なぜ、あなたは幸せになれないのか?その答えは「この1冊」で分かるかもしれない

幸せな人生とはいったいどのようなものでしょうか、そして幸せになるために私たちは何をすればいいのでしょうか?無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、 現時点でわかっている人間の幸福の条件をまとめたという究極の一冊を紹介しています。

ハーバード成人発達研究の成果⇒『グッド・ライフ』

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グッド・ライフ

ロバート・ウォールディンガー、マーク・シュルツ・著 児島修・訳 辰巳出版

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、TEDトーク歴代ベスト10(2023年7月時点で2,430万回再生)、ロバート・ウォールディンガー教授による「What makes a good life?」の待望の書籍化。

著者は、ハーバード大学医学大学院・精神医学教授で、マサチューセッツ総合病院を拠点とする「ハーバード成人発達研究」の現責任者と副責任者です。

「ハーバード成人発達研究」は、ハーバード大学が84年にわたり追跡調査してきた、幸福追求のための研究。

昨今の幸福論で引用されるあらゆる話がこれ一冊にまとまっており、現時点でわかっている人間の幸福の条件を短時間でおさらいすることができます。

幸福な人生の実現には、人間関係が大事だということ、選択肢のある人生が必ずしも幸せとは限らないこと、今、ここへの「注意」が人生を豊かにするということ…。

残念なことに、書かれている原理原則は、広く人口に膾炙したため、目新しく感じられないかもしれませんが、個別のケースやアドバイスを見て行くと、より詳細に幸福になるためのヒントが見えてくると思います。

パートナーや家族とどういうコミュニケーションを取るといいのか、間違った時にはどう軌道修正するといいのか、有用なアドバイスが示されており、じつに勉強になります。

日々の生活が仕事に偏りすぎて、バランスを失いかけた時に、ぜひ紐解きたい一冊ですね。

経験上、若い頃本当に忙しい時には、なかなかこういうアドバイスは耳に入らないものですが、ちょっと一段落した30代後半や40代前半に読めば、大切なものを失わずに済むはずです。

「岸田を呼べ」統一教会・韓鶴子総裁の言葉で露呈した自民党の骨絡み

安倍元首相の銃撃事件がきっかけとなり、改めて世間の注目を集めることになった旧統一教会による献金被害。政府は現在、粛々と解散命令請求に向けた動きを進めていると伝えられますが、そんな中、教団の総裁が放ったという言葉が大きな話題を呼んでいます。今回、メルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』著者の伊東さんが、韓鶴子総裁の「岸田首相を呼びつけろ」という発言と、韓氏の人となりを詳しく紹介。さらに旧統一教会がいまだ抱える「闇」の存在を明らかにしています。

プロフィール伊東 森いとうしん
ジャーナリスト。物書き歴11年。精神疾患歴23年。「新しい社会をデザインする」をテーマに情報発信。1984年1月28日生まれ。幼少期を福岡県三潴郡大木町で過ごす。小学校時代から、福岡県大川市に居住。高校時代から、福岡市へ転居。高校時代から、うつ病を発症。うつ病のなか、高校、予備校を経て東洋大学社会学部社会学科へ2006年に入学。2010年卒業。その後、病気療養をしつつ、様々なWEB記事を執筆。大学時代の専攻は、メディア学、スポーツ社会学。2021年より、ジャーナリストとして本格的に活動。

安倍晋三元首相銃撃事件から1年を前に「岸田首相を呼びつけろ」とまで言い放つ、旧統一教会総裁・韓鶴子とは何者か? 日本の植民地支配を先祖解怨とし、多額の献金を巻き上げる

安倍晋三元首相銃撃事件から1年が経過した。事件を機に再び注目された旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の解散命令請求に向け、国が質問権の行使をする中で、また教団側から“とんでもない”動きが。

教団の韓鶴子総裁(80)が日本の幹部らおよそ1,200人を前に、「岸田総理や日本の政治家を韓国に呼びつけて、教育を受けさせなさい」と発言していたことが分かった。BS-TBSの報道番組「報道1930」が独自に入手した、韓鶴子氏のものとされる音声によると、韓氏は、

