辺真一

【朝鮮半島】北朝鮮軍が戦闘開始3日でソウルを落とす

ソウルは開戦3日で陥落するか

『辺真一のマル秘レポート』 Vol.41より一部抜粋

北朝鮮は金正恩政権になって軍備を一段と強化している。中でも金正恩第一書記の軍視察、軍事訓練の指導が際立っている。

今年もすでに航空司令部の指導を皮切りに迎撃機及び爆撃機連隊の飛行戦闘訓練、機械化軍団装甲歩兵部隊の冬季渡河攻撃練習、敵の海上目標に対する戦闘機と潜水艦による攻撃訓練、新型艦対艦ミサイル発射訓練、日本海上での短距離ミサイルの発射訓練などを相次いで視察している。どれもこれも実戦さながらの演習だ。

一連の訓練に自信を深めたのか、国防委員会は2月4日に米国に向け「米帝と決着をつける用意ができている。米帝は自らの本土で最も残酷な終局的滅亡を味わうだろう」と威嚇した。どこまでが本気なのか、米韓連合軍は分析に余念がない。

米自由アジア放送(RFA)は金正恩第一書記が労働党創建70周年の10月10日までに「戦争準備を完成せよ」という指示を出したと2月14日に報じた。これが事実ならば、極めて異例のことであり、驚きである。

RFAは先月(5日)にも亡命高官の話として金第一書記は韓国を武力統一するための「7日戦争作戦計画」を2012年8月に作成し、労働党秘書室幹部らに極秘裏に戦争準備の方針を伝えたと報じていた。

この作戦計画に基づけば、北朝鮮軍は序盤に気勢を制すため初日にソウル、京畿道、義政府、水原に向け集中砲火し、保有する核ミサイルなどの戦力で韓国軍を圧倒し、驚くべきことにソウル首都圏を3日で制するというのだ。

「韓国は3日で陥落する」との俄かに信じがたい説は、すでに18年前から囁かれていた。韓国の情報機関「国情院」の前身である「国家安全企画部」(NSP)の権寧海部長が1997年5月、国家情報委員会の場で同年韓国に亡命したファン・ジャンヨプ労働党書記の証言として「北朝鮮は3日で釜山を占領するシナリオを作成している」ことを明かしたのだ。

「ファン証言」は当時、韓国社会に大きな波紋を呼び、その波紋は日本にも波及した。というのも、直前に朝鮮日報(4月22日付)にファン書記の論文が掲載され、「北朝鮮は戦争をやれば必ず勝つと考えている。電撃的に突進して、南朝鮮(韓国)を占領した後で仮に米国が介入すれば、日本を焦土化すると脅すだろう」と書かれていたからだ。

高城剛

【大国の暗躍】ISIS=米国共和党軍産複合体=イスラエル(=安倍政権)

「陰謀」ではなく「ビジネスベース」が基本

『高城未来研究所「Future Report」』第191号より一部抜粋

ISISは決して強い集団ではありません。死亡者もウクライナ紛争のほうが遥かに上回っていますが、世界的な報道を見ますと、遥かにISISのほうが多く取り上げられています。すなわち、メディアコントロール(プロパガンダ)が巧みなのです。時代は、本当に個人や小さな組織が強くなってきた、と感じています。

一方、大国は暗躍することに必死です。これは日本とて例外ではありませんね。そのISISのプロパガンダ手法を、かつて「指導」したのは米国に間違いありません。しかも、ISISの上級幹部が米国からの空爆などで大怪我をすると、手当てしているのはイスラエルなんです。おわかりだと思いますが、ISIS=米国共和党軍産複合体=イスラエル(=安倍政権)が、ひとつの解釈である、と仮説程度にも頭のなかに入れておくことが大事です。

これを「陰謀」などというのではなく、皆さん「ビジネスベース」が基本である、という理解が正しいと思います。本来なら仲介交渉もヨルダンではなく(湾岸戦争以降、ヨルダン兵は米国共和党が訓練していました)、トルコにしたほうがよかったのかもしれませんが、トルコは米国共和党と仲が悪く、また、もし日本とトルコが険悪になってしまうと、話がまとまった日本の原発が輸出できなくなってしまうでしょうから、米国共和党寄りなヨルダンにした経緯があります。

