唐揚げは「個数」と「グラム」で大違い。なぜ敏腕コンサルが支援に入った飲食店は理論原価と実際原価に9%もブレがあったか?

ビジネスの基本とも言うべき正確な原価管理。ところが外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんによれば、飲食業ではまだ管理が甘い企業が多いのも現状のようです。堀部さんは今回、自身のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』で、理論原価と実際原価に9%ものブレがあった支援企業のケースを紹介。その状況をどう解決したかについて誌上で明かしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:理論原価と9%ブレがあった理由とその対策

理論原価と9%ブレがあった理由とその対策

粗利を伸ばす。

仕入れの高騰とそれ以上に高まり続ける賃金増。この時代に永続していくには粗利を伸ばす。これが大前提になってきます。

そのためには「原価管理」はできて当たり前で、そこからの工夫がめちゃくちゃ大切。

しかし飲食だとまだまだ原価管理が甘く、数字がブレる企業さんが多いのも事実。

私のご支援先でも最初理論原価があるにも関わらず、実際原価とのブレが9%あるところも。

もちろんそれは営業利益が9%減という事なので、どんだけ売上を上げても利益は残りません。

今日はそもそも何故そこまでブレたのか。そしてそれをどう解決したのか。そして次何をやっていくのか。

この3ステップを振り返っていきます。

i)理論原価がブレた理由

最初に振り返ること

理論原価と実際原価のブレ。主たるものとしたら、

  • 歩留まりロス
  • ポーションロス
  • 商品ロス
  • 廃棄ロス
  • 商品開発ロス
  • 賄いロス

この辺りになってきます。

商品の特性上、考えられるのはポーションロスでした。

これをまずチェックする事に。

ポーションロスの注意点

  • 唐揚げ5個
  • 唐揚げ200g

ロスが出ないのはもちろん後者ですよね。しかし、レシピでやりがちなのが前者。

そうなると人の感覚なので、「大きいやつが見栄えするから」という理由で、でかい唐揚げを5個選びがち。

1つ40gの5個なら良いのですが、個体的に50-60gもありますよね。

もし60gが5個になっていたら、なんとグラム数は300gに。

チリも積もれば。唐揚げだけで想定の1.5倍原価をかけてしまう事になります。

しかも余った端っこのものは廃棄になったり、小さいからという理由で特例で5個を6個とかにしたり。

全く管理ができない訳ですね。

こちらの企業さんは大半のレシピが「個数」管理だったのでそれを全て「グラム」へ変更。

最初は「測る分時間がかかる!」という声ももちろん生じます。

でも「年間で1,080万円賞与原資があれば?」となれば反対する人はいなくなるんですよね。

月商  :1,000万円
月間ロス:90万円=1,000万円×9%
年間ロス:1,080万円=90万円×12ヶ月

そのため、2ヶ月程度でこの辺りは解決。

しかし。

ポーションロスだけで9%ものロスが生じるなんて事はあり得ません。

実際にここでのロスは3%くらい。センターピンは別にありました。

その在庫は本当に売上になるのか?

毎月正しく棚卸しが出来ていなかった為、もちろんまずはそれを実施。

そうなるとわかった事があります。

  • 過去のフェア商品の冷凍在庫だらけ
  • 売れない商品の過剰在庫

これがとんでもない金額ありました。

冷凍ももちろん万能ではないので、冷凍焼したら捨てますよね。

つまり、「在庫の廃棄ロス」が原因でした。

作ったものを捨てるのは皆気にしますが、使えなくなったものを捨てるのは気にしない。

もしくはギリ使えるものを適正売価ではなく、加工して安く売るのは気にしない。

これが一番のセンターピンだった訳ですね。つまりここの解決をどうするのか。これが重要だった訳です。

この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ

世界的コンサルが伝授。職場で「お前はバカだ」と言われている気がする人がつけるべき“7つの考え方のクセ”と“3つのスキル”

たとえ厳しい言われ方ではなかったとしても、上司や先輩の一言一言に過剰に反応してしまい、自身を否定されているような心持ちになるというケース、少なからず耳にするものです。そのような状況から脱するにはどのような手を打つべきなのでしょうか。今回のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』では、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんが、読者から届いたそんな相談に真摯に回答。身につけるべき「7つの考え方」と実践すべき「3つの取り組み」を具体的に紹介しています。