「日本は特に第二次世界大戦の戦犯国だということ。原罪の国なのよ。ならば賠償すべきでしょう、被害を与えた国に」(*1)

と発言。音声は、6月28日、教団が「聖地」と呼ぶ韓国の清平で日本の幹部らに語ったとされる。ほか、音声では、

韓鶴子氏のものとされる音声 「今の日本の政治家たちは統一教会に対して、何たる仕打ちなの。家庭連合を追い詰めているじゃない。政治家たち、岸田を、ここに呼びつけて、教育を受けさせなさい。分かってるわね」

 

信者 「はい」

 

韓鶴子氏のものとされる音声 「私を“独生女”(救世主)だと理解できない罪は許さないと言ったのに、その道に向かっている日本の政治はどうなると思う」

 

信者 「滅びます」

 

韓鶴子氏のものとされる音声 「滅びるしかないわよね」(*2)

などと、韓氏を「救世主」として認めない日本は滅びるしかないともする。

安倍元首相銃撃事件を機に再び“あぶり出された”旧統一教会の問題は、メディア上では、「宗教問題」として矮小化されてしまった。

ことの本質は、宗教問題というよりも政治問題だ。旧統一教会は、「国際勝共連合」という関連団体をソフトウェアに、自民党と結着、日本の“戦後体制”というハードウェアに深くしみ込む。しかしメディアは、その実情を深く見ようとはしない。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

死してなおアンチを刺激。なぜ安倍晋三氏は左派にここまで嫌われたか?

安倍晋三元首相というリーダーを失ってから1年、未だに後継者が決まらない清和会(安倍派)。自民党最大派閥が置かれているこの現状を、識者はどう見るのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、5つの側面から清和会を取り巻く状況を分析・解説。その上で、彼らの今後に対する大胆な提言を記しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2023年7月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

未だに決まらぬ安倍氏の後継。自民党保守派「漂流」の背景は?

安倍元総理の死去から1年という「節目」にあたって、自民保守派が「漂流」しているとか、安倍派=清和会の後継体制が決まらないといったニュースが一斉に流されました。

話としては、自民党という一政党の、その中の清和会という派閥の問題ということで、誰でも好き勝手な感想を口にする事はできるわけです。ですが、少し考えてみるとこのエピソードそのものに、日本の政治の持っている不安定性のようなものが濃厚に浮き出ているのを感じます。そう考えると、単なる興味本位で流して良い話題ではないことが分かります。

今回は、この点について箇条書き的に整理してみたいと思います。

(1)まずポスト冷戦期にはハッキリあった「親米保守」という立ち位置が変質しているのを感じます。勿論、日本や自民党が親米ポジションから離れたわけではありません。依然として、自民党は保守であり、親米なのは間違いないのですから、言葉としては「親米保守」ということになると思います。

ですが、その意味合いが大きく変化しているのです。まず、旧来の親米保守というのは、例えばですが、橋本龍太郎が政権を奪還してから、小泉がブッシュの反テロ戦争に同調した際もそうですが、3つの意味合いを持っていました。1つは、西側同盟に帰属しつつ、政治的には親NATO、親EUであり、アジアにおいては日米韓台の事実上の4カ国同盟の一員という意味合いです。ブッシュの戦争に同伴したのも、その延長です。2つ目は、軍需産業の深化や武器輸出入の拡大を積極推進する一方で、アメリカの「負担拡大要求」を上手くかわしつつ、軍事費の急拡大を抑制するという軍備管理の立場です。3つ目は、「遠い未来には自主憲法、自主防衛」というややファンタジー的な「ポスト戦後」的な保守イデオロギーが絡んでいました。そこには「枢軸日本の名誉回復」というスローガンも薄っすらと伴っていたのでした。

