デモ参加の翌日、警察が自宅に。完璧に構築された中国監視システム

2億台ものカメラが街のあらゆる場所に設置され、完璧に近い監視システムが構築されている中国。そんな社会の「刃」が、ここに来て一般市民に向けられる事態となっています。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、北京での抗議デモ参加者の身に起きた恐怖体験を、米有力紙オンライン版記事を引く形で紹介。さらにこの問題は中国に限ったこととは言い切れないとし、テクノロジーの進化を享受するすべての人間に対して警鐘を鳴らしています。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

 

中国政府の国民統制はジョージ・オーウェル『1984年』の世界そのもの

「ゼロコロナ」政策を推進してきた中国。行動制限やロックダウン(都市封鎖)などへの抗議活動が各地に広がっています。

政府は不満を沈静化させようとして、規制を徐々に解除しています。広州市は複数の地区で封鎖を解き、外食禁止を解除しました。

北京市当局もこれまで全市民に事実上義務づけてきた数日ごとのPCR検査について、長期間外出しない高齢者や幼児などは免除すると通知しています。

民衆の不満を考えて妥協しているようにみえる中国政府ですが、その一方で抗議活動への封じ込めには、最先端技術を使って弾圧しています。

以下、ニューヨークタイムズのオンライン版12月3日の記事抜粋です。

中国の警察が電話機と顔写真を使って抗議者を追跡した方法

 

中国当局は、週末に行われた抗議デモの後、全方位を見渡せる監視装置を使って、抗議する大胆な人々を見つけようとしています。

 

日曜日、北京で中国の厳しい共産主義政策に抗議に行ったとき、張さんは発見されないように準備して来たつもりだった。

 

顔には目出し帽をかぶり、ゴーグルをつけていた。私服警官に尾行されそうになると、藪の中に潜り込み、新しい上着に着替えた。

 

その夜、20代の張さんは逮捕されずに帰宅し、事なきを得たと思った。

 

しかし、翌日、警察から電話があった。

 

彼の携帯電話がデモのあった場所にあったことが探知されたので、彼が外出していたことがわかった、という。

 

その20分後、彼は住所を伝えていなかったにもかかわらず、3人の警官が彼のドアをノックした。

 

今週、中国全土の抗議者たちから同様の話が聞かれた。

 

警察は、顔認識や携帯電話、情報提供者を使って、デモに参加した人々を特定してきた。

 

通常、彼らは追跡した人に二度と抗議しないことを誓わせる。

 

デモ参加者は、追跡されることに慣れていないことが多く、どのようにして自分たちが見つかったのか、困惑の表情を浮かべている。

 

さらなる反響を恐れて、多くの人が、抗議活動の調整や海外への画像拡散に使われていたテレグラムのような外国のアプリを削除している。

 

中国の警察は、世界で最も洗練された監視システムを構築している。街角やビルの入り口には数百万台のカメラが設置されている。

 

強力な顔認識ソフトウェアを購入し、地元市民を識別するようプログラムしている。特殊なソフトウェアが、拾い集めたデータや画像を解析している。

 

監視システムの構築は秘密ではないが、中国の多くの人々にとって、監視システムは遠い存在に感じられていた。

 

「何も悪いことをしていないのなら、隠すことはない」という考えのもと、多くの人がこのシステムを支持してきた。

 

先週行われた取調べは、その考えを揺るがすものかもしれない。中国の最も裕福な都市に住む多数の中産階級に、監視国家が正面から向けられたのは初めてのことだ。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

 

村神様とタイパ。「流行語大賞」と「今年の新語」の顕著な違いとは?

年末恒例、現代用語の基礎知識が選ぶ「新語・流行語大賞」では、「村神様」が大賞に選ばれメディアを賑わしましたが、同じく“今年の言葉”を選考するイベントで、2015年にスタートした三省堂による「今年の新語」をご存知でしょうか。こちらは、辞書に採録する可能性のある新しい言葉を募り、辞書編集者が選考するもの。今年の大賞は「タイパ」でした。今回のメルマガ『前田安正の「マジ文アカデミー」』では、朝日新聞の校閲センター長を長く務め、“文章・ことばから見る新たなコンサルティング”を展開する著者の前田さんが、この2つの賞で上位になった言葉を紹介しながら、「流行語」と「新語」が使われるメディアと世代に違いが出ていると伝えています。

この記事の著者・前田安正さんのメルマガ

今年の「流行語」と「新語」この違い知ってますか?

