自民・国場議員が「パイズリ懇願」不倫で窮地。国民軽視エロ重視を総合的俯瞰的に採点すると?

菅内閣で外務政務官を務める国場幸之助衆院議員(47)が不倫騒動を起こした上に、その示談に暴力団が介入していたことがわかったと週刊文春が報じている。不倫相手とされるガールズバーの女性経営者のLINEを見た夫が、「キスしたい」「パイズリしたい」という文言があるのを発見。国場氏との不倫が発覚したという。

国場幸之助議員は大の巨乳好きか

国場氏は沖縄県議を2期務めた後、2012年に衆院選で初当選し現在3期目。妻と3人の娘がいるが、不倫相手の夫から2019年に不貞行為による慰謝料を求める訴えを起こされていた。

その事実を穏便に済ませるため暴力団の力を借りるとうことも大問題だが、何より今回注目が集まっているのは、「パイズリしたい」というハレンチな内容のLINEだ。

政治家比較表②

プレイの途中で紳士的に求めるならまだしも、わざわざLINEでメッセージを相手に送るということは、相当なパイズリ好きに違いない。そもそもこの行為は相手の女性が巨乳でなければできないプレイ。必然的に国場氏はおっぱい星人ということになる。

巨乳好きな男性はマザコンであることが多い。常に母親と一緒にいることで甘えん坊な性格となり、いつまでも母親の存在を求めてしまう。胸が大きい母親の場合は特に巨乳好きになる傾向が強い。

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また、科学的な根拠は解明されていないものの、精神医学的に見ると巨乳好きにはたばこを吸う男性が多いという。たばこは口で吸うものだが、喫煙者は口唇要求が強く巨乳を求める傾向にある。

実は国場氏、自民党たばこ議員連盟に所属している愛煙家。自民党たばこ特別委員会で幹事を務めている。巨乳に相当のこだわりを持っていることはまず間違いなさそうだ。

「パイズリしたい」国場氏の政治家としての資質は?

国場氏の政治家としての資質を考えるにあたって注目したいのは、その強引さと単刀直入ぶりだ。確かにパイズリというプレイはAVや風俗において根強い人気があるが、これを現実の女性に求めるのはハイリスクで、ほぼ間違いなく嫌がられる行為と言える。それを何のためらいもなくLINE上で言える国場氏は、かなりの度胸と勇気がある人物といえる。

単なるガワママ、自分の欲望に忠実なだけの人物に思えるかもしれないが、決して恥ずかしがらず、正々堂々と自分の意思を伝えていくことは、これからのグローバル社会では重要な資質。国場氏は早稲田大学を卒業後にアメリカのコロンビア大学に留学しており、そこで「したい」とストレートに言えるスキルを身に付けたものと考えられる。

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加えて、LINEの文言をよく見ていただきたい。「パイズリして」という命令ではなく、「パイズリしたい」という甘え口調を使っている。女性心理を巧みに利用して、直接的なお願いではなく、遠回しに「してみたいなぁ」と伝えることで、相手女性の母性本能をくすぐる――国場氏はこのような高度な駆け引きも非常に上手なようだ。

今回の一連の騒動は期せずして、国場氏のネゴシエイターとしての卓越した交渉能力を証明したと言える。できればこの特殊スキルを、不倫ではなく政治活動にいかしてほしいものだ。

金八先生ネトウヨ化の悲哀。“アベ友”武田鉄矢、野党批判の怪気炎あげる

自民党の三原じゅん子参院議員(56)が17日、都内のホテルで参院議員在職10年記念のパーティーを開いた。会場には安倍晋三元首相や小泉進次郎環境相、さらに三原氏の“恩師”である俳優の武田鉄矢さん(71)も駆けつけ、豪華な顔ぶれが揃った。パーティーは武田氏の“金八節”炸裂や、安倍氏の野党批判で盛り上がったようだ。

安倍元首相が野党を厳しく批判

挨拶に立った安倍氏は昨年、三原氏が野党を厳しく批判した演説を引き合いに出し、「対案を示さず、ただただ国民の不安をあおる野党はもううんざりです。愚か者の所業。野党のみなさん恥を知りなさい。これは胸をすくような演説でした」と述べたとFNNが報じている。

さらに安倍氏は、野党には与党になる資格はないとも述べ、檀上で激しい批判を展開。安倍前首相は7年8ヶ月にわたる在任期間中、森友学園問題から新型コロナ対応まで常に野党から激しい批判を浴び続け、最後は“体調不良”を理由に辞任し「憲政史上最低」とも揶揄されていたが、これに反撃した格好だ。

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金八先生は「ネトウヨ」だった?

