9期ぶり黒字復活。死の淵から蘇ったメガネスーパーの「大いなる決断」

実に8期連続という長期にわたる赤字を記録していメガネスーパーですが、ようやく9期ぶりに黒字に転換。その裏に1人の「プロ経営者」の存在がありました。無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では長期赤字の原因と、そこから脱却できた「戦略の転換」について詳しく紹介しています。

戦略の転換

9期ぶりに黒字に転換したメガネチェーンを分析します。

メガネスーパー(メガネチェーン店) 

戦略ショートストーリー

眼のケアに関心のある中高年をターゲットに「プロ経営者 星崎尚彦氏」の手腕により見出された『眼の健康維持のためのサポートが充実』といった強みで差別化しています。

人々を眼から元気にしたい。」というコンセプトのもと、オリジナルの世代別検査など顧客一人ひとりに寄り添うサービスで、地域の特にシニア層の支持を得ています。

■分析のポイント

「戦略の転換」

9期ぶりに黒字に転換したということは、当たり前ですが、8期という長い間、赤字だったということです。赤字の原因は何かというと、低価格を売りにしたJ!NSやZoffなどの低価格チェーンの後追い安売りをしたことが、主な原因のようです。

例えば、J!NSには、コアコンピタンスであるSPA事業モデルがあり、低価格を実現するために、様々な効率化を推進しているからこそ強みである「安さ」を実現できているわけです。

一方でメガネスーパーには、J!NSと同じようなコアコンピタンスは持っていませんので、短期的に低価格にはできても、長期的には、低価格を続けることは難しく、業績悪化に至ったということです。要するに、相手の得意な土俵で戦っても勝つのは難しいということです。

星崎社長は、この敗因をしっかりと把握したうえで「戦略の転換」を図っています。一言でいうと、J!NSなどの競合他社が捨てている部分(力を入れていない部分)で勝負するという方向性に舵をきっています。

具体的には、検査の充実や品質保証、専門コンサルタントの配置やマッサージなどの顧客一人ひとりに寄り添うサービスですね。これらは、J!NS、 Zoffなどが、それほど力を入れていない部分だと思われますので、差別化できている、相手の得意な土俵ではないといえるでしょう。

そして、戦略は、実行されてこそ意味のあるものになりますので、メガネスーパーでは社長直轄の店舗で戦略を確実に実行させていることもポイントになります。星崎氏のすごいところは、ここです。経営者として、差別化を実現する戦略を立てることはもちろん、その戦略をしっかりと実行させることができるということは、まさにプロ経営者たるゆえんでしょう。

星崎氏の経営手法から学べることは多いですし、特に低価格を売りにしている競合企業との差別化という点では、参考になることも多いと思います。今後、どのような打ち手で、成長を実現していくのか、注目していきたいです。

大手旅行誌の元編集長が明かす、食事が不味い「安宿」の見分け方

元『旅行読売』編集長・飯塚玲児さんのメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』。今回は、安い旅館のご飯がおいしくないワケについて。飯塚さんいわく、一概には言い切れないものの、危険性が高いのは「ある程度の規模をもつ、1泊2食1万2000円くらいの温泉旅館またはホテル」とのこと。その理由は一体どこにあるのでしょうか?

安い宿の飯がおいしくないワケ!?

表題の件である。 読者から、だいぶ昔のこのメルマガで「この内容を詳しく書く、とあったのですが、いつ掲載されるのでしょうか?」というお便りをいただいてしまったのである。 いやはや、失礼しました。

毎週行き当たりばったりで書いているので、けっこう失念してしまうのです。

皆さんも、何かお気づきのネタがあったらぜひお知らせください。

こんなことを取り上げて欲しい、というご要望でもけっこうです。

さて、本題。 宿泊料の安い宿の飯はなぜうまくないのか、ということである。

断っておくが、これはすべてがそうだとは限らない。 安くても美味しい宿はたくさんあるし、民宿なんかはそういうところもかなり多い。

むしろ、安い値段でうまいものを求めるのであれば民宿を探した方がいい

この理由については、民宿以外の宿を含めて後述したいと思う。

表題の件が当てはまりやすい宿というのは、宿泊料金が1泊2食1万2000円くらいでそれなりの規模がある温泉旅館またはホテル、ということになる。

理由は、簡単に言えば、料理にかけられるお金が絞られるからだ。

昔、由布院温泉の高級宿で板長をやっていた人に話を聞いたことがある。

その方いわく、

「たとえば1泊2食で5万円もする宿があるとするでしょう。 すると、その金額のうち、調理場におりてくるのはせいぜい1万5000円。 ご存じでしょうが材料費にかけられるのはその3割弱、つまり5000円しないということです」

もっとも、材料費5000円であれば、相当いいものを作ることができる。

一方、問題の安い宿に話を移してみたい。 上記の法則を1万2000円の宿に当てはめてみると、調理場に充てる金額は3700円、材料費は1200円くらいということになる。 この材料費で、刺し身の盛り合わせに、茶碗蒸しに、鍋に、焼き物に、煮物に、と考えると、やっぱり無理が生じてくるわけだ。 だって、あれだけの料理の材料費が一人1200円だよ。 どんな素材だ、というくらい。

