卑しい根性を持つな。相田みつを氏に戦死した兄が贈った言葉

没後30年を経て、なお世の人々の心を癒やし続ける相田みつを氏。その慈しみに満ちた命を見つめる視線は、何により育まれたのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』には、そんな思索のヒントになりうる、相田みつを氏本人が語った二人の兄とのエピソードが再録されています。

相田みつを氏、幻のインタビュー記事 「戦死した二人の兄の教え」

一人のあんちゃんが、幼い時に、私の手を引いて、よく原っぱへ紙芝居を見に連れて行ってくれたんです。その紙芝居を見るのに、貧しくて当時、一銭のお金がないんですよ。後ろのほうで気兼ねな思いをしながら、見てたんですが、ある時、そのあんちゃんが、襟首をつかまれてね。

「このガキは毎日毎日ふてえガキだ」と言われて、みんなの前でピーンとほっぺたを叩かれるんですね。その時に泣き出せば、それで終わったんですね。あんちゃん、泣かなかった。なぜかというと、後ろにね、弟の私がいるから、くうっと渾身の力で私のほうを見ている。

泣かないものだから、おじさんが「何て強情なガキだ」というんで、反対のほっぺたを叩かれて、ほっぺたが両方、真っ赤になりました。その時の印象は、おじさんの手が大きくて野球のグローブのような印象がありましたね。私は背筋がゾクゾクして震え上がったのを、いまだに覚えています。

やがて、その紙芝居のおじさんから解放されて、あんちゃんは一滴も涙を流さないんですよ。で、棒切れを拾いましてね。いまから考えると、秋のことでした。まんじゅしゃげの花がいっぱいに咲いているのを、全部、折っちゃいました。何ともやりきれない思いで、私はあんちゃんの後ろをとぼとぼとついて行った経験がある。

このあんちゃんが、小学校を終えるとすぐ、私の家はおやじが日本刺繍をやっていたので、その跡取りになって、そのあんちゃんの働きによって、私が旧制の中学校にやってもらったんです。

で、私が旧制中学の4年生の時にそのあんちゃんは兵隊に行くわけですが、ある時、裸電球を真ん中に置いて、夜なべで刺繍してた。私はちゃぶ台の古いのを置いて勉強していたんですね。その時に、あんちゃんが、

「みつをなあ、おまえも来年は最上級学生だな。最上級学生になると、下級生を殴る、という話を、俺は聞いたが、おまえだけは下級生を殴るような、そういう上級生にならないでくれ」

「無抵抗な者をいじめる人間なんていうのは、人間として最低のクズだぞ」

ということを、針を運びながらね、懇々と言うんですよ。「ああ、紙芝居のおじさんに叩かれたという心の傷が深ーいところにあって、それから出てくるんだろうな」と、私はピンピン分かったんですね。

苦しむのは本末転倒。SNSに縛られることなく上手に活用する方法

年齢性別を問わず、新しいことを始める時に二の足を踏んでしまうのは当たり前のこと。ましてやそれが、不特定多数の目に触れる可能性があるSNSとなると、大きな不安を感じてしまうのも当然ですよね。そんな方のために有益なアドバイスを発信してくださるのが、SNS総フォロワー数が5,000人を超えるおばたわたるさん。おばたさんはメルマガ『おばたわたる「SNSネイティブ世代が伝える、発信の極意&情報の受け取り方」~SNSと共に生きる~』で今回、自身が発信する恐怖から脱却した方法を順を追って紹介しつつ、SNSとの心地よい付き合い方を伝授しています。

 

僕が発信する恐怖から脱却した方法

1)発信するのが怖い

僕が中学生の頃にTwitterが流行り出しました。「○○なう」の全盛期です。当時のTwitterは、今誰と遊んでいるとか、何をしているとかの情報ばかりでした。

今のInstagramのよう。まさにリア充が使うツールでした。こうなると、Twitterからはどんどん離れていきます。みんな自分の良いところしか載せないから。隣の芝は青く見える状態が続いていたため、当時全盛期だったTwitterから距離を置いていました。

