世界はどこへ向かうのか?新型コロナウイルスの次のフェーズとは

米ジョンズ・ホプキンス大学によると、新型コロナウイルスの感染者数は1日の時点で、世界で1030万人を超え、死者数は50万に達しています。終息が見えない中、この先どうなってしまうのでしょうか。そんな新型コロナウイルスの次のフェースについて、新聞各紙がどう伝えたかをジャーナリストの内田誠さんが、自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』で解説します。

新聞各紙が取り上げた、新型コロナ問題「次」のフェーズ

【ラインナップ】

◆1面トップの見出しから……。
《朝日》…コロナ 新興・途上国で猛威
《読売》…養育費不払い解消 法整備
《毎日》…生死分けた居住地区
《東京》…マイバッグ 浸透なるか

◆解説面の見出しから……。
《朝日》…流行変遷 4月欧米 6月中南米
《読売》…感染者急増 緩和が招く
《毎日》…WHO三重苦
《東京》…無防備なフロリダ

【プロフィール】

新型コロナウイルス感染拡大は新しいフェーズに入ったということでしょうか。どんどんニュースの幅が広がっていくように感じられます。「次」を予感させるような記事を中心に、拾い上げていきます。

■3人の大統領と新型コロナ■《朝日》
■対外支援の目的■《読売》
■混乱のジンバブエ■《毎日》
■邦楽の危機■《東京》

3人の大統領と新型コロナ

【朝日】は1面トップと2面の解説記事「時時刻刻」に、新型コロナウイルス感染拡大の現状とこれからについての総論的な記事を配している。見出しから。

(1面)
コロナ 新興国・途上国で猛威
世界の死者50万人 感染者1000万人
新規感染の75%

(2面)
流行変遷
4月欧米
6月中南米
脆弱な医療 感染対策に壁

まず【セブンNEWS】の第1項目を再掲する。

感染者の累計が世界で1千万人を超え、死者も50万人を超えて、新型コロナウイルス感染拡大が止まらない。6月に入り、新興国・途上国の感染者累計が欧米先進国を上回り、現在、毎日の感染者新
規確認数の約75%が新興・途上国のものと、局面が転換した模様。

累計の感染者数で「新興国・途上国」が「先進国」(36カ国)を上回り、一日あたり約17万人の感染が確認されているうちの75%が「新興国・途上国」の事例だということ。

WHOのテドロス事務局長が「世界は新たな、危険な局面に入っている」と言う背景には、感染が拡大している国(中南米など)では大都市周辺にスラム街があり、貧困層が密集していること、医療体制も貧弱でマスク着用などの予防法も十分には伝わっていないこと、病院でさえ手洗い場が整備されていないような劣悪な衛生状態(インド)が放置されていること、さらに、6月に入ってからはレストランなどの営業が再開されて感染者増に拍車が掛かっていることがある。

2面には4月と6月の感染状況を示す世界地図が並べられていて、4月の欧米に代わって6月には中南米が感染の主役に躍り出たということがわかる。

もしコロナ禍で地震や水害が起きたら?マンション住民の心構えは

今年も全国各地に被害をもたらしている、記録的な豪雨。水害には比較的強いと言われるマンションですが、ウィズコロナ時代においてはどのような対策を講じる必要があるのでしょうか。前回の「最悪の場合『汚物』地獄も。災害時のトイレで起こる悲惨なケース」に続きマンション管理士の廣田信子さんが、自身の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』で震災対策を含め考察しています。

コロナ禍での震災、水害対策は?

こんにちは!廣田信子です。

今、マンションにおける災害対策もたいへんです。2年前ぐらいまでは、防災と言えば、地震対策が中心でしたが、この1、2年、集中豪雨による水害、巨大台風の風害等にマンションも直面するようになり、水害対策、風害対策も考える必要性が生じてきました。これらは、被害の発生の状況も、備え方も、被災後の対応も、まったく異なりますので、それらを、ごちゃごちゃにしないようにして、それぞれに対して備えるというのはたいへんなことです。あらゆる災害に対しての備え…というセミナーの講演依頼を受けると、とても話し切れませんから、結構苦労していました。

