続「植民地ニッポン」の作り方。反日売国自民党が「保守ヅラ」する日本の風習は64年前「日米合同委員会」から始まった

自国ではなくアメリカの国益を優先。日本国民の貧困を放置して、巨額の血税を海外にばら撒く。そんな政策ばかりを実行している政治家が、カルト宗教とつるんで「愛国者」や「保守」を自称している――いまや「日本の風習」と化してしまったこの奇妙な状況はいつ、どのように始まったのでしょうか?前編に続く今回は、投資コンサルタント&マネーアナリストの神樹兵輔さんが、「内閣も国会もへったくれもない、日本の国家主権が及ばない」密約会議の場である『日米合同委員会』の闇に迫ります。(メルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』より)

日本に国家主権ナシ!自民党に政策ナシ!政策は米国からの「年次改革要望書」で決められ、軍事と外交は「日米合同委員会」の指令が絶対!あとは献金スポンサー「経団連」の言いなりになるだけ。いよいよ米国の代理戦争に駆り出されるニッポン!《後編》

前回の記事では、日本の政治が、非常に愚かしいものになってきたのは、日本国の「主権」がはたらいていないから――ということを詳しくご説明いたしました。

敗戦でGHQに占領されて以来、日本はどんどん米国に侵食され、政治の中枢まで握られ、制御されるようになったのです。

その象徴が、米国からの日本国への脅迫的命令である「年次改革要望書」であることを前回、詳しく取り上げました。

今回は、その「年次改革要望書」による日本国内の政策だけでなく、軍事と外交においても、「日米合同委員会」によって、その政策が決められていることを、えぐっていきたいと思います。

すべては「米国の国益」のため

さて、米国から毎年10月に日本政府に突きつけられる「年次改革要望書」の代表的な事例が、かつての小泉純一郎内閣の一枚看板だった「郵政民営化」 でした。

「郵便貯金(214兆円)」と「簡易生命保険(121兆円)」に蓄えられた335兆円を日本国の政府保証から外し、 米国金融会社に開放させるため、「郵政民営化」という方便を使い、小泉内閣に命令したものでした。

他にも、「年次改革要望書」 で米国側から突き付けられた数々の要求によって、日本の制度や法律を改変させられたものには、ざっと以下のようなものがあることをご紹介いたしました。

  • 金融自由化(1996年)
  • 独禁法改訂(1997年)
  • NTT分割民営化(1997年)
  • 旧大蔵省から金融監督庁設立・分離(1998年)
  • 建築基準法改訂(1998年)
  • 労働基準法改訂(1998年)
  • 労働者派遣法の自由化(1999年)
  • 時価会計制度導入(2000年)
  • 大店法廃止(2000年)
  • 特殊法人改革(2002年)
  • 健康保険3割負担導入(2003年)
  • 医薬品販売の規制緩和(2003年)
  • 特許法・著作権法改訂(2004年)
  • 法科大学院設置(2004年)
  • 混合診療の一部解禁(2005年)
  • 日本道路公団解散(2005年)
  • 郵政民営化法(2005年)
  • 三角合併解禁(2007年)
  • 独禁法強化・改訂(2009年)
  • 貸金業法改訂(2010年)

……などなど。いずれも、これまでの自民党の政策の根幹を成すものばかりです。

しかし、これらすべては米国政府の国益に適うもの。無理やり米国が、日本の制度改変を迫り、実現させてきたモノばかりなのです。つまり、米国の指示・命令による政策であり、内政干渉の極みといえるものだったのです。

