黒船、再び襲来。トランプ政治が推し進める「米国の日本化」革命

メキシコとの国境に「トランプの壁」を建てると宣言するなど、強硬な姿勢で連日マスコミを賑わせている、米ドナルド・トランプ大統領。一貫して「アメリカ第一主義」を掲げていますが、その真の狙いは何なのでしょうか? メルマガ『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さんは「トランプは、米国を日本のような国家にしたいのだ」と持論を展開。さらに、トランプ革命は日本にとって「黒船」であり、それに対抗して日本がとるべき国家戦略は何かを分析しています。

トランプ政治革命は黒船

トランプ政権の政治は、米国の革命であり、そして米国から日本への黒船でもある。それを考察したい。

0.トランプ氏の思想は何か?

トランプ氏は、米国を日本のような国家にしたいのである。日本は自国民を守るために、犯罪が多くなるとして、多くの難民も移民も受け入れないで来たし、自国製造業を守るために、日米貿易摩擦でも結局のところ、米国の自動車を受け入れていない。

自国産業を米国からは守ったが、米国からの要求で日本での製造から、台湾や韓国、中国、今はベトナムなどに日本企業が進出して、それぞれの国で製造した製品を米国や日本に輸出したことで、アジアは日本の技術移転で発展したのである。

日本の製造業を守るために、日本の官僚も企業人も一丸になって、やったのは、自国民の富を守ろうとしたことである。企業は、自社の社員を守るために、海外で製造をしたのである。これによりコストが減り、価格競争力も手にした。

しかし、この日本企業を見ていた米国企業は脱工業化やコスト削減として海外に移転して、自社の労働者を首にして、コストを下げて企業利益を上げて、資本家と企業経営者だけが豊かになった。米企業には自社の労働者を守るという概念がない。このため、格差が拡大してしまったし、貧困白人層の自殺者が急激に増えてしまった。

その上に、それを一歩進めて、世界から優秀な人を米国に呼び込み、国際化を推し進めて、IT企業が繁栄した。異文化主義や多元性、多様性という考え方で、それが正義であるという考え方に立っている。

そして、これを裏付けるために、多様性がある企業の労働者の収入が高くなることを言っているが、元の白人社員や労働者たちを首にして、その人たちは忘れ去られて、落伍者として扱われた。

しかし、トランプ氏の思想は、自国民というか自民族保護という考え方に立ち戻ることになった。これは日本の考え方である。このため、トランプ氏は、日本と同じようなに頑強に国際化を拒否するのである。守るべき自民族の人たちは、非国際化を賛成するはずである。

名作を繰り返し読め。弁護士が伝授、デキる男になるための読書術

良書に触れ、そしてそれを何度も読むことの効用は各所で語られています。そんな中、無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』の著者で現役弁護士の谷原誠さんは、ご自身の読書体験を通して掴み取った「良書を繰り返し読むことによって得られる人生のメリット」について、独自かつ納得の説を記してくださっています。

本を繰り返し読むと…

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

ビジネスに限らず、人生において、良い本を読むことの重要性については、語り尽くされている感があります。そして、良書は一度読むだけではなく、繰り返し読むことが大切だという言葉もよく聞きます。読書が好きな方は、折に触れて読み返し、読むたびに気づきや発見がある、という本が何冊かあるのではないでしょうか。

私も何度も読み返す本があります。自己啓発書でいえば、たとえばナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』、デール・カーネギーの『人を動かす』、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』などは、何度も読み返し、読むたびに新たに得るものがあります。

本を繰り返し読むと、書いてあることをほとんど覚えてしまうほどになります。これは、言葉や言い回しを覚えるということだけではありません。過去に何度も読んだ本を読み返しているとき、その時読んでいる部分の先の内容が自分の頭から出てくるような感覚になることがあります。あたかも、著者の思考によって考え、自分が語っているかのような感覚です。

これはもちろん、その先の内容を記憶しているからそう感じる部分が大きいのでしょうが、私は、著者の真意を理解し思考に近づいた結果であると解釈しています。読むたびに気づきがある、というのは、前回読んだときは、まだ近づけていなかった著者の思考に一歩近づくことによって理解が深まった、とも言えるでしょう。

敏腕コンサルが暴露。これが「信用してはいけないコンサル」だ

世の中にはさまざまな、そして数多くのコンサルタントが存在しますが、相談する側の私たちとしては、何を基準にセレクトすればいいのか迷ってしまうところ。そんな中、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんは、かつてのご自分の「恥を忍んで」、信用してはいけないコンサルタントの見分け方を記しています。

こんなコンサルタントは信用するな!

