なぜ接客のプロは「着れば軽い」という情報にダメ出しをするのか

あなたは、“プロだから伝えられる情報”を接客の際に出せますか?今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが販売研修で気になった、情報の質についてお話しています。

プロの情報力

先日やっていた販売研修で、私はアパレルショップスタッフの方から接客を受けていました。そこでは、「プロならではの情報を教えて欲しい」という要望を伝えていまして、接客の中でそういった情報を伝えてくれるよう促していたわけです。

接客が進んでいく中で、なんとか情報を出してくれようとしている気持ちは伝わりましたが、出てくる情報はプロならではの情報とはあまり感じられないものでした。なぜそう感じるかというと、ほとんど全てが「見ればわかる情報」でしかなかったからです。「素材が云々」とか「シルエットが云々」と言われても、大抵のことは目で見ればわかります。

これはお客様も同じで、今のお客様はある程度の知識を持っている人も少なくはありませんから、目で見てなんとなくどういうものかくらいは判断できることも多いわけです。

じゃあプロならではの情報と呼べるものはどんなものかといえば、ひとつの方法として、シンプルに「目で見てもわからない情報」を伝えられると良いでしょう。

素材やシルエットはモノを見て触ったり、タグを見ればある程度わかるようになっています。しかし、その素材が具体的にどのような作り方で、どんな機能性を持っているかであったり、そのシルエットになっている意味はどうなのかといったあたりの情報は、見ただけではなかなか伝わってきません。

例えば、「着てみると意外と軽いコート」があったとして、「着てみると意外と軽いですよね」みたいな情報はプロでなくてもわかります。

でも、そのシルエットが計算されていることで、「アウターの重さは着た時に肩にかかるので、なるべく重さが感じにくいように計算した作りになっているんです。だから、素材が軽い素材ではないのに軽く感じられるんですよ」といった話ができればどうでしょうか。「着ると意外と軽い」というメリットに深みが増してくるように感じませんか?

誰がも見ればわかる情報ばかりで接客することに慣れてしまうと、どんどん言葉に深みがなくなっていきます。そうなればなるほど、「カタログ読んだほうがいいじゃん」「ECサイトで商品情報見ればいいじゃん」ということになっていきます。

商品説明も軽く考えていると、こういうことになりかねないので、「自分がプロならではの情報を出せているか」を考えながらお客様と接していきましょう。

今日の質問です。

・あなたが思う「プロならではの情報」とはどんなものですか?
・その情報を聞くことで、お客様には具体的にどんなメリットがありますか?

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重要なのは素質ではない。ドラッカーが語ったリーダーになれる人の条件

「リーダーシップとは何か」、「リーダーたることの条件とは何か」を知ることがビジネスで成功する一つの大きな鍵となります。そこで、今回のメルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では、著者の浅井良一さんがドラッカーの言葉からビジネス上の「リーダー」について詳しく語っています。

経営者の仕事 傑物を使いこなしたり

ドラッカーは“リーダーシップ”について興味深いことを言っています。

“リーダーシップ”は、資質とは関係ない。カリスマ性とはさらに関係ない。その本質は“行動”である。それは“手段”である。何のための“リーダーシップ”かが問題である。

だと教えます。

話が飛びますが、中国の前漢朝の創始者となった「劉邦」が語ったとされる「勝者の“器”」についての言葉をあげます。

帷幄のなかに謀をめぐらし、勝ちを千里の外に決するは、われ“張良”にかなわじ。政務の充実、兵糧の調達、補給路の確保につきては、われ“蕭何”にかなわず。百万の兵を手足のごとく操り勝ちを収むるにつきては、われは“韓信”にかなわじ。ともに傑物なり。しかれどもその傑物を使いこなしたり。これぞ、われ天下を得たり理なり。

「劉邦」の本性たるや見てくれは“龍顔”で大人の風はあったけれど、知性なく酒飲みで女好きで侠客の親分のような人物で、しかし、二つの桁違いの良質があった「常に“大度”」があった。一つは、部下の意見を“よく聞き”それを採用して行動をおこした。二つ目は、戦利品のたぐいを“私せず”大盤振る舞いをした。

