【書評】韓国が手の平返しをしないと生き残れない国となった理由

 地理的条件が政治に与える影響を説明する学問、地政学。この理論を世界史にあてはめてみると、実に「理にかなっている」と言います。今回の無料メルマガ『おやじのための自炊講座』では著者のジミヘンさんが、読み進むのが惜しいほど面白かったと絶賛する、地政学で世界史を読む一冊を紹介しています。

世界史で学べ!地政学

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茂木誠 著/祥伝社

皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

書店で何気なく手に取った文庫本が、読み進むのが惜しいほど興味深く面白かった。こんなに興奮しながら読んだ本も珍しい。タイトルは『世界史で学べ!地政学』。著者は現役の予備校講師・茂木誠氏である。地政学とは「地理的条件が政治に与える影響を説明する学問」を言うが、国家戦略に根拠と正当性を与える学問だとしてタブー視されたことがあるようだ。

「アメリカは島である」「ヨーロッパは世界島から突き出した半島」など、マクロな視点に驚き、同時に「半島国家は、その『付け根』を制した大国に常に脅かされている」など歴史の検証をしたくなる楽しさがある。帝国主義時代、英国の地政学者・マッキンダーは、ランドパワー(内陸国家)とシーパワー(海洋国家)の抗争というモデルを示した。古来、モンゴル帝国などのランドパワーがヨーロッパへ侵攻し、英国・スペインなどのシーパワーが植民地を次々と獲得したが、やがてランドパワーのロシアとドイツが台頭する。これに対し、英・米・日などのシーパワー連合がこれに対抗しなければならないと説いた。

先ず、「中国」の歴史を見る。中国は代表的な「ランドパワー国家」である。地政学は、「国境を接していれば、領土紛争や移民問題が必ず発生する」と説く。中国の歴史は、正に北方遊牧民族との闘いの歴史であった。中国の長い歴史の中で、その半分に当たる1千年ほどは北方民族が中国を支配した(=隋・唐・元・清)。漢民族が建てたのは、秦・漢・宋・明だけである。つまり、中国という広大な国は多民族国家であり、現在も尚、チベットや新疆ウイグル地区などで民族問題を抱えている。日清戦争で中国海軍が日本海軍に破れてより、南シナ海へ出てこられなかった中国は、21世紀に入り変貌しようとしている。国産の空母を建造し、世界の海洋へ打って出る準備を着々と整えている。それに対し、米・日・ロシア・インドがどう対抗していくのか、その動向が注目される。

次に隣国「韓国」の歴史を見てみよう。地政学では「隣国同士は潜在的な敵だ」と考える。拠って、韓国(及び北朝鮮)と中国、韓国と日本の関係は、一筋縄ではいかぬ歴史を歩んできた。著者は、「侵略され続けた半島国家=朝鮮」の中で、こう述べている。

大陸がA帝国からB帝国に交代するとき、朝鮮の内部では親A派と親B派との激しい派閥抗争が起こり、親B派のクーデタによって王朝が交代し、前政権の人々は粛清される。

これが繰り返される。手の平返しをしないと生き残れない国家だと言い切る。つまり、中国という大国に翻弄され、やがて日本の統治下に置かれ、現在は米国とロシア、中国の影響下にあるという具合に、不安定な立場に置かれ続ける。

そしてもう一つ、韓国国内には「激しい地域対立」があるという。現在の北朝鮮は、古代「高句麗国」の後継であろう。韓国の東部(慶尚道)は古代「新羅国」、西部(全羅道)は古代「百済国」を継いでいるといえる。この慶尚道と全羅道で、激しい政治闘争が続いている。つまり、

  • 慶尚道=軍事保守政権=朴・全・ノテウ・パククネ大統領=北朝鮮へ北風政策=米国寄り
  • 全羅道=革新政権=金大中・ノムヒョン・現在の文大統領=北朝鮮へ太陽政策

という明確な構図ができている。

文大統領は、両親が北朝鮮出身者ということもあって南北統一に向けて前のめりになっている。場合によっては、米国・日本との同盟を見直し、中国に接近するかもしれない。

この本は、実に蘊蓄に富んだ良書である。こういった歯に衣着せぬ歴史物語を若い学生や、世界情勢に疎い大人に伝えてほしいと心から望む。

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その発想はなかった。やわらかい「おせち」で高齢者も安全な正月

正月シーズンに話題になるお取り寄せの「お節」ですが、最近は日本の高齢化のニーズに合わせた新しいタイプの「やわらかい」お節などもでてきているようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、「食べる力が弱い」方や「食事制限中」でも食事を楽しみたい要望は強いとした上で、特定ユーザー向けの正月用の「お取り寄せお節」を紹介しています。

やっぱりお正月には

さて、本日は日本人らしい商品のお話。

大掃除やお正月飾りの準備が気になる季節になってきましたね!

