元議員も注目。世界的異常気象の原因は米ロ“気象兵器実験”説の真偽

国内外で頻発する大規模な自然災害ですが、その裏に特定の国家の存在を疑う声もあるようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では国際政治経済学者の浜田和幸さんが、著名な数学博士がリークした、米国防総省が気象兵器の開発を進めているという情報を紹介。さらにアメリカの軍事戦略に気象改変技術が公式に位置づけられている証拠として、米空軍がまとめた文書の内容を挙げるとともに、世界に異常気象をもたらしている可能性のある、それらの兵器の実験や研究の中止を強く訴えています。

 

相次ぐ自然災害は本当に自然がもたらしているのか

ぶっちゃけ、このところ世界各地に大きな被害をもたらしている洪水や地震の数々であるが、本当に自然のなせるものなのだろうか?

特に本年の異常気象を目の当たりにすると、単なる「気候変動」ではなく、何らかの「人工的な気象兵器」のようなものが影響しているのではないかと疑わざるを得ない。

というのも、アメリカをはじめいくつかの国々では長年に渡り、「環境改変技術」(ENMOD)の研究に取り組んでいるからだ。

その最先端を行くのはアメリカの国防総省である。

著名な数学者であるジョン・ニューマン博士によれば、「アメリカ軍は冷戦時代の1940年代後半から気候変動に関する研究を始め、気象兵器の開発を進めてきた」とのこと。

最も有名な事例はベトナム戦争の期間中に実行された「プロジェクト・ポパイ」であろう。これはモンスーンの期間を長くし、いわゆる「ホーチミン・ルート」と呼ばれた北ベトナム軍の補給路を絶とうとするものであった。

また、気候を操ることで、農業生産を破壊し、世界どこでも環境を自由にコントロールすることを狙ったのである。

アメリカ軍はこの技術を「HAARP」と称している。

米空軍のまとめた「AF2025最終報告」を見れば、明らかである。曰く「敵を意のままに操り、敵を撃破する上で、気象改変技術は極めて有効である。狙った場所や地域に洪水、ハリケーン、干ばつや地震を発生させることができるからだ。抑止力にもなる」。

にわかには信じがたいだろう。しかし、少なくともアメリカの軍事戦略には公式に位置づけられているのである。

思い起こせば、第二次大戦末期、米軍は日本を降伏させる最終手段として、「人工地震による津波」か「原子爆弾」かの選択肢を検討した結果、後者に決めたことが文書に残されている。

それによれば、米軍はニュージーランド沖で人工地震と津波の実験を繰り返した模様だ。

実は、こうした自然改変装置や気象兵器の影響を危惧して、国連では1978年から環境改変技術の軍事転用を禁止する条約の整備が話し合われている。

もちろん、そうした技術を開発、所有している主な国はアメリカとロシアである。
残念ながら、思うような成果は得られていない。

それどころか、近年の異常気象現象の急増や被害の深刻化を目の当たりにすればするほど、その背後で人工的な気象兵器のデモンストレーション競争が展開されているのではないかと疑いたくもなる。

ぶっちゃけ、本当ならば、そのしっぺ返しは無垢の民にも及ぶだろう。そうした異常な実験や研究には何としても終止符を打たねばなるまい。

 

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菅田将暉と小松菜奈の結婚がまさかの破談?交際順調な2人に新たな障害、主演ドラマにパクリ疑惑、映画『CUBE』は低評価で俳優生命の危機

俳優の菅田将暉(28)と女優・小松菜奈(25)の同棲報道が出てから約2カ月。人気若手俳優の熱愛となれば過熱報道があってもよいはずだが、2人に関する情報はすっかり聞かなくなってしまった。当時は結婚間近ともささやかれていたが、どうやら現在は関係者の間で結婚は難しいと言われていることが明らかになった。

交際順調な菅田将暉と小松菜奈の結婚は困難?

菅田と小松の同棲情報を報じたのは6月17日付の女性セブン。記事によると、「小松が住んでいたマンションの別の部屋に菅田が引っ越してきた」といい、いわゆる最近の芸能人の流行りでもある“マンション内同棲”のような形になったとみられる。

過去に交際報道が出た当時から菅田が小松に惚れ込み猛アタックしたとされ、今回の同棲も「とにかくモテる小松が心配でしょうがない」という、驚きの理由からだとされていた。しかし、これに対しては異論もあるようだ。

「菅田さんと小松さんが交際しているのは事実です。同棲ではなく、同じマンション内に住んでいる可能性は高いですが、『モテる小松さんを菅田さんが心配して~』ということはないでしょう」(芸能事情に詳しい週刊誌の記者)

