「うちで踊ろう」首相に賛否。おうち時間充実ハッシュタグまとめ

Instagramのライブ配信機能を利用してリアルタイムでトークを繰り広げたり、YouTubeを開設して「おうち時間」を楽しむ様子を配信するなど、「家にいても退屈しないように」と著名人が自身のSNSを利用し、エンターテインメントを届けてくれている。なかでも、シンガー・ソングライターで俳優の星野源さん(39)がInstagramに投稿した「うちで踊ろう」などは大きなムーブメントを起こしている。

各界で広がる「#うちで踊ろう」

4月2日深夜、星野さんは「家でじっとしていたらこんな曲ができました」「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」と自身のInstagramに動画を投稿。これに賛同した、三浦大知さんや高畑充希さん、大泉洋さん、香取慎吾さん、中島美嘉さん、渡辺直美さんなど各界著名人が次々と自身のSNSにコラボ動画を投稿した。これについて星野さんのSNS上には「泣きそうなくらい感動しました」「希望を感じる歌」「ありがとう源さん」などの声が多く寄せられた。

星野さんは7日に放送された自身のラジオ「星野源のオールナイトニッポン」で「家にいましょうとか、外に出るなということではない曲を作りたいと思ったんです」「家の中で楽しくなれる、面白がれる仕組みを作りたいなと思って」と経緯を説明。「この動画を好きに使ってほしい」と許可も連絡も不要と話した。

安倍首相も「#うちで踊ろう」

安倍首相も12日、この動画とコラボした動画を自身のSNSで発信。自宅のソファに腰かけ、愛犬のミニチュアダックスフントを膝に乗せたり、カップを片手にくつろいだり、読書をしたり、テレビのリモコンを操作する安倍首相の姿がおさめられた動画と共に、「友達と会えない。飲み会もできない。ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています。そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている医療従事者の皆さんの負担の軽減につながります。お一人お一人のご協力に、心より感謝申し上げます」と投稿した。

安倍首相は国民に外出自粛を促すために投稿したと思われるが、これについて日本のネット上では「安倍首相のおかげでこんな素晴らしい活動が展開されていることをしりました」「コラボではなく利用では」「せっかくみんな楽しんでたのに」と賛否両論の声があがっている。

これを受けてタレントの松尾貴史さん(59)は、「過酷を極める現場を助長させたかもしれない責任はどこ吹く風の様子で自分のイメージアップに腐心する醜悪」と強く批判。「安倍首相が想像するシリアスなストレスは、友達と会えないことや飲み会もできない程度なのか。死活問題で涙を流している人たちにはまったく思いを寄せない」と怒りの声をあげていた。

年金の受給開始年齢が75歳に?コロナ状況下で法案審議入りへ

7都府県に緊急事態宣言が出される中、ある法案が衆院本会議で審議入りすることになるという。朝日新聞によると、年金を受け取り始める年齢を75歳まで繰り下げ可能にするための年金改革関連法案が、14日の衆院本会議で審議入りすることになった。所管するのは、新型コロナウイルスの対応に追われている厚生労働省。緊急事態の状況下で先送りしないことに、今後議論を呼びそうだ。

75歳からの年金受給

現在、公的年金の支給開始は65歳を基本にして、60歳から70歳まで選ぶことができる。その上限を75歳まで引き上げようというのが、今回の法案だ。高齢者の就業を促進するため、75歳から年金を受け取り始めると、毎月の年金額が増えるという仕組みに見直す。

具体的には、受け取り開始年齢を1カ月遅らせるごとに年間の受給額は0.7%増える。75歳まで遅らせた場合、65歳開始の人に比べて毎月の年金額が84%増えるという。

また、働く高齢者に年金の一部を減らす「在職老齢年金」も同時に見直す。60~64歳の場合、現行では賃金と年金の合計額が月28万円を超えると年金が減るが、この基準を月47万円に引き上げる。働くほど年金が減る仕組みが高齢期の就業意欲を阻害しているとの指摘があるためだ。