また、ドラマ「3年B組金八先生」で共演した武田鉄矢氏も挨拶に立ち、三原氏の参院議員在職10年を祝福。撮影当時のエピソードを振り返りながら、「横にいる三原じゅん子は、自慢の教え子です」と語ったと日刊スポーツは伝えている。

野党を批判する安倍氏に武田氏も同調し、「日本の女性が悲しむこととか問題がありましたら、トップバッターで涙を流す女性議員であってください」とエールを送った。

武田氏は2016年に行われた三原氏のパーティーにも出席し、当時も「一番の教え子」とした上で、三原氏を応援していくと宣言。「私はじゅん子を信じている」と語っていた。

出演するテレビやラジオ番組の中でたびたび政治的発言を繰り返す武田氏は、韓国や中国をヘイトする側に立ったり、安倍政権(当時)を批判する人たちに対してクギを指す発言などが目立つ。一部からは「武田鉄矢はネトウヨ」とも言われ、その発言に注目が集まっている。

ドラマ「3年B組金八先生」の中で、「人という字は、人と人とが支えあって立っている」という名セリフを残した武田氏。今度はどんなネトウヨ的な名言を残してくれるのだろうか。

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竹中平蔵氏に逃げ道なし。元国税が暴くパソナと政府間「黒いカネ」の流れ

竹中平蔵氏に囁かれているのは、住民税の脱税疑惑だけではないようです。今回、竹中氏が会長を務める人材派遣会社「パソナ」に政府の助成金が流れる仕組みを解説するのは、元国税調査官で作家の大村大次郎さん。大村さんは自身のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、閣僚時代に利益相反の図式を作った竹中氏の政治家としての資質を問うとともに、批判に対して責任逃れをはかる人格に疑問を呈しています。

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※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2020年11月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

竹中平蔵氏の露骨なパソナへの利益誘導政策

前号に引き続き、竹中平蔵氏のことを述べます。竹中氏のことを書くのは、精神的に本当にシンドイです。この世の中に、こんなやつがいるのかと思うと気分が非常に落ち込みます。これを読む皆さんもきっと同じ気持ちになると思います。

が、竹中氏は、今も政府の諮問機関の委員になっており、彼の動向に関しては、国民として知っておく必要があると思われます。

だから筆者も頑張って書きますので、あなたも頑張って読み進めてください。

まず竹中平蔵氏の今年6月19日のツイッターを見てください。

昨日の新潮に、また誹謗中傷記事。「竹中は大臣時代に製造業の派遣を解禁。パソナはそれで大儲け」
もう何度も述べたが、派遣解禁は厚生労働大臣の決定、私の担当ではない。それにパソナは、製造業派遣は一切やってない。政策は複雑だ。お茶らけたコメンテーターは、もっとちゃんと勉強した方がいい。

このツイッターは、週刊新潮に「竹中平蔵氏が大臣の時に製造業の派遣解禁をし、その後、大臣をやめて人材派遣業のパソナの会長になった。パソナと竹中平蔵氏は、製造業の派遣解禁により大儲けした」という記事に竹中氏自身が反論したものです。

これを読むと、竹中氏はつまり

「派遣解禁は自分のやったことではないから責任はない」
「パソナは、製造業の派遣はしていないので、パソナの利益になっていることではない」

と述べているわけです。

 

東京のヒートアイランド現象が解消、コロナが人々に突きつける選択

世界中の経済に大打撃を与えた新型コロナウイルスですが、環境に掛かる負荷の減少には一役買っていたようです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では著者で健康社会学者の河合薫さんが、緊急事態宣言下の東京の気温が0.5度低かったという新聞記事を紹介するとともに、「新型コロナウィルス感染拡大が私たちに突きつけていること」を考察しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