自民党は「カムフラージュ役」

これら米国の要求を、自民党・公明党の連立政権は、万難を排して実現すべく「努力」した――という他に言いようがありません。まさしく、米国隷従だったのです。

米国からの要求を、いかに国民にバレないように、もっともらしくカムフラージュして、日本政府の方向性として国内に浸透させていくか――という事情だったわけです。

日本のこうした施策は、日本国民にとってのメリットより、デメリットのほうが先行して目立つものでした。

米国からの内政干渉を唯々諾々と受け入れてきた自公政権が、いかに反日・売国政権であるか、誰の目にも明らかなものばかりなのです。

改変の内容を見ると、日本が 「弱肉強食化社会」「自己責任社会」 になってきた経緯が、十分見て取れるでしょう。

恐ろしいことに、この「年次改革要望書」の米国からの命令は、今も脈々と続けられているのです。

日本政府と大マスコミがひた隠す「日米合同委員会」の役割

さて、今回のメルマガで、もうひとつ覚えておいてほしいのが 「日米合同委員会」 の存在です。

1960年、元戦犯で米国CIAからカネを貰って総理にまでなったといわれる、故・安倍晋三氏の祖父である「売国奴」&「昭和の妖怪」の異名を誇る、当時の岸信介首相が、安保改定のどさくさに紛れて結んだ「日米地位協定」を元に生まれたのが、この「日米合同委員会」でした。

この記事の著者・神樹兵輔さんのメルマガ

「父が安倍晋三と不仲」だった福田達夫が、安倍派解散を“進言”の茶番。自民の派閥解消など所詮は「権力闘争」に過ぎぬ訳

国民の誰もが納得出来ない裏金疑惑について、派閥の解消だけで幕引きを図ろうとする自民党。しかしその派閥ですら、時を置かずして「復活」してくるのは火を見るよりも明らかなようです。今回、毎日新聞で政治部副部長などを務めた経験を持つジャーナリストの尾中 香尚里さんは、「派閥解消ブーム」に湧く自民党の内情を冷静な目で解説。その上で、現在自民党内で行われていることは「政治改革に名を借りた権力闘争に過ぎない」と一刀両断しています。

プロフィール:尾中 香尚里(おなか・かおり)
ジャーナリスト。1965年、福岡県生まれ。1988年毎日新聞に入社し、政治部で主に野党や国会を中心に取材。政治部副部長、川崎支局長、オピニオングループ編集委員などを経て、2019年9月に退社。新著「安倍晋三と菅直人 非常事態のリーダーシップ」(集英社新書)、共著に「枝野幸男の真価」(毎日新聞出版)。

自民党の「派閥解散ブーム」と「施政方針演説」について思うこと

裏金事件に揺れる自民党に「派閥解散ブーム」が起きている。岸田文雄首相が1月18日、自身が会長を務めていた岸田派(宏池政策研究会)の解散を検討する考えを表明すると、翌19日には安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)も解散の方針を打ち出し、2月1日には最後の総会を開いた。25日には森山派(近未来政治研究会)も解散を決定。わずか1週間ほどの間に党内六つの派閥のうち、麻生派と茂木派を除く四つが「解散」の方針を打ち出した。

既視感しかない。自民党は30年以上も前、リクルート事件の反省を受けてまとめた政治改革大綱に「派閥の弊害除去と解消への決意」をうたったはずではなかったか。実際にすべての派閥が解散し、政策集団に移行したはずではなかったか。

それなのに、今回の裏金事件で自民党の政治刷新本部が打ち出した政治改革に関する中間とりまとめには、派閥について、またも「本来の政策集団へ移行」と、恥ずかしげもなく書かれている。

あれは単なる「生まれ変わったふり」でしかなかったのか。30年以上前に「派閥解消への決意」をうたって改革を誓った結果がこれなのに、同じことを平気で繰り返せる神経を疑う。

筆者は1994年、全国紙で政治部に配属されたが、当時の自民党はまさに「政治改革ブーム」だった。リクルート事件などの政治腐敗で国民の批判が高まり、自民党は結党以来初めての下野を経験。政界再編による「自社さ」村山政権の発足で、自民党は選挙を経ることなく政権に復帰したが、この頃にはまだ「改革しなければ信頼は取り戻せない」といった空気が、党内に残っていた。

やり玉に挙がったのは、やはり「派閥のあり方」だった。党の改革実行本部は

  1. 「派閥」の名称は使わない
  2. 派閥事務所は年内に閉鎖
  3. 派閥総会は開かない

という派閥解消策をまとめ、各派閥のトップも了承。すべての派閥が「解散」した。真っ先に派閥事務所を閉鎖したのが、当時の三塚派、すなわち現在の安倍派だった。

「清和会」と呼ばれたこの派閥は、しかしこの後、現在の「清和政策研究会」に名称を変更して存続。そして、第2次安倍政権の発足以降、最大派閥として好き勝手に権力を振るい、その間に裏金にまみれていたのだ。

