外国人労働者を急増させ日本人の賃金を下げた“戦犯”は誰か?企業の利益を最優先し国民を地獄に落とす「経団連」という“自民党のオーナー組織”

バブル崩壊以降30年あまり、低下傾向にある日本人の実質賃金。現在の水準は韓国を下回っているのが状況ですが、その元凶はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、日本の賃金低下を招いた最大の理由に「経団連」の存在を挙げ、そう判断せざるを得ない根拠を解説。併せて彼らが企業の利益を守るため、政府に突きつけてきた「要求」の内容も紹介しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:外国人労働者を増やした黒幕とは?

【関連】元国税調査官が検証。外国人労働者が「日本人の賃金を下げている」は本当か?データから見えた“驚きの実態”

外国人労働者を増やした黒幕とは?

前回述べましたように、外国人労働者が増加してきたこの30年の間、日本人の賃金は下がり続けてきました。

【関連】元国税調査官が検証。外国人労働者が「日本人の賃金を下げている」は本当か?データから見えた“驚きの実態”

なぜこの30年で日本のサラリーマンの賃金だけが下がり続けてきたのかというと、いくつか理由があると思われますが、その最大のものは、「経団連」の存在です。

バブル崩壊後の日本は、「国際競争力のため」という旗印のもとで、政官財が一致して、「日本人の雇用を犠牲にして企業の生産性を上げる」というふうに傾きました。

それまでの日本経済は、「雇用を何よりも大切にする」という方針を貫いてきました。高度成長期からバブル期にかけての日本は、雇用を最優先に掲げてきたのです。高度成長を象徴する政策である「所得倍増計画」というのも、「日本人の賃金を10年で倍増させる」という計画だったのです。つまりは、国民の雇用、賃金を守ることで、国全体を良くして行こうという考え方だったのです。

企業の方もそれに答え、毎年のように大幅に賃金を引き上げました。日本では戦後の一時期は激しい労働運動がありましたが、高度成長期になると下火になりました。毎年賃金が上がるので、企業と闘争するまでもないという状況が続いたのです。

その結果、日本は高度成長期、バブル期にかけて、国民全体が自分の事を「中流以上だと意識できる」ような豊かな社会が出来上がったのです。いわゆる「1億総中流社会」です。そして、国民生活が豊かになれば消費も増え、それがさらに好景気を生むという好循環になっていたのです。

この記事の著者・大村大次郎さんを応援しよう

※ワンクリックで簡単にお試し登録できます↑
¥330/月(税込)初月無料 毎月 1日・16日
月の途中でも全ての号が届きます

自称「創造主」が信者を自殺に追い込んだ裁判に見る“ミニカルト”の恐怖

一般の人でも手軽に受けられる「占い」ですが、軽い気持ちでその扉を開くと深刻な事態を引き起こすこともあると悪質商法のジャーナリストである多田文明さんは語ります。多田さんは自身のメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』で、ミニカルト団体で起こった自殺教唆事件の詳細を語っています。

「救い」の言葉に隠された罠。カルト団体や占い詐欺の共通点とは

占い師が、投資話をもちかけて20億円をだまし取った事件など、「占い」にかかわるような事件が次々に明らかになっています。

特に、教祖が自殺教唆の罪に問われている事件の団体は、最大19人いたといわれていますので、旧統一教会やオウム真理教と比べて規が小さく、ミニカルト団体の事件といえます。

こうした事件を引き起こす団体に所属すると、お金をすべてとられるだけでなく、身も心も奪われて、その結果、深刻な家族被害も引き起こします。

軽い気持ちで占いの扉を叩くと、深刻な事態を引き起こすこともありますので、警告の意味を込めて、この内容を中心にお送りします。

自殺教唆の罪に問われた、自称「創造主」の女の裁判から

2020年に海岸に2人の男性(50代・60代)の遺体があがりました。

当初は自殺とされて、遺書(後に捏造が発覚)もあり「事件性なし」とされましたが、その後、50代男性が、が自称占い師の女(浜田被告)から「5000万円以上を脅し取られた」と警察に相談したことがきっかけに、2人の男性が浜田被告からの指示を受けて命を落としていた疑いが浮上します。

現在、裁判が行われており、自らを「創造主」とする浜田淑恵被告が、教えに傾倒していた男性らを自殺に追い込んだ、自殺教唆の罪に問われています。

カルト思想を持つ団体に属してしまうと、いかに恐ろしい結果が待っているかがわかります。私の「新興宗教ぶっちゃけ話」を読んで頂いた方はわかると思いますが、基本的にこうした団体では、絶対服従をさせるような思想になっており、常識では考えられない事件を引き起こします。

この記事の著者・多田文明さんのメルマガ

楽天モバイルまさかの落選。Apple Watchが世界初の「5G RedCap対応」で分かれた明暗

Appleが発表した新しいApple Watchは、世界で初めて「5G SA対応」「5G RedCap対応」をうたうスマートウォッチとなりました。メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』の著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんは、国内キャリアの戦略や総務省の制度整備も含め、RedCapが日本の通信環境にどのようなインパクトを与えるのかについて注目しています。

Apple Watchがまさかの「5G SA対応」で楽天モバイルが落選—-今年4月に制度整備された「RedCap」をソフトバンクがいち早く導入

総務省が「ちゃんと仕事していた」と思えたのが「RedCap」だ。

アップルは今回、5G通信に対応した「Apple Watchシリーズ」を発表した。「スマートウォッチに5G通信なんて必要なのか」と思ったら「消費電力を下げるため」というのが最大の理由だった。

