ウソ吐きG7で東京五輪開会式への参加を促す、菅首相の「恥晒し」

2年ぶりの対面形式で行われ、3日間の日程を終え13日に閉幕したG7コーンウォールサミット。首脳宣言に初めて台湾情勢が盛り込まれるなど、中国への対抗姿勢を鮮明なものとした今回のサミットですが、このような路線の先に、現在世界が直面している問題解決の光は見出だせるのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、G7を「根拠不明の単なる任意団体」とし、その宣言を「戯言のようなもの」と酷評。そもそも彼らが振りかざす「民主主義国vs専制主義国」という世界認識の枠組みなどは、人類に差し迫っている問題の解決には何の役にも立たないとして、そう判断する理由を詳述しています。

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※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年6月14日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

バイデン大統領「中国恐怖症」の結末――これでは前々から燻っていた「G7無用論」が再燃する?

バイデン米大統領が描き上げようとしている、民主主義国vs専制主義国という2大陣営の“最終決戦”が迫っているかのような世界認識の枠組みは、かつての冷戦時代の自由陣営vs共産陣営の図式の焼き直しにすぎず、こんなものをいくら振りかざしても、地球と世界人類にとって差し迫っている問題の解決には、何の役にも立たない。

気候変動に対処するには?

例えば気候変動。世界のCO2排出量ランキングの1~10位を見ると(2019年)、

順位 国名     単位=100万トン

 

1.  中国      9,826
2.  米国      4,965
3.  インド     2,480
4.  ロシア     1,533
5.  日本      1,123
6.  ドイツ      684
7.  イラン      671
8.  韓国       639
9.  インドネシア   632
10.  サウジアラビア  580

で、確かに中国は一番の問題国ではあるけれども、米国も2位で自慢できたものではなく、人様のことをどうこう言える立場ではない。10カ国のうち4カ国は米国の言う専制主義国であるが、それとこれとは関係がなく、民主も専制も一緒に力を合わせて進むほかない。

これを人口1人あたりのCO2排出量(2020年)で見ると、また景色が変わって、

順位 国名         単位=トン

 

1.  カタール        40.3
2.  トリニダート・ドバゴ  38.2
3.  クウェート       31.3

10.  米国          17.6

12.  オーストラリア     16.9

18.  ロシア         12.2

21.  韓国          11.5

31.  日本          9.2

57.  中国          6.2

などとなり、1人あたりの責任から言うと主要国の中では米国が突出的に大きいことになる。いずれにせよ、繰り返すが、民主とか専制とかとは無関係の話である。

 

欧米が優先か、中国を取るか。迷う日本経済の前に差し出された“踏み絵”

日本はまさに今、国の行き先を大きく左右する踏み絵を突きつけられていると言っても過言ではないようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、我が国の政府及び企業が、欧米とのビジネスか、それとも中国とのビジネスを優先すべきかを選択しなければならない重要な岐路に立たされていると指摘。その上で、欧米との関係が深い日本は脱炭素経済にシフトするしかないとして、考えうる限りの具体的な施策を提示しています。

 

欧米とのビジネス優先か、中国とのビジネス優先かという踏み絵

前回、国の安全保障上では、エネルギー確保、食糧確保、資源確保と世界から遅れているデジタル化が必要と述べた。

【関連】日本が「衰退途上国」の道から脱却するために優先すべき“4つの産業”

この上に、欧米諸国は、脱炭素経済に向かい、関税障壁を作り、非脱炭素社会からの輸入を止める動きをしている。脱炭素経済は、石油経済より効率は、大きく劣ることになるので、2つの経済圏に分離することになる。

それでも、温暖化防止のために欧米諸国は結束して脱炭素経済にシフトしていくというのである。

もし、日本が石油経済に留まるなら、それは欧米との貿易ができない鎖国・後進国経済になるしかない。ここがわからないで、非効率だから、日本が衰退するという評論家は、全体像を見ていないことになる。

欧米の人権重視に向かないで、人権問題で態度を決めないファーストリテイリングが良い例で、株価は大きく下落しているし、欧米店舗での売り上げは確実に落ちることになる。経済と政治がリンクしている。中国は政治問題を貿易禁止という手段で対応しているが、その考え方を欧米もすることになる。

