最終兵器。トイレ掃除をサボってできた「尿石」を撃退する洗剤

以前掲載の「サンポールとドメストは役割が違う?トイレ用洗剤の使い分け方」では、トイレ掃除の極意を披露してくださった科学者のくられさん。今回くられさんは自身のメルマガ『アリエナイ科学メルマ』で、掃除をサボってしまったばかりにできてしまった「尿石」の簡単な落とし方をレクチャーしています。

トイレの尿石を落とす

以前のトイレ用洗剤の追記となる記事です。

現在トイレ用洗剤に売られているのが、次亜塩素酸ナトリウムを基剤としたアルカリ性のもの、塩酸を基剤とした酸性のものがあり、汚れ別に使われている…という話でした。

サンポールとドメストは役割が違う?トイレ用洗剤の使い分け方

しかし、水道の水質にもよるのですが、トイレの手洗い水回りや、トイレの中に、石っぽい汚れの塊ができることがあります。こまめに掃除していればできないのですが、少しでもサボると出来てしまいます。

これは人の尿に含まれる尿素をもとに細菌がアンモニアを製造、アンモニアは水に溶けやすいので中の水がアルカリ性に変化、するとカルシウムイオンが細菌の出す二酸化炭素と反応し炭酸カルシウムになるからです。炭酸カルシウムは貝殻の成分ですから水に不溶で固い成分です。

さらにそこに細菌の作り出したタンパク質で固定され、そこを足場に屎尿を吸い取っては中で尿石を増やすように細菌が環境を整えて…と、一度出来ると、それをあしがかりに尿石はどんどん大きくなっていきます。

実際に配管詰まりの原因にもなるくらいに結構大変です。故に自動トイレなどでは一定時間誰もつかわなくても流れるような設定になっているトイレもあるくらいです。

基本的にカルシウム塩は塩酸で破壊すればいいのですが、最近、メタンスルホン酸、スルファミン酸を基剤とする酸性洗剤が売られ始めているので試してみました。

洋式便器の表面用尿石おとし(Amazon)

メタンスルホン酸も塩酸に負けず劣らず強い酸で炭酸カルシウムを溶かす能力がありますが、塩酸とどっこいです。そこにスルファミン酸が加わることで、スルファミン酸は尿素ときわめて反応しやすく、尿石中の尿素を溶かしていくため、尿石を骨抜きにしていきます。そこにメタンスルホン酸が土台を破壊してくれることで、単純な酸攻撃(塩酸)よりよくおちる…という寸法なのでしょう。

しかし値段が高い。サンポールが数本買える値段します。

これでサンポールとどっこいだったら怒るぞ…と、普段余り使わないトイレに少し尿石が発生していたので実験。

薬液は非常に刺激臭が強く、皮膚にも刺激があるため、ゴム手袋とマスク、しっかりとした換気が必要です。窓のないトイレではオススメしません。

説明書通りに使用して、ブラシでこすりながら流してみました。

めっちゃきれい…たしかに酸性洗剤よりよくおちます。ただ、刺激臭は比較にならないほど強いのと、毒性もそれなりなので、万人にもオススメできるか…どうかはなんともいえません。

ただ、掃除をさぼりすぎてどうにもきれいにできなくなったトイレには原液ドバドバで勝負にうつにはアリな特殊洗剤かもしれません。

[関連記事]
トイレの洗剤はなぜ二種類あるのか?

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実は筆を選んでいた。「弘法筆を選ばず」の本当の意味とは?

 達筆で有名だった弘法大師にちなんだ言葉「弘法筆を選ばず」。誰しも聞いたことがある言葉だと思いますが、この本来の意味を知っていますか?実はちょっと想像している意味と違うかもしれません。今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、 身の回りの道具を使いこなすことのできる人が一流になると話し、その言葉の本来の意味も紹介しています。

道具を選ぶ

皮むきは100均のピーラーを使う倉橋竜哉です^^;

「指を切り落とさないように気をつけてねー」と言われたのは、中華料理屋でお手伝いをした時のことでして、もう数十年も前の話になりますが、友人のお店でスタッフがインフルエンザにかかってしまい、スタッフ数名が欠勤、しかもその日はどうしても断れない宴会の予約が入っていて、「とにかく手伝って欲しい」と連絡がありまして、お店に入ったことがあります。まあ、野菜の皮むきぐらいなら手伝えるかなと。

その時、まず任されたのが青菜を5cm幅に切っていくことでした。大量の青菜が入ったかごを渡されて、「ココでやって」と案内された所に置いてあったのが、まな板とでっかい中華包丁でした。牛の首でも落とせそうな、四角くて平べったい刃がついた包丁であります。