クライアントの獲得に躍起になっているコンサルンタントほど始末の悪いものはありません。

僕がまだコンサルを始めた頃です。恥を忍んでお話します。

集客相談110番、というキャッチコピーのチラシを撒きまくってみたり、1日100件、業種問わずテレアポをしまくり「あいさつに伺いたい」とか、FAXDMを使って1,000件以上の企業や店舗に「無料相談受付中」と送信してみたり、結果はお察しのとおり、全滅でした。

運良く、1人2人と会えたとしても、とにかく契約してもらうことしか頭になく、必死でクロージングしていました。「今契約してくれたら、1ヶ月無料でやります」「この提案を受けてくれたら、あれもこれもやります」みたいな。ほんと、馬鹿です。

いくら無料でコンサルやりますからといったところで、どこの馬の骨かも分からない人間に相談なんてするわけがありません。そんなことすらわかっていなかったのです。今考えると、恥ずかしいを通り越して、恐ろしいです。

僕自身がそうだったように、クライアント獲得に躍起になっているコンサルタントは、完全に自分自社のことしか頭にありません。そんなことで、クライアントの相談になんて親身に乗れるわけがありません。ましてや、アドバイスや提案、提言などができるはずもないのです。全てが自己中なのですから。

現在、コンサルタントという肩書きの人はたくさんいます。経営コンサルタント、マーケティングコンサルタント、営業コンサルタント、webコンサルタント、はたまた美容コンサルタント、飲食コンサルタントなどなど。素晴らしい人も無論いますが、かつての僕と同じような人もたくさんいます。

そして、中には自分の売上のためだけにセミナーを頻繁に開催したり無料相談なんてことをやりまくっています。見込み客⇒顧客化への流れを仕組みにしていると自慢気に語られたことも数知れず。つまり、仕組みといえば聞こえはいいですが、要は顧客獲得に必死なだけ、だったりするのです。

自分にしか聞こえてない? 「幻聴」はどうして起こるのか

実際には存在しない音が聞こえたり、自分への悪口や非難、あるいは場合によっては自分に指示をするようなコトバが声として聞こえてくるのが幻聴です。

統合失調症、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、アルコールや覚せい剤などへの依存の場合にみられます。

幻聴とはどのようなコトなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

幻聴とは:知覚の障害

目、耳、鼻、舌、皮膚などの感覚器官を通して外界の対象を認知して、自分の体験に「意味づけ」をする心の働きを「知覚:perception」といいます。

そして、知覚の障害を「妄覚(もうかく)」と呼びます。

妄覚には、「錯覚」のように対象がゆがめられて知覚される経験と、そもそも対象がないのに認識してしまう「幻覚」とがあります。

ですから、幻覚は「対象なき知覚」とも言われています。幻聴は「幻覚」のひとつなのです。

見えるはずのないものが見える「幻視」、臭うはずのない匂いがしてしまう「幻嗅」、実際は触れていないのに触れられている感じがする「幻触」など、五感にはそれぞれ幻覚が起こりえます。

「幻聴」とは、実際には存在しない音が聞こえたり、自分への悪口や非難、あるいは場合によっては自分に指示を与えるコトバが声として聞こえてくる知覚障害なのです。

幻聴の原因?:幻聴をひき起こす病気

幻聴が症状として起こる原因として、いくつかの精神疾患が挙げられています。

統合失調症

幻聴は統合失調症の急性期における陽性症状として、診断上重要な「第一級症状」に挙げられています。

悪口や自分の行動を実況中継する声が聞こえるといったケースが多いようです。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

過去に大きなストレスを受けて致命的ともいえる心の傷(トラウマ)を受け、慢性化し、何度も蘇ってきて本人を苦しめるのがPTSDです。

ここでも、過去の悲痛な経験が「幻聴」としてきこえることがあります。

アルコール、薬物

アルコール、大麻、覚せい剤、シンナーなど依存性の薬物による幻聴が、使用中や使用後に起こります。

ちなみに、覚せい剤精神病による幻聴も主症状なので、統合失調症との鑑別が診断には必要になります。

幻聴への対応:本人にとってはリアル?

