中国の10大ニュースに「日本」。なぜ南京市の寺でA級戦犯の位牌が祀られた?

日本では年末になると必ず特集される「今年の10大ニュース」ですが、実は中国もそういった特集があるのだそう。今回のメルマガ『黄文葦の日中楽話』では、2000年に来日し現在は日本に帰化されている中国出身の作家・黄文葦さんが、2022年の中国の10大ニュースを紹介し、中でも日本に関係したものについて説明しています。

この記事の著者・黄文葦さんのメルマガ
 

中国の「今年の10大ニュース」

Question

日本のマスコミは年末になると「今年の10大ニュース」が恒例企画となっていますが、中国ではどうですか?もし同じようにあるなら、今年はどんなニュースが選ばれるのでしょう?

黄文葦さんからの回答

中国でも、年末に10大ニュースを選ぶ習慣があります。多くのメディアが2022年のトップ10大ニュースを選んでおり、その内容はさまざまだが、基本的には次の3つビックニュースが含まれています。

☆ 10月、第二十回全国代表大会で新しい中国共産党の指導部である中央政治局常務委員会委員が選出された。中央委員会総書記は依然として習近平。勿論、胡錦濤の「途中退席」事件には触れていない。

☆ 中国の天宮号宇宙ステーションが正式に完成した。2023年、中国の宇宙ステーションは正式に運用段階に入る。

☆ 中国のCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は現地時間12月9日、小型機C919型機の初号機(登録記号B-919A)を、最初の顧客である中国東方航空(CES/MU)へ引き渡した。機体はC919型で、将来的にはボーイング737やエアバス320と健全に競合する可能性がある。

多くのメディアは、国内ニュースと国際ニュースを分けて報道しています。あるサイトでは、国内と海外のニュースを合わせて、次のようなトップ10を挙げています。そのうち2つは日本に関係するものです。

☆北京冬季オリンピック
☆ロシア ウクライナ紛争
☆中国東方航空MU5735便墜落事故
☆サル痘感染の発生
☆安倍首相暗殺事件
☆南京玄奘寺は日本の戦犯の位牌を祀っていた
☆英国の首相が相次いで交代する。
☆イギリスのエリザベス女王2世が死去
☆韓国・ソウルの梨泰院大規模な圧死事故
☆カタール・ワールドカップ

この記事の著者・黄文葦さんのメルマガ
 

飛んできたスパナ。あの本田宗一郎が貫き続けた「現場・現物・現実主義」

有能な経営者は、亡き後もその魂に感化されるビジネスマンが多いものです。ホンダの創業者本田宗一郎氏もまさにその一人。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、 本田氏が生前、口を酸っぱくして語っていたことをカーデザイナーの岩倉信弥さんが紹介してくれたインタビューを掲載しています。

本田宗一郎が“激怒”しながら伝えたモノづくりの極意

いまなお、熱き経営者魂に感化される人が後を絶たないホンダ創業者・本田宗一郎(1906~1991)。その情熱をいまなお引き継ぐ、クルマづくりの原点とは……。

1970~80年代にかけて「シビック」や「アコード」などのデザインを手掛けてきた岩倉信弥さんに、本田宗一郎から受けた薫陶や、「怒られて掴んだ」モノづくりの極意を語っていただきました。

─────────────────

本田さんは凄く大きな夢を語るのですが、それが決して机上(きじょう)の空論にはなっていない。夢は大きく、目標は高いんだけど、やっていることは現場主義なんです。

やはりちゃんと物を見て、直(じか)に物に触れ、現実をよく知らなきゃいけないという「現場・現物・現実主義」。それを外すと「やりもせんに!」と拳骨(げんこつ)やスパナが飛んでくる。

こちらは大学を卒業して多少知恵がついている分、「いやそれは無理です」とか、屁理屈を一所懸命並べるんだけど、言おうとすると怒られる。しょうがない、やるしかない、で、やっているうちにできちゃった、ということが何度もあった。

人間は窮地に追い込まれて、いうなれば2階に上げられて梯子(はしご)を外され、さらに下から火をつけられる、という絶体絶命の危機に立たされ、初めて湧いてくるアイデアや閃きがあるものです。それを生み出すためのシステムを、ホンダでは「缶詰」「山ごもり」「カミナリ」と呼んでいました。

「缶詰」は一つの部屋に閉じ込められて、アイデアが出てくるまで一切部屋から出してもらえない。家に帰ることも許されず、その空間でとことん考え抜く。

「山ごもり」は温泉に行けと言われ、喜び勇んで出掛けると、その安宿には紙と鉛筆しかない。最新設備のある研究所を離れ、立ち位置を変えることで新たなアイデアを生み出すのです。

最後の「カミナリ」は、言うまでもなく本田さんのカミナリです。これほど恐ろしいものはないから、皆逃げ出そうとする。僕も逃げ出したかったんだけど、それも悔しいから、なんとか怒られないで済む方法はないかと考えた。

結局、なぜ怒るのかと考えたら、本田さんは経営者として考えているんです。

こうしなきゃお客さんは喜ばないという発想だから、考え方が哲学的になる。一方、こちらはデザイナーとしての視点だけで考えている。つまりシンキングレベルが違うわけです。

最近おかしくなった橋下徹氏。印象操作をするのは何が目的か?