筆者でさえリアルタイムの時代を覚えているのだから、永田町には当時を記憶している人など、いくらでもいるだろう。にもかかわらず、今回の派閥解散をまるで自民党の歴史的転換点のように考える声が少なからずあることが理解できない。

2月1日、安倍派の「最後の総会」が開かれたが、裏金事件の最大の舞台となった派閥であるにもかかわらず、派内の関心が向いているのは「裏金の全容解明」や「政治責任の取り方」ではない。派閥に残る資金などの残務処理である。毎日新聞の報道によれば、残務処理にあたる「清算管理委員会」が「今後の政策集団などの再結集に向けた核になるとの思惑があり、その主導権をめぐり派閥幹部と中堅・若手が対立している」という。

「再結集」。当然のようにこう書かれていることに、正直あ然とする。もっとも、30年前の経緯を思い起こせば、こんなことは政界全体で織り込み済みなのだろう。

今田美桜が「妻」になるウラ事情。有名漫画家とオシドリ夫婦の『あんぱん』も!? NHK朝ドラ「ヒロイン抜擢の法則」とは

2025年度前期のNHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』。あの『アンパンマン』を生み出した、やなせたかしさん夫婦をモデルとする本作のヒロインに、女優の今田美桜さん(26)が決定しました!と、ここであなたに質問。あなたはNHK朝ドラ「ヒロイン抜擢の法則」を知っていますか?業界関係者たちは、この「法則」を用いて日々、「次のヒロイン」を予想しているのだとか。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんに、「朝の顔」が誕生する舞台裏を聞いてみましょう。

今田美桜が朝の連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインに

いつキャスティングされるのかとファンの間では数年前から期待が高まっていた今田美桜の朝の連続テレビ小説ヒロインがとうとう決まりましたね。

2025年前期の『あんぱん』…橋本環奈『おむすび』の次クールです。

“アンパンマン”生みの親、やなせたかしさんの妻・暢(のぶ)さんを演じるそうで、脚本は『Doctor-X 外科医・大門未知子』シリーズや2014年前期の朝ドラ『花子とアン』、2018年の大河ドラマ『西郷どん』の中園ミホが担当するそうです。

“随分時間がかかったなぁ…”は私の個人的見解ですが、2021年前期の朝ドラ『おかえりモネ』に出演中だった頃からその噂は毎期囁かれていたことでした。

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NHK朝ドラヒロインの法則その1「脇役でお試し」

NHK朝ドラというのは、昔から“何度か番手で出演させて様子を見てからヒーローやヒロインに抜擢する”というのが暗黙のルールになっているようで、これは昔の『太陽にほえろ!』や『傷だらけの天使』、『探偵物語』などで多く試されたやり方です。

ヒーローやヒロインが注目されるのは当然の事ですが、その姉妹や兄弟、配偶者等で「あれは誰?」という問い合わせやコメントが多ければ多い程、何作か後の主演候補となっていくわけです。

現在の『ブギウギ』の趣里は2016年前期の『とと姉ちゃん』、『らんまん』の浜辺美波は2015年前期の『まれ』…そして今田…該当しないのは“はしかん”位でしょう。

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NHK朝ドラヒロインの法則その2「事務所ごとに公平に割り振り」

2025年前期の朝ドラのキャスティングに関して、芸能記者たちの間では大まかな絞り込みが密かに行われてはいました。

朝ドラのヒロインというのは、実は大手芸能プロダクションの間で実に公平に平等に担当されているものなのです。

ですから2025年前期は、例えば上白石萌歌や福田莉子といった『東宝芸能』所属のヒロインでは無いことは易く想像できていました。

なぜなら2023年前期は浜辺美波、2021年後期の『カムカムエヴリバディ』は上白石萌音と、同事務所の所属女優がすでにブッキングされているからです。

同じことは2022年後期『舞いあがれ!』の福原遥、2020年後期『おちょやん』の杉咲花といった『研音』にも言えるでしょう。

こう考えれば2025年前期は『スターダストプロモーション』か『アミューズ』あたりに順番が回ってくるという考え方ができます。

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強引な「コオロギ食」が日本を潰す。日本人が“健康と長寿”のため口にすべき食べ物

