古都のグルメ。京都ツウが全力でオススメする「定番本場の味」10選

出掛けた先で美味しいものをいただくのも、旅の醍醐味の1つ。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では、著者の英 学さんが自ら食べ歩いて厳選した「京都の定番グルメ10選」が紹介されています。

必見!京都の定番グルメ

今回は京都グルメ特集です。とは言え、お店と言うより京都ならではの食べ物です。有名なものからありふれたものまでありますが、本場の味は格別です。みんな知っているようなものが、「これって京都のものだったの?」っていうものもあります。そんな由緒などにも触れながら独断と偏見で選んだ10選をご紹介します。

湯豆腐

京都のご当地グルメの定番中の定番京都らしさをもっとも感じられる食事ではないでしょうか? 豆腐なんか日本全国どこでも食べることが出来ると言えばそれまでですが京都の豆腐は格別です。なぜなら豆腐の成分はほとんど水分だからです。京都は太古の昔から名水といわれる質の良い地下水や清水に恵まれています。和食が世界文化遺産に指定され日本食が注目を浴びていますが、その中でも特に人気なのは、「豆腐」なのです。美容や健康のためにヘルシーな食材として、京都の定番として再び脚光を浴びています。

嵯峨野

予約:不可
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町45
アクセス:JR嵯峨嵐山駅より徒歩12分
営業日・営業時間:11:00~19:00
定休日:7月第4水曜と木曜、12/30、31、1/1 (計5日間)

南禅寺 順正

予約:075-761-2311
住所:京都府京都市左京区南禅寺草川町60
アクセス 地下鉄東西線蹴上駅より徒歩10分
営業日・営業時間:11:00~21:30
定休日:不定休

ラーメン(しかもコッテリ系)

古都京都は古い町というイメージが強いですが、京都市は若者の街です。京都は市の人口の10人に1人が大学生と言うぐらい学生が多い街。大学生の人口密度は断トツ日本一です。それに加えて年中全国から修学旅行生が訪れているので街の中心部はとても活気があります。寺町通り、四条通り、河原町通り、烏丸通りなどを歩いていると若者の多さに気付くことでしょう。

その周辺は飲食店も多くラーメン屋もしのぎを削っています。特に京都大学に近い一乗寺駅周辺は市街中心部から離れるものの、日本一と言えるぐらいのラーメン激戦地です。そこから全国区となったのは誰もが知っている人気のラーメンチェーン「天下一品」です。一般人から芸能人まで幅広く愛されている人気のラーメン店ですよね。京都は薄味のイメージが強いですが、ラーメンに関してはとにかく「こってり」です。一般的にはやさしい味の京風や京野菜のイメージがありますよね? しかし、京都には洋食屋やすき焼き、しゃぶしゃぶなどガッツリ肉食系の店が多いです。薄味や透き通るようなスープのラーメン屋を探す方が難しいというぐらい京都のラーメンはパンチがあるものが主流です。

今日から「ビールは薬だ!」と大手を振って飲める豆知識と枝豆の効果

まだ5月とはいえ、日差しはまさに夏のよう。こんな時期はビールをぐいっと飲みたくなりますよね。無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』で紹介されているのは、「ビールにまさかの薬のような効果があった!」といううれしい情報。そんなビールのおつまみに最適な枝豆も、体にとってかなり優秀な食材なんだそうですよ。

ビールも薬に??

ビールは、古代エジプトでは液体のパンと呼ばれ健康に良いとされ、イギリスでは風邪をひくと、黒ビールに卵を混ぜて飲む民間療法があり、欧米では20世紀の初頭までホップやホップチンキが薬屋で鎮静剤・安眠剤として売られ、日本でも明治初期には、薬として薬屋で売られていたことがあったそうです。

ビールには、ビタミンB2、カリウム、ナイアシンを含んでおり、消化器を刺激して栄養分の吸収を促したり体力の増強に役立ち、ホップの苦味は、精神をリラックスさせる鎮静効果や消化を助け食欲増進に効果があるらしいです。

また、炭酸ガスは胃壁を刺激して胃液の分泌を促し、胃の働きを活発にさせる働きも。

またビールには利尿作用もあって、医学の始祖といわれるヒポクラテスの処方書にも、発疹性の病人に発芽した大麦の煎汁を飲ませて排尿量を増加させる治療法が書かれているそうです。