今年はケルヒャーを買ったので、その実力を十分に発揮してもらおうと思っています。寒くない日に発揮してもらおう、うん。しぶきがハネて結構濡れちゃうんですよね・・・(~0~;)

それと、お正月料理の準備もしなくちゃですね。あ、毎度のことですが、我が家はマジメにお節を作ったりしません( ̄∇ ̄)

  • 少量多品種
  • 味が似ている上に濃い
  • 年一回だからスキルが全然磨かれない
  • 冷たいものが多くて家族が喜ばない

もうね、我が家的にはお節を作るというのは、オワカジですね。あ、そんな言葉ないのかな。

ただ、お正月には、ソレナリに美味しくて改まった感のある料理を食べたいので、取り寄せたり買ったりします(作らないのかというツッコミはナシですよ)。なので、そういうイミでのお節料理は準備しています。

難しいのは、ご家族の中に食事制限を持つ方がいたり、食べる力が弱まってきている方がいたりする場合でしょう。特にオトシヨリは、お節を食べたがると思いますし、オトシヨリの人数が多い分オトシヨリがいる家庭も多いはずですからね。

オトシヨリ向けの料理といえば

  • やわらかい料理

ですよね。これ、すっごく難しいんですよね。だって

  • 形が崩れてしまって美味しそうに見えない
  • ごく少量だけ欲しい

からです。

家庭でフツーの調理の仕方で柔らかくしようとすると、煮炊きの時間を長くすることになるんですが、そうすると崩れちゃって何の料理だか分からなくなっちゃう。この点で、離乳食より難しいんじゃないかと思う。しかも、どれもちょっとだけ、ほんの数クチ分だけ欲しいんです。さらに、なによりお節やお正月料理としての味や雰囲気に縛りがあるんですから。

これを

  • 家庭で作るのはタイヘンすぎ

ます。それでなくてもたくさん仕事のある時期に、そこまで手が回らないということは多いはず。

  • じゃ、無理だね(~へ~)「

で終わらないのが日本のサービス。

舌で押しつぶせるほど柔らかいのに、ちゃんと形があって料理に見えるお節が発売されています。たとえば↓

あいーと 
ふくなお 

このあたりは、柔らかさまで選べたりするようです。

我が家のオトシヨリは、まだまだ健啖家なので、当分お世話にはならずにすみそうですけどね( ̄∇ ̄) ラムステーキとかフツーに食べますから。胃腸が・・・いや、生命力が強いんですねえ

また、アレルギー対応お節も発売されています。ただ、アレルゲンは多岐に亘っているので、すべてのアレルゲンを完全に排除するのは難しいはずで、利用される際には是非よく確認なさってください

イシイ 

これ、見た目からして結構豪華ですよね。こういう、見た目の豪華さもお節のようなお祝い料理には絶対欠かせないと思うんですよね。人はパンのみにて生くるにあらず、ならぬ

  • 人は栄養のみにて生くるにあらず

です。

食べる楽しみは、生きる楽しみそのものなのかも。柔らかく作られたお正月料理で、一緒にお正月をお祝いしたいですね。

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アツレキを超える。ジリ貧の中小企業が手を組み大手を倒す戦略

現在、約2割が危機に瀕しているという日本の中小企業。ネット販売や外商活動に力を入れるなど、さまざまな対策を講じてはいるものの、先が見通せない小売店等も少なくありません。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では経営コンサルタントの梅本泰則さんが、そんな苦境を打破するためのアイディアを紹介するとともに、具体的な戦略をレクチャーしています。

地域小売店の生き残り策は

帝国データバンクが全国140万社を調査したところ、「危機に瀕している中小企業は31万社に上」る、とあります(日経ビジネス)。約2割の中小企業が危ない状態にあるというわけです。

そんなことで、各業界の中小企業が、この数十年で激減しています。スポーツ用品業界も同じです。スポーツ店の数は、2002年の18,000店から2016年には13,500店となり、約25%の店が無くなっています(商業統計)。スポーツショップの経営者は、この状態に動揺していることでしょう。人口の少ない地域では、なおさら深刻な問題です。こうした状況に対して、何か手を打つことはできるでしょうか。