1月15日から5日に渡って開かれた世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」。「信頼の再構築」をテーマに話し合われた会議では、トランプ政権の再来を警戒する声が多く聞かれたとメディアが伝えています。そんなダボス会議では昨年、「昆虫食への移行」が議論され大きな話題となりました。今回のメルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』では作家で国史研究家でもある小名木善行さんが、かような動きを牽制するとともに、日本人はどのようなものを食べるべきかを考察。その上で「あらためて取り戻すべき文化」を提示しています。

日本の希望の再生のために

さて、ダボス会議では、寅さん(ドナルド・トランプ)再選を恐怖と位置づけているとのことですが、寅さんの再選がどうあれ、すでに世界中の人々が、これまでごく一部の大金持ちの利益のために、567や迷惑駐車が盛んに行われ、挙げ句、戦争は始まるし、コオロギを食べろとか言い出すし、特定会社の種子しか農業に用いてはならないとか言い出す横暴に気付いています。

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我が国では上古の昔から「知らす」という言葉が大切にされてきましたが、「知る」ということは、実は世界を浄化する強烈なエネルギーです。

そして現代の世相を観ると、我が国が上古の昔から「知る、知らす」ことを大切にしてきたことが、振り返ってみれば、我が国をして蓬莱山とか扶桑の国などと世界中が呼ぶようになった最大の理由であったとみることができます。

知れば、世界が変わるのです。

ただ、現状を見ると、知ることによる衝撃から、ただ相手を評価し批判し中傷し攻撃することに終始しているように思えます。

けれどそんなことでは、世界が変わることはありません。

ただいたずらに批判を繰り返していても、次の展開に向けた主体的な動きが伴わなければ、日本も世界も良くなることは決してないのです。

これはあたりまえすぎるほど、あたりまえのことです。

しかし、人の意見というものは、百人いれば百通りの意見があるものです。

そして意見がバラバラなうちは、世の中が良い方向に変わることは決して有りません。

ではどうするのかといえば、これまたあたりまえのことですが、先に「根っこ」を持つことです。

我々日本人なら、日本人として、日本人が古来大切にしてきた日本文化の原点をしっかりとわきまえることです。

では、その原点とは何かというと、それが、「健康と長寿」です。

我が国では、誰もが健康に、そして長生きできることを、実は社会全体として大切にしてきたという国柄をもちます。

そして健康で長生きをするためには、身を健康に保つことが必要です。

この記事の著者・小名木善行さんのメルマガ

アジア杯サッカー日本代表8強敗退の「戦犯」は伊東純也か被害女性か『週刊新潮』か?「新証拠」「スラップ訴訟説」「爆破予告」とカオスに…窮地の森保ジャパン

サッカー日本代表の中核選手として、“森保ジャパン”を支えてきたMF伊東純也(30、仏スタッド・ランス所属)。そんな伊東の性加害問題を『週刊新潮』が先月31日報じたが、その内容はセンセーショナルなものだった。

『週刊新潮』によると、女性Aさん、Bさんの2人が伊東から性被害を受けたというのは23年6月21日未明。前日に大阪で行われた日本代表VSペルー代表を観戦後、知り合いの男性に誘われて出向いた飲み会の席で、伊東らと顔を合わせたという。その流れで連れて行かれた高級ホテルの一室で女性2人は意識を失うほどの大量の酒を飲まされ、伊東と彼のトレーナーから性被害を受けたとされ、1月18日に刑事告訴し、大阪府警が受理したと伝えられている。

これを受け伊東は、カタールでアジアカップに臨んでいる日本代表から2月2日に離脱。翌3日にイランとの準々決勝を控えた中でのゴタゴタにチーム内の空気も最悪と報じられもしたが、その雰囲気も影響したのか結果は1-2の逆転負け。3大会ぶり5度目の優勝を狙ったアジアカップだったが、ベスト8で姿を消すこととなってしまった。

【関連】サッカーアジア杯 準々決勝イランに敗れ日本はベスト4ならず

この結果に、「伊東離脱のきっかけとなった『週刊新潮』の記事さえなければ上を狙えた」と一部のサポーターが激怒。SNSに「新潮社を爆破する」とポストするネットユーザーすら現れる状況となっている。

そんな中にあって伊東サイドは、「女性2人からの虚偽告訴により名誉を傷つけられた」として、民事訴訟を起こす意向を表明するなど、事態は混沌化の様相を呈しているという状況だ。

イラン戦敗退の「戦犯」は『週刊新潮』なのか?