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2人は3度目の共演となった2020年4月公開の映画『糸』の撮影中に交際をスタートしたとみられ、コロナ禍でも順調に愛を深めていった。

スポーツニッポンによると、菅田は周囲に「結婚したい」と明かしていたというが真相はどうなのだろうか。

「菅田さんの頭の中に結婚という二文字があるのは確かだと思います。当時の報道では今すぐにでも結婚するといった感じでしたが、それはありません。なぜならいくつかの不安要素が菅田さんにあるからです」(前出・芸能記者)

今、菅田将暉に何が起きているのだろか。

菅田将暉主演の月9ドラマにパクリ疑惑浮上か

同世代の俳優の中で先頭をひた走る売れっ子の菅田は常にスケジュールがいっぱいだ。この後も主演ドラマや映画の公開が続々と控えている。

しかし、その中のひとつである2022年1月期スタートの月9ドラマ『ミステリと言う勿(なか)れ』(フジテレビ系)にパクリ疑惑が浮上し、ネットで波紋が広がっている。

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ドラマの原作は『BASARA』『7SEEDS』などで知られる田村由美が『月刊flowers』(小学館)で連載中の大人気コミック。

同作は同級生殺害事件の容疑で警察署に連行された主人公・久能整が、持ち前の洞察力を駆使して物事の本質を見抜いていくミステリー作品で、天然パーマにコンプレックスを持つ久能を菅田将暉が演じる。一時期、菅田がアフロヘアーになっていたことがあったが、それはこの作品の撮影のためだ。

「第3巻に掲載されているエピソードで、主人公の久能がある実験の内容を話すシーンがあります。しかし、この実験の話が2015年にツイッターへ投稿されたものと酷似していることが判明し、『パクリだ』と騒がれているのです」(前出・芸能記者)

元ネタとなったのはTwitter novel(ツイノベ)を発表している水木ナオ氏が2015年1月にツイートした創作小説で、原作漫画に載っている内容とほぼ同じと言っても過言ではない。

「ここまで酷似していると、言い逃れはちょっと厳しいかもしれません。ただ、問題なのはドラマをすべて撮り終えてしまっているということです。実は菅田さんのスケジュールがなさすぎて、来年1月放送のドラマを昨年の12月から今年の3月にかけて撮影していました。最近、フジテレビはこうした早撮りをすることが多いのですが、いつか必ず何かしらのトラブルが起きると懸念されていましたが…」(前出・芸能記者)

ドラマの放送まであと5カ月以上もありながら、早くも嬉しくない意味で注目されてしまった『ミステリと言う勿(なか)れ』。

実際にこのエピソードが実写化されているかどうかは不明だが、裏を返せばまだあと5カ月もある。その間に対応をすることは可能だろう。

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とはいえ、始まる前から“いわくつき”となってしまった”菅田の主演作。菅田にとってはまさかのトラブル発生といえそうだ。

今年のフジロックは“大麻で芋づる逮捕”に要注意。コロナ下の音楽フェスで警察が本気を出す理由とは?

新潟県湯沢町の苗場スキー場を舞台に、国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」が20日から始まった。「3大ロックフェス」の一つとして知られるフジロック、昨年はコロナ禍で中止したが、今年は13都府県に緊急事態宣言が出ている中での開催。地元からは歓迎の声があがる一方、不安の声も漏れてくる。

フジロック開幕も出演者たちのキャンセル相次ぐ

2年ぶりの開催となるフジロックフェスティバル。主催者側は新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底した上で行うとしたが、出演者たちからは参加辞退が相次いだ。

歌手で女優の小泉今日子(55)は21日にミュージシャン・上田ケンジと行う予定だったトークイベントの出演をキャンセル。他にも、津田大介、大友良英、鎮座DOPENESSらの出演を見合わせたことが明らかとなっている。

フジロックなどと並び3大ロックフェスとされる「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」(茨木県ひたちなか市)は「地元医療機関の負担が増す」と懸念する地元医師会の要請を受け、8月7~9、14、15日に行う予定だったイベントの中止を決断。フジロックフェスティバルもその動向が注目されていた。

主催者側は公式サイトで、「来場者を例年の半分以下に抑制」「酒類の販売・持ち込み禁止」「立ち位置指定・ブロック設定による人数制限」「希望者に無料抗原検査」など、多岐にわたる感染防止対策を施すとしている。