つまり、軍事外交の方針としてはほぼ100%米国に同調するが、軍備の管理に関しては意外にリアリストであり、けれども心の奥には「枢軸日本の名誉」を回復しつつ「いつの日か自主防衛を」という理念的な目標を内包していたのです。

3番目については、実はアメリカの利害からすれば危険極まりないものですが、とにかくこの3つがセットメニューになっていて、この3点目だけは外せないのと、いくら危険な戦前回帰だと言っても「あれは国内向けのエンタメであり、アメリカにとっては人畜無害」ということが、知れ渡ることで許容されていたように思います。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

4万円割引はiPhoneだけ?スマホ割引上限引き上げにメーカー側が漏らした“不安”

回線とセットでスマホを販売する時の割引の上限を2万円から4万円に引き上げる総務省の案は、メーカーにとって追い風となるはずですが、シャープの通信事業本部長は、意外な不安も口にしたようです。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんが、直接聞き取りした内容を紹介。高性能スマホを購入する人が増えることに期待しつつも、iPhoneを念頭に、上限いっぱい割引される機種が限定されることへの不安を漏らしていたと伝えています。

割引上限4万円に引き上げ検討にメーカーの本音は?──シャープ・小林繁通信事業本部長に聞いてみた

7月3日、シャープはスマーフォン「AQUOS」シリーズの新CM完成披露イベントを開催した。同社の通信事業本部、小林繁本部長に聞きたかったのが、「割引規制のルール変更についてどう思っているか」という点だ。

総務省のワーキンググループでは現在、端末の割引上限規制を2万円から4万円に引き上げようとしている。当然のことながら、割り引きできる金額が増えるということで、メーカーにとっては追い風になるのではないだろうか。

小林本部長は「個人的な意見」としつつ「4万円になったら、例えばAQUOS senseシリーズなど、満足度の高いものを手軽な価格で手に入れられるようになる。メーカーとしてもブランドイメージを高めることができる」と期待する。

確かに、AQUOS wishシリーズは、割引上限が2万円ということで、誕生したといえる。そういったスペック的に制限のある機種よりも、AQUOS senseシリーズのように「これで十分」といえる満足度の高い機種を気軽に買えるようになるのは大きいだろう。

一方で、小林本部長は悲観的な見方もする。「2万円の割引でもユーザーが端末を購入することをキャリアが理解している。いま、2万円で作れているのだから、わざわざ4万円のスマートフォンを作り、売る必要はないのではないかと考えてもおかしくない」というわけだ。

仮に割引上限が2万円から4万円になったとしても、現場では今後も2万円割引が常態化する可能性もゼロではないという。キャリアとしても、「いかにARPUを上げるか」に腐心しているところもあり、本来であれば、サクサクと動く5Gスマートフォンを普及させ、ユーザーにデータを使いまくってもらうというのが本筋だろう。

本来であれば、割引上限規制は取っ払うべきだし、仮に4万円に改定されるのであれば、AQUOS R8やAQUOS R8 Proのようなハイエンドスマートフォンを普及させ、ARPUをじゃんじゃん上げる方向に持って行くのがキャリアのやるべき事だろう。

小林本部長は「特定の端末に対して大量の金額が投下される状況はあまり幸せにならない」と釘を刺した。このままでいくと、iPhone SEのような端末に4万円の割引が適用される一方で、他のAndroidスマートフォンは渋い割引設定ということになりかねないだけに、そこは避けるような仕組みが必要なのかも知れない。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

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花王もキリンビールも。売れる企業はどう「仮説」を立てているか

今やあらゆるビジネスシーンで求められる、マーケティング戦略の立案。その際に重要な役割を果たすものをご存知でしょうか。今回のメルマガ『理央 周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】』ではMBAホルダーの理央 周さんが、「仮説構築」こそが重要である理由と、その立て方をレクチャー。さらに花王の日焼け止め商品を例に取り、仮説構築の具体的なステップを解説しています。