このため、企業は、欧米でのビジネスを優先するか、中国のビジネスを優先するかの踏み絵になっている。

その上に中国で、反外国制裁法ができ、日本政府が対中政策で中国の利益に反すると、日本企業の中国資産没収も考えられる。政治と経済が分離ではなく、リンクしている。

このため、欧米との関係が深い日本も脱炭素経済にシフトするしかないのだ。しかし、2024年にトランプ氏が米国の大統領に再度なったら、状況が大きく変わる可能性もある。

このため、再生可能エネルギーでは、太陽光発電・風力発電・地熱発電・水力発電、バイオ発電の5つであるが、電力会社のコストとしては、原子力発電のコストである1KWHで10円以下にする必要がある。無理をしない方向でエネルギー転換をすることである。

そして、クリーンの定義にもよるが、原子力発電を含めることになりそうである。小型原子炉を米国を中心に開発しているが、1つの選択肢になる。

しかし、この10円以下に捕らわれないのが、一般消費者への電気料金で1KWHで24円程度なので、家庭用の電気をまず再生可能エネルギーにして、なるべく地産地消にすることである。

とすると、雪のない地域では、太陽光発電と電池の組み合わせになる。リチウム電池の価格が急激に下落しているし、太陽光パネルの価格も下落しているので、2009年の鳩山内閣の「地球温暖化対策」の当時とは状況が大きく違う。

その当時と同じ対策と非難する評論家がいるが、この12年のコスト低減を見ないで評論しているように思う。やっと、一部の使用で経済的にペイできるレベルになっている。

地域全体で蓄電するなら、NAS電池やレドックスフロー電池などの大容量の安い電池もある。全戸で太陽光パネルを設置して、使い切れない電気は、地域の電池にためて、それを夜に使う仕組みを整えることである。

そして、電力調整用にはバイオ火力発電や水素燃料電池を持っておけば、安心である。このコントロールを行うソフト開発が必要になる。

 

自衛隊OBによる尾身会長批判で明らかに。日本の国家制度の未熟さ

オリンピックの開幕まで50日に迫った6月初め、「普通ではない」と強行開催に反対する意思を表明した感染症対策分科会の尾身茂会長。これに、政府自民党内部だけでなく自衛隊OBからも「国家の大事に指揮官に異を唱えるとは」と批判の声が上がっているようです。この自衛隊OBの言葉に苦言を呈するのは、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さん。米政権のあり方を例に、歯車であるべき軍事組織の幕僚と閣僚級アドバイザーの違いを伝え、成熟した国家制度に理解のない現実を嘆いています。

閣僚級アドバイザーはスタッフとは違う

東京オリンピック・パラリンピック開催をめぐり、政府・自民党は政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長への不満を強めているようです。

確かに尾身さんは3日の参議院厚生労働委員会で「オリンピック開催は普通では(ありえ)ない」と発言し、4日の衆議院厚生労働委員会でも「人流が増える。やるのであれば覚悟を持ってさまざまな感染対策をすることが求められる」などと強調しています。政府・自民党といっても内部には開催反対論もあり、なにがなんでも強行したい人たちが尾身さんに不満を抱いているという話ですね。

これに関連して、自衛隊のOBたちから「スタッフが指揮官に異を唱えていたら組織は成り立たない」といった尾身さんへの批判が飛び出し、「オリンピック開催という国家の大事を何と心得るのか」という同調圧力を生み出しかねない傾向が生まれています。ちょっと整理が必要だと思いますので、一言申し上げておきたい。

私自身は専門家としての尾身さんの姿勢に対する批判や疑問を昨年初めの頃から発信してきましたので、ここでは批判はしません。今回は尾身さんのような国家のアドバイザーの位置づけの観点からお話しします。

たしかに、自衛隊のOBたちが言うように、軍事組織においては指揮官が決心した方針にスタッフ、つまり幕僚が従うのは当たり前です。自分たちの知見を述べ、白熱した議論をするのは指揮官が決心するまでの段階です。