ステイホームで“冷える都心”

今回は興味深い研究結果が朝日新聞に出ていたので紹介します。

なんとコロナ感染拡大で、「ヒートアイランド現象が解消された!」というのです。

調査を行なったのは東京都立大学の藤部特任教授らのグループです。

研究グループが1月~9月の東京都心の気温を調べたところ、緊急事態宣言が出された4月~5月の気温が、東京千代田区で約0.5度低かったことがわかりました。

都心の気温が低下した原因は、在宅勤務で会社の空調の利用率が抑えられたことに加え、交通量が減り、人工排熱が減ったことだといいます。

また、千代田区から75キロ離れた地域でも、0.1度~0.4度ほど下がっていたとか。都心にビルができると風向きが変わって、郊外の気温が上昇してしまったりする現象は以前から確認されていましたが、改めて「都心の影響力って…怖い!」というのが率直な感想です。

思い起こせば、私が学生の頃は都心から富士山が見える日数が激減し、1987年には1年間でたったの20日しかありませんでした(1970年以降で最小記録)。

しかし、環境問題が世界的マターとなった1990年中盤以降は富士山が見える日は急激に増加し、1999年には111日を記録。その後は増えたり減ったりを繰り返しながらも増加傾向が続きました。

そして、ついに2018年には120日を記録し、30年間で6倍も「富士山が見える日」は増加したのです。

もっとも、富士山が見える日が増えたのは、大気中の汚染物質減少に加え乾燥化も影響していると考えられています。

しかし、近代的な生活環境がいかに人工的な気候変動を及ぼしているかがよくわかりますよね。

実際、人手が減ったオフィス街では、通常の場合に比べ4割ほど電力消費が減少し、気温が0.13度下がるという結果も得られています(産業技術総合研究所調べ)。

一方、住宅街では人口が増えても電力消費量は微増で、気温への影響もほとんどないとされています。

敏腕社長が教えてくれた「反復の大気圏」商売を成功に導く絶対法則とは

ビジネスで成功を収めている人に思わず聞きたくなってしまうのが、その「コツ」。ビジネス書が売れ続けるのも、そんな需要が尽きないからではないでしょうか。今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者で日本マイブレス協会代表理事の倉橋竜哉さんが、若かりし頃に同世代の会社社長に聞いたという「反復の大気圏を超える」という考え方を紹介しています。

反復の大気圏

反復横跳びで足をつったことがある倉橋竜哉です^^;

「反復の大気圏を突破できるかどうかなんだよ…」という話をしていたのは、20代の頃に勉強会で知り合った友人でして、地元の商工会議所が主催していた、経営の勉強会だったのですが、割と年配の参加者が多い中で、彼とはたまたま同じ歳だったこともあり、一緒に飲みに行ったり、お互いの家に泊まったりしておりました。

彼はコピー機の販売会社を立ち上げていて、コツコツと事業を拡大して、20代半ばでオフィス用品全般を扱うようになっていました。私が25歳で独立した時に、開業祝いに中古の業務用コピー機をもらったこともありました。年齢は同じですが、ビジネスの世界では大先輩であります。

そんな彼に「どうやったらビジネスは上手くいくのか?」ということを聞いたことがあります。…というか、一緒に飲みに行って、酔うたびにそんなことを聞いて、そして翌日にはスッカリ忘れていて、また酔っ払った時に同じことを聞く…みたいなことの繰り返しでした(おい)。

今となっては、彼にどんな話を聞いたのかほとんど思い出せないのですが、今でもよく思い出すことが一つだけありまして「反復の大気圏」という言葉であります。

どういうことかと言うと、彼いわく、どんなに素晴らしいことを学んでいても、どんなに美味しい情報を握っていても、どんなに画期的な方法を見つけたとしても、繰り返すことが出来ないヤツはものにならん。ロケットが大気圏を抜けて宇宙に行くように繰り返して、繰り返して、何度も繰り返して、「反復の大気圏」を突破しないといけない。大気圏を抜けたロケットが周回軌道に乗るように、反復の大気圏を突破できれば、ビジネスも軌道に乗るだろう。でもほとんどの人が、繰り返すのが苦手で、反復の大気圏を越えることができない…とのこと。