売れる企業はなぜ先手が打てるのか?」 “風が吹けば桶屋が儲かる”の発想で仮説を立てる 花王に学ぶ仮説構築の重要性

企業各社が、この夏商戦に向けて、夏向けの商品を新発売したり、増産したりしています。

6月20日の日経新聞によると、花王は日焼け止めを増産し、キリンビールも、ビールやチューハイの生産量を増した、とのことです。

なぜ、このような動きをするのでしょうか?暑くなれば、日焼け止めやビールが売れて当然ですよね、という声が聞こえてきそうです。

もちろんその通りなのですが、この背景には、コロナが5類に分類されて、「ここ2、3年よりも多くの人が、外に出るようになる」「外出の際に日焼け止めを必要とする」といった具合に仮説を立て動いているからです。

今号では、仮説とマーケティングでの成果の、関係について考えてみましょう。

売れる企業はなぜ先手が打てるのでしょうか?それは、仮説が立てられるからです。

そして、その仮説の立て方と内容が、企業が次の一手を先んじて打つかどうかを決める鍵になるからです。

仮説とは何か?

まずは、仮説とは何か?を、定義していきましょう。

仮説とは、まだ確認されていない、“未来の事象や現象を予想”するための、前提や仮定のことを指します。

これから起きるだろう、ということを予測して、「仮に結論」を出すことです。

これは、経済やビジネスだけでなく、科学的な研究でも重要な役割を果たします。

マーケティングでは、特に消費者の行動や、市場の動向を予測するために仮説を立てます。そもそもわかりにくいですからね。

マーケティングプランを立てる時の仮説の事例

マーケティング活動で例えてみましょう。

たとえば、新製品の販売を開始する前に、どのような人々がそれを購入するのか、どのような価格設定が適切か、どのようなマーケティング手段が効果的か、などを予測する際に、仮説を立てます。

なぜ仮説が重要なのか?

仮説はビジネスにおける、戦略的な意思決定を行うための、出発点となります。

仮説構築が、マーケティングの戦略立案で、重要な役割を果たすのでしょうか?その理由をいくつかあげてみます。

方向性を提供

仮説は、チームが集中すべき方向性を示します。企業は限られたリソースを効率的に使うために、特定の目標や視点に焦点を絞る必要があります。仮説は、どこに労力を注ぐべきか,を決定するための道しるべとなります。

学習を促進

仮説は検証されるため、正確なものであれば確認され、誤っていれば改善のための学習機会となります。失敗から学んだ結果は、ビジネスを改善し、さらに成功するための道筋を示すことがあります。

リスクを軽減

ビジネスには常にリスクが伴いますが、仮説を通じて検証と評価を行うことで、
不確実性を減らし、リスクを管理することが可能になります。

結果を予測

仮説は未来の事象や結果についての、予測を立てることを可能にします。これは新製品の市場導入、新規事業の立ち上げ、マーケティング戦略の実行など、企業のあらゆる決定において重要な役割を果たします。

革新を促進

新たなアイデアやアプローチを試すための、枠組みを提供します。それらのアイデアやアプローチが成功すれば、それが新しいビジネスモデルや、製品の開発へとつながる可能性があります。したがって、仮説はビジネスの成功を促進し、組織の学習と成長をサポートする、重要なツールとなるのです。

この記事の著者・理央 周さんのメルマガ

母乳に含まれる糖質「ガラクトース」が赤ちゃんにとって重要なワケ

赤ちゃんが飲む母乳にはさまざまな栄養素が入っているものですが、今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』で、糖質制限食の提唱医として知られる江部康二医師が注目したのは、そのなかでも「糖質ガラクトース」というもの。果たしてどのような役割があるのでしょうか?

母乳に含まれている糖質ガラクトースの役割について

母乳に含まれている糖質、ガラクトースの役割について検討してみます。

日本食品標準成分表2020年版(八訂)によれば、人乳100g(61kcal)中、

・炭水化物:7.2g 
・脂質:3.5g

です。

炭水化物のうち、単糖当量が6.7gで、このうち乳糖が6.4gを占めています。

乳糖は「ガラクトース+ブドウ糖」で構成されています。

ヒトが吸収できる単糖には、ブドウ糖、果糖、ガラクトースがあります。

エネルギー補給だけならブドウ糖だけでもいいはずなのに、人乳を含めた哺乳類の乳に、ガラクトースが含まれていることの意味はなんでしょうか?