しかし、国家のアドバイザーの立場は違います。日本の制度では立場が明確になっていませんが、閣僚級の職務であり、ときには首相や大統領とも国民の前で衝突することも辞さない立場なのです。歯車の役割を期待される軍事組織の幕僚とは違うのです。

代表的なのは、バイデン政権の首席医療顧問を務めるアンソニー・ファウチ博士です。ファウチ博士は1984年から米国の国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)の所長を務め、6代にわたって大統領のアドバイザーとして様々な疾病と対峙してきました。昨年1月からはタスクフォースの主要メンバーとして、トランプ政権のホワイトハウスの公衆衛生面のスポークスパーソンでもありました。

もちろん、専門的知識を持たないトランプ大統領に対しては正面から異を唱え続け、昨年11月には「ファウチ氏がトランプ政権の新型コロナウイルス対応を批判したことは容認できない」と公式に非難されたりもしています。それでもトランプ大統領はファウチ博士を首にはできず、博士の発言を都合のよい形でつまみ食いして選挙運動に利用したりもしています。

本当は怒りたくない。子供へのイライラは、コレを続ければ和らぐ

子供に対して本当は怒りたくない、イライラしたくないのに、気づけば毎日怒っている…そんなお悩みを持つ親御さんは少なくないようです。無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』著者のパピーいしがみさんは、今回、「ママはいつも怒ってばかり」と言われてしまった母親のお悩みを紹介し、あることを継続することでイライラしなくなる方法を紹介しています。

本当は子供に「怒りたくない」親

こんばんは。パピーいしがみです。

「怒りたくない」「イライラしたくない」「子供に感情をぶつけたくない」そうお考えの方は多いと思います。また、そんな怒りで心が乱されないように書かれた本もたくさんありますし、怒りを鎮める為の(かなり高額な)セミナーも数多くあります。

ですが実際は、本を読んでも、セミナーを受けても、なかなか改善しない方が多いです。というのも、人によってその「怒り」や「イライラ」の原因は多岐にわたっていて、ご自身の幼少期からの育てられ方や、親の性格、そしてご自身の今までの経験などが影響しているからなんですね。

又、多くの方は「即効性」を求めておられ、次から次へ新しい方法を試したり、いろんな本を読み、セミナーを片っ端から受ける方もおられます。でも…長らく培った性格がそんなに簡単に変わることはまずありません。

私のこのメルマガでも、怒りやイライラが改善された例をご紹介させて頂くのですが、即効性があった方は少なく、やはり意識して積み上げていって、コップが満たされ、あふれた時に「あれっ?できるようになった?」とご自分の変化を感じる事が多いように感じます。

今日、ご紹介するキキララさんは、ご報告を頂いた内容からは「突然」という印象が強かったのですが、今までの経過を読み返してみると、これまでの努力が積み重なった上で、一つのきっかけがうまくはまったのかな?と感じています。キキララさんの今までのご相談内容からピックアップしながらご紹介しますね。

まず以前に頂いたメールにはこんな風でした(キキララさんには4年生・年長さんの女の子がおられます)。

私は子供たちに「ママはいつも怒ってばっかりいる」と言われてしまいます。確かに怒ることはとても多いと思います。以前に比べたら褒めることもするように心がけているつもりなのですが、まだまだのようです。

私は双子で同い年の姉がいます。子供の頃、あまり褒められたことがありませんでした。母は片方を褒めてしまうと、褒められなかったほうが卑屈になると悪いからと、私たち姉妹のことはあまり褒めたりしなかった。と言っていました。そのためか、人を褒めるというのがどういうことなのかよくわからないというところも正直あります。

子どもを第一に考えてあげたいと思いつつも、自分のことで頭が一杯になってしまうと子供の事を考えてあげられなくなったりもします。

もともと子供と関わるのが苦手であまり好きではなかった私は、子供たちとどうやって関わっていくのがいいのかわからず、ずっと子供と一緒にいることに苦痛を感じてしまうこともあり、逃げ出したくなってしまったりもします。

ベゾス氏らの納税額を暴露「プロパブリカ」とはどんな機関なのか

アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏らアメリカの資産家上位25人の資産が、2014年からの5年で43.7兆円も増えたにもかかわらず、連邦所得税は1.48兆円、3.4%しか納めていないことが明らかになりました。この事実を白日の下に晒したニュースサイト「プロパブリカ」とはどのようなメディアなのでしょうか?メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんが、朝日新聞に掲載された「プロパブリカ」に関わる記事をチェック。トランプ氏の登場以来、運営資金の寄付が増加し、政権や大企業などの暗部を暴いてきた活動を伝えています。

米国の富裕層が「ほとんど税を払っていない」と批判記事を掲載した「プロパブリカ」を新聞はどう報じてきたか?