同じように、インドで日本人女性が何人被害にあっても、「指一本触れさせない」と政府が言うことはありません。なぜなら今後、インドに大量の武器をご購入いただく話がまとまっているからです(日本国内のメディアに対して「抗議した」ぐらいは言うかもしれませんが)。

今週は東京にいまして、友人の外務省の官僚などとも話しましたが、とにかく現政権はどうしても戦争をしたい様子で、ほどほど疲れておりました。現政権の考えでは戦争および兵器産業が、あたらしい公共事業なんでしょうね、かつての米国共和党と同じように。今後は、宇宙開発もはじまるでしょう。

 

『高城未来研究所「Future Report」』第191号より一部抜粋

著者/高城剛
1964年生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。
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宮田恵

【みためも重要】食育は小さい頃はスパルタでいくほうがいい

みため重視の食育

『森の診療所から始める 旅こそアンチエイジング』第23号より一部抜粋

人は中身が大事、とは言っても、第一印象はその後の関係にも影響するし、外見をよくする、という観点は大事だと思っています

美人とか可愛い、という話をするつもりはありません。ただ健康的で清潔な外見、ということはコミュニケーション上、重要なファクターです。

子育てに失敗したお母さんの苦悩を綴ります。お母さんは60歳くらい、子供は28歳で知的障害を抱えた方でした。一見してひどいアトピー性皮膚炎、喘息で受診しました。ともかく顔が赤くはれ上がり、一部浸出液がにじむくらいひどいアトピー性皮膚炎なのです。

受診時、発作はなく、前回受診のときの喘息薬を処方してもらいたいらしく受診されました。

しかし、この方、かなりのタバコ臭。知的水準は別として年齢に達すれば酒・タバコは自由になります。そして偏食。お母さんにそこを指摘すると、食べないものを無理に食べさせるのはかわいそう。ただでさえ他の子と違って不憫だった。そう話されていました。

喘息もアトピー性皮膚炎もアレルギー疾患。それにタバコは喘息の気道粘膜をダイレクトに破壊するので、喘息の方はご法度。それから活性酸素を沢山発生するので、体内の炎症を増強し、すなわち皮膚の状態もかなり悪くなります。

もしもこのお母さんがわが子の将来を考えれば、読み書きよりも、偏食をなくす食べ物を与える努力とか、喫煙できる環境にはおかない、すなわちタバコを買うお金は渡さなかったはずです。

29歳の男性といえば力も強くなり、注意すると暴れだしたりする方は本当に手に負えなくなります。

だから小さい頃にひっぱたいても食育をすべきなのです。60歳になって子供の生活習慣改善を指示されなければならないお母さん(取り組むかどうかも不明ですが……)、お子さんより不憫です。

どんなにアトピー性皮膚炎、喘息の薬物治療をしても食事療法や禁煙をしなければ効果はありません。

もしこの男性、食事療法と禁煙で皮膚の状態が改善し、外見が健康的に見えれば、たとえ知的水準がどうであれ、ある程度人間のつながりに入りやすくなります。つまり生きる意味が見出せるはずなのです。そういう一生懸命な人びとが仕事をしながら幸せにくらしている福祉施設のことも私はよく知っています。

外見重視。この理論に上記の説明で異論があっても私はなんとも思いません。幸せは努力の上になりたちます。食育の基本テーマでもあるはずです。

冷泉彰彦

【産経新聞】撤回では済まない曾野綾子氏の差別発言

「差別発言」を生むメカニズムを考える

『冷泉彰彦のプリンストン通信』第51号より一部抜粋

曾野綾子氏がサンケイ新聞のコラムで、「人種隔離施策」を肯定していたとして問題になっています。実際に問題となったコラムの全文を確認してみましたが、現代の国際社会の常識に照らしたら全く認められない内容としか言いようがありません。

曾野氏は「南アフリカ共和国の実情」として「以前には白人だけが住んでいた集合住宅」が「人種差別の廃止以来、黒人も住むようになった」結果、「大家族主義」の黒人が「一族を呼び寄せ」で「1区画に20人から30人が住みだした」というエピソードを紹介しています。