「対象なき知覚」として、聞こえないはずの声が聞こえているわけですから、周囲の人は「何をおかしなことを言っているのだ!」と思いがちです。

しかし、本人にとってはすごく「リアル」な経験なので、周囲の人が経験していないからといって「そんなことありえない!」と当人の幻聴を否定すると、本人は孤立してしまいます。

その結果、症状や病態が重症化することもありえます。

昨今、幻聴を含めた幻覚は、上に挙げた精神疾患だけでなく、認知症などでも起きていますので、以前と比べると、幻聴をはじめとする幻覚は身近なものとなっているでしょう。

とはいえ、本人にとって幻聴の対象となる「コトバや声」がいかにリアルであっても、それは、実際には存在していないコトバや声なので、「そうだね」と肯定することもよくありません。

しかし、周囲の私たちには聞こえなくても当人にはリアルに聞こえていることを想像するのは、そんなに難しくないかと思います。

「もし、そんな声が聞こえているなら、とってもつらいだろうな」とか、「自分が人からそんな風に悪口をいわれたらとても悲しい」と、相手の立場を思いやることが可能だということです。

そして、「そう、そんな声が聞こえているならつらいね」「そんな風に言われていると感じるなら悲しいね」と、共感を示すことはできると思います。

その共感こそが、本人を孤立から解放することになり、癒しを与えることにもつながるでしょう。

医師は治療によって、結果的に幻聴などの症状がなくなっていくように関わります。

それにたいして、周囲の家族や友人・知人は、共感的接触によって、本人が幻聴という症状をもった病気で苦しみながら、たった独りぼっちで戦っているわけではないという安らぎを得るよう、寄り沿えうことが症状の改善には重要です。
 
【参考】
落合 慈之『精神神経疾患ビジュアルブック』学研、2015
樋口 輝彦他 編集『今日の精神疾患の治療方針』医学書院、2013

 

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
 

<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長

 

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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【関連リンク】

【埼玉・東岩槻】ラーメン官僚が「飽きない」と絶賛、醤油チャーシュー麺【オランダ軒】

日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、さいたま市・東岩槻にある「オランダ軒」のしょうゆチャーシューメン(長岡生姜ラーメン)。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が「何枚食べても食べ飽きない」と語る、下味が沁み込んだチャーシューのお味とは?

オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】オランダ軒

オランダ軒@東岩槻にて、しょうゆチャーシューメン。

移転前(一ノ割の「オランダ亭」時代)も含めれば、3度目の訪問。

現在地に移転してからも今回が2回目の来訪となり、もはや、東岩槻駅からの道のりは完璧に把握できている状況。

とはいえ、駅から店舗までは高々徒歩5分足らずの道のりであり、そんなに複雑なルートではないけれども。

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前回訪問時は「塩」を頼んだので、今回は「しょうゆチャーシューメン」を注文。これで取り敢えずは、ひと通り戴いたことになるのだろうか。

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同店は新潟県長岡市のご当地麺「長岡生姜ラーメン」を提供するが、生姜のみが自己を主張する「ありがちなタイプ」とは一線を画し、涼やかな生姜の香味をスープとタレにしっくりと溶け込ませることに成功している。

聞けば店主は、全くの独学でこの味を編み出したそう。ここまでの味に到達するまでには、さぞかし試行錯誤を繰り返したに違いない。店主のご努力には、ひたすら頭が下がる思いだ。 

同店はスープ、麺ともに極めてハイレベル。非の打ち所のない完成度の高さを誇るが、それにも増して特筆すべきは、チャーシューのクオリティ。

甘辛い下味が沁み込んだチャーシューは、何枚戴いても決して食べ飽きることがない。

店主曰く「今後は、可能であれば他のラーメン店から目標としてもらえるような1杯を生み出せる作り手になりたい」とのこと。

おそらく、勉強熱心な店主のこと。その夢も早晩実現できることだろう。

絶えず進化し続ける『オランダ軒』。今後、どのような味を築き上げてくるのか。今後の展開が実に楽しみだ。

自身が食べて美味かったラーメンのみUPする、田中一明さんの記事をチェックしたい方はこちらでフォロー

DATA

オランダ軒

営業時間 11:00~14:00 17:30~19:30 ※材料無くなりしだい終了
住所 埼玉県さいたま市岩槻区東岩槻6-5-3 イケダ第一コーポ 1F 2号室
定休日 木曜