「豆」と「野菜」のいいところどり

枝豆といえばビールのおつまみの代名詞のようですが、大豆の未熟なものなので野菜の仲間に入り、「豆」と「野菜」のいいところがダブルで取れ、実は夏の優秀食材なのだそう。

豆である大豆に含まれる栄養素であるたんぱく質、ビタミンB1、B2、食物繊維、カルシウムが豊富なうえに、大豆には含まれない栄養素、ビタミンA、ビタミンCも豊富に含まれているらしいです。

このたんぱく質+ビタミンB1はアルコールを分解する働きがあり、悪酔いや二日酔い防止になるので、「ビールに枝豆」は理にかなっているといえるのだそう。

また、大豆イソフラボン、鉄分、カリウム、食物繊維なども含まれ、女性にとってもやさしい効果いっぱいの枝豆、たくさん食べて暑い夏を元気に乗り切りましょう!

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まだまだ増える? 「高齢者の運転」 による自動車事故…

高速道路の逆走など、高齢者の運転による自動車事故のニュースが相次いでいます。

特に高速道路の逆走事案は、その約半数が75歳以上の高齢者によるものとされており、制度の改正などによる対策が協議されています。いまのところ運転免許にはいわゆる「定年」がなく、運転を継続するかしないかの大部分は本人の自己判断に委ねられています。
今後、認知症が懸念される運転者に対してどのような対策をとるべきなのでしょうか?

75歳以上になると「認知機能」の検査

現行の制度では、75歳以上の人は運転免許を更新する際に「高齢者講習」と「講習予備検査」と呼ばれる認知機能の検査が義務づけられており、この2つを受けない限り免許の更新はできない決まりになっています。ただし、その基準は決して厳しいとは言えません。

講習予備検査では、認知症の進行度を3段階で判定します。仮に、ここで「判断力・記憶力が低くなっている」という認知症が最も懸念される「第1分類」になったとしても、過去1年間に信号無視や一時不停止などの違反行為がなければ、免許を更新できるのです。

高齢者の運転認知症対策を焦点とした改正案も

この現行制度の問題点を踏まえて、警視庁が今月15日に発表したのが「道路交通法改正試案」です。

この試案には、現行の検査を利用した「認知症の進行具合の確認強化」が盛り込まれており、更新時に第1分類と判定された場合は、医師の診断が義務づけられます。そして、診断で認知症と確定した場合は、現行の制度とは違い、過去に違反がない場合でも免許が取り消されます。

移動手段としての「足」をどうするか?

しかし、特に地方などにおいては自動車が人々の主要な移動手段となっており、買い物ひとつとっても車が欠かせなくなっている地域も少なくありません。

免許制度の改正と並行して、高齢者が気軽に使える公共交通機関や移動支援サービスの整備は必須といえるでしょう。

また、認知症の進行には個人差があるため、検査では「問題なし」という結果が出ても、次の免許更新までの3年間に症状が進行してしまうケースも懸念されています。

そこで今回の試案では、検査では問題がなかった人でも、一定の違反を起こした場合は臨時検査が義務づけられ、認知機能の低下が懸念されたときは講習を受ける、といった対策も盛り込まれています。

高齢者の運転「運転をやめる」にはサポートが必要

上記のように、高齢者が運転をやめると、生活に大きな不便を伴う場合もあります。

こういったケースでは、家族や知人などが運転をやめた人のフォローをしていくことが大切です。また、運転することが楽しみ、という高齢者には、運転以外の楽しみや生きがいをサポートする活動が必要とされるでしょう。

そして、高齢者自身も、万が一自分の運転に「危険」を感じた場合には、周囲に相談したり、免許を返納したりする勇気を持つことが、事故を未然に防ぐためには大切なのかもしれません。

執筆:Mocosuku編集部

 

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売れっ子コンサルがプレゼン資料をA4の紙2枚しか作らぬ深い理由

プレゼンとなると分厚い企画書をこれ見よがしに配り、何十枚もの資料をコピー。古き良き昭和のサラリーマンのような感もありますが…、実際、いまだこんな風に「とりあえずたくさん」の時間、資料、お金をかけないと気が済まない人や、それをありがたがる人が多いのだそうです。無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんは、これらがいかに「人生の浪費」であるかを説いています。