5G対応のキャリア一覧を見ると、楽天モバイルのロゴがなかった。現地で確認したところ「5G SAでつながることが前提なので」ということで、5G SAをほとんどやっていない楽天モバイルは「対象外」になったようだ。

そんななか、ソフトバンクが9月10日に「5G SA向け次世代IoT通信規格「5G RedCap」のネットワーク対応を開始」というリリースを出した。どうやら、初の対応機種はApple Watchになるとのこと。

5G RedCapとは5GベースのIoT通信規格で、4GベースのIoTシステムであるNB-IoTの置き換えとして想定されている。5Gの機能を一部、減らすことで機器のコストや消費電力の低減を図るとされている。

3GPPにおいて、リリース17で議論され、2022年6月に仕様が策定された。

日本では2024年7月30日に情報通信審議会 情報通信技術分科会 新世代モバイル通信システム委員会 技術検討作業班で国内導入の議論がされ、今年4月10日には電波監理審議会でRedCap/eRedCapの導入等に向けた制度整備が諮問された。

2024年7月の段階で、新世代モバイル通信システム委員会技術検討作業班がRedCap/eRedCap導入についての資料を提出しているのだが、そこには4キャリアの名前があった。

まさか検討から1年ちょっとで、新しい通信規格のデバイスが発売されるとは夢にも思わないだろう。しかも、IoT機器となるとマイナーな存在だが、Apple Watchともなれば、かなりの普及台数が見込まれる。

しかし、国内で現在、導入しているのはソフトバンクのみ。KDDI、NTTドコモ共に「適切なタイミングで検討する」ということだった。

総務省としても、3GPPで議論されているのであれば、キチンと国内で導入できるよう、準備を進めていくということだろう。一方で、eSIMクイック転送といったアップルなどが先走って導入する技術のトレンドは全く追えていないというのがよくわかる。

おそらく、アップルが世界的にRedCap対応デバイスとしてApple Watchを投入したことで、一気にRedCapが世界に普及するのは間違いない。KDDIとNTTドコモも急いで導入せざるを得ないだろう。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

image by: frantic00 / Shutterstock.com

「カーク氏暗殺事件」捜査の行く末も影響大か?実質的な「大統領選」の中間選挙を前に“異常事態”を迎えたトランプ米国の政局

「国民の分断」の深刻化が叫ばれるアメリカ。若手トランプ支持者のリーダー的存在として知られたチャーリー・カーク氏の暗殺事件によりその溝が一層深まったとの見方もありますが、果たして超大国アメリカはこの先どのような方向に進んでゆくのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で米国在住作家の冷泉彰彦さんが注目するのは、来年11月に控える中間選挙。冷泉さんは記事中、この選挙が実質的な「政権選択選挙」となる理由を解説するとともに、その結果を左右するさまざまな要素を挙げ各々について詳しく論じています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:アメリカ政局、分断と経済のカオス

アメリカを襲う異常事態。政局の分断と経済のカオス

2025年1月のトランプ政権発足以降、ほとんど全ての政策の組み替えが行われ、日替わりでニュースのヘッドラインが移り変わってきました。究極の劇場型政治が進行しているわけです。ですが、このままの勢いで日替わりで「新しいエピソード」を創作し続けるのは難しいと思われます。

そんな中で、一つの大きなゴールになるのが、14ヶ月後に迫った2026年11月のアメリカ中間選挙になります。中間選挙は大統領選ではありませんが、上院の100名中3分の1、下院の435の全員が改選になります。特に上院は通常ですと、100名を3つに分けた「第二組(クラス2)33名」の改選ですが、欠員補充選挙が2議席(フロリダとオハイオ)あり、全部で35が改選になります。

というわけで、議会の勢力図は一変する可能性があるわけです。現政権としては、仮に議会の現有勢力を維持できれば同じような政局運営が可能ですが、反対に大敗するようですと、人事、予算、法案で大きな縛りが出てきます。それどころか、下院の過半数、上院の3分の2を失うと大統領が任期中に罷免される可能性があります。

とりわけ、今回のように与野党で大きく政策が異なっている場合には、政策変更のために罷免という手段が使われる可能性も否定できません。また、いくら共和党が団結していると言っても、実際の政策と選挙区事情に矛盾のある政治家は、イザとなったら罷免投票に欠席したりする可能性があります。ですから、安全のためには僅差というのは適切ではありません。

そこへ、今回のみ「上院の改選議席が35もある」という事情が重なります。否が応でも、この中間選挙の重みは増していると言えましょう。通常ですと、2期目の大統領の中間選挙というのは、後継争いが進む中で次回の大統領選の前哨戦になるのですが、今回はこの要素は少なく、26年秋の時点でポスト・トランプの候補選びはそれほど本格的にはならないのではと思われます。

ということで、政権への信認選挙といっても、罷免を進めるか防止するかを問うという、実質的には政権選択選挙になるわけです。少なくとも民主党の大勢としては、そのような意気込みを見せていると言えます。ちなみに、現在の勢力図としては、

上院定数100過半数は与党で50野党で51

  • 現有議席:共和53、民主47
  • 改選議席:共和22、民主13
  • 非改選議席:共和31、民主34

 民主党が過半数を取るにはどうしても4議席を奪う必要
 民主党は+5の上積みで逆転可能

下院定数435過半数は218

  • 現有議席:共和219、民主213、欠員2

 民主党は+5の上積みで逆転可能

となっています。

まず上院ですが、現時点での主要な世論調査を総合すると、「トスアップ」つまり、激戦となっているのがメイン、ミシガン、ジョージア、ノースカロライナの4州で、現有議席でいうとこの4州は2対2になっています。ですから、仮に4つとも民主が競り勝っても51対49で共和党の過半数は変わらないということになります。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