上司や先輩から何か言われると、「お前はバカだ」と言われているような気がして、気が滅入ります

Question

shitumon

社会人3年目ですが、上司や先輩から何か言われると、「お前はバカだ」「そんなこともできないのか」「いったい何度言わせるんだ」「お前なんかここにいる資格はない」と言われているような気がして、辛いし、気が本当に滅入ります。高校時代に野球部で頑張り過ぎたせいもあり、大学は二流大学に三浪で入学し二留しました。何とか卒業して意外にも上場企業に入社できたのは本当にラッキーだったのですが、逆にそのために劣等感にさいなまれています。こんなところに来るんじゃなかったと日々悔やむのが、結構辛いです。特にきついことを言われていなくても同じで、このままだとうつ病になりそうです。どうしたらいいのでしょうか。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。こういうご相談を頻繁に聞きます。つまり辛いのは、相談者さんだけでは全くありません。

高校時代に野球部で頑張られたのは、素晴らしいです。ぐだぐだ言っている上司や先輩には全くできなかったことです。

彼らの言葉に平気になるための考え方ですが、

  1. 彼らに特に悪意はない、普通に仕事の指示をしたり、話をしたりしているだけだと考える
  2. 彼らの言葉が少し強く感じても、そこに特に意味はないと考える
  3. 自分が人一倍感じるのは、感受性が優れていていいことなのだと考える
  4. 大学のよしあしは、高校でどのくらい受験勉強をしたかで決まると考える
  5. 高校の野球部で頑張ったことは一生の勲章だと考える
  6. 高校の野球部の猛練習に耐えた自分は、どんな苦労でも平気だと考える
  7. 上司・先輩の言葉が少し痛い、辛いと考えたら、彼らが自信がないからだと考える

というふうに普段から考えるようにしてみてくださいね。

これだけで、基本的な姿勢がかなり変わるので、上司や先輩にどう言われても、何を言われも、割と平気になっていきます。

それに、上司・先輩に比べて圧倒的に体力があり、根性がありますので、有利です。

心配せず、力をつけていきましょう。

この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ

望月衣塑子記者の“3P疑惑”にザワつく男たち。「むしろ好感度が上がった」「いやそのフォローは無理がある」謎の議論白熱。真相は?

ジャーナリストの望月衣塑子氏に突然の“3P疑惑”が持ち上がった。男たちは右も左も党派を超えて下半身を熱くさせているようだ。だが本当にそんなことを議論している場合なのか。

東京新聞の望月記者が垣間見せたエッチな一面!?

ジャーナリストの望月衣塑子(いそこ)氏が、期せずして、男たちの下半身を熱くさせているようだ。

望月氏は先月30日、自身のX(旧Twitter)を更新。小池都知事がややリードし蓮舫氏が激しい追い上げをみせている東京都知事選に関連して、蓮舫氏を支持する「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」という団体を紹介した。

ところがその際、望月氏は何をどう間違えたのか、誤って「モッチ@3Pと脳逝で世界を平和に!」氏(以下、モッチ氏)のユーザー名をXに掲載。モッチ氏は、“世界で1番3Pをやっている?アラサー”を自認するセックスセラピストで、選挙戦とは無関係の人物だった。

一般のSNSユーザーから見れば、望月氏が“3Pセックス垢”をXでレコメンドした形。そのため、突然降って湧いた“いそこ3P疑惑”に、よこしまな想像を逞しくする男たちが続出しているのだという。

「敏腕新聞記者でジャーナリストの望月さんは、推定B87・W65・H88というナイスバディの持ち主。アラフィフとは思えない精力的な取材活動を日々、展開されています。そんな望月さんから“3P情報”が投稿されたとあって、世の男性たちは黙っていられないのでしょう。記者クラブの閉鎖性を良しとせず、巨悪を追及している強い女性が、いわば日常に潜む“エッチな表情”を垣間見せたわけで、東京新聞や赤旗界隈の男たちは一気に心を奪われてしまった格好です。さらに現在はリベラル層にとどまらず、産経や世界日報を愛読する男たちまで望月さんに夢中になっているようですね。『むしろ好感度が上がった』『いや、そのフォローはさすがに無理がある』など、党派を超えたレスバトルが白熱しています」(ネットメディア編集デスク)