Twitterと距離を置いてから4、5年。

再びTwitterを使う時がやってきました。

ある方と出会い、TwitterをはじめとするSNSの重要性を再認識。その方からプッシュされ、Twitterで発信することになりました。とはいえ、今までは見る専門。発信するのが恥ずかしい、何を発信すれば良いのか分からない。手探りの状態で始めました。

この時、最も抱いていた感情は「発信するのが怖い」ということ。周りからどう思われるんだろう、意識高い系だと思われないかな、Twitter上にいる人はどんな人なんだろう。発信することに何の抵抗もなくなったのは、始めてから半年くらいだったと思います。

当時の僕は将来、“発信”というテーマで発信をしているなんて夢にも思っていないでしょう。何が起こるか分からないから面白いですね。

2)まずはあだ名でやってみよう

発信を始めた当初は今のように実名ではありませんでした。名前は忘れましたが、今考えると恥ずかしい名前にしていた気がする。思い出したくないから記憶から消しているのかもしれません(笑)。

正直、実名は出さなくてもいいと思います。あだ名でもいいし、自分が独自に考えた言葉でもいい。アイコンだってイラストでもいいし、顔が分からない程度の写真でもいい。

アカウント自体が伸びてきたり、実名を出した方が他の人とコミュニケーションをとったりしやすくなってから実名にすればいいと思います。Twitterでもよく分からない名前の人なんていくらでもいますし。

最初から実名で活動するよりも、あだ名で始めて「実はあのアカウント、自分なんだよね」と種明かしした方がカッコいい気がする。“うっせえわ”を歌うAdoだって、顔も名前も分からないから興味が湧いて気になってしまう。もしAdoが本名も顔出しもしたら、テレビも新聞も大騒ぎになるはず。

絶妙な「秘密感」を持っておくのもいいですね。

これからSNSで発信しよう、と考えている場合はあだ名からスタートするのがオススメ。オンライン上で知り合いにあっても、自分から申告しない限り分からないので大丈夫。ゆる~く始めてください。

 

素人っぽさが好感を呼ぶ。地方ローカル商品は「YouTube」で売れ

かつては地域限定的に細々と紡がれてきたローカルブランドですが、今や販路は全世界に開かれているようです。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、YouTube等の動画サイトを利用しそれらの商品を売り出す方法を提案。さらに動画の撮影法や内容についてのヒントもレクチャーしています。

ローカルブランドをYouTubeで販売しろ!

レトロなビンやラベルが、お洒落、可愛いと、「地サイダー」が人気となっています。青森の「朝日サイダー」、兵庫の「ありまサイダー」、愛知の「日の丸サイダー」など、国内に60弱のメーカーがあります。

地元だけで飲まれていたサイダーですが、いつの間にか注目されるようになり、全国へ出荷するメーカーも出てきました。レトロブームやB級グルメが、影響しているようです。

大手メーカーが次々に送り出すモノに飽きてきた消費者が、小さいながらも、堅実に操業している地方のメーカーに、眼を向けるようになったのです。

地方には、ユニークな商品が数多くあります。和歌山・北山村だけで穫れる柑橘類「じゃばら」を使ったジュースや、徳島・那賀町の家庭で使われていた「柚子醤油」などが、ネットで注目され、その販売を伸ばしています。

サイダー、ジュース、しょうゆという商品は、ごく一般的なものですが、その名前の前に「地」がつくことによって、全国的に注目を集める可能性を高めているのです。つまり、どこにでもあるモノを、その地方なりの方法で作れば、それが「地○○○」となるのです。

「うちは、食品メーカーじゃないし」「小売店だから、関係ないね」

……という、あなたには、商売人の才覚はありません。

では、生み出したブランドをどのように販売すれば良いのか。

テレビで紹介された会社やお店が、次の日から注文殺到で大忙し、ということはよくあります。売り上げの伸びない会社やお店なら、羨ましくもあり、夢でもあり。取材されるように仕掛けることもできますが、容易ではありません。

しかし、ネット時代のいまなら、テレビに出演するくらいの集客効果を生み出すことも不可能ではありません。動画配信サイトを活用するのです。

たとえば、「YouTube」。国内のみならず、世界中に情報を流すことができます。先ごろまで日本を訪れていた多くの外国人の中には、「YouTubeで観た」と言って、その場所やお店にやって来る人もたくさんいました。