しかし、すでに会場周辺には全国各地からやって来たとみられる他県ナンバーが続々と集合。地元住民の不安は募るばかりのようだ。

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今年のフジロックで狙われる「大麻取り締まり」

賛否両論ある中、開催を強行するということは、それだけ周りからの目も厳しくなる。

感染者を出さない、クラスターを発生させないということはもちろんだが、それ以外の余計なことで世間を騒がせるわけにはいかない。そのため、今年はこれまで以上に取り締まりが厳しくなりそうだ。

2008年7月にはフジロックを鑑賞しに来ていた音楽プロデューサーが大麻取締法違反の現行犯で逮捕されたという事件も起きている。

調べによると、逮捕された音楽プロデューサーは宿泊していた新潟県湯沢町のホテルで意味不明な言葉を繰り返していたため、不審に思った従業員が警察へ通報。カバンの中に大麻約0.6グラムを所持していた疑いで駆けつけた署員に逮捕された。

もちろん大麻の所持は違法であり、主催者側は薬物追放を訴えている。しかし、世界中を見ても音楽フェスでの薬物問題は深刻で、イベントが薬物の温床になっているとの見方もある。

音楽業界に詳しい関係者は次のように語る。

「音楽イベントだからと、これまでは大目に見られてきたことがあったかもしれません。なぜなら、お酒を飲んで暴れられると困りますが、大麻では同じようなことが起きないからです。今年はアルコールの販売や持ち込みが禁止されているため、より薬物の方に監視の目がいっているといいます」

今年はコロナ禍の開催ということで、ただでさえ地元住民からは懸念が寄せられている。そのため、例年以上に厳しい取り締まりが予想されている。

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もし薬物で逮捕者が出るようなことになれば、今後のフジロックの存続にかかわる大問題となるのは明らか。本気を出そうとする警察にフジロックが狙われている。

あの不倫官僚が原因か?日本のコロナワクチン開発を遅れさせた“戦犯”

国内では二度目の接種予約が取れない「2回目難民」なる言葉がクローズアップされるなど、依然として厳しいと言わざるを得ない新型コロナワクチン事情ですが、この先のさらなる状況悪化もありうるようです。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、欧米先進国で始まった「3回目接種」の動きにより、日本が必要分のワクチンを確保できない可能性を示唆。さらに頼みの綱の国産ワクチン開発がここまで遅れている理由を解説しています。

 

ブースター接種をめぐり再び激化するワクチン争奪戦

新型コロナの感染拡大が止まらない。人工呼吸器が必要な状態でも、満床で入院すらできず、急変の不安に慄きながら自宅待機させられる。そんな患者は増える一方だ。

自宅療養の命綱である酸素濃縮器も乏しくなってきた。かけつけた訪問医は「酸素濃縮器がなければ何もできない」と嘆息する。東京五輪・パラリンピック期間中の医療崩壊が現実のものとなっている。

菅首相はどうするつもりだろうか。死者が少ないから大丈夫とうそぶく周辺の識者に引きずられ、抜本策を怠っているうちに、事態は悪化の一途を辿った。

菅首相の頼みの綱はワクチン接種だが、ここへきて、いくつかの不安材料が浮かび上がっている。

たとえば、2回の接種で十分か、という問題だ。2回接種しても感染することがあり、なかには重症化したり、死亡する人もいる。

厚労省によると、今年6月に感染が判明した高齢者のうち、2回接種者の死亡率は0.89%である。未接種者の死亡率4.31%にくらべ、かなり低いことは確かだが、2回接種しても、感染したら1,000人に10人近くの高齢者が死亡する恐さを、同時に示している。

既存ワクチンは、デルタ株など変異種にどれだけ効力があるのだろうか。米国の医療機関メイヨー・クリニックなどのチームが、ミネソタ州のワクチン接種者と非接種者計約7万7,000人のデータを解析したところ、デルタ株の感染割合が70%に達した7月時点で、ファイザー製ワクチンの感染予防効果は42%、モデルナ製は76%だった。

従来株に対しては、どちらも90%以上の効果がみられたはずである。ファイザー製ワクチンを打った高齢者が多いだけに、気になるデータだ。

取り越し苦労をすればきりがないが、南米ペルーを中心に流行しているラムダ株の感染者も日本で見つかっている。今後、既存のワクチンが全く効かない変異株が現れないとも限らない。

英国政府の緊急時科学助言グループが発表した研究論文によると、今後も高い確率で変異株が出現し、ヘタをすると中東呼吸器症候群(MERS)の致死率35%に迫る可能性もあるという。

爆発的な感染が起きた地域では、変異株が出現しやすい。デルタ株の発生地、インドがそうだ。この先、アフリカなど医療事情の悪い国々での強毒化が心配される。

2回のワクチン接種で得た抗体も、日が経つにつれて弱まる。そのうえ、ウイルスの変異は絶えることがない。だから、今後も追加で、いわゆるブースター接種を続けていかなければならないようだ。