当然、刺し身なんかは天然ではなく養殖のフィレ(丸の魚でなく、調理済みの冷凍物)が中心になる。 安宿の刺し身がいつもマグロ、ハマチ、イカ、甘えびというラインナップになるのは、冷凍保存が利いて、ロス(使えなくて廃棄してしまうもの)が少なく、コスト管理が楽だからである。

煮魚の類いも当然切り身の冷凍物肉の焼いたものなどは国産ではなく、海外の牛肉、鍋に入っているのもブラジル鶏などになってくる。

現在は野菜も高いから、宿の調理場の人も大変だろう。

日本の「鉄道と占い」には意外な関係があった【10月14日は鉄道の日】

「鉄道」と「易」。一見何の関係もないような二者ですが、実は深い繋がりがありました。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』で紹介されているのは、易者で「横浜の父」の異名も持つ「高島嘉右衛門」。今では「高島町」という地名と、横浜市営地下鉄ブルーライン「高島町駅」にその名を残すのみですが…、私財を投げ打って鉄道の開通と横浜の発展に尽力した高島嘉右衛門とは、一体どんな人物だったのでしょうか?

「鉄道」と「易」の意外な関係

10月14日は「鉄道の日」です。日本初の鉄道が、新橋駅から横浜駅の間で開通したのが明治5年10月14日だったことにちなみます(ちなみにこれは新暦で、当時の旧暦であれば9月12日)。

明治5年に鉄道が開通というのは、実にすごいことです。

1853年にペリーが浦賀にやってきて、大きく日本が揺れ動きます。攘夷運動、倒幕・佐幕の衝突を経て、徳川幕府は大政奉還により政治の表舞台を去り、1868年に王政復古の大号令が布告されます。この間、15年。そしてその4年後の1872年には鉄道が開設しているのです。このスピード感、勢い。恐ろしいほどのエネルギーを感じます。

さまざまな人が知恵と情熱を結集したのが明治維新といえるでしょう。その中で大きな役目を果たしたのが、「易聖と称された高島嘉右衛門です。高島嘉右衛門は一大事業家であり、横浜の地の発展に大いに寄与しました。

鉄道開設についても、早くから伊藤博文、大隈重信に打診していました。ただ、「一個人」「私企業」がやるべきことではない、ということから国家事業として始まります(このいきさつはもっと複雑ですが省略します)。

その中で、「では横浜近辺の海面を埋め立てて、鉄道の敷地と国道を政府へ献上しましょう」と言って事業に取り掛かります。明治3年11月に起工して、翌年2月までに、石崎から青木町までの一帯を一直線に埋め立てます。これもまたとんでもなく素早い事業完成です。

家電業界に新たな刺客。Ankerのロボット掃除機は使えるヤツなのか?

スマホ周辺機器ブランドが、なぜロボット掃除機?

スマホ用のバッテリーや充電器などを扱っているAnker」。Googleの元社員などによって立ち上げられたこのブランドは、安い価格と高い品質をポリシーとしてスマホに向けた周辺機器を展開。テックやスマホを愛する人々の間では高い知名度と販売実績がある。

そのAnkerが打ち出した次の一手が、家電ジャンルへの参入だ。今年6月には、スティック型の掃除機、ロボット掃除機、加湿器をリリース。そして9月には家電ブランド「eufy(ユーフィ)」と、新製品を発表した。

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eufyが狙うカテゴリーは「CLEANING(掃除)」「LIGHTNING(照明)」「ENVIRONMENT ENHANCEMENT(空間環境)」の3つ。つまり、冷蔵庫や洗濯機といったいわゆる白物家電ではなく、人を中心とした家庭の暮らしをサポートするものにフューチャーした。Ankerのスマホ周辺機器が個々のための物であったのに対し、自分を中心とした空間へと一歩外側にエリアを広げた製品群。それがeufyのカバーするジャンルだ。

ブランド発表会ではロボット掃除機、LEDデスクライト、加湿器などが発表されたが、注目すべきはやはり29,800円のロボット掃除機RoboVac 20」だろう。

格安ロボット掃除機の実力はいかに?

