仕事で「頑張ります!」と言う人を監視リストに入れるべき理由

仕事に関して「頑張ります」と口にする人はウォッチリストに入れ監視する、というのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは「仕事とは頑張ってはいけないもの」としてその根拠を記すとともに、成果を出す人のもののとらえ方を紹介し、成長の本質を説いています。

仕事は頑張らずにやるもの

今日もお仕事頑張ってますか?

って書きましたけど、実は頑張っちゃダメなんですよ。仕事とは頑張ってやるモノではないんです。頑張らなきゃ出来ない事は実はあなたには出来ない事なんですから。頑張らずに軽々とこなせる、出来る範囲のことをあなたの実力というのですよ。頑張らなきゃ出来ないのであれば、それはコケる可能性が高いので誰かサポート役が必要なんです。そして何度か実際にサポートしてもらって、最後は独りで軽々と出来るようになるというのが成長なんですから。

ですから私は、「頑張ります!」という単語を耳にしたらその人をウォッチリストに入れて失敗しないか納期に間に合うか期待通りのクオリティを出せるかを監視します。だってラクラクと出来ることに対して(それはつまり納期もクオリティも問題なく成果を出せるということです)、「頑張ります」とは言わないでしょ。

日本人って非常に情緒的な民族なので、頑張ったということが一つの価値になるんですね。ダメだったけど、頑張ったんだから褒めてあげようみたいな感じでね。この価値観を小学生あたりからインストールしてしまうから、日本の生産性って下がって来たんじゃありませんかね。というか、正確に言えば、成果を出す人はこんなことは言いません

頑張ったかどうかなんてどうでも良くて、狙ったところに届いたのかどうか、つまり期待した成果を手にしたかどうかだけで物事を評価するんです。そしてそのラインに届いていないのであれば、自分を褒めるのではなく、どういう理由でどこがどの程度足りなかったのかを検証するんです。その上で、次回狙ったところに届くようにするための努力をするわけです。それをせずに、頑張ったから、汗をかいたからという理由で、出来なかったことを褒めてしまったら、そこから先の進化成長なんてありませんよ。

これは学生時代の勉強でも、社会人にとっての仕事でも同じなんですが、成果が出ない人というのは、頑張ること努力すること汗をかくことが目的になっているんです。まるで趣味のスポーツのようにね。イヤァ、今日は1時間も頑張っちゃったぞ、と考えるんです。イヤイヤ、そもそもの目的は何らかの成果を手にすることでしたよね?それはめでたく手に入ったんですか?

これが私の趣味のギターならそれで良いんですよ。成果を求めず、毎日30分練習すれば、少しずつですが上達しますから。でもこれが数字で評価される勉強とか仕事だとマズいんです。

ではあなたは頑張らずに軽々ラクラクと何が出来ますか?

この問いに答えるということが、自分の能力スキルを理解するということなのです。と同時に、頑張らないと出来ない、一抹の不安のある仕事は何ですか?という問いも必要で、それはどうやって一つ上のランク、つまり頑張らずに出来るようになるレベルに到達出来るのでしょうか?

このための戦略と戦術を持って仕事をしている人を流されずに生きているというのです。これらの問いに対する答えを持たず、仕事をしている人は、残念ながら全員惰性で流されて同調圧力に負けて生活のために仕事をしているに過ぎないんです。なぜならこの生き方だと、狙って成果を出すのではなく、結果として成果が出るようになったという形になるからです。

「本を出す前にどんな下準備をする?」人気コンサルに聞いてみた

読者からのさまざまな質問に回答してくれる、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は、自費出版をしたいという人に、どんな準備をしたらいいのか、とっておきのノウハウをアドバイスしています。

Kindleで自費出版を目指すための手順

Q.
Twitterで「小説家になりたくて、あなたに本当に才能があるのなら、まずはKindleで自費出版でいい」とのご意見を伺いました。Kindleで自費出版を目指すための下書きの手段として何種類かあると思うのですが、

  • メモ帳やWord等でローカルで書きためる
  • ブログやnoteでアウトプットしながら書きためる

要は事前に公開してから電子書籍化するか、いきなり電子書籍化するかの違いだと思うのですが、永江さんの最近の著書はブログやメルマガ→電子書籍という流れですよね。

今から「そうだKindleで自費出版しよう!」と思う人に、上記のどちらがお勧めでしょうか?(どっちでもいい、とにかく書け!話はそれからだ!かもしれませんが、もし違いがあれば)