でも、災害は、想定外であることの方が多いし、日々、防災のことばかり考えて暮らしている訳にもいかないので、すべての災害に100%備えることは不可能です。ですから、住民が防災意識を高める機会を作りながら、いざとなったら、自然に助け合える人間関係をつくっておくことが一番重要。集まって暮らしているマンションは距離が近いので、いざとなると心強い住まい方。ということを伝え、住民が力を合わせて乗り切った事例をお話しするのですか…新型コロナウイルスが、その一番重要な「力を合わせる」…というところを危うくしてしまいました。それどころか、感染症の拡大という新たな「災害」にどう備えるかという課題も突きつけられています。3.11に書いた私の記事「コロナ危機の今、大地震が発生したら…」の心配は、つねに頭にあります。さらに、これからのシーズンは、コロナ禍の中での水害対策も考えなければなりません。

水害対策と言えば、「避難指示」の出し方、受け取り方がいろいろ問題になっています。結論から言うと、どんなに自治体から避難所に避難するようにという通知が入っても、マンション住民はマンションに留まった方が安全だと思います。

避難所に地域住民全員が入れるようなキャパシティがないことは明らかです。入れる避難所を探して彷徨うことにもなりかねません。自治体は、特定の地域に対して、戸建てに住んでいるか、マンションの中高層階に住んでいるか…なんて関係なく、一斉に「避難指示」を出します。それは致し方ないのです。

ですから、各マンションで、ハザードマップを確認して、最悪の時は、どこまで水が来るかを想定した上で、「避難指示」があってもマンションに留まる。もし、1階が水没の可能性があるのであれば、1階住民には、早めに、安全な知り合いの家に避難してもらうか、間に合わない場合は、マンションの上の階に避難できる場所を確保する。ということを、きちんと方針として決め、マンション住民に伝えておいた方がいいのです。地震と違って、水害の発生は事前に予想できますので、早めの各自の対応が何より重要になります。

昨年の台風19号のときは、かなり広範囲に「避難指示」が出されました。フォーラムでも、「避難指示」が出て避難所に行っても、とても避難所に入れるキャパシティがなかった…という話がありました。マンション住民も「避難指示」に従って行動したのです。こういった状況はいたるところで見られました。マンションの1階に暮らす車イスの方が、「避難指示」が出て、雨の中、かなり距離がある避難所に向かうという危険な状況を体験したという話も聞きました。自分のマンションの上の階に避難する方が、ずっと安全だったのに…です。

しかも、ぎゅうぎゅう詰めでも入れなかった避難所です。コロナ禍の今は、入れる人数もぐっと限られます。避難所は、他にどうしても方法がない方のためのものと割り切って、安全なところに住む親族や友人の家に避難するマンションの上階にある集会室や住戸に避難する…ことをまず考えるべきです。

コロナで露わになった夫と妻の「衛生観念」バトルを解決する方法

ひとつ屋根の下で暮らす家族であっても、衛生観念はそれぞれ違うもの。とは言え新型コロナウイルスを予防しなければならないこのご時世、その観念が「ゆるい」メンバーに対して不満を持っている方も多いようです。家族全員が健康で、しかも仲違いせずに暮らしてゆくためにはどのような手を打つべきなのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、その具体的な解決策を提示しています。

衛生観念

さて、本日は新型コロナ下で露わになった家庭内の違いのお話。

新型コロナで家族がずっと一緒にいることが多かった今年の春。いつもなら気にならない、気にせずに済んでいた家族のクセや行動が目に付くようになった季節でもありました。

その中でも、深刻度が高いものが

  • 衛生観念の違い

だったようです。

  • 清潔なタオルやハンカチを持っているか
  • 帰宅したあと手を洗うのか
  • スマホやバッグを除菌シートで拭いているか
  • 使ったティッシュをゴミ箱にすぐ捨てているか
  • トイレをキレイに使うか

などなど。フツーのときでも、問題になりそうなモノばかりですが新型コロナ下では、これが健康問題に発展してしまったのでしょう。

そして、一般的に言って

  • 女性の方が男性より衛生観念が高い

んですよね。逆に言うと、男性の方が

  • 汚くても気にしない(~0~)/~

ということです。ま、まあ、その、肌感覚として納得できるし分かる気がしますよね…。そのため、衛生観念の違いというのは

  • 男性は、女性から注意されてばかりでウザく感じる
  • 女性は、男性がアバウトでテキトーすぎてイライラ

という構図になっているってことですね。

…あれ?どっかで見たような構図ですよね。そう、

  • 家事全般

で同じようなことが起きていますよね。食事の後片付け、掃除洗濯物のたたみ方…もう、こればっかなんじゃないでしょうか。違うのは、この衛生観念の違いが

  • 新型コロナ予防に関係している

ことでしょう。なので、女性のイライラはいつもより強くなってしまいます。まあ、新型コロナがあるにせよ、染みついた衛生観念はそう簡単に変えられないものではあるでしょう。なので、ここは