「反復の大気圏」って、なんかカッコイイ言葉だなと思ったのを覚えております。そして25歳の当時、自分の人生を振り返ってあまりに飽き性すぎて、自分の人生の中に、「反復の大気圏を越えた」と言えることが何一つ無いことに気がついて愕然ともしました。目の前には、同じ年齢で自分のビジネスを軌道に載せている友人がいて、一方で、独立開業したと言っても、実質的に何もない状態の私がいて、友人と私の間にあるのが「反復の大気圏」なのだな、と。こんなに近くにいるのに、大気圏を隔てるほど遠くに離れているんだな…と。

あれから数十年が経ちまして、反復の大気圏を越えたと胸を張って言えるものが、今の私にあるのかどうか?と問われると、未だ心もとない状態ではありまして、今日もコツコツと「反復」を積み重ねている最中であります(汗)。

これをお読みのあなたは「反復の大気圏」を越えたことはありますか?

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします

「反復の大気圏を越えたことはありますか?」

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【書評】なぜ日本の天皇は「キング」でなく「エンペラー」なのか

現代においても、日本の天皇は海外では「皇帝」と呼ばれています。なぜ、「キング」ではないのか気になったことはありませんか? 今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げている一冊では、そんなちょっとした疑問も含めて日本史における謎を科学的に解き明かしています。

偏屈BOOK案内:本郷和人『空白の日本史』

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空白の日本史

本郷和人 著/扶桑社

現代人があたり前のこととして受け入れている日本史には、実は数多くの「空白」が残されている。筆者は、科学的歴史、祈り、文字史料、国家空間、軍事史、文献資料、女性史料、真相、研究史の9ジャンル150本からなる「歴史的空白」を設定、科学的な根拠と論理に基づき独自の解釈でその「穴」を埋めていく。

日本の天皇はなぜ「キング」ではなく「エンペラー」なのか。明治政府は日本が万世一系の天皇を頂点にした統治国家であることを、強烈にアピールしようと考えた。生まれたての近代国家が、国内外にむけて日本のオリジナリティや存在感を示すために、日本国が長年にわたって天皇家というひとつの系譜に連なる血筋が治めていることを、最大限に利用しようと考えた。

明治政府の活動が奏功し、現在でも日本の天皇は、海外では「皇帝(Emperor)」という称号を得ている。英国王室のエリザベス女王の称号でさえも「女王(Queen)であって「皇后(Empress)ではない。現時点では世界中でこの称号が使われているのは、日本の皇室だけである。世界一古い王家であることは間違いない。

近世の歴史研究家の間で、「日本には鎖国はなかった」というヘンテコな議論が進んでいるそうだ。彼らの主張としては「日本とヨーロッパの関係ばかりを見ているから、鎖国に見える。でも、日本とアジアの間では貿易はある。ならば、鎖国はなかった」というもの。ふーん、初めて聞いたが、やはり左側からの声だった。

「史料を見る限りは、どう考えても日本人が積極的に海外と貿易をしていたとは言えない。それなのに、なぜ近世の研究者たちは『鎖国はなかった』と主張するのでしょうか」「それは、福澤諭吉が提唱した『脱亜入欧』の断固たる否定で、イデオロギーの産物のような気がしてなりません。

これこそが、『日本に鎖国はなかった』説の本質です。(略)こうした左翼的な考え方、すなわち信仰に近い考え方に、実証的な学問が振り回されてしまっている部分(マルクス主義的な歴史観)は皇国史観と何も変わらない。近代史は、唯物史観の発想をもつ歴史研究者が主流を占めているからこそ、余計にそういう傾向が強いのかもしれません」

皇国史観やら唯物史観やら、歴史観の制約は「科学的歴史の空白」を形成している。ちゃんと史料が残っているのだから、左右ともに偏向した歴史観によって史料の空白を生み出すのではなくて、科学的な手法に則って、史料に基づいた歴史分析をすることこそ、現代の歴史研究者たちに求められる視点だ。