「砂糖の大量生産」の歴史は、奴隷制度の歴史そのもの。血と汗と涙が滲む「砂糖」と「甘味料」の世界史

人間は文明の発達とともに、甘いものを欲し、そして生み出してきました。では、砂糖や蜂蜜はどのようにして普及し、私たちの生活に広がっていったのでしょうか? メルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』著者で糖尿病専門医の江部康二先生が今回語るのは、人類と甘味料についての歴史的考察です。

人類と甘味料 蜂蜜と砂糖の歴史

多くの人が、甘味料に関心を持っていると思います。

今回は人類と甘味料について歴史的に考察してみます。

紀元前6000年頃に描かれた、スペインのアラーニャの洞窟の壁画に、はちみつを採集する人の姿が描かれています。

このように、人類が初めて口にした甘味は、天然の蜂蜜といわれています。

ちなみに蜂蜜に含まれる糖質は、果糖(約40%)とブドウ糖(約35%)とショ糖(数%)で構成されています。

果糖は血糖値をほとんど上げませんが、中性脂肪に変わりやすいので太りやすい甘味です。

蜂蜜にはビタミンやミネラルも多く、その中には18種を越える有機酸が含まれ、pH値は約3.7前後です。

蜂が集めてきた花蜜(主にショ糖)は、働き蜂の唾液腺から分泌される転化酵素の働きによってショ糖からブドウ糖及び果糖へと変化し、水分20%まで濃縮されます。

蜂蜜以外の甘味料として、サトウキビの搾り汁を煮詰めて精製結晶「白砂糖」を作り出すのに成功したのは、紀元前のインド人です。

インド砂糖は、アレクサンダー東征により西方へも伝わりましたが、庶民には高嶺の花、かなりの貴重品だったと考えられます。

長らく西洋では、日常の甘味料としては、蜂蜜が唯一のものでした

中国では玄奘(三蔵法師)のインド行きがきっかけで、製糖法が伝わり、7世紀以降に砂糖生産が始まったとされています。

砂糖が日本に伝わったのは、奈良時代後期に鑑真和尚が唐から渡来した折りと言われています。

ずっと貴重品だった砂糖はヨーロッパでは貴族だけが嗜むものでした。

産業革命を経て多量にかつ安価に生産できるようになり、庶民にも解禁されて、イギリスでは紅茶とたっぷりの砂糖が一般的となりました。

現在では、その過剰摂取が、世界中で肥満や糖尿病のもとであると問題になっています。

砂糖の主成分がショ糖(スクロース)です。

砂糖きび(甘蔗)と砂糖大根(甜菜)を原料として作ります。

ショ糖はブドウ糖と果糖が結合したものです。

ショ糖の純度の高いものがグラニュー糖(99.95%)や氷砂糖(99.98%)です。

家庭で最もポピュラーな上白糖は、独特のしっとりした感じを持たせるために、ショ糖の結晶に濃厚な転化糖液(ビスコ)を少量ふりかけてあり、純度は97.8%です。

「転化糖」とは、ショ糖の分解(加水分解)によってできたブドウ糖と果糖の混合物で、ショ糖より甘みが強いです。

意外かもしれませんが、ショ糖は大豆、大根、白菜、ねぎ、ほうれん草などの野菜やアーモン、ピーナッツドなどのナッツ類にも少量含まれています。

つまりショ糖は自然界の植物に普通に存在しているわけです。

なお、砂糖の大量生産の歴史は、欧米の西インド諸島植民地のサトウキビ栽培が始まりです。

イギリスやアメリカの白人が、西インド諸島の原住民を奴隷として過酷な労働を強いて、現地の人口が激減します。

そうなれば次はアフリカで黒人をさらって奴隷として西インド諸島で働かせて、といったパターンが始まります。

要するにサトウキビ栽培の歴史は、奴隷制度の歴史そのものと言っても過言ではないようです。

時が経ち、徐々に人種差別反対、抵抗、反乱、革命・・・奴隷制度廃止へと歴史が動きます。

砂糖の話に興味がある方は、「砂糖の歴史」エリザベス・アボット著、樋口幸子訳、河出書房新社がお奨めです。

マニアックな大著ですので読むのに骨がおれますが・・・

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

image by: Shutterstock.com

日本の参政党と米国のトランプ報道に類似点。なぜマスコミは「偏向報道」を繰り返すのか?

先の参院選で、大きく議席を伸ばした参政党。この党については、さまざまな意見が出ていますが、これと同じような類似点を持つのが「トランプ報道」だとするのは、メルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』の著者・大澤裕さん。大澤さんは今回、参政党が主張する政策と米国トランプ大統領が主張する政策に類似点があると指摘し、それは日米マスコミがそれぞれ「偏向報道」をしていることだと持論を展開しています。