  • はっきりルールを決める

ことです。どんなに対策してもリスクはゼロにはなりません。また、家族が守れないほどの厳しい対策を強要しても、継続できやしません。その意味で衛生観念の高いメンバー(たいていは女性でしょう)が

  • 多少緩めに設定する

必要があると思います。ま。逆に言えば、他の家族たちにしてみれば

  • 多少厳しめ

だということです。これを妥協と言うんでしょう。そして

  • 決められたルールはキッチリ

守ることです。それが感染リスクを下げることにつながりますし、なにより

  • 家族関係が安定する

からです。衛生観念の高いメンバーは、家族全員の健康を心配していて、本人自身も不安を感じているのです。それを宥めて安心させてあげることは、仲良く健康に暮らしていくために大切だと思うんですよ。

ちなみに我が家。

  • 帰宅したら手洗
  • 外出先の屋内ではマスク必須
  • 出張先ではアルコール除菌
  • 帰宅後にバッグを除菌シートで拭く

くらいがルールです。このくらいならみんなが守れるからね。

感染症予防には、ウィルスに触らず持ち込まないこと。古典的に思えてもこれが一番効くらしい。決めたルールはみんなで守りたいですね。

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ゴルフレッスン歴35年のプロ伝授、実力が分かるスコアカード記入法

約4カ月遅れで女子ゴルフの今季国内ツアー開幕戦が行われるなど、ようやくゴルフを楽しめるようになってきました。屋外の緑あふれる広大なコースを回るのはとても気持ちが良いものです。久々にゴルフを楽しむ方も多いと思いますが、そんな人たちに読んでほしいのがメルマガ『尾林弘太郎のロジカルゴルフ(R)~実践スコアアップ進学塾』。レッスンキャリア35年、常に現実的&実践的指導を行う尾林弘太郎さんが、スコア向上のアドバイスをわかりやすく解説してくれます。

テーマ「スコア分析の習慣をしながら練習課題を探す」

ゴルフのスコアアップを目指す時に考えてほしい事柄があります。それは…プレイ内容になります。

現在、平均スコアが「100」のゴルファー、「90」のゴルファーなど、それぞれのレベルにいる事を理解する必要があります。また、同じ「90」でもゴルファーによってプレイスタイルが異なる事を理解してください。

例えば、「90」の中に「平均4ペナルティー」が含まれているゴルファー!
ショットは良いのに「パット数が多い」ゴルファーなど100人いればタイプは100通りです。しっかりと自分のプレイと向き合い、冷静に分析する技術を身に付け、そこから効率的な「練習課題」を探す習慣を身に付ける事がレベルアップの近道を可能にします。

自分の実力を知る

いきなりですが、これから紹介するデータを確認してほしいと思います。これは私が昨年、生徒さんのラウンドレッスン同行プレイでの10ラウンド毎のスコア集計になります。

●2019年6/30~8/10(10ラウンド)平均

スコア 75.1打 ペナルティー 0 アプローチ&ガードバンカー 9.1打
パット30.3打 ショット 35.7打 バーディー数 1.7個
ガードバンカー1.2ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率33%
パーオン9.8ホール ボギーオン7.7ホール

●8/20~11/14(10ラウンド)平均

スコア 76.3打 ペナルティー 0.2打 アプローチ&ガードバンカー 8.9打
パット31.2打 ショット 36.1打 バーディー数 1.6個
ガードバンカー1.0ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率40%
パーオン9.8ホール ボギーオン7.6ホール
11/17~2/10(10ラウンド)平均
スコア 77.3打 ペナルティー 0.5打 アプローチ&ガードバンカー 10.5打
パット30.3打 ショット 36.5打 バーディー数 1.2個
ガードバンカー0.5ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率40%
パーオン8.7ホール ボギーオン7.9ホール

●2/23~4/4(10ラウンド)平均

スコア 78.3打 ペナルティー 0.3打 アプローチ&ガードバンカー 10.1打
パット31.9打 ショット 36.0打 バーディー数 1.1個
ガードバンカー1.6ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率31%
パーオン8.6ホール ボギーオン8.6ホール
4/12~5/29(10ラウンド)平均
スコア 76.2打 ペナルティー 0 アプローチ&ガードバンカー 10.8打
パット29.4打 ショット 35.6打 バーディー数 1.6個
ガードバンカー1.2ホール突入
ガードバンカーから寄せワン率25%
パーオン8.2ホール ボギーオン9.1ホール