また、より良い案をご存じでしたら、それも併せて聞かせていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

永江さんからの回答

いや、素人がやみくもに書いた小説なんて絶対売れないので「とにかく書け」とは言いません。本当に小説を書きたいなら、まずきちんとストーリー展開のマインドマップを作ってから書き始めるべきだと思います。

ライティングや脚本のプロなら全体の構想や筋書きを考えながら書くこともできますが、初めて小説を書く人が思いついたことから書き始めると、バラバラで何を言いたいのは分からない文章になってしまいます。つまり、物語の肝は何で、登場人物はどんな背景を持っているか、このシナリオが起こったらみんなにどう影響を与えるかなど、小説の世界観やストーリーを最初に細部まで練り上げることが大切なんです。

以前、大手ゲーム会社の仕事をしたときに大人気RPGの企画制作の舞台裏を垣間見たことがあるのですが、大きな会議室の壁一面に模造紙を張って、ゲームの世界観やイベントや登場人物などの設定を事細かに貼り付けていました。今で言えばマインドマップです。

私が以前マガジンハウスから本を出した時も(当時、今井美樹についで歴代2位という記録でした)、構想をまとめて書き上げるまで2年くらいかかりました。なので、最初にマインドマップを作り、小説の中身を綿密に創り上げるのが良いでしょう。構想をしっかり作ったら後は一気に書けるはずなので、結果的に書き上がるのも早いと思いますよ。

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年金は何歳まで生きれば70歳から貰い始めた人の方が得になるのか

年金を貰い始めるタイミングを遅らせた場合、受給額が増えることは知識としてご存知の方も多いかと思います。しかしながら増加した分、税金等もアップするのもまた当然なのですが、「それでも得」とするのは、無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』の著者・hirokiさん。今回の記事中ではその根拠をわかりやすく、かつ詳しく紹介してくださっています。

年金を貰うのを遅らせて年金を増やしたけど、その分税金や社会保険料負担も増えるがやはり得

年金を増やす時は年金を貰うのを遅らせると増えるって話題が関心を集めるようになりましたよね。もちろん65歳から発生する老齢基礎年金と老齢厚生年金を最大70歳までの期間の間で遅らせる事で年金は1ヶ月毎に0.7%ずつ増えていきます

年間で8.4%も増えて、5年間だと42%の計算になります。まあ65歳時に200万円の年金が1年で2,168,000円になって、5年後には284万円になるという事ですね。本当に増えるのか?と怪しげな感じですが、これは事実です。でも制度上の様々な条件があるし、もうさっさと年金貰いたいという人も多いので実際利用者は2%に達しません

制度的に利用者が2%にも満たない様々な理由(2018年11月有料メルマガバックナンバー)

さて、年金額は物凄く増えますが、収入が増えるという事は税金や社会保険料が増える事にもなります。じゃあ年金増やしたけどその分どのくらい税金がかかってしまうのかを見ていきましょう。ちなみに65歳未満の人は年間108万円未満65歳以上の人は158万円未満の人は税金はかからない

1.昭和23年12月24日生まれの男性(今は70歳)

何年生まれ→何歳かを瞬時に判断する方法!(参考記事)

65歳時点の年金額。

  • 老齢基礎年金78万円
  • 老齢厚生年金130万円(経過的加算含む)
  • 配偶者加給年金39万円(52歳の妻有り)
  • 合計247万円

なお、65歳時点では退職金がまだ1,500万円あったから、70歳までは年金を貰わずに退職金で過ごそうと思った。65歳時に年金はしばらく貰わない年金の繰下げを希望していた。平成30年12月23日に70歳に到達したので、繰下げの申し込みを年金事務所にしに行った。そうすると平成31年1月分から年金が42%増える

  • 老齢基礎年金は78万円×142%=1,107,600円
  • 老齢厚生年金は130万円×142%=1,846,000円(経過的加算含む)
  • 配偶者加給年金は増えずにそのまま39万円