「YouTube」を観る人は、国内のテレビを観る人より、圧倒的に多いのです。こんな強力なPRメディアを活用しない手はありません。

いまは、映像を撮ることも、編集することも、サイトにアップすることも簡単なのです。プロの知識は必要ありません。本格的なビデオカメラでなくとも、デジタルカメラやスマホでも動画は撮影できます。

プロのような仕上がりも不要です。素人っぽさが、逆にリアルな映像として捉えられます。

会社やお店のドキュメンタリーを撮ってください。商品が誕生する過程を見せれば、人びとは興味を持ってくれるのです。

あなたが知っている、ありきたりなことでも、世の中の人びとは知らないのです。

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菅首相に重度の“認知症”疑惑。蓮舫氏の質問に答弁拒否&原稿棒読み連発、忖度NHKが報じぬやり取りの全貌がヤバすぎる

参院予算委員会の集中審議が10日午後に行われ、立憲民主党の蓮舫代表代行が菅義偉首相に東京五輪・パラリンピックについて質問をした。しかし、菅首相は同じ文言を読み上げるばかりで、明確な答弁を避け続けた。まったく噛み合っていない両者のやり取りに、ネットでは「菅首相、ついに壊れちゃったのか?」「もしかして認知症なのでは」などの声があがっている。

蓮舫氏の質問にまともに答えない菅首相は認知症か

質問に立った蓮舫氏はまず緊急事態宣言が延長に追い込まれた理由を問いただすが、菅首相は「人流については、減少させることができた」と回答。質疑開始から答弁は食い違いを続ける。

その後も、蓮舫氏は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、東京オリンピック・パラリンピックについて質問するが、菅首相はまともに答えない。

極めつけは、蓮舫氏が「もしオリパラ指定病院にオリンピック選手と日本人の搬送困難事由の人が来られた場合、どちらが優先されるのですか?」と医療体制についての質問をした時だ。

【関連】京大教授が猛批判。緊急事態宣言の延長で「重症患者が逆に増える」不条理

テレビのニュースなどでは間をつまむために編集されてしまっているが、実際のやり取りを詳細に再現してみると、その内容がひどいことがよくわかる。

菅首相「行動規範を原則として宿泊施設及び競技会場などに限定をして~」

蓮舫氏「(小声で)な、なんの話をしてるの?」

 ※ザワつきだし動揺する議員たち

 ※気にせず、ひたすら原稿を読み上げていく菅首相

菅首相「動線分離を徹底し、移動方法を原則~」

蓮舫氏「止めてください。止めてください!」

菅首相「厳格な行動管理を実施しますので~」

蓮舫氏「原稿が違います!」

菅首相「~そうした可能性は極めて薄いと思います」

 ※席に戻る菅首相

蓮舫氏「やだぁ。さっきの繰り返しじゃないですか!」

 ※騒然とする議場

 ※官僚が菅首相に説明しにいく

 ※横で知らん顔する麻生財務相

まともに答えることをしない菅首相に対し、呆れるどころか頭を抱えてしまう蓮舫氏。

「国民の命を守る最高責任者として、大会をやらないという判断は下さないのか」と問いただしても、菅首相は「先程来申し上げている通り」と答弁してはぐらかした。

このような回答しかできない日本の総理大臣。東京五輪を目前にネットからは失望の声ばかりが聞こえてくる。

【関連】菅首相が招く「五輪地獄」の悪循環。ことごとく外れる希望的観測

中国で罰金170万円の新法案も。大食いTV番組の“気持ち悪さ”に世界が気づきはじめた

多くのチャンネル登録者を抱え再生数を増やせば、巨額の広告収入を得られるユーチューバー。ありとあらゆるコンテンツのなかでも定番であり世界中に存在するのが「大食いもの」です。中国で「大胃王」と呼ばれる「大食い動画配信者」の中には、登録者が1000万人を超え、年に数億も稼ぐ人がいたのだとか。そう、中国ではすでに「過去形」です。今回の『きっこのメルマガ』では、人気ブロガーのきっこさんが、そんな「大食いコンテンツ」の変遷と、中国の「大胃王」たちに唐突に訪れた終焉について伝えています。