ドラッカーは、リーダーたることの要件を3つ上げています。

1.リーダーシップを“仕事”として見ることである

リーダーシップの効果的な基礎とは、
(1)組織の使命を考え抜き、それを
(2)目に見える形で明確に定義し確立することである。

リーダーとは、
(1)目標を定め
(2)優先順位を決め
(3)基準を定め、それを
(4)維持するものである

2.リーダーシップを地位や特権ではなく“責任”と見ることである

優れたリーダーは常に厳しい。ことがうまくいかないとき、何ごともだいたいうまくいかないものだが、その失敗を人のせいにしない。

「自らが最終責任を負うべき」ことを知っているがゆえに、部下を恐れない。強い部下を求める。部下を激励し、前進させ、誇りとする。部下の失敗に最終的な責任をもつがゆえに、部下の成功を脅威とせず、むしろ自らの成功と捉える。

3.“信頼”が得られることである

信頼が得られないかぎり、従う者はいない。そもそもリーダーに関する唯一の定義は、つき従う者がいるということである。

信頼するということは、リーダーの言うことが真意で確信がもてることである。それは“真摯さ”というものに対する確信である。

「公言する信念とその行動は一致」しなければならない。明らかになっていることとして、賢さに支えられるものではない。一貫性に支えられるものである。

そのためのリーダーシップを発揮すべき経営者つまりトップマネジメントの“役割”について、より詳しく示すとこんなものがあるとします。

「好きなことを仕事にする」ために払う犠牲。必要なのは覚悟と決意

「今の会社を辞めて、好きなことや得意なことで独立してみたい」という思いをお持ちの方は多いかもしれません。しかし、当然ですがその道は生半可な覚悟で進めることは難しいです。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、独立する覚悟についてありがちな例をあげてわかりやすくお話しています。

やりかったこと、好きなことで独立する覚悟 現状を捨てることから始める

自分がやりたい仕事で独立し成功している人は、傍から見るととっても輝いているように映ります。

スポーツ選手や芸能人なんかが良い例です。

ですがスポーツ選手も芸能人も全ての人が輝いている訳ではありませんよね。輝いて映る人はごく一部。

プロになったものの怪我をしてしまい、万年2軍暮らしの野球選手やリハビリ生活が何年も続いているサッカー選手。誰も聴いてくれないところで何年も歌わなければならない歌手。あるいは漫才師が流れるプールのステージで漫才をするものの、目の前のお客さんがみんな流れていってしまってオチまで見てもらえない…など。

華やかな世界の裏にはこうした苦労や下積みがつきものです。

そうした苦労や下積みを重ねて技術を磨き重ね表舞台で活躍していきます。それも一握り。

ですが、苦労や下積み部分のことはみんな十分知ってはいるものの、表舞台の部分しか見ずに羨ましいと思ってしまいます。そして、下積みや苦労生活を見ると、自分にはやっぱり無理だな、と落胆します。

憧れが憧れで終わる瞬間です。

と、このようなことは我々一般の世界にもあることで、たとえば、友人や知人が、「自分の好きなことを仕事にしたい」と一念発起し、独立したとします。

それを傍で見るあなたは触発され、「なんかいいよなぁ。そうやって打ち込めることがあって。自分もやりたいことを仕事にして独立できないかな~」と考えるようになります。

ですが、実際に目の当たりにするのは…独立準備に朝から晩まで奮闘する友人の姿。さらに、軌道に乗るまで、寝る間を惜しんでバイトをかけもちしながらもなんとかやりくりしている友人の姿。時間、お金、生活の全てを軌道に乗せるために犠牲にしている友人の姿。

そこで、今の生活レベルと好きなことで独立するための時間とお金を天秤にかけます。結果、「う~ん、もうちょっとお金が貯まって、時間に余裕ができたからにしよう」という考えに落ち着きます。

人のことを羨む人生からこの先抜けることのない瞬間です。

武田教授が告発、「憲法違反」の選挙制度が凋落させた日本の政治

11月10日、先月末の衆院選を受け招集された特別国会。この日をもって第2次岸田内閣が発足しましたが、そもそも衆院総選挙を「憲法違反」とする声もあるようです。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』では中部大学教授の武田邦彦さんが、衆院選において国が犯し続けているという「3つの憲法違反」を挙げ、そう判断せざるを得ない理由を解説。日本の政治レベルが極端に低い状態にあるのも、まともな選挙が行われないためであると断言しています。