きょうは《朝日》からです。「プロパブリカ」という米国の調査報道専門のニュースサイトが、アマゾン創業者のベゾスなど、米国の富裕層について「ほとんど税を払っていない」と批判記事を掲載したことについて、各紙報じています。

この「プロパブリカ」について、これまで《朝日》がどんな報道をしてきたか、検索してみると、紙面掲載記事では2件だけでしたが、サイト内の5年分の記事の中では15件ヒットしました。今日の記事と同内容のものが2件ありますので、差し引き13件。これらを見てみましょう。まずは7面記事の見出しと、【セブンNEWS】第5項目の再掲から。

「著名資産家 ほとんど納税せず」
米サイト指摘 税制 富裕層に有利

米調査報道専門ニュースサイト「プロパブリカ」は、米アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏ら著名な資産家らの納税記録を独自に報道。巨額資産にもかかわらず「ほとんど納税していない」と指摘。富裕層に有利な税制の問題を提起した。

以下、記事概要の補足。「プロパブリカ」は調査報道専門のNPOで、今回、内国歳入庁の内部資料を独自に入手。富裕層数千人の15年以上にわたる納税データを分析した。ベゾス氏は2007年と11年に連邦所得税を払っておらず、電気自動車テスラの創業者イーロン・マスク氏も18年、連邦所得税を払わなかった。

米国の平均的な世帯では、年間所得のうち14%を連邦税として支払っているというが、資産額上位25人は14~18年に資産が43.7兆円も増えたにもかかわらず、連邦所得税は1.48兆円、3.4%に過ぎなかったという。

【サーチ&リサーチ】

2016年8月19日付「論座」
《朝日》の月刊誌「Journalism」に載った記事を「論座」が転載し、記事データベースに入っていたもの。タイトルは「コラボレーションという新機軸」で、副題に「パナマ文書は新しいフロンティア」とある。パナマ文書の分析に関わったジャーナリストが「コラボレーション」の重要性について書いていて、その中で、「プロパブリカ」に触れている。

この年のピュリツァー賞を受賞した取材に関して、「プロパブリカと刑事司法を専門にしているマーシャル・プロジェクトはともに非営利団体で、「レイプの信じられない話」という誤審についての調査をした」という。

タクシー運転手が私に「遊び人」と噂した男を父とは言えなかった話

先日掲載の「【実録】借金取りに追われた父が親戚宅の押し入れや地下室から出てきた話」では、にわかには信じがたいヤンチャがすぎるお父様のエピソードを紹介してくださった、創刊したばかりのメルマガ『ファンキー過ぎる家族がいてもマジメに生きてる娘の話』著者のミーミーさん。そんなミーミーさんは今回も、ある日の夜、繁華街でタクシーに乗車中だった自身の身に起きた、お父様絡みの「悲劇的」なストーリーを綴っています。

 

父の「笑った!困った!驚いた!」エピソード:「ヘイ!タクシー!」

先週は「押し入れから、こんにちは」した父の話を書きました。

【実録】借金取りに追われた父が親戚宅の押し入れや地下室から出てきた話

今回の父も…書き下ろしでいこうと思います。

私が20代の頃のお話。飲み会が終わり、繁華街からタクシーをひろっての帰宅中に事件は起きました。

私を乗せてしばらくして信号待ちで止まったタクシー。その目の前(繁華街の信号)をわが父が楽しそうに渡っているのが見えました。右手に携帯電話を持ち、誰かと話しながら、左手では止まっているタクシーに「よ!」っと手を振って、ご機嫌で歩いております。

(あっ!パパだ)