もちろん、それぞれのお店では、さまざまな対策を講じています。ネット販売に舵を切ったお店。外商活動に販売を集中させたお店。多店舗化に投資をしたお店。取扱商品を絞りこんだお店。スポーツ関連施設の事業を展開したお店。いろいろです。

しかし、そうした手を打てないお店もあります。また、手を打ったけれど必ずしもうまく行っていないお店もあるかもしれません。では、その他に何か有効な手はあるでしょうか。私なりに考えてみました。

合従連衡がっしょうれんこう)」という言葉を聞いたことがあるでしょう。合従連衡とは、中国の戦国時代、強国秦に周囲の弱小6国がどのように対していくかを考えたものです。そして、「合従」というのは、6つの国が同盟を結んで秦に対抗する策で、「連衡」は6つの国がそれぞれ秦と同盟を結んで安泰を図ろうとする策を言います。どうも今回はこの策がヒントになりそうです。

合従連衡を考える

この戦略を小売店に置き換えてみると、合従策は小売のボランタリーチェーンに、連衡策はフランチャイズチェーンに当たるでしょう。地域の弱小小売店にとっては、どちらの策が良いと思われますか。

例えば、大手スポーツチェーンが本部となり、地域スポーツショップをフランチャイズとして傘下に収めるといったことも考えられます。連衡策ですね。その場合、地域スポーツショップの独立性はなくなります

一方、合従策はどうでしょうか。地域のスポーツショップが集まり協力して行く方法です。対抗する相手は、大手スポーツチェーン、大手ネットショップ、メーカー直営店といったところとも考えられますが、「時流の変化こそ真に考えるべき相手です。

実は、私は今後地域スポーツショップが生き延びていくためには、この「合従策がふさわしいと考えています。例えば、合従策によって複数のお店が集まり、共同で力を発揮できるようにするのです。その集まったお店の年商合計が10億円~20億円くらいになればどうでしょう。それなりに存在感のあるグループになります。一つの勢力になるはずです。ですから、この「合従策」を真剣に考えられてはどうかと思います。

そして、幸いにも私たちの業界には、それを可能にする土台の組織があるではありませんか。小売商組合です。全国各県には、それぞれ名称は違いますが、スポーツ店小売商組合があります。そこに加盟しているお店がその気になれば、合従策がとれると思うのです。一つの県だけでなく、複数県でまとまる方法もあります。

成長のチャンスを貰った。感謝をできる人が成功する当然のワケ

「仕事ができる人・できない人」を瞬時に見分けることはなかなか難しいものですが、どんな状況でも「できる人の言動に共通項がある」とするのは、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で人気コンサルタントの中久保浩平さん。中久保さんは、成功を手中に収めたビジネスマンと、中途半端に終わる残念な人々の言動のそれぞれの事例を紹介し、その違いを解説しています。

「満足しない」と「不平不満をいうこと」とは同じじゃない。

仕事のできるビジネスマンに多数お会いしてきた中で感じることがあります。それは、たとえどのような状態であっても、感謝からはじまり、感謝で終る」という人が多いということです。

一方で、言い方は悪いですが、中途半端な結果しか出せないビジネスマンへの印象は、とにかく今ある状況において常になにかしらの不満を感じ、それがそのまま言動や態度に出ている、といった感じです。一言でいうと、とにかくいつもしかめっ面なのです。

例えば、「会社のために何十年も頑張ってきたのになぜあいつより評価が低いんだ」とか、「こんなに地域社会のために貢献してきたのに市場から評価されないのはどういうことなんだ」なんて不平不満を漏らすも、その後、評価されたとします。それで不平不満は解消されたと思いきややっぱり、不平不満がタラタラと出てきます。「なぜ評価されてもあいつより給料が安いんだ」「市場に受け入れられたというのに、なぜ売上がこれだけしかないんだ」なんてふうに。

結局は、評価されたらされたで、以前よりも良い状態になったにも関わらず不平不満が出るのです。

と、このようなことをいうと、さらに上を目指すんだったら、現状に満足してはいけないのではないか!なんてことを思う方もいるでしょうが、さらに上を目指すというのは、自社・自分の欲を満たすためのものではありません。現状に不平不満を漏らすことでもありません。自分の欲を満たすこととと、さらに成長や進化するというものは、違うのものです。