今年も「現代用語の基礎知識 選 2022 ユーキャン新語・流行語大賞」(流行語大賞)と「三省堂 辞書を編む人が選ぶ 今年の新語2022」(今年の新語)が発表されました。ともに「今年のことば」を選ぶイベントは、コンセプトが異なります。

「流行語大賞」は、話題となった出来事や発言、流行など、その年を象徴することばに焦点が当てられています。一方「今年の新語」は、辞書に採録する可能性のあることばを取り上げ、辞書編集者が語釈をつける趣向が凝らされています。

どちらかというと、これまで「流行語大賞」の方が一過性のことばのような印象があり、辞書を意識した「今年の新語」の方がこれから一般に浸透していくことばなのだろうと、勝手に思っていました。ところが、選ばれたことばを見ると、どうもそういう決めつけは改めないといけないのかもしれません。

「流行語大賞」の年間大賞は、プロ野球・ヤクルトの村上宗隆選手の活躍によって、使われるようになったことば「村神様」でした。これは、優れたコトやモノを指すときに使われる「神(様)」と「村上選手」が合体してできたことばです。

村上選手は、シーズン最終戦でホームラン56号本塁打を放ち、歴代単独2位を記録しました。史上最年少の22歳で50本到達の記録更新も話題になりました。

神になった村上選手

野球でいうと「昭和の怪物」と言われた江川卓さん、「平成の怪物」松坂大輔さん、そして「令和の怪物」佐々木朗希選手という具合にその時代の「怪物」が次々生まれています。「怪物」は、偉業をなす選手への賞賛のことばとなっています。

「村神様」ということばも、村上選手の活躍を称えることばとして、彼が現役を退いたとしても使われることばだろうと思うのです。もちろん、このことばがそのまま国語辞書に載る可能性は低いかもしれません。しかしその時代を表すキーワードとして記憶され記録されるべきものだと確信するのです。

「神」ということばについては、「人間をこえ、ふしぎな力を持って存在すると考えられているもの」という語釈を援用する形で「そのようにすばらしい(人/もの)」と三省堂国語辞典(第八版)にも載っています。

この記事の著者・前田安正さんのメルマガ

やっと出た文在寅時代のウミ。韓国「西海公務員射殺事件」検察捜査は最終段階へ

昨年の記事『北朝鮮に国民を射殺されても雲隠れ。韓国大統領「空白の数十時間」』でも伝えられていた西海公務員射殺事件の全貌が明らかになろうとしています。文在寅元大統領を起訴するための包囲網はどう張られていくのでしょうか。韓国在住歴30年を超える日本人著者が発行するメルマガ『 キムチパワー 』が現状を解説しています。  

西海公務員射殺事件で徐勳が拘束。狭まってきた文在寅包囲網

本メルマガ2020年9月28日号(#284 黄海上で韓国の公務員A氏が北によって射殺さる)でお伝えした事件がいよいよその全貌が明らかになろうとしている(まだまだ時間はかかるかもしれないけれど)。

【関連】北朝鮮に国民を射殺されても雲隠れ。韓国大統領「空白の数十時間」

この事件は、2020年9月21日に西海(黄海)上で、韓国の公務員A氏(=イ氏)が漂流しているところを北朝鮮軍によって射殺されて遺体を油で燃やされるという想像を絶する痛ましい事件で、問題は公務員イ氏を韓国側が救出できる時間的余裕が少なくとも3時間から6時間はあったのにその間、韓国側がなんの処置もせずにただなるがままに放っていおいた点にある。

なぜ放っておいたのか。結論からいうと、当時大統領だった文在寅(ムン・ジェイン)が21日から22日にかけてズームでのUN演説をひかえていたためにやっかいな北朝鮮との問題が起こっては困る、北との平和コスプレを演ずる必要があったためにイ氏に「越北(北朝鮮に逃げていく)」という汚名を着せて事件を処理しようとしたことがこの問題の本質である。

文在寅から関係部署にいろいろの指示が出ていたはずで、各部署の長官らは上からの指示を受けて単にそれを実行しただけというのは調べる前からわかっている事実。各長官級の連中の中で一番核心的な役割をやったと思われる徐勳(ソ・フン)が拘束されたというのが今回のメルマガの内容である。中央日報をベースにお伝えしたい。

西海公務員射殺事件と関連し当時の対北朝鮮安保ラインの最高責任者とされる徐勳(ソ・フン、68)元大統領府国家安保室長が拘束された。ソ前室長はイ氏が殺害された翌日未明、関係長官会議で国防部・国情院(国家情報院)に関連情報を削除するよう指示(職権乱用権利行使妨害)し、海洋警察庁などが「自主越北」として発表するようにした疑い(虚偽公文書作成および行使)を受けている。