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ミスタイプではなく誤操作が原因か?モッチ氏が説明

今回の騒動は、ネットまとめサイトでも「あのジャーナリストの性的嗜好が発覚!」「ドヤコンガ以来の衝撃事件!」などとセンセーショナルに紹介されている。詳細は割愛するが、猪瀬直樹・元都知事の「ブックマーク事件」を連想する人も少なくないようだ。

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ただ、妄想に水を差すようで悪いが、反戦団体の「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」と、セックスセラピストの「モッチ@3Pと脳逝で世界を平和に!」氏は、ともに「平和」を希求しているという共通点がある。

望月氏は、ちょっとしたミスタイプや誤操作で、たまたまうっかり後者を紹介してしまった、というだけの話ではないだろうか?

「当初はそういう意見が多かったですね。ただ、詳しく調べると、今回の誤爆の原因は『@sensouhantai』を『@sensouhentai』に打ち間違えた、というような単純なケアレスミスではないようです。Xのユーザー名は『@』から始まる固有の文字列ですが、反戦団体とモッチさんのユーザー名はまったく異なる。そのため、一部の男性ネットユーザーは『望月さんは普段から3Pに興味津々であるに違いない!』などと妄想を膨らませているんです」(前同)

突然、渦中の人となってしまい「早くとんでもない間違いに気がついてくれ」と望月氏に呼びかけていたモッチ氏は、一連の騒動に関して、

【平和を求め軍拡を許さない女たちの会】を検索するのに【平和を】とかで検索して、良く見ずアカウント間違えた とかそれくらいの話だと思うので、それを変な解釈したり、政治的な話に繋げたり、攻撃するのは、めちゃくちゃナンセンスなので、面白ハプニングとしてクスッと笑って終えてください

とのコメントを発表。また望月氏も当該投稿はあえて削除せず、追記という形で情報を訂正し、現在は平常運転モードに戻っている。

泣いても笑っても東京都知事選まであと5日。投票日に向け、まだまだ「ラッキースケベ」は発生するかもしれないが、私たち有権者はそんなものに気を取られている場合ではないはずだ。

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漁港近くの「いけすがある繁盛食堂」が朝4時からお客さんの笑顔であふれるワケ

漁港近くの、朝4時から開店する大衆食堂。そのメニュー数はなんと約80種類だといいます。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、このお店の人気の秘密について語ります。

生け簀のある大衆食堂。朝4時から、笑顔で満席!

大阪府泉佐野市。漁港近くのとある場所に、朝4時から開店する大衆食堂があります。

まだ明けぬ暗がりの中に、煌々と眩しい光を放っています。

扉を開けると、誰もが「おぉーっ!」という感嘆の声を上げてしまいそうな光景がそこに広がっています。

カウンターやショーケースには、約80種類のおかずがずらりと並んでいるからです。

これほどの数のおかずが揃っている食堂はなかなかありません。

お客さまの驚きは当然のことです。

そこに並ぶのは、一般的な大衆食堂にあるような、「トンカツ」や「エビフライ」、「鶏の唐揚げ」、「コロッケ」「切り干し大根」「ひじき」などはもちろん、漁港近くであることから、新鮮な魚料理が名物となっており、それを目当てにやって来る人がたくさんいます。

まぐろ、金目鯛、真鯛、ブリ、サワラ、カンパチ、丸かわはぎ、かつおなどの造り。

「はまちの唐揚げ」「フグの天ぷら」「赤魚西京焼き」「アカシタビラメの煮付け」「鱧の子」「穴子の天ぷら」「あんこう唐揚げ」「トラギスの天ぷら」「ガシラの煮付け」など、あまり出逢うことのない魚料理が並んでいます。

お客さまにとって、これほど嬉しく、楽しいことはありません。

珍しい魚の珍しい料理が、しかも安く食べられるのです。

さらに、種類が多いので、迷う楽しさもあります。

現役小学校教師が問う。何でも全部やってあげることは本当に親切か、不親切か

発売から2年を経過してもいまだ売れ続けている書籍『不親切教師のススメ』。その著者で現役小学校教師の松尾英明さんは、自身のメルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』のなかで、このタイトルをつけた本当の意味と、“親切”とは何かについて語っています。