そのマンションは十分な水量が確保できなくなる中で、「白人は逃げ出し」てしまい、黒人だけが住むマンションになってしまったというのです。曾野氏は、そこから「人種によって居住は別にすべきだ」という結論を導いています。

そもそもどうして、サンケイ新聞のデスクがこんな原稿を通したのかが疑問ですが、このコラムに関しては「撤回」では済まないと思います。曾野氏との間で十分に議論をした上で、曾野氏には自分の意見が誤っていたことを納得してもらい、その上で同じコラムで「自身の真意と反省」を述べることが求められます。

そうは言っても、往年の学生運動のように、曾野氏に「自己批判」を強要しようとは思いません。強要した結果「自己批判」をさせるというのは、単なる権力による言論の弾圧であり、本当に「自己から出た」批判ではないからです。そうした「強制の茶番劇」では問題は解決しません。

一方で、もしかすると、曾野氏は沈黙してしまうかもしれませんが、その場合は以降はメディアの世界からは静かに退場することになると思います。それでは、この才気あふれた作家の「晩節」としては何とも寂しいことになりますし、また誠実に議論に参加して正直な葛藤と自身の反省を「茶番」ではない形で示してもらわなくては、ドラマとして完結しないと思います。

その「議論」の論点ですが、一つ強く感じるのは曾野氏の主旨の中に「日本人には異民族との共生などという高度なことを期待するのは酷だ」という諦め、あるいは「弱さへの肯定」があるということです。その裏返しとして「移民を受け入れた場合に、共生のできない人間は劣等だという左派的な視線にある差別性」への「義侠心的な反発」も感じられます。

曾野氏の場合は、この辺に関して相当な「確信犯」的な部分があり、そのために決して無視できない影響力を持っているわけですが、この機会にこの問題についてキチンと考えておく必要があると思うのです。

大村大次郎

【確定申告】他人事じゃない!サラリーマン副業ばれて刑事告訴

サラリーマン副業節税の落とし穴

『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』より一部抜粋

興味深い記事がネットで配信されておりましたので、ご紹介しますね。

時事通信 2月17日(火)2時4分配信

サラリーマンら約20人に代わり、副業で赤字が出たように装った確定申告を行い、計約600万円の税還付を求めたとして、名古屋国税局が所得税法違反(脱税)などの疑いで、事務機器販売会社の宇佐美侑哉代表(47)=名古屋市中区=を名古屋地検に告発したことが16日、分かった。同代表は取材に対し、「謝礼目的だった」と話している。

1000万円に満たない脱税が刑事告発されるのは異例だが、国税局は架空経費を申告書に記載するだけの安易な不正が広がることを警戒し、厳格に対応したとみられる。無資格で申告を代行した税理士法違反容疑でも告発した。

関係者によると、宇佐美代表は5年間さかのぼって還付申告できる制度を悪用。知人ら約20人が2008~13年に架空の事業で経費を支出したことにして、計約1億3000万円の赤字を計上し、給与から天引きされた源泉所得税を計約600万円還付するよう申告した疑いが持たれている。

偽の申告書の作成には、国税庁がインターネット上に設けた確定申告用サイトを使った。収入や経費の各項目を入力すれば税額などが自動計算される仕組みで、同庁が利用を促している。

この記事は、巷で流布されているサラリーマン副業節税をさらにもう一段悪質化したものですね。やってもいない副業をやっているふりをし、払ってもいない経費をでっちあげて、還付申告を受けているので、これは完全に脱税です。

600万円程度の脱税で、刑事告訴するというのは、異例中の異例です。しかし、それだけ税務当局は危険視しているということです。

で、こういう脱税指南業者の中には、私の名をかたるものもいるようです。「大村大次郎も推奨している」というような。私は、そういう類の人たちと、一切かかわったことはありませんので、くれぐれも誤解なきよう、だまされることのないようにお願いします。

何度も言いますように、サラリーマンが副業をして赤字を出し、税金を還付してもらうという節税方法は、副業の実態が伴っていないとできないものです。そして、副業の実態というのは、形だけを整えればいいものではなく、「本当に事業としての実態がないとダメ」なのです。その点を重々、注意してください。安易に手をだせる節税方法ではないということなのです。