弁護士としてメディアに出始め、後に大阪で府知事や市長をつとめるなど、その歯に衣着せぬスタイルで人気となった橋下徹氏。しかし、今回のメルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』の著者、本のソムリエさんは「最近の橋下徹氏は何かがおかしい…」と思っていたそう。その違和感の正体を暴いた一冊を紹介しています。

【一日一冊】橋下徹の研究

71KEchKIDVL

橋下徹の研究

百田尚樹 著/飛鳥新社

実は本のソムリエは、大阪府知事の頃の橋下徹氏が好きでした。ところがロシアのウクライナ侵攻への橋下徹氏の発言を聞いて、オヤ?と思ったのは、百田さんも同じだったようです。こうして一冊の本として研究してもらえるのは、ありがたいの一言です。

橋下徹氏のウクライナへのスタンスは、以下の発言で明確です。祖国防衛という名のもとに戦って命を落とすことはおかしい、というものです。

もし日本の北海道が、ウクライナのようにロシアに侵攻されたら多くの日本人が戦う選択をすると私は直感的に思いますが、橋下徹氏の考えは違うのです。

ウクライナ人のグレンコ・アンドリー氏に対しても、橋下徹氏はテレビで次のような発言をしています。祖国防衛のために死ぬのは違う。国外に退避する自由を与えよう!とウクライナ人のアンドリー氏に面と向かって発言しています。橋下徹氏はツイッターでも、同じような発言を繰り返していることから橋下徹氏の持論なのでしょう。

この本では「逃げる自由を与えろ!」とウクライナの出国禁止令について批判する橋下徹氏が、ロシアの出国禁止令には何も言及しないことについて、矛盾していると指摘しています。

祖国防衛のために命を落とすことが一択になるということが、僕は違うと思うんですね…ロシアが瓦解するまで国外で退避したっていいじゃないですか。祖国防衛、そこで命を落とす、それしかないという状況にみんななってしまうと、国外退避することが恥ずかしいことだ、それやっちゃいけないことだ、売国奴だという批判を恐れてしまうような空気、僕はおかしいと思う(橋下)(p35)

ガーシー議員「任意聴取」要請で来年1月〜2月帰国も。「BTS詐欺」で逮捕はあるか?

登録者130万人を誇る暴露系YouTuberとして名を馳せ、現在は参議院議員であるガーシーこと東谷義和氏(51)に27日、警視庁から任意の事情聴取の要請があったと読売新聞がスクープとして報じた。聴取の内容は、かつてのYouTubeや自身のサロンで有名芸能人の「下半身スキャンダル」を暴露したことが、脅迫や名誉毀損で警視庁に告訴状が提出されたことを受けたものだという。この報道後の27日午後、ガーシーが所属するNHK党の党首・立花孝志氏が会見を開き「日本に戻って任意の事情聴取に応じる」という意向をガーシー本人から伝えられたと明らかにした。しかし、立花党首は「僕はやめた方がいい」とコメント。詐欺行為による逮捕を恐れてドバイに逃亡したとされるガーシーは、1度も帰国することなく参院議員選挙に立候補して当選した。逃亡者から国会議員に大逆転したガーシーも、これでついに年貢の納め時なのだろうか?

捕まって当然?ガーシー「芸能人下半身暴露」の数々

ガーシーが自身のYouTubeチャンネル「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」を開設したのは今年2月。わずか数ヶ月の間に、自身と関係のあった芸能人の下半身スキャンダルを暴露しはじめた。

ガーシーは「夜のアテンダー」として、芸能人がプロスポーツ選手の女性を斡旋したり、女性タレントの中絶手術につきあったりしていたとされている。芸能界の裏の裏を知り尽くしている男の暴露だからネットユーザーは彼の動画に注目した。

そして、あまりにも暴露を続けたために、ついに同年7月にはYouTubeの規約違反としてアカウントを停止されている。

そしてYouTubeを再開した直後の数時間後、そのアカウントもまたすぐに凍結。そこで8月からは定額制のオンラインサロン「GASYLE(ガシる)」を開設し、有名人のスキャンダルを語り続けた。

ガーシーはGASYLEで年内に「なにわ男子」の暴露をすると予告。King & Princeのメンバー脱退が発表された今、ネット上では今回の聴取について「ジャニーズ事務所で一番人気のグループを守るため、スキャンダル発表前にジャニーズ事務所が動いたのではないか?」などと噂されている。