親切がいいに決まってる

不親切教師のススメ』が発売2年を過ぎても未だにしっかり売れ続けている。

教育の在り方が混迷している今、改めて問いたい。

結論から言って、親切とは最高の美徳であり、親切がいいに決まっている。

ではなぜ『不親切教師のススメ』という書名をつけたのか、という真意を述べる。

それは、教育の現場で往々にして見かける「親切」が真の親切ではないからである。「親切」の在り方を問い直したい訳である。

この本では、親切ごかしの方を批判している。親切ごかしとは、自分の利益を考えて行う、親切に見える行為である。親切ごかしは、本物の、真の親切とは真逆である。その「親切」は、悪徳とすらいえる。

稲盛和夫氏の著作『京セラフィロソフィー』で有名になった、仏教の言葉といわれる「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり」と基本的に同じ考え方である。

目先の利益を決して優先しない。代わりに、長い目で子どもの将来を考えるのが、教育における真の親切である。

これは、親の子を思う気持ちそのものである。真っ当なる教育観をもった親は、子どもをしっかり甘えさせる一方で、不要に甘やかさない。

子どもが抱っこして欲しい、お話を聞いてという時には、徹底的に付き合って甘えさせてあげる。一方で、周囲に迷惑を及ぼす行為に対しては、毅然とした否定的態度をとり、甘やかさない。できることをやろうとしない怠惰な場合にも、一切手を出さない。

つまり、『不親切教師のススメ』の提案する教育内容とは、真っ当な親の態度そのものでもある。子どもを真に信頼し、真剣に将来を考えているので、そこへの遠慮はしない。子育て・家庭教育の参考書としても読んでいただきたい趣旨の本である。

なぜ、販売のプロはセール時期に「値札をあえて見せろ」と勧めるのか?

セールの時期がやってきました。販売員としては、お客様の増える時期です。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、客として店に行ったときに感じる“値札”の問題があるといいます。その問題とは?

見えない値札

考え方がいろいろある話なので「こうすべき」とは思いませんが、僕が客として店へ行ったときによく感じることがあります。

特にセールの時期になると余計に感じることが増えるのですが、値札を見るのが少し嫌なのです。

たとえばアパレルショップへ行って畳んで積まれている洋服がありますよね。

ちゃんとした店ほどきちんと洋服がたたまれていて、値札(タグ)も綺麗に服の中にしまい込んであります。

だからその商品が気になったときに、「これいくらかな?」とか、「これもセール品なのかな?」と値札を見ることになる際、洋服に手を伸ばして取り出してから見る必要があります。

これがすごく苦痛なんですね。

人目を気にする性格のせいでしょうが、なんだか値段を気にしている感が強く出る気がして見づらい。

セール品を探しているわけではなくても、なんだかセール品を探しているように見えてしまうんじゃないだろうかとか、余計なことを考えてしまいます。

自分でも陰キャ丸出しだなと思いますが、わかってくれる人いますか?

(いやもうこれを書いていること自体がまぁまぁ恥ずかしいんですけどね)

セール期でなくても僕は割と値札を見るのが億劫ではあります。

でもそれは商品を綺麗に見せるためには仕方のないことだと理解はしています。

ですが、セール期になった時には一番上に積まれている商品の値札はあえて見せておいてもいいのではないかと勝手に思ってもいるわけです。

もちろん店の質という点で、「値札はしまい込んでおく」という決め事はあるでしょう。

それが正解だと思うこともあるので、一概に言えることではありません。

ただお客様を観察していて、値札を見づらそうにしているなーとか、ちょっと周りの目を気にしていそうかなといった様子があったとしたら、多少の工夫は必要かもしれません。

WEBサイトでは、ワンクリック増えるとそれだけで成約率が大きく下がると言われています。

店頭で値札が見えないのって、これにすごく近いことなのではないかと。

値段がわかればいいという安易な話ではありませんが、自店や自ブランドと照らし合わせてみて、こうした部分にも目を向けてみてみてはいかがでしょうか。

今日の質問&トレーニングです。

1)お客様に値札が見えていることと見えていないことで、それぞれどんなメリットやデメリットがありますか?