安価ながら優れたパフォーマンス。それが「RoboVac 20」のウリだ。

ロボット掃除機メーカーのフラッグシップモデルにあるような、位置情報を認識してマッピングするといった「SLAM」機能は搭載されていないが、7つの掃除モードを搭載し、長い稼働時間で部屋の中を縦横無尽に移動して繰り返し掃除をすることで広いスペースもカバーできる。初期設定では120分最大で200分の連続使用が可能

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本体前面には超音波センサーを搭載。これにより、壁・物に思い切りぶつかって傷をつけるということはない。万が一ぶつかっても、ショックを和らげるためのバンパーもあり、なるべく家具や壁を傷つけないようにといった配慮がなされている。ただしその分、部屋の隅にはゴミが残されていることもある。これはこの機種に限ったことではなく、ロボット掃除機全体の宿命・特性とも言えるものかもしれない。

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そのためロボット掃除機だけにお掃除を任せきることはできないが、毎日自分で掃除機を部屋全体にかけるといったことはしなくても良さそうだ。オーナーはたまに部屋の隅やスポット的な掃除を行なうといったレベルでいい。お掃除にかける時間を大幅に削減でき、部屋の平均的なクリーンさを維持することができる。

デザインの良かったところ

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本体はやや大きめだが、高さはわずか8cmとかなりスリム。これよりにベッドやソファの下といった場所も問題なく侵入できる。自宅のベッドルームの掃除を任せたところ、ベッドの下にも潜り込みベッドルーム8畳+ウォークインクローゼット3畳をしっかりとお掃除してくれた。

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ベッドやソファの下といった、普段掃除機を掛けない場所はどうしてもほこりも溜まりやすい。見えない部分なので、普段の生活ではあまり気にならないが、溜まったほこりはダニや病原体、カビの温床だ。風が吹き込んだり人が動くと溜まったほこりが舞うこともあるため、日常的に常にキレイにしておきたい。特に喘息やアレルギーが気になるのであれば、第一にチェックすべきところだ。

機能でイマイチなところ

超音波センサーでぶつからずに掃除できるといった性能はさすが。ただ、環境への対応力はやや懸念もある

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本製品は15mmの厚さのモノまで乗り越えられるとしているが、床の上に敷物がある場合には要注意。バリアフリーな自宅を出て、築35年の実家に実験環境を移したところ難題が見つかった。実験した和室では畳の上にカーペットやゴザを引いていたため、サイドブラシが引っかかり上手く乗り越えることができなかったのだ。こういった畳やフローリングとカーペットといった組み合わせはあまり得意ではないようだ。

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乗り上げた際は後戻りする機能が無いため、そのままエラーで止まってしまっていた。猪突猛進タイプといったところか。こういった敷物が無い環境で使う。もしくは行ってほしくない場所は、付属のソニックウォールであらかじめガードしておくといい。

使ってみてわかったところ

動作音はかなり静かで、夜間の掃除でも隣室からのクレームを心配せずとも良さそうだ。吸引力は取り立てて強くはないが2本のサイドブラシで効率よくかき集め、吸い上げている。

 

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ゴミ捨ては簡単でダストボックスも大容量。ただフィルターに細かなゴミがびっしりと付くため、一度掃除したらティッシュで軽く拭うといい。

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日本家屋には不向き? RoboVac 20性能まとめ

他のロボット掃除機と同じく室内環境の向き不向きがある。特に敷物への乗り上げ能力に関してはかなり厳しく、フローリングや畳の上に敷物があったり、細かな部屋が段差のある敷居で繋がるといった、旧日本家屋定番のレイアウトにはどうしても不向きだ。掃除が億劫になってきた50代60代の掃除を手伝うお助けメカには、残念ながらなりえないかもしれない。

一方で、リビング・キッチン・脱衣所・和室。それぞれの部屋に段差がない最近のバリアフリー住宅には親和性が高い。部屋から部屋へとロボットは自由に部屋の中を走り回れる。西洋風なオールフローリングであればなおさらいい。本体のスリムさも相まって、今回テストしたようなベッドルームの掃除にはまさに適任だといえる。

掃除能力は、部屋の広さとトレードオフ。幾つかの掃除モードを組み合わせたランダムウォーク型なので、部屋が広くなるとどうしても掃除しきれていない場所もある。ただし、毎日稼働させることで、全体のクリーン度は確実にあがり、自分が掃除する頻度が減ったり掃除が楽になる。平均点で勝負するタイプだ。

29,800円のロボット掃除機は業界に食い込めるのか?

現在家電業界は変遷が起こりつつある。ジャープにつづいて東芝も白物家電事業を中国の家電大手に売却することになった。苦しむ国内大手メーカーを横目で見つつ、新技術を武器に海外メーカーや新興メーカー、他業種もユーザー視点のアイデアを武器に次々に参入、勢力を増してきた。ではeufyは何を武器に?というと、残念ながら、「RoboVac 20」には他社には無い独自性はない。

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その代わりに、既存の製品にユーザーが求めている機能を軒並み搭載した。

充電ドッグへの自動充電、スケジュール、進入禁止エリア設定、リモコン操作、付属品の中には交換用のHEPA式フィルターとサイドブラシは2本付属する。さすがにSLAM機能は搭載できなかったようだが、これだけの性能・装備を持ったお掃除ロボットが29,800円で手に入るとなれば、これもまた家電業界へ切り込みを入れる要素となる。コストパフォーマンスもまた立派な武器だ。