使ったこと無いので怖くて、他の包丁は無いのか聞いたところ、それしか無いそうで、「指を切り落とさないように気をつけてねー」と言われて、その場を任されました(汗)。

最初はおっかなびっくりでして、なんせ握っているところと、刃が食材に当たる部分と距離があるので、感覚が掴みづらいわけです。それでも少しは慣れてきて、青菜をザクザク切ることぐらいはできるようになりました。

その後、じゃがいもや大根などの根菜類を渡されて「皮むきよろしく!」と言われたのですが、これが苦労しまして、でっかい包丁でやるのが本当に難しいのです。皮むき器が無いのか聞いたところ、「こうやってやればいいんだよ」と、でっかい中華包丁を小器用に使って、スルスルと皮を剥いていきました。

その手付きは鮮やかで、芸術的でしたね。思わず見とれてしまいました。これがまさに「弘法筆を選ばず」だな、と。弘法大師(空海)は、達筆で数々の書を遺したと言われていますが、それにちなんだ言葉も残っていまして、「弘法も筆の誤り」とか「弘法筆を選ばず」とか

自分の不出来を道具のせいにする人に対して、「弘法筆を選ばずって言うよ」なんて皮肉を言ったりしますが、実際に弘法大師は、筆を選んでいなかったのかというとむしろ逆でして、彼は遣唐使として大陸に渡った際に、筆を作る工房で優れた筆の作り方を習っていますし、遺した書からも、逸品と呼ばれるような高級な筆を使っていたことがわかっています。

雑な作りの筆でも最高傑作が生み出せたのか、というと、そうではありませんでした。やはりいい作品を作るには、いい道具が必要なわけです。

その上で、なぜ「弘法筆を選ばず」と言われるのかというと、弘法大師のように優れた技術を持っている人ならば、大衆が使う粗野な筆はもちろんのこと、手間ひまかけて作った高級で貴重な筆もその真価を発揮して使いこなすことができますよ、というのが本来の意味であります。決して「道具にこだわるなんて野暮だぜ」という意味ではありません。

使い物にならないようなガラクタを使って、最高級のものが生まれた!というのは、美談としてはステキですが、現実は、いいものを生み出すには、それなりの道具や技術が必要であります。

ありがちなケースとして、道具にこだわりすぎて、道具を揃えることが目的になってしまっては本末転倒ですが(汗)、少なくても、一流を生み出す人の手元には、一流の道具があることでしょう。

ちなみに上述で私に渡された中華包丁は、かなりの高級品だそうでして、お店を開いた時にお祝いでもらったものだったそうです。私には完全にオーバースペックでしたが、オーナーの彼は見事に使いこなしていましたね。

さてさて、これをお読みのあなたの手元には、どんな道具があるでしょう。そこから、どんな成果が生み出されていますか?

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします

「どんな道具を使っていますか?」

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なぜ大事な仕事や勉強をする時に、「我慢」をしてはいけないのか

すべきことやりたいことが多すぎて、時間がいくらあっても足りないと感じている方、多いのではないでしょうか。これまでもたびたび「時間活用術」を紹介してくださった弁護士の谷原誠さんですが、今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』で着目したのは、ウィルパワー。米国人心理学者が提唱したこの言葉をキーワードに、改めて時間管理について深く考察しています。

ウィルパワーも時間管理

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

最近のメルマガでは、時間管理に関する内容を頻繁に書いています。それは、現在、時間管理に関する本を執筆しているためです。時間管理はとても難しいですね。あなたも、「もっと時間があったらいいのに」「忙しくて死にそうだ」などと感じていることでしょう。

では、時間を有効に活用するためには、どのような方法があるでしょうか。スマホのアプリなど、ツールを活用している人も多いと思います。でも、私が書いているのは、ツールなど技術的なことではありません。自分の時間を大幅に増やすための考え方についてです。

たとえば、私の考えでは、「ウィルパワー」も時間の有効活用のために効果的に使うものです。「ウィルパワー」とは、人間の意志力のようなものです。「ウィルパワー」という言葉は、アメリカの心理学者、ロイ・バウマイスターが提唱しました。彼は、ウィルパワーの源泉は一つだけで、1日に使えるウィルパワーの量には限りがあるという考え方をとっています。

意志力が枯渇すると、集中力がなくなり、判断力がなくなりますので、仕事に支障を来します。したがって、大事な仕事、集中力を要する仕事にウィルパワーを大量に投下するために、それ以外の部分では、ウィルパワーを温存することが大切になってきます。

また、枯渇したウィルパワーは、睡眠によって回復するので、いかにウィルパワーを満タンにした状態で起床するか、も重要になってきます。

ロイ・バウマイスターの実験で、こんな実験があります。食事を抜いて空腹を感じている被験者を焼きたてのクッキー、チョコレート、ラディッシュ(二十日大根)が乗ったテーブルの前に座らせました。

2つのグループに分け、1つめのグループはおいしいクッキーとチョコレートを食べていいと言われ、2つめのグループはお菓子を我慢して、ラディッシュだけ食べていいと言われます。その後、被験者達は、別の部屋で、解けないように作られた図形パズルを解くように言われます。