12月3日、金ジョンミン=ソウル中央地裁令状専担部長判事は、検察が先月29日に請求したソ前室長に対する拘束令状を発行した。刑事訴訟法第70条によると、裁判所は被疑者が罪を犯したと疑うほどの相当な理由がある時、拘束令状を発行する。裁判所はまた、ソ前室長が証拠を隠滅したり逃亡する恐れがあるという点も認めた。

「中国の台湾侵攻」はあり得ない。今のところ可能性ゼロな理由

中国の「台湾侵攻」を危ぶむ声が大きくなってきていますが、この危機は本当に訪れるのでしょうか? 今回のメルマガ『熱血日記』では外資系金融機関で30年間の勤務経験を持つヒデキさんやその周りの情報筋の間では「その可能性はない」と否定。なぜそう断言できるのか、その根拠とは?

この記事の著者・ヒデキさんのメルマガ

台湾進攻などあり得ない!

この一年で大きく国際情勢が変化し、地政学上のリスクが上昇し、資源価格や食料の値段が上がり、国際情勢が経済に大きな影響を与えたことで、海外の出来事として無視できないほどの影響をもたらしています。

日本も軍事費をGDPの2%まで上げると宣言するなど、周辺国に駆り立てられる勢いで大きく変化しています。今の国際情勢を見れば、やむを得ないという思いでしょうが、ちょっと待って下さい。軍事費を大幅に増額するその前提は、果たして本当に合っているのでしょうか?

海外の情報筋から、今後の台湾進攻が現実に起こりえるかというお話をお伝えします。

アジア諸国やアメリカが、だれしも恐れる台湾進攻は、習近平国家主席が全国共産党大会で3回目の国家主席に選ばれた直前から、台湾への武力圧力を強めはじめました。

ここまでを見ると、「中国はいずれ近い将来、台湾進攻をするはずだ!」との声が高まり、それが世論となって、関係国の政治を動かします。

私が海外の情報筋、チャイナ・ウォッチャーや、国内の情報筋などから入手した情報では、台湾進攻の可能性はまずありません。大きく理由を三つに分けて話しましょう。

ひとつには、中国の歴史的な実績です。世界の3つの覇権国のうちのひとつを担うくらいですから、大国ですが、過去の歴史をひもとくと、中国の側から戦争を仕掛けたことはフビライハン以外にありません。外国に侵略することで覇権を握るより、国内政治闘争の方が数倍も重要な国です。

二つ目には、現在の共産党首脳部がおかれている環境です。習近平国家主席は単独で共産党はおろか、14億人の人口のすべてをコントロールできる専制権を確保したように今回の党大会では見えます。

ですが、正式に国家主席に就任するには来年3月の国会の承認を得なければできません。まだまだ単独のトップではないのです。そして、自分に忠誠を誓う側近だけを意図的に配備した現在の党首脳部ですが、共産党内部の派閥争いは激しいもので、習近平派と、胡錦涛派、つい先週お亡くなりになられた江沢民派の三つ巴の争いを繰り広げているそうです。

このような党内環境で、台湾進攻をするような大きなリスクが取れるのでしょうか。

三つ目には、中国の政治が今置かれた、外交問題、経済問題があります。今、米中経済戦争はとても厳しい局面にあり、米国が中国の習近平政権の狙う海外覇権の野望を封じ込めるために、必死で経済制裁を行っています。

同盟国も巻き込んだ半導体の輸入規制や、中国のハーウェイなどの企業の輸出を禁じたりして、中国のGDPが激減するように激しい攻勢をかけております。

経済戦争が激しく進行している状態で、果たして海外に軍事侵攻などする余裕があるのでしょうか。

この記事の著者・ヒデキさんのメルマガ

文鮮明夫妻“世界支配の夢”に利用された「日本会議」の自業自得。創建1250年の神社宮司が斬る保守派の大罪

安倍晋三元首相の銃撃死によって図らずも表面化してしまった、与党・自民党とカルト団体「統一教会」との癒着問題。教団のさまざまな政界への裏工作が明らかになる中で、なぜ日本人から金銭を搾取し韓国へ奉仕させるような団体と、日本の保守系政治家らで組織される「日本会議」は、ここまで蜜月の関係となってしまったのでしょうか? 1250年以上の歴史を持つ愛知県清須市の清洲山王宮「日吉神社」の神職三輪家56代である宮司・三輪隆裕さんは『宮司のブログ』の中で、学生運動が盛んだった時代に「生長の家」信者の学生と「統一教会」信者の学生が結びついた長崎大学学園正常化運動が、のちの日本会議へと繋がる背景を解説。そして、保守派と統一教会は決して一枚岩ではないにもかかわらず、「反共産主義」という看板を隠れ蓑に、世界支配の夢を目論む統一教会・文鮮明夫妻の野望に利用された日本会議と保守派の戦後を総括しています。