 

国民が人を選ぶことが“できない”総選挙。国が犯す3つの憲法違反とは

10月末に衆議院議員選挙が行われた。すでに4年の任期が過ぎているので、岸田新首相の下で特別な争点はない状態で選挙が行われた。

この選挙は「憲法違反の選挙」であり、報道も正しくなかった。その状態と結果を考えたい。

まず第一に「小選挙区制」という選挙制度そのものが憲法違反であるということだ。憲法では「党」というのはまったく記述がない。選挙は国民が「候補者」を選びその人が「代議士」として国民の代わりに国会で政策や法律などを決める。あくまでも日本の選挙は「人」を選ぶ選挙であって、党は関係ない。「党」は選挙で選ばれた人が国会で活動するのに、都合の良い時には「党を作っても良い」という位置づけである。

それなのに著者の選挙区でも候補者は2人か3人、保守系が1名、野党が1名ということだから、政治的な方向性は何とか合致しても、「人」を選ぶことはまったくできない。「人」を選ぶと言いながら選ぶ対象の人が2人というのは誰が考えても不合理だ。でも政治家が自分の子供を政治家にするために屁理屈をこねた結果を誰も覆すことができないのが現在の日本である。

さらに酷いことには、野党は「選挙協力」ということで政党間で調整して1人に絞る。野党が複数いるのは「政治的主張が異なる」からであり、今回のように「立憲民主党」と「日本共産党」が候補者を調整するということは政党側の勝手な党利党略であって、選挙民から見ると立憲民主党に投票しようとしている人は「どうする?」ということになる。まったく選挙民をバカにした話である。

せめて、自民党が4、5名、主要な野党は候補者がいる状態でなければ、到底「国民が選ぶ」ということにはならない。

次の問題はよく言われることだが、国民が選挙して落選したという候補者が比例区で「復活当選」するという、これもあり得ないことだ。「ゾンビ当選」と言われるがまさに「国民が落選させた候補者を当選とする」という非常識な制度であることを的確に表現している。こんな不合理なことが制度を決めることができる国会で行われているのは、すでに日本で「正義」が議論もされず、実施もできなくなっているといって良いだろう。

三番目の憲法違反は、立候補の供託金が法外に高いことだ。衆議院選挙に立候補するためには600万円という大金が必要である。これは国際的にもあり得ない額で、数カ所の特殊な国は別にして普通は10万円以下か高くても数十万円である。

供託金を高くしているのは、泡まつ候補を減らすとか、街に選挙カーが溢れないようにするなどと説明されているが、供託金が少ない国でそういう状態が発生している事実はない。しかも日本社会は評判を気にするので、諸外国より供託金が安いからと言ってそのような状態が発生するはずもない。これは憲法が保障する「お金がなければ公的な権利を失う」ということにはっきりと反している。

つまり、現在の小選挙区比例代表制や供託金という制度は選挙権ということでも被選挙権ということでも憲法違反であり、それを修正する力は現在の日本社会はすでに失っているのである。

最近の国会の議論のレベルが著しく低下していることは多くの人が認めることだが、まともに選挙が行われず、政党の党利党略で候補者になり、二世議員が幅を利かせている状態でレベルの高い政治が行われるはずもない。その結果、外交、経済など高度な政治課題については国際的にも極端に貧弱な状態が続いている。

 

想像以上だった店長の激務。人気コンサルに転職の相談をした結果

仕事ぶりを認められて全国チェーンの飲食店の店長になって半年。店長業務はなかなかハードで人間関係もストレスとなってしまい、会社に不満はないものの転職を考えるようになってしまった──そんな悩みに答えるのは、『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江一石さん。人間関係の問題はどこでもついてくるので、いきなり転職する前に、問題を解決できる能力と思考を高めることが必要とアドバイス。全国チェーンのホワイト企業といういい面を生かした改善策を伝えています。

38歳、飲食店店長から転職すべきか

Question

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永江様、毎週水曜日を楽しみにしております。従業員数70名、私の店舗は年商1.8億円ほどの、全国チェーンの飲食店で勤務しております、年齢は38歳です。飲食業の中ではホワイト企業と呼ばれており、コロナ禍の中でも出店を続ける成長企業です。