 

【書評】そもそもボクはやってない。人気作家が暴露する警察の茶番

人気作家・冲方丁氏のDV容疑での逮捕劇。結局不起訴となったこの「事件」ですが、冲方氏によればその取り調べは不条理そのものだったといいます。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では、編集長の柴田忠男さんが、理不尽な日本の司法システムに翻弄された冲方氏が著した暴露本の内容を紹介しています。

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冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場
冲方丁・著 集英社インターナショナル

冲方丁『冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場』を読んだ。この本は、「あるとき突然、想像もしていなかった体験へと投げ込まれた作家・冲方丁と、その一件にかかわることとなった妻、警察、検察、裁判官、弁護士、あるいは留置場で出会った人々による、『喜劇の物語』である」と作家自身が定義するものである。

2015年8月22日、冲方は妻へのDV容疑で逮捕された。8月31日に釈放され、10月15日には不起訴処分が決まった。1年後に、その9日間にわたる理不尽、かつ不可解な勾留生活をリアルに、少しユーモラスに語っている。

さすがは作家、すばらしい記憶力である。わたしなんぞ、そんな渦中に巻き込まれたら、たぶん頭がおかしくなって、文章化なんて不可能だろう。だいいち、忘れようとしても思い出せない。

冲方は断言する。「そこで体験した一切はつまるところ、途方もない喜劇であった」。テレビドラマに登場するようなカッコいいかつ頼もしい正義の警察や検察はいっこうに登場しない。どうやら、現実にはまったく存在していないらしい。えー、がっかり。

「その失望感たるや想像を絶するほどです。だからこそ、私はそれら体験をできるだけ笑えるものとしてつづり、こうして読者にお届けすることを決めたのです」と言う通り、刑事の取り調べの様子や、とんでもない留置場の実態、出会った人とのやりとりなどリアルに描かれている。なんという衝撃のアメージングワールドなんだ。ぐいぐい引き込まれていく。

ニューヨーカーが大爆笑。渡辺直美さん、初のNY公演は大成功

2016年にデビュー10周年を迎えた、日本を代表するコメディアンヌ、渡辺直美さん。昨年、自身初となるワールドツアーを実施。14年に留学した思い出の地、ニューヨークを皮切りに、ロサンゼルス、台北(台湾)を回った。得意とする、ビヨンセやレディー・ガガの完全コピーで、ニューヨーカーたちを爆笑の渦に叩きこんだ。ライブ直前の緊張感漂うなか、これから目指す活動の行方についてなど、お話を伺った。 (聞き手・高橋克明)

世界の舞台に立つことで、日本で大きく活躍したい

ーいよいよ後数分で、初のニューヨーク公演が始まります。今のお気持ちは。

渡辺 (この街では)まだ新人ですからねー。本当は100人くらいのキャパでやりたいって言ったんですよ。みんなから「それはさすがに」って言われて、で200人にしたんですよ。それもスグ売れちゃって。

ー発売と同時に完売でした。

渡辺 それじゃあ、追加しよっかってなって。もう100枚。

ーそれも追加と同時に即完売で。

渡辺 なので下(の会場小ホール)から上(の大ホール)に。たまたま(日程が)空いてたので。

ーこの街の日本人のイベントで、ここまでチケットが飛ぶように売れたのは初めてだと思います。僕の周囲でも「チケット手に入らないか」と話題になっていました。

渡辺 ありがたいですね〜。

ー次回はもっと大きな会場で。

渡辺 ぜひとも。そっちの方がダンスも踊りやすいし。ただ大きすぎると、今回もやっぱりタッパ(身長)が低いんで(客席の)後ろの方の人まで見えないってことで、結構ギリギリまでもめて(ステージをせり)上げられるようになったんですけれど。

 