乳糖が母乳の糖質の80% 以上で、全エネルギーの 約38%を占めます。

乳糖以外には微量のグルコース、ガラクトース、種々のオリゴ糖などを含有しています。

次に糖鎖について考えてみます。

「糖鎖」とはグルコースやガラクトースなどの糖が共有結合で連結し鎖状になった分子です。

糖鎖は、糖転移酵素の反応により多くのタンパク質や脂質に結合し、それらの分子を正しく働 かせるために必要です。

それらの中で、ガラクトース糖鎖は自然免疫のブレーキ的な役割を果たすということがわかってきました。(*)

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

逮捕される前に「犯人の顔にモザイク」をかけるテレビ局の偽善ぶり

私たちの身近なマスメディアといえばテレビが一番に思い浮かびます。しかし、今も昔も「テレビ局には偽善が多い」と語るのは、精神科医の和田秀樹さん。今回のメルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』では、テレビが 偽善だと感じる理由について具体的な例を挙げながら詳しく語っています。

テレビ局の許しがたい偽善

テレビの偽善というと、またまたあおり車を報じていて、地域住民が恐怖を感じているというインタビューをいくつも取りながら、相変わらず、そのあおり車の映像では、ナンバーを隠していた。

タクシー強盗のドライブレコーダーの映像でも犯人(いくらなんでも映像が捏造ではないだろう)の顔にはモザイクがかかる。

そのくせ、警察が逮捕すれば、すぐに実名で報道し、モザイクも消える。

市民の立場からすれば、逮捕される前のほうがよほど、そういう人間の顔やナンバーを知りたいし、そのほうが安全が守られる。逮捕されてからであれば、そういうものを知っても興味レベルの話だ。

加害者の人権を守るというのなら、逮捕されても推定無罪なのだから、モザイクもかけるべきだし、実名報道も避けるべきだろう。

要するに、テレビ局は警察に忠誠を尽くすことを示したいのだろう。

いくら冤罪が出ても平気だ。

取材費を浮かして、社員の年収1,500万円を守るためになら、警察の言いなりになるしかない。警察から情報をもらわないと事件報道ができないのだ。

そして、警察に都合のいい情報を流し続ける。

そしてゲスト解説者も、昔なら鬼塚八兵衛さんのように、ものすごい捜査の実績のある人間が出ていたが、今は、なんで警察をやめたのかわからないし、現在の肩書もわからないが、警察のヨイショばかりしている警察のOBが選ばれる。

こんなに犯罪が増えても、まじめに捜査をしないで交通取り締まりばかりやっていても絶対に批判しない。

この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ

米IT大手による「情報操作」が当たり前の時代に一体何を頼ればいいのか?

真実もフェイクも混ぜこぜなのがインターネットという認識がかつてはあったはずですが、フェイクニュースが問題視され、犯罪にも絡むようになって状況は変わってきました。今回のメルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』で、著者の吉田さんは、ガーシー容疑者のようにアカウントごと「BAN」されることがあり、そのような“操作”をするプラットフォーム側は権力との結びつきを強めていると警戒。ではマスメディアは正しいことを言っているのかと言えば怪しいことも少なくなく、トランプ前アメリカ大統領への評価などを例に、安易に信用できないと疑問の目を向けています。

情報操作時代 頼れるものは自身の感覚

メディアの常識に惑わされず、自らの頭の中で考えて、排除するもの、取り入れるものを取捨選択しなければならない時代となっています。

YouTubeは動画をいきなり問答無用で削除する。これを「BANされた!!」なんていいますね。最近ではガーシーのYouTubeです。というか、ガーシーはSNS全部がBANされてしまいました。