なお、ガーシーに「スキャンダル」とされる内容を暴露された有名人は、城田優、綾野剛、渡部建、大原櫻子、藤井流星、赤西仁、清水翔太、新田真剣佑、赤西仁、田中圭、橋本環奈、浜辺美波などなど今も増え続けている。

その暴露が注目されたのは、ただの芸能人の「肉食ぶり」ではなく、未成年へのわいせつ行為、脱税、ギャンブル、ステマ広告斡旋など、犯罪まがいの内容を発信していたからだ。今まで発信した内容の真偽は今も不明のままである。

実業家→アテンダー→YouTuber→国会議員。波瀾万丈ガーシー人生

著書『死なばもろとも』(幻冬舎)によると、ガーシーは1971年生まれの51歳。1994年に大阪で板金工場を経営中にロンドンブーツ1号2号の田村淳と知り合ったという。

田村に誘われ上京すると、島田紳助氏やONE OK ROCKのTAKAなど、次々と芸能人と知り合うことになった。そして、アテンダー(芸能人を接待するためにお店・接待係の異性の手配する世話役)を続けながら、飲食業やアパレル業を営んでいたという。

しかし、事業売却後にギャンブル依存症に陥り、当初はBTSに会いたいという女の子たちからお金を集め、人脈を使って実際にBTSと引き合わせるつもりだったという。ところが、ギャンブルのためにその金を使い果たしてしまう。

YouTuberのヒカルが、YouTube上でガーシーの詐欺を告発し、追い詰められたガーシーは雪山で自殺を試みるが失敗。親戚から借りた10万円でドバイへ行く航空チケット代を購入したところ、残金は110円だった。

ドバイへ行く間に、今まで世話をした芸能人に対して沸々と怒りが湧いてきて、本のタイトル通り、「死なばもろとも」と、今まで口を噤んでいた芸能人の秘密を暴露していくYouTuberに転身。よくも悪くも知名度があがり、そのネームバリューに目をつけたNHK党の立花党首からスカウトされ、2022年に参議院議員選挙に立候補し、比例選候補者得票ランキング第10位、NHK党の得票数1位で参議院議員となった。

しかし、当選しても1日も帰国せず、国会にも登院しないまま。ガーシーは日本へ帰国しない理由を、「帰国すれば詐欺容疑で逮捕される恐れがあるため」と語り、「リモート会議にすればいい」と帰国を拒んでいた。

【有田芳生×多田文明 Vol.3】爆笑問題・太田光が擁護する統一教会の不都合な真実。軍事訓練、赤報隊事件、日本破壊計画の深層

今も世論の注目を集めている「旧統一教会」問題について30年以上にわたって取材・追及を続けているメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』発行者でジャーナリストの有田芳生さんと、かつて旧統一教会の信者でメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』発行者でもあるジャーナリストの多田文明さんが、統一教会の深層に迫った対談のVol.3をお届けいたします。爆笑問題の太田光ら芸能人が、知っていてもテレビでは絶対に言わない統一教会の恐ろしい野望とは? Vol.1Vol.2に続き、今回のクロストークの模様をテキストにて特別に公開します。(この対談をYouTubeで見る | Voicyで聴く

● 有田芳生×多田文明 Vol.1
● 有田芳生×多田文明 Vol.2
有田芳生×多田文明 Vol.3
有田芳生×多田文明 Vol.4

有田芳生(ありた・よしふ):
1952年生まれ、ジャーナリスト、テレビコメンテーター。立憲民主党所属の元参議院議員(2期)。出版社に勤務後、フリージャーナリストとして「朝日ジャーナル」「週刊文春」など霊感商法批判、統一教会報道の記事を手掛ける。2022年12月より、まぐまぐのメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』が好評配信中

多田文明(ただ・ふみあき):
1965年生まれ、ルポライター、ジャーナリスト。統一教会元信者。数々の現場経験と被害者への聞き取り取材から、詐欺・悪質商法に詳しいジャーナリストとして一線で活動し、多数のテレビ・ラジオに出演している。2022年9月からまぐまぐのメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』が好評配信中

司会:内田まさみ(フリーアナウンサー)

有田芳生×多田文明 世界中に信者を送り込む、統一教会「海外宣教」の実態

(前回「Vol.2」からの続き)

内田まさみ(以下、内田):海外にもたくさんある?