編集長 柴田忠男

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つぶらな瞳の皮をなぜ剥ぐのか?ミンク1700万匹殺処分が問う人間の幸福

北欧デンマークで毛皮用ミンクから新型コロナ変異型の感染が確認され、1700万匹が殺処分されるという報道がありました。人間の体を暖かく包む毛皮のために生産されたミンクはいずれ殺される運命にありますが、暖房器具の発達した現代に、まだ動物の毛皮を生産する意味はあるのでしょうか。この毛皮用動物の生産について異論を唱えているのが、メルマガ『きっこのメルマガ』の著者で人気ブロガーのきっこさん。きっこさんは、「世界幸福度ランキング」で常に上位をキープしているデンマークのミンク大量殺処分報道に触れ、日本とデンマークの「幸福」の感じ方について持論を展開しています。

人間の幸福は動物の不幸?

今回、あたしが取り上げるのは、15日付で報じられたデンマークのニュースです。あたしは、見出しを読んだだけで胸が張り裂けそうなほど悲しく辛い気持ちになったのですが、「毛皮用ミンクから新型コロナ変異型、デンマークで1700万匹殺処分へ」というニュースです。

デンマークは、北海道の半分ほどの面積の国土、人口が約580万人という小さい国ですが、毛皮用のミンクの生産が盛んで、国内には数多くの生産農場があります。今回は200カ所以上の農場で新型コロナウイルスの感染が確認されたのですが、そのうち5カ所のウイルスは、ワクチンが開発されても効かない恐れのある変異型だそうです。

何よりも恐ろしいのは、このミンクから人間への感染が12例も確認されているという点です。そのため、デンマーク政府は国内のすべてのミンク1700万匹を殺処分すると決定したのです。もちろん、これは仕方ないことだと思いますし、ミンクたちにしてみれば、遅かれ早かれ殺される運命です。でも、あたしの個人的な意見を言わせてもらえば、新型コロナうんぬん以前に、毛皮用に動物を生産しているという時点で完全に「アウト!」です。

百歩ゆずって、人間が食べるために動物を生産しているのならともかく、ファッションのための殺生など、この21世紀に許される理由は何ひとつありません。今は、動物を殺して毛皮を剥いで着るしか冬を越す手段がない原始時代ではないのです。毛皮より暖かい服はいくらでもあります。デンマークと同じく毛皮用のミンクを生産しているオランダは来年2021年に、フランスは5年後の2025年に、それぞれ生産と飼育を禁止します。デンマークも、この機会に禁止すべきです。

しかし、そんなデンマークも、今年2020年の「世界幸福度ランキング」では、堂々の世界第2位なのです。ここ3年はフィンランドが第1位ですが、デンマークは過去10年、ずっとトップ3をキープしていますし、そのうち2012年、2013年、2014年、2016年と4度も世界第1位に輝いています。一方、日本は、民主党政権時代の2012年には第43位でしたが、第2次安倍政権になってからすぐに下落し始め、2019年には58位、今年2020年には62位と、過去最下位になってしまいました。

まあ、これは「動物の幸福度」ではなく「人間の幸福度」ですから、どれほどファッションのために殺生を繰り返しても、それによって人間が儲かって幸福になればランキングは上昇するのです。だからと言って、決して日本は世界第62位という先進国の中で最下位の順位を誇ることはできませんが、それでもあたしは、自分の国に毛皮用の動物の生産農場がないことだけは、先進国として最低限の良識を保っていると思っています。あとは、毛皮を買うような日本人が1人もいなくなり、この国から間接的な殺生がなくなることを祈るばかりです。

(『きっこのメルマガ』2020年11月18日号より一部抜粋・文中敬称略)

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選手感染で活動休止も。Jリーグはコロナ「第3波」から逃げ切れるのか

日本国内で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、クラブの活動休止や試合延期など、大きな影響を受けているのがサッカー「Jリーグ」です。この感染拡大に「第3波」という見方も出ている中、Jリーグはこの状況をかわすことはできるのでしょうか? サッカーをメインにスポーツ情報を取り上げ人気のメルマガ『J3+ (メルマ)』著者のじじさんは、コロナ禍での各チームの状況を詳述するとともに、屋外でおこなわれているサッカー観戦などについて、「危険度は低いのではないか」と持論を述べています。

【コロナ】 第3波の到来。Jリーグは逃げ切れるか?

