屋市役所を表敬訪問したソフトボールの後藤希友投手の金メダルに噛みついた河村たかし市長の顔があまりにもキモかったため、あっと言う間に画像がネットを駆け巡り、「キモすぎる!」「信じられない!」「後藤投手が可哀そう!」などの批判が巻き起こりました。あたしも、あのニュース画像を見て「生理的に無理!」と同様の反応をしました。すると河村市長は「(金メダルを噛む行為は)最大の愛情表現だった。迷惑を掛けているのであれば、ごめんなさい」という意味不明の謝罪コメントを出したのです。

金メダルを噛む行為が、どうして「最大の愛情表現」なのかも理解できませんが、それ以前に、どうしてあの場で「愛情表現」が必要なのかが理解できません。河村たかし市長と言えば、2014年7月26日に中部国際空港で開催された「世界コスプレサミット」の開会式で、テープカットをするために登壇した際、壇上にいた当時18歳の新人声優、伊藤美来さんに、突然、抱きついた前科があります。伊藤美来さんは苦笑いをしながら我慢していましたが、会場のファンからはブーイングが巻き起こったといいます。しかし、河村市長は後藤投手の金メダルを噛んだ時と同じく、変質者のような顔でヘラヘラと笑い続けていたそうです。

このエピソード1つで、どのような人物なのかが分かりますが、今回の場合は、金メダルを噛んだことよりも、その前後の発言が問題視されることとなりました。地元の東海テレビが報じた表敬訪問の映像を見ると、河村市長は終始、後藤投手のことを「あんた」と呼び、「女のソフトボールやっとるやつは、色が黒うてポニーテールが多いでしょ?」などと意味不明なことを言い出し、さらには「彼氏おるか?」「恋愛禁止か?」「ええ旦那もらって」「旦那はええか?」「悪いやつもおるで、気いつけてえな」などとセクハラ発言を連発しているのです。

後藤投手は、常に苦笑いしながら何とか対応していましたが、返事に困り黙ってしまう場面もありました。これに対して、市役所には1万件近い苦情が殺到し、河村市長はさらなる謝罪に追い込まれました。しかし、その謝罪が、またまた酷かったのです。一応は謝罪して、今後は発言に気をつけると述べましたが、後藤投手への「彼氏おるか?」「恋愛禁止か?」などのセクハラ発言について記者から質問されると、呆れたことに次のように持論を展開したのです。

「若い人が来ると『彼女おるかね?彼氏おるかね』と言いますと、一気に若い子の場合はリラックスして、みんな喜びますわな。人を和ませるのも大変重要なので、リラックスさせようということです。けど、それがイカンというのであれば、今後は僕もやめましょか、と」

最悪です。この人は、相手の苦笑いを読み取ることができずに、苦笑いしている女性を「リラックスして喜んでいる」と思い込んでいたのです。ま、これくらいデリカシーが欠落していなければ、他人の金メダルに噛みつくことなどできないでしょうが、これはあまりにも酷すぎます。しかし、いつまでも河村市長には構っていられません。

 

部下を活かしきれない上司がやりがちな5つのNG行為。解決はA4用紙1枚で済む

「部下に仕事を頼むよりも自分でやったほうが早い」という、よく耳にする愚痴。しかしこんなケースは上司の側に非があることも多いようです。今回のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』では、アメリカに本社を置く世界的なコンサルティング会社「マッキンゼー」で14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんが、読者から寄せられた「部下を活かしきれていない」というお悩みの解決法をレクチャー。さらに部下のやる気を高め、チームとしてのワークスピードをアップさせるポイントも伝授しています。

※本記事は有料メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』2021年8月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

部下が数名できましたが、うまく活かしきれていません。自分でやったほうがよほど早いので、結局抱え込んでしまいます。どうしたらいいでしょうか

Question

shitumon入社10年、33歳になって部下が数名できました。中堅流通業の経営企画です。市場分析、顧客分析、情報システム検討、新事業分野検討、M&A対象企業発掘・検討などがミッションです。内容が高度なだけに、部下の数名に指示してもろくに仕事ができません。一応指示をするのですが、わかったのかわからないのか、微妙な顔をして仕事に取り組んでいます。もちろん結果がはかばかしくありません。自分でやったほうがよほど早いので、仕上げは全部自分でやることになりますが、いくつかはゼロからやり直すしかないことも多く、アウトプットがなかなか増えません。

赤羽さんからの回答

どうもありがとうございます。よくあるケースですね。部下への指示は必ず書面で行ってください。一人の部下あたり3つ前後のタスクを割り当てるのがバランスがよいと思います。大きいタスクだと1つになりますが、あるていど分解したほうが進捗も確認しやすくなるので、お勧めです。