 

では、従来通り65歳から年金を受け取った場合と、今回の法案となる75歳から年金を受け取った場合、どちらが多く受給できるのか? 計算していくと、その2つの年齢で受け取った年金が同じ額になるのは86歳。つまり、86歳以上生きれば、75歳から受給した人がお得になり、それより前に亡くなってしまうと、65歳からの支給を選択した人が得をすることになる。参考までに、日本人の平均寿命は、男性が81歳で女性は87歳。各人の選択が迫られることになる。

またも韓国か。コロナ後の経済と秩序の回復を阻むこれだけの要因

猛烈な感染力で世界中の人々を恐怖に陥れている新型コロナウイルスですが、この難敵が人類から奪うのは命や健康だけではないようです。元国連紛争調停官で国際交渉人の島田久仁彦さんは今回、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で、事態収束後に起こりうるさまざまな問題を提示するとともに、それらを解決するために私たち一人一人が心がけるべきことを記しています。

 

COVID-19が永遠に変える国際秩序と近づく大転換の足音

「COVID-19の拡大は世界秩序を永遠に変えることになる」

これはあのヘンリー・キッシンジャー博士が今回の新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延(パンデミック)を捉えて発した警告です。同時に「私たちは新しい時代への準備をしなくてはならない。我々が生き残り、再び立ち上がるためには、国際協調の復活が不可欠だ」とも述べています。

中国・武漢からスタートし、アジア全域、そして欧州を経由して、南北アメリカ大陸、アフリカ、中東へと広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-SARS-2/COVID-19)。武漢をはじめとするアジアには2周目の感染が始まっているという恐ろしい情報もありますがその真偽は不明ですが、世界はまだ【解決策】を見いだせていません。

しかし、日本では“遅ればせながら”4月8日0時に7都府県を対象に緊急事態宣言が発出された頃、IMFは「2020年の世界の経済成長率は、リーマンショックの次の年2009年に記録したマイナス0.1%を大きく凌ぐマイナスを経験する」と発表しました。それは、このメルマガでもお話ししましたが、リーマンショック時に大打撃を被ったのは広義での金融セクターで、その煽りを経済全体が食らったショックだったのに対し、今回のCOVID-19による世界経済への大打撃は、経済全セクターを襲い(例外は、恐らく不動産賃貸業)、移動の自由を奪い、雇用を奪い、そして生命を奪い去るという大危機で、感染の爆発的な広がりが収まったとしても、なかなか回復の道筋が見えづらいショックだからだと言えます。

また、恐ろしいことに、いわゆる医療先進国の医療体制も、今回のCOVID-19への対応は、医療従事者の生命を奪い、無残なまでに崩壊させ、各国の危機管理能力の脆弱さを露呈する結果となりました。欧米諸国が都市封鎖を含む措置を取る中、日本は法的な理由か倫理的な理由で都市封鎖にまで至っていませんが、対応が国ごとに異なり、また移動の制限が100%課せられていないborder-lessな世界で、どこまで封じ込めが可能か未知数です。

危機管理の立場から言うと、個人的には、キッシンジャー氏がいうような国際協調の復活を成し遂げるのであれば、一時的な経済的ダメージは被っても、協調アクションとしての都市封鎖と移動の制限(外出制限)の徹底は必要だと考えています。それにより比較的短期間で感染の封じ込めを成し遂げ、そのうえで財政と金融の強力な政策協調が国際的に実現すれば、ポスト・コロナの世界経済は、急速な回復が望めるのではないかと考えています。すでにIMFは85か国から緊急支援の要請を受け、1兆ドルをそのために準備済みとのことですが、このようなバックアップ体制の整備は大きな励みになるのではないかと感じます。

しかし、そのような中でも救いようのない状況に陥りそうなのが韓国経済です。日韓関係は、ご存じの通り、一向に改善の様子が見られませんが、そのような中でも、3月27日には韓国のチョン首相が「(国際)経済安定のために韓日通貨スワップが必要」と発言し、それがデフォルト寸前の韓国経済の苦境を物語っています。