さて、それぞれのグループは、図形パズルを「継続して、何分間解き続けることができるか」という実験です。

  • 第一グループ
    お菓子を食べてよいと言われたグループは約20分パズルを続けられました
  • 第二グループ
    単にお腹がすいていて、何も食べなかったグループも同じでした
  • 第三グループ
    しかし、お菓子を我慢してラディッシュのみを食べたグループは、8分しか続けられませんでした

つまり、我慢をすると、ウィルパワーが減る、ということです。したがって、仕事や勉強をする環境には、スマホやマンガ、ゲームなどを目に入る位置においてはいけない、ということになります。目に入った瞬間我慢をすることになり、ウィルパワーが減少するからです。喫茶店などに行って勉強すると意外に集中できるのは、この作用です。

私の考える時間管理とは、「自分にとって優先順位が高いことに対して最高の集中力をもって時間を投下し、その他のことは犠牲にし、諦める」ということです。その考え方のもとに今、頑張って執筆しています。完成したら、お知らせします。

その前に、次の本もよろしくお願いします。ぜひ、読んでみてください。

● 『7タイプ別交渉術』谷原誠 著/秀和システム

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今日は、ここまで。

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コロナでタワマン神話が崩壊。見直されつつある「戸建て」の魅力

新型コロナウイルスの流行を境に、大きく変わった住居選びの基準。都内では崩壊することはないと思われていたタワマン神話が揺らぎはじめ、「ミニ戸建て」の売れ行きが好調だと言います。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者でマンション管理士の廣田信子さんが、不動産業界の知人から聞いた「戸建て住宅見直し」の動きを紹介するとともに、購入する前に注意すべき点を記しています。

コロナ禍で「戸建て住宅」が見直される?

こんにちは!廣田信子です。

不動産業界の知人が、今、新築マンションの売れ行きは芳しくないけど、その代わり都内の「ミニ戸建て」が売れている…と。

テレビコマーシャルでもよく見ます。「東京に家を持とう」「価値が変わらないのは駅近の土地」と、都内の戸建て住宅を宣伝しています。あまり形状がよくない土地や、相続で手放された土地をできる限り安く購入し、分割して敷地一杯に数棟の戸建てが建てられます。

こういうミニ開発は、都市の景観としてはどうなんだろうな…と思っていましたが、同じ地域に建つ、同じ床面積の新築マンションより安く手に入ります。逆に言えば、同価格なら、マンションより広い居住スペースが手に入るのです。

そして、コロナ禍の中では、共同で使用する共用部分がないことはかえってメリットです。開口部が多いので、換気がしやすいし、たとえ狭くても、敷地内で、子供の水遊びぐらいはできます。部屋数が多いので、テレワークにも向いています。何より、エレベーターに乗らなくてもいいし、玄関を出ればすぐ自家用車に乗れます。

管理費・修繕積立金・駐車場使用料の負担もありません。固定資産税もずっと安いのです(軽減措置がある土地の部分の評価が高いため)。

  • 高いところに暮らす(エレベーター利用が不可欠)
  • 充実した共用スペース

というマンションのメリットが享受できないばかりか、弱点にもなりかねない今の状況だと、「ミニ戸建て」が人気だというのもうなずけます。

さらに、手ごろな価格で買える郊外の戸建て住宅も動き出しているようです。今、売れているのは、買ってすぐ住めるような物件ですが、次にくるのは、戸建てリノベ物件だと言います。

かなり痛んでいてそのままでは住めなくて、土地の値段以下にまで値下がりしているような戸建てを、今、安いうちに買ってハイセンスにリノベーションすれば、いい商売になるよ。まだ安いから、投資するなら今が買い時。自分も副業でやろうかと思っている…と。売っても、賃貸で貸してもいい。

景色がよくて、近くに気軽に遊びに行ける海や山があれば、夫婦ともテレワーで、ゆっくり子育てしたいという家族に絶対にニーズがあるよ。コロナ禍の中で、
家族で過ごす時間の価値に気づいた人がけっこういるから…と。

うなずける話です。

彼自身は、都内のタワマンに住んでいます。都心のタワマンの価値は絶対に下がらない…と昨年は強気でしたが…。今は…、考えられないよ。密にならないようにと、エレベーターの乗車人数は最大5人という制限があって、朝なんか、5、6階以下の階では、止まっても、もう定員オーバーで乗れないし、ドアが開くと、そのくらい階段で行け…という冷たい視線を浴びせられて、ベビーカーの人なんかかわいそうだよ…と。

エレべーターに乗らなくちゃいけない…というだけで、これだけストレスなんだから、「戸建て」がいいと思う人の気持ちも分かる。でも、自分は、はやり都心にいたい。子供たちも、もう高校生だから、やはり都心がいいというだろうから。今さら、平地の近所付き合いもできないし…。でも、子供が小さかったら違ったかもしれないな…と。