ー今回のワールドツアー開催のきっかけは何だったのでしょうか。

渡辺 今年が(デビュー)10年目ってことで、これをきっかけにワールドツアーをやりましょうってことになったんですけど、よしもと(クリエイティブ・エージェンシー)的にもこんなツアーをやるのが初めてみたいで、結構あたふたしてはいたんですけれど、強力な友達とかも連れてきて、なんとか実現までこぎ着けましたね。

一昨年(2014年)のこちらでの留学は、その後の芸人生活にも影響はありましたか。

渡辺 そうですねー、留学中はいろいろと勉強になりました。日本とアメリカの文化はやっぱり全然違うので、そのあたりを学んで日本に帰ったんですけれど、その後の2〜3年でも結構、海外に行く機会が増えまして、アメリカでもロケでネタをやらせていただくことも何回かあったんですよ。その時も「どうすればアメリカ人に笑いが伝わるだろう」っていうことをいろいろ考えたりして。

ー「渡辺直美」を知らない人を笑わせなきゃいけない。

渡辺 その人たちにどうやって自分を伝えればいいかっていうことにすごく苦労しましたね。ただ、今までは(アタシのことを)誰も知らないアメリカ人のお客さんの前でネタをやることが多かったんですけれど、今日は日本人のお客さんも多いし、アタシのことを知ってる方と、知らない方が交ざってる前でやるわけで、逆にそこは、ちょっと余計に難しいかなって思います。

ー日米両国で人を笑わせていく中で、違いは感じますか。

渡辺 例えば、日本で(ステージ上から客席に)冗談で「もう帰っていいよ」みたいなノリ。これって、意外とアメリカの方には伝わらなかったりして(笑)。「えっ…!」ってショック受けちゃったりとか。でも、そのわりには「おまえダメだなー」って(意味の)「you suck !」とか言うとめちゃくちゃウケたり。どうすればいいの? って(笑)。強いコメントの具合が分かんないですね。この強いコメントだとウケる。この強いコメントだと引いちゃう、みたいな。そこはいまだに分かんないかもしんないです。

ー外国人にとって、言葉のニュアンスは難しいですね。

渡辺 今日マシュマロキャッチやるんですね(笑)。で、さっきリハーサルで、実際にアメリカ人のスタッフをステージに上げて(マシュマロを)投げるのがヘタだったので「you suck !」って言ったんですよ。そしたらそれがめっっちゃウケたの。(笑)

(笑)

渡辺 その後、フリートークで「なんだこのデブ女ー、もう帰りたいよーって思ってる人、手を上げて〜♪」って言って、うれしそうに手を上げてるアメリカ人に「じゃ、帰ってくださ〜い♪」って言ったら、その人「え…え…、どういうこと?」みたいに傷ついちゃって(笑)。ちょっと難しいですね。なので、今日はそのあたりの加減を見ながら、やっていきたいな、と。なんてったって初めてですから。

ーやっぱり日本との違いも若干ではあれ、あるんですね。

渡辺 あと、一番分からないのは、顔芸(笑)。顔でふざけてやるじゃないですか、アタシ。

ービヨンセの時とか。

渡辺 そう。その時は(アメリカ人が)どういう感情で見てんのかなって。

ーあれは万国共通で面白いと思います。笑うんじゃないですかね。

渡辺 え、でも「ビヨンセ、そんな顔しねえじゃん」とは思わないですか?

ー思います。だって、ビヨンセ、そんな顔しないですから。(笑)

渡辺 わはは。ってことは「そんな顔しないよ〜!」って笑いですか。

ーだと思います。

渡辺 冷たい感じで「そんな顔しないよ、フンっ!」って感じではない?

ーではないと思います。だって……ビヨンセ、あんな面白い顔できないですから。(笑)

渡辺 じゃ、よかった(笑)。だから、そういうのは考えましたね、今回。

ー今回のワールドツアーをきっかけに、今後、お笑いでの「世界進出」ということに興味はありますか。

渡辺 うーん…もともと自分が留学した理由の一つに、日本でもっといろいろな仕事がしたいっていうのがあったんですよね。海外で力をつけて、日本に帰った時に、もっと仕事の幅が広がるかなって。それが一番最初の理由だったんですよ。