アジアカップ準々決勝のイラン戦敗退に納得の行かない一部サポーターたちにより「戦犯」扱いされている新潮社。前述の通りSNSには「新潮社を爆破する」「(告訴した)女を特定して●●する」と言った犯罪予告も書き込まれるまでの事態となっているが、当然ながらそれは許される行為ではない。さらにファンによる過度な伊東擁護は「本人にとってしんどいこと」と、週刊誌のセンセーショナリズムに否定的な立場を取る、幻冬社の編集者・箕輪厚介氏ですら語っている。

【関連】伊東純也擁護論が本人にとって「しんどい」ワケ。箕輪厚介氏「ファンの勝手」

さらにネット上には、以下のような意見も多数見られる。

《文春の松本報道はM-1報道後。なぜ新潮はアジアカップの真っ最中に伊東純也の疑惑をもってきた》

《伊東純也の件が真実だとしてもアジアカップの後でよかったのでは?文春だってM-1だったし》

《M-1の後に松本の記事出した文春なら、伊東の記事もアジアカップ後に出したろうな》

伊東の疑惑を日本代表がアジアカップを戦っている最中に報じた『週刊新潮』に対する批判的な書き込みだ。これにより伊東がチーム離脱に追い込まれ結果としてイラン戦に勝つことができなかったのであり、「戦犯は新潮社」論が成り立つということであろう。

しかし3日の試合内容を冷静に見てみれば、試合に対する意気込みや修正力、ベンチワークのどれをとっても「負け試合」にふさわしいもので、伊東1人が抜けたことが大きな敗因とは言えないのではないか。

大谷翔平を引き合いに「知らないけど遊んでいますよ」「絶対に発散はしていますよね」

そんな箕輪厚介氏は、元日本代表DF西大伍と西のYouTubeチャンネルで対談した中で、アスリートの飲み会事情を説明。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手にも言及した。

箕輪氏は「アスリートにまで清廉潔白を求め始めたら、世の中つまらなくなると思う。大谷翔平みたいな人がいてもいいけど」と持論を展開。

すると西は「僕知らないですけど、大谷翔平も遊んでいますよ」と推測した。これに対して箕輪氏は「あの人はそうじゃない気がするけど。お酒飲まないとしても、絶対に発散はしていますよね。そうでなかったらやばいですからね」などと、これまた推測を披露している。

伊東純也「性加害記事」の登場人物と関係性

「新潮社戦犯論」はさておき、『週刊新潮』が報じた伊東らによる性加害疑惑は、「登場人物」が多く理解が追いつかないという声も多く聞く。ここであらためて関係する人物とこれまでの流れを見てみよう。

被害を受けたという女性AさんとBさんはともに芸能活動を行っており、彼女らが所属する事務所のC社長を通して、当時、スポーツ選手のマネジメント会社社員だったX氏から日本代表VSペルー代表観戦に誘われ、女性2人は乗り気ではなかったものの「次の仕事につながる可能性」をX氏から匂わされ、C社長とともに東京から大阪に出向いたという。

その試合後、AさんとBさん、C社長はX氏に呼び出され向かった飲食店で伊東らと合流。それから1時間ほど経った頃、AさんとBさんは伊東とX氏と4名で車に乗り込んだというが、C社長はX氏から乗車を拒否されたと言い、不安になったAさんが車内からC社長に電話をかけようとしたが、X氏から「社長には連絡してあるから大丈夫」と止められたと『週刊新潮』は伝えている。

この車で連れて行かれた高級ホテルの一室で、4人に伊東のトレーナーという男性が加わり酒盛りが始まったが、X氏はすぐに自室に引き払い、その後に大量の酒を飲まされ、女性2人は意識を無くし、伊東とトレーナーに性加害を受けたとされる。