以前よりこのメルマガでも何度か触れていますが、韓国経済の問題は、貿易依存度が非常に高い経済構造で、実際にはGDPの4割以上が貿易から得られていることが挙げられます。加えて、外交の失敗の繰り返しを受け、信用がなくなり、外国資本の流出に歯止めがかからず、それがウォンの暴落を呼び、韓国の外貨準備高の著しい低下・減少という3つの理由から成り立っています。

躊躇なく都市封鎖を。緊急事態宣言だけでは止まらないコロナ伝播

4月7日にようやく緊急事態宣言が出されたものの、その運用を巡っては国内外から多くの疑問や懸念の声が上がっています。諸外国のような強制力を伴わないこのような措置で、日本は新型コロナウイルスとの戦いに勝つことはできるのでしょうか。今回の無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』ではさまざまなメディアで活躍中の嶌さんが、新型コロナと対峙する世界の現状を改めて確認するともに、安倍総理は都市封鎖に関して躊躇すべきでないとしてその理由を記しています。

都市封鎖を躊躇するな コロナ伝播をさせないことが第一

安倍内閣は7日、緊急事態宣言を発令し、5月6日までの1ヵ月間、東京など7都府県で外出自粛や学校、百貨店などの使用制限を要請できる私権の制限に踏み切った。ただ、一方で都市や道路の封鎖はしないし、公共交通機関は運行することを強調した。しかしコロナウイルス感染による死者を減らすには、一見やさしい措置を残すよりあらゆる選択肢を持つことの方が重要ではないか。

「都市封鎖(ロックダウン)や道路封鎖をしないのは国民の動揺に配慮したからだ」と安倍首相は説明している。しかし国民が動揺するのはコロナウイルスが蔓延することであり、コロナウイルス感染を阻止するためなら多くの国民は都市封鎖なども甘受するのではないか。安倍内閣は緊急事態宣言の発令についても躊躇し続け、結果として遅すぎたと批判を浴びた。今回の都市封鎖などについても同じ轍を踏むことにならないかどうか、懸念してしまう。

いま世界では、4月9日13時30分時点(米、ジョンズ・ホプキンス大学)で感染者は148万4,811人、死者は8万8,538人に達している。一番多い国はアメリカの43万2,132人、死者14,817人で、2位以下スペイン14万8,220人(死者1万4,792人)、3位イタリア13万9,422人(死者1万7,669人)、4位ドイツ11万3,296人(死者2,349人)、5位フランス8万3,080人(死者1万887人)、以下、中国、イラン、イギリス、トルコ、ベルギーが上位10ヵ国で、いずれも感染者が約8万2,000人から2万2,000人。死者も6,000人台から800人台までと並んでいる。(※)

コロナウイルスは中国で発生し、ヨーロッパで拡大したため欧州での感染者数が多いものの、医療専門家たちは「いずれ2~3週間遅れで日本にも伝染してくる」とみる人が多い。アメリカでは拡大防止のための行動自粛措置を維持した場合でも死者は10~24万人に及ぶ可能性があるとしたが、7日アダムス米公衆衛生局長は、ニューヨーク州などの安定化の兆しにより予想を下回る可能性があると述べた。

ジョンズ・ホプキンス大学では感染症の死者が世界で3月20日に1万人、25日に2万人超、28日に3万人超と増え、3月末には4万人を超え増加ペースは衰えていないと指摘しているのだ。日本の感染拡大は欧米より遅いペースだが、日本だけが例外的に低く収まるとみるのは甘いと見るべきだろう。

緊急事態宣言を発表するとアベノミクスによる景気回復はさらに遅れると懸念し安倍首相はこれまで宣言を避けてきた。都内で初めて感染者が確認されたのは1月24日だが、3月17日になって累計で100人を突破、以後急増し9日午前10時半時点のNHKの情報によると全国で4,979人、死者105人、退院632人(クルーズ船を除く)に達した。また、都内では8日新たに144人の感染が新たに確認、全国では515人の感染され、初めて500人を超えている。

