軍事アナリストが「支那」呼称問題に終止符。一流の国が使用せぬ訳

石原慎太郎氏が意識的に使用し政治問題化した例など、時折起こる「支那」という呼称に関する議論。呼称の正当性を議論するのではなく、その呼び方を避けるようになった歴史的な経緯を伝えるのは、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんは、好き嫌いがあったとしても、相手が嫌う言葉を使わないのが大人の態度であると、主義主張の前に尊重すべきものがあると述べています。

「支那」という呼び方について

日本の戦後史を調べていて、「支那の呼称を避けることに関する件」という項目を発見しました。

支那という言葉については、中国と台湾が嫌っており、それを承知で石原慎太郎さんなどは「どこがどう悪いのか」と反論し、意識的に使うなど、政治問題化しやすい面もあります。

ここでは、支那という言葉の正当性などを論じるのではなく、戦前戦後を通じて、どんな経緯があったのかを少し勉強してみたいと思います。

日本の敗戦から1年も経たない1946(昭和21)年6月13日、外務省はさきほどの「支那の呼称を避けることに関する件」という通達を全官庁宛に出し、新聞・放送・雑誌など報道機関にも「中華民国の呼称に関する件」を公告しました。

これは、戦勝国となった中華民国の蒋介石総統が「今後は我が国を中華民国と呼び、略称は中国とするよう」と主張したことを受けたものです。このあと、日本政府は学術的な論争の有無にかかわらず、「理屈抜き」に、中華民国側が嫌がる文字や呼称を公式、非公式を問わず、使わないことにしたのです。

もともと支那という言葉は中国語には存在しなかったようで、既に日中戦争の頃には、蒋介石は「日本人は中国を支那と呼んでいる。この支那とはどういう意味であろうか。これは死にかかった人間の意である」と述べています。中国を見下すために日本側が造語したという認識です。中国側には、支那という言葉には中国に対する侮蔑の意味があると受け取る向きが少なくなかったようです。

その一方、戦前の日本にも支那という言葉を使わないでいく方向が生まれていました。1930年代になると日本政府の公文書は「中華民国」という国名を使うようになり、その後、南京政府(汪兆銘政権)の要請を受けて、日本政府は支那という呼称をやめていくことを約束したようです。

このように、既に戦前の段階でも支那という言葉が死語になりつつあった訳で、いま支那という言葉を意識的に使うのは、中国嫌いということを自ら表明している面があるのです。

中国を好きか嫌いかはともかく、相手が嫌う言葉を使わないというのは、日本が一流の国として大人の態度を示せるかどうか、その点を評価するポイントになることは知っておきたいものです。(小川和久)

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感染しそうにない知り合いランキング1位の潔癖な女性が陽性だった衝撃

5月25日現在、日本国内の新型コロナウイルス陽性者数の累計は72万6千人余り。人口比では約170人に1人が陽性判定を受けたことになります。昨年中は周囲で感染したという話を聞かなかった人でも、年末年始の第3波、4月からの第4波で知り合いが陽性判定を受けたというケースが増えているようで、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんもその一人。知り合いの中でも最も感染しそうにないと思っていた女性が無症状感染者となり語った恐怖をリアル伝え、このウイルスに対し持つべき心構えを改めて説いています。

感染者第1号のこと

この1年というもの「コロナ」について随分と書いて来たが、自分の身内や知り合いからは一人の感染者も出ることはなかった。そういう事情もあって、口では「恐い」と言いつつも、心では「危ない」と知りつつも、どこか隣家の大事件のような身近だけど縁遠いもののようにも思えて、下手に近づきさえしなければ巻き込まれることもなかろうと自分なりにおとなしく過ごしてきた。

先週5月17日のことである。ついに私の知り合いに感染者が出てしまった。その人は20代女性、コロナ下にあって猶業績好調な日本屈指の企業グループに勤務している。私とは去年の夏からは完全リモートでの付き合いとなっている。

意外だったのは、彼女が私の中の最も感染しなさそうな人リストにおいて第1位に位置するような人であったことである。というのも彼女はCOVID-19の流行とは無関係に、つまりそれ以前から自他ともに認める潔癖症なのである。例えば、親疎を問わず自分以外の者と鍋料理や大皿料理をつつくことは絶対NGだし、温泉などの共同浴場もダメ、常にアルコール消毒液を携行し、トイレに行けばその度に肘まで石鹸で洗うという徹底ぶりだ。