有田芳生(以下、有田):海外は、統一教会っていうのは、韓国では宗教法人法がないから、財団なんです。かつてで言えば、世界基督教統一神霊協会財団とか、アメリカも企業ばかりで、世界宣教本部というのはあるけど、基本的には、韓国も企業、アメリカも企業、日本も今、統一教会っといったら宗教というイメージが強いけれども、さっき言ったように、身近なところで魚を売ったり飲料水を製造したり、ものすごい企業体でもあるよね。

多田文明(以下、多田):そうです。だから、私たちが集めたお金っていうのは、色んなところに投資されているっていうか、色んな企業のところにいっているという話は聞いています。

有田:あれはいつだったかな。オウムの年だから、1995年の1月にニューヨークに統一教会の取材をしに行ったんです。アメリカにある統一教会の日本人学校って、今もあるんだけども、そこに統一教会が結構入っていたので、それを取材に行った時に、寿司屋さんもやっているわけです。統一教会が経営している寿司屋さんに行くと、睡眠不足だなと思うぐらい、くたくたになったような顔で働いている若い女性がいたのを思い出しますけど。そういうところに派遣されるんだよね。派遣していたんじゃないの?

多田:私は育てていただけで……上はどうしていたのか分からないんですけど、多分みんな色んなところに行っていると思います。この間たまたま、ある二世の子に取材をしたら、やっぱり今言ったように、お父さんが海外に行っていたというような話とかも、結構聞きます。今、二世問題ってすごく出ているんですけど、私と同じような一世(信者)の人たちがそういうふうにアメリカに行ったり、今でも企業で働いたりしています。でもお金はほとんどないですよ、みんな。

有田:1996年に文鮮明教祖がウルグアイに行って、4200人の信者が参加した研修を実施したんだけど、そこで出産直後のお母さんが、飛び降り自殺したんです。そのとき、週刊文春の石井謙一郎記者と二人で飲んでたのよ。そしたらそういう情報が来たから、すぐ週刊文春の編集長に「信者が自殺したので取材に行かせてくれ」って言ったら、「明日から行ってこい」って。

すごい話です。次の日にはもう飛行機に乗って行ったんですけど、取材が終わって空港に戻ってきたら、統一教会の信者たちがいっぱいいて。日本に戻る人もいれば、海外赴任する若い人たちもいるわけ。本当に不安そうな顔をして、その国の会話を一生懸命勉強していて、本当に大変です。今だってアフリカとか色んな国にも単身で行かされたりしているので。あれは宣教師っていう形なんですか?

多田:そうです。宣教です。海外宣教ですね。

太田光、三浦瑠麗…統一教会を「擁護」する芸能人の発言をどう受け止めるべきか?

内田:どうにかして気づかせてあげたいなっていう気持ちもあるわけですけれど。そのあたりは後半でも伺っていきますけれども、今、芸能界の中でも統一教会を擁護するような発言をされる方もいらっしゃって、そういう方々にも批判が集まったりもしているんですけど、こういうのは我々はどういうふうにとらえたらいいんですか?

多田:簡単に言えば、被害者の話を何も聞いてないからだと思います。有田さんは、ちょうど20年前、私が統一教会を辞めてから裁判があったときに、唯一聞きに来てくださった方ですので、この問題を分かっているんですけど、多分コメントする人は、ほとんど被害者の方の話が分からない、話を聞いていない人だと思います。

有田:爆笑問題の太田光さん、それから政治学者の三浦瑠麗さんなど、色んなことを言う人がいて、週刊現代から「その人たちを批判してください」っていう取材があって。全部丁寧に答えたんだけれども、結局僕のコメントは一行も出なくて、太田さんたちの言い分だけの記事になっちゃったんだけど。

ちょっと別の話になるけど、普通は「せっかく取材させていただきましたけれども、記事にはなりませんでした」って事前に言うもんでしょ。だけど何もない。何にもないから、こちらから「掲載誌を送ってください」と言うと、二週間ぐらい経った頃に「有田さんのコメントは使いませんでした」みたいな。こういう編集者が出る時代だから。

内田:それもやっぱり、統一教会側から手が回っていたりとか、そういうことがあるんですか?

有田:違うと思う。むしろ太田さん達に弁明させた方が読まれると思ったんじゃないですかね。太田さんは、サンデージャポンに一回来てくれって言われて、ご本人を批判したんだけれども、明らかに歪んだ人の本に影響されているっていうのは分かりました。

内田:刺激的な方にっていう感じ?

有田:刺激的にっていうか、芸人だから逆張りで違ったことを言うっていうのはありだと思うんです。僕は、太田さんはそういうタイプだと思っていた。だけど、これは被害者がいる話だから、それはもう成り立たない話なので。Twitterで批判をして、番組にも行って批判したんですけれども。三浦瑠麗さんは、言っちゃ悪いけど統一教会のことを知らないね。知らないで発言しているから間違っちゃうという。

だけど、これはしょうがないんです。今回の問題が起きてテレビや新聞の記者が僕のところに来た時に、何も知らないんです。それはしょうがない。「桜田淳子さんの合同結婚式の時、何歳でした?」って聞くと、「あの時3歳でした」とか「生まれていませんでした」とか。だからしょうがない。しょうがないんだけれども、被害者がいる話だから、そこはやっぱり注意して発言してもらいたいと思いましたけどね。

リンジー・ローハン出演CMでトレンドに。ペプシで割る「ピルク」って何だ?