ーなるほど。

渡辺 今回のワールドツアーも、それをやることによって、もっと太くなって日本に帰ってやろうというのが一番の目的なんですね。世界で活躍したい!ってことが目的じゃなくて、世界の舞台に立つことによって日本にアピールできたらいいなって。日本で大きくなる、その延長線上に海外での活躍っていうのがある感じですね。それがアタシの夢っていうか。

ーでも、直美さんは日本の芸能界では確固たるポジションが既にあると思うのですが。

渡辺 でもねぇ…やっぱりまだまだ認めてくれないんですよねぇ。なんでかっていうと王道を走ってないんですよ、アタシ。誰が決めたのか、芸人にとってこれが「王道」って言われている道があって。「これは芸人(のすること)じゃないよね」とか。アタシが今やってることって、芸人じゃないって言われてるんですよ、日本で。あとは「芸人のくせに」とか。例えば「芸人のくせに、なんでKREVAさんの武道館ライブに出てるの?」とか。

ー芸人だから、こうあるべきだ、とカテゴライズされちゃう。

渡辺 でも、アタシはなんで? って思っちゃうんですよ。漫才とコントとひな壇だけが芸人なのかなって。そこから広げてもっと幅広い場所で、芸人としても仕事ができるんじゃないかなって。今日(のステージ)も、ワールドツアー(自体)も、アタシとしては“芸人としての一つのパフォーマンス”なんですね。一部の人は「え? 芸人のくせになんでワールドツアーなの?」って言う人もいるけど、逆に芸人というのは「こういう道もあるんだよ」というのを示したいというか。体を使った、こういう一つのジャンルを作りたいなって(いう気持ちは)すごくありますね。芸人のくせに、じゃなくて、芸人だからこそ、こういうステージもできるんじゃないかなって、アタシは思うんですね。

ーニューヨークでステージをやる意味が非常に伝わってきました。会社の方針というより、直美さんご自身がやりたいと思って始めたツアーなわけですね。

渡辺 (周囲の)みんなを無理矢理ひっぱり出しました(笑)。でも最初、会社的には腰が重かった。でも、マネジャーが代わって、そこからすごく前向きに考えてくれて、すごく協力してくれて。でも(ステージ上に関しては)全部、自分で決めなきゃいけなかったですから。チケットの価格から、箱(会場)から、曲(の選曲)もダンサー(の選考)も。もちろん全てに担当の人はいるんですけれど、全てアタシに「これどれにしますか?」「これどうすればいいですか?」って来るので、この2カ月はめちゃくちゃつらかったですね。

ー日本のテレビのお仕事だと、ないことですよね。

渡辺 ないですね。ネタを考えるのは(日本でも)一緒じゃないですか。でも、今回は照明のことまで考えなきゃいけない。これはアタシの単独ライブだから。

ー今日は現地のニューヨーカーも、日本人もたくさん来場します。何を感じてほしいでしょうか。

渡辺 一番は、こんな明るい太ったアジア人もいるんだよっていうことですね。日本人のすてきなところって(既に)十分(アメリカの方に)伝わってると思うんですよ。時間を守るとか、几帳面さとか、親切なところとか。なので、日本人でもこういうヘンなことする人っているんだっていう。だからといって、ヘンすぎない(笑)。ちょうどいいヘンな人(笑)。そういう日本人もいるんだよーってアピールできたらいいなって思いますね。プラス、来てくれた人みんなが楽しんでくれたら、もうそれだけでいいです! はい。

ーニューヨークに来たら、必ず行く場所はありますか。

渡辺 「Hakata Tonton」っていう、もつ鍋屋さんは絶対に行きますね。

ー今回はどちらに行かれる予定ですか。

渡辺 「がりのすし(Sushi of Gari)」とか。「大戸屋」とか。

ー食べ物屋さんばっか。(笑)

渡辺 あはは。だって、2週間前までイタリアにいて、ずっとピザ食ってたんで、もう日本食以外食べたくないんです、ホントに。さっき(差し入れの)おにぎり渡されて、カッピカピだったんですけど、めちゃくちゃうめえ!!と思いましたもん、わはは。