しかもすでにAnkerブランドでAmazonという巨大な売り場を確保してある。eufyはそれを活用し、Ankerで獲得した顧客に向けて新たな提案をすればいい。「今度は、安くて生活を便利にするもの出しました、どうでしょう」と。

その提案は魅力的だ。「RoboVac 20」は活躍できる環境こそ選べど、性能と価格とのコストパフォーマンスはたしかに高い。そこに重点を置くのであれば、ロボット掃除機のエントリーモデルとして、検討してみる価値は十分にあるのではないだろうか。

文/小暮ひさのり

お箸の国の人なのに?出来ない若者に教えたい、正しいお箸マナー

和食に欠かせないお箸。しかし、実はお箸に関する当たり前のマナーを知らない若い人が増えているんだそうです。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、意外と目立つお箸やお椀に関する所作についての「正解」が紹介されています。

箸の上げ下ろしは見られている

さて、本日は意外と目立つ所作のお話。

ソトでゴハンを食べているとき、ふと隣のテーブルを見たりしますよね。そんなときなんでか目が行っちゃうのが箸の使い方です。やっぱり和食には箸なので、その箸の使い方の上手さってその人の何かを表していると感じてしまうからでしょうかねえ。

まず、箸に付いている箸帯は破らずに箸だけを抜くようにします。これは結構理に叶っていますよね。帯はピッチリしているので、これを破ろうとすると

  • ツメでカリカリ
  • 箸をねじってギリギリ

ってことになって、やりにくい上に見苦しい。実はマナーの方こそ、自然でやりやすいように出来ているのでどうやったらカンタンにできるか考えると、それがマナーにも叶っていたりするんです。

端帯の場合は一本だけ抜くんです。これすごくカンタンです。箸のうちの一本を抜けば、帯と箸の間に空間ができて、するっと抜けますよ。

で、箸帯を外したあとには、割り箸を割るわけですが、これには上下に割るのがオトナのマナーです。左右に割ると、なんていうか、ガサツで子供っぽい印象になるんです。ここはやりやすいというより「より美しい」という理由でマナーが決められているわけですね。

東京の風景がジオラマに。3Dプリンターで再現した立体型マップ

2020年にオリンピックが開催される東京。世界中から訪れるであろう外国人の「おもてなし」に向けて、現在都内のあちこちで大規模な工事が行われているのをよく見かけます。今アメリカ発のクラウドファンディング『KICKSTARTER』で進行しているプロジェクトは、そんな東京をテーマにした「ONE HUNDRED TOKYO」。フルカラー3Dプリンターで見事に東京の街を再現しています。

1ピース10cm四方、手のひらサイズの東京ジオラマ

今回このプロジェクトに挑戦するのは、都内で3Dプリントサービスを展開するiJet

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image by: iJet (PR TIMES)

これまでにも、映画の劇中に登場するコクピットパーツの製作や、携帯会社のCMで使用されるフォトスキャンの製作など、3D技術を駆使したさまざまな制作事例があります。

そして地図を提供するのは、Google MapsやMicrosoftにもデータを提供しているZENRIN。

目まぐるしく変化する現代の東京の街を正確に再現しているデータと言えるでしょう。

具体的な製作の流れとしては、ZENRINによるカーナビ用地図データを、プリントできるように調整、変換します。

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image by: iJet

その後3Dプリンターでフルカラー印刷し、石膏粉末を使って加工していきます。

さらに特殊な合成樹脂でコーティングし、最終的に固まった状態で樹脂系塗料を施して完成です。

1ピース10cm四方の手のひらサイズで、裏がマグネットになっているため、机上だけではなく、さまざまな場所にディスプレイできます。

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image by: iJet (PR TIMES)

大きさは実物大のおよそ12,500分の1100ピースでフルセット、つまり東京近郊エリアが10メートル四方に収まることになります。

現在100ピースのうち13ピースが完成しており、残りの87ピースを製作するための費用をKICKSTARTERで募金しているというわけです。

設定された期限内に目標額10,000ドル(日本円でおよそ1,030,000円)の寄付金を達成しなければならないというルールになっています。

支援者 (出資者) へのリワードは、他ならぬこの東京ジオラマピース。

支援金額によって、1ピース ($85~) からフルセットの100ピース ($8,750~) まで購入可能で、寄付の時期が早ければ早いほど割安な価格設定となっています。

もちろん日本国内からの支援も可能です。

完成は来年8月、その後一般販売開始は11月予定。

東京オリンピックに向けて、世界中でどこよりもその注目を浴びている東京を扱うプロジェクトなので、海外からの支援もかなり期待できます。

見事に目標額を達成して、全部のピースを完成させてほしいですね。

みなさんも、自分に馴染みのあるエリアを1ピース購入して、オフィスやお部屋の贅沢なインテリアにしてみてはいかがでしょうか。

ONE HUNDRED TOKYO」プロジェクト

国内からの支援方法はこちら

 

image by: iJet

Source by: KickstarteriJet

文/貞賀 三奈美

都内広域で35万戸の大規模停電が発生。現地の様子まとめ

 