2)自店の今の状況を考えたときに値札の見せ方を工夫するとしたら、どのような工夫ができそうですか?

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武田邦彦氏が解説。政治家・小池百合子を信用できないと感じるワケ

7月7日に投開票となる都知事選には、過去最多56名もの候補者が名を連ね、17日間の選挙戦が繰り広げられています。候補者たちの顔ぶれを残念な思いで眺めるのは、中部大学元教授の武田邦彦さん。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』では、「都知事選挙はもはや『就職活動』」と題し立候補者のレベル低下を嘆いています。ここでは、現職の小池百合子候補のことを政治家として信用できないと主張する部分を抜粋。武田さんは、今だ学歴詐称の疑いがくすぶり続けることや、二期終えての公約達成度を厳しく批判しています。

都知事選挙はもはや「就職活動」。立候補者のレベルが下がってしまった訳

現在、7月初旬の東京都知事選に向けて、選挙活動が行われています。候補者はこれまでの最大の56人が名乗りを上げ、多くの候補者がしのぎを削っていますが、実は中身を見るとそれほど褒めたものではありません。

これまで二期にわたって都知事を担当してきた小池氏は、その都政の評価はともかくとして、長く「カイロ大学を卒業したかどうか」という疑惑を解消できないでいます。

形式的には、すでにカイロ大学の所在地であるエジプト政府から小池氏がカイロ大学を出たという証明書が出ていますが、大学からの証明ではなく政府からの証明というのはいかにも不自然です。それに加えて大学時代の友人がいないこと、カイロ大学で講義を受けるにはアラビア語が必要ですがアラビア語が話せないこと、などが噂されています。

形式的には確かに政府のものであれ、大学のものであれ、卒業を証明する公的書類があれば良いのですし、もともと都知事が大学を出ていなければならないということはありません。

この問題はむしろ都知事になった人が、大学を卒業したかどうかが明確ではないということ、虚偽の卒業を言ってるのではないかという疑いがあり、それを少なくとも正々堂々と、誰にでもわかるように明確に否定できないということにあります。

当然ではありますが、政治家はその政治家の発言を信用することによって成り立つ仕事であり、それと政治的実績が期待に沿ったものであることを持って民主主義は成立するからです。また小池氏の業績においては第二期に掲げた8つの公約のうち、「待機児童のゼロ」以外には公約を達成していないという問題があります。

また対立候補として有力視されている蓮舫氏は──(『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』2024年6月26日号より一部抜粋)

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有吉弘行が怒った芸能人家族“盗撮”で売上が1割上がる週刊誌の現実…現場の記者たちは何を考えながら取材しているか?

お笑いタレントの有吉弘行さん(50)が、妻で元フリーアナウンサーの夏目三久さんや子どもとのファミリーショットを週刊誌に“盗撮”されたとXで抗議。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんによると、今回の異議申し立ては芸能マスコミにかなり“効いている”ようです。どういうことなのでしょうか?

有名税に物申す。有吉弘行が週刊誌の“盗撮”に苦言

有吉弘行が、『FRIDAY』が掲載した麻布台ヒルズをショッピング中のファミリーショットに怒り心頭の様子です。

盗撮をして。
一般人の写真を載せたり
生後数ヶ月の子供の写真に
未成年の犯罪者みたいにモザイクかけてまで
掲載。まあイヤでしょ。
週刊誌の人って家族いないんですね。スゴっ
これ訴えると倍返しなんですよね。怖っ!