参政党とトランプ報道の類似

そもそも本メルマガを始めたきっかけはトランプについての日本の報道の偏りが酷すぎると感じたためです。それは何回も記しました

「『不法移民』に反対しているトランプ」を「『移民と多様性』に反対している差別主義者のトランプ」と印象付けるような報道です

なぜここまで反トランプに偏向するのか、という疑問です。

もちろん、トランプ大統領には突っ込むべきところがたくさんあります。

尊大で、すぐに人の悪口をいうところなど、私も嫌いです。関税政策にも同意できません。

しかし、同時に彼の主張には「当然だ。こんな事を主張しなければならない米国の現状がおかしい」と思うところも多々あるのです。

特に不法移民や郵便投票などはその代表です。

「トランプの説得力ある主張をなぜ報道しない?」 「なぜアメリカ人は騙されているといった報道をばかりする?」

不思議でした。

それが参政党の出現で新しい光があたった気がしています。

参政党の主張はトランプの主張に似ています。

日本ファーストで過度の移民受け入れを制限したいところなどは似ています。

そして、マスコミが参政党を「人を騙そうとしている極右政党」といった印象をあたえたがっているのもそっくりです。

私は参政党の支持者ではありません。中にはおかしな人や主張もあるのかもしれません。

しかし全面的に否定すべきような政党とも思いません。

他党と同じように公平に是々非々で参政党の政策主張を報道すべきでしょう。

9月10日、トランプ大統領に近い保守系の政治活動家、チャーリー・カーク氏が暗殺されました。熱心なクリスチャンで人望もあったので、米国では多くの報道がされています。

そのカーク氏、9月7日に東京で参政党の討論会に出席していました。

そこまで参政党と結びつきがあったことにも驚いています。

参政党の「移民の制限」に同意するような人はトランプ大統領の「不法移民の排除」は完全に同意できるものなのです。

参政党もトランプ大統領も、説得力があるメイン主張を報じられずに「国民を騙そうとしている」という印象操作をされていること、よく似ています。

なぜ、このような報道になるのか、いまだに不思議です。

しかし共通点はみつかった気がします。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

image by: noamgalai / Shutterstock.com

元TBSアナウンサー・国山ハセンが米ロスで感動!あのテスラがオープンさせた「TESLA DINER」の未来感にシビレた理由

長年ずっと日本にいると、入ってくる海外の情報は一部の報道や、バラエティ番組などで面白おかしく切り取られたものばかり。ネット社会となった今でも、現地の「生の情報」を手に入れるのは容易なことではありません。2025年にアメリカで自身の会社「FOX UNION Inc.」を起業し、6月2日にビジネスや海外の情報を発信するメルマガ『国山ハセンのUnknown【メルマガ版】』を新創刊したばかりの元TBSアナウンサーで、動画コンテンツ・プロデューサーの国山ハセンさんは、日本と米ロサンゼルスを行き来する生活の中で得た現地のリアルな「情報」を発信。今回は8月に敢行した4日間の弾丸ロス行きの様子を、有用な「情報」をたくさん交えながら教えてくれています。

ハセンの1週間ログ

(1)弾丸ロサンゼルス

8月20日から24日まで弾丸でロサンゼルスに行ってきました!

unnamed-18

unnamed-19

(写真はオフィスの様子と、その近所で撮影したもの)

何もこんな短期滞在で行く必要もなかったのですが、晴れてビザも取れて行きたい気持ちを抑えきれずにLCCのZIP AIRで直行。

ESTAビザでも入国審査で一般的に質問をいくつか受けると思うのですが、新しいOビザではどう変わるのか不安とワクワクの気持ちがありました。

結果、違いとしてはどのくらい滞在するか、どこに行くかなど細かいことは聞かれずのあっさり入国。さすがOビザ、就労可能ということもあり今後の行き来は堂々とできそうです。

今回は現地に1名同僚が滞在していたので、空港に迎えにきてもらい久々のロサンゼルスハウス。4ヶ月ぶりということもあり、ようやく来られた喜びと時差ボケとで不思議な気持ちでした。

生活できる環境は整ったのですが、私たちが借りた場所はロサンゼルスのカルバーシティというエリアで、映画産業が発展した場所としても有名です。近くにSony PicturesやParamount Studioがあります。

ここ最近はおしゃれなお店も増えてきてるみたいで、東京でいう下北沢みたいな印象です。ヒスパニック系の人も多いようで周りにはちょこちょこメキシカンフードトラックがあります。これまた安くて美味い!(実は大のメキシカン料理好き!)

安いと言っても日本円で1000円は超えてしまいますが、、、でもボリュームも多く満腹感は凄いです。

加えて食事面で言えば、近くに日本食を揃えているMitsuwa Marketplace(ミツワマーケットプレイス) 、アメリカ最大の日系ショッピングセンターチェーンがあります。

ここはカリフォルニア州トーランスのミツワ・コーポレーションが運営し、日系スーパーを中心に展開。現在は 全米で12店舗(カリフォルニアに8/イリノイ/ニュージャージー/テキサス/ハワイに各1)を構えています。納豆が1ドル、うどんやお茶など日本と変わらない値段で手に入るものも多いので、生活の大きな助けになります。

その他近くにVons、Trader Joe’s、Ralphs、高級スーパーErewhonと沢山素敵なスーパーがあるので、今度スーパー特集もお伝えしたいと思います。

(2)TESLA DINER 訪問

TESLA DINERとはロサンゼルスに新しくオープンした、EV充電・食事・エンタメを融合させた未来型ダイナーです。レトロなアメリカンダイナー風空間で食事を楽しみつつ、巨大スクリーンの上映や最新スーパーチャージャーによる充電が体験できます。

unnamed-20

ここはとにかくカッコいいし、オシャレだし改めてテスラはブランディングがピカイチだなと思いました。私自身はテスラオーナーではなく、あくまでテスラ株推しというだけですが、至る所にロサンゼルスでは頻繁にサイバートラックを目にしますし、テスラのポテンシャルを強く感じることができました。

unnamed-21

unnamed-22

一般の方々が実用されているテスラがスーパーチャージャーのスペースに並んでいて、販売店などで見かけるのとはまた違った雰囲気で、親近感とカッコ良さを感じ、株だけではなく車自体のオーナーとしても保有したくなりました! ロサンゼルスにお越しの際は是非行ってみてください! 