今年の3月に店長として昇格・配属されてから半年経ちました。店長になるまでは見えてこなかった店長業務の量、仕事ができない年上部下や、たくさんいる従業員との人間関係のストレス、休日も溜まっている仕事で休めない、などなど、何度か鬱になりそうになりながらも続けてきました。

もちろん、私の業務の進め方が悪いのも自覚しております(仕事を振れない、やらないことを決めていないなど)。また自分の特性として事務仕事や、人に仕事を任せるのが苦手です(自分でやってしまう)。ただ、周りの店長達も休日出勤しており、業務量が異常なのかとも思っています。

前置きが長くなりましたが、質問です。業務量・店舗の人間関係などで肉体的にも精神的にも疲れ切っていますが、待遇面は良く、また成長企業で働けて良い経験が出来ている、改善して乗り切れば、かなりの成長が出来る、と踏ん張るのがいいか、収入は落ちるかもしれないが転職をするかで悩んでおります。

年齢がまだ若ければ、すぐに決断できると思いますが、38歳で他業種も経験ありません。(これまで2回、飲食で転職しております)まとまりのない文章で大変恐縮ですが、永江様のご意見を伺いたく、質問させていただきました。よろしくお願いいたします。

永江さんからの回答

今問題に感じている業務負荷と人間関係のストレスを改善する取り組みや工夫をする、という視点は重要だと思います。どれだけ企業がホワイトでも管理職には負担がかかります。飲食に限らずどの業界・どの仕事でも、経営者であっても業務量や人間関係はついて回ります。自分でお店を開こうが転職しようが同じなので、問題を解決できる能力と思考を高めることが必要だと考えます。

業務量や仕事の仕方の改善は、今やっている業務をかけている時間や感じているストレスと共に全て書き出して、一つひとつに絶対に必要か・不要かを判断し、不要なものはすぐやめて、必要なものはもっと楽にできるやり方がないかを考えて改善策を実行します。

人間関係のストレスはもうそういうもんだと思って図太くなるしかありません。38歳ならどこに行って何をしたって様々な人間関係があります。仕事ができない年上部下なんていくらでもいるので接し方を学びましょう。大半のストレスは自分の人への期待と実態の乖離によって生じるので、何も期待せずうまくいったらラッキーだと思えばストレスゼロです。

この冬“コロナ第6波”は来る?「杞憂」と言い切れぬ数々の不安材料

日本ではコロナ感染者が激減し、医療機関にもようやくいくらか余裕ができてきたようです。一方で、ヨーロッパでは感染者数が過去最高になっている国があり、日本でも再び感染拡大が起こる可能性は否定できません。この冬には第6波が到来するのではないかと心配するのは、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんです。山崎さんは不安材料の数々を挙げ、行動緩和や経済対策の話ばかりでコロナ対策の声が小さくなった選挙後の政府のありようについて「杞憂に終わればいいが」と、不信感を表明しています。

 

杞憂のこと

古代中国、杞の国に、今にも自分の上に天が崩れ落ちて来るのではないかと心配して寝食すらまともにできなくなってしまった人がいた。この杞人の憂いを「杞憂」と言い、今では「いらぬ心配をすること」という意味で一般的に通用している。

ただその用法には状況に応じて概ね2通りが存在し、1つは「そんなことは杞憂だよ」といった不安の打ち消し、もう1つは「杞憂に終わればいいが」といった一抹の不安の持ち越しである。

今現在においては小康状態にあるとは言え、新型コロナウィルス感染症の波はこれまでで通算5回あり、それを以下にまとめると、
2020年春の第1波
2020年夏の第2波
2020-2021年冬の第3波
2021年春の第4波
2021年夏の第5波
となる。

一目して気になるのは、2020年は春夏冬と波が来て、2021年は春夏の波の後はやはり昨年と同様に秋は小康状態となっていて、さてこの冬がどうなるか、といったところであろう。記録は2年分しかないけれど、少なくともこれまでのところは見事な季節性を見せていると言えるのではないだろうか。とすれば、恐いのはまさしくこれから始まろうとしている冬ということになる。