と『X』に投稿しました。さらにーー

土下座しますし
芸能人の情報タレコミますし
お金もある程度払います
命令、要求なんでも従いますので
どうか家族の盗撮やめてください。

とも。これにSNSでは、

「プライベートはそっとしておいてあげてほしい」
「有吉さんがここまで言うなんて…」

と同情しきりです。

記者やカメラマンにも家族はいるが、写真を撮れねばクビになる…

30年以上も週刊誌の現場にいた私から言わせてもらえば、これは「雑誌が売れるから載せる」という、単純明快な理由からです。

芸能ファンの中にはこういう“家族ネタ”に敏感な方たちが間違いなくいて、通常の売上の1割近く数字が伸びるのです。

待ってました!と手を伸ばす読者の方や、中にはこんな時代ですから、有名芸能人ファミリーが出没したと、ショッピング・スポットやレストランの情報を、画像や動画付きでタレ込んでくる輩もいます。

私たち記者やカメラマンも人間ですから、父親であり母親であり、夫であり妻です。“クソ”呼ばわりや“人でなし”と言われ、心が痛まないわけではありません。一方、指示を出す側に従わなければ“替わりはいくらでもいる”存在なわけなのです…。

週刊誌側の細かい“自主規制”とは?見た目が怖かった私の場合…

私には記者時代、有名芸能人の子供に関しての取材は、編集部から一定の“縛り”がありました。

それは変えようのない、私の外見…見た目が相手に威圧感を与えすぎるからという理由でした。

例えば、私が誰かの子供の登下校に密着したとしましょう。それが第三者から見れば取材には見えず、誘拐の疑いをかけられてしまう可能性があるから…という編集長の判断からです

保護者や学校関係者、通行人から通報でもされようものなら、編集部は大ダメージだからでしょう。

ですからよくある、学校の運動会や入学&卒業式といったイベントでの取材は、私には御法度だったのです。

トランプ・バイデンどちらが勝っても米国終了。ヨボヨボになった“元覇権国”と心中する気マンマンの情けない日本

11月の大統領選に向け、6月27日に行われたバイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会。結果はバイデン氏の「惨敗」と報じられていますが、そもそもこの討論会では米国にとって「一番大事な問題」が語られていないとジャーナリストの高野孟さんは指摘します。その問題とは一体何を指すのでしょうか。高野さんが自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で詳しく解説しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:バイデン・トランプ討論で語られることがない一番大事な問題/米国主導の世界秩序の終焉後に米国はどう生きるのか?

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

終焉迎えたアメリカ主導の世界秩序。7年を無駄にした米国に残された唯一の“軟着陸”の手段

バイデン・トランプ討論で語られることがない一番大事な問題/米国主導の世界秩序の終焉後に米国はどう生きるのか?

アミタフ・アチャリアはインド出身の国際政治学者で、現在は米アメリカン大学教授。権威ある世界国際関係学会の会長に非西洋人として初めて選出されたことで10年ほど前に話題になったこともある。その彼が書いたのが『アメリカ世界秩序の終焉/マルチプレックス社会のはじまり』(ミネルヴァ書房、2022年刊)で、この主題を扱った本の中で(もちろん私の目の届いた範囲内ではあるが)最も論理的に整理されていて分かり易い上、導かれる結論も無理なく受け入れることのできる優れ物である。

本書の主張は、訳者あとがきの要約によれば、次の2点である。

  1. 第2次世界大戦後に構築された米国主導のリベラル国際秩序(アメリカ世界秩序)は、既にその終焉を迎えている。
  2. この大きな転換期を経て形成されつつある世界とは、新冷戦でも多極構造でもなく、人類がこれまで経験したことのない世界――「マルチプレックス(複合型)世界」である。

ここでいう「リベラル」とは、自由な選挙制度をはじめとした政治的民主主義、国家が個人の自由を妨げないどころかそれを積極的に配慮する人権尊重、自由貿易・自由市場経済など、いかにも米国人好みの価値観をひとまとめにして言う表現である〔日本の政治用語で「保守vsリベラル」などという場合と全然違うので注意〕。しかしそれは米国人が思ってきたほど普遍的で、世界中の人々から受け入れられてきたものだったのかどうかというのが、本書の問いかけの1つである。

「マルチプレックス」とは聞き慣れない言葉だが、日本では「シネマコンプレックス」と呼ばれる、大型ビルの中に10や20もの大中小の映写室があって別々の映画を同時多発的に上映している施設は、本家の米国では「シネプレックス」とか「マルチプレックス」と呼ばれている。そのイメージを借りて本書の著者が創り出したポスト覇権時代の世界を表す概念がこれで、米ソニ極の後の米国一極でも多極化でもなく、また新たな米中二極でもない、「中心軸になるものが存在せず、様々な部分が互いに複雑に依存しあう、全く新しい形の世界秩序」を意味する。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