70歳到達月の翌月からの年金額は、

  • 老齢基礎年金1,107,600円+老齢厚生年金1,846,000円+配偶者加給年金39万円=3,343,600円月額278,633円

繰下げしたから65歳時の年金247万円より、年間873,600円増額しましたね。ですが、年間の受給額が158万円以上だから源泉徴収税額が年金からなされる。源泉徴収するかどうかは2月15日支払いの前日時点2月年金の締め日である1月20日ごろの年金額で判断する。

1ヶ月でこんなにも。学校のいじめ隠蔽や放置で殺される子供たち

令和の時代になっても、いじめを苦に命を断ったり精神バランスを崩してしまう子供たちが跡をたちませんが、その大きな原因は学校側の変わらぬ体質にあるようです。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』はで同ネットワークの松井妙子さんが、未だ横行している学校側の耳を疑うような対応を記すとともに、いじめ防止対策推進法に「教師の懲戒」を明記するよう求めています。

絵に描いたような「いじめ隠蔽」

1学期を振り返ると、実に多くのいじめ事件が報道されました。6月、7月の目についた報道だけでも、

● 6月12日、大阪府吹田市で、市立小5年の女児が、1、2年生の時、足首骨折、心因性の視力障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になっていたことで、第三者委員会がいじめを認定。女児はアンケートで「いじめられている」と訴えていましたが、学校は約1年半にわたって放置していたことが判明。

● 6月14日、大阪府泉佐野市で、今年1月、飛び降り自殺した、市立中2の女子について、市教育委員会が、いじめを認める調査結果を公表。学校が昨年10月に実施したアンケートでは、いじめを把握できていなかったとのことです。

● 6月17日、兵庫県尼崎市で、2017年、市立中2の女子が自殺した問題で、生徒の母親が、市に慰謝料など約7,900万円を求めて神戸地裁尼崎支部に提訴。学校がいじめに対する適切な対応を怠ったと訴えています。今年3月、第三者委員会は、「ブタ」「死ね」等の悪口を言われるなどのいじめを認め、自殺に影響したとの報告書を公表。いじめを示唆する女子生徒のアンケートを担任教諭が放置したことも明らかになりました。

● 6月18日、大阪市で、2016年、市立中1年だった女子生徒が不登校になった問題で、第三者委員会は、たたいたり蹴ったりした同級生らの行為をいじめと認定。当時の学校や市教委がいじめと認識せず適切な対応を欠いたと指摘しました。

● 6月19日、大阪府八尾市の市立小6年の女児が不登校になっている問題で、第三者委員会が、いじめが原因と認定しました。女児は、男児から「デブ」「ブス」等言われ、暴力を受け左手小指骨折等し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断。担任は、相談を受け男児を注意しましたが、悪口はいじめと認めず、学校も暴力行為は校外でのけんかだとしており、さらに担任は、悪口や暴力に対応した内容の記録を廃棄していました。

● 7月3日、岐阜市の中3男子生徒が、「自分が死ねば、いじめた側はどうなるだろう」という趣旨のメモを残して転落死。担任は、5月31日、給食時のトラブル、持ち物を隠す等のいじめ内容を記したメモをクラスメートから受け取りましたが、名前があがっていた同級生2人に指導して、解決したとして、メモをシュレッダーで廃棄。いじめ防止対策推進法が義務付ける、学校管理職への通報もしていませんでした。死亡後、「ビンタする」、「蹴る」、「つばをかける」、「口に含んだジュースを吹きかける」、「トイレで土下座」、「金銭要求」等々、凄惨ないじめを受けていたとの情報が次々と学校に寄せられました。男子生徒は中学1年の頃からいじめを受けているとアンケートで答えていましたが学校側は組織的ないじめ対策を行っていませんでした

机上の感性はNG。どうしたら心打つキャッチコピーは作れるか

一度聞いたら忘れられない商品名や心にグッとくるキャッチコピーは、私たちの購買意欲をかきたてるものです。では、そんな心惹かれる商品名やコピーを作るためには何が必要となってくるのでしょうか。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、なにより必要となってくるのは「感性」であると断言した上で、誰にでもできる「感性の磨き方」を紹介しています。

商品名やキャッチコピーを考えるヒント

商品のネーミングやキャッチコピーを考えるときに必要なことはなんだと思いますか?