このため医療専門化や自治体関係者などから、このままだと「国民の生命と健康に重大な被害を与える」「全国的な急速なコロナの蔓延は国民生活と経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある」と警告が相次ぎ、結局、緊急事態宣言に至ったとみられる。

チャンスは自分で掴むもの。澤穂希が娘に厳しく伝えていること

2011年、東日本大震災に襲われ沈んだ人々の心に、FIFA女子ワールドカップ優勝という快挙で希望の光を灯してくれた「なでしこジャパン」。あれから9年、チームを率いていた澤穂希さんは一児の母となっていました。そんな澤さんの子育ての様子が、無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』で紹介されています。

澤穂希さんが娘に言い聞かせていること

なでしこジャパンを初の世界一へと導いた澤穂希さんと、一児の母であり、バレーボール全日本女子代表選手としても活躍を続ける荒木絵里香さん。お二人はいま、どのようにして子育てに向き合っているのか。母としての思い、心掛けていること、自身の母親から受けた影響なども語り合っていただきました。

「母という人生を生きて」 澤穂希(元サッカー日本女子代表)&荒木絵里香(バレーボール全日本女子代表)

澤 「相手が2歳児とはいえ、私は結構対等に接しているんです。例えば道端で子どもが転ぶと、多くのお母さんは『大丈夫?』『よしよし』って言いながら手を差し伸べますが、私は娘が自分で起き上がるのを待ちます。

それから、自分の口から物事を伝えないと人には伝わらないってこともよく言っています。何々が食べたいとか、どこそこに行きたいとか、人にしてもらったら『ありがとう』、自分が悪いことをしたら『ごめんなさい』って、ちゃんと言葉で伝える。

いずれは独り立ちしていかなければならないわけですから、そういうことは早いうちから身につけさせたいと思っているんです」

荒木 「しっかりと意思表示をさせているんですね」

澤 「ただ、それが過剰になって、自己主張が強すぎると思うことも最近あるんです(笑)。

娘に何かをやらせようにも、『いまやる?』『やらない』『やらないんだったらいいよ』『やっぱりやる』っていうラリーが何回もあって(笑)、最後には『じゃあもういい』って言うと、泣き出すんです。そういう時は現役時代の調子で『チャンスは何度もないんだよ』って伝えます」

荒木 「私もすごく使います。『いまチャンスを失った。自分で逃したよ』って」

澤 「誰にも必ずチャンスはあって、それを掴むか、逃すかは自分次第ってことを2歳児相手に伝えるのはスパルタかもしれませんが、自分でしっかり考えて行動に移せるようになってほしいと思って、厳しく言っています。でも、楽しみながらやっている感じです」

荒木 「こっちはもう必死です。5歳にもなると、私が何か言う度に、『ママが悪いんでしょ』って口答えして話を聞かない」

澤 「5歳だと口が達者でしょうね。女の子だとなおさらでしょう。喋り方とか口調なんかも荒木さんに似てきませんか?」

荒木 「そうですね。うちは基本的には母に見てもらっているので、母の口調にも似てきています(笑)」

澤 「なるほど(笑)」

荒木 「自分の気持ちをちゃんと伝えられるようにしたいって先ほどおっしゃっていましたけど、私もそれはすごく大事なことだと思います。加えて、人の気持ちが考えられるようになってほしいという思いもあるんです。

娘が何か悪いことをしたら、『自分が同じことをされたらどんな気持ち?』と聞くようにしていて、『嫌な気持ち』とかって言うので、『お友達も同じ気持ちだよ』って説明する。

こういうやりとりを何回も繰り返していますけど、我慢比べというか、子どもは一度で理解しきれるわけじゃないので、ずっと伝え続けていかなければいけないと思っています」

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在米医学博士が警告。指数関数的に増えるウイルスの驚くべき怖さ