 

『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』より一部抜粋

著者/大村大次郎
作家。元国税調査官で、「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)など著書多数。大村さんの前職が前職だけに、確定申告を控えた方、必読です!
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【沖縄】異国に眠る者へ…琉球の歴史を肌で感じる手泊外人墓地

泊外人墓地 (那覇市泊)

今回ご紹介するのは、泊港北岸近くにある『泊外人墓地』。かつて布教や交易で沖縄を訪れ、沖縄で亡くなった外国人が眠る地です。ただし、墓地とはいっても街中の開けたところに隣接し、たくさんの白い十字架に青々とした芝生のコントラストが美しい場所。十字架が整然と並ぶ光景はさながら横浜をイメージさせるかも(映画のロケにも使われたことがあるそう)。また、ここは墓地であるだけでなく、1853年にペリー提督が琉球に初めて上陸した場所としても知られています(敷地の一角に上陸記念碑もあり)。

古くから、22基の外国人墓があった泊外人墓地は、かつてはウランダー墓とよばれていたそうです(ウランダーとは沖縄方言で外国人の総称。要はオランダが訛った言葉で、外国人はすべてオランダとよばれていたということ)。元々葬られている22人は、清国人、アメリカ人、イギリス人、フランス人など。このうちもっとも古いのは清国人のもので、墓碑から1718年(康煕57年)、1750年(乾隆15年)1785年(乾隆50年)の年号が読みとれます。ちなみに、1785年の墓は、『中山世譜』によると、船から落下し、漂流中に琉球人に助けられた清国人4人のもの(結局、4人の清国人は亡くなった)。

お墓の中で、とても興味深いものがひとつ。それはアメリカ人、ウィリアム・ボードの墓です。ウィリアム・ボードは、ペリー提督の黒船と共に琉球にやってきた水兵のひとりでした。水兵ウィリアム・ボードは、ある夜、仲間と一緒にこっそり船を抜け出し、泡盛を飲みすぎて泥酔。その挙句、琉球人の女性をレイプしたそうです。それを知り怒った琉球人が石を投げながら追ったところ、ボードは崖から海に転落して死亡したとのこと。不名誉な亡くなり方をしたボードの墓はこぢんまりとひっそりと泊外人墓地にあります。

ところで、墓地には300余の墓があるそうですが、ほとんどは戦後のもので、簡素な白い十字架だけの墓です。眺めていると没年1965年と刻まれている墓が多いのですが、これはベトナム戦争の戦死者がほとんどだそう。ただ、なぜ母国アメリカではなくここ沖縄なのか、と疑問に思った方もいるかもしれません。実は、ベトナムで亡くなったアメリカ兵の中には戦死した場合の埋葬場所として、母国アメリカではなく沖縄を希望した者も多かったとか。戦地に行く前に滞在した沖縄に(もしくは沖縄の女性に)心を奪われていたのかもしれないですね。

最後に、泊外人墓地は墓地ですので、不謹慎に観光スポットとして足を運ぶところではないです。ただし、琉球時代から良くも悪くも、たくさんの外国とのとのかかわり合いの中で生き抜いてきた琉球と外国との接点でもあった場所。いわば、歴史的にとても貴重な場所といえます。泊港(とまりんのすぐ近く)から歩いて1、2分ですので、見学に行ってみてはいかがでしょう。琉球の歴史を肌で感じることができるかもしれませんよ。

iha伊波 一志(いは かずし)
1969年、沖縄生まれ。写真家。香川大学法学部卒。2007年夏、44日間で四国八十八カ所1,200kmを踏破。現在、沖縄県在住で、主に『母の奄美』という作品撮りのため奄美大島を撮影中。家族は、妻と三人の子。
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【初のメディア登場】大人気ファッションメルマガ著者MBの読者獲得の極意

まぐまぐの読者増加ランキング、バックナンバーランキングで常に上位に位置する人気有料メルマガ『【最も早くオシャレになる方法】現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断』。

ファッションアイテムの着こなし方や、コーディネート術を具体的に教えるこのメルマガ。現在、著者のMBさんは様々なメディアで執筆をし、大きな注目を集めている。だが、実はまだメディアでインタビューをされたことはなかった。そこで、まぐまぐでは著者MBさんにインタビューを敢行。メルマガを始めたきっかけやノウハウ、今後の目標などを、初の顔出しで登場をお願いした。

『【最も早くオシャレになる方法】現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断』は、なぜ人気メルマガになったのか

――MBさん、本日はよろしくお願いします。始めて顔を拝見いたしました(笑)

MB「そうですね、今まではメディアでは顔出ししてませんでしたからね(笑)」

――元々は何をされていたんでしょうか?