「選挙は“お願いごと”ではない」辛口評論家も感心した故・田中角栄元総理の感性

安倍派を始めとする自民党議員たちの資金集めの実態は、いまの政治が「金」の力によって動いていることを如実に表しています。政治の決め事が持たざる民には厳しく、資産家や大企業に甘くなっているのもその証拠。目に余る「金権政治」の現状に「自由民権運動」の聖地とも言える高知から声を上げたのは、評論家の佐高信さんら論客3人です。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、その様子を報じた高知新聞の記事を引用。加えて、現代の政治家にはない感性を持っているとして紹介するのは、意外にも汚職で有罪判決を受けた田中角栄氏の言葉でした。

金権から民権へ

1月21日に高知の自由民権記念館で「いまの政治に土佐から吠える」と題して、平野貞夫、前川喜平、そして私の「3ジジ放談」をした。その様子が翌日の『高知新聞』に紹介されている。定員150人のホールが満員となり、帰ってもらった人もいた。

「今考えなきゃいけないのは金権に対する民権。金が動かす政治をやめさせるため、民が動かすものだと再確認すべきだ」と前川の発言を要約し、私のそれは「言論の自由は批判の自由。批判を恐れ自由民権に反してきたのが安倍派であり、今回の体たらくだ」とまとめられている。

高知出身の平野については「野党が力を合わせ、自由民権思想の妨害を阻止することが大事だ」と強調し、裏金事件で安倍派の実力者が立件されなかったことに「自民党議員の身分をなるべく悪くしないように捜査をしているから、極めて限られた国会議員と事務局の一般人が起訴された。検察の在り方が心配だ」と、熱っぽく語った、と書いている。

自由民権の本場での企画だったが、3ジジ放談は最初、平野と私に早野透の3人でスタートした。一昨年末に早野が亡くなり、前川が加わって現在の形になっている。

早野と私には『国権と民権』(集英社新書)という共著がある。副題が「人物で読み解く平成『自民党』30年史」だが、早野のこれ1冊は『田中角栄』(中公新書)だろう。オビには「戦後民主主義の中から生まれ、民衆の情を揺さぶり続けた男の栄光と蹉跌」とある。

それによれば、日中国交回復を共にやった、盟友、大平正芳について、田中はこう語ったという。

「おれは大平に選挙応援してもらったことはないが、おれは大平の選挙応援にでかけたことがある。そしたら奥さんが頭をすりつけてあいさつしている。おれはそんなのはだめだといったんだ。代議士を選ぶというのはお願いごとではない。有権者が白紙委任状を出すことなんだ」

つまり選挙民が候補者にお願いをするんだということだろう。

角栄の次のような感性もいい。1953年に欧州を訪問した時のこと。

「西ドイツのある町で、四角のお灯明のような塔があるのを見ました。あれはなんだと聞くと、『帰らざる人を待つ碑』だというのです。全市民の淨財で作って、ガスをひいて火を灯している。戦争に行って帰ってこない兵士の名前が裏に書いてある。その人が無事帰ってきたら、名前を削るのです。ずっと帰ってこない人のことはどうするのかと聞くと、この町がある限り、市民は火を灯し続けるというのです。私は政策の中枢にこういうことを据えようとは思いません。しかし帰らざる兵士を思う、こういう市民の感情が国民的力を培うのだと思うのであります」

1993年12月16日、角栄が亡くなった時、その遺骸に対面したのは首相の細川護熙、自民党総裁の河野洋平、そして衆議院議長の土井たか子だった。娘の真紀子が3人だけを招いたのである。

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

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悪用厳禁。どんどん人を思うように動かせる「魔法の即効ワード」

世の中にはいろいろな種類の「話し方ノウハウ本」がありますが、相手を動かす話し方をすることがビジネスパーソンにとって重要ですよね。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんは今回、元駿台予備学校化学科講師の犬塚壮志さんが書いた「目からウロコ」な一冊を紹介しています。

【カリスマ講師の「説明」の技術】⇒『「よい説明」には型がある。』

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「よい説明」には型がある。

犬塚壮志・著 日本経済新聞出版

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、累計13万部の「説明本」の人気著者で、元駿台予備学校化学科講師の犬塚壮志さんによる、話し方の本。