私は…コロナ禍では、「ミニ戸建て」がいいと思うのは分かるけど、戸建て住宅は、豪雨による内水氾濫に弱いので、その土地のハザードマップをよく確認してほしいと思いました。いろいろな思いが絡み合いながら、「戸建て」人気は、しばらく続くのでしょうか。注目しています。

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トランプの愚行。米国WHO脱退を日本の大手新聞はどう報じたか

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、アメリカのトランプ政権は世界保健機関(WHO)に対し、脱退を正式に通知しました。正式な脱退は、1年後の来年7月6日になるそうです。WHOは中国に完全に支配されていると、批判を繰り返してきたトランプ大統領。しかし、この選択は正しかったのでしょうか。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』の著者で、ジャーナリストの内田誠さんが新聞各紙をウォッチ。WHOの知られざる情報を紹介するとともに、米国の厳しい惨状も明らかにしています。

WHOからの脱退を表明した米国を新聞各紙はどう伝えたのか?

【ラインナップ】

◆1面トップの見出しから……。
《朝日》…Go To 強まる逆風
《読売》…都「夜の街」実態調査へ
《毎日》…都、警戒最高レベル
《東京》…都 感染警戒度最高に

◆解説面の見出しから……。
《朝日》…中国包囲網
《読売》…香港 揺らぐ「金融都市」
《毎日》…Go To「なぜ今?」
《東京》…防止指針 守られたか

【プロフィール】

*何か、第1波のときより緊張感が漂っているように感じます。コロナでまた1つ大きな岐路を迎えています。

■寄付を頼みとするWHO■《朝日》
■「再流行防ぐ戦略」は?■《読売》
■ポリアンナ症候群■《毎日》
■米国の惨状■《東京》

寄付を頼みとするWHO

【朝日】は13面のオピニオン欄に、日本国際交流センター執行理事・伊藤聡子さんの寄稿。タイトルを以下に。

コロナ対策の司令塔
WHOへの更なる寄付 期待

このコロナ危機の最中、WHO(世界保健機関)は民間からの寄付による資金調達に踏み切ったという。米国の脱退表明の影響もあり、各国政府の拠出が伸び悩むなか、わずか7週間に世界で2億ドル(216億円)以上の寄付が集まり、日本からも10億円を超える寄付があったという。この寄付が、WHOの新型コロナ対策を支える最大の資金源だという。

政府拠出の場合、意思決定や手続きに時間がかかったり、各国の政策的判断から地域や使途に縛りが掛かっていたりするが、民間資金にはそれらがなく、迅速かつ柔軟に支出できる。新型コロナのように感染拡大の震源が世界地図の上を頻繁に移動するような相手と戦うには、民間資金の方がよいと言える。

米国は「自国第一主義」を掲げて脱退したが、寄付の多くは米国の企業と個人からのもので、その多くがテック企業(IT企業)からのものだという。「世界中に市場を持つ以上、国際社会への支援は必要な社会貢献であり投資でもある」と。

●uttiiの眼

知らなかった。大変興味深い内容で、WHOが一種のNGO化していて、しかもその方が行動しやすいのだという話と受け取った。日本国際交流センターは、WHOへの寄付の日本の窓口で、伊藤聡子さんの寄稿は「さらなる支援を期待したい」と寄付を促すものになっている。

現状でIT企業からの寄付が圧倒的であることについて、肯定的な文脈のみで書かれているが、仮にWHOが「テック企業」寄り、あるいはテック企業の所在する米国寄りの判断や決定を行う懸念はないのだろうか。反対に、テック企業にとってマイナスになるような決定も行う自立性は確保されているのだろうか。併せて、トランプ氏による「中国寄り」批判の当否についても一言欲しかった気がする。

「再流行防ぐ戦略」は?

【読売】は3面の社説を取り上げる。タイトルを以下に。

コロナ予算委
政府は再流行防ぐ戦略を示せ

「経済活動を着実に進めつつ、感染が再び拡大する事態を防がなければならない」として、そのために政府には「明確な戦略」を示すことが求められているという内容。

昨日の衆院予算委の閉会中審査では、Go Toキャンペーンについて野党は「延期」を要求した。全国知事会は一律でなく段階的に範囲を拡げるよう提言。野党も知事も、需要喚起策の「修正」を求めた形になっている。社説子は、「経済活動を軌道に戻すのは重要な課題だ。そのためにも政府は感染拡大防止と両立させる戦略を練り、幅広く理解を得ることが求められる」と言っている。

●uttiiの眼

タイトル通りであれば「再流行防ぐ戦略」を政府に求めているはずだったが、議論に具体性がなく、これでは話にならない。経済再生と感染拡大防止の両立というだけなら、誰にでも出来る。「両立」をいう議論から、肝心の「両立の方法」を聞いたことがない。つまり、出来ない、いや、「運任せ」ということなのだろうか。