ブースター接種については、同じ種類のワクチンか、変異ウイルス用に改良されたワクチン、あるいは異なるワクチンの混合接種など、いくつかの方法が検討されている。

欧米先進国ではすでに3回目の接種へ向けた動きが始まった。イスラエルは60歳以上の市民を対象としてスタートしているし、英、独、スウェーデンも実施する方向だ。

アメリカのFDA(食品医薬品局)は、免疫力が低下した人たちへの3回目の接種を承認する方針を決めているが、いずれ対象を広げるつもりだろう。

ウイルスの活動が強まる冬場に備え、先進各国は目下、ワクチン確保に躍起になっているのだ。

低所得国ではワクチン入手がままならず、富める国に援助を求めているというのに、どこも自国のことしか頭にない。

今年6月のG7首脳会議で、途上国にワクチン10億回分の支援を行うと宣言したが、これではとても足りないし、実行されるかどうかも疑わしい。

ブースター用ワクチンを確保する先進各国の動きに、WHOのテドロス事務局長が「少なくとも9月末までの一時停止」を求めたが、米国のサキ大統領報道官は「自制は間違った選択だ」と反発してみせた。

 

「台湾も見捨てられる」米軍アフガン撤退を恫喝に使う中国の卑劣

米軍のアフガニスタン撤退を、さっそく中国が台湾に対する外交の道具として利用し始めたようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、「アメリカはアフガン同様、台湾も見捨てる」との中国メディアによる報道や、カブール陥落の直後に中国軍が見せた恫喝的な動きを記すとともに、これらに屈しない姿勢を鮮明にした台湾の反応を紹介。さらに自由や民主、人権を否定する中国当局を強く批判した上で、共産党による一党支配はタリバンの独裁と何ら変わらないと結論づけています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2021年8月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

 

【中国】今日のカブールは「明日の台湾」ではなく「昨日の香港」

8月16日の特別号で、私は「中国はアフガン情勢について、『アメリカの逃亡』をアピールし、いかにアメリカが頼りにならないかを強調してくると思われます。そして南シナ海や台湾問題、尖閣問題などで利害対立する相手国に対し、さらに強圧的な恫喝を行ってくる可能性もあります」と書きましたが、早くも、台湾に対して脅しをかけてきました。

人民日報傘下の環球時報は、17日付の社説で、「米国がアフガニスタン政権を捨てたのはアジアの一部地域、特に台湾側に大きな衝撃を与え、民進党政権を震え上がらせただろう」「米軍の撤退でアフガニスタン情勢が急激に変わったのは、台湾の運命を暗示する前兆かもしれない。米国は危機状況でアフガニスタンのように台湾を見捨てるだろう」と、挑発的に主張しました。

英文版姉妹紙「グローバルタイムズ」では、「サイゴンの昨日、カブールの今日、台湾の明日」という表現がネット上で人気を集めていると紹介したそうです。

中国メディア「カブールの今日は台北の明日」

さらに同日の17日に中国軍は、台湾付近の空域および海域で軍事演習を実施したと発表しました。演習は「外部からの干渉と台湾独立勢力による挑発への対応」のためだとのことです。明らかに、アフガニスタン情勢を利用した恫喝です。

中国軍、台湾周辺の空・海域で軍事演習 「挑発に対応」

これに対して、台湾の蘇貞昌行政院長は、台湾が攻撃を受けてもアフガニスタンのように崩壊しないと発言し、「今日、台湾を武力でのみ込もうとする強国があるが、今のわれわれも同様に殺害や収監を恐れていない」「われわれはこの国とこの土地を守らなければならない。敵を誉めそやし、われわれの決意を揺るがす一部の人間のようになってはならない」と述べました。

台湾、攻撃を受けてもアフガンのように崩壊しない=行政院長

中国がこのような恫喝をすればするほど、台湾人の反中意識は高まります。それは台湾が民主主義国であり、民意によって政治が動くからです。民意による政治を体験したことのない中国は、そのことがわかりません。

2019年1月、「台湾同胞に告げる書」発表40周年記念大会で、習近平主席は台湾に対して一国二制度を迫り、「武力使用を放棄しない」と恫喝しましたが、これに対して蔡英文総統は即座に「一国二制度は受け入れない」と反論しました。このことがきっかけで、それまで低迷を続けていた蔡英文の支持率が急回復、2020年の総統選挙では史上最高得票で再選されることとなりました。

 

親の「良かれ」が子を苦しめる。小5の娘が突然引きこもってしまった訳

不登校や引きこもりなど、子育てをしている親にとって、これらの問題は決して他人事ではありません。無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』著者であるパピーいしがみさんのもとに今回、「突然娘が引きこもってしまった」と動揺した様子のメールが届きました。詳しく話を聞いてみると、その兆候は1年も前から現れていたようです。パピーさんは親御さんにどのようなアドバイスをしたのでしょうか?