そうしたことが分からずにいると、前出の「なぜあいつより…」とか「なぜ売上がこれだけしか…」となるのです。

要は、自分の欲エゴだけしか頭に無いのです。そして、そうした人は、都合が悪い状態になれば決まって、他人のせいにしたり、社会、地域など他のせいにします。ですから、当然、人望もありませんから、人も集まってきませんし、信用も信頼も得られません。

反対に、成功してなお成長や進化をし続けている人というのは、冒頭でも申し上げたとおり、感謝ではじまり、感謝で終わります。つまり、どんな苦境な状態に立たされていようとも、その状態に感謝」しますし、上手く行けば行くで、当然、そのことに感謝します。

以前、借金が、ン億円あるという女性経営者のご相談を受けたことがありましたが、その経営者は「この借金があるからこそ私達は頑張れているように思うのです。そう考えると、借金に感謝しているくらいなんですよ」なんて笑いながらサラッと言っていました。

また、別のある経営者は、「信じていた社員に1,000万持ち逃げされたことがある。その時は、憎いし、殺してやりたいくらいの気分になった。だけど、あの経験があったからこそ、今があるんですよ。おかげで、人を育てることがいかに大切かを学ぶことが出来ました」なんてことを言ってました。

どちらも、相当に辛い状況であったにも関わらずそうした体験をさせてもらった、と感謝していたのです。この経営者は2人ともそれぞれの課題を感謝しながら乗り越えていきました。感謝できたからこそ乗り越え、さらに成長意欲を持ってさらなるステーに向かえたのです。

悪い意味でとてもヤバい。SNSに読解力を奪われた日本の若者たち

世界79の国と地域の高校生らを対象にした「国際学力到達調査」で、日本は特に「読解力」の項目で前回より大幅下落し、過去最低の順位を記録したことが報じられました。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、統計結果をもとに「読解力下落」の原因を探った上で、読解力のなさが実社会、企業に及ぼす悪影響を考察しています。

ものすごくヤバイ(悪い意味の)日本の高校生

経済協力開発機構(OECD)は79か国・地域の15歳計約60万人を対象に2018年に実施した「国際学力到達調査PISA)」の結果を公表した。日本は読解力が急落して過去最低の15位、前回の15年調査の8位から大きく順位を下げたとの報道。理数系は上位を維持しているが、なぜ読解力がそんな体たらくなんだ。

PISAに参加した日本の高校1年生は6,100人。「科学的応用力」の得点は2位から5位、「数学的応用力」は5位から6位に順位を下げた。その分野は、1位は中国(北京、上海、江蘇、浙江)、2位はシンガポール、3位はマカオ。日本がOECD平均を下回ってしまった読解力の順位低下の要因は子供たちの言語環境が急激に変わり、読書などで長文に触れる機会が減った」ことを文科省は挙げる。

日本の高校生はノンフィクションや新聞を読む割り合いが低かった。何を読んでいるかというと、LINEなどを使った短文のチャットで、毎日それをやっているのは日本が87.4%でOECD平均67.3%を上回る。日本の高校生が学習でのICT(情報通信技術)活用も参加国中最低水準。PISAでは何も書かない「無答」や、「問題の一部をコピペしただけの解答」が目立ったというんだから情けない。

本を読まない生徒の割合は、成績トップの中国3.3%、香港12.7%、日本は25.7%(OECD平均35.3%)。「1か月に数回以上新聞を読む」は、日本21.5%(OECD平均25.4%)、「読む生徒」は「読まない生徒」に比べ、平均点は30%以上高かった。一方で生徒のネット利用時間は増え、毎日、ほぼ毎日、チャットをする生徒は87.4%、1人用ゲームをする生徒は47.4%に上がる。

日本の生徒の正答率が低かったのは、文章から必要な情報を探し出したり、文章の信用性を吟味したりする問題だ。また、自分の考えを説明する自由記述問題も得点が振るわなかった。これ、ものすごくヤバイ(悪い意味の)んじゃないの。情報の真偽を見抜く力がなく、実社会で意見や提案を相手につたえる力がないのだ。スマホで仲間同士の短文や絵文字が中心じゃそうなるわな。

この公園には滑り台をする」という不可解な文が、読売12/5の1面トップにあった。これはある受験生から提出された要約文だという。大手予備校の現代文講師はため息をつく。「主語、術語が不明確で、意味が通じない文章は、近年特に目立つという。原因の一つはSNSの普及にある。LINEは単語や略語だけの気軽な「話し言葉」で通じる。スタンプを使えば感情の言語化もいらない。