三輪隆裕(みわ・たかひろ):
清洲山王宮日吉神社 宮司。至学館大学客員研究員。1948年、愛知県にて出生。名古屋大学文学部卒業、諏訪神氏に連なる神職三輪家56代。保守系の国会議員らで組織される日本会議と、全国に8万の拠点を持つ神社本庁による「全体主義」「戦前回帰」に異を唱える言論活動をおこなっている。また、IARF(国際自由宗教連盟)を通じて世界に異宗教間の相互理解と共存を呼びかけている。

民主主義とは相容れない、日本会議の儒教的「権威主義」

統一教会の実態がクローズアップされたことで、日本の保守層の矛盾が露呈している。

元々、革新も保守も野合に近い集団なのだが、ここでは、日本会議に例を取って、これを支える人々の思想の違いを考えてみる。

日本会議の中核は、「生長の家原理主義」であることは、本ブログ中の、「神社本庁の見果てぬ夢」で説明した。

すなわち、生長の家開祖の谷口雅春氏の

「戦後日本のすべての誤りの根本に日本国憲法がある」

という考え方だ。彼らの目的は、日本国憲法を一日も早く改正して、旧来の大日本帝国憲法に近いものに変え、真の日本国家を復元するという点にある。

ところで、大日本帝国憲法とは、簡単に言えば、天皇を中心とする家父長制国家と、王道政治による君民一体の国体を理想とする憲法である。しかし、その実態は、天皇に名を借りた一部指導者による権威主義の政体であることはすでに述べた。この理想は、神社本庁とも同一である。なぜなら、神社本庁のイデオロギーは、生長の家原理主義に主導されているからだ。

これは儒教を基礎とする権威主義の政治構造であり、個人を基礎とする民主主義とは相容れないものだ。現代で言えば、習近平が理想に掲げる儒教的社会主義が一番近い。

権威主義はほとんどの場合、伝統や家族を大切にする。なぜなら権威によって人々を支配するというのは、前近代のシステムであり、従って自然的な基礎共同体を大切にし、そこから支配の正当性を導くからである。家族や友人関係を大事にせよと説き、個人の多様性に基づくLGBTや自由の尊重を顧みない。そして、国家全体を一つの共同体と見做し、その指導者の命令に全国民が従うことを強制する。つまり、偽共同体である。

長崎大学「生長の家」学生信者と統一教会、日本会議の3つを結ぶ“点と線”

かつて、全共闘運動が盛んだった頃、全国の大学自治会の殆どは全共闘系か民青系の自治会であった。しかし、長崎大学自治会のみは、珍しく、生長の家を信仰する学生たちによって、長崎大学学園正常化運動が起き、全共闘の学生たちから奪い返された。その中核の人々が、現在の日本会議の中枢であり、代表者が、日本会議事務総長を務める椛島有三氏である。そして彼らと共闘したのが、当時長崎大学原理研究会に属していた学生、すなわち統一教会の信者たちだった。

原理の学生たちは、統一教会に洗脳されており、共産主義者をサタンとし、反共産主義、つまり反全共闘の戦いであれば、死を顧みず突進したという。誠に使いやすい人々であったろう。なお、統一教会は、反共産主義のみを表看板とする組織として、1968年に国際勝共連合を設立した。日本の名誉会長は右翼大物の笹川良一であった。原理の学生たちは、勝共の兵隊として、また原理の資金集めの兵隊として洗脳育成されたのである。この他、東大等の名門大学の学生には奨学金を提供して、米国等の大学院へ留学させたりもした。これらの優秀な学生たちは今も、隠れ統一教会員として日本の政財官学各界に入り込んでいる。

これを契機に、民族派の学生による全国学生自治連絡協議会が結成され、いくつかの自治会が民族派の自治会となった。その後、当時の学生たちは、1970年に日本青年協議会を結成することとなる。これは今でも日本会議と同じビルに事務局を構えている。そして、長崎大学以来、実行部隊として使われたのが統一教会信者、すなわち原理研究会の会員たちであった。

「恋に落ちる36の質問」で、本当に彼女が恋に落ちてしまったハナシ

世界中のさまざまな著名人を呼んで講習を行う「TED」が話題となっていますが、その中でもメルマガ『尾原のアフターデジタル時代の成長論』の著者でGoogle、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て、現在はIT批評家として活躍されている尾原和啓さんが最も気になったものが「恋に落ちる36の質問」。これで実際に恋に落ちてしまった人もいるのだとか。なぜ質問だけでそんなことが起きるのでしょうか? 実際の36の質問内容も紹介しながら解説しています。

この記事の著者・尾原和啓さんのメルマガ

TED「恋に落ちる36の質問」を解説。ドキドキしてますか?