2019年8月にPHP研究所から出ていた『感動する説明「すぐできる」型』を文庫化にあたって大幅加筆、再構成、改題したもので、以前よりもぐんと読みやすくなり、新たに「型」が追加されています。

世の中には、いろんな話し方本がありますが、ビジネスパーソンにとって大切なのは、話すことによって上司や仕事相手、投資家を「動かす」こと。

そのためには、「上手な話し方」だけでは足りないのです。

本書では、読者が説明したいもの、紹介したいものをインパクトを持って伝える「11の型」を紹介。

具体的には、以下のテクニックを紹介しています。

第1の型 メリット訴求

第2の型 対比

第3の型 因果

第4の型 カットダウン

第5の型 破壊

第6の型 ニュース

第7の型 希少性

第8の型 伏線回収

第9の型 決断誘導

第10の型 自己主張

第11の型 欠如アピール

聴き手の頭の中を知る方法、メリット提示の仕方、「仮想敵」の設定、「対比」を使いこなす3つのパターン、質を落とさず聴き手の負担を軽減する方法、前提壊し、選択肢の設定など、悪用厳禁の効果的テクニックが紹介されています。

社内でのコミュニケーション力を向上させたい人、プレゼンやピッチで勝利したい人に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

研修講師はじめ、人前で話す人には、「即」役立つテクニックだと思います。

悪夢を見た朝、あなたは“心のこわばり”を取るために何をしますか?

悪夢を見た日って、どうしてもそのことをひきずってテンションが上がらなかったりしませんか? そんな時、無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさんが使っているのは「朝風呂」なのだそうです。その理由とは何か?今回のメルマガでご紹介しています。

朝風呂は効くよ。ネガティブな気分の抑え方

朝の目覚めって、その日のヤル気やら、生産性にかなり影響しますよね。たまたま悪い夢を見た日などは、午前中そのことを引きずってしまって気分が盛り上がらないってことがあったりします。

でも、そのことに気付けるだけ感覚は鋭敏なんだと思いますけど、そんな人、そんな時にどう対処したら良いのかをお伝えします。

これ、私が何年もやっている方法なんですけど、ひとつは朝風呂に入るということです。これは体温を高めて、身体の筋肉をほぐすということが目的です。

悪い夢を見ると、あなたの身体は自動的に縮こまる、収縮する、身体にグッと力が入るということが反応として起こるんですよ。これは一種の防御反応でして、身体を楯にして抵抗しているようなモノなんです。ですからそういう日って、ベッドから起き上がったら身体の節々が強張っていたり、筋肉がカチカチになっていたりします。これをほぐすだけで気分は変わってくるんです。

そのために、まずは身体を温める必要があるんです。特に冬場で身体が硬くなっている時には、最初に身体を温めることが有効です。その場合は、湯船に入るんですよ。シャワーじゃダメです。湯船に浸かることで、リラックスできますから。

横浜の古い家に住んでいたときには、お風呂の自動給湯システムとかがなかったので、毎朝5時に起きて、お風呂にお湯を張るということからやらなきゃならなかったんですが、今は時間をセットしたら勝手にお湯が張られていて非常に便利になりましたよね。

ここで身体を温めて、ついでにリラックスをする。これだけでストレスの半分以上は消えるはずです。これでも足りないという場合には、湯上がりにストレッチをします。私の場合には、腰が重たくなって、下半身が張ってくるので、湯上がりにゆっくりと腹筋運動をやります。その後にヨガのポーズをいくつかやって、ふくらはぎ、アキレス腱、そしてハムストリングのストレッチをやります。

全部で10分くらいですが、やり終わると悪い夢を見たストレスはほとんど消えています。

生前に相続がうまくいかなかったマンションの所有者は、死後どうなるのか?