もちろん去年の冬とは状況は異なる。一番大きいのはワクチンが一通り行き渡ったことである。「もしかしたら今年も…」といった心配は「そんなことは杞憂だよ」の方かもしれない。

とは言え「杞憂に終わればいいが」の方も否定できないところがある。新たな変異株出現の可能性、ワクチン効果の持続性の問題、一番大きいのが未だワクチンが行き渡る前に勝手に収束した直近第5波の謎など不安材料の方もなかなかに多いからだ。

さらに我々を不安にさせるのが政府のありようである。総選挙のせいか、コロナ対策そのものも担当大臣の西村氏や河野氏とともにまるで過去のもののような扱いである。医療体制の拡充、PCR検査能力の拡充、できているのか、やっているのか、怪しい限りである。

また次、今夏のような事態が出来し「体制さえ整っていれば死ななくても済んだのに」といった事案が1つでも発生すれば、秋(つまり小康状態の今)に一体何をやっていたのかといった責任の追及からは決して逃れられるものではない。

我々国民は政権与党に連続して同じ政党を選んだ。意を以てこの事実を読めば「手柄はくれてやる。その代わりきっちり責任は取ってもらうからな」ということであろう。ごく稀に、それこそ地質年代的な視野でみると、天が崩れ落ちて来るような天変地異も起こり得るのである。本当に杞憂と言えるのか。今、その冬が、勝負の冬が、まさに来ようとしている。

 

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金爆が解散&消滅の危機。歌広場淳に不倫中絶報道、鬼龍院翔に続く致命的な不祥事、ファンから「パイプカットしろ」の声

4人組エアバンド「ゴールデンボンバー」(金爆)の“エアベーシスト”歌広場淳(36)が10日配信の文春オンラインで20代女性との不倫&中絶トラブルを報じられ、活動を自粛することが発表された。ゴールデンボンバーはボーカルの鬼龍院翔(37)が今年9月に10年にわたる二股交際が報じられたばかり。バンドは結成以来最大の危機を迎え、「解散」という言葉もチラつき始めているという。

歌広場淳が不倫相手の女性に中絶迫る非道ぶり

2012年にヒット曲『女々しくて』で大ブレイクしたゴールデンボンバー。NHK紅白歌合戦には4年連続で出場し、「エアバンド」というこれまでの音楽シーンではありえないジャンルを確立した。そんなバンドを襲った最大の危機。

記事によると、歌広場は昨年1月、飲み会で知り合った20代の一般女性Aさんとその日のうちに男女の関係に発展。それ以降もデートを重ね、歌広場が地方の仕事にAさんを呼んで密会したり、恋人のような交際を続けていたという。

そして今年2月にAさんの妊娠が発覚すると、当初は「逃げも隠れもしない」といった男気あふれるメッセージを送っていた歌広場だが、すぐにAさんに中絶を要求。Aさんは妊娠14週で破水し、中絶を余儀なくされたと報じている。

「しかも、Aさんには夫婦関係は破綻していると言っていたくせに、今年8月には第2子が誕生していますからね。歌広場さんの妻と不倫相手のAさんは同時期に妊娠していたわけです。悪質極まりなく、言い逃れはできそうにもありませんね」(スポーツ紙の芸能記者)

歌広場は来年2月まで必要な生活費をAさんに払っているといい、同誌の取材に対して、歌広場の所属事務所は「概ねその通り」と不倫の事実を認めているという。

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ゴールデンボンバーに残された道は「解散」のみ?

今回、報じられた歌広場の不倫&中絶報道はバンド解散へのきっかけになってしまうかもしれない。

というのも、ゴールデンボンバーをめぐっては、ボーカルでフロントマンである鬼龍院翔が今年9月、結婚した女性とは別に、約10年に渡り交際を続けていた女性がいたことが発覚。二股交際を続けて、最後に女性を“ポイ捨て”した事実が明らかになったばかり。

鬼龍院は報道を認めて謝罪。この不貞行為を償うべく、ネットの生配信で自らが考案したという「くさや風船爆弾」「激辛わさび寿司」など、7つの罰ゲームで反省の意を示したが、これが逆効果となり大炎上した。