1つのタスクは、A4のタスクシート1ページに書きます。左上が「ねらいと主なアクション」、右上が「必達目標」、左下が「必要資源(人、資金など)」、右下が「推進上の注意点」で慣れると15分ほどで書きます。タスクシートに書くことにより、言った言わないなどがいっさいなくなりますので、部下が忖度することなく、また上司・部下の関係を悪化させることなく、進めることができます。

「部下にやらせてもうまく進まない」「自分でやったほうが早い」という不満をよく聞きますが、これには

  1. 仕事のアウトプットを明示しない(想像、忖度させる)
  2. 状況を詳しく説明しない(知っていることも伝えない。面倒なので省略する)
  3. いつまでにどのレベルに達しているべきか指示しない(想像、忖度させる)
  4. 途中のステップでの判断を示さない(後で「ちょっと違うんだよな」という)
  5. 最後の仕上げは自分の趣味で行う(部下には上司の好みなどわからない)

という背景があります。

1.の対策は、上記のタスクシートの活用です。

2.の対策は、普段から会社方針、部門方針、経営者の考えなどを共有しておくことです。

3.の対策は、仕上げまでの期間の途中で最低週1回は進捗確認をして、要求水準を伝えることです。

4.の対策は、右に行くべきか左に行くべきか、都度、上司としての判断を伝えて問題解決を進めることです。

5.の対策は、本来の目的に沿ってこれだけはというラインを要求しても、後は部下にできるだけ任せます。

こういうふうに進めると、大半のプロジェクトが今までよりはスムーズに進みます。自身の傘下に5~7プロジェクトがあったとしても、おおよそうまくいくことが増えます。そこで自分の時間を確保し、特に難易度の高いプロジェクトに投入して、高い問題把握・解決力で部下にはできない高度な技を見せます。

この結果、難易度の高いプロジェクトを遂行しつつ、他の多くのプロジェクトも取り漏らすことなく、進めることができるようになっていきます。

この全体プロセスで一番大切なことは、アクティブリスニングをし続けることです。部下の話を徹底的に聞く、ということだけです。それによって、状況把握がよくできますし、部下のやる気が高まり、チームとしてのスピードがどんどん上がっていきます。

(メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』2021年8月16日号より一部抜粋。全文はメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』を購読するとお読みいただけます)

 

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2021年7月配信分
  • 2021年7月26日号『良い習慣を継続し、悪い習慣をやめるにはどうすればいいでしょうか』(7/26)
  • 2021年7月19日号「どうしても部下の話を最後まで聞けず、さえぎってしまいます」(7/19)
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  • 2021年6月14日号(6/14)
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金メダルの野球日本代表選手が「自費」で購入するグローブは何が違うのか?

東京オリンピックで、正式種目になってから初の金メダルを獲得した野球日本代表チーム。テレビの前で大喜びし、感動の涙を流した方も多いのではないでしょうか。そんな日本代表で活躍した山田哲人選手は、自身のグローブを「自費」で買っているということをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、プロの選手が「自費でも買いたい」と思うほどの性能を持つグローブを製造している企業の戦略と戦術について詳しく紹介しています。

当たり前

今号は、品薄状態が続く野球用グローブを分析します。

株式会社ドナイヤ(野球用グローブ専門のファブレスメーカー)

守備が上手くなりたい野球少年をターゲットに「徹底した品質管理」に支えられた「しっかりと捕球できる」「プロと同じグローブが使える」等の強みで差別化しています。

メーカーから無償で道具を提供してもらえるプロ野球選手が、自費で購入するグローブとして、口コミが広がり、注目を集めています。

■分析のポイント

東京オリンピック2020の野球では、日本は悲願の金メダルを獲得しました。選手の頑張りはもちろんですが、様々なサポートがあっての金メダルだったと思います。

その野球の日本代表で活躍した東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手が使っているグローブが「ドナイヤ」製ですので、「ドナイヤ」も金メダル獲得に貢献したと言えますね。

「ドナイヤ」が素晴らしいのは、“当たり前”にとらわれないというところです。

どういうことかというと、日本のプロ野球で、道具のメーカーはプロ野球選手に道具を無償で提供するのが“当たり前”、その選手に合わせてカスタマイズするのが“当たり前”なのです。プロ選手が使用しているのは自分の好みに合わせてオーダーした特注品ということです。

その“当たり前”に対して、「ドナイヤ」はプロ野球選手にも市販品を買ってもらう、カスタマイズはしないというスタンスですし、プロならば、道具が良ければ、カスタマイズなしでも結果を出せるということが“当たり前”と考えているようです。

