そうは問屋が卸さないなら力を借りる。小売と問屋の新しい組み方

小売店にとってメーカーとの仲を取り持ってくれる問屋さんは、頼もしい存在である半面、不満を感じてしまう相手でもあるようです。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者の梅本泰則さんが、小売店が問屋さんを上手に活用し、かつ問屋さんにもメリットのあるwin-winな方法を紹介しています。

問屋さんの活用法

「あなたのお店は、問屋さんに何を求めていますか?」

こんな質問をされたら、どう答えられるでしょうか。こんな風に答えられるかもしれません。

「この頃の問屋さんは、商品を売りつけることばかりに熱心で、役に立つ情報を持ってきてくれない」

まあ、問屋さんは販売会社ですから、当たり前といえば当たり前です。しかし、お店に聞いてみると、こんな声も聞こえてきます。

「問屋さんは、自分の売りたい商品だけを紹介してくる」
「特価商品を売り込むのが仕事のようだ」

つまり、お店にとって本当に必要な商品を紹介してくれない、ということです。また、「お店の販売方法や利益の出し方など、店舗経営へのアドバイスがない」とか、「問屋さんの方向性や戦略がよく見えてこない」といった声もあります。

こうした声は、きっと問屋さんに届いていることでしょう。しかし、なかなか対応をしてくれないことへの不満もあるようです。そんな問屋さんは、どこへ向かっているのでしょう。

言うまでもなく、問屋さんはいわゆる「中間に位置している存在です。メーカーさんの販売代理店として、その意向を汲みながら活動をしなければいけません。また、一方では小売店さんからのさまざまな要求に対して、応えなければいけません。その間に挟まって調整をするのも仕事です。会社の組織で言えば、中間管理職のような立場といえるでしょう。結構大変ですが、重要なポジションです。

そして、その問屋さんの業績がなかなか上向いてきません。中小の小売店さんの声を聞くどころではないのかも。今、問屋さんはどんな戦略をとっているのでしょう。

いじめを放置した教師が罰せられる法案に誰が反対しているのか?

教師に求められるのは、教育に対する情熱・使命感と子供に対する愛情です。いじめに対し見て見ぬふりをするなど職務放棄といわざるを得ません。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』では、「いじめ防止対策推進法」の改正動向を紹介、なぜいじめを放置する教師を懲戒対象とすべきなのかについて力説しています。

今こそ「いじめ防止法に教師への処罰規定を」

昨年の12月、サポーターの方から地元の下野新聞の論説をご紹介いただきました。「いじめ防止法改正 信頼関係構築に努力必要」というタイトルで、超党派の国会議員による勉強会がいじめ防止対策推進法の改正に向けた素案をまとめたというものでした。その素案には、

教員がいじめの疑いを把握しながら放置するのを禁じ、これに反した対応をした場合は懲戒処分の対象にする

と示されているというものです。さらに本論説では、

学校・教委の側に被害者側に寄り添う姿勢が全くうかがえず、対立があらわになる例はほかにも多々ある。防止法の趣旨を根付かせていくには、改正以前に教育現場の意識改革が必要だろう。

と締めくくられております。私たちが皆様と共に、長年に渡って訴えてきた「いじめを隠蔽放置加担あるいは主導する教師は懲戒することを盛り込むことが必要だ」という主張が実現する日が間近に迫ってきていることが感じられます。子供たちを守るためには、国として絶対に宣言しなくてはならないことです。

全国100万人を超える教師の中で、いじめを隠蔽したりするような教師はほんの一握りです。しかし、その一握りの心無い教師を担任に持つ子供たちにとっては、それはつらい現実です。その一握りの教師をかばうために教育界には教師を罰するのは反対だとの声が根強くありました。この壁を破らなければなりません。

法制化すると短絡的に「いじめがなくなる」というわけではありませんが、いじめは放置してもかまわないと考えている教師たちに、「いじめにはきちんと対応しなければいけない」という意識変革を促すための第一歩です。

顧客満足度だけでは不十分。顧客感動を作るための三つのレベル

今や「顧客満足」など当たり前、これからのビジネスには「顧客感動」が大事である―。そんな話に大きな共感を覚えたという、無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを! 』の著者・石丸智信さん。石丸さんは今回の記事で「感謝」について考察、普段の生活において感謝を表すことのできる「三つのレベル」を紹介しています。