中国の大食い動画配信者「大胃王」たちの終焉

今やテレビの大食い番組や大食い企画は、1つのジャンルとして完全に確立し、そうした番組を専門とする大食いタレントも数多く活躍するようになりました。あたしの知る限りでは、大食いブームの火付け役はテレビ東京『TVチャンピオン』の「大食い選手権」だと思いますが、あたしは、あの番組が大嫌いでした。それは、気持ち悪くて見ていられなかったからです。

『TVチャンピオン』自体は好きな番組だったので、いろいろな選手権を楽しみながら観ていました。しかし「大食い選手権」だけは、口の周りをベトベトにして食べ続ける選手、口いっぱいに頬張った食べ物が飲み込めずに苦しむ選手、顔の汗がボタボタと落ちる丼のラーメンをすする選手など、気持ち悪くて見ていられませんでした。

あたしは、食事の食べ方が汚い人が何よりも苦手なので、初期の「大食い選手権」は見るに耐えませんでした。しかし、そんなあたしの目からウロコを落としてくれたのが、まるで場違いのように登場したギャル曽根さんでした。当初は「曽根菜津子」という本名での出場でしたが、他の選手たちが苦しそうに食べ進める中、あんなに華奢(きゃしゃ)なのに、大きな口を開けてパクパクと、とっても美味しそうに笑顔で食べ続けたのです。

その上、他の選手たちが一皿でも多く口に入れようと必死になっている終盤に、突然、お箸を置いて化粧直しを始めたりと、完全にマイペース。彼女にとっては、勝敗など二の次で、大好きな食べ物を美味しく楽しくたくさん食べることのほうが重要のように見えました。そして、あたしはギャル曽根さんが大好きになり、ギャル曽根さんを見るために「大食い選手権」を欠かさずに見るようになりました。

すると、あたしと同じように感じていた視聴者が多かったのか、ギャル曽根さんの人気が影響したのか、制作側も方針を変更したようで、汚い食べ方をする選手や苦しそうに食べる選手は消え始め、美味しそうに楽しそうに食べる選手が主流になって来たのです。そして、ギャル曽根さんと同じように、笑顔で美味しそうに食べつつも男性選手を負かしてしまう女性選手が次々と登場するようになったのです。

一方、「フードファイター」という言葉も生まれ、他局では男性選手たちがスポーツ感覚で大食いの試合をするようになりました。皆さん、きれいに食べるのですが、あくまでも「試合」という形式なので、誰1人として笑顔などなく、ただ黙々と食べ続け、最後には苦しみながら無理に口に押し込むのです。これは見ていられませんでした。

京大教授が猛批判。緊急事態宣言の延長で「重症患者が逆に増える」不条理

菅首相は7日、当初は11日までを予定していた緊急事態宣言の期限を、5月末まで延長すると会見で発表しました。その効果については様々語られていますが、「害悪しかない最悪中の最悪の感染症対策」と酷評するのは、京都大学大学院教授の藤井聡さん。藤井さんは自身のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』で今回、そう判断せざるを得ない4つの理由を挙げるとともに、この程度の理屈が理解できない専門家の能力に疑問を呈しています。

(この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2021年5月8日配信分の一部抜粋です。続きはご購読の上、お楽しみください)

 

「緊急事態宣言・延長」が如何に不条理なのかを、解説します

緊急事態宣言の延長が、正式に政治決定されました。

もうそうなるだろうとは予期していましたが、改めてその決定を耳にすると、心の底から残念な思いをしています。

今国民の多くは、「正にいま医療崩壊が進行しつつある。感染者も高止まり状況だ。緊急事態宣言は解除して貰いたいが、こうなれば延長は致し方無いだろう」と考えています(TV局でニュース解説等しておりますと、街頭インタビューで実に多くの人々がそう話しています)。

そんな中、当方は、実証的、論理的、合理的な根拠を示しながら「延長はすべきでない」というメッセージをネットやSNSで配信しているのですが、案の定「コロナを楽観するような藤井はダメな奴だ!」「藤井は他のテーマについては納得できるが、コロナについては滅茶苦茶だ!」と、道徳的にも知性的にも藤井はダメな奴だという、激しい批難が差し向けられていました。