突然の引きこもり

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガのタイトルは、娘さんが突然「努力なんてしたくない!」と部屋に閉じこもってしまったご相談を紹介させて頂きます。

今までいろんな事に頑張ってきた一人娘さん。その娘さんが突然「努力なんてしたくない!」と言い、部屋に閉じこもってしまったらそれはびっくりしますが、どうやらそれには前兆はあったようです。

入会してすぐのマアサさんからメールを頂き、詳細をお聞きした時のお返事はこんな内容でした。

パピーさん、突然のメールなのに、迅速なご対応をありがとうございます。私も気が動転していたので詳細について詳しくお伝えできず申し訳ありません。ご質問いただいた内容にお答えさせて頂きます。

娘は今、小学校5年生の一人っ子です。性格はとてもまじめで、あまりふざけたりしませんし、今までも反抗らしい反抗をしたことはありません。親が「こうしようね」と言うと「うん」と言って頑張る子でした。そして頑張れば大体できてしまう子でした(私の子とは思えないほど)。

親の期待に応えてくれるので、小さいころから「努力して偉いね」「頑張ってすごいね♪」と褒めてきました。幼稚園の頃から英会話・ピアノ・スイミングをさせ、小学校からは公文の3教科を加え、スイミングは選手コースに選ばれてとても頑張っていました。

何をやっても上手にこなし、上達も早かったので先生にも褒められて、他のお母さんにも「〇〇ちゃんすごいわね~。ピアノも上手だし、スイミングも選手コースだし、勉強もできて、その上礼儀もしっかりしているし…♪」と言われてきました。私はその言葉がうれしくて、たくさん褒めてきたつもりです。

それと…パピーさんが言われていた「会話」ですが、確かに少なかったと思います。教室やプールに送り迎えするときには、学校でのことなどを聞いたりすることもありましたが、高学年になってきてあまりしゃべらなくなったのもあり、家でも学校から帰ってくると部屋で宿題をしたり、時間があるとピアノを練習していたりして邪魔しちゃ悪いと思っていたし、娘が話しかけてくると「それより宿題終わったの?」とか「公文のプリントは?」と話をさえぎってしまい、娘にとって居心地のいい家ではなかったと思います。

又、夫婦の会話もあまりありません。お互い忙しいというのもありますが、もうしばらく冷戦状態でこれも子供にとっては良くない環境だと思います。

1社依存の「下請け製造業者」は今後生き残ることができるのか?

ビジネスにおいて特定の1社に依存していると、営業や宣伝の労力もかからず順調なときにはいいのですが、想定外のことが起こったときのリスクが大きすぎます。無理を言われても断れない、対価を要求できないなど悩ましい問題もあります。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』には、1社依存に加えて、その会社の工場の一角を借りて作業している製造業の現状を少しでも良くしたいという相談が寄せられました。人気コンサルの永江さんは、難しい環境にある相談者の会社がやれることとして、2つの方向性を示しています。

実家の製造業の現状を改善するには

Question

shitumon

実家の製造業についてですが、よろしければ質問させてください。従業員10人未満の製造業です。大手企業の下請け(製造、メンテナンス他)をしています。他社より腕は良いのですが、ギリギリの納期、予算で細かい技術を要する案件しかこないことが悩みです。(結果、他の業者さんにも押さえた価格でお願いすることになってしまいます)。

元請の工場の一角を借りて作業しているため、ずっと一社の下請けですが、担当者の人柄に大きく左右されるところもあるようです。現状を少しでも良くする方法がありましたら、アドバイスいただけると大変助かります。何卒よろしくお願い申し上げます。

永江さんからの回答

なかなか難しいところですが、やれるのは今仕事を請けている会社に買収してもらうか、他社に勝る技術を活かして新しい商品・ビジネスを作るかだと思います。

現状1社のみからの下請けだと非常にリスクが高いです。だって発注元が工場を海外に移したり、担当者が変わって調達方針が変わるなどあれば仕事がなくなってしまうから。わたしの周囲でも倒産した下請企業がいくつもありました。