当たり前だと思っているの物事に感謝しているだろうか

私自身、業務として、個人として、これまで多くの研修、講演会などを聴講する機会がありました。その中で、ご縁の大切さなどを教えていただくなど、多くのいい影響を与えていただいた先生がいます。

その先生は、「感動・感謝」を大切にされていて、例えば、ビジネスにおいてお客様を満足させる「顧客満足」が大事だと言われていますが、これからは、お客様が満足する、お客様を満足させるだけでは不十分で、お客様が感動する顧客感動が大事であるとお話ししていました。

この先生の講義などに触発されたこともあって、私自身も「感動・感謝」を大切にしたいと思っています。本号では、「感謝のレベル」について考察していきたいと思います。

様々な分野において、色々なレベルがある中で、感謝にもレベルがあり、3つのレベルに分けることができる、と聴いたことがあります。

その第一のレベルは、日常では起こり得ないぐらい珍しく起こる嬉しいことやありがたいことなどに対してありがとうと感謝するレベルです。このレベルは、イメージしやすいですし、私たちも行っているレベルと言えるのではないでしょうか。

例えば、誕生日などの何らかの記念日にプレゼントをもらうととても嬉しいですし、そのプレゼントを贈ってくれた人に対して、「ありがとう」と感謝しますね。また、先日行われた箱根駅伝でも、仲間からの応援、沿道の多くの人からの応援などに対して、選手はきっと、感謝していることでしょう。

私たちは、このような日常的にはあまり起こらないことに対しては感謝しやすく、「ありがとう」と感謝を表すことが多いのではないでしょうか。

前のレベルを仮に3級レベルだとすると、次のレベルは、2級レベルと言えます。感謝の2級レベルは、日常的なことであり自分の中では当然のことと思っていることに対してありがとうと感謝することができるレベルです。

このレベルは、簡単そうに見えてなかなか難しいように感じます。自分の中では、日常的に起こっていることだと、それが当たり前だと思ってしまって何気なく流してしまいがちではないでしょうか。

例えば、相手からの挨拶に対して自然と感謝することができるでしょうか。挨拶は、家族の中や職場の中などで日常的に行われていますね。毎日のように挨拶を交わしているので、それが普通のことであり、特別なことではないので、いちいち感謝することはないに等しいではないでしょうか。

探偵が激怒。女子中学生髪切り事件の黒塗りだらけな調査委員名簿

先日、2016年に山梨市立中学で発生した「教員による女子生徒髪切り事件」が報道され、各所から非難の声が上がっています。なぜこのような事態が起きてしまったのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』では現役探偵で数々のいじめ問題を解決してきた阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、自身が入手したさまざまな記録や資料を元に、この事件の「真相と闇」に迫っています。

女子生徒髪切り事件の闇

共同通信2019/01/09

 

山梨県山梨市の市立中学校で2016年6月、教員らに髪を切られ、急性ストレス障害などを発症し不登校になったとして、元女子生徒が8日、当時の校長ら4人に対する傷害容疑の告訴状を甲府地検に提出した。

 

生徒側の弁護士や家族によると、学校側は16年6月上旬、生徒が周囲から体のにおいを巡っていじめを受けているとして調査した際、本人と話し合った上で髪を切るよう指導。生徒は同月7日に自宅で母親から散髪してもらったが、翌8日の下校前に教員らの呼び出しを受け、校内で髪を切られた。

 

生徒は意に反する髪形となって多大な肉体的、身体的損害を受け、翌日から不登校になったとしている。

前提にあった人種差別(体臭いじめ)

元女性生徒A子さん(氏名などについては個人情報保護に配慮)は、山梨県内の市立T中学校に通っていた。髪切事件が起きるまでは、病欠を除き不登校という気配もなく学校に登校していた。

ただし、いわゆるハーフであったA子さんは、クラスの生徒らから「体臭いじめを受けていた。

そのため、A子さんは朝お風呂に入るなど、自分でできる対応策をしていたのであり、それに伴い長かった髪の毛を切るという手段までしたのである。長い髪は乾かすのにも、(髪を濡らさず)お風呂に入る場合も短髪に比べて手間がかかるものだ。