暴露系YouTubeや常に暴露している週刊誌などもここまではされません。まぁ、「脅し」という疑いがあるということなのでしょうか。いよいよジャニーズ問題や歌舞伎問題も浮上してきて日本国内で嬉しいニュースは大谷選手くらいですね。少し、狂ってきている感じがします。

ところで、YouTubeってGoogleの配下ということはご存じだと思います。Googleは長年にわたって軍事産業に関わることを避けてきましたが、AIとドローンについて、国防総省と契約を結んでいることを認めました。また、マイクロソフトは、ここ10年で国防総省と数百件の契約を結んでいるらしいのです。

最近では、選挙の時に一方の側の言論のみ規制をかけるなどあからさまな政治的偏向が目立ってきています。例えば、2020年のアメリカ大統領選です。一方的にTwitter社がトランプ大統領のTweetを凍結し、バイデン氏のTweetはそのままだったことで批判を浴びました。

SNSが世界的に浸透しています。日本人もほとんどの人が日常的にSNSを使っていますし、とても便利。ただ、一方でシリコンバレーの少数企業が年々非常に政治的な存在になってきているという事実も見逃せません。

現在でもロシア・ウクライナ問題は鎮火せず、中国、台湾、アメリカ、ヨーロッパ含め全世界でもいろいろな戦争が起こるのではないかと伝えられています。

ところで、トランプ元大統領とは実際に「悪人」なのでしょうか?皆さんのトランプ像はどうですか?2020年を通して、日米のテレビや新聞は繰り返し、敗北を認めないトランプ大統領を「民主主義を冒涜している」と批判してきました。

当時の日本人コメンテーターは、「今まで散々フェイクニュースを撒き散らし、嘘をついてきたトランプが、選挙結果を認めたくなくて、今度も世界を騙しているのだ」という台詞を残しています。しかし、本当にそうなのでしようか?

マスメディアを信用できずに今はYouTubeでも情報が取れます。しかし、真実に近い、危ない、きわどいニュース(あちら側にとって不利な情報)はBANされてしまうリスクもあります。

少し調べてみると…トランプ政権の時に北朝鮮は何発ミサイルを撃ったのでしよう?5発以下です。トランプ政権時には北朝鮮は非常に丁寧な外交をしていました。そして、トランプ政権が変わったとたんに突然ミサイルを撃ち始めました。昨年は80発以上…なぜでしょうか?

トランプ政権のときとバイデン政権のときとどういう風に北朝鮮が変わってきたか調べてみると答えが出てきます──(『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』2023年7月1日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

この記事の著者・吉田正幸さんのメルマガ

 

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なぜ、大阪の一般市民までもが「高校完全無償化」に不安を抱くのか?

大阪府の吉村知事が実現を目指している高校授業料の完全無償化について、現在、多くの議論が交わされています。今回、メルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』の著者でジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さんが、その新制度が打ち出された経緯を詳しく解説しながら、さまざまな立場の人たちの意見を紹介しています。

大阪府高校学費完全無償化の「不平等」

今回は「大阪府高校学費完全無償化の『不平等』」として日本維新の会に所属している大阪府の吉村知事が打ち出した「私学まで、所得制限なしの完全高校無償化」ということが、かえって不平等を生み出してしまう可能性があるということに関して、お話ししたいと思います。

大阪府の吉村知事が実現を目指す高校授業料の「完全無償化」。授業料が「タダ」になる幸せな制度に思えますが、今、実現に暗雲が立ち込めています。一体、何が起きているんでしょうか。

高校完全無償化の動き

そもそも高校の学費を無償化するというのは、2009年の麻生政権の時に民主党が、当時ねじれ国会で過半数を占めていた参議院に提出したものです。

当時の参議院では民主党のほうが多かったので、参議院では可決し、その後衆議院に送致されたのですが、その衆議院での審議の途中で、採決をしないまま当時の麻生太郎首相が解散したために、そのままになったのです。