(3)TBS時代の大先輩との会合

TBS時代にとある番組でご一緒した先輩と、まさかのロサンゼルスで食事できました!

この方はバラエティや報道、スポーツなど様々な畑でご活躍の方で、知見や経験の広さくる考え方にいつも勉強させていただいています。僕らがやろうとしてる事についても賛同していただき、特に、アメリカでは日常的に触れられることも情報として日本に届けられることがたくさんあると共感してもらえました。

TBSの持つスポーツIPのグローバル展開を今は主に手がけられていて、将来的にはロサンゼルスでの活動の可能性があるとのことで、個人としてもとても楽しみ。

日本のテレビ局も放送外の収益に積極的で、TBSで言えば「SASUKE」は世界では「Ninja Warrior」として世界展開が上手くいってますね。私としても是非TBSとどこかでまたグローバルな仕事でご一緒したい思いもあります。

先輩が視察された人気番組America’s Got Talentの話もとても興味深かったです。とにかくフロアディレクターの観客の煽り方が日本とは全く違うとのことで、観客の盛り上がりにより会場の一体感が重要と、演出含め番組作りの意識が違うとのことでした。グローバルで人気のでるコンテンツを作るのであれば、違った価値観についても勉強しないといけないですね。

あとは余談として、アメリカでの体験について会話してる中で、「それも情報!」というツッコミが特に印象に残っています。

このツッコミが光った例としては、アメリカの飲食店での会計のシーンです。日本だとクレジットカードで支払うと領収書などをもらって終わりだと思いますが、アメリカではもう一つのステップがあり、チップを記載する必要があります。

カードを通した後にレシートを2枚渡され、それぞれに払うチップ料を手書きして、片方1枚だけ控えとして持ち帰るシステムなのです。いくらチップを書くべきなのか、記載の方法など慣れないことばかりで、まさしくアメリカで生活するための「情報」でした。今後もどんどん「情報」を発信していきますのでお楽しみに!

(『国山ハセンのUnknown【メルマガ版】』2025年9月3日号より一部抜粋。このほかにも、「PIVOT過去動画のレビュー」など盛りだくさんな国山ハセンさんのメルマガは、初月無料です。ぜひご登録ください)

この記事の著者・国山ハセンさんのメルマガ

 

image by: メルマガ『国山ハセンのUnknown【メルマガ版】』より

ホリエモンも実体験で「素晴らしい」と大絶賛!最短30分で自宅にお薬が届く革命的サービス「SOKUYAKU」とは?-PR-

メルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』も大好評のホリエモンこと堀江貴文さんとラジオパーソナリティーが、毎回テーマをもとに様々なジャンルで活躍する方々をゲストにお迎えしてお送りしている福岡CROSS FM人気ラジオ番組堀江貴文 Special Program ホリスペ!」。

そんな人気番組にゲストとして登場したのが、ジェイフロンティア株式会社代表取締役社長執行役員中村篤弘さん。同社では、アプリをダウンロードするだけで、オンライン診療と同時にお薬も処方してもらい、自宅にすぐ届くという画期的な日本初のサービス「SOKUYAKU」を展開されています。

お薬が最短30分で自宅に届く!画期的サービス「SOKUYAKU」

病院に行かずに薬が手に入る時代が到来

コウズマユウタさん(以下、コウズマさん):本日はジェイフロンティア株式会社 代表取締役社長執行役員の中村篤弘さんをスタジオにお迎えしました。まず、御社のサービス「SOKUYAKU」について教えてください。

中村さん:「SOKUYAKU」は、オンライン診療の予約と同時に薬局での服薬指導も予約でき、お薬を当日中に最短30分〜1時間でお届けする、いわば「薬のウーバー」のようなサービスです。

堀江貴文さん:最短30分から1時間以内で薬が届く、早い!

中村さん:はい。全国19,000店舗のドラッグストア・薬局と連携しており、ツルハやウエルシア、スギ薬局、日本調剤など大手チェーンが参加しています。全国91%のエリアをカバーし、当日配送が可能です。

堀江貴文さん:配送は誰がするんですか?

中村さん:バイク便の会社など、地場の会社と連携しています。翌日は佐川・ヤマトを使うんですが、日本郵便と連携して郵便局の配達員が調剤薬局へ薬を取りに行って配達することも可能になっています。

コウズマさん:費用的にはどうなんでしょうか?

中村さん:非常にシンプルで「明朗会計」な料金体系です。オンライン診療に250円服薬指導に250円で、ユーザー負担は合計500円のみです。もちろん、薬代と診察費、配送料は別途かかります

薬剤師からドラッグストア店長へ、そして起業家に

コウズマさん:なぜ、オンライン診療・服薬指導アプリに着目したのですか?

中村さん:私は大学卒業後、ドラッグストアの店長をやっていました。売り場で薬を販売しながら薬剤師をマネジメントしていたんです。2000年頃から楽天やAmazonが台頭し、EC化が進む中で、「お薬も当日配送できないか」と考えるようになりました。

その後、インターネット広告のヘルスケア系商品を扱う広告代理店で責任者を務め、リアルとバーチャルでどうやってお薬をお届けするかをずっと考えてきました。その経験を活かして、このサービスを立ち上げました。

コウズマさん:オンライン診察から服薬指導、お薬が届くまで、家から一歩も出なくていいんですか?