私がプレイする 6300ヤード~6600ヤードの距離&ティー でプレイデータなので 生徒さんがプレイするティーに近い距離なので参考になると思います。私の飛距離も紹介したいと思います。15年前に「右肩不全断裂」という怪我もあり、もともと飛ばない私が更に飛ばないゴルファーになりました。

ドライバーキャリー210ヤード
7番アイアンキャリー145ヤード
PWキャリー105ヤード

になります。この 飛距離でも、70台のプレイは十分可能 だという現実を生徒さんに、意識しながらレッスン活動を行っていますので、 私のプレイを参考にしてほしいと思います。

このスコアデータ&私の現実的飛距離を確認して、どのように感じたでしょうか?ゴルフは自分の限界を探す旅だと私は思います。プレイを続けられる健康状態を作りながら常に希望を持って、楽しく練習してほしいと思います。

現在の生徒さんは私より 距離が出る人ばかり ですがゴルフ最大の楽しみは 「18ホールのスコア」 だと感じます。もちろん飛距離も楽しみの一つですが 「スコアの為の飛距離」 という考え方をしっかりと持っていただき練習してほしいと思います。

●HDCP(ハンディキャプ)を理解する

先程のデータ公開から私の平均は76~77くらいではHDCPにするとどのくらいになるのでしょうか?

「76-72=4」だらか・・・・・HDCP4かな?

残念ながら違います。私がHDCPを取得したら「0?プラス1」くらいだと思います。世間的ゴルファーが感じるHDCPは現実とかなり異なりますので簡単に解説させて、いただきます。

HDCPの算出方法を紹介させていただきます。20枚の提出スコアカードから良くない10枚がカットされます。つまり、 良いスコア10枚が採用されます。更にコースレイトなどが修正されてHDCPが決定されます。すべてのカードを提出しても 良い10枚が査定対象 になります。

※「今日はスコアが良いから提出しよう」 規則でカード提出していると、その中で良いスコアだけが査定されます。 (実力以上のよいHDCPが届きます)

現在は競技のスコアを重要査定にしているコースが多くなってきていますので良いことだと感じます。

昨年、ロジカルゴルフに「HDCP5」の生徒さんが入会しました。調査票には「平均82」 と記入してくれました。

82-5=77

HDCP5は「グロス77」が平均ではない ことを、しっかりと理解している素晴らしい生徒さんです。HDCPからそのゴルファーの平均を知る簡単な方法は 「ネットスコア77」。「ネット72」ではない ことを理解してほしいと思います。

ツアープロのHDCPは+4くらいと聞いたことがあります。平均72~73+4ですからネット76~77!ピタリです。

※ネットスコアとは「グロス(総打数)-HDCP」のスコアになります。

ホームコースを持っている読者の皆さんへ

「今日はスコアに、こだわったラウンドをしよう」 と決めたラウンドはすべてのスコアカードを提出するように心がけてほしいと思います。スタート前に練習的ラウンドを決めている時は練習ですから課題集中で!)

そうでないと自分の 「真の実力」 を理解できませんので!
平均100ならHDCP 23くらい?
平均90ならばHDCP 13くらい?だと理解してほしいと思います。

役員報酬トップ10で5人がソフトバンクGにネット「赤字なのに…」

東京商工リサーチが先月25日に発表した「役員報酬ベスト10」によると、上位10人のうち5人がソフトバンクグループの役員だったことがわかった。最高額はソフトバンクグループのマルセロ・クラウレ副社長COOで、約21億1300万円となっている。

ベスト10にズラリと並ぶソフトバンクグループ役員

25日までに報酬額1億円以上で開示された企業と役員は、累計106社、216人。最高額はソフトバンクグループのマルセロ・クラウレ副社長COOの約21億1300万円。2位は武田薬品工業のクリストフウェバー社長の約20億7300万円、3位はソフトバンクグループのラジーブ・ミスラ副社長の約16億600万円となった。

注目はベスト10のうち、半分にあたる5人がソフトバンクグループの役員だったことだ。ソフトバンクグループの佐護勝紀副社長CSOが約11億1000万円で日本人トップ(全体では5位)、ソフトバンクの宮内謙代表取締役社長執行役員兼CEOが約6億9000万円で日本人2位(全体では7位)となっている。