元請けの工場の一角を借りていると、他社の案件を受注・生産するのも難しいだろうと考えると、やれることは2つだと思います。

1つは、思いきって元請けに買収してもらえないか相談してみること。もちろん相手が何というかは分かりませんが、工場の一角を貸してもらうくらい信用されている関係はあると思うので、いっそのこと会社を買い取ってもらえないか打診するのも一手だと思います。子会社になるか吸収合併されて社員になれば、全面的に言うことを聞く必要はある一方で、今よりも安定はするでしょう。

もう1つは、他社より腕が良い技術を活かして、新しい商品やビジネスを考えることです。金型技術を活かして世界一細い注射針を作った岡野工業は有名ですが、わたしの周りでもフライス加工の技術を活用して、釣りのリールのカスタムパーツを作って活路を見出した会社もあります。工場の一角を借りているのでやりづらいかもしれませんが、自社で商品やビジネスが開発できたら道は大分広がります。
岡野工業株式会社 代表社員 岡野雅行 | 仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus(ビープラス)

どちらも実現できるか未知数ですが、方向としては上記の2つではないかと考えます。

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アフガン撤退は他人事ではない。日本が備えるべき「米軍が出て行く日」

アフガニスタンからの米軍完全撤退を巡り、国内外から大きな批判を浴びているバイデン政権。果たしてこの判断はアメリカにとって正しい選択だったのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、善悪論ではなく「大戦略」の視点から米軍のアフガン撤退を考察。その上で、日本も早急に「アメリカが出て行く日」に備えるべきと提言しています。

アメリカのアフガン撤退と【大戦略】

今年4月、バイデン大統領は、「9月までにアフガニスタンから米軍を撤退させる」と宣言しました。喜んだのは、タリバン。「あれよあれよ」という間に、アフガン全土を制圧してしまいます。

皆さんご存知のこの問題。一般的に、「道義的」「道徳的」な話ばかりされています。つまり、「アメリカは無責任だ!」「タリバンに支配されるアフガン人はかわいそうだ!」と。

まさに「その通り」です。タリバンが支配するアフガニスタンは、私たちの人権感覚では、「ひどい人権侵害国家」になるでしょう。(たとえば、女性は学校に行けない。女性は仕事してはいけない。公開処刑が頻繁に行われる等々)。

しかし、私は「善悪論も大事だが【勝敗論】で見ましょう」と常々話している。そこで、今回は【大戦略】の視点から、「アフガン撤退」を考えてみましょう。

「アフガン撤退」は「中東撤退」の一環

まず知っておかなければならないこと。それは、「アメリカが撤退しているのは、アフガニスタンだけではない」ということです。

2019年10月、当時のトランプ大統領は、「シリアからの撤退」を宣言しました。そして、2021年4月、バイデンさんが、「アフガニスタンからの撤退」を指示。さらに、バイデンさんは7月、「年内にイラク国内における米軍の戦闘任務を完了する」と宣言しました。

つまり、2019年から2021年の3年間で、アメリカは、シリア、アフガニスタン、イラクから撤退する。だから私は、「アフガン撤退は、中東撤退だ」というのです。

そもそも、なぜ米軍はアフガン、イラクにいるの?

米軍撤退の理由を話す前に、「そもそも、なぜ米軍がアフガン、イラクにいるのか」を知っておく必要があります。皆さんご存知ですね。

2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが起きた。「ワールドトレードセンター」と「国防総省」にハイジャックされた航空機が突っ込んだ。アメリカは、犯人を「アルカイダ」と断定。アルカイダは、アフガニスタンのタリバン政権に匿われている。アメリカは、「個別的自衛権」を行使し、2001年10月、アフガン戦争を開始したのです。

ところが、リチャード・クラーク元大統領補佐官(テロ対策担当)やポール・オニール元財務長官の証言によると、ブッシュ政権は、「9.11の前からイラク攻撃を計画していた」のです。つまり、「9.11があったからアフガンを攻めたが、最初からイラクを攻撃するつもりだった」。

では、ブッシュは、なぜイラクを攻撃したかったのでしょうか?

「フセインがアルカイダを支援している」
「フセインが大量破壊兵器を保有している」

からではありません。この2つの理由が「大うそ」であることは、アメリカ政府も認めています。読売新聞2006年9月9日を見てみましょう。

米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定

 

米上院情報特別委員会は八日、イラク戦争の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した報告書を発表した。

報告書は「フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビンラーディンと関係を築こうとした証拠はない」と断定、大量破壊兵器計画についても、少なくとも1996年以降、存在しなかったと結論付けた。

この2つの理由が「大うそ」なら、なぜ?