中村さん:一歩も出なくていいんです。もちろんご自宅でもできますし、たとえば職場で服薬指導を受けて会社に届けることも可能です。

オンライン診療と服薬指導のワンストップでの提供を可能にした「SOKUYAKU」

実際の使用体験!診察から薬の受取りまで完全オンライン

コウズマさん:では、実際にどんな流れなのか、本日は堀江貴文さんに実際に体験してもらいましょう。これは簡単にできるんですか?

中村さん:はい、私が今から実際に「SOKUYAKU」アプリを操作しますので、堀江貴文さんに体験していただきます。

堀江貴文さん:俺、何かやることあります?

コウズマさん:堀江さんが実際に診療を受けてもらうんですよ(笑)。元気モリモリではある堀江さんですが、その流れを今から体験していただきましょう。

ステップ1:アプリ登録・予約

中村さん:まず、「SOKUYAKU」のアプリをダウンロードするか、ウェブアプリからもご利用いただけます。トップページに様々な診療科があり、オンライン診療は全国どこからでも受けられます。ただし、薬局は配送の関係で近隣になります。

また、クリニックも自分で選べて、口コミ評価も確認できますので、評価の高い先生を選ぶことが可能です。もちろん、薬を出すドラッグストアを選択することも可能です。

コウズマさん:これ、病院に行って待たされたり、薬局に行って待たされる時間が大幅に短縮できますよね。

堀江貴文さん:オンラインでできるからね。

ステップ2:問診票の記入

中村さん:飲酒・喫煙の有無、体温、症状や服用中の薬、アレルギーの有無など、いわゆる「問診票の項目を記入します。保険証の登録やマイナンバーカードにも対応しており、ジェネリック医薬品の希望なども選択できます。

お支払い方法クレジットカードの他、コンビニ後払いもできますからカードがなくてもできます。はい、いまオンライン診察と服薬指導予約が完了しました。

スクリーンショット 2025-09-09 14.11.15

ステップ3:オンライン診療の実体験

コウズマさん:それでは実際にオンラインで診療を受けていただきましょう。家から一歩も出なくていいなら、地方の人は助かりますし、どうしても仕事で診察が受けられない人にも便利ですよね。

中村さん:アメリカ、中国、インドはオンライン診療がすごく進んでいるんですよ。医療費だけで言ったら日本は世界で3番目くらい使われているんですけど、オンライン診療はなかなか進んでこなかったんですね。オンライン診察と服薬指導、薬の配送までワンストップで提供可能な「SOKUYAKU」のサービスは弊社がビジネス特許をとっています。

今までの自由診療ではなく、保険診療でもこのサービスを受けられるようにしたのが「SOKUYAKU」になります。

コウズマさん:いま、病院に電話がつながっています。

四谷内科・内視鏡クリニック高木院長:こんにちは。堀江貴文さんですね。今日はどうされましたか?

堀江貴文さん今日はどうもしていないんですけど(笑)。

CROSS FM社長 大出さん:僕、具体的な症状があるんですけどいいですか? 朝から胃がムカムカして、嫌なことを考えると胃が痛くなります。逆流性胃炎とよく言われるのですが、最近その症状がひどくなっています。酷くなると胸が熱くなるんです。

堀江貴文さん:ああ、それは逆流性食道炎ですね。

(ここで、ピロリ菌の除菌歴やバレット食道について大出さんから高木院長へ説明)

高木院長いま、ピロリ菌の除菌歴やバレット食道の状況を伺いました。ピロリ菌に関しては、そのままにしておくと胃がんになりやすくなってしまうので、二次除菌といってお薬の組み合わせを変えて、もう一度除菌をされたほうがよいと思います。バレット食道に関しては、逆流性食道炎を繰り返すと食道の塞ぎ目のところに跡が残ってしまいます。その部分が炎症を繰り返していると、バレット腺癌という「がん」になりやすくなるので、胸焼けされるのであれば、胃酸を抑える薬を飲んだ方がいいと思います。また、逆流性食道炎は生活習慣病の側面もあります。胃酸を抑えるお薬を処方しますね。従来の薬と違い、1週間待たずに効果が現れます。

※上記は個別診療の内容です、一般的な効果を保証するものではありません

大出さん:ありがとうございます。このサービスすごいですね、これだけドクターから直接いろいろ指導してもらって、すぐにお薬がくるんですよね。

中村さん:花粉症などの慢性疾患がある患者さんでも病院へ行かずにお薬をもらうことが可能です。また、ご家族に小さいお子さんがいると病院へ行きづらいだとか、二次感染が怖い方とかはご自宅で使えるので大変便利だという声をいただいております。

アプリで簡単に診察・お薬を処方してもらえる「SOKUYAKU」

ステップ4:「オンライン服薬指導」体験

コウズマさん:さて、オンライン診療が終わった後は、薬剤師によるオンライン服薬指導を受けていただき、その後に薬が届くわけですね。堀江さんではなく大出さんが診察してもらうことになりましたが(笑)、これからお薬の「服薬指導」を体験していただきます。

中村さん:薬局もオンラインで入室できるようになっています。今から入室しますね。

スクリーンショット 2025-09-09 14.28.25

(電話の呼び出し音)

薬剤師:はい、こちらの音声と映像は届いておりますでしょうか? 問診票のご記入ありがとうございました。本日は5種類のお薬を処方しています。

(ここで薬剤師さんから、処方された薬5種類の説明をそれぞれしていただく)

本日、お薬は以上になりますが、何かご不明な点はございますでしょうか?