一応彼女の名誉のために言っておくが、それは決して病的なものではない。清潔好きの極相といった感じで、付き合っていて不愉快に思うところは一つとてない。むしろ、きれいに整理されたカバン(女性は男性より遙かに持ち物が多い筈)や整然と片付けられたデスク(彼女の職場では稀有)など、見ていて気持ちのいいところの方が目立つくらいだ。

今のところ、同社・同棟・同階・同部署での感染者は彼女ともう一人らしいが、時差通勤とリモートワークの併用などにより、その人とは所謂(現行保健所定義における)濃厚接触にはならないようなのだ。頼みのアプリを見ても何も示すところはなく所謂感染経路不明ということになるのだそうである。

そもそも、彼女もその同僚も会社が新規プロジェクト等に合わせて行っている検査でたまたま陽性と分かっただけで何の症状もないと言う。それでもどうしようもなく恐いと言う。まったくの無症状でも、である。

自分が陽性と判明した瞬間、彼女の心を暗く支配したのは「誰かにうつしたのでは」という恐怖であった。こういう場合、自分が無症状だと却って罪悪感が増すような気がするらしい。不幸中の幸いで名前の分かる範囲での接触者に新たな感染者はいなかったようだが、だからといって安堵できるものでもない。経路も分からず向かって来たものが、どの経路をたどって去って行ったかなどおよそ分かるものではない。「どこかで、誰かが…」これを思うと夜も昼も眠れないと言う(因みに今は自宅待機中)。

大手新聞の医療情報サイト元編集長がコロナワクチンを打つと明言した訳

先日掲載の「絶望に次ぐ絶望。ワクチン予約システムがクソゲー状態という悪夢」では、母親の代わりに引き受けた新型コロナワクチン予約の模様をレポートしてくださった、iU情報経営イノベーション専門職大学教授の久米信行さん。そんな久米さんは今回、メルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』で、新型コロナに対して自然免疫で立ち向かうつもりでいた自身が「ワクチンを打とう」と思うに至った過程を克明に記しています。

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「ワクチンってどうなの?」

みなさんの身内で、もうワクチンを打たれた方はいますか?

みなさんはワクチンを打たれるつもりですか?

ゴールデンウイーク初日の5月1日に悪夢のようなワクチン接種予約体験を味わったのですが、おかげさまで、先週、老母は無事ファイザーの第1回ワクチン接種を終えることができました。

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地元の病院の前に、ちょうど空地だったところがあり、そこが駐車場を兼ねた接種会場になっておりました。母曰く、10人ぐらいの親切な看護婦さんが応対してくれて、接種自体はあっという間に終わったようです。

心配していた2回目の接種予約は、その場で3週間後の予定が決められ、予約用紙をもらえたそうで、ほっといたしました。もうあの4時間以上もパソコンとスマホで予約をしてはエラーとなる辛い目に遭うことはないのです(はてさて自分の予約時はどうなることやら)。

もともと、母は、インフルエンザのワクチンで調子が悪くなったこともありました。それ以来、ワクチン嫌いになり、当初は今回のワクチンも打たなくてよいとも言っておりました。しかし、日々恐ろしいニュースをワイドショーなどで見ているうちに、打つ気になったようです。

幸いにして、打った直後からの副反応はなく、母はいつも通りに生活できております。2回目の接種後の方が、副反応が出る人が多いようなので、そうならないことを切に願っております。

これもちょっとしたシンクロニシティ(意味のある偶然)でしょうか?

母のワクチン接種の2日後、明治大学商学部ベンチャービジネス論で、なぜか、ワクチンに関する興味深い議論が展開されました。

毎年恒例で、ゲスト講師に、毎日新聞社の佐藤岳幸さんをお招き(秋田からzoomで)したところ、学生との質疑応答の中で、ワクチンの話題になったのです。

佐藤さんは、現在、秋田支局長ですが、最近まで、毎日新聞の医療情報有料サイト「医療プレミア」の編集長をされていました。つまり、コロナ禍の真っただ中で、関連する情報と専門家の意見収集を続けて編集・発信してきた毎日新聞社のキーパーソンなのです。