MB「10代の頃にショップの販売員になり、ショップマネージャー、ウェブマーケティング、洋服屋さんのECコンサル、ファッションバイヤーなどをやっていました」

――そもそも有料メルマガをスタートしたきっかけから教えて欲しいんですが。

MB「そうですね、では順を追ってご説明しますね。まず、僕は2年前に個人のウェブサイトを立ち上げました。ウェブマーケティングの仕事もしていたので、これを生かしつつ、自分の好きなコンテンツを仕事にしようと思い、自分の好きなファッションを論理立てて説明するページを作ったんですよ」

――ファッションの理論ですか?それはどんなものなんでしょうか?

MB「ファッションってみんな感覚的にしか話さないじゃないですか。でも、例えばAとBを合わせるとこんなシルエットになるということを知っていれば、誰でもオシャレになれるんですよ。でも販売員って結局モノを売りたいので分かっていても教えないんですよね。また、感覚的には分かっていても言葉にできない人が多いんです」

――なるほど、確かにファッションって感覚的なもので言葉で説明する人はあまりいませんね。

MB「はい、ですので僕が持っているその理論を一度ノートに書き出したんです。結構時間はかかったんですが、言語化してそれをウェブの記事にすれば有益な情報になるのではないかなと思いました」

――なるほど~、ファッションを理論的に説明するというのは斬新ですね。料理の大さじ小さじを定量化して、誰にでも美味しい料理を作れるようにした栄養学の権威、香川綾さんの話を思い出させるエピソードですね。それと同じくらい画期的ですよ!

MB「あーそうですね、確かにそうかもしれませんね。数学を学ぶ時に、数学の歴史から学ぶ人っていないじゃないですか。先生からは公式を教わりますよね。僕もそういったファッションの公式を作りたかったんです。このアイテムにはコレを合わせるとキレイに見えるんだよっていうことを知ることで、誰でもすぐにオシャレになれるというのをやりたかったんです」

――メルマガも非常に丁寧な文章を書かれてますよね。

MB「そうですね、念入りに下準備したのでそう思って頂けるんだと思います。それこそ、このファッションを理論化するというのを思いついたのはハタチそこそこの時で、その頃から気がついたことをメモしてたんですよ。サイト立ち上げの際にはそれを出してきて、理論をしっかり再検証して掲載してきました」

――具体的にはどんなメモなんですか?

MB「販売員、マネージャー、バイヤーをやりながら、このブランドはこういう風に着たら良いというのをメモしてきました」

――けっこう大変そうだなという印象ですが、苦にはならなかったんですか?

MB「そうですね本当にファッションが好きなので、書きためていくことはまったく苦になりませんでした。そもそも文章を書くのは好きなんですよ」

――メルマガも拝見してますが、本当に論理的ですよね。

MB「そうですね、破綻がないようにしっかり検証しながらやってます。もちろんファッションなんで例外はあるんですが、基本的には誰が読んで実践しても上手くいくようにというのは考えてやってます」

――そのウェブサイトが基本になってメルマガが始まったということですか?

MB「ウェブサイトを1年くらい動かしたところでメルマガをやりたいなと思い始めました。結局ウェブって書ける内容が限られちゃうんですよね。あんまり書かないですけど、このブランドのここがダメだとか、この着方はやめた方が良いとかは誰でも見られる場だと書きにくいんですよ。もちろんブログの課金モデルも考えました。でも、スマホで読んでもらいたいなと思った時『どんなスマホでも絶対読めるものってなんだろう?』と思ったんです。そうなるとやっぱりメールなんですよ。そしてメルマガだったらまぐまぐだなと(笑)」

――ありがとうございます(笑)確かに有料メルマガなら書きやすいですからね。

MB「本当に言いたいことを言うためのクローズドな場所が欲しかったんですよ。僕の中ではウェブサイトは『導入』で、メルマガは『実践』というように棲み分けています。ウェブは理論を書いて、メルマガはではその理論を実践する方法を書くという感じです」

――ウェブの一歩先がメルマガというニュアンスでしょうか?