大赤字のソフトバンクグループ

ソフトバンクグループといえば、今年3月期の決算で、1兆3646億円の巨額の赤字になったことを発表。「ソフトバンクは大丈夫なのか? 」とささやかれていただけに、この役員報酬額は少し驚きだ。

【関連記事】
ソフトバンクG巨額赤字1兆円超発表、アリババ創業者「退任」に憶測も
美人アナリストが解説。ソフトバンクが通信会社とは呼べない実態

ちなみに、ソフトバンクグループの会長兼社長である孫正義氏は2億900万円。副社長であるマルセロ・クラウレ氏のわずか10分の1だ。「何で社長よりも副社長の方が報酬が多いのか? 」と不思議に思うかもしれないが、実はこれにはからくりがある。孫氏は報酬とは別に株主配当を得ていて、これがとんでもない金額なのだ。

Forbes JAPANが発表した2020年度版の日本長者番付によると、孫氏の資産総額は2兆1940億円。2億円の役員報酬など、孫氏にとってはどうってことのない金額なのかもしれない。

ヒト感染する新型豚インフル確認。ネット「また中国」呆れと怒り

中国の研究者グループが国内の豚から新型のインフルエンザウイルスを検出し、人への感染も確認されたとBBCニュースAFP通信などが伝えている。研究結果をまとめた論文が29日、米科学アカデミー紀要に掲載された。新型コロナウイルスの収束が見えない中、新たな流行の恐れが不安視されている。

豚インフルエンザのパンデミックの可能性は?

今回報告されたウイルスは、2009年に流行したインフルエンザH1N1に由来するとされ、2016年頃から多くの豚で感染が確認されているという。

注目すべきは人への感染能力を持っているという点で、季節性インフルエンザの免疫では防げないほど感染力が強いとされる。

人から人への感染例はまだないというものの、パンデミックを引き起こす可能性があり、今後注意が必要だ。TBSニュースによると、「中国の養豚業者の間ですでに感染者が一定程度いる」とされ、既に豚から人への感染が起きていることが明らかになっている。

過去には鳥インフルエンザが世界中で大流行

インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型、D型の4種類があるとされ、A型ウイルスは人にもさまざまな動物にも感染する。B型ウイルスは人と人の間でのみ感染が循環し、季節性の流行を引き起こす。一方、C型ウイルスは人とブタに感染する可能性があるが、感染症状は一般的に軽度とされ、D型は牛をはじめとする家畜に感染するという。

近年、動物から人へ感染した代表的なものとしては鳥インフルエンザがある。これは鳥に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスのヒトへの感染症で、世界的に流行したこと過去もある。日本で人が発症した例は確認されていない。

石破でも岸田でもない。自民「内乱」で総理の椅子に座る男の名前

安倍首相の求心力低下に伴い、ますます活発化する「ポスト安倍」を巡る動きについて、前回の記事「自民本部も真っ黒か。仁義なき河井夫妻『広島代理戦争』の深い闇」でその戦いの勢力図を推測した、米国在住作家の冷泉彰彦さん。そんな冷泉さんは今回、自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、「イージス・アショア断念」と「河井夫妻スキャンダル」から浮かび上がる、さらに別の大胆すぎる仮説を紹介しています。

河野太郎、政権奪取戦略に死角はあるのか?

先週のこの欄(「自民本部も真っ黒か。仁義なき河井夫妻『広島代理戦争』の深い闇」で、広島における河井夫妻のスキャンダルを取り上げ、どうにも全体構図が見えないと嘆いたのですが、その際に

  • Aグループ「安倍総理+今井尚哉補佐官+西村康稔大臣+甘利大臣」
  • Bグループ「菅官房長官……河野太郎防衛相?……茂木敏充外相?」
  • Cグループ「検察中枢……石破茂氏?」

のような格好で、パワーが3分裂しているという可能性を申し上げたわけです。その上で、検察と石破グループの淡い連携とか、その結果としてAもBもダメージを受けているという可能性ということをお話しました。

ですが、よく考えてみれば、この仮説は間違っている以前に、全く面白くありません。そこで今回は、全く別の仮説を描いてみることにします。

それは自民党内のグループといっても、

  • 第1グループ「安倍総理+今井尚哉補佐官+河井夫妻」
  • 第2グループ「岸田文雄政調会長+岸田派+拡大宏池会?+広島県議会」
  • 第3グループ「石破茂+クラシックな防衛族+クラシックな地方創生」
  • 第4グループ「河野太郎+菅義偉(影の黒幕)+次官会議」