佐藤さんは、長年、家族ぐるみのお付き合いをして、一緒に渡良瀬エコヴィレッジで和綿の収穫もした、信頼できる友人でもあります。

事前に佐藤さんから学生に出されていた課題は「毎日新聞本紙かニュースサイトを読んで、気になったニュースを1つ以上挙げる」というものでした。

その時、ワクチン関連の記事を選んだ学生 がいたのです。

勝ったのは米国だけ? 「コロナ戦争」戦略なき日本の敗北

なぜそのニュースが気になったかという理由は

「日本のコロナ対策の杜撰さを象徴しているような見出しだったから」

佐藤さんはコメントで、米国がいちはやく多額の国費を投入してワクチン開発を指示したのに比べて、日本が後手に回り予算規模も小さかったことを指摘しました。

 

大谷翔平に“20代黒髪女性”の影。交際疑惑の狩野舞子とは破局?年俸30億超を手にする結婚相手の行方

大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(26)の快進撃が止まらない。大谷は25日(日本時間26日)、本拠地アナハイムでのレンジャーズ戦に2番・DHで先発出場し、第3打席にリーグトップに1本差と迫る右越え15号3ランを放った。そんな絶好調の大谷だが、女性関係の話題はほとんど出てこない。しかし、ここへきて気になる情報も報じられるようになった。

大谷翔平がモテモテ!米美人レポーターが猛アピール

投げては160キロの剛速球、打ってはホームランと、文字通り投打で大活躍している「リアル二刀流」の大谷翔平。今や全米でも大谷フィーバーは過熱していて、現地の女性からも熱視線を送られている。

中でもグラマラスな美人リポーターが大谷に対して積極的に迫っているとFLASHが報じた。

記事によると、その女性はスポーツ専門の放送局『FОXスポーツ・ウエスト』に所属するアレックス・カリーさんだといい、球団関係者やメディア関係者に対して、「翔平を紹介して」とお願いしまわっているという。

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年齢は33歳と大谷より7歳も年上。すでに結婚しているということで真の狙いは不明だが、グラマラスボディをいかした肉弾取材は大谷を惑わせそうだ。

背が高く少年のような顔立ちの大谷はアメリカでも女性から大人気。カリー以外にも多くの女性記者が狙っているといわれている。

しかし、すでに大谷と親密な関係にあるとみられる女性が存在していた。

2ショットが目撃された“20代黒髪女性”の存在

実は大谷、エンゼルスの本拠地近くにある日本食スーパーで、女性との2ショット姿を目撃されている。

FLASHによると、大谷はこのスーパーを度々訪れるようで、その内の何度かは女性と一緒に買い物をしていたという。

気になる女性は20代と思われる黒髪美女。

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詳細は明らかになっていないが、この女性は大谷を取材する大勢の中のひとりで日系人女性。ケーブルテレビのレポーターという説が有力だと週刊実話は伝えている。

目撃されているのは2人で買い物をしている姿だけで、手をつないだり、抱き合ったりと言うような親密ショットは確認されていない。

交際しているとまでは言い切れず、仲の良い友達レベルの可能性もある。

スポーツ紙の記者は次のように話す。

「大谷選手を取材する現場では、なぜか女性が多いのは事実です。アメリカ人記者やレポーターだけではなく、取材を目的に日本人女性の姿も見受けられます。虎視眈々と大谷翔平という至宝をみんな狙っているのではないでしょうか」

大谷ほどの偉大な選手となれば女性が寄ってくるのも無理はない。しかし、女遊びに興じることなく、誠実な男を通し続けるのが大谷翔平の凄いところ。

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とにかく野球が大好きで、他のことには目もくれない、そんなナイスガイぶりが日本のみならずアメリカでも愛される理由だろう。

菅首相への“忖度報道”に国民激怒。携帯料金の大幅値下げは見せかけ、世界主要都市で2番目の安さに「実感なし」

携帯電話の利用料金の安さを世界の主要6都市で比べると、東京は3月時点でロンドンに次ぎ2番目に安くなったとの調査結果を総務省が25日発表した。読売新聞などが報じた。しかし、利用者からは「まったく安くなった実感がない」との声が強く、菅政権に忖度した報道ではとの見方も出ている。

日本の携帯電話は「世界で2番目の安さ」に驚き

総務省は毎年、東京やニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウルと世界の主要6都市における携帯電話料金を調査していて、今年3月時点の調査結果を公表した。