学校の指導記録には下記のような発言があった。

「人種によって臭いが違う」「A子さんはハーフだから、もしかしたらそういうこともあるのかもしれない」「外国の方は、いい匂いだと思って香水をつけたりしているけれども、それは人によって感じ方が違う。だから、A子さんも気にしているかもしれないから、そういうことを言ってはいけないよ」「A子さんがキレイにしていても、少し匂いがすることもあるんだよ」と指導した。

これは、A子さんの隣の生徒がわざと「マスク」をつけたり、席を離すなどの行為をしたり、いじめの主犯格の生徒が「A子さんって臭いよね?」と周りの生徒に同意をとって孤立させたことに対しての指導である。

つまり、「A子さんは臭いを前提にして指導は行われていたことを意味するのだ。

教員からすれば、中学生にわかるように例え話を出したのかもしれないが、そもそもが臭い前提であったのだから、その指導ではA子さん本人に臭い認定を出したとも言えるのである。

こうした不適切な指導があったからこそ、不要にA子さん本人が朝風呂に入るなどの対応策をしなければならなくなったのだろう。

当事務所のある世田谷用賀はいくつかの学校があり、その中にはインターナショナルスクールがある。用賀周辺は、外国人親子を見ることは珍しくもない光景だ。私がよく行くコンビニは、多くは英会話が話されている。その実、私は犬並みと言われるほど匂いに敏感であり、事務所に誰が入ってきたか匂いでわかるし、タバコの種類すら大まかに匂いで嗅ぎ分けられる。犬並みと言われたのは行方不明者を遺体で発見した際にそれを数百メートル離れた雑木林でわかったということからなのだが、その私を持ってしても、外国人を臭いと思ったことはない。ただ、独特の体臭があるということはわかる。ただ、それでマスクをするかといえば、それは過剰であろう。

つまり、この体臭いじめは、教員がどう思っているかが指導の根底にあり、それが差別的にスタートしていたから指導する方向を誤ったのであり、少なからず不適切指導にあたる大きなミスがあったのだ。さらに言えば、これは「人種差別の一種であって絶対にあってはならないことなのだ。

もしも、これを人種差別だ、絶対にやってはならないしその根すら根絶しなければならないという指導を元生徒らが受けていないのであれば、それは残酷な結果をもたらすだろう。

クリエイターに任せられぬ。ハズキルーペCMを会長が自ら作った訳

2018年、一気に知名度を上げた商品といえば、ハズキルーペの名が真っ先に上がるのではないでしょうか。大きな役割を果たしたのはあの強烈なCMですが、なんとその陣頭指揮を取っていたのは同社の会長でした。なぜ会長自らが?今回、MBAホルダーの理央 周さんが、自身のメルマガ『理央 周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】』でその理由を明かすとともに、同社が持つ「顧客視点で販売促進全体を考えることができるDNA」を紹介しています。

2018年のヒットハズキルーペのCMから考える テレビCMの創り方

2018年に話題になったテレビCMといえば、やはり「世の中の文字は小さすぎて読めない!」と渡辺謙さんが叫ぶ、ハズキルーペだ。昨年からは、小泉孝太郎さんと武井咲さん、舘ひろしさんが出演し、新しいバージョンが放映された。放映されていると、思わず意識が向くようなインパクトと、ついつい見てしまう面白さがある。

CM総合研究所発表のCM好感度ランキング(2018年10月後期ランキング)では、2位を獲得し、動画も昨年末段階で、110万回以上再生されているこのCMは、渡辺謙さんのバージョンが第三弾。このバージョンからは、ハズキルーペの松村謙三会長が陣頭指揮をとっているとのことだ。

先日、あるテレビ番組に出ていた松村会長は、「CMクリエイターに任せると、自分の好きな作品を作りたがる。しかし、大事なことは、自社製品を知ってもらい買ってもらうことが重要なのだ」という趣旨のことをおっしゃっていた。