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにわが国が取っている対策について、内外から疑問の声が上がっています。現在の東京は、感染爆発に至る少し前のニューヨークの状況に似ていて「まだ1000人だから大丈夫」という考えが命取りになると訴えるのは、メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者で米国在住の医学博士・しんコロさんです。しんコロさんは、なかなか理解しにくい指数関数的に増加するということの恐ろしさを、1滴の水がスタジアムを満たすまでの時間についてのわかりやすい例で伝えています(読み進めるヒント:1滴は0.01ミリリットル、東京ドームの容積12.4億リットルが内容に近い条件です)。

NYと東京の状況

毎日コロナウイルスのニュースで疲弊している方も多いかもしれませんが、いかがお過ごしでしょうか?我が家は皆元気にやっておりますが、マサチューセッツも確認された感染者が1万人を超え、日々危険度が高まって来ています。東京も1000人を超え、これからの政治的決定と皆さんの行動が運命を決める非常に重要な段階にさしかかっていると思います。

東京が「ロックダウンはしない」という判断をしたようですが、アメリカから見ると日本はまだ問題をしっかり受け止めていないと感じています。爆発的に感染者が増えてしまったニューヨークの実態は皆さんもすでにご存知かもしれませんが、東京がニューヨークのようなことにならないことを願っています。

まだ大丈夫?が命取り

「まだ1000人だから大丈夫」という感覚がそもそもの間違いです。人間の数値的感覚はいつも「リニア(直線的)」に増えたり減ったりするものだという錯覚をしがちです。「指数関数的に増える」というものが、人間の目に見える部分にあまり存在しないからです。指数関数的に増えるというのは、例えばバクテリアが分裂して1個が2個…2個が4個…というような増え方です。

コロナウイルスの場合は1人が2~3人に移す「基本再生算数(R0といいます)」だと見積もられています。移した2~3人が、また2~3人に移すという形です。インフルエンザのR0が1.3ほどなので、移すサイクルを10回繰り返すと60人弱が感染したことになります。しかしコロナウイルスのようにR0を2~3で計算すると、10サイクル感染すると感染者の数は2000人を超えます。指数関数的な増加というのは、それだけ恐ろしいものがあります。

誰でもピンとくる例を教えます

それでもまだピンと来ない場合、こんな例があります。あなたが、野球場のスタジアムの一番後席(地上から見て高い席)に座っていたと想像して下さい。収容人数が約4万人の大きなスタジアムです。今、時間はお昼の12時です。12時ちょうどにマウンドに水が1滴落ち、その1分後は2滴、そのさらに1分後は4滴と倍々の量の水が落ちるとします。あくまでも例なので、スタジアムは水がもれない「器」として仮定して下さい。

ここで問題です。水はスタジアムに溜まり続け、いずれあなたが座っている席まで水がやって来ます。あなたは、溺れないように逃げなければいけません。水があなたの席まで届くのはいつでしょう?数日後?数週間後?数カ月後?数年後?お昼の12時に1滴から始まって、12時1分には2滴、12時2分には4滴、それを続けたらいつあなたの席まで水が来るでしょう?読み進める前にここでストップし、ちょっと想像して答えを頭の中に浮かべて見て下さい。
(チクタク…チクタク…)

コロナ休校でストレス感じる親子へ贈る、ドラゴン桜指南役の言葉

新型コロナウイルスの流行による休校措置延長、もしくは新学期の開校後再び臨時休校措置が取られるなど、子供たちを巡る環境が大きく揺れています。このような状況に戸惑いを覚え、ストレスを感じている親御さんも少なくありません。そんな方のために、今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では著者で漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さんが、これまでの自身のツイートの中から「選りすぐりのつぶやき」を紹介してくださっています。

新型コロナのせいで鬱屈とした毎日を送っていませんか?