という分裂です。そして、現在起きていることは、ポスト安倍のカードの中で、極めて有力な3枚を同時に葬るという一種のクーデターという考え方です。

その3枚とはズバリ「安倍晋三」「岸田文雄」「石破茂」という3枚です。もっといえば、河野太郎を軸とした政権構想があり、これに対する対抗馬を一気に消すという政局の流れということです。

まず、河井夫妻の事件ですが、最初は「安倍潰し」の動きだと誰もが思っていたわけです。確かに、河井夫妻は安倍直系であり、特に案里氏を強引に参院広島全県区に押し込んだ背景には、現職であった溝手顕正氏が「アンチ安倍」だったことに対する懲罰的なニュアンスがあったということも知れ渡っています。

ですが、ここへ来て捜査がどんどん進む中では、受け取った県議や首長、市議などもどんどん名前が出ているわけです。その多くは、岸田系の政治家と言えます。ということは、この事件が話題になればなるほど、岸田氏も傷つくことになります。広島は保守王国で、その保守というのは池田、宮沢を生んだ中道実務派の風土ということでは聞こえはいいものの、実際は、ここ30年ぐらいは造船と自動車が空洞化する中で非常に古い体質の組織になっていたようです。

いずれにしても、今回の河井スキャンダルは、ここへ来て「安倍と岸田を一気に潰す」という展開になってきています。

さて、政局に関しての動きといえば、「イージス・アショア断念」という大事件がありました。これこそは河野太郎氏らしい一大パフォーマンスと言えます。そもそも、この「断念劇」が非常に巧妙に仕組まれています。

1)秋田と山口の地元に「もしかするとブースターの落下被害があるかも」しれないので、苦しい決断だが断念ということで、涙まで見せる一世一代のパフォーマンスをやってのけました。これで、地方票、中道左派票に接近する事ができます。

2)その一方で、地上イージスが駄目なら、ミサイル防衛の代替はどうするのかというと、何故か、クラシックな防衛族から「敵基地攻撃能力」という勇ましい話が急に飛び出しています。河野氏は積極関与ではない一方で、議論については流れるままに静観しているようです。

どうしてこのタイミングで「敵基地攻撃能力」などという話が出来てきたのかというと、そこには複雑なポリティクスが存在するようです。まず、北朝鮮サイドからは「南北和解は先延ばし」という強烈なメッセージが来ています。また、アメリカでは、トランプの神通力が急速に低下しており、例えばCIAやペンタゴンが仕組んだと思われる「ロシアがタリバン兵に対して、米兵殺害の報奨金提示」という怪しさ満点の話が飛び出したりしています。

つまり、トランプが「アメリカ・ファースト」の「非介入主義」プラス「独裁者との個人ネゴによる平和」によって、アジアにおけるコミットメントを引っ込めようとしていた動きの多くが、急速に色褪せると同時に、やや時代遅れのバイデンによる「もう一度世界の警察官、もう一度冷戦構造」といったクラシックな演歌メロディーが聞こえる状況にもなって来ているわけです。

世界的プログラマーが日本社会に警鐘「このままだと8割が負け組」

これまでの私たちの働き方を一変させた、新型コロナウイルスの流行。それまで遅々として進まずにいたリモートワークも、相当数の企業で導入されるに至りました。この潮流はコロナ後も続くのでしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では著者で世界的エンジニアの中島聡さんが、コロナ後に起こる労働と社会階層の変化を予測。さらに日本が今のまま変わることがなければ、「8割が負け組」という社会が到来すると警告しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

コロナ後の世界:社会階層

コロナ後の世界が実際にどうなるかを予測することは簡単ではありませんが、ロックダウンにより半ば強制的に始めることととなったリモートワークの結果、多くの企業がオンラインツールを使い始めたことにより、三つのことは確実に起こると思います。

一つ目は、「時代遅れな慣習の淘汰」です。多くのオフィスには、定例ミーティング、稟議書、判子、ファックス、付き合い残業など、何年も前から消えずに残っていた「不必要な慣習」がたくさんあります。リモートワークにより、その手のものがなくても十分に業務がこなせることが明確になり、業務の効率化が進みます。

同時に進むのは「職務の明確化」です(これが二つ目)。全員がオフィスで働いていれば、誰が何をすべきかを前もって明らかにしなくても、「団体責任」の名の元で、「忙しそうな人を手伝う」とか「一部の人たちが頑張ってしまう」などの方法で、なんとかなってしまいます。