これはもう、まさに、不条理なポリコレ、全体主義の暴走現象。連日のTVコロナ報道に翻弄された多くの国民が思考停止に陥り、常識でものを考える事をやめてしまったことで、コロナ対策についてまともな判断が出来なくなってしまったのです。

ついては改めて、本メルマガ読者に向けて、「今回の緊急事態宣言」が如何に不条理であるのかを、簡潔に解説して参りたいと思います。

1)東京の医療崩壊のリスクは小さく、緊急事態宣言は直ちに求められる状況でない

今回の緊急事態宣言の継続を求める人々が一番気にしているのが、「医療崩壊」の危機の回避です。実際、大阪では重症者が増え、病院で対応仕切れなくなっており、それがコロナ被害を拡大してしまっています。

しかし、東京は状況が全然異なります。重症者病棟の使用率は3割程度に留まっています。今後さらに増えていく見通しではありますが、今後、緊急事態宣言をしなければ10割を超えてしまうのだという説明は一切されていません。

実際、今、東京は既に新規感染者数の増加が止まり、減少しつつある可能性も指摘される状況になっており、医療崩壊が危惧されているわけではないのです。

今の東京で緊急事態を発出する意義そのものが明確には見当たらないのです。

そして、同様のことが、明確に医療崩壊のリスクを迎えている大阪以外の宣言対象地域において見られるのです。

つまり、大阪以外の多くの地域において、緊急事態宣言で自粛や時短、休業をどれだけやったとしても、別に医療崩壊リスクの回避という行為に繋がるわけではないのです。そもそもそんなリスクそのものが明確に存在しているわけではないのですから。

逆に緊急事態宣言を出すのなら、大阪のように、明確に医療崩壊のリスクが危惧される(あるいは実現している)エリアに限定すべきなのですが、そういう限定を図ろうとする動きは、我が国には存在していないのです。

これはまさに、「副作用の強い劇薬を、病気でない状況でも念の為に処方しておきましょうか」という恐ろしい処置がおこなわれているようなものです。実に恐るべきコロナ対策が今、まかり通っているわけです。

バイデンが見誤れば核戦争に。中国が海空戦力を増強させ続ける訳

一触即発のように語られることが多い中台関係ですが、どうやらそれは杞憂に過ぎないようです。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、中台双方にその関係性を壊さなければならない理由が存在しないため、戦争が起こることはないと明言。さらに、それでも習近平政権が軍事力増強に走る理由を解説するとともに、日本が同盟国であるアメリカに対して果たすべき役割を提示しています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年5月10日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

米バイデン政権は本当に中国と戦争をするつもりなのか?――ワシントンの外交専門家からも湧く警告の声

バイデン米大統領の対中国姿勢は、好意的な言い方をすれば「硬軟両様」だが、率直なところ、定義不明な言葉が整合性もとれないまま並べられていて、本当はどうしようとしているのかよく分からない。

国際情勢分析家のイアン・ブレマーによれば、バイデン政権の対中姿勢には3つの性向が混在していて……、

第1は、中国を「封じ込め」て「新冷戦」に突き進もうというもので、政権内の嫌中派や軍事的タカ派がこれを支持している。

第2は、米中対立の激化には得るものは何もなく、米中が「相互依存」しつつ中国を既存の多国間の枠組みに受け入れていくべきだとする考え方で、政権内の経済重視派や経済界主流はこの線である。

第3に、ジョン・ケリー特使がすでに実践しているように、気候変動を最大の脅威とする視点から米中協力を進める立場。

バイデン政権は「3つ全てを組み合わせたアプローチをとる可能性が高い」が、「南シナ海の軍事拠点化や香港・台湾の抑圧などを巡って対決姿勢を鮮明にしながら、温暖化の防止や新型コロナの封じ込めで手を握るような芸当ができるのか。……決定的な衝突に至るのを避け……中国と賢く競う道を米国は何とか探り当てるべきだ」と、ブレマーは提言している(3月18日付日本経済新聞電子版)。

年金受給者が長年「行方不明」の場合、遺族年金は受け取れるのか?