まさに、この点が非常に重要な点だ。

私もブランドマネージャー時代に、新製品の市場導入に際して、テレビCMを中心としたキャンペーン実施を、広告代理店の方々にオリエンテーションをして、開発していた。クリエイターの方の中には、アート思考の方も多く、「かっこいいCMを作ろうとする方が多かったことを、私も覚えている。

嗜好品である外国タバコの人気ブランドのCMの時などは、ニューヨークのかっこいい夜景をバックに、当時流行っていた、AORを流し、イメージを植え付ける、というアプローチはあるが、あくまで、既成の商品の場合だ。新製品の場合は、まず製品そのものを知ってもらわないとターゲット層は見向きもしない。私も、何度かクリエイターの方に、ダメ出しを出したものだった。

習近平「2049年までに台湾を併合、武力行使も辞さず」の衝撃度

1月2日に「台湾統一」に関して初の演説を行ない、中台統一への意気込みを示した習近平国家主席。近年、台湾への関与を強めているトランプ大統領牽制の狙いがあると考えられますが、「武力使用は放棄しない」とする今回の方針は、今後の台湾や周辺諸国にどのような影響を及ぼすのでしょうか。国際関係アナリストの北野幸伯さんが自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、詳しく解説しています。

習近平、台湾統一の強い決意を示す

習近平は年始、台湾政策に関する演説を行いました。何を語ったのでしょうか?

習近平氏が初の台湾政策演説 5項目公表 「武力使用放棄せず」

毎日新聞 1/2(水)21:29配信

 

【北京・河津啓介、台北・福岡静哉】中国の習近平国家主席(共産党総書記)は2日、中国が台湾に平和統一を呼びかけた「台湾同胞に告げる書」発表から40年に合わせ、5項目の台湾政策に関する重要演説をした。台湾側に経済協力の「アメ」を示しつつ、統一に向けて「武力使用は放棄しない」と明言。米国を念頭に「外部勢力による干渉」をけん制した。

具体的にどんな政策なのでしょうか?

政策の柱は

  1. 平和統一の実現
  2. 「1国2制度」の適用
  3. 「一つの中国」堅持
  4. 中台経済の融合
  5. 同胞・統一意識の増進

──の5項目。習氏は演説で「台湾問題は、民族の復興によって必ず終結する」と表明。習氏は建国100周年にあたる49年までに「中華民族の偉大な復興」を実現する国家戦略を掲げており、統一への強い決意を示した形だ。

5項目意訳してみましょう。

1.平和統一の実現
=プロパガンダや買収によって、なるべく戦闘なしで併合する。

2.1国2制度の適用
=香港の時のように、「中華人民共和国の一部になっても何も変わりませんよ!」ということにして、併合する。

3.一つの中国堅持
=中華民国(台湾)は存在せず、世界には中華人民共和国があるだけであ~る。

4.中台経済の融合
=中国が台湾経済を飲み込むことで、吸収してしまう。

5.同胞・統一意識の増進
=プロパガンダと洗脳で、台湾人を中国人にしてしまおう。

こんな感じでしょうか。

一方で、習氏は台湾独立の動きに強い警告を発した。「中国人は中国人を攻撃しない」と述べつつ「あらゆる必要な措置を取る選択肢を保有する」とし、独立や外国勢力の介入に武力行使を辞さない考えを強調した。
(同上)

あらゆる必要な措置を取る選択肢を保有する」というのは、要するに「平和理に併合したいが、必要があれば武力行使もする」ということですね。いつ武力行使をするかというと、

  • 台湾が独立を宣言したとき
  • アメリカが介入したとき

トランプ米大統領は台湾問題への関与を強めており、昨年末には台湾への武器売却や高官訪問などを促進する法律に署名し、成立させたばかり。中国外務省の陸慷(りくこう)報道局長は2日の定例記者会見で、米側に抗議したと明かしたうえで、習氏の演説を引用し「外部からのいかなる干渉も容認しない」と述べた。
(同上)

トランプさんが大統領になる前、アメリカは、及び腰でした。しかし、彼が大統領になって関与を強めています。問題の多い大統領ですが、こういうところは立派です。

【動画】丁寧に作られた雪だるまを破壊する女性に天罰が下る!