MB「そうですね、例えば、ブランドも詳しいし、着こなしも分かってるという方は、僕のウェブサイトを答え合わせをするように見てもいいですし、そうじゃなく
てもっと具体的に良いもの悪いもの、最新トレンドとか、実際の着方とか実践的なことを知りたいと思ったらメルマガを登録してくれたらいいと思ってます」

――メルマガは具体的なブランドのことも書かれていますからね。

MB「はい、基本的にウェブの方ではブランド名とかオススメするアイテム名は出していないんです。でもメルマガでは絶対にどこかでオススメアイテム名を具体的に出すようにしています」

――なるほど、ご自分の持っているコンテンツを分ける意味でウェブとメルマガの
両方を使い分けているんですね。

MB「あとメルマガでQ&Aもやりたかったんです。実はウェブサイトをやっているとかなり多くの質問が来るようになったんです。なので最初はサイトにメルアドも載せていたんですが、途中で消したんです。でもどこかに残ってるらしく、まだ質問が来るんですよ(笑)。それで、これはもうメルマガをやらないとダメだなと思いました」

【離婚しないために】夫婦がすれ違っていく3つのステップ

夫婦がすれ違う3つのステップ

読んで鍛える「夫婦の絆」と「離婚テク」より

こんにちは。

“おかあさん目線”の幸せ夫婦コーディネーター なかにし ゆり です。

「離婚は、ある日突然、身に降りかかる?」

いいえ。ちゃんと前兆はありますよ。

多くの場合、自分とパートナーとの小さなすれ違いが積み重なった結果として、夫婦は離婚という道を選択するのです。

その小さなすれ違いのほとんどが相手とのコミュニケーションにおいて引き起こされるものだと思います。

人は誰でも、日々の暮らしの中で周りの人たちとコミュニケーションをとりながら生活しています。

そうすることで、お互いに意思の疎通を図っているのですが、ときには自分の気もちを上手に伝えることができなかったり相手の気持ちを上手く汲み取ってあげることができないことも起こります。

そんなときに、私たちは相手と気持ちがすれ違ってしまうんですね。

気もちのすれ違いが、特定の相手(夫)との間で何度となく繰り返されるとそのすれ違いは、次第に形を変えていきます。

そのプロセスを3つの段階に分けて、書いてみますね。

1 まず最初に、夫と自分の違いが、気に障るようになります。

「私は私。あなたは、あなた。違って当たり前なのよ」と思えるうちはいいのですが、もし妻が「私が普通で、夫が変わっている」と考え始めるとありのままの夫を受け入れることが、難しくなってしまいます。

妻は夫を軽蔑するような気持ちを抱いたり、夫を軽蔑することで、妻自身が優越感に浸ることができるので、夫のことを、ちょっと見下したような気持ちになります。

でもそれは、妻の心の中だけにとどめている思いなので態度には表われませんし、夫も、この段階では、ほとんど気づくことはありません。

2 次の段階で、妻は我慢しきれずに、夫を攻撃してしまいます。

「あなたって、いつも○○なのよ!」

「だから、あなたは○○なのよ!」

というような言葉で、妻は夫に怒りをぶつけます。

この時点で、妻の胸の中で積りに積もったストレスがようやく夫に伝わります。

夫の方にも、妻に対して何らかのマイナス感情を抱いていると、ここぞとばかりに言い返すことでしょう。妻を非難してみたり、自分の正当性を主張してみたり・・・要するに、夫婦喧嘩のはじまりです。

夫婦喧嘩がヒートアップすると、どうなると思いますか? 取っ組み合い? それなら、まだ救いがあります。なぜなら二人は、形はどうあれ相手とかかわりを持っているのですから。

3 最終段階では、夫婦の間にコミュニケーションが成り立たなくなってしまいます。

成り立たないというより成り立たせないようにしてしまうんです。

「この人には、何を言っても理解できない」と思えば、相手のことを無視するでしょうし無視されれば、相手だって「話すだけムダだ」と感じることでしょう。

こうして、ひとつ屋根の下に暮らしながらお互いに関わり合うことを一切拒絶し、相手の存在を黙殺してしまうのです。

これが世間でいう「家庭内別居」です。

ここに至るまでには、相当長い時間をかけて、小さなすれ違いを繰り返していると思うのです。何か打つ手はなかったのでしょうか?