アメリカで話題となっている飲み物「ピルク」をご存知でしょうか。女優のリンジー・ローハンが出演しているCMで、サンタクロースの“置き土産”として登場し、ブームとなっているようです。紹介してくれるのは、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者で人気ブロガーのりばてぃさん。初めて見たときにはちょっと驚くこの「ピルク」ですが、カルピスソーダ、アンバササワーホワイト、スコールなどの乳性炭酸飲料が身近にある日本人には、案外抵抗なく受け入れられる飲み物かもしれません。

この記事の著者・りばてぃさんのメルマガ

今週の気になるニュース:ピルクって何?

Pilk, the Pepsi-Milk Drink, Is Really Good | Bon Appétit

ペプシにミルクを入れたものをピルクと言うそうで、この冬、アメリカではちょっとしたトレンドになっています。

きっかけはペプシのCM。その内容は、出演するリンジー・ローハンのお家に夜中にサンタさんがやってきて、テーブルに置いてあったクッキーとコップを発見。アメリカでよくある食べ方のクッキーをミルクにつけて食べるやつ用です。

でもコップにはミルクが半分しか入っていなかったので、そこにサンタさんがペプシを注いで立ち去ります。その後、起きてきたリンジーがそれを飲んで大変気にいるというものです。

動画で見たい方はリンジーのインスタをどうぞ
「How about some #Pilk Santa? 💙 #PilkandCookies #PepsiPartner」

で、これをみた視聴者が、何でペプシにミルク!?と驚くわけですが、実は意外と美味しいそうで、料理専門誌のボナペティが炭酸ジュースに乳製品を合わせる歴史(2010年ごろに一度ブームになったそう)や世界での飲み物について解説しています。

そういえば、日本にもソーダにアイス浮かべて飲むクリームソーダがありますが、英語ではアイスクリーム・フロートというのですけど、なんと1800年代にアメリカで生まれた偶然の産物なのだそう。フィラデルフィアにある薬局がたまたまアイスを入れたことで生まれたのだとか。へ~。

ちなみに記事では日本のカルピスソーダについても触れてまして、乳製品と炭酸飲料はこんなに世界でも飲まれていると言及しています。牛乳にペプシを入れるから抵抗があるけども最初から入ってる飲み物は意外と昔から一般的に愛されてきた組み合わせなのですね。

そういえばペプシかコーラのどっちかは忘れましたがクリームソーダ味があったはず。けっこう美味しいらしいです。スーパーで買い物してたら夫がやたらソーダを飲むので物色してたところ、そこに買いにきた女性におすすめされて買ったのですが大変に美味しかったそうです。

というわけで気になる方はペプシと牛乳の組み合わせ試してみてください。

この記事の著者・りばてぃさんのメルマガ

image by:Zety Akhzar/Shutterstock.com

単なる「客寄せパンダ」か?報じられぬゼレンスキー“電撃訪米”のウラ事情

12月21日にアメリカを訪れ、米連邦議会で演説を行ったゼレンスキー大統領。なぜウクライナのリーダーは、このタイミングでの訪米を敢行したのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、ゼレンスキー氏の電撃的米国訪問の裏側を推測。さらに当紛争のカギを握っているにも関わらず目立った動きを見せない「とある国」の実名を挙げるとともに、彼らの思惑を分析・解説しています。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

 

ポーランドが握るウクライナの運命。ロシアとウクライナで大きくずれたEndgameのかたち

「クリミア大橋を爆破されたことで、プーチン大統領とロシア政府のredlineを超え、プーチン大統領はウクライナを徹底的に叩きつぶす決意を持った」

2022年10月8日早朝に、ロシアにとって“クリミア解放のシンボル”と捉えられていたクリミア大橋が何者かによって爆破されました。

ウクライナ軍の特殊部隊によるものではないかとの見解が当初示されていましたが、直前の映像では橋の下にアプローチしてくる小さな船舶の姿も確認できました。

クリミア大橋爆破の主犯がウクライナ軍の特殊部隊であろうと、イギリス軍の特殊部隊の仕業であったとしても、プーチン大統領にとってはどうでもよく、彼にとって重大なのは、自らのレガシーでもあるクリミア大橋を誰かが爆発したというfactです。

このショッキングな事件を機に、ロシアの対ウクライナ戦術はレベルアップされました。それが今、起こっているウクライナ国内の電力網や石油備蓄施設をはじめとする“生存のためのインフラ”を徹底的に破壊するという攻撃です。