対象は利用者が最も多い事業者となることから、日本では最大手のNTTドコモの数字が反映されている。

その結果、人気の高い月間データ容量20ギガバイトのプランでは、東京は月額2973円で、ロンドンの2166円に次ぐ安さとなった。また、同じ4Gでデータ使用量が2ギガや5ギガの場合、東京は3番目に低い水準となる。

昨年は8175円と国際的にみてもかなりの高水準だったことから問題視され、菅政権が携帯通信大手にプランの見直しを要求していた。

東京は前年から6割超の値下がりとなり、武田総務相は閣議後の記者会見で「携帯事業者間の競争の結果が反映された。日本の料金水準は1年前と比べて大幅に安くなったため、諸外国と比べても遜色なく、条件によっては国際的に安い水準となった」と評価した。

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菅首相への忖度報道?「安くなった実感がない」が多数

この報道を受け、違和感を覚えた人は多かったかもしれない。なぜなら、携帯電話の料金が安くなったという“実感”がまったくないからだ。

昨年9月に首相に就任した菅氏は「携帯料金は4割程度下げる余地がある」として、政権の目玉政策に掲げた。

携帯大手3社は3月後半からオンライン専用の新料金プランを開始。20ギガバイトで月額3千円を切り、既存のものより大幅に安いプランを用意した。

NTTドコモでは新プラン「ahamo(アハモ)」の契約件数が4月末までに100万件を超え、KDDIの「povo(ポヴォ)」も100万件に迫るという。

確かにプランを変更した人の中には携帯料金が安くなったと感じるユーザーがいるかもしれないが、利用者全員がその恩恵を受けたわけではない。

オンライン専用などの“ハードル”を設けたことで、料金プランに移行する人が限られてしまい、その結果携帯電話料金が安くなったと実感できるユーザーが少ないのだ。

こうした中身が伴わない報道は、「結果を強調したい菅政権のただのアピール」と捉われ、国民から不信感を買っている。政権寄りといわれる読売新聞が大々的にいち早く報じたことにも、首をかしげる人たちが多い。

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東京五輪の強行姿勢やワクチン接種問題で非難を浴びる菅首相。肝いりだった携帯電話料金の値下げだけはしっかりアピールしたいということかもしれない。

右派も左派も。日本人のほとんどが知らぬ在沖縄米軍基地の大きな存在意義

これまで幾度となく軍事的緊張が高まりを見せた台湾海峡。しかしそこには、絶妙にして不思議なバランスが存在しているようです。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、そのバランスを生み出している要素を「ねじれ」とし、現在考えうる「4つのねじれ」の各々を詳細に解説。さらに、「それらのねじれの解消が、台湾の安全を確実にするものではない」とのパラドキシカルな見方を記しています。

台湾海峡をめぐる4つの「ねじれ」

4月の菅総理訪米に際して行われた日米首脳会談では、「台湾海峡における現状維持」という問題が話題となり、共同声明の文書にも盛り込まれました。内容そのものは、至極常識的なもので、「一つの中国論」を逸脱することはなく、しかしながら台湾海峡の現状を「力によって変更」することは抑止するという明確な内容であったと思います。

中国外務省は、これに対して「激怒しない」という姿勢を見せることにより、アメリカとの対話の窓口を開いた格好と言えます。これで、日米2+2、米韓2+2、そしてブリンケン国務長官による米中外相級協議という「やや辛口の応酬」に始まった、アメリカのバイデン政権における東アジア外交の方向性は定まったと言えるでしょう。

つまり、現状維持を厳格に行うということです。これは、私の私見ですが、この「現状維持」の「現状」というのは、かなり厳密なものであり、例えばですが、香港を「雨傘」以前の状態まで戻せということは、バイデンは言っていないし、ウイグルについても基本的には「これ以上、国際法や人権規約に反することはするな」というメッセージ以上でも以下でもない、という理解ができます。

そうなのですが、問題は、今でも「習近平は6年以内に台湾に武力侵攻する」という噂が絶えないということです。勿論、現状維持というのは、関係するプレーヤー全員の努力で作っていく、つまり維持してゆくものですから6年も先のことは、誰にも保証はできません。また最悪の事態を想定するということ自体は、悪いことではありません。

ですが、習近平が武力侵攻するかもしれない、という激しい予測を言葉にすると、それは言葉にした瞬間から意味を持ってしまいます。そして、厳しい言葉は、それが一人歩きするということにもなりかねません。