二人とも、同じ目的をもって結婚したはずです。それは「幸せになりたい」ということ。

二人は「幸せになりたい」という、共通の欲求を抱いています。けれども二人は、すれ違ってしまう。それは、欲求の満たし方が人によって違うからなんです。

どんなに仲の良い夫婦であっても欲求の満たし方まで同じではないんです。

でも人は一緒に暮らしていくうちに「相手も同じだろう」と錯覚してしまうことがあるんです。

もとは自立した別々の二人だったのに結婚によって、妻も夫も相手に寄りかかりすぎてしまったんですね。そんな生活を続けていくうちに自分と相手との境界線が、徐々にあいまいになっていくんです。

「私がうれしいことは、あなたもうれしいはずよね?」

「私がして欲しいことは、あなただってして欲しいでしょう?」

こんな感じで、自分の価値観を知らずに押し付けるようになってしまうのです。でも欲求の満たし方は、人それぞれですからここで二人の気もちにすれ違いが生じてしまうんですね。

うまくコミュニケーションがとれているときは二人のちがいを楽しむことができたはずです。でも一度つまずいてしまうと、楽しむどころではなくなり「違い」は、相手を非難したり、排除したり自分が優越感に浸るための便利な言い訳になってしまうんです。

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読んで鍛える「夫婦の絆」と「離婚テク」
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めいろま

【キャラ弁】自分を犠牲にして雑菌山盛りのお弁当を作る日本人の心理

キャラ弁があぶり出す日本人の心理

『谷本真由美(@May_Roma)の「週刊めいろま」』 036号より一部抜粋

日本では自分の娘さんに3年間ものあいだ、「嫌がらせ弁当」なるキャラ弁を作っていたお母様が本を出版され、テレビでも取り上げられた様です。

ワタクシは以前からこれをネットで知っていましたが、それが日本のテレビでは美談になってしまう現象が「ああ、凄く日本的だなあ」と感じました。

その理由は、まず、昼食に過剰なまでの労力と時間を裂くのが「素晴らしい」と思う人が多いことです。キャラ弁は作る人の手間暇が大変です。お弁当を前夜に作らなければならないので、朝早くから作業をしなければなりません。しかし、仕事をしている人や、商売をやっている人であれば、朝からそんな作業をする時間はありませんので、睡眠時間や朝ゆっくりする時間を削ることになります。

お昼ご飯は空腹を満たすためのものですし、日本には安価に外食できる店や商店が大量にあります。西欧州に比べたらその値段は半分以下で、都内や日本の県庁所在地なんて、店の数も、ロンドンやパリの様な都会に比べたって膨大なのです。作る人が大変な思いをする替わりに買う、という論理的な思考がないのが大変日本的です。

次に、キャラ弁当は高温多湿な日本では決して安全な食事ではありません。見た目は素晴らしいですが、家庭で素人がこねくり回した白米や海苔は決して清潔なものではありません。梅干しやらお酢やら入れても無駄です。日本は高温多湿なので、本来なら果物などは腐らない様にきらないで丸ごと学校や職場に持って行ったり、白米やオニギリは、こねくり回さない方が雑菌が繁殖しません。

第三に、キャラ弁は見た目のために栄養価を無視している点です。多くが装飾のために白米を大量に使い、野菜やタンパク質が足りません。タンパク質に至っては、冷凍の唐揚げやウインナーがほんの少々入っているだけです。白米は炭水化物ですから、成長期の人には十分な栄養ではありません。これはキャラ弁当に限らず、日本の外食の多くに共通することです。