と思いました。夜でしたし、タクシーのライトで後部座席に私が座っていることには気づいていないようでした。楽しそうに歩く父を目で追っていると、タクシーの運転手さんが言いました。

「あの、今信号を渡っているおじさんいるでしょ」

今、信号を渡っているおじさんは我が父です。

「は、はい」
「あの人ね、ここらへんでスナックをやってるマスターなんだけどね、遊び人でねえ、ああして毎晩遊び歩いているんだよ」

私は運転手さんの名前と顔を見ました。知らない人です。

父よ…知らないタクシーの運転手さんに、遊び人だということをバラされておるぞ。もちろん、運転手さんは私が目の前の遊び人の娘だとは知りません。

ここで、「ええ、知ってます。あの人、私の父なんです」と言ったらどうなるかなぁなんて想像したのですが、せっかく乗ったタクシー。家に着くまでに変な雰囲気になるのもなぁ。

しかし…全然知らないお客さんにペラペラ喋る運転手さんにも、運転手さんの噂のタネにされるぐらい遊び人な父にも、ちょっと呆れてしまって。その後の車内では1人ドヨーンとなりました。

運転手さんよ、あんまり知らない人の話をペラペラ喋っちゃダメですよ。その相手がその娘の可能性がありますからね。父よ、楽しそうに歩いていたね。噂になってるよ。そして恥ずかしいよ。

でもあまりに楽しそうに歩いていたから私も不思議と怒りがわいてきませんでした。なんだか絵に描いたような「遊び人」というキャラクターが歩いているように見えました。

今振り返って思うのですが、何か辛いことや大変なことがあった時、その目の前の人を親だとか子だとか近しい人だと思うと追い詰められます。思い切って「そういうキャラクターが存在している」と思うと案外笑えてくるものです。(メルマガ『ファンキー過ぎる家族がいてもマジメに生きてる娘の話』6月11日号より一部抜粋)

【毎号ファンキーな家族のエピソードが盛りだくさんのメルマガ創刊!】

ぶっ飛んだお父さんのマル秘エピソードを通じて「楽しく生きるヒント」を与えてくれる、ミーミーさんの新創刊メルマガ『ファンキー過ぎる家族がいてもマジメに生きてる娘の話』は、毎号以下のコンテンツをお届けいたします。

  1. 近況報告と今週のおすすめ
  2. 父の「笑った!困った!驚いた!」エピソード
  3. 今週の創作(お楽しみコーナー)
  4. Q&A

ファンキー過ぎる家族がいてもマジメに生きてる娘の話』は初月無料ですので、6月中にご登録いただければ、月内に発行されるメルマガ配信号を全て無料でお読みいただけます。この機会にぜひご登録ください。

 

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五輪強行なら「8月危機」は必至。一部競技は秋以降に延長すべきだ

もはや「開催か、不開催か」ではなく、観客の有無が焦点となっている感のある東京五輪。とは言えワクチン接種率も決して高くない中での大会強行に、不安の声が多く上がっているのも事実です。そんな状況を鑑み、「一部競技の延期」を提案するのは、小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さん。石川さんはメルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』で今回、ワクチン接種が充分に進んだ10月中旬以降に東京以外で行われる競技を延長開催することで、この五輪が国民に祝福される大会になるはずであると記しています。

 

東京五輪は一部競技を延期すべきだ/全競技強行なら「8月危機」が来る

国際オリンピック委員会(IOC)委員で世界陸連のセバスチャン・コー会長(64)は東京五輪が中止となった場合、存続できないスポーツ競技が出てくると警告した。英紙「デーリー・エクスプレス」によると、コー会長は各スポーツ競技が今後も存続するためには資金が必要なため、東京五輪の開催は不可欠と強調した上で、「ここ(資金面)には非常に繊細な生態系が働いており、これらの提供がスポーツの性質を根本的に変える可能性があります」と話したという。

 

(東京スポーツ「【東京五輪】中止なら「いくつかの競技消える」世界陸連・コー会長が警鐘」より引用)

野球、サッカー、バスケットなどプロスポーツとして成功している競技の場合、世界最高レベルの選手はオリンピックに参加しないことが多い。

なぜなら数億円、数十億円をもらっているので、自分の所属チームの試合に出ることを優先するからである。しかし、こうしたプロスポーツはごくわずかで、ほとんどの競技の選手たちはオリンピックに出てメダルを取ることを目標に頑張っている。