その結果として、想定しうる最悪のシナリオに振れるようなことがあっては大変です。台湾への武力侵攻というのは、仮に現実のものとなった場合には、日本の安全保障にとって、2つの大きなダメージを与えることとなるからです。1つは、アメリカが台湾を防衛できなかった(しなかった)という巨大な事実が残るということであり、もう1つは日本は中国のプレッシャーを与那国島で直接受けるということです。

これは、戦後日本の平和にとって大きな脅威になります。ですから、絶対に避けなくてはならない事態です。

こうした事態を避けるには、現状のバランスを維持して行かねばならないわけですが、その現状そのものの中に「不安定さ」つまり、一種の「ねじれ」があるということを、理解してゆく必要があります。この「ねじれ」という問題では、台湾海峡だけでなく、日本側にもあります。

今回は、台湾海峡の「ねじれ」を2点、沖縄を中心とした日本側の「ねじれ」を2点指摘して、皆さまの議論の材料としたいと思います。

最初にお断りしておきますが、「ねじれ」イコール「どうしても解決すべき問題」ではありません。解決するに越したことはないが、犠牲を払ってまで解決すべき問題と、そうではなく先送りにできるし、した方がいい問題もあります。その一方で、個々の問題として解決できるのであれば、解決することが全体の安定に寄与するという問題もあります。

ツッコミどころばかり。立憲・枝野幸男代表『枝野ビジョン』に抱く違和感

先日、立憲民主党代表の枝野幸男氏が上梓した『枝野ビジョン 支え合う日本』が、真正面から政治のあるべき姿を論じた一冊として話題となっています。しかし、そこに著されている主張が分かりづらいと評するのは、ジャーナリストの高野孟さん。高野さんは今回、自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』にその理由を記すとともに、枝野氏による「保守」と「リベラル」の定義付けに異を唱えています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年5月24日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

「リベラル」な日本を「保守」する?――枝野幸男『枝野ビジョン』への違和感

枝野幸男=立憲民主党代表が20日、『枝野ビジョン 支え合う日本』(文春新書)を発刊した。今の日本の与野党の代表で、それなりにまとまった国家・社会のビジョンを自力で書き上げて世に問うことができるだけの力量を持つ者は皆無で(共産党の志位和夫委員長は別だが彼は党機関の了解なしに個人として発言することはない!)、この快挙を成し遂げたこと自体を高く評価したい。

しかし中身に分け入ると、議論の余地があるところが盛り沢山。それで今回は、第1章「『リベラル』な日本を『保守』する」についてだけ感想を述べることにする。そして、次号以降で第11章「地に足の着いた外交・安全保障」について吟味したい

枝野の言い方は分かりにくい

枝野は第1章「『リベラル』な日本を『保守』する」の冒頭で、こう言う。

▼私は3年半前の旧立憲民主党結党の際、「自分は保守であり、リベラルである」と訴え、「立憲民主党こそ保守本流の政党だ」と繰り返した。このことは、一部の方々から「分かりにくい」と批判を受けた。その一方で、立憲民主党に対しては、「リベラル=左派=反権力」的な、意味不明なレッテルを貼られ続けている。

▼自民党は「保守政党」と呼ばれる。ゆえに「保守」を自任する今の日本は大転換期であり、急激な変化を望まない国民の間に「保守」的心情が高まることは、一定の合理性がある。

▼しかし同時に、特に第2次安倍政権発足以降の自民党的「保守」のありようには、違和感を覚えている国民も多い。本来の「保守」とはかけ離れた姿勢が、次々と明らかになっているからだ。

▼自民党は本当に「保守」と呼べるのか。「保守」の本質をしっかりと認識し、分析した上で、現在の自民党の歪んだ「保守」を脱却し、真の「保守」の姿を取り戻すべきではないのか。

▼そしてそれは、「リベラル」と称される私たち立憲民主党の政治姿勢と、実は極めて近いというが、私の基本認識である……。

確かに、これは「分かりにくい」。枝野がこういう言い方をする企図は、一方では「リベラル=左派」という決めつけから身を躱(かわ)し、他方では安倍=自民党がますます保守本流路線から外れて「右派」ないし「保守反動」へと傾いていることを批判し、健全なる保守支持層に揺さぶりをかけようとするところにあるらしいことは、理解できなくはない。