読書などを通じて正しい日本語に触れる機会も減っているうえに、「正しく書かなくてもいい環境が生まれたことが、言葉の乱れにつながる。中高生のスマホ保有率は83.3%、10代のLINEの利用率は88.7%、読売12/5の社会面の大見出しは「ゼミ発表『そして』連発」とある。長文を嫌い接続詞は苦手なのだ。日本語を組み立てる能力は、以前の生徒、学生と比べ明らかに落ちている。

SNSが普及した今、スマホは使いこなすが、パソコンやメールを使わないという学生も多い。教員や企業関係者が感じている若者の「異変」一覧がものすごいので、長くなるが一部を紹介。ビジネス文書にがついていた。「きれい」の否定形を「きれいくない」と言う。「違った」を「違かった」と言う。

論述テストで接続詞の代わりに「→」を使う。会社のホームページの問い合わせ欄に絵文字入りで連絡してくる。「おじいさん」「おばあさん」は言えるが、「祖父」「祖母」が出て来ない。「あなたのお母様」ではなく「あなたの母」という。その理由は、母は敬語だと思ったから。これらは読売新聞の紙面から拾った。いま新聞は面白いぞ。かつてより熟読するようになった。

編集長 柴田忠男

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「これ常識です」と言う販売員のいる店に客が入らない当然の理由

立ち寄ったショップの販売員が、どういうつもりか「上から目線」でものを言ってくる…。このような状況、あまり気分がいいものではありません。しかし、「そんな店員が少なくない」というのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で今回、お客様に対する「上から目線」が招く状況と、そのような態度に陥らないため常に気を配るべきことを記しています。

上から目線の人

何かにつけて、上から目線でものを言ってしまう人はいます。

自分が経験してきたからそうなっているのか、相手に対してマウントを取りたいからなのか、それとも、何の意図もなく、自然とそうなってしまっているのか。理由は様々ですが、相手に対してついつい上から目線で話してしまう人というのは、世の中にはたくさんいるものです。

まぁそれが、お医者さんとか、教員だとか、いわゆる先生と呼ばれる立場の人なら、まだ少しは話もわかります。基本的に、「何かを教える」という立場に当たる人たちですから、自然とそうなるのもうなづける話ではあります。

ですが、販売員という仕事においては、こうした上から目線は、やはり避けるべきことなのではないでしょうか。

「販売員が上から目線?どういうこと?」と感じる人もいるかもしれません。ものを買ってもらう側の人なのですから、普通に考えると、上から目線でいられるはずはないのです。

ですが、時折そういうタイプの人に出会うことはあります。

接客を受けていると、「いや、それはですね。これこれこうなんですよ。知りませんか?」「こういうのは常識ですよー」「ウンウン。私は経験ありますけど、それはつまりこういうことなんです」などのように、本人には自覚がなくても、相手(お客様)に対して上から目線に感じられる話し方や口調になっていたりするわけです。

場合によっては、初めましての新規のお客様にそういう態度や口調で接してしまう人もいます。

何度も言いますが、相手が教えを請う立場なら、それもまだ話はわかります。とはいえ、販売員はあくまでも販売員です。お客様に何かを「教えてあげる」という意識ではなくて、「知ってもらえると嬉しいとか、もっと楽しんでもらえるようにとか、そうした意識で接するべき立場なんです。

なのに、自分の知識をひけらかそうとしたり、お客様に「教えてあげよう」という意識が前に出てしまうと、上から目線の、単なる嫌な奴になりかねません。そんな販売員のもとに集まってくるお客様なんて、ほとんどいるはずもありません。

昔、ラーメン屋が増えて、テレビの露出が増えた時期に、やたらとお客様に対して、上から目線で「最初はスープから」「そんな食べ方をするなら出て行ってくれ」というような接し方をしているお店がいくつかありました。その当時は、それでも、「有名だから」という理由で集まってくるお客様はいたのですが、今となっては、そんなお店はどこにも残ってはいません。結局、誰も行きたいとは思えなくなるのです。ショップでも似たようなことが起こっているとしたら、同じ道を辿ることになるでしょう。

上から目線の怖いところは、本人には案外自覚がないということです。ですから、教育をする側の人たちは、その辺りもきちんと伝えていく必要がありますし、わかってもらえるように話をすることも大事です。もちろん、自分自身でも、「この言い方は大丈夫なのか?」と気付ける感覚を持つ努力は必要ですよね。