マンション暮らしの高齢者で心配なことといえば、遺産相続として「マンションをどうするか」ということがひとつあげられると思います。今回のメルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では、一級建築士及びマンション管理士の廣田信子さんが、マンションの区分所有者である高齢者の方々が相続をどのように考えているかについて詳しく紹介しています。

自分の死後、マンションをどうしたいか考える 

こんにちは! 廣田信子です。

自分の死後のことを考えるのは、その後の生き方にも影響します。

今、マンションの区分所有者は、70歳位で、終活セミナー等をきっかけに、ご夫婦で話し合う機会を持つ方が増えています。

お一人になる前に考える機会を持つのは、とてもいいことだと思います。

相続に関しては自分自身が苦労した方も多く、自分たちはしっかり相続を考えたいと思っている方が多いようです。

私の身近でも、そういった話を聞く機会が多いです。

子供が複数いれば、それなりにたいへんなのです。

最近聞いた知人の話ですが、母親が一人暮らしで、知人は自宅が近くて何かと面倒を見ています。住まいが遠く、離婚して一人で子育てしている姉がいます。

親は、姉のことが心配で、マンションは姉に残したい。妹(知人)の方は経済的に安泰だからいいだろうと考えていることを知ってショックを受けます。

親のことですから心情的に受け入れられないのです。

母親の心とは違ってこのままでは、姉妹で争いになってしまいそうです。

藤井聡太と伊藤匠。「将棋の強い人間」は普通の人と何が違うのか?

4日におこなわれた第49期「棋王戦」五番勝負で、引き分けに当たる「持将棋」が成立した藤井聡太竜王(21)と挑戦者の伊藤匠七段(21)の戦い。二人は同じ2002年生まれの同い年で、小学生時代から面識のあるライバル同士です。彼らのように「将棋が強い人」は、普通の人とどんなところが違うのでしょうか? 今回の無料メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』で本のソムリエさんが紹介するのは、そんな藤井聡太竜王の「名言」ばかりを集めた一冊です。あなたは、将棋が得意ですか?

【一日一冊】藤井聡太の名言 勝利を必ずつかむ思考法

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藤井聡太の名言 勝利を必ずつかむ思考法

桑原晃弥・著 ぱる出版・刊

藤井少年は将棋が好き

史上最年少で四段昇段、その後無敗で公式戦最多29連勝、そして史上初の八冠全制覇の藤井聡太さんを研究してみましょう。まず、藤井少年は将棋が好きでたまらなかったということ。そして、家族も将棋に打ち込む藤井少年を応援してくれたことが大きいとしています。

普通なら「好きだからと将棋だけさせていいのか」と考える人が多いと思いますが、5歳で将棋教室に入り、小学1年生で研修会に入会しています。そもそも将棋をはじめたのは、祖母が「子どもにテレビを見せない」という方針で、孫たちのために「スタディ将棋を」用意して、それに5歳の藤井が興味を示したのです。また、幼稚園では子どもの自主性を重んじるモンテッソーリ教育を取り入れているところで、教育に熱心な家庭で育ったと考えられます。

  • 「毎日将棋が指せるから、早くおじいちゃんになりたい」と言って周りを驚かせた(p20)

藤井少年は負けず嫌い

藤井聡太の特徴は、負けず嫌いであるということでしょう。小学生の頃、将棋に負けると相手がプロだとしても泣き出したという。負けて悔しいという気持ちが強いのです。プロになっても負け将棋となったときの落ち込みぶりは、うつ伏せになったりオーパーリアクションで面白いくらいです。藤井は小さい頃から、負けたら勝つまで続けるのが癖だったというのです。

負けて悔しいからこそ、そのパワーを反省して次への教訓につなげているのです。反対に、悔しい気持ちを引きずらず、「忘れて」次に進むことも大切としています。将棋に勝ってやる気を出し、将棋に負けてやる気を出すのが藤井聡太なのだと思いました。

藤井自身、「自分は負けたら勝つまで続けるというのが、けっこう昔からの癖だったので」と話している(p31)

気晴らしに詰将棋

暇があったら詰将棋をしているという藤井聡太さんは無敵だと思いました。気晴らしに詰将棋をしているというのですから、ストレスがないのです。私たち会社員も仕事が好きで好きでたまらないというふうになれば無敵なのでしょう。

なかなかそうした気持ちにはなれませんが、自分の仕事に工夫をえることで面白味が出てくることもあると思いました。藤井聡太さんの爪の垢を煎じて飲みたいと思います。

桑原さん、良い本をありがとうございました。

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