とりあえずたくさん

私が作る提案書は大抵、A4用紙2枚です。基本的には1枚なのですが、ついサービス精神旺盛で、2枚になっちゃいます。そういう話をすると、多くの会社員の方が、「2枚なんて少なすぎじゃないですか? じゃあ、表紙もないってことですか?」と、ものすごい勢いで反論してきます。

「じゃあ、何枚だったら少なすぎじゃないの?」と聞くと、普段は20枚は作っているだの、30枚になることもあるだの、大きな枚数を言います。その枚数の大小は何なのかと聞くと、「企画の規模」「提案の気合い度」など、まあいろいろな答えが返ってきます。つまり、本人たちも、「提案書の枚数は、何によって増減するのかということがきちっと分かっていないのです。

例えば、企画の規模が大きければ、別に提案書の枚数を増やさなくても、「この企画の規模は、これぐらい大きいです」と文字で表現すれば数行で済みます。提案の気合い度をそこに表したいのならば、「今回は気合いが入ってますよー!」と冒頭で口で言えばいいだけです。

そもそも「表紙がないんですね」という指摘がいつも驚いてしまうのですが、なぜ表紙が要ると思うのかが不思議です。あなたの言う「表紙」には何が書いているのか、と聞いてみると、タイトルと自分の名前だと言います。それだけだったら、1枚目の冒頭で2行で済みます。

さらに、提案書を「薄い」「厚い」と表現しているのがもうすでに前時代的であって、印刷した紙をホチキスで束ねて会議室で配る、なんていうやり方をいまだにやっている証拠です。会議で必要ならば、会議よりも前に出席者全員にメールで送っていれば済む話です。

また、プロジェクターを使うプレゼンであれば、プロジェクターに書いていることを、そのまま手元の用紙にも印刷していて、しかもそれと同じことを口頭で説明するというのはダブりすぎてあまりに時間の浪費です。

当日発表で手元の用紙が当日配布の必要があるなら、用紙の内容と、プロジェクターの内容と、口頭の内容、うまく3分割すればものすごく効率的なのに、全部同じものをダブらせて表現する、という無駄をしたがるのが、不思議でなりません。

このように、多くの会社の会議を見てみると、「うわー、ものすごーく無駄なこと、こんな時代になっても、いまだにやってるんだな……」と思うことに、たくさん遭遇します。

たった2枚だけの提案書を出すと、提案する相手にも2通りの反応が見えて面白いです。

まず、「提案書が薄いから、判断材料が少なくて判断できない」と言い出して、すぐ投げ出す人

そして、「この部分は自分は知らない。詳しく教えてくれる?」とその場で判断材料が必要な部分を指摘して、口頭で聞いたりすぐ調べたりして、すぐ判断できる人

もう最近となっては、あまりに時間の無駄なので前者のような相手には提案することすらなくなりましたが、提案書の厚さは、判断材料の多さだと勘違いしている人がものすごくたくさんいるんですね。相手の判断を仰ぐ提案書なのであれば、相手が判断に必要な材料だけをそこに書けばいいだけで、それが何十枚にも及ぶわけがないのです。

【社労士に質問】一度は出した「退職届」を撤回することはできますか?

会社に勢いよく「退職届」を出したものの、家族のこと、この先のお金のこと…、冷静に考えてみて、やっぱりもう少しこの会社で頑張ってみよう! こんな時、退職を「撤回」することはできるのでしょうか? また、会社側はそれを拒否することができるのでしょうか?今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では、この難しい問題を取り上げています。

「退職します」を撤回することはできるのか

私は、基本的に優柔不断です。仕事では、時間的な制約や判断の基準や根拠が明確な場合も多いのでそのようなことはあまりありませんが、困るのは「ランチ」です。ランチは、選ぶ基準や正解がありません。

そして、さらに困ったことに(?)私の事務所のある御茶ノ水付近はランチのお店が非常に多い地域でもあります。それでも、なんとかしてお店を選ぶわけなのですが、さらにさらに困ることがあります。それは、オーダーしたあとに「あ、別のメニューにしておけば良かったかも」と他のメニューが気になってしまう場合です。この場合は、お店に伝えて変更してもらうこともあれば、そのまま食べることもあります。

ただ、この「変更」の場合に困るのは私よりむしろ、お店側でしょう。オーダーされたものを作る前であれば、変更されても問題はないのでしょうが、作り始めていたらそうもいきません。

これは、社員の退職にも同じことが言えます。

社員が退職ということになれば、通常はその補充のために別の社員を採用します。別の社員を採用してしまったあとに、「退職を撤回したい」と言われたら、会社としては困ってしまいますよね。

では、一度申し出た退職は撤回することができるのでしょうか?