高齢化とともに、日本国内で「行方不明者」が増えているそうです。もし年金受給者が行方不明になってしまった場合、年金を止めたり、死亡とみなして遺族年金を請求するにはどのような手続きを踏めばよいのでしょうか。まぐまぐ大賞2020受賞メルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座』の著者で年金アドバイザーのhirokiさんが、事例を交えて詳しく解説しています。 

 

高齢化と共に急増する行方不明事案! 行方不明者の年金を止め、死亡とみなして遺族年金を請求するには?

主に厚生年金加入中の人が亡くなったり、25年以上の年金記録を持ち、かつ、1ヶ月以上の厚生年金期間がある人が亡くなった時に、生計を維持してる遺族が居ると余程の事が無い限り遺族厚生年金が請求できます。

また、本人死亡時に18歳年度末未満の子が居ると国民年金から遺族基礎年金が支給されたりします。

生計維持というのは本人死亡時に、遺族年金を請求する遺族の前年の収入が850万円未満で、原則として同居してた(生計を同じくしているという。生計同一)場合を生計維持といいます。

なお、死亡者と必ずしも同居してないといけないのではなく、別居してる正当な理由があるとか、何か死亡者から生活費や療養費を支払ってもらってたとか、死亡者と定期的に音信や訪問が行われてたりすればそれも生計を同じくしていたとします。

別居状態だったのであれば、別居の状況を知るためにその申し立てを専用の書類に書いてもらう必要があります。
その上で死亡者と生計維持関係があったかな~?と日本年金機構側が考える。

前年の収入が850万円未満で、生計同一があるなら生計維持関係があったという事になり、遺族へ遺族年金が支払われる事になります。

年金は死亡日の翌月分から発生するので、請求が遅れても死亡日に遡って支払われます。
死亡日は変わらないからですね。

 

NY在住日本人が語る「ファイザー製ワクチン接種後に情報交換してわかったこと」

コロナ第4波の感染拡大が続く日本とは対象的に、ニューヨークでは映画館や飲食店の席数の制限がなくなり、ブロードウェイのミュージカルも再開に向けて動き出したようです。40%以上と言われる成人のワクチン接種率が事態好転につながったと考えられています。NY在住人気ブロガーのりばてぃさんも4月27日にワクチンを接種。今回の『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』では、ワクチン接種を終えた友人数人で副反応などの情報交換をして得た知見を紹介。新型コロナウイルスに感染した友人がいまも苦しむ後遺症の具体例も提供してくれます。

ファイザーのワクチンを接種した人たちと情報交換しました

前回のメルマガで、4月27日に新型コロナワクチンを接種してきたことと、その時の感想をお伝えしました。その後、クラブハウスにて、実際に接種を受けたニューヨーカーのお友達やLA在住の方々と副反応などについて情報交換したので、ご参考までにご紹介します。

(1)注射の痛み

まず、注射自体が筋肉注射ですごく痛かった!と私の感想をお伝えしましたが、人によるようです。痛くなかった人は、腕の筋肉をぎゅっと掴まれてスッと打たれた、という話が出ていました。

一方、私のように、何もせずブスッと打たれると痛さを感じる傾向があるようです。つまり、打つ人による。かといって、痛くないように打ってくださいともリクエストできないですし、運にまかせまましょう(笑)。

(2)副反応

副反応は、だいたい皆さん似たようなものでした。1回目は何の反応もなかったけど、2回目で頭が割れるほど痛かった、発熱した人が多め。どっちも痛くなった人もいますし、逆に1回目が痛かったと言う人も。

でも割合的には、臨床試験の結果と同じように2回目の副反応が酷く、若い世代ほど痛みが強くなるようでした。データは嘘をつかないのですね。

(3)副反応の軽減の仕方

ここからは医療的な証拠はありませんのであくまでも参考事例として読んでください。副反応がほとんど無かった人の中で、興味深い対策をとっていた人がいました。数日前に鍼の治療を受けたそうです。

その女性は、たまたま接種前にかかりつけの漢方の先生のところにいっていて、接種する話をしたところ、体内の血液の流れをよくすると良いとすすめられて、鍼を数日前に受けたところ、びっくりするほど副反応が無かったそうです。