新型コロナのせいで鬱屈とした毎日を送っている方が多いと思います。そこで、親野智可等のツイッターから参考になりそうなものをいくつか紹介いたします。

●新型コロナのせいで鬱屈とした日々を過ごしている子どもたちが多い中、小学3年生のS君は毎日楽しくてたまらない。趣味の工作とけん玉と金魚やメダカの飼育をたっぷりやれるからだ。最近は以前凝っていたコマ回しとヨーヨーも再開したし、熱帯魚にも興味がある。やりたいことをやっている子は主体的だ。

●免疫力をつける上で睡眠は極めて重要だ。毎日同じ時刻に寝て同じ時刻に起きる。起きたら日光を浴びて体内時計を整える。すると、その14~16時間後に睡眠ホルモンが出て眠くなる。入浴して温まった体が冷えるときに眠くなる。だから入浴も一定の時間にする。寝る前は間接照明にするなど灯りの工夫も。

●コロナ対策では免疫力のアップが重要。十分な睡眠で疲労回復。運動と入浴で血流がよくなり代謝が高まり体温アップ。良質な食事で十分な栄養&腸内の善玉菌を増加。ヨガで自律神経の安定。よく笑う。好きなことや遊びに熱中。叱ると親も子もストレス増加で免疫力ダウン。些事は諦めて目を瞑る。ほめよう

●やりたいこと(遊び)を十分やれている子は毎日楽しくてたまらない。常に主体的に生きる喜びを味わっている。こういう子はやる気に満ち溢れて表情も素晴らしい。幸せホルモンが出まくって、それが出やすい体質に育つ。脳のシナプスがどんどん増えて頭が良くなる。心が満たされているので他者にも優しい

●コロナの件で免疫力の重要さが再認知された。免疫力を高める上で大切なのが睡眠だ。米国医師会によると「睡眠が7時間未満の人は、8時間以上の人の3倍も風邪をひく」。全米睡眠財団は「3~5歳は10~13時間の睡眠、小学生は9~11時間、中高生は8~10時間を推奨」。睡眠不足だと脳の発達も遅れる。

ビジネスコンサルが模索。大企業にはデキないビジネスのあり方

大量生産大量販売というデフレ型ビジネスモデルに席巻される日本のアパレル業界。その中で、個人から始まるビジネスモデルを模索するのは、メルマガ『j-fashion journal』の著者で、ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんです。坂口さんは、個人でのビジネスを進めるために必要な信用の積み上げ方から作るべきアイテム、さらにはそのビジネスを膨らませるための方法まで、掘り下げて伝えています。

1.個人の信用を蓄積する活動を

個人がビジネスをする時に、最も大切なものは個人の信用である。大企業は大企業の実績や知名度が信用になる。あの立派な会社の商品なら間違いがない、と思われるのだ。しかし、信用のない個人の場合、逆の作用が働く。個人が作る商品や個人が提供するサービスは信頼できないと思われる。

その不安を払拭するためにも、ビジネス以前に個人の信用を蓄積しておかなければならない。個人の考え方や行動は、その人のSNSに現れる。従って、SNSの内容を磨き続ける必要がある。

SNSを個人の趣味と考え、口汚いコメントを載せたり、過激な政治的発言をする人もいるが、それは必ずマイナスに働く。本名を公開しなくても、本気で調べようと思えば、すぐに本名が明らかになる。日常の雑事ばかりを掲載することもプラスにはならない。社会的な関心が低いと思われるからだ。全くSNSを行わないという態度も否定的に評価される。隠さなければいけないことがあるのかと勘繰られるからだ。

SNSの発言は、公共の場で発言しているという意識が必要だ。世の中のためになること、他人の役に立つ情報を発信することを心がけるべきだと思う。それらは、個人の情報を蓄積する活動であり、個人のブランディングの第一歩である。

もし、全く情報発信をしたくない。あるいは、SNSはストレス発散に使えばいい、と考えている人は、個人のビジネスには適していないので、企業組織に所属した方が良いと思う。