今年のカナダのバンクーバーでやったTEDでウケたワークショップがあって「この人、あれ、どこかで見たことある人だな」と思ったら、実は昔TEDで心理学者が作った「36の恋に落ちる質問」っていうのを実際実施してみて、本当に恋に落ちた記者の方が、共感に関するワークショップをやられていました。

恋におちる36の質問

そこで「懐かしいな」と思って、記事を探してみたら、日本語で「恋におちる36の質問」が全部あったので、ちょっとお話をしていきたいと思います。

「恋におちる36の質問」って、結局「惹かれているな」ってちょっと思う人が、その人の同じところに共感して、違うところに魅力を感じるっていうこういうことを、どういうふうに凝縮してやっているかということなんですよね。

だから例えば、質問を後で貼っときますけど、これって別に恋人に限らず、「すごく仲良くなりたいな」っていう仕事のパートナーだったりとか、生活のパートナーだったりとか、何かを一緒に関係していくような仲間だったりとかにも全然活用できるやり方なので、ぜひ真似してみてほしいんですよね。

結局「恋におちる36の質問」というのは、3つの12個のセットになっていて、だんだん距離感を縮めていくわけですよね。

例えば、最初の一問目っていうのは、「この世界の誰でもディナーに呼べるとしたら、誰を誘いますか?」っていう質問から始まるんですよ。もし一緒にディナーに行けるんだったら誰と行くだろうというのは、いろいろ考えますよね。

こういうふうに、自分が普段考えないことを考えると、つい本音が出るんですよね。それも「せっかく行けるんだったらディナーは誰と?」って言うと、その裏側には憧れとか尊敬とか色んな普段表に出さないポジティブな感情っていうのが出てきますよね。こういうのも語り合い始められます。

この記事の著者・尾原和啓さんのメルマガ

中川大志と橋本環奈に“偽装カップル”説。「まるで熟年夫婦」冷静すぎる二人…熱愛報道後の初共演に記者が抱いた違和感とは

「愛犬同伴お泊まりデート」を10月下旬にスクープされた中川大志さん(24)と橋本環奈さん(23)が4日、映画『ブラックナイトパレード』のPRイベントに出席。熱愛報道後初の“カップル共演”とあって、会場には多くのマスコミが詰めかけました。ところが出席したあるベテラン芸能記者は「とても熱愛中のカップルには見えない」と感じたと言います。ひょっとすると2人は偽カップル?それともすでに長年連れ添った「熟年夫婦」の域に達している?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

橋本環奈♡中川大志の“熱愛”お披露目に残った謎

週刊誌記者を卒業した今でも、就寝中に嫌な汗をかき、度々うなされることがあります。

それは人気タレントの、公のイベント後に行う追跡取材の現場を夢に見るからです。

週刊誌の芸能記者には色々な仕事がありますが、“成功して当り前、失敗すれば袋叩き”の最たるものがこの追跡取材だと言えるのかもしれません。

こんなイントロで始めた今日のブログのきっかけは、昨夜行われた『ブラックナイトパレード』のレッドカーペットパレードです。

登壇しているのが吉沢亮、橋本環奈、中川大志とくれば、休日の夜とはいえ“パパラッチ軍団”は大集結、クリスマス気分もどこかに吹き飛び、手ぐすねを引いてイベント終わりを待っていたはずです。

特に橋本と中川は熱愛報道後、初めてふたり揃っての登場になったわけですから、このチャンスをスルーする理由が見つかりません。

ブログを書きながら、イベント開始前に『東宝』スタッフからの「映画に関する質問以外は御遠慮下さい。もし違う質問をされた場合、今後御社はウチの会見にはお呼びできなくなりますので…よろしくお願いします」という声が耳の奥で木霊したような錯覚に囚われました。

記者とカメラマンは会場で何を見たか…

このようなイベントでは、ターゲットのタレントがファンが辛抱強く待っている決められた出口から出てくることはほぼほぼありません。

特にまだ記憶に新しいようなスキャンダルや交際発覚報道があったタレントが出てくるなんてことは有り得ないと言っても過言ではないでしょう。

このような場合、タレントの会場からの脱出術は、常用の移動車輛はダミーに使い、時間差で別の車輛で移動するか、または会場のスタッフや関係者が利用するような地味な出入口からこっそり抜け出すのがそのパターンになります。