上から目線でお客様と接するようなことがないか、普段の接客を思い出して、考えてみてください。

今日の質問です。

  • 上から目線に感じられる接客とは、どんな接客だと思いますか?
  • 自分の接客が、お客様に上から目線だと感じられてはいないか、チェックしてみましょう

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今夜は見えた?2019年最後の満月「コールドムーン」を楽しもう

今日12日は、令和元年最後の満月が見ることができる日。16時36分には月が出て、夜にはまんまるのお月さまを楽しめると、ウェザーニュースlivedoorニュースが報じた。

「コールドムーン」を楽しむとなると気になるのが、天気だろう。ウェザーニュースによると、日本海側は雲が多く、見ることが難しいとされているが、太平洋側は晴れるところが多く、丸い月をしっかり見られるようだ。しかし、千葉付近は雲がかかり、隙間から楽しむことになるのではとのこと。

これについて日本のネット上では「見るしかない」「見えるかな」「かっこいい名称」と盛り上がりを見せている。

英語圏では、2月はスノームーン、4月はピンクムーン、6月はストロベリームーン、10月はハンターズムーン…など月ごとに満月の呼び名が変わる。今夜観ることができるのは、「寒月(コールドムーン)」と呼ばれるものだ。

今年のコールドムーンを綺麗に観ることができるのは、北海道と東北の太平洋側、関東から九州の太平洋側が中心と予想されている。日中は暖かかったが、今夜から放射冷却が強まる影響から、ぐっと冷え込む。夜には気温が10度を下回るところもあるため、マフラーや手袋、コートでしっかり防寒対策を。ちなみに、2020年最初の満月は1月11日のウルフムーンだ。

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小泉進次郎大臣、COP25演説で具体策示せず国内から落胆の声

スペイン・マドリードで開かれた国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)は11日、閣僚級会合を開き、小泉進次郎環境相が演説しました。日本の取り組みや成果をアピールする一方、国際的な批判が高まる石炭火力発電の今後の利用に対する具体的な言及はなく、国内からは落胆の声が挙がっています。

演説の中で小泉環境相は、温室効果ガスの排出量を5年連続で減少させていることや、国内の自治体が2050年までに排出量を実質ゼロにする目標を相次いで表明していることなどを紹介。「結果をともなう脱炭素化に向けた行動を確実に進めている」と報告しました。

その一方で、石炭火力発電に関しては、「世界的な批判は知っている」と強調した上で、「残念ながら今日は、石炭関係の政策について新たな進捗を共有できない」などと述べ、具体的な削減策について踏み込みませんでした。この演説に対し、ネット上では多くの批判の声が挙がっています。

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石炭火力が全発電量の約3割を占め、17基の新設計画もあるという日本。国際NGOのグループは日本に対して、温暖化対策に消極的な国に贈る化石賞を授与しました。

公費で不倫デート報道に「問題ない」官房長官が首相補佐官かばう

安倍首相補佐官である和泉洋人氏と、厚生労働省大臣官房審議官の大坪寛子氏が公費で京都に出張した際に私的な観光をしていたと、12日発売の『週刊文春』がスクープした。これに対して菅義偉官房長官は12日午前の会見で、「公私はしっかり分けていた」と述べ、問題ないとの認識を示したと、朝日新聞産経新聞などが報じた。

菅義偉官房長官は12日の記者会見で、公費を使ってデートをしたと週刊文春に報じられた和泉洋人首相補佐官について、「公務として手続きを取った上で出張し、午後の京都市内での移動は私費で支払われている。適切に対応したと聞いている」と説明。「公私混同はない」との認識を示した。

問題となっている和泉氏は、国土交通省出身で菅氏に近しい人物。週刊文春の記事によると、和泉氏は不倫相手とされる厚生労働省大臣官房審議官の大坪寛子氏と8月9日、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の山中伸弥所長に面会するため京都に出張。午前中に山中氏と面会し、ハイヤーで河原町へ出かけたという。老舗の甘味処では、和泉氏が自分のスプーンで大坪氏に食べさせたり、貴船神社では腕をからめて参道を歩いていたとし、記事内には写真も掲載されている。

不倫関係であるということはもちろん、往復の新幹線代は「公費」から出されているということなどから批判の声も相次ぎそうだ。これについて日本のネット上では、「もはや無茶苦茶」「モラル崩壊」「もうなんでもありだな」など呆れる声で溢れている。

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