という質問をすると、大抵が「顧客の心を掴む」とか「一目でその商品が何か分かる」というような答えが返ってきます。確かに、それらはとても大切なことに違いありません。ですが、最も大切なのは“感性”です。そもそも感性が無いと「一目で分かる」とか「顧客の心に訴えかける言葉」など出てこないからです。

というと、「感性なんてものは生まれつきだからどうしようもない」と思われるかも知れませんが、感性は磨くことが出来ます。つまり、いくらでも養え、鍛えることが出来るのです。

ではどうやって養い、鍛えるのかというと、消費者お客さんの感性をざっくりでも知ることです。どういうことか?説明します。

そもそも感性とは、心理学、哲学によって定義がばらばらなのですが、しいて言えば、知覚的な能力のことを言います。簡単に言うと、善とか美とか、物事・事象・形など評価判断に関する印象を感じる力です。なので、誰もが持っています。

子犬を見て「わぁかわいい」。お花を見て「まぁ綺麗」。

そういうことです。

つまり、感性を磨く、養うということは、他人の評価判断の幅を知りそれを受け入れることです。子犬を見て「わぁかわいい」と思う人もいればそうでない人もいる。「そのどちらもありであるということを受け入れる」ということです。要は、他人の持つ感性に触れることで自分の持つ感性の幅を拡げることが出来るのです。「そのような見方もあるんだ~」と。

こうしたことを知っておかないと、お客さんの心に訴えかける商品やサービスのネーミング、キャッチコピーなどは出てきません。どこぞのテクニックやノウハウを猿真似し、「このキャッチならお客さんに響くだろう」「これならイケルだろう」などと、「だろうという独り善がりのものだけが出来上がります。

【動画】凄い…ボートのエンジンを車に積むという魔改造

バイクにジェットエンジンを積んだり、車にとんでもない改造を施す動画は世界に数多く存在する。

こちらの動画でも、車に驚くべき改造を施していて・・・

 

 

動画に映る車のむき出しのボンネットに搭載されているのは・・・

そう、車に詳しくない人でも一目でわかるだろう、ボートのエンジンである。

見た目からして無理矢理搭載した感が満載な魔改造。

ぶっとんだ発想がない限りこのアイデアは浮かぶまい・・・!笑

見た目は歪だし、運転席からみたらエンジンがかなり邪魔だが・・・意外と快調に走行しているのには驚かされる。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Life OD)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

したくないわけじゃない。親の指示が具体的なら子はちゃんと聞く

「子供がなかなか言うことを聞いてくれない」というお悩み、よく聞かれます。ですが、言葉の選び方次第では、より理想に近い反応を得られるようになる、というのは無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の著者で漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さん。親野さんは今回、たくさんの具体例を上げながら、効果的な言葉の使い方を解説してくださっています。

抽象的な言葉はNG。具体的な指示なら行動に移せる

子どもにやらせたいことがあるときは、それを具体的に伝えることが必要です。抽象的な言い方をしても、子どもには実際にどうすればいいかわからないことがあるからです。

例えば、「早くしなさい。電車に遅れるよ」と抽象的に言っても、子どもはどれくらい急げばいいのかわかりません。「9時47分に家を出るよ」とか「あと7分で家を出るよ」などと具体的に言えば、行動に結びつきやすくなります。

「プリントをしっかりたたもう」より「プリントの2つの角をぴったり合わせてたためるかな?」の方が具体的です。しかも、挑戦意欲を掻き立てられます。

同じように、「脱いだ靴を整頓しなきゃダメでしょ」よりも「靴の右と左をピッタリ合わせられるかな?」の方がいいでしょう。

ドアをバタンと閉める子には「静かに閉めなさい」より「あと5センチのところで一度止めると静かに閉められるよ」と教えてあげましょう。椅子の座り方については、「行儀よく座ろう」より「両足を床につけて座ろう」です。

「しっかり消してから書き直そう」より「消しゴムで真っ白にしてから書き直そう」です。「消しゴムのカスは床に捨てないで」より「消しゴムのカスはゴミ箱に捨てよう」です。