この社説、昨日の衆院予算委の閉会中審査でのやりとりを中心に、各方面の意見を箇条書きでまとめたような不思議な社説になっている。社説というより、記者のメモのような内容。

社説の最後に、このところめっきり姿を見せることが少なくなった安倍首相について書いていて、ここだけ興味深い。野党が閉会中審査の場に安倍首相と関係閣僚の出席を求めたのに与党が拒否したとして、「国の対処方針や現状認識について、首相が積極的に説明することは大切だ。政府は適切に情報を発信し、国民の不安を払拭するよう努める責任がある」という。

《読売》的にはギリギリの安倍批判。「野党の求めに応じて予算委員会に出てくるべきだ」と書かなければ、首相批判であることさえ大半の読者は気付かないだろうが…。

二階氏が目指す「幹事長続投」。八方美人ぶりでポスト安倍を手玉

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、「Go Toキャンペーン」をめぐり批判を受けている政府自民党。その一方で、党内の最高権力を握る二階俊博幹事長が、今慌ただしく動いている。ポスト安倍と呼ばれる次期総理大臣候補たちや、党の重鎮たちとの会食を頻繁に行っているのだ。ポスト安倍候補の“二階詣で”であるだけではなく、その裏には二階氏のある思惑が浮かび上がってくる。それは二階氏の「幹事長続投」だ。

二階幹事長の動きが活発化

二階氏は15日夜、銀座のステーキ店で麻生太郎副総理兼財務相らと会食。二人だけではなく、二会派、麻生派から複数議員がそれぞれ参加したという。過去には麻生氏の地元・福岡県知事選挙で対立をするなど、決して良好な関係ではない二人。二階氏と麻生氏はお互いにけん制し合う仲といって良い。

そんな両氏が何を話し合ったのか? 15日付の時事通信は、会食に参加した二会派の河村建夫元官房長官の話として、「立憲民主党と国民民主党の合流の動きに話が及んだものの、衆院解散・総選挙の時期や自民党役員人事は話題に上らなかった」と報じている。もちろんそれはただの表面的な話だろう。お互いの腹の内を探りながら、二階氏の狙いは自身の存在感を高めることにある。

ポスト安倍候補者たちと二階氏の思惑

ポスト安倍の候補者たちも続々と二階氏との接点を持ち始めた。すでに大きく報じられている通り、安倍内閣とは距離を置いてきた石破茂元幹事長が9月に予定されている自身の政治資金パーティーに、二階氏の講演を依頼。明らかに次期総裁を睨んでの二階氏へのすり寄りにほかならない。

それに対し、二階氏は「石破氏は将来さらに高みを目指して進んでいただきたい期待の星」と持ち上げるなど、お互いを利用し合おうとしている構図が見えてくる。

また、新型コロナウイルスの対応をめぐって隙間風が吹いていた岸田文雄政調会長とも、今月2日夜に会食をしている。二階、岸田両派閥のメンバーが集い、党運営を巡って意見を交わしたとみられる。今やすっかり影が薄くなってしまった岸田氏だが、次期総理大臣の座を狙う一人。ポスト安倍として後方支援が欲しい岸田氏、幹事長の座を死守したい二階氏、お互いに良い距離感を持っておきたい思惑があるだろう。

二階氏は「トップを目指すのだから。前途洋々、次に期待する」とこちらも岸田氏を持ち上げた。

ポスト安倍や政権中枢だけではない。二階氏は下村博文選対委員長や稲田朋美幹事長代行を中心とする議連の会合にも参加するなど、まるで党内の全方向を味方につけようとしているようだ。

二階氏が目指すのは幹事長続投

二階幹事長の任期は今年の9月まで。自民党の幹事長は党の人事と資金を一手に握る。選挙の候補者調整も事実上は手の内にあり、二階幹事長がそのポストを手放すはずがない。総理の次のナンバー2のポジションであり、その権限は絶大だ。

このところの二階氏の活発な動きは、まさに役員人事で幹事長を死守することにある。それぞれの利害が錯綜する自民党。しかし、党内争いだけではなく、新型コロナウイルス対応も同じ熱量でやっていただきたいものだ。

中国はウイルス輸出国なのか?今度は致死率80%のエビウイルス

新型コロナウイルスの発生源とされている中国で、また新たなウイルスが流行の兆しを見せている。水産専門誌のみなと新聞が14日、「エビ養殖の世界でも中国を震源とする『DIV1』(十脚目虹色ウイルス)と呼ばれる毒性の強い新種のウイルスが猛威を振るっている」と報じた。すでに台湾への拡散も確認されているが、今のところ人間に感染した事例はないという。