しかし、リモートで働くとなれば、「誰が何をすべきか」を前もって明確にしておくこと、そしてそれぞれの仕事の進捗状況を把握することがより重要になります。

その結果として起きるのが、個人の能力・生産性の可視化です(これが三つ目)。一人一人に与えられた責任が明確になり、かつ進捗状況が把握できるようになると、従来のように「忙しそうにしている・残業している」だけでは評価に繋がらず、純粋に職務をこなす能力・生産性で評価されるようになります。

私はこれが、社会の一層の二極化を進めると見ています。

こんな世界でピラミッドの頂点に立つのは、基本的には、下の三つのカテゴリーのいずれかに当てはまる人です。

  • 資本家
  • 経営層
  • 専門職

資本家は特別な存在ですが、経営層と専門職に要求されるのは、専門的な知識と経験で、価値を生み出し続けることを期待されています。明晰な頭脳だけではなく、勉強し続ける姿勢もとても重要で、(自らが資本家になるまでの間は)常に走り続けることを要求されます。

微妙な立場に置かれるのが、下の三つのカテゴリーに属する人たちです。

  • 営業
  • 広告・宣伝
  • 管理職

コロナ後の世界でも、こういった業務は重要ですが、これまでの人間関係や勘だけに頼ったスタイルから、データやツールを活用したものに大きくシフトすることは明確なので、そこで力を発揮できる人と、そうでない人に別れていくと思います。とは言え、全てがデジタル・ツールに置き換えられるわけではないので、そこが面白い点でもあります。

コロナ後の世界で、もっとも大きな影響を受けるのは、下の二つです。

  • 事務職
  • サービス

特に単純にデータを入力する、書類を処理する、管理業務をする、帳簿を処理するなどの定型業務は、もっとも自動化がしやすい分野なので、それにリモートワークが重なると、大きな進化圧となって、リストラが進むと思います。逆にそこがちゃんと節約できない会社は、競争力を失って行くと思います。

ウェイター、ウェイトレス、レジ、窓口、などのサービス業務には、すでに十分な進化圧がかかっていますが、接触を減らすためにレジや窓口の自動化はさらに進むでしょうし、一部では無人店舗やロボットの導入も進み始めています。

日本人の8割が加入する生命保険はムダだらけ。対策すべきは不慮の事故より長生きリスク

現在、新型コロナウイルス問題の発生によって、多くのサラリーマンが収入減少に見舞われたり、勤務形態の変更を迫られたり、といった状況なのではないでしょうか。このような時に威力を発揮するのが、家計簿の見直しです。家計簿と聞くと、一瞬、地味な作業のように感じられるかもしれませんが、実はもっとも即効性があり、効果は抜群です。本特集で、その威力の一端をお見せしたいと思います。(俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編

※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編』2020年6月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

最初に食費や娯楽費を削ると挫折する

今回は「家計簿診断」特集をお送りします。本日は、独立系FP(ファイナンシャルプランナー)にしてFAN GLOBAL SOLUTION PTE. LTD.の専属コンサルタントを務める梅原将志さんからお聞きしたお話をもとに、家計簿診断のコンサル現場を再現していくことにしましょう。 ※筆者注:本記事は、梅原さんへの取材をもとに、筆者(俣野)が適宜内容を補って執筆しています(話者の敬称略)。

【ポイント】2019年、日本人の平均寿命は過去最長を更新

今回、支出の見直し項目として取り上げるのは「生命保険」についてです。 支出の見直しをする際に、多くの人が思い浮かべるのが「食費や娯楽費を節約する」ということでしょう。

確かに、目に付きやすいのは事実ですが、ここにいきなり着手すると、かなりの確率で挫折します。生活の満足度を下げやすく、欲求不満になりやすいからです。

支出を見直すコツとしましては、「もっとも痛みを感じることが少ないものから削減する」ことが挙げられます。 特に、毎月かかってくる「固定費」を見直すことは効果が高く、お金が手元に残るようになると、自然に「もっと他に削減できるところはないか?」と考えるようになります。

そういう意味では、保険が一番取り組みやすいのではないかと思う次第です。

国民の8割が加入する「生命保険」から見直そう

生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は、平均して男性が81.1%、女性が82.9%となっています。