10月12日午後、東京都内で大規模な停電が発生した。

報道によると発生時には最大で35万件超が停電したが、午後16時現在、ほぼ復旧したと見られている。

この停電との関係性はまだ明らかになっていないが、埼玉県新座市の東京電力の関連施設で火災が発生している模様だ。

Twitter上では停電発生時の様子が多数報告されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(※↓詳しくはコチラへ)

NHK NEWS WEB/東京都内で停電 東京電力
日経新聞/都内で大規模停電発生 22万件超
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

記事提供:ViRATES

 

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たった99ドル。子供が「考えながら」組み立てるカメラキットが人気

最近、論理的思考を小さいうちから養うことの重要性に目をむけた子供向けプログラミング教材が注目を浴びています。中でも、『Kano』というDIYコンピュータキットメーカーの新商品がとてもクールで話題になっています。

子供だけでなく、大人も欲しくなる?DIY型のカメラキット

Kano社は「だれにでも作れるコンピュータ」と銘打って、2013年に『Raspberry Pi』と呼ばれるシングルボードコンピュータを使って簡単に組み立てられるコンピュータキットを資金集めサイト(クラウドファンディングサイト)である「Kickstater」に公開し発表しました。

 

Kanoさん(@teamkano)が投稿した写真

これは大ヒットになり、99ドルのキットは目標額10万ドルを上回る150万ドルを調達を達成。

これをモニターにつなげば独自のプログラミング言語「Kano Code」を使って、子供だけでなく様々な人がプログラミングを覚えることができる画期的な商品でした。

 

そして、今回新たなプロジェクトのひとつに「カメラキット」が登場しました。

Kano社CEOであるアレクッス・クレイン氏はこう話しています

「『Kano』の原型は自分だけのアートやアプリケーション・プログラムやゲームを作れるプログラム言語を備えた組み立て式の小さなコンピューターでした。しかし今、私たちは物質的な世界に立ち戻る時だと思います。ひとつひとつの部品を組み立て、それがどうやって動くのかを知る。物理的な部分も含めた”コンピューティング”を実現したいのです」

クレイン氏が話すように、このカメラキットは部品を組み立てる過程を経て、どのように作動するのかを知ることができるのが醍醐味。

一体どんな機能を兼ね揃えているのでしょうか。

まず、カメラ自体を組み立てます。

前述の『Kanoコンピュータ』は、『Raspberry Pi』というマザーボードが使用されていますが、今回は残念ながら予算の関係で特注のものが使用されているそうです。

シンプルな部品を原寸大に近いマニュアルの画像をみながら順を追って組みたてていけば、ポップカラーのカメラがものの1、2分でできてしまいます。

ではカメラに備わっている機能をプログラミングで自在に組みあせてみましょう。

シャッターを押して、写真を撮る。

これは当たり前の機能ですね。

そのシャッターにタイマーをセットする

その時、フラッシュの動作をプログラミングする。

ここではフラッシュの色と光るまでの時間を定義しています。

独自プログラミング言語の「Kano Code」は、あらかじめライブラリに用意されているさまざまな動作をドラッグアンドドロップでパズルのようにはめ合わせながら使えるようになっています。

プログラミングの典型となる、”この条件に当てはまったら、この動作をさせ、そうでなければべつの動作をさせる”といったパターンがたくさん用意されており、カメラの持つ機能を、つないだコンピュータ画面上ではめ込んでいきます。

ここにマイクをつけると、マイクの音声でシャッターを切れます。

画像を万華鏡のように残すこともできたり、オプションも豊富で大人もハマりますよ。

センサーをつけてセキュリティカメラにもできてしまう。

瞬間をパシャリ!

 

このようにアイディア次第で使い方の可能性は広がります。

子供に買ってあげたはずが、大人が夢中になりそうな予感!

 

今回Kickstarterに出ている新商品は、カメラキットをあわせて合計3種類。

128個のLEDを使った『ピクセルキット』や『スピーカーキット』もあります。

4c76b401aea45ee08bca066703d3acac_original-compressorimage by: Kano

3つとも各99米ドルで、単体やセットでも選択できます。

元祖Kanoコンピュータキットもセットであれば手に入ります。

 

ちなみにこちらは『Kano』のオフィスの様子。クリエイティブな頭脳を持つ集団が集まります。

 

Kanoさん(@teamkano)が投稿した写真

 

Kanoさん(@teamkano)が投稿した写真

 

Kanoさん(@teamkano)が投稿した写真

クラウドファンディングサイトは、新しい発想やスタートアップベンチャーを応援する場でもありますが、新しもの好きにとってはワクワクするような製品が応援価格で手に入る場でもあります。

こういうタイプの買い物も面白いですよね。

Image by: Kano

Source by: KanoThe VERGE KickstarterYoutube

文/桜井彩香

 

 

フルーツの宝石。「千疋屋」のメロンはなぜ高くても売れるのか?