あの「大御所」は、「石油利権だ」と断言しています。2007年9月17日時事通信を見てみましょう。

「イラク開戦の動機は石油」=前FRB議長、回顧録で暴露

 

[ワシントン17日時事]18年間にわたって世界経済のかじ取りを担ったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長(81)が17日刊行の回顧録で、2003年春の米軍によるイラク開戦の動機は石油利権だったと暴露し、ブッシュ政権を慌てさせている。

(2007年9月17日時事通信)

米メディアによると、前議長は「イラク戦争はおおむね、石油をめぐるものだった。だが悲しいかな、この誰もが知っている事実を認めることは政治的に不都合なのだ」と断言している。

 

ブッシュ政権は、当時のフセイン政権による大量破壊兵器計画阻止を大義名分に開戦に踏み切ったが、同兵器は存在しなかったことが後に判明。「石油資源確保が真の目的だった」とする見方は根強く語られてきた。

(同上)

グリーンスパンさんにいわせると、「イラク戦争の動機が石油利権だったこと」は「誰もが知っている事実」(!)なのだそうです。では、なぜブッシュ政権は、そこまで「石油利権」にこだわったのでしょうか?

彼が大統領に就任した2001年、「アメリカ国内の油田は、2016年に枯渇する」との報告書が出されていました。だからアメリカは、「資源がたっぷりある中東」の支配を目指したのです。そう、アメリカが中東に執着するのは、

  • 自国の油田が2016年に枯渇すると予測されていた
  • 中東には資源がたっぷりある

という理由だったのです。ところが…。

吉本が宮迫博之に抱く激しい憎悪。「雨上がり決死隊」真の解散理由は蛍原ではない?脅迫行為は大嘘、裏切りが招いた末路

雨上がり決死隊を解散した宮迫博之(51)が19日未明にYouTube動画を配信。蛍原徹(53)が解散を考えたきっかけとして、宮迫のYouTube開始の時期を挙げたことに「結局自分のことばっかり考えていたと思う」など反省の言葉を述べた。蛍原が解散を切り出したのは事実だが、しかしその裏には、宮迫に対する吉本興業の怒りが頂点に達しているという事実がある。

宮迫博之が動画配信で反省の弁も“ズレ”る認識

宮迫は19日未明に突如公開した動画の中で、「こんな時間の配信、すいません」と詫びたうえで、17日にネット配信された『アメトーーク特別編 雨上がり決死隊解散報告会』について語った。

藤本敏史(50)が泣きながら解散という悲しい結果になったのは宮迫のせいと訴えたことに「言われたとおりです。全部ぼくのせいです」と認め「最悪のタイミングでYouTubeを始めてしまったことです」と語った。

蛍原はロンドンブーツ1号2号の田村亮(49)の会見の前に宮迫がYouTubeを開始したことがわだかまりとして残っていたと説明しており、それについて宮迫は、コラボ相手の都合があったと説明していた。

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「ずっとコラボ相手の都合が…という言い訳をしてしまっていました。でもちゃんと土下座して、本気で謝ってお願いしたら、(スケジュールを)ばらすことは出来たと思う」と認め、「結局自分のことばっかり考えていたと思います」と語った。

解散報告会の後、その様子を見た多くの芸人仲間たちから宮迫について批判的なコメントが寄せられている。

千原ジュニア(47)は18日放送の『ゴゴスマ』の中で、「(一緒にやってきた)芸人より昨日、今日会ったユーチューバーの方を取るんかいと思った」とした上で、「『俺が浅はかなことしたな』という根っからの謝罪が今回もなかった」と厳しい表情で語った。

おぎやはぎ小木博明(50)も『バイキングMORE』に出演し、「宮迫さんがユーチューブに完全にシフトしたのが見えた」とし、「蛍原さんのこと考えるとラッと来るんですよね。気にくわない」と宮迫を批判した。

解散した本当の理由は「宮迫と吉本に生じた軋轢」

解散報告会の中で蛍原は、宮迫がYouTubeで活動するようになって「価値観、方向性のズレが大きくなった」と語り、それが解散を考えるきっかけになったと話した。

果たして、本当にこれだけが原因なのだろうか。芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「宮迫さんのYouTubeがきっかけとなったのは間違いありませんが、それ以上に蛍原さんは所属する吉本興業からかなりプレッシャーをかけられていたということがあります。闇営業問題から2年経ち、いつまでも宙ぶらりんの状態で良いわけがありません。蛍原さんはかなり追い込まれていたようです」