2.大企業にできないビジネス

個人がビジネスをするなら、大企業との競合を避けなければならない。簡単に言えば、大量生産大量販売に適した商品の生産や小売である。スケールメリットがあるビジネスは、個人には適していない。

むしろ、一点もの、オーダーメイド、少量生産のものが適していると思われる。例えば、ハンドクラフトに近いアパレル製品やアクセサリーの企画製造である。その場合も、大手流通業者が販売しているようなベーシックな商品では価格競争に勝てないだろう。どこかに、大量生産ではできない要素を加えることがポイントになる。

もし、私が個人でアパレルビジネスを行うならば、アイテムを絞ってオンリーワンの商品を企画する。例えば、チュニックに絞った展開。基本的なパターンを何型か用意して、様々なプリント生地や配色生地をのせる。

同時に、作り方教室も開催し、受講生の作品を販売するサイトも作る。そこにチュニックの愛用者を組織化する。販売サイトには、アパレルから仕入れた商品を加え、チュニックのセレクトショップにしてもいいと思う。ネット販売である程度の数量がまとまるようになれば、独自に量産してもよい。

新型コロナ感染拡大でコミュニケーション不足の中感じること

新型コロナウイルスの感染拡大により、直接のコミュニケーションが難しくなり、動画配信やテレビ会議などのツールを利用したコミュニケーションが活発に行われています。メルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』著者の引地達也さんも、先日、ピアノコーラスグループPsalm(サーム)とのコラボでツイキャスを使ったライブ配信を実施し、その体験について綴っています。引地さんは、「考える時間」を意識するダイアローグ(対話)というコミュニケーションの見直しに希望を見い出しています。

危機の中から小さな対話を始める─新しい言葉を探して

新型コロナウイルスの影響は世界中を不安にさせ、各国では国民に行動制限を課す措置が講じられ、すべての人が閉塞した環境と心境の中にいる。物理的な接触が制限された中で、世界は連帯し協力しなければいけないと前回コラムで、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の英誌タイムへの寄稿を紹介させていただいたが、その言論はやはり世界を駆けまわる程の影響を与えているようだ。

そんな大きな話につなげたい小さな一歩をどうしようかと考え、先日から始めたのが盟友であるピアノコーラスグループ、サームとのツイキャスを使ったオンラインライブである。タイトルは「ケアステージon Web-Dialogue and Song」とした。30分の中でピアノ演奏と、今だから考えるべきお話、そして歌、という構成である。小さなダイアローグからつながる先に希望があるとの思いを共有できればと考えている。

第1回放送のテーマは「クライシスの中のダイアローグ」。まずはダイアローグの対義語がモノローグであり、それは「独白」であると確認した上で、ダイアローグは相手を「強く」意識することが要諦であり、コミュニケーションの中で異質な存在であることを示した。つまり「対話」である。

相手に対して正面から向き合い、真摯に相対する印象そのままである対話は、その態度や心の在り様をも試される行為だ。だから、「対話」に人は真剣になれるし、相手の声に耳を傾けられるし、発する言葉も吟味される。このダイアローグが成しえる真剣さをクライシスの中にあって意識しなければいけない、という話である。さらに、クライシスとは危機と訳されるが、これは危険ではなく、危険と安全の狭間の機。「危ないかもしれない」が、今をどのように乗り越えるかで次は安全に、そしてより良い方向に向かう分岐点となる。

現在、私たちは危機にあるが、これをどうとらえるかで行動が変わってくる。隔離することでウイルスを抑え込む方針に協力しながら、混乱することなく、萎縮することなく、できる限りのコミュニケーションをつないでいくことを考えたいと思う。このコミュニケーション行為を行うにあたってはダイアローグが意識されなければならない。

「誰が」「何の目的で」「どんな思いで」など、ダイアローグでは通常成しえている意識を働かせることを疎かにすると、不安が先走りデマに流され、パニックになってしまうこともある。一部で都合の悪い情報を「偽物」と切って捨ててしまったり、偽情報で不当な利益を得たりするケースが、この危機の中でも目立ってきている。ペスト時代から遠く来た現代でもその構造は同じだ。