堀江貴文さん:ないでーす。

薬剤師:大丈夫ですね、そうしましたら本日、お薬の方を送らせていただきますので、お大事になさってください。

一同:ありがとうございました!

コウズマさん:簡単ですね、まさに調剤薬局に行ったときの感じでしたね。

スクリーンショット 2025-09-09 14.10.27

ステップ5:薬の配送

中村さん:服薬指導が終了後、薬局スタッフが「集荷ボタン」を押すと、バイク便が薬局へ薬を取りに向かいます。そして30分〜1時間以内に指定場所へお届けします。また、アプリ上でバイク便の方が今どこまで来ているのかも把握することができます。

翌日配送サービスもありまして、だいたい17時までに受付が終われば翌日にお届けすることが可能です。また、実際に薬局へ本人が取りに行くことも可能で、その場合は配送料が無料になります。

堀江貴文さん:へぇー、取りにも行けるんだ。素晴らしい。本当に便利な世の中になりましたよ。

中村さん:北海道の人で100kmも移動して病院へ通っている方や、離島からフェリーで病院へ行く方もいらっしゃるわけです。そういう方からも「すごく助かっています」という声をいただいています。

コウズマさん:いま、話をしている間にバイク便の方が来たようです、お薬が到着しました! 本当短時間で届くんですね。

バイク便の男性:「SOKUYAKU」の配達です。ありがとうございます。

コウズマさん:これはすごいな。こういうスピード感で届けてくれたら助かりますね。

お薬が最短30分で自宅に届く!画期的サービス「SOKUYAKU」

利用者層と使用シーン

コウズマさん:さて、この「SOKUYAKU」ですが、どういった年齢層のご利用が多いですか?

中村さん:主に30〜50代の方で、女性が6割、男性が4割です。ただし、0歳から92〜93歳の方まで幅広くご利用いただいています。

保険証が適用できるので、お子さんから高齢者の方まで、どなたでも病院と同じ料金で受診できます。

また「3者間通話」という機能もありまして、たとえば遠隔でご年配の両親の息子さん娘さんが一緒に通話に入ってオンライン診療を受けることも可能です。

コウズマさん:サポートもあるんですよね。

中村さん:24時間365日対応のサポートセンターがありますので、わからないことがあれば、医療機関側と患者さん側、両方に対応しています。

災害時にも活躍、28言語に対応。法人向けサービスも

中村さん:能登半島地震の際は、被災で病院・薬局が営業できない状況でも、近隣の医療機関に予約を付け替え避難場所に薬をお届けしました。佐川急便やヤマト運輸は被災地に入れなくなりますが、日本郵便だけは入れるため、日本郵便と提携している弊社だからこそできるサービスです。

コウズマさん:28カ国の言語にも対応されているんですね。

中村さん:はい。AI同時翻訳機能により、台湾や中国からの旅行者の方も、ホテルで診療を受けて薬をお届けすることができます。インバウンド観光客の医療アクセス向上にも貢献しています。今後はシンガポール、マレーシア、ベトナム、タイなどASEAN諸国への展開も予定しています。

また、福利厚生として、社員の方が月額300円を負担すれば「SOKUYAKU」が使い放題になる法人向けサービスも提供しています。健康診断のデータベース保存や、再検査が必要な社員へのフォローアップも行えます。

「SOKUYAKU」で医療アクセスの革命が始まった

コウズマさん:では中村さん、最後にメッセージをお願いします。どういった方面へ広げていきたいとかございますか?

中村さん:みなさんに一度は使っていただきたいですね。一度、このサービスを知ってもらうとリピート率が8割平均で年間5.5回も利用していただいております。なかなか病院に行けない、薬局に行けない方々へ、当日中にお薬をお届けしますので、困った時に「SOKUYAKU」をぜひご活用ください。

スクリーンショット 2025-09-09 14.15.06

堀江貴文さん:本当、いざというときに楽。

コウズマさん:本日はありがとうございました。

中村さん:ありがとうございました。

病院で待たずに診察・お薬の宅配を可能にした「SOKUYAKU」

ホリエモンさんも最後に「いざというときに楽」と語った、オンライン診療と服薬指導、そしてお薬の宅配がワンストップになった日本初のサービス「SOKUYAKU」。ダウンロードしない理由がありません。気になる方は、ぜひ今回の動画をチェックしてみてください。

協力:ジェイフロンティア株式会社、CROSS FM

PR: ジェイフロンティア株式会社

image by : CROSS FM

参院選敗北「最大の原因」。野田佳彦という“自民の手先”をそのまま代表に留任させる立憲民主党「人事刷新」の奇々怪々

今夏の参院選で事実上の敗北を喫した立憲民主党。この結果を受け同党は9月11日に執行部の刷新を発表しましたが、代表は野田佳彦氏の留任となりました。この人事に異を唱えるのは、ジャーナリストの高野孟さん。高野さんは自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で今回、野田氏の代表据え置きを「間抜けな人事」としてそう判断する理由を解説。さらにかような決定を下した同党の先行きを絶望視しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:真っ先に刷新すべきは野田佳彦代表自身だというのに、そこは触らない立憲民主党の奇怪な人事

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

野田代表をそのまま留任させたのは一体どういうことなのか。立憲民主党の奇怪な執行部「刷新」

立憲民主党は先の参院選での敗北を受けて、9月11日人事を刷新して新執行部を選んだ。

幹事長に百戦錬磨のベテラン=安住淳を据えたのはいいと思うし、近藤昭一を代表代行の1人とし彼の率いる党内最大グループ「サンクチュアリー」のリベラル派を各所に登用し、若手をそこそこ抜擢したのも悪くはないと思うが、肝心の代表については野田佳彦をそのまま留任させたのは一体どういうことなのか。