さらに、大手メーカーでは、プロ選手が使用しているグローブを○○選手モデルとして売り出しますが、このグローブは、あくまでもモデルであって素材も含めて、実際のグローブとは大きく異なるようです。

「ドナイヤ」では、子どもたちにプロ選手が使用しているものと同じものを使ってもらいたいという思いから、山田哲人選手が使用しているものと同じものを購入することができます。市販品をプロが購入しているので、“当たり前”ですね。

このように、大手のメーカーとは、“当たり前”のとらえ方が全く異なります。全く異なるからこそ、業界で異質の存在になれているわけです。

“当たり前”ですが、大手メーカーと同じ“当たり前”の土俵で戦っていては、小さなメーカーでは、太刀打ちできません。「ドナイヤ」のように、揺るぎない思いを持って、自分たちの“当たり前”を信じて取り組んでいくことの重要性を改めて認識させられる好事例だと思います。

今後、「ドナイヤ」が、究極のグローブとして、どのように拡がっていくのか注目していきたいです。

市民目線の不在。終戦記念日の「NHKスペシャル」に抱いた違和感

終戦76年を迎え、戦争の風化が一段と進む日本。だからこそマスメディアには、「歴史の伝承者」としての役割がより一層期待されているわけですが、コロナ禍と自国開催五輪が重なった今夏、彼らはその重責を果たすことができたのでしょうか。今回のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』では毎日新聞や共同通信に勤務経験のある引地達也さんが、終戦記念日に放送された「NHKスペシャル」を取り上げ、メディアが十分に機能したか否かを検証。さらに戦争の記憶が薄れつつある現在の日本にあって、アフガニスタンの事態を自分事として捉えるため考えるべきことについて考察しています。

 

「終戦記念日」を伝えるメディアは市民の視点で

アフガニスタンで次々と地方都市を制圧したタリバンが首都カブールに迫ったというニュースが流れた8月15日、日本では今年も終戦の日を迎えた。

過去の戦争と向き合う日に新しい戦争が起こっている事実に雑然とした思いで、記憶を受け継ぐのが課題になっている戦争に思いをはせた。

私の親戚や周囲からも戦争を伝える人は亡くなり、国家単位で「何を受け取り」「何を伝えるのか」の伝承は大きな課題だ。

広島と長崎の原爆投下と終戦の日の8月15日までの8月前半は第二次世界大戦に関する回顧や、大戦による被害や影響が今も続く心に寄り添うとする報道が集中的に発出され、それは日本特有の「8月ジャーナリズム」とも呼ばれる。

戦争を二度と繰り返さないという国家と民衆の決意とともに、8月ジャーナリズムは市民のコンセンサスを得ながら(時には反発も受けながら)、各メディアが新しい事実や現状を正確に伝えようというエネルギーにつながっている。

そのエネルギーは毎年、テレビのドキュメンタリーや新聞の特集記事で熱を帯びた調査報道の結果として、新事実が発掘されたり、新しい証言にたどり着いたりし、メディアはその「伝承」の役割を担う気概を見せてきた。

しかしながら、今年はコロナ禍も影響しているのだろうか、そのエネルギーはやや停滞気味で元気がない印象だ。

特に終戦の日のNHKスペシャルはここ数年注目してきたが、今年は「開戦 太平洋戦争~日中米英 知られざる攻防~」と題したもので、蒋介石の公開された日記を写し書きした研究者の研究を中心に構成されたものだった。

公式ホームページ上の説明は以下である。

中国国民政府を率いた蒋介石の膨大な日記の全貌が明らかになった。近年公開された蒋の外交史料と合わせて浮かび上がるのは日中戦争の国際化をもくろんだ戦略である。そしてアメリカ・イギリスの思惑も交錯しながら太平洋戦争開戦へとつながっていたのである。一方で、日本は多くの選択肢がありながら「引き返し可能地点」を何度も失っていたことも明らかになった。太平洋戦争開戦秘録から浮かび上がる現代への教訓とは。

● 「開戦 太平洋戦争~日中米英 知られざる攻防~

盧溝橋事件を発端として日本が日中戦争を遂行する中で、蒋介石がどのように考え、ふるまってきたかはこれまで多く語られてきた。

終戦後に台湾に追われる形になった蒋介石の物語は日本では同情心を持って受け入れられ、特に親台湾派からは様々な情報が出てきている。

今回のドキュメンタリーは、中国の正統性の問題等でまだまだ語ってよい内容ではあるが、終戦の日のテーマとは「遠く」、そしてこの日に放映するには違和感を覚えた。

蒋介石は日中戦争の国際化をもくろみながら、結果的に日本は窮地に追い込まれた形で真珠湾攻撃で米国に宣戦布告することになったが、このテーマは太平洋戦争の開戦に関するものであり、真珠湾攻撃のあった12月に取り上げるべきではないかとも思う。