選手や監督など16人の陽性が判明した柏はチームの活動が休止になっている。ルヴァン杯の決勝は2021年の1月4日に行われることになったので異例のスケジュールになるが、11月21日(土)に行われる鳥栖戦(H)からリーグ戦に復帰できる見込みになった。再開後は過密日程になることが確実になったが無事に試合が消化されることを望みたい。12月19日(土)の川崎F戦(H)がJ1の最終節(=34節)になる。

同じようにクラスターが発生した鳥栖はリーグ再開後は調子が良かった。その後、なかなか勝てなくなったが、柏は鹿島・名古屋・C大阪・川崎Fと上位対戦を多く残している。ACLの出場権争いが熾烈になっていることを考えると、どこかのタイミングで、再度、試合を開催できなくなるとACLの出場権争いにも大きな影響が及ぶ。「34試合を消化できずに終わった場合にどうするのか?」のルールも決まっているが、どんな形にせよ、不公平感は生まれる。柏を含めた全チームが無事に34試合を消化できることを期待したい。

「想像していたよりも早くリーグ戦に復帰できそう」というのはポジティブに考えられるが、日本国内の感染者数はまたしても増えてきた。「第3波」と言えるが、柏以外にもJリーガーの感染者が増えてきた。幸いにして札幌のDF菅大輝、C大阪のGK茂木秀の感染をきっかけにチーム内に蔓延することはなかったが、磐田のFW小川航とDF舩木翔とDF石田崚については「チーム内で感染した可能性がある」と言える。磐田は「1年でのJ1復帰」が至上命題だったが、FW小川航を失ったことで「終戦ムード」が漂うようになった。

「ラストチャンス」と言えたアウェイの徳島戦をベストメンバーで戦えなかったのは磐田にとっては残念だった。アウェイで徳島に敗れたことで「1年でのJ1復帰は絶望的」になったが、J2は今のところ、9節の大宮 vs 福岡が延期になっただけ。それ以外の試合は全て無事に開催できており、延期分もすでに消化されている。J3も今のところは順調に試合が消化されている。C大阪U-23でプレーする機会もあったGK茂木秀がコロナに感染した後も直後の試合が延期になることはなかった。全18チームが26節を消化している。

他人に奉仕する人は大富豪かホームレスになる。両者の決定的な差とは?

人は誰しも成功を追い求めるものですが、そのためには「あること」を意識する必要があるようです。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆうさんが、「超一流の成功者になる方法」をレクチャーしています。

タダで愛される方法!?ギバー・マッチャー・テイカー

こんにちは。ゆうきゆうです。

今回は、「成功者」に関する心理学調査についてお話していきますね。

三つのタイプ

人間は次の三つのタイプに分かれると言われています。

  • ギバー(Giver)
    人に奉仕したり、喜んでもらえることを幸せだと思う人
    行動例:寄付をする。困っている人を助ける
  • テイカー(Taker)
    相手から奪うことばかりして「自分さえ得すればいい」と考えている人
    行動例:もっとお金をよこせと言う。モノを盗む
  • マッチャー(Matcher)
    ギバーとテイカー、どちらの面も持っている人

そして、これらの3種のうちどのタイプの人が最も成功しているのか、という調査が行われました。すると、ホームレスや低収入といった、「人生がうまくいってない」とされる人には、「ギバー」が多いことがわかりました。人に与えてばかり、奪われてばかりだったため、成功には程遠い生活となってしまったのでしょう。