昔は贈答品と言えばフルーツでしたが、ネットの普及で何でも手に入るようになり、人々の選択肢も無限に増えました。そんな中、今も不動のブランド力を保ち、その美味しさで食べた人を虜にしているのが、高級果物店「千疋屋」ですテレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)では、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。敷居の高い店に、あえて「若者にも愛されるスイーツ店」という二面性を持たせた千疋屋総本店の6代目・大島博さんが語った「改革」の意図とは?

【カンブリア宮殿】シリーズ「伝統は革新だ!」第3弾~老舗高級果物店のフルーツ革命

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創業182年の老舗~「特別」なフルーツ専門店

その名を全国に知られる千疋屋。本店は日本橋のランドマークとなっているビルの中にある。宝飾店を思わせる店内。江戸後期より182年も続く老舗だ。

取り扱っている果物は選び抜いた30種類。宮崎産の完熟マンゴーは一つ8640円。岡山産の白桃は一個3780円。千疋屋が扱うのは味と形の両方が揃った超一級品だけ。その8割は国内産だ。

店内でサラリーマン風の男性が手に取ったのはバナナ1本、324円。「験担ぎで買っています」と言う。聞けば保険の営業マン。以前、千疋屋のバナナを食べたあとで大型契約が取れたことがあり、大事な商談の前にはこれが欠かせなくなったのだとか。

そんな高級フルーツを贅沢に味わえる場所がある。2階のフルーツパーラーだ。

ここには果物を知り尽くし、美味しくカットするプロがいる。この道30年のベテラン、統括シェフの両角剛だ。

「できるだけまな板の上に果汁を流さないように切ります。例えばキウイなら、車の車輪のようにして皮と果肉の間にナイフを入れて転がします。ナイフの角度が変わってしまうと途中で皮が切れてしまう。こうやって切るのが一番美味しく食べられる方法だと思います」(両角)

プロの技で美味しさの引き出されたフルーツがバランスよく盛られたスペシャル・パフェは1944円。高級フルーツが、少しずつたくさん食べられるパーラーの人気メニューだ。

特別感あふれる千疋屋の果物。そのブランド力から、購入目的の9割は贈答用だ。中でも千疋屋の看板を背負っているのがマスクメロン。果物の売り上げの2割を叩き出す。 

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どうしてこの値段に?超高級メロンの秘密

マスクメロンの値段は1個1万4040円。どうしてこんな値段になるのか。その秘密を探るべく、静岡県袋井市の生産農家「中條メロン園」へ。メロンは南側に大きく屋根を広げた独特のハウスで作られる。

静岡県は温室メロンの収穫量日本一を誇るメロン王国。そんな特産地で親子3代、40年以上、千疋屋のメロンを作っているのが中條友貴さんだ。中條さんが作っているのは、マスクメロンの中でも特に糖度が高く、網目が美しく張り出したクラウンメロンというブランド品種だ。

栽培方法の一番の特徴は、一本の茎に一つの実を育てる「一茎一果」。通常5、6個の実がなるが、それを一つだけ残し、あとは間引いてしまう。「ひとつの木に2つ実をつければ収穫量は2倍になるが、品質も味も半分以下になります」(中條さん)という。残す実も選び抜く。

また、なっているメロンを見ると、どれも同じ様な高さに実をつけている。これは「下に実をつけるとメロンが大きくならないし、上すぎると形が長細くなったり、網目がつかなかったりする」(同)からだ。

そんな中條さんのハウスを毎年必ず見に来るのが、千疋屋総本店の6代目大島博だ。

しかし直接契約はしない。「常に生産者の方がいいものを作れるとは限らない。いろいろな自然環境で育つものなので」と言う。特定の契約農家を作らず出来のいいものを仕入れる品質至上主義。それでも中條さんは、「千疋屋さんのマスクメロンのコーナーに置いてもらえれば、励みになるし自信にもつながる」と言う。

中條さんのメロンが運ばれた先は東京の大田市場。ここで千疋屋が仕入れを任せているのが仲卸の「神田万彦」だ。メロンの目利きはこの道28年の曽根幸夫さんが担当している。メロンの競りでは、全国各地から出荷されてきたメロンを仲卸業者が瞬時に目利きしていく。これはと思うものは値を上げても買い付ける仕事だ。

中條さんのメロンが流れてくると、曽根さんはひと目見てすかさず落札した。この日だけで80箱のメロンを買い付けた曽根さん。その中には中條さんのメロンも二箱。これが千疋屋に行く。選んだ決め手は「店舗で飾って売っているのでまず見た目です」と言う。