「全女性をナメている」「罰ゲームを受けたから何?」「ただただ不快」「もう応援する気も失せた」など批判の声が殺到。本人たちはエンターテインメントに振り切り、パフォーマンスで謝罪したつもりだろうが、傷口を広げる結果となってしまった。

「そこへ今回の歌広場さんの女性トラブルですから、ゴールデンボンバーそのものの倫理観が疑われています。そもそもエアバンドという、ある意味世間をナメてかかることで成功したバンドですから、女性に対してもどこかそういう部分があるかもしれません。音楽関係者の間からは、歌広場さん個人だけでなくバンド自体の活動休止、最悪バンドを解散せざるをえないという話も出ているようです」(前出・芸能記者)

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鬼龍院が禊の罰ゲームを受けていた時、歌広場はどんな心境で参加していたのだろうか。今回の行動はファンですら擁護することができなそうだ。

森永製菓の“異常な努力”が生んだ定番「チョコモナカジャンボ」の秘密

エンゼルマークでおなじみの森永製菓といえば日本を代表する老舗企業ですが、ベストセラー「チョコモナカジャンボ」の食感に対する尋常ならざるこだわりをご存知でしょうか。今回の「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」では、そんな同社が惜しむことのないの不断の努力と、並々ならぬ手間暇のすべてを公開。さらに創業時から引き継がれてきた森永製菓のDNAを、余すことなく紹介しています。

多種多様なロングセラー…定番を進化させる独自戦略/森永製菓

アイスの売り上げは右肩上がりで、いまや市場規模は5,000億円以上。そんなアイスの王者に君臨するのが「チョコモナカジャンボ」。アイス全体で7年連続売り上げNo.1(2020年1月~12月 日経POS情報 レギュラーアイスカテゴリー調べ)。国内で年間およそ2億個と、実に0.16秒に1個売れている。

「2位の商品とは売り上げ1.5倍の大差で圧倒的人気の商品です」(ベルク フォルテ森永橋店・内田尚希店長)

つくっているのは森永製菓。1899年創業の老舗メーカーで、ほとんどの商品が50年以上続く超ロングセラーだ。

黄色い箱でおなじみの「ミルクキャラメル」は1913年発売。誕生から100年以上経った今もファンが多い。やはり半世紀以上に渡って人気なのが1967年発売の「チョコボール」。さらにソフトギャンディの草分け「ハイチュウ」(1975年発売)やシュワシュワ食感が楽しい「ラムネ」(1973年発売)もある。

「子供だったお客さまが大人になっても購入していただいてる。そして今度は自分の子供のために買われる方が多いです」(ライフ 神田和泉町店食品担当・関悠太さん)

1972年発売の「チョコモナカジャンボ」(発売当初の商品名は「チョコモナカ」)も来年50歳を迎えるロングセラーだ。ちなみに最初は普通のバーアイスの大きさだった。その後、真ん中にチョコをはさんだ今のスタイルに。そして96年、1.5倍サイズのジャンボに進化した。

このアイスの人気の最大の理由が「パリパリ」という割った時の音。この「パリパリ」に森永は並々ならぬこだわりを持っている。

神奈川・大和市にある森永エンゼルデザート工場。パリパリを生み出す第一の秘密はモナカの皮にある。皮の内側に吹き付けているのはチョコだ。

「モナカの表面にチョココーティングをすることによって、バニラクリームを充填した時に水分をブロックする。満遍なくチョココーティングすることがパリパリ感を1日でも伸ばすことになります」(製造部・藤井健也)

通常のモナカアイスは皮にアイスが直接つくから、水分が皮に移ってしんなりしてしまう。そこで、皮の内側をチョコでコーティングすることで水分をブロックしているのだ。

その皮にバニラクリームを入れて口溶けの良さにこだわったチョコをかけていく。その上からさらにたっぷりのバニラクリームを。最後に皮をかぶせて完成だ。しかし、「パリパリ」へのこだわりはここからが本番だという。

実はほとんどのアイスクリームには賞味期限が設定されてない。多くのアイスは、オフシーズンの冬に大量に作られて冷凍倉庫に保管。夏になったら一気に出荷されていく。しかし、「チョコモナカジャンボ」はアイス業界の常識を覆した。