このため、取材の張り込みや追跡には大量の記者やカメラマンの投入が必要になります。

私が痛い目に合ったケースのひとつに、タレントが乗っていない移動車輛を延々と追いかけ続けたという悲惨なパターンがありました。

車が停まり、“早く出てこいや…いつまで乗ってるんだ…あれぇ…え~っ、いないじゃん!”となったときのショックは何と言えばいいのか…高熱が出て寝込んでしまいそうになります。

ターゲットが正々堂々と大手を振って姿を現し車に乗り込むこともありますが、こういったケースだと全く仕事にはならなくなってしまいます。

タレントの移動車輛の後に、10数台のマスコミ追跡車輛が金魚のフンのように連なっていれば、タレントも迂闊な行動を取れなくなりますから。

兎にも角にも、この手のイベントのバックヤードでは、たくさんのパパラッチたちの熾烈なスクープ戦争が展開されていると想像してみて下さい…実に面白くなりませんか?

そして冒頭の私の悪夢は、もちろんこの取材に失敗して気持ちだけ焦り、呆然とする様の結果です。

中川とハシカンは熟年夫婦の域?それとも交際はフェイクニュース?

さて、熱愛報道後初めて揃っての登場となったハシカンと中川ですが、芸能マスコミの熱い視線を知ってか知らずか、ふたりは緊張することもなく普通に軽口を叩き合っていたようでした。

ベテラン芸能記者は“とても熱愛中のカップルには見えなかった”と昨夜のふたりの様子を説明してくれました。

“だって23歳と24歳だっけ、本当に交際していたとしてもお互いにこの先どうするのかなんて決められないんじゃないかと思うョ”と。

アツアツ♡ラブラブの“熱量”が現場からは全く感じられなかった…これはどういう意味を持つのでしょうね。

既に両者の間で“和平交渉”が成立しているのか、もう熟練した夫婦の域に達しているのか。

それともふたりとも“今は芸能人・中川大志、橋本環奈”としっかりと棲み分けが出来る役者なのか。

愛するペットを抱え中川のマンションから出てきた橋本という構図が、まさかこの映画のプロモーションのためのフェイク・ニュースなのか…。

この4択、皆さんはどう捉えますか?

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 福博中 / CC BY-SA , Ogiyoshisan, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

参戦しなければ暗殺だ。プーチンがある国の大統領にかける“脅し”

優勢が伝えられるウクライナに対し、インフラ攻撃という人道にもとる手段を取ってきたロシア。動員兵を含め9万人の露軍兵士が戦死したと伝えられますが、この先戦況はどのような展開を見せるのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、ウクライナ軍の今後の動きを予想するとともに、高精度ミサイルの枯渇や将官不足などといったロシアの苦しい現状を紹介。それでもプーチン大統領が軍事的勝利を追求し続ける裏側を推測しています。

この記事の著者・津田慶治さんのメルマガ

 

ウ軍はどこに攻勢をかけるのか?最新ウクライナ情勢

ウ軍は、次の攻撃に向かっているが、地面は凍結してきたので、どこに攻勢をかけるのかである。ロ軍もドネツクに攻勢をかけている。今後を検討しよう。

ヘルソン州ドニエプル川西岸からロ軍は撤退し、撤退部隊をドンバスに重点的に回している。HIMRSの補給路攻撃を受けないようにするためにパブリウカへの攻撃を強化している。このために海軍歩兵部隊をこちらの攻撃に回している。空挺部隊もドネツクに配備した。

予備役を、ベラルーシで訓練したが、その戦車軍団や機甲歩兵旅団をルハンスク州に投入したが、その後の消息がわからない。

ウ軍はドニエプル川西岸の戦車隊を温存しているようであり、1旅団をルハンスクへ回した程度であり、この温存した機甲部隊がどこを攻撃するのか、今の焦点である。

南部ヘルソン州

ドニエプル川東岸地域では、ロ軍は要塞を道路の交差点などに構築している。そこに訓練なしの動員兵を配備して、点と線を守る方向のようであり、精鋭部隊は、ドンバスやルガンスクに回しているようだ。

ここの地域の中心戦力は、砲兵部隊であり、その観測を行う偵察部隊をドニエプル川の前線に貼り付けている。ヘルソン市などのドニエプル川西岸の広い範囲に無差別砲撃をしている。

キーンバーン半島のウ軍の動きが分からない。既にウ軍が奪還をしているが、キーンバン半島にドニエプル川渡河をするかもしれない。ここが、1つ目の攻勢候補のポイントである。