「自分がやられて嫌なことはするな」「悪いことするとバチが当たるよ!」そういったことを教えられた人は多いだろう。

しかしそういった当たり前とも思える価値観をも守れないという人は残念ながら存在する。

こちらの動画には、キレイに作られた雪だるまを破壊せんとする女性が映っているのだが・・・

 

 

周りをキョロキョロしながら雪だるまの周りを徘徊する女性。

雪だるまの背後にまわると、雪だるまを押し倒してしまった。

もちろん雪だるまはバラバラになって壊れてしまう。

それでも飽き足らず、雪だるまの上に乗ってさらに粉々にしようとする女性。

しかし女性に天罰が下ったのか、雪で滑って派手にすっころんでしまった。

雪だるまを作った人たちの翌日の落胆を考えたら当然の報いだろう。

女性の気まぐれか、苛立つ出来事があったのかは知らないが、物に当たるのはいけないということがよくわかっただろう。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:LiveLeak(mrgod2u)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

 

記事提供ViRATES

【動画】狭いとこもOK。飛びながら4変形するドローンが凄い!

今回ご紹介する動画は、狭い隙間では身を縮めて飛ぶ『可変式のドローン』

チューリッヒ大学、ダビデ・スカラムッツァ教授らが開発しているものだ。

早速こちらをご覧いただこう!

 

 

飛びながら『X』『T』『H』『O』の4つの形に変形することができる優れもの。

見ての通り、変形する瞬間もスムーズだ!

そして、物を運ぶことができる!素晴らしい技術であることがわかる映像だ。

変形しても安定した走行で、今後の開発にも期待が高まる。

これを見た視聴者からは「「角」とか「頂点」をポイントして障害物判定をしてるんだねこういうのって」「素晴らしい開発。よくやった!」などのコメントが寄せられている。
 

(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
関連:YouTube(ailabRPG)

 

記事提供ViRATES

子どものやる気を伸ばす「ご褒美」をうまく使うための3つのコツ

子どもに言うことを聞かせたるために「ご褒美」をチラつかせてしまうのは、しつけとして良くないと思っている親御さんが多くいるようです。しかし、メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんによれば、ときと場合、そして種類をしっかり使い分ければ、「ご褒美」はとても有効なものだと言います。そして、そのコツをわかりやすく説明してくれました。

物で釣るご褒美はよくないですよね?

Q:子どもが習い事へ行くのを渋ったり、お医者へ行くのを嫌がったりするので、「〇〇できたら、▽▽をあげるから」と、つい物で釣ってしまいます。しつけ上、よくないですよね?(小学2年男児、4年女児のお母様より)

3つのコツでご褒美の有効活用を!

A:私は悪いことではないと思います。というのもご褒美は、やっぱり嬉しいものだからです。ワクワクするし、テンションも上がります。大切なのはその使い方です。ご褒美の有効活用の3つのコツをお伝えします。

1.ここぞ!というときにご褒美を!

もともとは楽しいからやっていた行為に「ご褒美」が与えられると、途端に「その行為=ご褒美のため」「ご褒美=ゴール」となってしまい、そこに「楽しいからやりたい!」という欲求が無くなります。子どもが自発的に頑張っていることにまで親がご褒美を与えると、子どもの自主性を阻むことになります。ご褒美の多用は避けて、頑張ったな、何か評価してあげたいなと思ったときに使いましょう。

2.金品よりも共感が先

ご褒美に金品を与えることを繰り返すと、大人になってからも努力すれば「金品の見返り」は当然という考え方になり、見返りがないならやる意味はないという判断基準を持ってしまう恐れがあります。

まずは、「あなたが目標を達成できたことはパパやママにとっても嬉しいことだからお祝いしよう」などと共感することが大切です。「自分の行動が人を喜ばせた」という経験は、次のステップを目指すきっかけになります。ご褒美に家族揃って子どもの好きな物を食べに行ったり、好きな場所へ遊びに行ったりなどもありですね。

ご質問にあるような習い事やお医者へ行かせるためのご褒美は、「よく頑張ったね」という愛情たっぷりの言葉や、ギュッと抱きしめるなどのスキンシップで十分かもしれません。