「『チョコモナカジャンボ』は製造してから5日を目安に店頭にお届けします。在庫が多いと鮮度が悪くなるので、必要な時に作り、必要でない時には製造を止める」(藤井)

作りだめせず、欠品も出さない。それには生産量の見極めが重要。そこで森永は「日本気象協会」とタッグを組んでいる。

モニターに映し出されていたのは1週間ごとの予想気温と、それに合わせた「チョコモナカジャンボ」の出荷量予測。日本気象協会は、過去の気温と販売データを分析。今後の予想気温から「チョコモナカジャンボ」の1週間ごとの需要を予測しているのだ。

例えば、8月9日の週の予測平均気温は前年より3度ほど低い。それをもとに、「チョコモナカジャンボ」の需要も前年より12%落ちると予測した。

生産量を決める要素はこれだけではない。テレビCMの量や販促イベントも需要に大きく影響する。そこで営業担当とも連携。「今週は大きな販促がないので、需要が伸びない」などの情報を踏まえて生産量を減らすことに決め、すぐさま製造部門へ伝える。

出荷した後も「パリパリ」にこだわる。研究所研究員・渡辺裕之が、買ってきた「チョコモナカジャンボ」の皮を削り、機械に入れた。「最終的に売り場でどこまでパリパリ感が保たれているかを水分計で図っています」と言う。一般的なモナカアイスの皮の水分値は15から20%なのに対して、「チョコモナカジャンボ」は5.5%だった。

会社の総力をあげて「パリパリ」にこだわっているのだ。

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女性自殺者の急増を隠蔽する自公政権の姑息。80%超「増加」の真相

11月2日に厚労省により公表されるや、働く女性の自殺者数が15.4%もの増加を見たことが大々的に報じられた「令和3年版自殺対策白書」。しかしその発表時期と数字には、政権による「意図」が見え隠れしているようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、例年ならば3月下旬の同白書の発表がこの時期にずれ込んだ理由を暴くとともに、女性自殺者の「本来」の増加率を挙げ自民党政権の詐欺的体質を強く批判。さらに新型コロナの影響による女性の自殺者の急増という社会現象は現在も進行中であり、「国民の命と生活など二の次」の現政権下では彼女らが救われることはないと指摘しています。

【関連】自殺者が急増。新型コロナと菅政権の無策に殺される国民の悲劇

 

女性の自殺者急増を完全スルーの自公政権

11月2日に発表された政府(厚生労働省)の「自殺対策白書」によって、2020年の女性の自殺者数が大幅に増えたこと、特に働く女性の自殺者数が急増したことが分かったと、新聞各紙やテレビ各局の報道番組などが報じました。

ザックリと要点を挙げると、昨年2020年の自殺者数は2万1,081人となり、10年連続で減少していた自殺者数が11年ぶりに増加に転じた、という1点。そして、男性の自殺者数は前年より23人減の1万4,055人で「0.2%減」だが、女性の自殺者数は前年より935人増の7,026人で「15.4%増」、つまり、女性の自殺者の急増によって、全体の自殺者数が増加に転じてしまった、という1点。

そして、女性の自殺者の個々の環境や状況を見ると、「働く女性」「若い女性」「シングルマザー」などの増加が顕著であり、厚労省は「新型コロナ感染拡大による失職や収入減が背景にある」と指摘しています。新聞各紙やテレビ各局は、これらの点を大きく報じたわけですが、あたしは「はぁ?」と首を傾げてしまいました。つーか「今さら何を言う、早見優」と村上ショージさんの往年のギャグまで口にしそうになってしまいました。

だって、厚労省の自殺対策推進室は、毎月の全国の自殺者数と詳しい内容を、翌月に発表しているのですよ。つまり、2020年の女性の自殺者数の急増は、今年1月には分かっていたことなのです。今回、各メディアは、2020年の1年間のトータルとして「女性の自殺者は前年より935人増え、15.4%増となった」と報じました。でも、この「15.4%」という増加率って、1月から12月まで平均的に増加した場合の数字ですよね。ここに「落とし穴」というか、公文書の改竄など朝飯前の自民党政権による「印象操作」があるのです。