私に言わせれば、昨年9月に彼を代表に選んだことが同党の敗北の最大の原因であるというのに、そこに触れない「人事刷新」など成り立つわけがない。奇々怪々としか言いようのない有様である。

参院選の敗因をまったく理解していないがゆえの「間抜けな人事」

本誌が一貫して主張してきたように、昨秋の石破茂政権成立から今も続く政治局面の中心テーマは、安倍政治とその追随者による悪政の数々の負の遺産を徹底的に暴き立てて1つ1つ清算し、第2次安倍政権が始動した2012年から13年間も国政を歪めてきた呪縛からこの国を救い出すこと――「脱安倍化」にあった。

その12年間のほとんどを党内非・反主流の立場を保ち、保守リベラル的な観点から安倍に批判的な言辞を突きつけたこともある石破は、その「脱安倍化」という時代的課題を担いうるのではないかという期待が高まり、それが官邸前の「石破辞めるな」デモという形でも表れたのだった。

しかし石破はその期待に応えられず、「党内融和に努めてきた結果、石破らしさを失ってしまった」(2日両院議員総会での発言)が故に、参院選に大敗した。

その状況で、野党第一党である立憲民主党がなすべだったのは、自民党と「脱安倍化」の徹底性を競い合って、一面では石破を批判しつつ一面では励ましつつ、「立憲ならば脱安倍化をもっと徹底的にやってくれそうだ」という印象を広く生み出して参院選を迎えることだった。

しかし、同党は選りに選ってその時に、この局面に最も相応しくない代表を立ててしまった。なぜなら野田は、安倍の追随者であるどころか、勝てるはずのない無謀な選挙に打って出て第2次安倍政権の誕生を促した、いわば「産みの親」であり、政策面で言っても、安倍が行った悪行の多くは、何と、野田政権時代にすでに準備されていたものだった。

だから彼に安倍批判などできるはずがなく、従って石破のその不徹底さを批判することもできなかった。だから参院選に負けたのである。そのことを野田自身も立憲全体も、全く分かっていないからこういう間抜けな人事になるのである。

つまり、「石破辞めるな」デモに象徴される国民感情の深い意味合いを、石破も野田も全く理解できなかったために、自民党も立憲民主党も負けたのである。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

プーチンはNATO領空侵犯、ネタニヤフはカタール空爆。北京に電話で「アメリカは中国との紛争を望まず」と伝えたトランプ外交の崖っぷち

トランプ大統領が受賞に意欲を燃やすノーベル平和賞。しかしその道程は一段と険しさを増してしまったようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では著者の富坂聰さんが、トランプ氏が描いていた「ノーベル平和賞受賞のシナリオ」を大きく狂わせてしまった要因を解説。さらに米政権が中国に対して、外交ホットラインで伝えた内容を紹介しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:外交でも行き詰まりの見えるトランプ政権が中国とは接近せざるを得ない理由

外交でもどん詰まり。中国と接近せざるを得ない落日寸前のトランプ政権

ドナルド・トランプ大統領がEUに最大100%の対中関税発動を要請──。

日本のメディアが一斉にこう報じたのは9月10日のことだ。情報ソースは英『フィナンシャル・タイムズ』(以下、FT)。タイトルは「ドナルド・トランプ、EUに中国とインドに100%の関税を課し、ウラジーミル・プーチンに圧力をかけるよう要求」。同紙のスクープだ。

素直に受け止めればバイデン政権下で進められた対ロ圧力の包囲網が蘇ってきたことになる。

実際、欧州でも新たな独自の制裁案が検討されていた。FTも「欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は水曜日、『パートナーと調整して』ロシアに対する新たな一連の制裁措置をまもなく発表すると述べ、その措置は『ロシアの化石燃料、影の船団、第三国を段階的に排除すること』を目的としていると付け加えた」と記事で触れている。

だが欧州であれアメリカであれ、中国との本格的な貿易戦争に発展しかねない制裁関税には慎重にならざるを得ないはずだ。

今年4月、トランプ政権は関税発動の序盤で中国の輸入品に対し大幅な関税引き上げを発表したにもかかわらず、市場の激しい反発を受け、翌5月にはそれを引っ込めざるをえなくなった。

またロシアの原油を買っているという理由で追加関税を発動する際にも、その標的としたのは中国ではなくインドであった。たまらずインドが「もっとも買っているのは中国だ」と反発したのは記憶に新しい。

興味深いのはFTが、「欧州駐在の米国外交官らは、EU加盟国に対し『トランプ政権はEUの参加なしにロシア産石油・ガス購入国への制裁措置を講じる意思はない』と強調している」とわざわざ書いている点だ。

つまりアメリカは、制裁に対する「痛み」を欧米で分け合おうと提案しているのだが、そうした場合でも「先にEUが決断しろ」と求めているのだ。

ロシア・ウクライナ戦争の終結を望むという意味ではアメリカも欧州も目標は一致しているようだ。しかし両者が達成したい終戦の中身については、大きな隔たりが存在している。

欧州は、少しでもロシアが不利な形で戦争を終結させるのと同時に、ロシアという憂いを取り除くような環境を整えたいと考えているのに対して、アメリカはそこまで深刻にロシアの脅威をとらえていない。

現状を見る限り、トランプが興味を示しているのは対ロシアではなくノーベル平和賞の可能性だ。

この記事の著者・富坂聰さんのメルマガ