中国とイーロン・マスクの“近すぎる距離”。ウ国を救った「スターリンク導入」に台湾が消極的な理由

誰しもが侵攻数日でのロシア圧勝を覚悟したものの、予想を覆す戦いぶりを見せたウクライナ。その裏にはイーロン・マスク氏の「協力」があったことも広く知られている事実です。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、マスク氏がウクライナ戦争で果たした大きな役割りを改めて紹介。その上で、彼が抱えているとされる問題点を指摘・解説しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:イーロン・マスクの【 超軍事革命 】

ウクライナ戦争でイーロン・マスクが起こした「超軍事革命」

結末がどうなるかはともかく、ウクライナ軍がこの戦争で【 軍事革命 】を起こしたことは事実です。なんでしょうか?真っ先に思い浮かぶのは、キーウに進軍してきたロシアの戦車部隊を、歩兵携行式ミサイル・ジャベリンやドローンによって撃退したことでしょう。

しかし、はじめてドローンを戦闘に使い、【 軍事革命 】を起こしたのは、ウクライナではなくアゼルバイジャンでした。2020年のナゴルノカラバフ紛争で、アゼルバイジャンはドローンをフル活用し、アルメニア軍に圧勝したのです。「読売新聞オンライン」2020年12月21日付。

アゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ自治州を巡る大規模戦闘で、アルメニア軍に圧勝したアゼルバイジャン軍の戦術が、軍用無人機(ドローン)を駆使した運用事例として注目を集めた。ロシアが輸出を推進する防空ミサイル網も突破され、露軍は衝撃を受けている。

アゼルバイジャンとアルメニアのナゴルノカラバフをめぐる争いは、近年では2020年、2022年、2023年に起こりました。トルコの支援を受けたアゼルバイジャンは、アルメニアに圧勝。長年にわたる「ナゴルノカラバフ問題」は、アゼルバイジャンの勝利で終結しました。

では、ウクライナが起こした【 軍事革命 】はなんでしょうか?

一つは、【 水上ドローン 】です。モスクワ駐在経験もある元海将補・佐々木孝博先生は、最新刊『軍艦進化論 ペリー黒船艦隊からウクライナ戦争無人艦隊まで』の中で、ウクライナ軍が起こした【 軍事革命 】について詳述されています。一部引用させていただきます。

ウクライナが世界に先駆けて、最新のゲームチェンジャーたる軍事技術を活用し、海洋における戦いにおいて、革新的な戦い方を行っている状況を見ていきたい。

2022年10月29日、ウクライナ軍はロシア海軍黒海艦隊に対し、海戦史上、軍事革命ともいうべき、画期的な攻撃を行った。

ロシア国防省の発表によれば、ウクライナの8機の無人航空機(UAV)と7隻の自爆型無人水上ビーグル(USV)がセヴァストーポリ港停泊中の黒海艦隊艦艇に対して、空と海から同時攻撃を行ったとのことである。
(p202)

この攻撃でウクライナ軍が破壊したロシア艦艇は、セヴァストーポリ停泊中の黒海艦隊の新旗艦「アドミラル・マカロフ」および掃海艇「イヴァン・ゴルベッツ」を含む3隻であることが両軍の発表から明らかになっている。
(p214)

この攻撃は2022年10月29日に行われたものですが、ウクライナ軍はドローン、水上ドローン攻撃により、ロシア黒海艦隊に甚大な被害をもたらしています。

そして、ロシア黒海艦隊は、クリミア半島のセヴァストーポリから撤退したとの情報も出ています。「乗りものニュース」2024年4月26日付。

イギリス国防省は2024年4月18日、ロシア黒海艦隊がクリミア半島のセヴァストポリからさらに東のノヴォロシースクまで艦隊を撤退させ、同地で防衛強化を図っていると発表しました。

同省は、ノヴォロシースク港の衛星写真を公開し、黒海艦隊が「船舶と潜水艦の大部分をセヴァストポリからさらに東のノヴォロシースクまで撤退させた」と指摘しています。

安価で小さな水上ドローンが、巨大な戦艦を沈める。まさに【 軍事革命 】と呼べるでしょう。