他の方は、毎日、犬の散歩をして代謝が良かったなども。逆に座ってばかりの人たちは痛みがひどかった傾向にある。へぇ~。

検証しようがないですが、もしかしたら意外と医学的な理由によるのかもしれません。というのも、ワクチン接種前の準備として接種1時間前に副反応を軽減するために水を16オンス(約500ml)飲むようにと連絡が来ていたのです。

つまり、体の水分や血液をなるべく循環させ、流れをよくするとい良いのかな?と理解してまして、鍼をしたり犬のお散歩して血液や体内水分の循環をよくするのも同じなんですよね。

とは言っても、急にやったところで、そんなに体内状況が良くなるわけではないので、あくまでも軽減するかもしれない、と捉えておくと良いのかなと思います。日本在住の方はワクチン接種はまだ先なので、体内循環をよくする意識で生活されると良いかと思います。

ワクチン自体が新しいものなので不明な部分は多いですが、情報交換した限りではっきりしたのは、友人の範囲内ではありますが、重篤な副反応が出た人はいなかったということです。

森友問題で崖っぷちの政府。懸念される「赤木ファイル」の黒塗り度

森友学園への国有地売却に関する決裁文書改ざんの経緯が記された「赤木ファイル」の存在をついに国が認め、改ざんを苦に自殺した元職員赤木俊夫さんの妻が起こした損害賠償請求の裁判に提出する見込みと各紙が報じています。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんは、「赤木ファイル」について朝日新聞が初めて報じた昨年11月の記事から検証。矛盾に満ち、不誠実な対応しかしてこなかった政府が、追い詰められてもなお、黒塗りだらけの資料を提出するのではないかとの懸念を表明しています。

「赤木ファイル」について新聞各紙はどう報じてきたか?

きょうは《読売》から。森友学園事件に絡んで、「赤木ファイル」についての報道がありました。事件の意味合いも大きく変える可能性がある極めて重要な文書ですが、このファイルについての存否を政府は明らかにしてきませんでした。ようやく、裁判の中で開示することになりましたが、肝心なところはすべて黒塗りにするのではないかとの懸念も残る中、メディアはこの問題をどのように伝えてきたかについて、見ていきたいと思います。

《読売》は、サイト内と紙面掲載記事双方とも1件ずつヒット。ただし、サイト内のものはきょうの記事。2月の紙面掲載記事がありますが、これはサイト内には残されていません。

これを《東京》で見ると、意外でしたが0件(きょう付の紙面掲載記事はもちろんあるが…)。《朝日》は過去1年間に26件、サイト内からは36件が見つかりました。《読売》と《朝日》の双方を対象に。まずは《読売》の25面記事の見出しと【セブンNEWS】第2項目の再掲から。

自殺職員文書 存在認める
森友改ざん
「赤木ファイル」
国、地裁に提出へ

森友学園への国有地売却を巡る財務省公文書改ざん事件で、政府は自殺した近畿財務局職員・赤木俊夫さんが改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」の存在を初めて認め、赤木さんの妻が損害賠償を求める裁判手続きの中で、一部を黒塗りした上で任意提出する見通し。

以下、記事概要の補足。「赤木ファイル」は、財務省の決裁文書改ざんを強いられて自殺した近畿財務局職員の赤木俊夫さんが、改ざんの経緯をまとめたもので、妻の雅子さん側が職場に保管されていたとして国に開示を要求していたもの。ファイルには「改ざんの過程などを時系列でまとめた文書のほか、改ざんについて財務省理財局と近畿財務局との間でやりとりされたメールや、その添付文書などがとじられていた」と。

●uttiiの眼

「赤木ファイル」に記された内容を一つ一つ吟味していけば、事件は今までとは違うレベルでその姿を明らかにしていくものと思われる。一言で「忖度」と言われてきたことの実相も、具体的に明らかになるかもしれない。この事件を巡って、これ以上重要な文書などほかにないと思われるが、国は裁判の中でも「訴訟に必要ない」と言い切っていたようだ。開示を命じるよう妻側が裁判所に申し立て、裁判所は国に対し、昨日までに「赤木ファイル」の存否を明らかにするよう求めていたものだという。

国は、どうしても黒塗りにしたいようだが、それは赤木さんの意思に反して、さらに「改ざん」を重ね、故人を冒涜することにならないか。