「早く勉強を始めなさい」より「1分以内に始めるよ用意ドン」です。「休んでないで集中!」より、「あと2つやったら休憩しよう」です。

いくつか例を挙げましたが、大事なのはその場に応じてそして子どもに応じて言葉を工夫することです。

まず具体的であることゲーム的でもあればさらに効果的です。心がけていればだんだんうまくなります。

初出『Smile』(学研エデュケーショナル)

image by: Shutterstock.com

【動画】キーパー致命的ミス…と思いきや奇跡のスーパーセーブ

いかに優れたキーパーでも取り返しのつかないミスをしてしまうことは多々ある。

こちらの動画でもキーパーがちょっとしたミスを犯してしまうのだが・・・

0:13くらいまではノンストップでご覧いただきたい。

 

 

相手選手がフリーの状態で迫ってくる中、キーパーは前に出てボールを蹴り飛ばす。

・・・はずが、思いの外高くバウンドしたボールに足が届かず空振りしてしまう。

これはもらった!と思ったであろう相手選手。落ち着いてゴール前までドリブルしてシュートしようとするも・・・

なんと諦めていなかったキーパーが横から猛ダッシュしてきて、まさかのファインセーブ!!

味方陣営は大喜び!相手選手は頭を抱えて動けない・・・。

自分のミスを、諦めない心と執念で取り返したキーパー。何事も諦めないことが大事だと教えてくれる動画だ。お見事!

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(ViralHog)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

竹島周辺の領空侵犯、ロシア武官「機器の誤作動」発言に批判の声

ロシア軍機と中国軍機が島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で23日に領空侵犯した問題について、韓国政府はソウルに駐在するロシアの武官が領空侵犯を事実上認めたと明らかにし、その際に「機器の誤作動で計画外の地域に侵入した。意図を持って侵犯したわけではない」という説明を受けたことを公表したとテレビ朝日NHKニュースなどが報じた。

テレビ朝日によると、この武官は直ちに調査し、必要な措置を取る考えを示したことを明らかにしたという。一方で、ロシアの国防省は、23日に日本海と東シナ海で中国軍機と合同パトロールを実施したものの「領空侵犯した事実はない」と発表しているという。在韓ロシア武官とロシア国防省との間に齟齬が生じているが、どちらの主張が正しいのかは不明のままだ。

また、これに関連して共同通信は、24日付の韓国紙「朝鮮日報」に掲載された内容として、ロシア、中国両軍の爆撃機計4機が領空侵犯した際に、韓国軍から18機、日本の航空自衛隊から10機程度の戦闘機が出動し、計30機近くがそれぞれの防空識別圏から離脱するよう対処に当たったと報じた。

今回の「竹島周辺の中露爆撃機、領空侵犯」をめぐって、日本のツイッターでは「竹島は韓国、と言いたいだけの演出」「意図的だ」「韓国とロシアの言い分があまりにも違う」など、さまざまな意見が投稿されている。

Twitter上の反応



※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: テレビ朝日NHKニュース共同通信

image by: Fasttailwind / Shutterstock.com

侮るな。なぜ「吉本興業」問題は人ごとでは済まされないのか?

連日、ワイドショーのみにとどまらず、ニュース番組でも大きく報じられている「吉本興業問題」。華やかな世界で起きた一連の出来事は一見、私たちの生活とは無縁のようにも感じられますが、米国在住の作家・冷泉彰彦さんは「人ごとではない」とします。その理由とは?冷泉さんが自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で明らかにしています。

人ごとではない芸能プロ問題

有名な芸能人が、曖昧な理由でその地位を追われたり、金銭的に不利な扱いを受けるというのは、見ていて楽しいものではありません。そうしたニュースが続くことで、回り回って社会を暗くするということもあります。問題は、実はこうした「芸能プロ問題というのは人ごとではないということです。

1番目は、「闇営業」の問題です。今回の吉本興業の問題では、犯罪集団との癒着という問題と、事務所を通さない「闇営業=直取引=バイトの問題がゴチャゴチャに議論されています。まず犯罪集団との癒着については、とにかく厳格な制度と取り締まりが必要ですが、問題は闇営業」です。