ー最後にニューヨークにいる日本人にメッセージをお願いします。

渡辺 今、日本の若い世代の人たちの中には「え? ニューヨークになんか住んでるの? ウザくない?」とか、「だからニューヨーカーって嫌なんだよ」みたいなこと言う人もいるんですよ。でも、そんな人たちもいざ(観光でも)ニューヨークに来てみると「住みてぇなー」とか言うんですね(笑)。「ニューヨーカー、カッコいー」みたいな。なので、住んでいるだけで本当にうらやましいなって思います。でも、ニューヨーカーって我が強いじゃないですか、みんな(笑)。それに飲み込まれずに、頑張ってほしいなって思います。アタシが言うのもなんですけれど、海外で暮らすって大変なこといっぱいあると思うんですけど、日本の心を忘れずに、たくさんのニューヨークの人たちに日本の良さを伝えてほしいなと思います。

〜ライブを終えて〜

アタシもすごく高ぶっちゃいました

ー大盛り上がりでした!

渡辺 いやぁ、お客さんのおかげで、アタシもすごく高ぶっちゃいました。ここまで盛り上がってくれるなんて!

ーお腹抱えて笑いました。

渡辺 ホントですか!? うっれしー。

ーまたニューヨークに来てもらえますか。

渡辺 もちろんです! ぜひ!来たいです!

 

渡辺直美(わたなべ・なおみ) 職業:タレント
1987年10月23日生まれ、茨城県出身。A型。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。東京NSC12期生。ビヨンセのものまねで一躍注目を浴び、バラエティー番組を中心に精力的に活躍中。インスタグラムのフォロワー数が5600万人で日本一。

 

記事提供:ニューヨークビズ

 

 

日台友好の象徴に横槍。日本人の寄附で再建された台湾の神社に批判

主に日本からの寄付金を元に、昨年70年ぶりに再建された台湾南部の神社を巡り、中国寄りの台湾野党・国民党の幹部が「日本人によって台湾先住民が多数殺害された台湾出兵の地に日本の神社を建てるとは何事だ」と、与党の民進党に対して批判の声を挙げたことが現地で話題となっています。しかし、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の著者で台湾出身の評論家・黄文雄氏は、「歴史を歪曲し日本を悪者にするのは国民党の常套手段」とし、当時の正しい日台間の歴史を記すとともに、国民党員の姑息な手段を厳しく批判しています。

【台湾】日台友好を阻害する国民党の時代錯誤

日本人による寄付で再建された神社 国民党幹部から批判噴出/台湾・屏東

台湾南部にある屏東県牡丹郷高士村の高士神社をめぐって一騒動起こっています。神職の佐藤健一さんが、民間からの寄付金で神社を再建したところ、台湾野党である国民党の政策委員会の蔡正元執行長から批判を受けているということです。

神社を再建した資金の多くが日本人からの寄付であり、それを受け取って神社を再建することは「日本統治時代の功績への賛美だ」といって批判しているのです。さらに蔡正元氏は、自身のフェイスブックで次のように述べました。

同神社の所在地は、1874年に明治政府が台湾南部に軍を派遣した「台湾出兵」で、日本人が先住民を殺害した場所だと説明し、民進党が当時の戦闘で死亡した集落酋長を顕彰するのでなく、日本の神社を建てたことは非常に不思議だ。

いかにも国民党が言いそうなことです。歴史を歪曲し、過去のことと現代の現象と無理やり結びつけて、日本鬼子と日本を悪者に仕立て上げる常套手段です。

蔡正元氏の狙いは、与党である民進党批判で、民進党が日本人の資金で神社を再建したと批判しているようですが、この村の村長が言うように、神社を再建したのは民進党ではなく神社です。的外れもいいところです。

この蔡正元氏の発言によって、村には国民党支持者および悪ノリした者たちによる嫌がらせが相次いでいます。そうした人々による極めて悪辣な態度によって、それまで穏やかだった集落の雰囲気は険悪となり、村民は恐怖やストレスを感じる日々となっている被害も出ているといいます。

村には先住民も多く住んでおり、騒動に便乗した先住民いじめのようなこともあるのです。業を煮やした村長は蔡正元氏に反論しました。この村長の言葉はじつに真実を突いていて、私はとても感動しました。

こんな僻地の集落でも台湾人の民度は高い水準を保っていることを嬉しくも思いました。村長は、「民進党が再建した」とする蔡正元氏の指摘について、神社は日本の民間からの寄付金で建てられたものだと事実関係を否定した上で次のように発言したのです。