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吉本興業に宮迫を許す気持ちは微塵もなかった。

今年2月には週刊誌の直撃取材を受けた大崎洋会長が宮迫に言及。「もう戻らんでええと思うで。いちいちYouTubeでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよって」と突き放した。

それ以来、吉本が所属芸人に対し、宮迫との事実上のコラボ禁止を通達。YouTubeでコラボする場合は芸人同士ではなく、きちんと吉本の窓口を通すよう厳命した。

吉本側が怒りをあらわにする理由は、宮迫と田村亮が2年前に開いた電撃会見にある。

そこで宮迫は「謝罪会見をやりたいと懇願したけど、そんなんやったら全員連帯責任でクビやぞとすごまれた」と語ったが、デイリー新潮によると、岡本社長をはじめ吉本幹部は誰もそんなことは口にしていないという。

闇営業問題を起こした張本人は宮迫にもかかわらず、世間の怒りの矛先を吉本に向けた“大嘘”に堪忍袋の緒が切れた形だ。

亮のようにその後静かにしておけばよいものの、勝手にYouTubeを始めたかと思えば、吉本の神経を逆撫でするような内容の動画を多々配信し、両者の溝は決定的となった。

「今回の解散を蛍原さんが決断したのは事実ですが、解散させるように決断させたのは吉本です。宮迫さんに対して憎悪にも近い、激しい怒りが吉本側にあります。反旗を翻されたわけですから、会社として怒るのは当然です。すべては宮迫さん自身が蒔いた種なのです」(前出・芸能記者)

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それでも救いの手を伸べようとした芸人仲間や先輩たちを裏切り、自分本位で物事を進めた宮迫。「雨上がり決死隊」を守ろうとした蛍原への対応も含め、すべてが宮迫の自業自得といえるだろう。

調査で判明した、防災会議メンバー「女性ゼロ」の自治体が抱える大問題

異常気象による災害が多発する今、全国の自治体に求められているのは「誰もが安心できる避難所の設置」ですが、その進捗が思わぬところで阻まれているようです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、災害避難の現場で最も必要とされる「弱者にやさしい視点」を持つことが可能な女性が、災害対策の防災会議メンバーに選ばれにくい仕組みとなっている現状に疑問を提示。さらに女性メンバーが少なくとも1割いる市区町村とゼロの市区町村を比較して判った顕著な相違点を紹介しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

 

災害対策の防災会議メンバー、なぜ警察幹部から委員を選ぶ??

8月11日から降り続いた豪雨は、西日本を中心に甚大な被害をもたらしています。消防庁によると、人的被害は合計20人(死者4人、行方不明4人を含む)、住家被害は4,454棟(全壊3棟、半壊9棟含む)だったことがわかりました(17日現在)。

毎年のように豪雨による被害が後をたちませんが、今回は比較的早く多くの人たちが避難していました。コロナ感染が爆発的に拡大し、地方自治体の職員の方たちも疲弊する中での豪雨で、かなりのご苦労もあったと思います。秋雨前線の活動が20日まで続きそうですし、9月には本格的な台風シーズンを迎えますので、少しでも体と心を休められる時間が取れることを願ってやみません。

そんな中、防災現場で「女性」たちの意見が反映されずらい状況が続いていることがわかりました。10年前の東日本大震災などを教訓に、国は防災会議などの女性委員の比率を3割にすることを求めていますが30%を達成したのは全体のわずか1.8%。2割近い市町村で女性委員が1人もおらず、女性の平均比率は8.7%だったことがわかりました(共同通信が昨年10~12月に実施した調査)。

過去の災害では、女性用の下着や着替えスペース、乳児用おむつなどの物品や設備の不足が課題となり、性暴力も発生していたことから、「現場に女性を!」と呼びかけてきたのに、いまだに「災害などの緊急事態は男性の仕事」という意識から抜け出せないでいるのです。実際、防災会議のメンバーは、警察幹部など男性中心のポストから委員を選ぶ仕組みがある、とか。なんで警察?と思うのは、私だけでしょうか?

東京大学社会科学研究所の大沢真理教授らが行った調査では、防災会議での「女性」の存在が意思決定に及ぼす影響が分析されいて、実に興味深い結果が示唆されています(2017 年度女性・地域住民から見た防災・災害リスク削減策に関する調査報告)。

この調査で、防災会議の女性委員比率は、市区町村では8%程度、都道府県では15.4%で、08年度調査の市町村2.7%、都道府県で3.4%と比較すると、目標には程遠いものの増加傾向にあることはわかりました。

しかし、その一方で本来、人口規模が大きくなるにつれて防災・危機管理部局の職員総数が多くなるのですが、女性職員はそれほど多数配置されていませんでした。