一方、大富豪であったりみんなに愛されて成功している人達は、どのタイプだったでしょうか。

テイカーあたりかと思われるかもしれません。しかし、実は超成功している人たちも「ギバー」だったのです。

超一流の人もギバーで、一番下の人もギバーだった。同じギバーなのに、なぜこんなにも大きな違いが出たのでしょうか。

成功者の「ギバー」とは

まず「人生がうまくいってない」ギバーたちは、ギブ=人に与える量が少なかったのです。中途半端に人に与えて、その結果様々奪われてしまい、生活に困窮してしまいました。

では「超一流の成功者」のギバーたちはどうしていたのかというと、次から次へと新たなものをギブ=与えていたことがわかりました。新しい価値を作り出したり、多くの人々にプレゼントを配ったり、言葉等で相手を喜ばせてあげたりと、「ギブ」することが日常的な行動になっていたのです。

しかしここで「そうは言っても、人に与えてばかり・奪われるばかりでは成功しないのでは?」と不思議に思う方も少なくないでしょう。確かに一見「奪う」テイカーたちの方が得をしているように思われます。

ただ、ここでご注意いただきたいのが、「テイカーは愛されない」ということです。自分のことばかり考えて「もっとよこせ!」といっているのですから、人が離れていくのは必然でしょう。そして結局、テイカーの人たちも仕事や生活で苦しむようになっていくのです。

でも、ギバーの人たちは違いますね。一緒にいると幸せを感じるため、多くの人がギバーを愛し「この人に喜んでほしい」とお返しをしていくのです。するとギバーも「じゃあ自分ももっともっと皆を喜ばせよう!」と行動します。

そして好循環が生まれていきます。これが、ギバーの人たちが成功する仕組みなのです。シンプルですが、とても深いお話です。

女子高生土砂崩れ死亡事故、マンション住民に課される巨額の賠償責任

神奈川県逗子市でマンション脇の斜面が崩れ、女子高生が死亡するという痛ましい事故が起きてから9ヶ月あまり。その事故の前日、斜面上部に亀裂を発見した管理人が管理会社に報告をしたものの、その情報が県に伝えられていなかった事実が判明しました。このような事態を防ぐ手立てはないのでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』ではマンション管理士の廣田信子さんが、危機意識を持って対応するためのマニュアルによる訓練の重要性を訴えています。

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逗子斜面崩落事故のその後のその後

こんにちは!廣田信子です。

女子高生土砂崩れ死亡事故で痛感する、土地所有者に問われる責任」のさらにその後です。

神奈川県逗子市で2月、マンション脇の斜面が崩れ女子高校生が死亡した事故で、事故の前日にマンションの管理会社が斜面に亀裂があることを把握していたものの、それが行政に伝わっていなかったことが分かった…と報道がありました。

神奈川県によると、事故の前日、斜面の上の方に亀裂が見つかり、管理人が写真を撮って管理会社に連絡した。以前から県が斜面の危険性を調べていたことから、管理会社はその日のうちに県と調査会社に次の調査の日程などを問い合わせた。しかし、この際に、管理会社は亀裂の存在には具体的に触れなかったので、県には伝わらず、対策は取られなかった。事前に亀裂を把握していたことを県に伝えたのは事故の5日後だったといいます。県は「事前に分かっていれば現地に行って危険性を判断できたかもしれない」…と。

この亀裂の写真を見た複数の専門家は「崩落の前兆」と指摘していますが、県の担当者が残したメモや関係者の証言をたどると、管理人が発見した亀裂の情報が危機感を持って共有されず、対応が後手に回った経緯が浮びます。

遺族側は、管理会社には事故前日に異変を察知しながら適切な対応を怠った、住民らも安全管理を怠ったと…として、マンション管理会社の代表を業務上過失致死の疑いで県警逗子署に刑事告訴。マンションの区分所有者の住民を過失致死の疑いで刑事告訴しています。さらに、約1億1,800万円の損害賠償を求め、住民側と協議がされています。

また、逗子市によると、崩壊した斜面はマンション敷地内の共用部分で、住民約40世帯の「区分所有」ですが、応急措置として市が負担した復旧工事費約3,000万円や、今後予定される追加工事費約5,400万円の一部を住民が負担するよう協議が行われているといいます。

県は、本復旧工事に道路のり面等の対策工事で発行できる地方債の元利償還金7割を国からの交付税で賄う緊急自然災害防止対策事業債の活用を考えているといいますが、費用負担は、第一義的には原因者負担ということがあるので、管理組合が費用負担しない訳にはいかないのです。