致死率80%を超えるエビのウイルス

DIV1ウイルスはエビ類に対して強烈は感染力と致死力を発揮する猛毒ウイルスで、致死率は80%を超えるという。予防対策や治療法がないことから、エビ養殖業界は今、危機感を募らせている。

ヒトへの感染は確認されていないとはいえ、もしDIV1ウイルスに感染したエビを人間が食べてしまったらどうなってしまうのか。想像するだけでも恐ろしいが、決して起こり得ない話ではない。早急に手を打つ必要があるだろう。

いずれにせよ、ウイルスが発生したのはまた中国だ。新型ウイルスやこのDIV1ウイルスだけではなく、今年に入ってから中国でウイルス発生や細菌による感染症が頻発している。それをまとめてみていこう。

腺ペストに豚インフルエンザ

今月7日、中国北部の内モンゴルで牧畜を営む男性1人が、腺ペストに感染していることが確認された。腺ペストとは、感染したげっ歯類からノミを介して人間に広がる感染症で、中世の欧州では推定5000万人が死亡したとされている。

げっ歯類を捕獲し食べることで感染する例が多く、腺ペストでの死亡率は30〜60%。ペスト菌が肺に回り、肺ペストとなった場合はさらに死亡率は高まるという。

また、6月には中国国内の豚から新型のインフルエンザウイルスを検出し、豚からヒトへの感染も確認されたことが明らかになっている。「G4」と名付けられたこのウイルスは、2009年に流行したインフルエンザH1N1に由来するとされ、すでに多くの豚が感染している。

ヒトからヒトへの感染例はまだ報告されていないが、季節性インフルエンザの免疫では防げないほど感染力が強いというだけに、パンデミックを引き起こす可能性があるとされている。

【関連記事】
ヒト感染する新型豚インフル確認。ネット「また中国」呆れと怒り

今年2月には「ハンタウイルス」感染による死者

新型コロナウイルスの感染がまだパンデミックに至っていなかった今年2月、中国で確認されたのが「ハンタウイルス」。これはネズミが媒介する病原体のウイルスで、中国雲南省の労働者がバスで移動中に急死したという。

2週間の潜伏期を経て発熱や呼吸困難を引き起こすハンタウイルスは、かつては致死率が高かったがものの、現在はワクチンがあり、早期に発見すれば治療が可能だという。

ハンタウイルス感染症ではヒトからヒトへの感染が起こらないと考えられていたが、それを覆す発症事例も出ている。2月の報道以降、目立った報告はされていないが、ウイルスが突然変異することも考えられ、引き続き注意をする必要がありそうだ。
【関連記事】
新型コロナの次は「ハンタウイルス」中国で別の感染症死亡報道

濃厚接触600人。ススキノ「セクシーキャバクラ」でクラスター発生

「夜の街関連」の感染が北海道イチの歓楽街・ススキノにも広がってしまった。15日に北海道内で感染が確認された13人のうち11人がススキノにある同じキャバクラ店の従業員と客だったことがわかった。UHB北海道文化放送は「1日30人から40人の客が来ていたとみられ、札幌市では2週間で濃厚接触者が600人程度いる可能性がある」と報じている。

札幌ススキノのセクシーキャバクラでクラスター発生

道内27例目、札幌市内では14例目のクラスターとなるが、ススキノでは今年3月に確認されたライブバーに続き2か所目のクラスター発生となる。いわゆる接待を伴う夜の店でのクラスターは北海道で初のケースだ。

現在感染が確認されている人数はまだ多くないものの、濃厚接触者は600人程度になるとみられ、今後さらに増えていくことが予想される。

店の同意が得られていないとの理由から店名は非公表だが、「どこの店かわからないと感染が広がる」との批判の声が上がっている。しかし、ネット上ではすでに該当する店を特定するような動きもみられ、いわゆる“セクシー系”だという情報もある。地元のテレビ局HTBでは、「女性による接待がある風俗店」とはっきりと報じていて、濃厚接触者が多数いたという事実は避けられなさそうだ。

濃厚接触者600人。店名を公表しなければ感染は拡大する

濃厚接触者が600人もいるというのに、札幌市はなぜ店名を公表しないのか。該当する店は1人目の感染発覚後も13日まで営業を続けていたといい、明らかに確信犯で、店名を公表される責任はあるはずだ。

また、今後感染者が増えたとしても、「女性からセクシー系の接待サービスを受けていました」とはなかなか言いづらい。結局、「感染経路不明」にカウントされてしまう。

今年2月に大阪のライブハウスでクラスターが発生した際、大阪府は店の名前を公表。ライブハウスは大バッシングを受けたものの、そこから感染経路が細かく判明し、感染拡大を食い止めることができた。

しかし、東京の新宿歌舞伎町もそうだが、「夜の街関連」の店名はなぜか好評されない。ススキノのキャバクラ店は濃厚接触者600人。たとえ店舗側が拒否したとしても、強制的に公表するべきではないだろうか。