千疋屋に卸す果物には厳しい基準がある。見た目もその一つ。安いメロンと比べると、中條さんのメロンは網目が太く、しっかりしている。

にも高い千疋屋基準があるという。千疋屋用に買い付けた桃は糖度を調べる機械の上へ。千疋屋に出せるのは糖度14%以上。それ以下のものははねられてしまう。

これだけ多くのプロが関わり、間違いのないものだけが千疋屋に並ぶ。だから特別な値段になるのだ。

商品には絶対の自信があるから、売る時には保証書まで付けている。万が一品質的に納得のいかないものがあったら新しい商品と交換できる

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得意客に西郷隆盛も~果物文化の先頭を走ってきた伝統

埼玉県越谷市に千疋屋ゆかりの地がある。かつて千疋村と言い、屋号もこの地に由来する。千疋村は桃の名所だった。

この桃を江戸で売ったのが、現社長の大島から6代前の初代・大島弁蔵だ。弁蔵は川で桃や野菜を運び、天保5年(1834年)には日本橋人形町に店をかまえた。

創業当時の看板には「水菓子 安売り処」と書かれている。水菓子とは果物のこと。最初は安売りの店だったのだ。

それを今に続く高級店に変えたのが2代目・文蔵の妻むら。商家の娘で商才があり、料亭などヘの販路を切り開いた。当時のご贔屓さんには西郷隆盛も。

「店の近所にお屋敷があり、『でっかなスイカ持ってこいよ』と言われて、よく配達に行ったと聞いています」(大島)

明治時代には、当時まだ日本に入ってきていなかったバナナパイナップルをいち早く輸入。そんな味を広めるべく日本初の果物食堂をオープン。千疋屋は日本の果物文化の先頭を走ってきたのだ。

こうして押しも押されもせぬ名店となった千疋屋だが、6代目・大島の代には大きな転機を迎える。

大島の入社は1985年。当時の日本は狂乱のバブルに向かう好景気に沸いていた。当時、千疋屋のお得意さんは企業。お中元やお歳暮の季節には、贈答用のメロンが爆発的に売れた。

ところが1992年、バブルが崩壊すると、企業が買い控え、売り上げはジリ貧になっていく。そんな逆風の中、1998年、大島は社長に就任。そして店のあり方を見直し、大改革を断行する。

「変えないと生き延びられない」~6代目の改革

きっかけは店舗を視察した時のこんな気づきだった。

「どうも時代に合わない。客層も高齢化している。高い品揃えだったので敷居が高い」(大島)

そこで大島が考えたのが「フルーツを置かない果物店」だった。

千疋屋羽田空港店。店内で売られているのは、ゼリーやプリン、杏仁豆腐といったオリジナルの加工品ばかり。この千疋屋には生の果物は一つも置いていない。

「フルーツですとだいたい単価は1000円以上。なかなか気軽に買えない。そこで数百円のケーキ類を充実させて若者にも訴求しようという戦略に変えました」(大島)

主力商品を高い果物から手頃なスイーツに変え店の敷居を下げたのだ。効果はてき面。手頃な加工品は、今や全体売り上げの8割を占めるまでに。大島の社長就任時から売り上げは倍増、70億円と過去最高になった。

ただし、店の敷居は下げても伝統のブランドイメージは守り抜く。スイーツの自社工場、千疋屋総本店製菓工場にあったのは、あの静岡産の最高級マスクメロン。それを惜しげもなくカットし、1個数百円のスイーツに使っている。店頭の高級フルーツと変わらない味をスイーツでも提供しているのだ。

この路線変更に社内で反対や抵抗はなかったのか。スタジオで訊ねた村上龍に、大島は「一番抵抗があったのは先代、私の父ですね」と言う。

重ねて「代々、先代が面白くないと思うくらいのことをやらないと、変革とは言えないのではないか」と問う村上に、大島はこう答えている。

「そうですね。お客様が気づくぐらいのことをやらないといけない。我々は創業182年で、だいたい30年ぐらいで代替わりをしていることになります。30年すると変えないと生き延びていけない。やはり時代のセンスを取り入れて、改革をしていくことが大事だと思います」

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新クリスマスケーキ、誕生の舞台裏

こうしたヒットスイーツを生み出してきたのが、社長の従兄弟で開発部長の大島有志生。フルーツ杏仁もこの男のアイデアだ。「私どもは旬を大事にしているので、果物のおいしい時期で商品が変わるようにやっています」と言う。

新たな商品は月に2回の商品開発会議で常に検討されている。この日、開発スタッフが持って来たのは、大きな栗の乗ったケーキ。下がショコラ生地で中がマロンのムースになっている。イチゴのケーキよりも数が作れるマロンケーキを、今年のクリスマスに売り出してはどうか、という提案だ。

商品開発会議は一気にヒートアップ。「これを千疋屋のお客さんが求めているかどうか、疑問がある」と、開発のキーマン、大島有志生は反対のようだ。議論が熱くなったところで、とりあえず試食してみることに。すると、「美味しい」(大島有志生)。要検討ということで、この会議ではクリスマスの新商品は保留となった。

それから2週間後。次のアイデアが形になったという連絡が。

「全国から『千疋屋のクリスマスケーキをどうしたら食べられるのかしら』というお声をいただき、配達も可能なスタイルで新しく作ってもらいました」(大島有志生)