日本の功績を称美しているとの見方について、神社は「もつれた歴史に対する集落と日本人の間における許しであり、紛争の解決、友好樹立の象徴」である。

過去に起こったことの責任を追求しても無意味であり、重要なことは互いに許すことだということは、誰もが知っていることです。村長は当然のことを言ったまでです。

村長の毅然たる対応を見ると、根拠のないことで日本や民進党を批判している蔡正元氏は滑稽にしか見えません。

定番商品のほうが儲かる。マクドナルドのしたたかな戦略転換

異物混入事件などで客足が遠のき、一時は倒産の危機も囁かれた日本マクドナルドですが、徹底した改革が功を奏し、今年1月までに14カ月連続の増収を記録しました。その好調の理由として、無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは、「2016年の新商品投入で引きつけた顧客に、定番商品を買わせるという戦略が実ったのではないか」との見解を記しています。

マクドナルド、「総選挙」で増収。業績好調で戦略転換の可能性

佐藤昌司です。日本マクドナルドの1月の既存店売上高は前年同月比12.3%増と好調でした。14カ月連続の増収です。客数は11.0%増、客単価は1.2%増となりました。

1月はハンバーガーの新商品の投入がなかったにもかかわらず増収となりました。「マクドナルド総選挙」と銘打った定番商品を打ち出したキャンペーンが集客に貢献しました。新商品ではなく定番商品でのキャンペーン展開は珍しいといえます。

2016年はほぼ毎月、ハンバーガーの新商品の投入や人気ハンバーガーの復活販売による期間限定のキャンペーンを行いました。キャンペーンで話題を集めることで集客を図りました。新商品を目当てに多数の消費者が来店しました。

12月は「グラコロ」、11月は「かるびマック」「チーズカツバーガー」、10月は「テキサスバーガー」、9月は「バリューランチ」、8月は「月見バーガー」、7月は「45周年記念バーガー」、6月は「裏メニュー」、5月は「ロコモコバーガー」、4月は「クラブハウスバーガー」「グランド ビッグマック」、2月は「北のいいとこ牛(ぎゅ)っとバーガー」、1月は「チキンチーズバーガー」を投入しています。

トランプ大統領の「7か国入国禁止」は日本のマスメディアの誤報

世界中で「反トランプ運動」が盛んになっています。そこへ、まるで「火に油を注ぐ」かのごとく乗っかっているのがマスメディア。メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者である、中部大学の武田教授は、日本でも例外なく続けられるメディアの「反トランプキャンペーン」について、アメリカ在住の友人などの意見も交えながら分析。「民主主義とは何か」について問いかけています。

トランプ大統領の「7か国入国禁止」は日本のマスメディアの誤報

アメリカはトランプ大統領の就任で揺れている。アメリカに在住している著者の友人などと事実、状況などを確認して、私たちの頭の中の錯覚を一網打尽にしたいと思う。

アメリカも日本も民主主義だが、民主主義を支持するということは、第一に「人にはそれぞれ『正しいと思うことがあるが、それは国民全体では一致しない」ということ、第二に「多くの意見の中で合理的な政治をするためには、選挙を通じて代理人(議員)を選びその人に決まった任期内は任せる」というルールである。

だから選挙戦では、公平に主張を聞き、自由な立場で投票することが最重要となる。特にアメリカ大統領選挙は選挙の影響が大きいので、約1年半にわたる長大な選挙戦が行われ、国民があらゆる方向から候補者の資質、考え方、人間性などを判断できるようになっている。

そして、最終的には民主党からヒラリー氏、共和党からトランプ氏が候補者になり、全国民の投票によってトランプ氏が当選した。

投票率は60%を切り、決して高いとは言えないが、これはアメリカの選挙の特徴で、関心はあるけれど、登録制であり投票が長蛇の列になるということからと言われている。昔から世界的に見ても日本(衆議院議員選挙で約65%)やアメリカは投票率が低いのが特徴だ。

そして、トランプ大統領が誕生した。「戦い終わってノーサイドになる」というラグビーでも分かるように「戦いのルールがあるところでは、戦いが終わったら友人」というのが原則である。それでなければ厳格なルールも無になる。