それについて裁判があります。

ある鉄工業の会社で、社内のトラブルに関連して社員が退職届を提出してきました。それをその場で、人事部長が受け取ったのですがなんとその次の日にその社員が「退職を取り消したい」と言ってきたのです。それを会社が拒否したことで裁判になりました。

では、その結果どうなったか?

それでも大麻は「違法」なのか? 末期がん患者が大麻治療で逮捕

世界では、医療用としての使用が認められていたり、嗜好品としての使用を合法とする国も存在している「大麻」。日本では違反薬物として厳重に規制されています。しかし、自身の命を守るために使用した場合でも「違法」とすべきなのでしょうか? メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』で池田教授は、日本の「大麻取締法」について「悪法」と一刀両断しています。

アホな法律は国民を不幸にする

最近の日本はコンプライアンス至上主義という名の原理主義が跋扈していて、世も末だと思うことが多い。

最近最も呆れたのは、1.自分の末期がんの治療のために、自ら大麻を栽培して使用し、劇的に症状が改善した男性が、大麻取締法違反で警視庁に逮捕され、起訴された事件と、2.山形県の県立高校の保健体育の女性教諭が無免許で32年間教えていたとして、県教委は採用時の1984年に遡り失職扱いとし、32年間に支給した1億数千万円余りの給与の返還請求を検討しているという事件である。

最初の男性は58歳の山本正光さん。 2013年6月に肝臓がんが見つかり、医療機関で治療を始めたが、2014年10月に余命半年~1年と宣言され、医師から打つ手はないと言われたという。インターネットで海外の事例を検索して、大麻ががんに有効かもしれないと思い、厚生労働省、農林水産省、法務省などに「大麻を医療目的で使うにはどうしたらいいかと」と相談したところ「日本では医療用であれなんであれ、大麻の使用は禁止されている」とにべもない返事をされ、 それではと、製薬会社に「自分の体を使って大麻の効果を検証して欲しい」と頼んだが、当然のことながら、答えはNGで、仕方なく自分で栽培して使ってみたという。

本人の弁によれば、痛みが和らいだほか、食欲が戻り、抑鬱的だった気分も晴れ、腫瘍マーカーの数値が20分の1に減ったという。それを逮捕して起訴する日本国の官僚は、国民の命より法律の方が大事だというわけだ。

厚生労働省の担当者はこの裁判に関し次のように語っているという。

医療用大麻は有効性が実証されているわけではない上、最先端のがん治療が受けられる日本で、医療用大麻を合法化する必要性は低い。米国では医療用のみ合法化された州、嗜好品用にも合法化された州があるが、実際には医療用のみ合法化された州でも嗜好品として蔓延している。他のより強度な麻薬に手を出す入り口にもなっている」「日本で規制を緩めれば子供などが大麻を手に入れやすくなるなどのリスクが生じる」(産経ニュース2016年4月24日)。

何を言っているのか自分でもよく分かっていないとしか思えない支離滅裂なコメントだ。今の日本では、総理大臣から末端の官僚まで、論理性が全く欠如した答弁が流行っているようで、これで、国民を騙せると思っているとしたら、国民は完全に舐められているよね。

あのプーチンが喜んだ。安倍総理はロシアへのアプローチをどう変えたのか?