以前から継続しているように天然ガスパイプラインは途絶させ、発電所や送電網をことごとく破壊し、主な補給路を断ち、輸送網も麻痺させるという、徹底的な攻撃で国民を飢えと寒さに晒して抗戦意欲を割くという冷徹な作戦です。

ウクライナ側もロシアの空軍基地への無人ドローンでの攻撃を加えるという、ついに一線を越えることで、ロシアによる攻撃に屈しないとの意思を明示していますが、ロシアによるウクライナ国内の生活インフラへの徹底攻撃は止んでいません。

それゆえに、ゼレンスキー大統領は戦闘中にもかかわらずワシントンDCを訪問し、抗戦のための大規模な軍事支援を依頼しに行ったわけですが、彼が得たのは何だったでしょうか?

1基のパトリオットミサイルとミサイルに装着可能な誘導システム、そしてハイマースなどの拡充などがパッケージに含まれました。パトリオットミサイルをアメリカが供与することが事前に情報として出てきた際には、パトリオットミサイルがゲームチェンジャーになるのではないかとの期待にメディアなども溢れていましたが、実際にはたったの1基のみというニュースに私は個人的にとても驚きました。

ちなみに同盟国か否かというステータスの違いはあるものの、確か我が国日本を守るパトリオットミサイルは18基(計36発)あり、日本列島のいたるところで攻撃に対して目を光らせています。

ウクライナの場合、この1基のパトリオットミサイルはどこに配備され、どこを守るのでしょうか?キーウ?ハルキウ?ヘルソン?それとも…。

現在、ロシアが仕掛けているインフラへの徹底的な攻撃は精密な誘導ミサイルを用いたものであり、主眼は補給路の破壊とインフラ施設の破壊ですが、補給路を優先するならばリビウ周辺、インフラ施設だと大都市圏ということになるのでしょう。

具体的な配備の場所や体制についてはまた明らかになるでしょうが、私が抱く大きな疑問はなぜこんな中途半端な支援獲得のために、ゼレンスキー大統領はウクライナを物理的に離れたのかです。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

 

学校は隠ぺい、校長が妨害。静岡県湖西市市立中いじめ事件の信じがたい事実

これまでもたびたび問題となってきた「いじめ」を巡る学校側の不適切な対応。静岡県湖西市でも、信じ難い事案が発生していたようです。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、同市の市立中学校で起きた「重大事態いじめ」と、その報告を受けた校長の耳を疑う発言内容を紹介。文科省による「いじめの重大事態に関するガイドライン」を完全に無視したに等しいその姿勢を厳しく批判しています。

この記事の著者・阿部泰尚さんのメルマガ

「それで?」重大事態いじめの対応を拒否する中学校長の無知蒙昧

2022年2月1日付、静岡新聞に湖西市の市立中学校で生徒を無視するなどのいじめがあって、第三者委員会を設置していることが31日までにわかったという主旨の記事があった。

いじめの発覚は、令和元年(2019年)5月の事である。

静岡県湖西市の市立中学校に通う元気で真面目な女子生徒が、何の前触れもなく、卓球部で無視をされはじめた。

無視は仲間外れに発展し、「存在の無視」まで進む。

当時の写真などをみるとそれは明らかで、仲の良かった期間は、それぞれの距離感が近くみんな笑いあっている様子が見受けられるが、いじめが始まった以降は、写真の中での距離感は大きく離れているし、笑顔はない。卓球の団体戦では、掛け声や応援声援が行われるが、被害女子に対しては、声援も掛け声も無しという異様な空気であった。

当初教員らは、これをいじめとは見ていなかった節が強い、記録によれば、スクールカウンセラーからいじめであると進言され、いじめであると再認識したようだ。

主体となる加害行為を行っていた生徒は、被害側が収集した記録によれば、「(校長)精神的な治療が必要な子」だと表現されている。人間関係を支配的に上下関係として結び、自己の欲求のままに他人を貶める傾向が強く、被害生徒へは苦手意識があって、いじめ行為をしていたというのだ。

また、被害生徒が部活に行かなくなったり、不登校の状況になるや、すぐに下級生にターゲットを変え、新たないじめを行っていたという証言もある。つまり、常習的にいじめ行為を行っていたのだ。

現在はその心理的被害の深さから軽微とは言わない「無視」

頻発するいじめの項目として、「無視」「仲間外れ」は代表的なものとなるが、これまで、「軽微ないじめ」とされてきた(まだその傾向は強いが)。

しかし、近年、その行為は軽微に見えても、その被害は、個人差はあまりなく心の傷が深く、修復不能となるケースが目立ち、軽微ないじめとして捉えるべきではないと考えられるようになってきている。

大人の世界で生き、子ども時代の事を忘れている大人には思い出しにくいであろうが、想像するとしたら、会社で存在がなかったものとして扱われ、家庭に帰っても誰も口もきいてくれなければ孤立させられる状態になり、食事も自分の分はなく、外食も一緒にはいけない、お風呂に入ろうとしても湯船の水は抜かれ、何かをするたびに舌打ちをされる。SNSでつぶやいても、誰も閲覧しておらず、LINEで連絡しても既読すらつかない状態を想像してほしい。

無視というのは、その存在を否定するメッセージであり、極めて残酷な行為であるのだ。

この記事の著者・阿部泰尚さんのメルマガ

 

平手友梨奈の“映画撮影バックレ”に漂う末期感。佐藤健の意味深フォローに記者が感じた最悪の可能性とは?