当時を思い出していただいたらわかると思いますが、8月30日の選挙の結果、民主党が勝利し、自民党が敗北します。9月17日に民主党の鳩山由紀夫代表を首班とする内閣ができるのです。

このことによって、高校無償化法案は衆議院も通過し、2010年度から施行されることになったのです。

しかし、当然に高校を無償化するといっても簡単なものではなく、まずは私学に対して助成金的に一部を補填するのと公立高校に対して就学児童分の学費を補填するという形で、各家庭に対して出すものでもありませんでしたしまた、所得制限をつけることによって行ったのです。

それでも年間予算で3,900億円が必要であり、その財源として、民主党政権時に「1位じゃなきゃダメですか」で有名になった事業仕分けでその財源を確保しようとしていたのです。

一度無償化してしまった内容は、なかなか元に戻すことはできません。

結局、2014年に法案を改正しながらも、安倍政権時にも高校無償化をそのまま継続し、そのことによって財政が圧迫されていたのですが、無責任の野党の皆さんは「赤字国債反対」「消費税率を下げろ」(ちなみに消費税を10%にしたのは民主党の野田佳彦内閣です)などと自分たちの政策で肥大化した歳出の責任をまったくとらないどころか、他人事として批判しかしないということをしていたのです。

このようにして高校の無償化が一部で行われるようになっています。

これに対して本年、4月の統一地方選挙を機に、日本維新の会の吉村大阪知事は「所得制限などを撤廃した完全な高校無償化」を打ち出したのです。

しかし、これは「上限を年の学費60万円として、その上限を超えた分は学校が負担する」としてしまったので、私立学校側は「実質的に負担が増える」だけではなく「収入の権限を大阪府という地方自治体に握られてしまい、学校としての特徴や独自性を失いかねない事態になった」として反対することになったのです。

この記事の著者・宇田川敬介さんのメルマガ

山下達郎のラジオ声明で、皮肉にも浮き彫りになってしまった「楽曲」の素晴らしさ

ミュージシャンの山下達郎(70)にバッシングが集中している。ことの発端は、音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)が音楽プロダクション「スマイルカンパニー(以下SC)」との契約を、不本意な形で解除されたと発表した1日投稿の以下のツイートだ。

このツイートが大拡散。山下といえばジャニーズ事務所所属タレントへの楽曲提供でも知られるため、「ジャニーズへの忖度では」とネット上は騒然となった。その後、松尾氏が自身の日刊ゲンダイ紙での連載「松尾潔のメロウな木曜日」で、ことの発端や弁護士を通じてのやりとりを掲載したことで、SNS上では山下とSCの対応に怒りの声が殺到し、大炎上状態となってしまった。

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注目の山下達郎ラジオ、批判するつもりが…

これを受けSCは、9日14時から放送の山下がパーソナリティを務めるFMラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』内で「本人より大切なご報告がございます」と発表。当日は山下が約7分間にわたり自身の思うところを語った。

ところが、その「声明」の発表が番組中盤だったため、期せずして多くの人々が番組開始から30分ほどの間、山下の楽曲を聴くことになるという事態に。

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この日はRCA/Airレーベル時代の名盤『ムーングロウ』から「FUNKY FLUSHIN」「RAINY WALK」「愛を描いて」「TOUCH ME LIGHTLY」が、山下のコメントまでの間にオンエアされた。

このファンキーからメロウに流れる畳み掛けるような選曲に、怒り心頭であったはずの反山下派も思わず反応。そして従来のファンは改めて「達郎」の秀逸な楽曲に痺れた「ファンキーでメロウな日曜の午後」となってしまったのだ。これは松尾氏も、当の山下も予想外だったに違いない。

サブスクを解禁していない山下だけに、ここまで彼の楽曲を良い音で連続して聴ける機会は、彼のコアなファン以外であれば稀だろう。コメントが始まるまでの間、多くの「初めてのリスナー」に、RCA/Air時代の山下の曲はどう聞こえていたのだろうか。

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