日本人は糖尿病になりやすい遺伝子を抱えています。欧州や北米の医師は人種別の病気をよく研究しているので、日本人の糖尿病のなりやすさも良く知っています。日本人以外の東洋人やインド人も糖尿病になりやすいのです。

そういう因子を持っているし、昔に比べたら若い人も年寄りも活動料が減っています。炭水化物の取り過ぎには注意すべきなのですが、論理的に考えない人が多いわけです。これもまた日本的です。

【相場展望】ROEが米独のレベルになれば日本株は2倍になる

ROEが米独のレベルになれば日本株の価値は2倍になる勘定

『山崎和邦 週報「投機の流儀」』より抜粋

以前に本稿で、ROEこそ、1株当たり純利益と純資産とを含んで構成される指標だから、今後重視されるはずだと強調したことがあった。

その後、ROEを銘柄選定基準とする日経インデックス400が算出され、日銀とGPIFがこれを投資対象に含めた。現に先週は日経平均は上下している間に日経インデックスは週間を通じて5日連騰だった。

だが今、日本企業のROEは先進諸国に比べて異常に低い。

投資家は自分の出資したカネがどれだけ収益を生むかということが本来は最大関心事のはずである。

ROEは米15%、独12%、日本6%、という具合だ。

これは企業がバブル崩壊後の貸し渋りに遭遇して内部留保を積み上げ、防衛を大きくしたからだ。その傾向の出る前、1970年頃から90年ころまではROE20%を維持し、バブル崩壊後でも07年くらいまでは10%台を維持いていたものだ。

今は平均6%だ。本来の企業のアニマル・スピリットが薄れ、いかに貸し渋りに備えたか、その上にデフレで収縮したか、である。

ROEが米独のレベルになれば、日本株の価値は2倍になる勘定だ。

今、市場は主としてPER、補助的にPBRばかりを話題にして(本稿も一般傾向に迎合してその傾向だが)ROEをほとんど“無視”するに近い。

海外投資家が買ってきても短期で売るのは「自分の出資したカネが生む収益の割合(ROE)が低い」ということもあるからかもしれない。

W.バフェットならROEを主眼とするだろう。反対に海外投資家が今は円安のヘッジと抱き合わせで短期投資ばかりに熱中してきたが、ROE重視のスタンスに立ち返れば東京市場の様相も一変する日が来よう。

その場合も筆者ならこう言うであろう。ROEの高い銘柄探しは辞めて、せっかく上場しているJPX日経インデックス400の安値を買い、上がったら売る、これで充分だ、と。現にこれは往来相場の間に4日続伸した。

いつぞや、投資方針に迷っていた読者に「銘柄を探すな。大勢観だけを見て日経レバレッジ(1570)のみの売買に徹してもいい線を行くものだ」とアドバイスしたことがあった。

7年ぶりに高値に来た今でもPBR1倍未満の企業が非常に多い。

「ROE≦資本コスト」だからだ。

リーマンショックの安値の頃には、自己株のテコ入れのための自社株買いが多かった。ときの総理麻生さんは「自社株買いの“5%ルール”を撤廃しよう」と言いだして、東証は直ちにこれに応じた(総理がよくも“5%ルール”なんて知っているなあ、と感心したら、彼は時々、野村総研のR・クー氏と食事していたというから、R・クー氏に聞いたのであろう)。

今の企業行動は違う。経営者は余剰資金を使って資本効率を高めることに目が行き始めたのだと思う。手元資金を厚く貯める企業行動は、長いデフレ期間と往年の貸し渋りに遭遇して“あつものに懲りてナマスを吹く”傾向であったろう。麻生副総理は今度は「守銭奴」と揶揄した。この人は麻生産業の社長で青年商工会議所の会頭を務めた経験があるから、世間が言うほどまんざらバカではない。

『山崎和邦 週報「投機の流儀」』より抜粋
著者:山崎和邦(大学教授/投資家)
野村證券、三井ホームエンジニアリング社長を経て、武蔵野学院大学名誉教授に就任。投資歴51年の現職の投資家。著書に「投機学入門ー不滅の相場常勝哲学」(講談社文庫)、「投資詐欺」(同)など。メルマガ「週報『投機の流儀』」では最新の経済動向に合わせた先読みを掲載。
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