先日ロシアで開かれた首脳会談において、「手応えを感じた」という安倍総理。これまで修復不可能とも言われていた日ロ関係が急速に改善されたのにはハッキリとした訳があると、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんは分析しています。

プーチン年内訪日決定?~迎える際のポイント

安倍総理が6日、ロシアのソチでプーチンと会談した件。ロシア側はかなり喜んでいるようです。その後も、何度も何度もメディアで報じられています。日本政府のアプローチが変わったことが原因です。

いままで日本政府高官は、ロシア政府の高官に会うと、開口一番、「島返せこら!と言っていた。4島返還は、ロシアにとって、まったく「大損」な話。「経済制裁」「原油価格暴落」「ルーブル暴落」でとても苦しい。それなのに日本人は会うたび会うたび、「大損な話」しかしない。それでロシア政府もうんざりし、副首相が、「日本人はハラキリしておとなしくしてろ!」とブチ切れるほど、両国関係は悪化していた。

ところが今回の安倍総理は違い、ロシアが望む経済協力を前面に出した。ロシア側も、「お! 今回日本は違う感じだぞ!」と歓喜したのです。

テレビ・ツェントルの保守系政治分析番組「ポストスクリプトン」を観ていると、「ロシアは、ドイツのメルケル首相に、西側諸国との和解仲介を期待したが、メルケルはアメリカに従属する道を選んだ。これからは安倍がロシアと西側諸国の仲介役になりそうだ」と絶賛していました。

そして、「プーチン年内訪日決定」という情報も出てきています。

ロシアのプーチン大統領、年末に来日へ=側近

ロイター 5月17日(火)22時51分配信

 

[モスクワ 17日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は、年末に日本を訪問し、安倍晋三首相と会談する予定だ。側近が17日、記者団に明らかにした。

というわけで今回は、プーチンが訪日すると仮定して迎える際のポイントをまとめておきましょう。

火星を見よう。5月31日は火星と地球が2年2ヶ月ぶりに最接近

日中の気温も上がり、夜は半袖でも過ごしやすくなってきましたね。この時期は、火星や木星、土星などの惑星の姿が都会でも楽しめます。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』によれば、5月31日、2年ぶりに火星が地球に最接近するとのこと、梅雨入り前に夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。

火・木・土!

今日は少し星空のお話。夜9時過ぎに南東の空を見あげると、赤く輝く星が見えます。火星です。

もう少し夜遅くまで粘ると、その後ろから同じく赤い星が見えるでしょう。やや空の低いところなので、都会でビルが邪魔していたり、山の中だと見えにくいのですが、さそり座のアンタレスです。

さそり座は、釣り針みたいな形をしているので比較的わかりやすい星座です。そのちょうど真ん中、心臓にあたるところに輝くのがアンタレスです。

「アンタレス」というのは「アンチアーレス」、「火星に対抗するもの」という意味なのですが、今ほど「火星 vs アンタレス」が楽しめることもそうはありません。

火星は5月22日に衝(ちょうど地球から見て太陽と反対の位置にある)を迎え、今月末31日には2年2ヶ月ぶりに最接近します。今回の接近は中接近ぐらいなので、小さな望遠鏡では模様を見るのは難しいかもしれませんが、もしお近くの天文台などで「公開観望会」があれば、ぜひ参加してみてください。

今の中国を決定づけた「文化大革命」。その影響とは?

中国の歴史上、重大な「文化大革命」(文革)は、1966年5月16日の中国共産党の通知が起点とみなされている。その日から50年を迎えたが、そのことは中国本土のメディアではほとんど報じられなかったという。中国共産党が報道を禁止したためである。中国社会に多大な犠牲をもたらした文革は、党にとって、今でも非常にデリケートな問題だ。文革の影響は、始まりから50年たった今も中国社会に残っている。

共産主義の理想の名の下に国を内側から破壊した文化大革命

文革は、毛沢東が始めた政治運動だ。毛は1949年、中国共産党の最高指導者として中華人民共和国の建国を宣言し、その後中国を率いたが、1958年より行った「大躍進政策」の失敗により、その権力に陰りが生じた。文革は、一面では、毛が党内の政敵を追い落とし、権力を再掌握するための権力闘争だった。

毛の政敵は、資本主義を体制に持ち込み、共産主義革命を妨げる反動勢力として毛側から批判された。毛は、共産主義の実現のためには、常に反動勢力を見つけ出して闘う「継続革命」が必要だと主張していた。そして国民にもそれを実施することを求めた。それが文革、正式名は「無産階級(プロレタリア)文化大革命」だった。