そして、その結果が人生を左右する。金メダルを取ることで後の人生が飛躍的に成功する可能性は高い。一生食べていけることになる。

こうした事情を考慮すると、オリンピック中止が酷なことはよく理解できる。一方で「8割おじさん」こと京都大学の西浦博教授は、オリンピック終了後の8月中に再び緊急事態宣言が発出される可能性が高いと警告している。

当然、国民の大多数がワクチン接種を終わるまでにもう一度感染者拡大の波が来ることはわかっていることなので、その波をどう抑えていくかが政府の対策のカギとなる。

私は、東京以外で開催予定の競技やいくつかのマイナースポーツは部分延期を検討すべきではないかと提案したい。

私は一昨年、いち早くオリンピックマラソンの札幌大会を提案した。私の発信力不足で反応してくれる人は少なかったが、少なくとも読者の皆さんは覚えていてくれていると思う。

オリンピックの延期が難しい理由が大リーグとバスケットのNBAとの兼ね合いであることは、世界中が知っていることだ。要は野球とバスケットの影響なのである。

そして国内問題としては東京ビックサイト(大会時は報道・放送センターとして使用)などの予定が入っていること、選手村になるマンションは買い手が住む予定を1年ずらしていてこれ以上ずらせないことなどがある。

しかし、東京以外で行う競技については何とか選手団や関係者の宿泊施設は確保できるはずである。札幌で行われるマラソンもしかりだ。

ワクチン接種が進み感染が収束しそうな10月中旬以降に分散開催すればいいのではないだろうか。そうであれば国民に祝福されるオリンピックになるはずである。

 

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98歳の孫娘が明かす、日本資本主義の父・渋沢栄一「晩年の素顔」

大河ドラマ『青天を衝け』で、その若き日が生き生きと描かれている渋沢栄一。彼の輝かしい功績についてはさまざまな伝記的資料に詳しいですが、私生活において身内の方とはどのように接していたのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、渋沢の孫で御年98を迎えた現在もエッセイストとして活躍中の鮫島純子さんが、「祖父・渋沢栄一」の素顔を語っています。

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榮太樓飴を口に入れてくれた祖父──98歳の令孫が語る渋沢栄一の思い出

生涯に約500の企業育成に携わり、社会公共事業や民間外交に尽力した渋沢栄一。生誕180年を超えたいまなお、その生き方や教えは多くの経営者らに受け継がれています。

そんな渋沢翁の令孫として生まれ、生前の祖父に温かく見守られて育ったというエッセイストの鮫島純子さんに、間もなく白寿を迎える半生を振り返り、当時の思い出を語っていただきました。


私は1922年、祖父の家近くで生まれました。祖父終焉の自宅はいま飛鳥山公園(東京都北区)の一部になっていますが、幼い頃は両親とともに行き、従兄たちと合流して遊ぶのが楽しみでした。

祖父は70代で、営利事業から既に手を引いていましたが、それでも国際親善や教育活動、困窮者の相談、手伝いなど忙しく、自宅には訪問者が出入りしていました。

その頃の祖父はいつも和服姿で、大きな籐椅子に腰掛け、孫たちの遊んでいる姿をただ黙ってニコニコと見ていました。「ごきげんよう」と挨拶をすると、「よう来られたな」と言いながら孫たちの頭を一人ずつ撫でて、食籠に入った榮太樓飴(えいたろうあめ)を一個ずつ口に入れてくれます。

もちろん、私たちは祖父が日本の近代化に貢献した経済人であることなど知りませんし、何か教えを請いたいという思いもありません。私が祖父の生き方を教えられたのは、中高生になってから父を通してであったような気がします。

父は祖父が手掛けなかった製鉄製鋼を官営から民営に移し、懸命に働いた人ですが、祖父を「大人」と呼んで尊敬していました。自宅の居間には、祖父の直筆による「人の一生は重荷を負いて遠き道をゆくが如し。いそぐべからず不自由を常とおもえば不足なし云々」という徳川家康公の遺訓を掲げ、それを常に服膺し、私たちへの戒めにも用いていました。