突然の事務所移籍や映画『ムーラン・ルージュ』の撮影ドタキャンが週刊誌で報道され、様々な憶測を呼んでいる元欅坂46で女優の平手友梨奈(21)さん。身勝手な行動により多大な損失を被った撮影現場は怒り心頭、多額の損害賠償請求に繋がる恐れも指摘されています。そんな中、映画でW主演の佐藤健さん(33)が口にしたとされるのが、「来ないんだったらしょうがないっすね」の一言。佐藤さんは一見、平手さんをフォローしているようにも見えますが、その真意とは?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが深読みします。

平手友梨奈は「ドタキャン」ではなく「逃げ出した」?

『週刊文春』が、蜷川実花監督で佐藤健とW主演という映画『ムーラン・ルージュ』を、平手友梨奈がドタキャンしたと記事にしています。

以前から気難しい感のある平手の話は伝え聞いてはいましたが、21歳のまだ“駆け出し”という表現を使ってもおかしくない女優が実に大胆なことをしましたね…驚きです。

『ムーラン~』は2001年にユアン・マクレガーとニコール・キッドマンで製作されたリメイク版だそうで、平手はニコール演じたトップダンサーで高級娼婦の“サティーン”を演じる予定だったといいます。

この記事を読んだ私は“事前に準備はしていたものの、現場に入って私には無理と逃げ出した”と感じましたが皆さんはいかがでしょう。

映画やドラマの撮影現場をたくさん取材している者としては、役者のこの手のトラブルは表立っていないものも含めて度々耳にする類いのものだと言えます。

少し前、戸田恵梨香のドタキャンがテレビ関係者の間でちょっとした話題になったこともありましたが、私がドタキャン騒動で強く印象に残っているのは、4年程前の満島ひかりの『ロミオとジュリエット』です。

体調不良とか、スケジュールの都合とか、“満島が最後まで演じられる自信が持てないと言っている”とか、真相は闇の中ですが、自分からジュリエットを演じたいと企画を持ち込んだのにも関わらず、突如降板を言ってきたという騒動でした。

結局この『宮藤官九郎版 ロミオとジュリエット』は森川葵がジュリエット役で初舞台を踏んだ作品になったのですが、当時独立したばかりの満島に対して“嫌な事はやりたくないと正直に言える女優”と称える反面、“わがまま”とか“周りに誰も止めることのできる人間がいないからやりたい放題”等、様々なことが付いて回ることになってしまいました。

2017年の東京国際映画祭で蜷川実花が撮ることになっていた他3人の女優たちと一緒のポスター撮影を、“満足できない”と撮り直しさせた話も、私の中では記憶に強く残っている話です。

この東京国際映画祭では、開幕セレモニーで予定されていた“女優4人が揃ってのレッドカーペット上でのインタビュー”という企画も、満島は直前になって断ってきたとも言われています。

役者でなくとも、誰しも自分が好きな事だけして生きていけるものではないと多少の妥協や我慢をしながら仕事をしているものだと思うのですが…彼女には少しの妥協も我慢ならないことなのでしょうか…。

ドタキャンといえばもうひとり、真木よう子も忘れてはいけませんね。

2018年に公開された広瀬すず、篠原涼子等が出演の『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で“体調不良”を理由に出演を降板した真木にも様々な別な理由が報じられたことがありました。

まぁ2017年7月期の『セシルのもくろみ』を、主演でありながら突如収録をキャンセルしたり、同ドラマの打ち上げパーティから途中で抜け出し“行方不明”になるような女優さんですから、満島と同じく良く言えば感性が鋭く、悪い言い方をすれば一般常識に欠けると言われてしまってもしょうがないような気がします。