しかし、自分を「保守リベラル」と定義しながら、自民党に対して「真の保守」の姿を取り戻せと呼びかけ、その両者は「実は極めて近い」と言ってしまったのでは、自民党が本当に保守本流路線に立ち戻った時には立憲民主党はその存在意義を失って消滅するか、もしくは自民党に合流するかしなければならないことになる。これでは、政権交代のある政治風土を耕す「政治改革」を続行するための座標軸は形成され得ない。

自民党はどこまで行っても反動、右翼から穏健リベラルや護憲派までをも包摂する「保守」であり、それに対抗するのは立憲民主党など「リベラル」と共産党など「左翼」の連携であって、それでこそ日本政治を突き動かして行くダイナミズムが生じる。

マンション住民大喜び。コロナ禍で説明会をオンラインにした思わぬ利点

コロナ禍における社会のオンライン化の流れは、参加者減少に悩むマンションの総会や説明会運営サイドにとっては「追い風」になりうるようです。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者の廣田信子さんが、住民にオンラインでも配信したあるマンションの説明会の様子を紹介。そこで得られたのは、「ネット視聴可能」だからこその大きな成果でした。

オンライン参加の説明会、意見を言いたくなったら駆けつける?

こんにちは!廣田信子です。

コロナ禍での説明会の開催に頭を痛めている管理組合もあると思います。

昨日、とてもおもしろいお話を聞きました。あるマンションで、外構、植栽の大規模な改修を考えていて、きめ細かいアンケートや情報の広報を重ねて、最終的な改修案の説明会を開催した時の話です。

集会室でのリアルの説明会と、その様子をインターネットで視聴できるという2段構えで行ったとのことです。インターネットでの参加者は、視聴できるけど双方向ではないので、そこで意見は言えないことになっています。リアル参加者とインターネット参加者を同じような環境で、双方向の意見交換ができるようにするには、かなり運営側の負担が重いので、インターネット参加は視聴だけとした訳です。

そうしたことで、

  • コロナ感染が心配で説明会には参加できないという人も、説明を聞ける
  • インターネット参加ができることで、集会室に集まる人数を押さえることができる
  • 質問や意見を言いたい人は、リアル参加を選択をしてもらえば支障がない

ということで、現実的な開催方法だと思います。総会も、このような仕組みで行う管理組合は多いと思います。オンラインでの発言や議決権行使の保証は、まだまだハードルが高いですが、総会を視聴してもらうだけなら、オンラインの活用は有効ですから。

で、説明会の話に戻すと…リアル参加が約20名、オンライン参加が約20名という形で始まった説明会でしたが、説明が進むうち、オンライン参加していた方が、どうしても意見を言いたいから…と集会室に駆け込んで来られたようです。

ああ、マンションらしくていいな~と私は思いました。

同じマンションに暮らしながら、何もオンラインで参加する必要はない…という方もいらっしゃいますが、同じマンションに暮らしているからこそ、オンラインで説明を聞いていて、言いたいことができたら集会室に駆け込むということも可能なのです。

また、特に意見はないから、リアルだったら参加しなかったと思うけど、オンラインで聞くだけなら…気軽に参加してみたという方もいると思います。

若い知人も言っています。集会室に2時間、3時間と拘束されるのは、とても無理だけど、オンラインなら、家で音声を流しっぱなしにして、家事をしたり、子供の相手ができるから、参加してみようかな…と思う。管理組合がどんな活動をしているか、他の住人がどんな考えを持っているか、ということには、一応興味があるから。もういいや…と思ったら、音声も止めちゃえばいいし…と。

不謹慎だと思う方もいるかもしれませんが、リアル総会や説明会だったら、絶対に参加しなかったであろう人が、オンライン視聴で、完全ではなくとも、とりあえず説明を聞いた…ということは、大きな成果だと私は思います。

で、どうしても意見を言いたくなったら、会場へ駆けつけるということも可能なのですから(笑)。

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コミュ力磨き“だけ”に全振り。そんな若者の増加でできた大きな落とし穴

いま日本企業が学生に一番求める力、それは「コミュニケーション能力」なんだそうです。しかし、今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、「コミュ力を求めるのはもう時代遅れ」だとして、将来の日本のために本当に必要な力は何か?ということについて熱く語っています。

“コミュ力”の前に身につけるもの。

企業が学生に求める“力”の第1位が、「コミュニケーション能力」だと言います。意思の疎通を図り、仕事を円滑に進めるためには必要不可欠だ、ということでしょうか。いかにも、日本的な発想です。