年齢別に見ると、40代の加入率がもっとも高く、男性が91.0%、女性が89.0%という結果になっています。保険の加入率でいうと、前回の調査時(2016年)よりも男性が0.5ポイント、女性は1.6ポイント、それぞれ増加しています。
※参考:「生活保障に関する調査」 – 公益財団法人 生命保険文化センター

一方、国税庁の「平成30年(2018年)分民間給与実態統計調査結果」によると、サラリーマンの年収が6年連続で増加していることが明らかになっています。
※参考:平成30年分民間給与実態統計調査結果について – 国税庁

それにも関わらず、生命保険の加入者が増えているというのは、それだけ将来に対して不安を感じている人が多い、ということの表れなのでしょう。

本特集で取り上げるのは、シングルファーザーのKさん(35歳)の事例です。 地方にお住いのKさんは、車の製造工場に勤めながら、小5と小3のお子さんを育てています。

実家の近くに移ってきた際に、以前の勤め先を辞めざるを得ず、現在は非正規雇用となっています。

ここ数年、Kさんのお父さんの体調が優れないため、子どもを完全に両親に任せることができません。

子どもがいるので残業ができず、収入は月20万円ほど。ただ、そこに子どもの児童手当と児童扶養手当が加わるので、収入は総額で月30万円弱あります。

Kさんが不安を感じているのは、「自分に万一のことがあったら、子どもたちはどうなるのか?」ということ。両親も年老いてきており、将来のことを考えると、気が気ではありません。

池田教授がせっせと育てても、朝の食卓にキュウリが並ばないワケ

新型コロナウイルスの感染拡大により外出自粛が続き、家で料理をするようになったという人が多くいます。そして、料理の食材を調達するために、家庭菜園に精を出す人も。CX系「ホンマでっか!?TV」でおなじみの池田教授も、家で過ごす時間が増えて、野菜づくりを楽しんでいる1人です。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、栽培しているキュウリとナスにちなんだ豆知識や思い出の味について綴っています。緑のキュウリがかつては黄瓜と呼ばれていた理由を知っていますか?

老人閑居して野菜を作る

コロナ騒ぎが始まった頃は、講演も会合も皆、中止になってしまい、毎日、昆虫標本の整理をしていたが、少しは外に出ないといけないかな、と思って、庭で畑仕事をすることにして、キュウリ、ナス、トマト等の苗を買って庭に植えた。

畑を耕し、新しい野菜の培養土を入れ、元肥を投入し、苗を植えて水やりをして、花が咲いて実が付くのを楽しみに、毎日雑草抜きをしたり、トマトの芽欠きをしたり、キュウリ用のネットを張ったりしていた。品種改良した野菜は、人間の好みに合わせて無理に作ってあるものだから、病害虫に弱く、面倒をみないとあっという間に、うどん粉病になったり、アブラムシが付いたり、ウイルスにやられたりする。

キュウリはインド北部が原産地で、ナスはインド東部が原産地らしい。日本に渡来したのは古く、奈良時代から平安時代だと言われている。1200年以上も前である。江戸時代まではキュウリは熟したものを食べるのが普通だったようだ。熟したものは黄色くなり、黄色の瓜ということで黄瓜と呼ばれた。当時の文人たちには評判が悪かったようで、徳川光圀や貝原益軒は小毒があって体に悪いと酷評している。江戸時代の末期に、未熟なうちに食べれば、瑞々しく歯ごたえが良い品種ができて、一気に人気野菜になった。

自宅の庭で作っているのは四葉キュウリ(スウヨウキュウリ)とミニキュウリだ。四葉キュウリは太平洋戦争末期に朝鮮(当時は日本が占領していた)から入ってきたもので、元は華北で栽培されていたものだ。イボイボと皺が特徴で、長くなる品種(食べごろが25~30cm)で、折れないで出荷するのが大変らしく、スーパーにはあまり売っていないが、家庭菜園では人気品種らしく、園芸店では沢山の苗を売っている。食べ応えがあって食感も良く漬物には向いていると思う。30cmにも育ったキュウリを収穫する時の満足感が何とも言えない。

ミニキュウリの多くは近年になって大手の野菜メーカーで作られたもので、沢山の品種がある。次々と実が生って一日に何本も収穫でき、これはこれで楽しい。獲れたてのキュウリにみそを付けて、昼間からビールを飲むのは、隠居爺に許された快楽である。勤めているとそうはいかない。すまじきものは宮仕え、ってね。まともに宮仕えしたことがないので、偉そうなことは言えないけどね。