このドニエプル川東岸に渡河して、攻撃してクリミアの奪還を図ることが、一番早いウクライナの勝利を意味する。

しかし、ロ軍事ブロガーは、「どんな状況において我々がクリミアを引き渡すというのだ。第三次大戦もなしに。そんなことがありうるか」と述べて、クリミアを取られることになれば、核兵器使用も辞さないという。

ザポリージャ方面

HIMARSで、サポリージャの前線を叩いているために、ロ軍の損害が積みあがっている。このため、ロ軍は、ミハイリフカ、ポロヒ、インツェルンから一部の部隊を撤退させた。全前線を守れないので、兵をどこかに集中配備するようだ。

それと、ロ軍は、ヘルソン州とザポリージャ州の補給に苦労しているようである。クリミア大橋が破壊されて、揚陸艦やフェリーを利用して物資を運んでいるが、量が運べない。

このため、HIMARSで攻撃されないよう、鉄道輸送を安全にする必要があるために、パブリウカへの攻撃を強化している。ここに、精鋭部隊を投入しているが、激戦になっている。

このため、パブリウカ以外のザポリージャ州の前線でのロ軍兵力は少なくなっている。そして、ここも精鋭部隊が少なく、動員兵を入れていることで、ウ軍攻勢候補の2つ目のポイントのようである。

マリウポリまでウ軍機甲部隊が突入すると、ロ軍はヘルソンとクリミアへの陸路の補給ラインがなくなる。ウ軍の目標であるクリミア奪還がしやすくなる。私は、ここが本命であるとみている。

しかし、ロ軍は「戦力化された兵士」が多くないようであり、ロ軍の防御重要地点はそれほど多くないようである。ザポリージャ州からウ軍が進撃すると見られるのに、ここを防御するために精鋭部隊が置けないようである。精鋭部隊は、すべて攻撃に用いているようだ。

この記事の著者・津田慶治さんのメルマガ

 

人選に問題あり。防衛費増額の有識者会議にマスコミ関係者を含む異常

11月22日、岸田首相に防衛費増額に関する報告書を提出した「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」。しかしその中には、当初議論されていた「法人税引き上げ」は盛り込まれていませんでした。一体その裏にはどのような力が働いたのでしょうか。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』ではジャーナリストの伊東森さんが、報告書から法人税アップの文言が削除された理由を解説。さらに当有識者会議の「人選の問題点」を指摘しています。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

 

防衛費増額 有識者会議にメディア関係者 法人税増税盛り込まず 自民党とマスコミ

“案の定”というべきか、サッカーW杯カタール大会のお祭り騒ぎの裏で、今後の日本の行く末を占う、重要な決定が、マスメディア(カスメディア)の監視の網の目を潜り、密かになされようとしている。

岸田首相は、防衛費の増額を閣僚に正式に指示、年末に向け、動きが本格化する見通し。首相が明示したのは、2027年度にGDP(国内総生産)比で2%確保というもの。具体的には、5兆円規模となる見込み。

ただ、新たな財源が焦点となり、自民党の国防族は、増税阻止の構えで、財務省をけん制している(*1)。

政府が防衛費を増額させる背景には、東アジアをめぐる地政学的リスクというよりも、現代の産業、とりわけIT技術と軍需産業とが密接な関係にあり、それが国力に“直結”するからだ

アメリカのシリコンバレーもそもそもは、第二次世界大戦前の軍需産業のメッカであった。

近年、発展が目覚ましいイスラエルも、厳しいパレスチナ紛争との関連でIT産業が栄えた。ロシアに侵攻されたウクライナも「東欧のシリコンバレー」と呼ばれる。

日本の“ものづくり”産業さえ例外ではなく、すぐにでも軍用可能なものは大量に存在。今後、ITと軍需産業とを巻き込み、「経済再興」という施策は、いかにもな官僚的野心(作文)だろう。

目次

  • 有識者会議にマスコミ関係者
  • 法人税増税盛り込まず
  • 自民党とマスコミ 「鉄の三角形」

有識者会議にマスコミ関係者

しかしだ。岸田首相に防衛費増額に関する報告書を提出した「政府有識者会議」のメンバーには、“なぜか”、「権力を監視すべし」とメディアについての教科書に記載があるマスコミ関係者が含まれている。