これにより国民の間で、党の幹部や官僚、教師や文化人などに反動勢力を見つけ出し、つるし上げる運動が巻き起こった。多くが危害を加えられ、自殺に追い込まれる人もいた。この運動の先頭に立ったのが、「紅衛兵」を名乗る、学生など若者たちが形成したグループだ。共産主義の理想を信じ、文革を忠実に実行したが、それは同時に中国の伝統的な価値観を容赦なく破壊するということでもあった。彼らは自分の親たちでさえも、理想の名の下につるし上げた。

また彼らは派閥を形成し、自分たちのイデオロギーこそ真正だと信じ、時に激しい派閥抗争を繰り広げた。文革の専門家であり『毛沢東 最後の革命』の著作があるハーバード大学のロデリック・マクファーカー教授は、ガーディアン紙に、「私が思うに、文革で最も恐ろしい側面は、党主席が国全体を混乱に陥らせたということばかりではない。スタートのピストルが鳴らされるや、中国人がお互いに対して極度に残酷になったということだ」「国民同士が戦い、殺し合った――特に紅衛兵の派閥抗争において」と語っている。

暴走する紅衛兵の扱いに手を焼いた指導部は、学生たちを強制的に地方の農村に送り込む、いわゆる「下放」を開始した。この措置により、高等教育を受ける機会を失った世代が生じた。なお、習近平国家主席も、かつて下放を受けた経験がある。

文革は1976年の毛沢東の死後、間もなく終息した。BBCは、何百万人もがそれまでの間に弾劾され、処罰されたが、実際の死亡者数に関しては、さまざまな推測がある、としている。

ガーディアン紙は文革について、政治的、社会的混乱の10年間と語り、また20世紀の中国で、最も破壊的かつ後世を決定づけた出来事の1つと位置づけている。アルジャジーラでは、北京のシンクタンク「チャイナ・ポリシー」の研究ディレクターのデービッド・ケリー氏が「文革は実際、中国が中世にほとんど戻った時期だった」と語っている。

中国共産党にとっては今でもデリケートきわまる問題

ガーディアン紙、BBC、AP通信といった欧米メディアは、文革の始まりから50年を迎えたことについて、中国メディアによる報道や、党・政府からの言及がないことに注目している。ガーディアン紙は、中国本土の16日の新聞には、文革の記念日のいかなる報道も欠けていた、と伝えた。BBCは、中国の主要国営メディアは16日、この記念日についてほとんど何も言及しなかった、と伝えた。

AP通信は、中国メディアは16日、この節目を大部分無視したが、このことは、後に党が「大惨事」と明言したこの時代について、デリケートさが継続していることを反映するものだと語っている。もちろん、報道規制を念頭に置いたものだ。

またガーディアン紙によると、中国の研究者は、このデリケートな時代について話すことを禁じられていたとのことだ。文革に関する著作のある王友琴氏は、「私たちが文革のダークサイドをさらしてしまうと、国民が(現在の)政治制度に疑問を抱くだろうと彼ら(指導部)は考えている」とガーディアン紙に語っている。

BBCは、この時代の議論を呼ぶ遺産を扱う方法は、今日に至るまで、中国共産党の支配者らにとって難題であり続けている、と論じている。中国指導部にとって、文革の歴史に直面することのリスクは今でも非常に高いということなのだろう。

始まりから半世紀たった今も中国社会に残っている影響

文革は、現在に至るまで中国社会に影響を残している。ガーディアン紙は、文革が始まってから半世紀たったが、この時代が現在の中国に与えた影響について学者たちはなおも討議中だ、と伝えている。

独フライブルク大学の文革の専門家で、毛沢東時代の遺産について研究中のダニエル・リーズ氏は、ガーディアン紙で、文革の一つの結果は、中国の指導者らが政治的安定に執着するようになったことだ、と主張している。「党の観点からいえば、統制を決して放棄してはいけないこと、威圧的な権力を常に維持しなくてはならないこと、党内で一切の派閥争いがあってはならないことが、文革の主要な遺産に含まれるのは非常に明確だ」と語っている。文革に関する国民の批判を封じ込めるためにも、共産党の支配をますます強固に保つ必要があるという意味だろうか。現在の習政権もこのスタイルに忠実に即していると言えそうだ。

AP通信は、中国の独裁的な政治制度、党の方針に異論を唱えることへの不寛容、指導部への無批判の支持のなかに、文革の名残が今でも反響し続けている、とベテラン・ジャーナリストの高瑜氏が語ったと伝える。