さらなるクラスター発生を心配する声

この報道を受け、ネット上では感染拡大を心配する声が多数上がっている。ススキノという北海道を代表する繁華街だけに、他県から訪れていた人もいるだろう。その人たちが地元へウイルスを持ち帰ってしまえば、またあらたなクラスターが発生してしまう可能性は否めない。

ススキノで「キャバクラ」というのは関東で言う「セクキャバ」で、関東のキャバクラにあたるものは「ニュークラブ」って言うのはまあ有名ですね。
北海道のニュースで言ってるからセクキャバでクラスタ感染したんだな・・・https://t.co/0NGcqCyzPD

— 蒲田カルチャートーク (@kamatactalk) July 15, 2020

会見でHTB記者だと思うが今回クラスタを発生させたキャバクラについて、キャバクラの概念を質問してたけど「密着系サービス」と回答してたのでセクキャバやな。すすきではキャバクラ=ニュークラでセクキャバ=キャバクラや。

すすきのクラスター 12人感染#Yahooニュースhttps://t.co/yBgqOqiSpN

— ローゼンカバリー (@kabakabakaba) July 15, 2020

札幌のクラスター出したキャバクラ、店名非公開なのヤバくないか?心当たりあって自発的に検査行くような良識ある人ですら店名わからなきゃ何もできないじゃん。
しかもススキノで言うキャバであって他の地域で言うセクキャバ形態の店らしいから濃厚接触どころか超濃厚接触だしこのままはヤバイだろ…

— 名乗るほどの者ではございません(またの名をlynch.晁直さん命名:晁子) (@bluemoonfall) July 15, 2020

ススキノのセクキャバでクラスター発生か。絶対、地方から来た客いるだろうな。

— おさる (@Hp4WN5niccP0qm5) July 15, 2020

ススキノでもクラスター…
ススキノってキャバクラじゃなくてセクキャバだから密どころじゃない。接触
ニュークラならまだソーシャルディスタンス出来そう

— ももじり (@mo2jirikurisotu) July 15, 2020

すすきのクラスター、店名出てるね。
セクキャバだけど一般民も知ってるくらいの有名ニュークラもグループみたいだから、従業者も客も感染者がこれからわんさか出てくるね。

— Nonno (@nonno_hokkaido) July 15, 2020

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source : UHB北海道文化放送北海道テレビHTB

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武田教授がバラす、30年の間にNHKと国がついた「2つの大ウソ」

以前掲載の「武田教授が暴露する『レジ袋』追放運動という名の金儲けトリック」等の記事で、環境問題に関する「ウソ」を暴いてきた、中部大学教授の武田邦彦さん。今回も武田さんは自身のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』で、NHKが30年に渡り国民に付き続けている2つの嘘と、国だけでなく市役所といった地方公共団体の行政機関も、決して住民の味方ではないという真実を暴露しています。

 

アメリカ高官にバカにされる日本政府。「国民一人1,000万円借金」の真実

私たちがあまり真剣に考えずに国会議員を選んでいるので、国会議員は少しは選挙民のことは考えているけれど、国民全体のことなどさっぱり頭にない。今から10年ほど前、僕はまだ現役だったので、よく国会の議員会館などに呼ばれて国会議員の勉強会で講演などをした。

その時、国会議員の質問があまりに幼稚だったことを今でも覚えている。もちろん、国会議員の多くは専門知識を持ち合わせていないのは当然だが、「考える力」がない。リサイクルすると余計に資源を使うなどという簡単なことすら理解できないのだから、地球温暖化のような難しい内容はほとんどわからないのだ。

だから、知識のない人が特定の団体から祭り上げられ、涙を流して演説などすると、その政治的背景などには頭が回らず、「あの涙がわからないのか」というようなレベルのことを言う。アメリカ在住の政治学者である伊藤貫先生が「日本人は幼児のような頭しか持っていないと徹底的にバカにしている」とアメリカ高官の話を良くされるが、それも無理のない話である。

そんな国会議員だから、ゴミがあふれると言うとリサイクルを始め、地球が温暖化していると言うとCO2削減の法律を決めるという具合になる。その目的の第一は環境を守るということではなく、利権団体を作り、役人は天下り先を狙っているだけである。そして、その必要性はNHKがウソをついてくれるので税金は集めやすい。

消費税を0%から10%まで段階的に上げていくときに、NHKは30年間、二つのウソをついた。一つは「日本は国民一人当たり1,000万円程度の借金をしていて、それが子孫にツケとなって回る」というウソ。もう一つは「増税して増えた税金は福祉に使われる」というウソだ。

このウソは相互にも矛盾している。もしも増税して増えたお金を借金の返済に回すなら福祉に使うことができないからだ。そして、実は「国民の借金」というのは、主語が違い、国民ではなく政府である。そして、政府にお金を貸しているのは国民だから、国民から見れば借金どころか貯金が一人1,000万円ほどあり、それを政府が返してくれるかどうかにかかっているという問題である。