2020年の自殺者数の月毎のデータを見てみると、1月から6月までは前年同月とほとんど変わりません。しかし、新型コロナによる非正規労働者の解雇や雇い止めが増加し始めた7月から、自殺者数が急増しているのです。日本の自殺者数は、新型コロナの前までは、ここ数年、毎月1,500人から1,800人の間を推移して来ました。そして、新型コロナが始まった2020年2月以降も、6月までは1,400人から1,500人台を推移していて、過去5年間の水準を下回っていました。

しかし、当時の安倍晋三首相が「GoToトラベル」を前倒しで強行して行動制限を緩和した7月から1,800人超へと増加が始まり、次の菅義偉岸首相が「GoToイート」を強行した10月には、ついに2,000人を突破してしまったのです。2020年10月の自殺者数は2,153人ですが、2019年10月は1,539人だったので、前年同月比は「40%増」です。そして、この増加分の大半は女性なので、女性の自殺者数だけを前年同月と比較すると、なんと「80%超の増加」なのです。「80%超の増加」って、ちょっと盛れば、もはや「2倍」です。

政府は「7月~12月の自殺者数の増加分」を「1年分」として計算し、女性の自殺者の増加率を「15.4%増」などと示しましたが、このように10月だけを比較すれば「80%超の増加」ですし、7月~12月という下半期を比較すれば「40%増」なのです。前年より減少している上半期もまとめて計算することで、増加率を水で薄めてアベ政治の失敗を小さく見せようとする姑息な「印象操作」、さすがは改竄と捏造がお家芸の詐欺政権です。

 

取り返しのつかぬ損失。京都大学・霊長類研究所の「解体」に抱く疑問

2022年3月での組織再編・名称変更が決定した、京都大学の霊長類研究所。言葉や数字を理解するチンパンジー「アイ」の研究等で世界に知られた「知の拠点」の事実上の解体は、はたして正しい選択と言えるのでしょうか。この決定について、「取り返しのつかない損失になり、全く同意できない」とするのは、健康社会学者の河合薫さん。河合さんは今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』にその理由を記すとともに、同研究所がこれまで果たしてきた役割や上げ続けてきた成果を紹介し、我々人類が霊長類に学ぶべきことはまだまだ多いと結んでいます。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

 

サルを見て、ヒトを知る 京大・霊長類研究所「解体」に疑問

京都大学の霊長類研究所の解体が決まりました。

解体決定の理由は、元所長で高名な認知科学者の松沢哲郎氏(2020年に懲戒解雇)らによる約11億3,000万円の研究費の不正使用が主な原因です。ときを同じくして、霊長研の教授であった正高信男氏(20年度で定年退官)による実験データ捏造も判明し、最後のとどめを刺したかっこうです。

経理不正もデータ捏造も絶対にあってはならない問題であり、信頼をゆるがす由々しき“事件”であることは紛れもない事実です。

しかし、解体とは…。実に残念、というか「今」こそ残さなくてはならない拠点を一部の不届な研究者たちの行いで解体するのは、取り返しのつかない損失になる。研究者の端くれとして全く同意できない、というのが率直な気持ちです。

霊長類研究所に代わって来年4月に発足する「ヒト行動進化研究センター(仮称)」では、脳科学などの実験を主に行うそうです。

つまり、霊長類研究所が大切にしてきた「野外研究」はなくなるのです。いかなる組織でも有形無形の「大切な道具」があり、それが先人たちから受け継がれ続けることが新しい未来を切り開きます。その「道具」をなくしてしまおうというのです。

京都大学霊長類研究所は、日本の霊長類研究の創始者として知られる今西錦司博士により1967年に設立されました。

一般的にはあまり知られていませんが、先進国の中で“その辺にサルがいる”のは日本だけ。日本には「桃太郎」や「サルカニ合戦」など、サルが出てくる童話や民話がありますが、イソップ物語にも、グリム童話にも「サル」が主人公のお話がないのは、そのためです。

そこで今西博士は「サルの社会」を知ることで、「人類の生態」を解き明かそうとしました。サルから「ヒト」を考えるという発想は、当時、欧米の研究者には受け入れ難いものだったそうです。

しかし、今西博士らは、徹底的に「サルの社会観察」に精をだした。木々の間に見え隠れする野生ニホンザルの姿を追い、観察し、行動を徹底的に記録し、「サルの社会」の実態をあかそうとしました。