さずが、日本の“有識者”と称される人物は一味も二味も違う。

有識者会議の構成員

  • 上山隆太(総合科学技術・イノベーション会議議員)
  • 翁百合(日本総合研究所理事長)
  • 喜多恒雄(日本経済新聞社顧問)
  • 国部毅(三井住友ファイナンシャルグループ会長)
  • 黒江哲郎(元防衛次官)
  • 佐々江賢一郎(元外務次官)・座長
  • 中西寛(京大院教授)
  • 橋本和仁(科学技術振興機構理事長)
  • 船橋洋一(国際文化会館グローバル・カウンシルチェアマン)
  • 山口寿一(読売新聞グループ本社会長)       (*2)

山口寿一氏は、読売新聞グループの本社社長兼日本テレビホールディングス取締役会議長。

喜多恒雄氏は、昨年まで日経新聞の代表取締役会長を務め、現在は同社の顧問。船橋洋一氏も、2010年まで朝日新聞社で主筆を務めていた(*3)。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

 

トランプ登場が発端。不正選挙をおこなってでも覇権を守りたい人々の正体

共和党の圧勝が予想されながら、結果的には民主党の大善戦に終わったアメリカ中間選挙。しかしこの選挙に対して、「不正」を疑う声を上げる識者も少なくないようです。国際情勢解説者の田中宇(たなか さかい)さんもその一人。田中さんは無料メルマガ『田中宇の国際ニュース解説』で今回、自身がそう断定する根拠を示すとともに、誰が何の意図を持ちそのような動きを扇動しているのかを白日の下に晒しています。

ずっと続く米国の選挙不正

11月8日の米国の中間選挙で民主党側が大規模な不正を行って選挙結果を大きく変えたと、私はいまだに思っている。2020年の大統領選挙も民主党が不正をやってトランプを負けさせた。米国の選挙不正は今後もずっと続く。「田中宇がまた頓珍漢な妄想を言ってる」と思う人がいるかもしれないが、少し考えると、頓珍漢でも妄想でもないとわかる。米国の選挙は、郵送投票を中心とする期日前投票制度と、投票用紙でなく投票機(タブレット型コンピューター)を使った投票システムを使って、以前から選挙不正がやりやすい態勢だった。

選挙不正が繰り返される米国
米中間選挙で大規模不正の可能

以前は、米国の政治を独占してきた2大政党の両方が、米国を支配してきたエスタブ権威筋・諜報界の傘下にいたので、民主党と共和党のどちらが政権をとっても本質的な違いが少なく、選挙不正が行われても大きな騒ぎにならなかった。マスコミも権威筋の一部であり「世界最良の民主主義」という米国の信用に傷がつくので選挙不正を無視する傾向だった。郵送投票を拡大したのは主に民主党だが、ディーボルトやドミニオンといった投票機の製造業者には共和党系が多く、2大政党の両方が不正をやれた。

中間選挙で米国が変わる?
不正が横行するアメリカ大統領選挙

状況が変わったのは、2016年の大統領選でドナルド・トランプが登場してからだった。大統領になったトランプは、エスタブ権威筋・諜報界が運営してきた米国の覇権体制を破壊し始めた。共和党内ではトランプを信奉する草の根勢力が伸長し、共和党を支配してきたエスタブ系の勢力は弱まった。トランプ派は「民主党vs.共和党」の米政界の対立軸を「左のエスタブvs.右のエスタブ」から「エスタブvs.市民」に変えようとした。エスタブ(エリート。金持ち)と市民では、市民の方が圧倒的に人数が多いので、新たな対立軸が実現するとトランプ派が乗っ取る共和党が毎回圧勝して恒久与党になってしまう。米国と世界を支配してきたエスタブ側は、この転換を認めるわけにいかない。

Maricopa County Voting Centers Plagued with Tabulation Errors on Election Day Affected Areas Averaging Well Over 300 Percent More Republicans Than Democrats

当時すでにトランプは大統領になってエスタブの支配構造を壊し始めており、2020年の大統領選でトランプが再選されたらエスタブ支配と米覇権の終わりになりかねなかった。大統領が反エスタブのトランプになっても、その下の米政府内にはエスタブ系の要員がたくさんいた。彼らは、2020年初めに始まった新型コロナへの対策を口実に、米国の期日前投票制度の一つである郵送投票制度を大幅に拡大した。民主党の要員が、なりすましや二重投票など郵送投票を活用した手口により、2020年の大統領選で民主党の支持票を水増しした。共和党のエスタブ勢力も、民主党主導の選挙不正に協力・黙認した。トランプは敗北させられ、バイデンが大統領になった。マスコミは、選挙不正の指摘を妄想扱いして完全犯罪に仕立てた。

Midterm Red Alert: Expect the Steal in These Dem-Run States
不正選挙を覆せずもがくトランプ