「受け入れる」「話す」「考える」。このコミュニケーションやダイアローグで繰り返される一連の行為は、いつの世も一緒なのだが、ソーシャルメディアの全盛時代にあってそのスピード感はめまぐるしく、「考える」時間は最短になっているのが現状で、デマやフェイクスニュースが「拡散」することにつながっている。

メディア機能の発達は人の思考する時間、考える余裕を奪い去り、瞬間的な反応でやりとりするコミュニケーション形態へと変容した。新型コロナウイルスで世界が分断されようとする今、「考える」時間を意識したコミュニケーションがどうあるべきかも考えたいと思う。ダイアローグの見直しである。

それが、「ケアステージ」の話の合間に披露される歌である。ピアノや歌の調べに身を委ねながら、考えを深く巡らせ、次の話に入っていける隙間の設定だ。これは歌とコントなどで構成される昭和時代のバラエティ番組のように、ほっとしたスピード感を大事にしながら進めたいと考えている。次回の生放送は4月24日夜。 

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大阪府「防護服の予備は2週間分しかない」医療崩壊が目前の現状

政府が、新型コロナウイルス対策として全世帯に布マスク2枚を配る経費を「466億円」と見積もったことがわかったと、共同通信などが報じている。また、サンケイビズによると、ギャラップ・インターナショナルが緊急事態宣言前の3月9~22日に実施した「新型コロナウイルス感染拡大に自国政府はうまく対処していると思うか」というアンケートでも、「思わない」「全く思わない」と答えた日本人は合わせて62%にものぼっているという。「とても思う」「思う」と回答したのは23%で、回答した29カ国・地域中28位だったとしている。



菅官房長官「布マスク支給、代替手段はない」

朝日新聞によると菅義偉官房長官は9日、布マスク1億枚が平均20回使われた場合、使い捨てマスク20億枚分の消費を押さえられるとし、「これは平常時のマスク需要の4、5カ月分にあたる」と説明。費用対効果という観点でも「代替できる手段はないと考えられる」とした。

466億円の内訳は?

立憲民主党の蓮舫氏は、自身のSNSで「令和2年度補正予算(第1号)の概要」を投稿。マスク費用のほかにも、日本郵政配達費、パッケージ代、メーカーから日本郵政への運送費、問合せコールセンター費用などもかかるとし、「布マスクは無料でもらえるものではなく、次世代への借金」「だからこそ、行政監視が必要」と追及する姿勢を見せた。また、菅氏が「費用対効果」について言及したことに対して「私が知りたいのは経済的効果ではなく、科学的に布マスクがコロナウイルスに有効かです」「2人以上世帯は使い回しして洗剤で洗えばいいのですか?本当に?」と布マスクの必要性を疑った。


大阪府、医療用マスクや防護服の在庫ゼロ

産経新聞によると、大阪府の高密度マスク「N95」や防護服の備品はすでに在庫がなく、府内の病院からは「防護服の予備が2週間分しかない」「業務用マスクが足りず、使い捨てできない」との声が寄せられている。大阪府でオーバーシュートが起こった場合、高密度マスク「N95」と防護服、フェースシールドが220万枚ずつ、医療用手袋は450万組が必要と算出されている。医療従事者用の「サージカルマスク」は1カ月で約1000万枚使用すると見込まれているが、今週末までに届く予定とされているのは190万枚と圧倒的に足りない。府の担当者はほかにも、「重症者が急増すれば足りなくなった自治体間で人工呼吸器の争奪戦になる」と懸念しているという。

いま、本当に必要なこと、最も「優先順位」の高いものは何か。それは、売り上げが減ってしまったり、休止や自粛を余儀なくされている自営業者や劇場、イベント関係者などへの補償であり、マスクや防護服、人工呼吸器を作るラインへの投資や、仮設の医療施設を作るなど医療崩壊を阻止する努力ではないだろうか。