でも厄介なことには、自分のことしか考えない国会議員、退職した後の天下りを狙っている中央官庁の役人、それに当然、廃止しなければならないNHKをなんとか国会で認め続けてもらいたいNHKが連合体を作っているのだから強い。

 

豪雨救済よりGoToキャンペーン。あくまで「人命軽視」の安倍政権

各地に甚大な被害をもたらし、多くの人命を奪った「令和2年7月豪雨」。毎年のように繰り返される豪雨被害による悲劇ですが、防止する手立てはないものなのでしょうか。メルマガ『きっこのメルマガ』を発行する人気ブロガーのきっこさんは今回、現時点では治水対策を講じるしか対抗策がないとした上で、口先だけで「国土強靭化」を繰り返すも積極的に動こうとはしない安倍首相を厳しく非難しています。

令和2年7月豪雨

「令和2年7月豪雨」と命名された7月3日からの豪雨災害によって、九州地方や中部地方など広範囲に甚大な被害が発生しました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。また、災害現場で救援救護活動を行なっている方々、ボランティアの方々に敬意を表し、心よりの感謝を申し上げます。

今回の豪雨災害は、停滞していた梅雨前線に向かって、東シナ海から暖かく湿った風が流れ込んで大気が不安定な状態となり、積乱雲が次々と発生する「線状降水帯」が生じたためと言われています。4日に南九州を襲った豪雨では熊本から鹿児島へ掛けて、6日午後から北九州を襲った豪雨では福岡、佐賀、長崎の3県をまたがるように、「線状降水帯」が気象レーダーに映っていました。

「線状降水帯」とは、雨を降らせる積乱雲が次々と発生して連なる長さ50~300キロ、幅20~50キロの細長い帯状の領域で、ほぼ同じ場所に何時間も停滞するため、特定地域に甚大な被害が生じてしまうのです。この「線状降水帯」という言葉は、多くの犠牲者が出た2014年8月の広島県の豪雨による土砂災害以降、頻繁に用いられるようになりましたが、これは日本発の気象用語のため、英語でも「Senjo-kousuitai」と表記されています。

この「線状降水帯」という言葉が良く使われるようになる前は、こちらは正式な気象用語ではありませんが、「ゲリラ豪雨」という言葉が頻繁に使われていました。何の告知もなく突然行なうバンドの「ゲリラライブ」のように、何の前触れもなく突然降り出す集中豪雨のことでしたが「戦争を連想する」などの批判から、今では使われなくなりました。

1つの積乱雲は、だいたい1時間ほどで消えてしまうため、単独の積乱雲によって発生する「ゲリラ豪雨」は、狭いエリアに一時的に大雨を降らせますが、1時間ほどで雨は上がります。しかし「線状降水帯」は複数の積乱雲が連なって発生し、1つが消えても次の積乱雲が次々と生まれるため、長時間にわたって大雨が降り続くのです。現在、日本国内で発生している豪雨災害の約6割は、この「線状降水帯」が原因だと言われています。

これまで、日本の洪水や土砂崩れなどの災害は台風によるものが多く、こうした「ゲリラ豪雨」や「線状降水帯」による災害は、地球温暖化によって近年になってから増加して来たと言われています。気象庁の過去100年の全国の降水量のデータを見てみると、年間の豪雨の発生日数が、現在は100年前の1.5倍近くも増加しているのです。

今回、甚大な被害が出てしまった九州を見てみると、昨年2019年だけでも、6月28日から7月4日にかけての九州南部豪雨、7月20日から21日にかけての九州北部豪雨、8月27から28日にかけての九州北部豪雨と、3回も発生しています。これらはすべて「線状降水帯」による豪雨であり、最近の言葉で言うと「命を守るための行動を」というフレーズがテレビやラジオで繰り返されました。

今回、あたしが何よりも胸を痛めたのは、2016年4月の熊本地震の被災地が、豪雨災害でも被災してしまったことです。熊本地震の発生から、すでに4年も経っているため、何の接点もない人たちにとっては、もう「過去の出来事」かもしれません。しかし、あたしは友人が熊本地震で被災したため、今も現在進行形の災害であり、復興なかばなのです。

今年4月、熊本県の益城町では震災から4年目の慰霊祭が行われましたが、県の造成工事に時間が掛かっていたため、この時点でも仮設住宅で不便な仮住まいを余儀なくされている被災者が1,296世帯、3,122人もいました。そして、先月末、ようやく益城町の中心部の造成工事が終わり、6月30日からこの地域に住んでいた地権者への土地の引き渡しが行なわれる予定でした。「これでようやく元の場所に家を建てられる」「やっと仮設住宅から出られる」と、多くの被災者が喜びました。