佐藤健のフォローが「本当は怖い」理由

さて、冒頭の平手の騒動ですが、記事には“2日目から現場に来なくなり…”とあるということから、クランクインの初日は姿を見せているものだと解釈できますよね。

ということは、初日の現場で何かドタキャンの原因があったということでしょうか。

それがスタッフなのか共演者なのか監督なのかはわかりませんけれど。

この記事でもうひとつ気になったのは、蜷川組のスタッフの前で、平手が来ない事に対して佐藤が“来ないんだったらしょうがないっすね…”と吐き捨てたという下りでした。

佐藤は、周りのスタッフたちの空気感がしっかり読める役者ですから、そんな彼が蜷川組スタッフの前でこんなことは絶対に口にはしないだろう…と思うのですが…。

蜷川サイドの今後のリアクションも気になりますが、『BTS』や『ジャスティン・ビーバー』が所属する事務所に移籍した平手のこれからも気になるところです。

海外に目を向ければ、日本とは比べものにならない程の契約社会ですから、ドタキャンなんてもってのほかで、多大な賠償金や保証金が発生する事や、最悪2度と現場に復帰が許されないなんてことにもなりかねない世界です…重々ご承知だとは思いますけれど。

来年からの平手の活動が楽しみです。

【関連】中居正広「オペ室激震」報道の重い意味とは?「病気は7掛けが業界ルールのはず…」芸能記者も衝撃。いま木村拓哉こそが“希望の光”か

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 左 佐藤健オフィシャルサイト 右 平手友梨奈オフィシャルサイト

中朝露の脅威に反応。日本の防衛力増強は海外でどう報じられたか

12月16日に閣議決定されるや、国論を二分する事態を引き起こした安全保障関連3文書の改定。この歴史的な大転換は、海外ではどう受け止められているのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、アメリカの外交専門誌に掲載された記事を翻訳し紹介するとともに、自国の政策が海外からどう評価されているかを認識する重要性を訴えています。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

 

外交専門誌フォーリンアフェアーズが論ずる日本

当然ですが、日本で話題になっている問題が、必ずしも世界で話題になっているわけではないです。

最近の日本の防衛力増強の問題について世界は注目しているのでしょうか?

岸田首相は防衛力の強化に向け、2027年度に防衛費と関連経費の合計を現在の国内総生産(GDP)比2%とする方針を示しました。また敵基地反撃能力を持つことも示唆しています。

12月16日、自民・公明両党はその防衛費増額の財源のための増税などを入れた税制改正大綱を決定しました。

これについて世界的な権威のある外交専門誌フォーリンアフェアーズが論じていますのでご紹介しましょう。

2022年12月23日「アジアの脅威の高まりは、東京に防衛のタブーを捨てさせるか?」、ジェニファー・リンド氏の寄稿です。

How Asia’s Rising Threats Convinced Tokyo to Abandon Its Defense Taboos

12月16日、日本は数十年にわたる軍事抑制政策の劇的な変更を承認し、「普通の」世界の大国となるための大きな一歩を踏み出した。

 

新しい国家安全保障戦略の下で、日本は軍事費を倍増させ、今後5年間で3,150億ドルを防衛予算に追加するだけではない。また、敵地への報復攻撃を可能にする新たな「カウンターストライク(敵基地攻撃)」能力を開発し、これまでの方針から大きく転換する。

 

これに対して、北京やその他の国の評論家は、日本は暗い過去の軍国主義に戻りつつあると非難するだろう。これは誤りである。

 

日本は責任ある地球市民であり、統治、開発、技術、芸術、文化において世界をリードしている。今回発表された変更にもかかわらず、日本の安全保障政策は引き続き日米同盟に軸足を置いている。

 

日本は、軍国主義に乗り出すどころか、地域の脅威の高まりに対して、大きなためらいの末に反応しているのである。

 

米国とそのパートナーから見れば、日本の新しい国家安全保障戦略は称賛に値する。巨大な経済・技術資源を持つ平和国家が、地域の安全保障への貢献度を高めようとしているのである。

 

日本の歴史的転換の背景には、アジアにおける新たな変化がある。中国は、通常兵器と核兵器の大幅な増強に取り組んでいる。中国の航空機や軍艦は、日本の領海や日本との間で係争中の島の周辺に頻繁に軍事侵攻している。

 

北朝鮮も脅威を増している。ミサイル発射実験のペースを上げ、2019年にはこれまでの最高だった26回から、今年は86回を実施した。日本の市民は、北朝鮮のミサイルが領空を通過する際、悲鳴のようなサイレンと避難を促すアナウンスを聞くことに慣れてきている。

 

ウクライナ戦争もまた、日本人の認識を変えた。世論は対ロシア制裁の取り組みを強く支持し、ウクライナの侵攻に対する防衛の成功は、起こりうる侵略に対する軍事的備えの必要性のメッセージを強く印象づけた。

 

こうした脅威の高まりは、日本政府に安全保障政策の歴史的な変更を迫っている。

 

まず新しい国家安全保障戦略では、今後5年間で防衛予算をおよそ2倍にする予定である。日本は現在、防衛費に540億ドルを費やしているが、このシフトによって2027年までに800億ドル近くまで増加することになる。これは驚くべき変化である。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