竹野内豊、5億円豪邸で“嫁いらず”な生活。『イチケイのカラス』絶好調の裏で貫く独身貴族、佐々木蔵之介との対決も

俳優の竹野内豊(50)が主演するドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)が高視聴率をキープしたまま、14日で最終回を迎える。ここのところフジテレビの月9ドラマは二桁視聴率が続いているが、竹野内も面目躍如。しかも、最終回には同じ“独身貴族”である佐々木蔵之介(53)がゲスト出演することで話題となっている。

竹野内豊主演ドラマ『イチケイのカラス』が絶好調

初回視聴率13.9%と好スタートを切ったドラマ『イチケイのカラス』。多少の数字の変動はあるものの、その後も好調を維持し続け、10話まで終えた平均視聴率は12.4%と絶好調。

放送開始当初は“HEROの裁判官バージョン”などと揶揄されたこともあったが、今回の春ドラマでは阿部寛主演『ドラゴン桜』(TBS系)に次ぐ高視聴率を獲得している。

クランクアップを迎えた竹野内は「このコロナ禍で5カ月間、長くて過酷な撮影期間ではありましたけれども、皆さんと一緒に無事この日を迎えることができてほっとしています」と語った。

同作は竹野内が演じる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官・入間みちおと、彼に振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍を描くリーガルドラマ。

これまでワイルドなイメージが強かった竹野内だが、今作ではコミカルな一面を見せるなど、月9らしからぬ作りでも話題となった。

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両親にプレゼントしたという“5億円の豪邸”

『イチケイのカラス』だけではなく、現在は『連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」』(WOWOW)でも主演を務めている竹野内。

まさに大忙しといったところだが、私生活に関してはかなり地味。新型コロナウイルスの影響もあり、外へ出掛けることは滅多になく、インドアな暮らしをしているという。

そんな竹野内だが、自宅から程近くにある実家には頻繁に足を向けているようだ。

6月24日号の女性セブンによると、都内の高級住宅地に建つ実家は竹野内が両親にプレゼントしたもので何と推定5億円。3階建ての大豪邸だと報じている。

竹野内は出演したテレビ番組やイベントなどで、事あるごとに“家族の大切さ”を語っている。

「今の自分があるのも、母と姉が勝手に雑誌社に写真を送ったことがきっかけ。今でも時には厳しい意見を容赦なく言われる。そういうことも思い出に残るし、ありがたい」

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忙しいドラマ撮影の合間を縫って駆けつける大切な母のもと。ワイルドイメージな竹野内だが、実はとても心優しい男なのだ。

作曲家の小林亜星さん(88)死去。「この木なんの木」多数の大ヒットCM曲、芸能界から悲しみの声続出

「北の宿から」などで知られる作曲家で、ドラマ「寺内貫太郎一家」の主演でも親しまれた小林亜星さんが5月30日、心不全のため東京都内の病院で死去ていたことがわかった。所属事務所などが14日、明らかにした。88歳。共同通信などが報じた。すでに葬儀などは済ませており、お別れの会なども予定していないという。

大ヒット曲多数 作曲家の小林亜星さんが死去

小林さんは東京生まれで、慶應義塾大学を卒業後にサラリーマン生活を経て、作曲家の服部正さんに師事。数千曲ともいわれるCMソングを作曲した。

1961年、レナウンのCMソング「ワンサカ娘」が出世作となり、以来、サントリーの「夜がくる」や明治製菓の「明治チェルシーの唄」、日立の「日立の樹(この木なんの木)」など、親しみやすいメロディーで多くのヒット曲を生んだ。

また、「魔法使いサリーのうた」「ひみつのアッコちゃん」など人気アニメソングも多数作曲。

俳優としても活躍し、向田邦子さん脚本のドラマ『寺内貫太郎一家』で演じた主人公・貫太郎の頑固おやじぶりが国民的人気を集めた。

所属事務所によると、小林さんは5月30日の早朝、自宅で転倒した姿で見つかり、緊急搬送されたものの、心不全で帰らぬ人となったという。

Twitterの反応

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