千疋屋のクリスマスの主力となるイチゴのケーキ。だがその形から、運送会社を使っての配送はできなかった。そこで今までのケーキと同じイチゴやクリームを使って、ロールケーキを作ったのだ。これも大島のアイデアだ。

こだわりはカットした断面に。どこを切っても大きなイチゴが顔を出すようにした。「イチゴを食べてほしいぞ、というロールケーキにしました」と言うように、イチゴが主役のロールケーキだ。

その後の開発会議での試食でも評判は上々。今度こそ決定した。お取り寄せ可能な今年の千疋屋の新しいクリスマスケーキ、「イチゴが主役のクリスマスロール」(6912円)。

「ケーキは流行の変化が早いんです。それに合わせた商品を常に開発していかないと、お客様に飽きられてしまう」と、大島は語る。

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冬の北海道でマンゴー~千疋屋の次なる逸品

北海道の音更町に大島の姿があった。どこにでもありそうなハウスの中で今、ある果物の画期的な栽培が始まっている。小さな青い実の正体は、冬に実るマンゴーだ。

「ノラワークスジャパン」の中川裕之さんは、たまたま宮崎で食べたマンゴーに感動し、地元の仲間とともに6年前からマンゴー作りに挑んでいる。マンゴーは東南アジア原産の南国フルーツだが、北海道で育てるメリットもあると言う。

「まず湿気がない。害虫もほとんどいない時期に作れるので、農薬を使わずにマンゴーを作ることができる」(中川さん)

さらに後押ししてくれたのが、地元に湧き出す十勝川温泉。ハウスの下にパイプをめぐらせ温泉を流すシステムを作り、燃料費のかからない暖房を実現した。

そしてもう一つ、予想外の資源も活用する。ハウスの脇に積んであったのは大量の木屑。その下で保存されているのは、冬に降った雪だった。

マンゴーは本来、冬に花を咲かせ、夏に実をつける植物。ここでは夏に雪を溶かした冷水を流してハウスを冷やし、マンゴーに花芽をつけさせ、冬には温泉を流してハウスを温め、実をつけさせる。自然エネルギーだけで季節を逆転させたのだ。

このシステムは産学協同で開発。アドバイザーを務めた東京農大の宮田正信さんは語る。

「自然のエネルギーを活用しながら育てることで、収穫量が確実に2倍になり品質もよくなります。消費者に喜んでもらえるし、農家の収益にもつながるわけです」

このエコなマンゴーに大島は惚れ込み、千疋屋では去年からテスト販売を開始。「お歳暮にマンゴー」。そんな時代が近づいている。

~村上龍の編集後記~ 

千疋屋のメロンは最高級メロンの代名詞だが、そういった呼称は、他に例がない

「松阪牛(まつさかうし)」「魚沼産コシヒカリ」「イチゴあまおう」など、ブランドを示すのは産地や銘柄で、店名ではない。

ただ「千疋屋」は、それほど強力なブランド力を築き上げているのに、メロンなど高級果物への依存を止めた。現在、商品比率では加工品が8割を占めている。

そしてその開発、素材などに伝統のブランド力を活かし、ごく自然でかつ大胆な変革に成功した。

自らが持つ資源の本質を確認し、新しい形で活かす。まさに「伝統と変革の王道である。

 

<出演者略歴>

大島博(おおしま・ひろし)1957年東京都生まれ。1981年、慶応義塾大学卒業。1985年、千疋屋総本店入社。貿易部長の後、常務取締役就任。1998年、6代目として代表取締役社長に就任。

source:テレビ東京「カンブリア宮殿」

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神様不在の神無月に「神頼み」するなら、どの神様がいいの?

日本では10月を「神無月」と呼びますが、その名の通りこの時期は神様たちが出雲の国へ出張してしまうため、神社はお留守になってしまうのだとか。では、この時期の参拝は無意味なのでしょうか? いいえ、決してそんなことはありません。今回の無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では、その留守を預かる七福神でもおなじみの「えびす様」のお話と、神社でのNG行為が紹介されています。

10月の神頼みをする相手はどの神様?

今回のテーマは「幸運を呼ぶ神様」のお話。

9月は神様の本場インドから誕生月の「ガネーシャ」をご紹介しました。ガネーシャは太っ腹であらゆる願いを叶えてくれる神でしたが(笑)、今月10月は日本の七福神から日本古来の唯一の福の神として有名なえびす」についてお伝えします。

なぜ今月「えびす」か?

それはまず陰暦十月が神無月であることに由来します。今月は全国の神々が出雲の国へ出張されてしまうので、出雲地方以外の地に住む人にはまさに神無月。

なぜ全国の神々が出雲へ出張するかというと、それは全国の人々の縁を結ぶ為の神様会議が開かれるからだとか。神様は我々の人間関係の為にそうした実務も行っているんですね(笑)。

だから普段神社ではご苦労様ですと神様の労をねぎらわなきゃいけません。こうした神社にお参りする際の注意点は最後に記載します。