この「闇営業」がどうして問題になるのかというと、これは、個々人の芸能人からすると、所属団体が「契約者に対して厳しい独占契約を課す」という状態ですから、強い拘束感があるわけです。勿論、独占契約にした分だけ、ウィンウィンの関係でお互いがハッピーならばいいわけですが、そこに不公平感や「搾取されている」という感覚があるのなら、やはり問題はいつまでも続くでしょう。

この問題は、いわゆる会社員や公務員の場合は「兼業禁止」と重なってきます。会社が兼業を禁止するのは、情報漏れの危険とか、疲労して本業に悪影響があるなどの理由ですが、実は他にもたくさん理由があります。例えば、年功序列で生計費から逆算して生涯の賃金を決めているのに副業収入があると給与の根拠が崩れるとか転勤や残業命令が出しにくい、などの問題です。

こうした問題がどうして不自然なのかというと、「たかが」仕事であるのに、事務所や会社が「全人格あるいは全人生を拘束していることに、非常に不自然な感じ、あるいは自分が自分で自由にならないという強い不快感を持つのが当然だからです。その意味で、犯罪集団との癒着については、厳しく考えるべきですが、「闇営業の問題は切り離して考える必要がありそうです。

2番目は「貸し借り」の問題です。例えば芸能人を育てる際に、事務所が演技、ダンスや歌のレッスンなどを負担するということがあります。そのような育成の直接の費用もそうですが、売れない間も給料や移動費などを負担してゆくわけですから、いわゆる「先行投資」の額は大きく積み上がります。また、最終的に「芽が出ない」で終わるタレントもいるわけです。

ここに「貸し借り」の関係が生まれます。

そうすると、芸能人が「売れた」後で、その売上から事務所が回収」を図るというのはある意味で必然性があります。たくさん「貸している」のだから「返せ」というわけですが、問題はその額が不透明だという点です。十分に事務所に「貢献した」タレントが、それでも契約に束縛されているというのは不自然です。そして独立の意志を明らかにすると、妨害を受けるばかりか独立後は仕事を干される」と一般に言われているわけです。

この「貸し借り」の問題も芸能界だけではありません。例えば、事務職の正規雇用の場合などでも、最初の数年間は研修が中心で、その間は「会社は未熟な新人に貸しを作っている」という状態になります。ですから、「一人前になるまで」は有休は取るなとか、辞めたら補償金を払えなどという横暴が出てくるわけです。

また、中堅社員になると今度はスキルを上に使われる」ということが起きます。どう考えても自分のアイディアなのに、管理職に手柄を奪われるとか、主任教授の功績になる、あるいはボスの発表なのに、パワポは実務クラスがヘトヘトになって作るとか、今度は実務の側が貸しを作っている」感じを持つことがあります。

これも問題です。多くの人は、ヘトヘトになるまで上司に功績を献上し、文書作成でフォローしたとして、自分が管理職になったら、あるいは自分が主任教授になったら同じこと、つまり虐待の連鎖のようなことをやるわけです。とにかく、キャリアにおける「貸し借りの関係」というのは、非人間的であり、明らかに個人の尊厳を壊しますし、ストレスで本当に一人一人の人間を破壊するものだと思います。

では、どうすれば「貸し借り」の関係から自由になれるのでしょうか?

それはスキルを個人につけるという方法です。シンガポールに行くと、日系財界の人から「優秀な現地社員は絶対に5時に帰るし、すぐ辞めるので要注意」という話をよく聞きます。

彼らはどうして5時に帰るのかというと、「ワーク・ライフ・バランス」を重視しているということもありますが、政府が国民に対して生涯学習を奨励しているということが大きいのです。生涯学習といっても、暇つぶしのカルチャーセンターではありません。そうではなくて、法律や会計の実務財務やコンピュータのスキルなどです。

つまり就職していても、「自分で夜学に通って、自分のスキルを身につける」それが政府の政策で、その結果として人材力が高まり国全体も発展してきたわけです。スキルのある人間は、国際労働市場で評価されて、結局は良い仕事へとステップアップして行けるのです。

この点に関しては、日本でも夜学のMBAなどが少しづつブームになっていますが、まだまだ決定的に遅れているわけです。