そして、それは政治や軍人の物語であり、庶民の物語ではない。

8月ジャーナリズムの主役は一般の国民であるべきだろう。

 

残暑も油断大敵。愛犬の熱中症予防に役立つ「ペットボトル保冷剤」

暦の上で夏が終わっても、ペットたちにとって危険な暑さはまだまだ続きます。散歩や遠出のときには熱中症対策が欠かせません。今回のメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、著者で獣医師の佐藤先生が、簡単に用意でき便利な「ペットボトル保冷剤」の作り方に加え、濡らすと冷たくなるタオルとセットでの効果的な使い方を教えてくれます。

簡単・便利「ペットボトル保冷剤」の作り方

犬は、体温調節ができません。その為、この夏の時期はお部屋でも、わんちゃん用のバックの中でも「熱中症」になってしまう事があります。お出かけして、病気になるのは嫌ですよね。「どんなもので冷やせばいいのか?」と良く飼い主さんから聞かれます。保冷剤は1日持たないので皆さん工夫が入りますよね。今回は、簡単便利な方法をお伝えしましょう。

1)ペットボトルを使用しよう

ペットボトル500リットルのお水の半分を凍らせておきます。出かける時にお水を足します。

2)濡らすと冷たくなるタオルを使おう

凍らせて、お水を入れたペットボトルの周りに濡らすと冷たくなるタオルを巻きます。これを、大きめのジップロックに入れて、犬用のキャリーバックに入れて下さい。少しずつ、お水が溶けてきます。そのお水は愛犬の飲水にもなります。

濡らすと冷たくなるタオルも冷えたままで、長持ちします。熱中症防止に役に立つと思います。愛犬を暑さから守ってあげて下さいね。

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「ワクチン」の一点張りで1年も時間をムダにした日本政府の準備不足

政府は20日から新たに7府県に緊急事態宣言を発出し、10県にまん延防止等重点措置を適用すると発表しました。既に発出されている地域も含め期限は9月12日までとのこと。首都圏の住民にとってはもはや「あ、またね」くらいの受け止めになってはいないでしょうか。メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんは、この半年ほど「ワクチン」頼みで、デルタ株への準備をしなかった菅首相と日本政府が現在の惨状を招いたと指摘。このままでは一点張りのギャンブラーと同じく「負け」への道を歩むと警告しています。

デルタのこと

「過去最多」という言葉に驚かなくなってしまった自分がいる。これがほんの半年前だったら震え上がるほどの感染者数なのに「慣れ」というものは本当に恐ろしい。

いやこれはきっと「慣れ」ではない。皆、無理矢理にでも無視しようとしているのだ。自分の行動の心理的根幹を守るためなら、これくらいのことはやってのけられるのが人間である。宣言ばかり(つまりは口ばかり)の国にあって己の正気を保とうとすればこれもまたやむを得ぬことのようにも思える。何もしないということは、これほどまでに罪深いのである。

そもそも今あるガイドライン等は、せいぜいアルファ株(英国型)、ベータ株(南ア型)、ガンマ株(ブラジル型)くらいまでを念頭に置いて策定されたものである。現下のデルタ株(インド型)に通用する筈もない。当然このまま何もしなければ、減少も横ばいもあり得ず、ただただ増えるばかりである。

一方、肝心の政府は、と言うと「ワクチン、ワクチン」の一点張りである。こうなると結構ヤバい。他に策なし、ということだからである。大体において、一点に張るギャンブルは負けるのが相場である。

その頼みのワクチンも接種先進国では、既に当初ほどの万全性は期待できないといった見方もちらほら出て来ている。確かに2回目接種後6ヶ月までの発症予防効果は実に9割超えとのデータまでは確認したが、それ以降に関してはあまり聞かない。その代わりに耳にするようになったのが、ブースター接種である。以上のことを総合すれば、今あるワクチンの効果は大体半年程度ということが想像できる。

とすれば、今のワクチン接種がおおよそ一回りした頃には二回り目を開始しなければならない計算になる。問題なのは、その時の優先順位である。ワクチンには発症予防効果だけでなく重症化予防効果もある。実際、高齢者の重症化率は下がっている。本来だったら、これで一息というところであった筈だ。

ところがデルタ株が拡がるや重症化の中心は40代、50代にシフトした。今までだったら何とか持ち堪えることができていた世代がバタバタと倒れているのである。どう見ても、ウィルスの毒性が強くなったとしか考えられない。接種二回り目からは働き盛りの(言い換えれば、先の長い)中年層を優先すべきかもしれない。