みんなで話し合い、協力し合い、ひとつの目標に向かって突き進む。素晴らしい風土ではないでしょうか。ただし、高度成長期であれば……。

当時は、日本国民全員が同じ方角を向いていました。何の疑いもなく、第1次産業、第2次産業に没頭していれば良かったのです。

しかし、社会は進化を続け、見ている方角が企業それぞれ、人それぞれに違ってきています。目指すべきものが違っていると、同じ目標に向かって共感することが難しくなります。個性の幅が広がったとも言えるのですが、それ故に“自分”というものを強く持っています。

そんな人たちがひとつにまとまるのは、かなり困難なことです。年配の人からすれば、「わがまま」「自分勝手」と映るかもしれません。確かに、協調性がないようにも見えます。だから企業は、学生に「コミュニケーション能力」を求めるのでしょう。

しかし、これが落とし穴となってしまうのではないでしょうか。

石原さとみが戸田恵梨香に“激怒”で大モメ?『恋はDeepに』不調で主演失格の烙印、大胆セクシーカット披露も効果なし

女優の石原さとみ(34)と俳優・綾野剛(39)がダブル主演するドラマ『恋はDeepに』(日本テレビ系)の視聴率が一向に上昇しない。そんな中、石原が“異例の仕打ち”をした日本テレビに激怒していると報道された。背景には同世代のライバル・戸田恵梨香(32)が関係しているようだ。

石原さとみのセクシーカット増も視聴率は向上せず

人気俳優の2人がラブストーリーに挑むということで期待が高かった『恋はDeepに』。初回の視聴率こそ10.5%と二桁スタートを切ったもののその後は8%台を推移し、19日に放送された第6話はついに7.6%まで落ちてしまった。

ドラマは石原演じる渚海音と綾野演じるツンデレ御曹司の蓮田倫太郎が対立しながらもひかれ合い、やがて運命的な恋に落ちていくという触れ込みだった。

しかし、蓋を開けてみれば石原が“人魚姫”設定で大量のワカメをそのまま食べたり、加湿器を鬼のように浴びたりと、回を増すごとに人間離れが加速。一気に離脱者が増えてしまった。

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あまりの視聴率の低さに焦ったのか、ドラマの中で徐々に石原の“サービスカット”が取り入れられていく。

第5話ではニットワンピース姿で座る石原が疲れた足を氷水で冷やすため、“ナマ足”を露わにするシーンがあったり、石原の“美ヒップ”のアップシーンが入るなどわかりやすいテコ入れ。

石原がボディライン丸わかりの衣装を着るなど、なりふり構わず攻めるものの、視聴率は改善しない。

ヒロインが「人間ではない」というファンタジー設定が本当に必要だったのだろうか。石原と綾野による、純粋なラブストーリーを楽しみにしていた人たちにとって残念な内容になってしまった。

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ぶりっ子キャラの石原“人妻”さとみに違和感

さらにドラマの視聴者からは、「石原のぶりっ子キャラがもうキツイ」との声も聞こえてくる。制作陣に求められた以上、石原もやらないわけにはいかず、彼女だけを責めるのはあまりにもかわいそうだ。

自身の真骨頂ともいえる、元気ハツラツ系女子を全面に押し出そうという狙いだと思われるが、これが裏目に出た形となってしまった。

芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「石原さんも今年で35歳。昨年末に外資系金融機関に勤めるエリートビジネスマンと結婚したこともあり、かつてのイメージで勝負するのは無理があります。放送前は“大人のラブコメ”という触れ込みでしたが、いざドラマが始まると石原さんのブリブリ感が全開で、視聴者が引いてしまいました」

また、ダブル主演を務める綾野剛に対しても失望したというファンが多い。

「ファンが見たいのは、ミステリアスなかっこよさを放つ綾野さんです。今回のドラマで演じるキャラクターはどうもラブコメの雰囲気に合っていません。一部では『綾野剛の無駄遣い』などと揶揄する声もあがっています」(前出・芸能記者)

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とはいえ、走り出した以上はゴールまで走り抜けなくてはならない。石原さとみ&綾野剛という人気者2人を揃え、ここからドラマはどう浮上していくのだろうか。もしかしたら思わぬ展開が待ち受けているかもしれない。