党だけでなく、一般国民の間にも影響は残っているようだ。ガーディアン紙は、今でも中国社会は、文革からシニシズムを引きずっている、と高氏やその他の人が語っていると伝える。文革当時、学生は、教師や、親までも含めて、権威ある人物を弾劾することが求められたし、伝統的な道徳と方針が攻撃され、仏教寺院が外観を汚され、破壊された、と同紙は伝えている。この場合のシニシズムとは、目的達成のために手段を選ばない、といった意味合いだろうか。

国民の間では文革について沈黙を破り声を上げる動きも

中国国民の間で、文革に対する意識の変化もあるようだ。AP通信は、多数の元紅衛兵が、自分たちの経験について書くようになっており、中には自分たちが虐げた相手に謝罪するために名乗り出てきた者たちもいる、と伝えている。また、公での沈黙にかかわらず、ここ数年、ネット、内輪の雑誌、文革の時代に生きていた人たちの社交的な会合で、非公式の論議が増えている、と伝えている。

その一方、ガーディアン紙やAP通信によると、ネオ毛沢東主義者と呼ばれる、文革を評価している人たちもいるそうだ。彼らは自分たちで文革開始50年の記念行事を行ったそうである。AP通信によると、ノスタルジーや、市場経済によって格差が拡大したことへの不満から、文革を支持しているそうだ。

(田所秀徳)

image by: Zhao jian kang / Shutterstock

 

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脳トレよりもヨガ・瞑想。最新研究でわかった「認知症」予防効果

世界的に止まらない高齢化の流れの中で、認知症の克服は現代医療のメインテーマとなっています。そんな折、ヨガや瞑想が認知症の予防や進行を遅らせる効果があるという研究結果がアメリカで発表されました。

脳トレゲームやパズルはもう古い?

名前や人の顔、大切なことがある日付やその出来事などを忘れてしまうことは認知機能が衰えたまぎれもない兆候です。

加齢によって起こる認知症やアルツハイマーなどを含む神経変性の病気は、我々から記憶、思考、理由付けなどの脳力を徐々に奪っていくのです。

しかしメディカル・デイリーによると最新の研究では、ヨガや瞑想をすることは、クロスワードパズルなどのような記憶力トレーニングに比べて、アルツハイマーや認知症につながる認知と感情障害に効果があるとしています。

「ヨガは記憶力トレーニングよりも、気分や不安への対応力といったところにも作用する」と、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の精神科教授で今回の研究を行ったHelen Lavretsky氏は言います。

例えば”脳トレ”ゲームは、加齢に伴う認知機能の低下を食い止めると、メディアではよく持ち上げられてきました。

有名な脳トレゲーム“Luminosity”は記憶力、注意力、問題解決力など40種類以上の認知機能を向上させるゲームが利用でき、会員登録すると1週間に3回〜5回、15分程度のゲームを継続するように促されます。

Lavretsky氏のチームでは、55才で記憶力に問題があるとされた25人の協力者に対して、ヨガや瞑想と記憶力トレーニングの効果を調べました。

この問題とは、名前、人の顔や約束を忘れたり、置いたものに場所がわからなくなったりするという種類の症状です。

協力者は調査の最初と最後に記憶力テストと脳のスキャンを行いました。

25人は2つのグループに分けられました。

11人は記憶力増進トレーニングを週に1時間、そして科学的に証明された方法にもとづいた、言語および視覚で顔や名前、リストなどを記憶してそれを試すといったことを1日20分行うグループ。

残りの14人はクンダリーニヨガのクラスを1週間に1時間行い、キルタン・クリヤ瞑想を毎日自宅で20分行うというものです。

この研究で分かったことは、12週間後どちらのグループも歩行中や運転中に場所を思い出したり、道順を理解するのに必要な言語記憶については、同じような効果が見られました。

しかし、ヨガと瞑想を行ったグループでは、鬱や不安といった感情がより少なくなり対処能力やストレス耐性が向上していたのです。

これは老年期において、認知機能障害になると感情の処理が難しくなるため、とても重要な発見です。

記憶が失われると不安感が増大し、その結果、鬱を誘発してしまうのだとLavretsky氏は言います。