「日本、ありがとう」米国ワシントンD.C.の桜並木が、今や世界名所に

ワシントンD.C.の桜が一足先に満開のシーズンを迎えました。日本から贈られた桜はすでに100年以上、アメリカの人たちに愛され続けています。

米国ワシントンD.C.でも桜が咲き誇る!? 

いよいよお花見シーズンの到来。

楽天トラベルの発表によると、同サイトにおけるこの春の訪日外国人旅行者は昨年比約55%増。

世界中の人たちが桜の虜になる中、アメリカのワシントンD.C.で、桜が一足早く満開の季節を迎えています。

ワシントンD.C.のポトマック河畔の桜並木世界名所のひとつ。

1912年に日本から贈られた桜が、今でも地元の人々によって大切に守られています

現在、このエリアに植えられている桜の数は約3000本

3月23、24日に昨年よりも少し早めのピークを迎え、約150万人この桜祭りを訪れると予測されています。

ABCニュースによる現地の動画はこちら。

日本の桜にも負けない、なかなか見応えのある風景ですね。

InstagramやFacebook にも、続々と写真があげられています。

ちなみに、ドローンでの撮影は禁止されているとか。

 

#nofilter #igdc

pmiatkowskiさん(@pmiatkowski)が投稿した写真 –

 

 

 

Yup mmhmm very lovely. #nofilter #dc #cherryblossoms

DANAさん(@dcphillygirl)が投稿した写真 –

 

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野菜に効果!菜食主義は循環器系疾患になりにくいースウェーデン報告

日本でも約50万人が罹患していると言われる関節リウマチですが、その根本的な治療法は見つかっていません。そんな病に野菜中心の食事が効果を発揮するとの研究結果が発表されました。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』では、スウェーデンの研究者の報告が紹介されています。

菜食主義は、関節リウマチ患者以外にも有益

関節リウマチ患者数は、世界で2,000万人が悩んでいる自己免疫疾患です。今のところ抜本的な根治療法はなく対症療法に頼っているのが現状です。

さて、ナッツ類、ひまわりの種、果物、野菜などのベジタリアン食菜食主義食関節リウマチ患者さんの心臓発作等の予防に有効であることが、スウェーデンの研究者により明らかにされています。これはカロリンスカ研究所のJohan Frostegard氏らが明らかにしたもので、関節リウマチ学会誌the journal Arthritis Research and Therapyに報告されたものです。

研究では、グルカンを含まないベジタリアン食を摂っている38名のボランティアと、ベジタリアン食とはいえないものの、バランスのよく取れた食事をしている28名のボランティアについて、1年間にわたってその影響を調べました。その結果、ベジタリアン食の人では、CRP(体内で組織の損傷や炎症、感染症に反応して放出されるC reactive protein、急性期蛋白)のレベルが低下しており、心疾患のリスクも低くなっていることが判りました。また、悪玉コレステロールのLDLレベルも低下していたそうです。

ちなみに、LDLは免疫活性を必要以上に強める作用があることが示唆されており、自己免疫疾患の人には要注意のものです。

以上の結果から、リウマチ患者さんが罹りやすい心臓発作や狭心症動脈硬化などの改善に役立つと述べられています。

ちなみにこの結果は、以前報告された、関節リウマチ以外の人を対象とした、「ベジタリアン食が血圧やBMI値(body mass index)を下げて循環器系疾患になりにくくさせる」、との結果とよく一致しているそうです。

ということですので、関節リウマチでお悩みの方だけでなく、健康維持全般に効果がありそうですので、野菜の多いベジタリアン食を!!

image by: Shutterstock

Facebookが世界一幸福な国の人を不幸にしている―デンマーク研究機関

いわゆる「SNS疲れ」が話題となって久しいですが、無料メルマガ『幸せを呼ぶ!クレーム対応術』では、このほどデンマークの研究機関が発表した「人はFacebookをやめると幸せになれる」という実験結果を紹介しています。こちらの記事とあわせてぜひご一読下さい。それでもSNSを続けますか?

SNSと距離を置こう

3月19日の日のヤフーニュースに、こんな記事が載りました。

今すぐやめた方がいい、不幸になると科学的に証明されている5つの行動

ここに書かれているやめたほうが良いとされる行動は、以下の5つでした。

  1. やたらとSNSを見る
  2. 屋内に一日中いる
  3. 物質主義的になる
  4. いつも忙しくする
  5. 創造性を押し殺す

読者の皆さんは、いくつ当てはまりましたか?

2.の「屋内に一日中いる」については、デスクワークをしている場合、なかなかやめるのは難しいかもしれませんね。ですが、ランチや、職場への往復の時間に、公園などの緑が多いところを通るだけでも、目や脳に、良い効果が得られそうです。

3.については、少し補足が必要ですね。本文には、

基本的な生活に必要なものが満たされると、物質的に過剰に良いものを手に入れようするのは、まっしぐらに不幸に向かう道の1つだと証明されています。

このように書かれています。つまり、バブルのころのように、いい服を着て、いい車に乗って、いいもの食って、いい家に住む、といった生活では、幸福にはなれないということのようです。

4.と5.については、会社員時代の私は、まさに、このとおりの幸せになれない行動を、とっていました。たしかにこの行動は、どちらも心に余裕がなくなり、人にも自分にも優しくなれなくて、精神状態も人間関係も悪くなりましたね

そして、何よりわたしたちにとって一番大切な「時間を食いつぶすのが、1.のやたらとSNSを見るという行動です。場合によっては、仕事中も気になるという、中毒状態の人もいるのではないでしょうか。人に嫉妬しやすい人、人と自分を比べてしまう人、現状に何か不満がある人は、今すぐに、SNSから距離を置くべきです。

美人エッセイストの元カレ?進化したメルセデス・ベンツSLKの実力

写真と動画も楽しめる マニアック情報満載カーマガジン AutoProve』に女性目線のレビューを寄稿してくださっている美人エッセイスト・吉田由美さんの元カレが登場? とは言えそれは「車」の話。今回試乗したのは、1999年、吉田さんが初ベンツとして手に入れたSLKクラスの3代目となる2015年モデルですが…、「元カレ」の進化に吉田さん、何を思う?

久しぶりに「メルセデス・ベンツSLK」に乗りました。

初代「SLK」は、私の初メルセデス・ベンツであり、初の赤いクルマであり、そして初のオープンカー。いろんな意味で、私を変えた1台です。事実、私はこのクルマに乗っている時に「カーライフ・エッセイストとして歩みだし、現在に至っています。5年ぐらい乗って卒業しましたが、SLKには思い入れたっぷりです。

確かそれは1999年の話。懐かしいな~。

時は流れ、現在は3代目SLKとなりましたが、かなりカッコよく、迫力も倍増! 見るからに「高そう~」オーラがビンビン。実際に価格のほうも若干お高くなっています。

なんだかんだ言っても、自分の愛車の進化型は私の見る目が、まるで元カレ」(笑)。もちろん、いい思い出のね!

ところで、輸入車は毎年「イヤーモデル」として、少しずつ改良されることが多いのですが、2015年のマイナーチェンジではCクラス以降のモデルに標準装備されている「ディストロニックプラスも追加。確かに今や「ぶつからないクルマ」の装備は、特に日本ではクルマ選びのトレンドにもなっています。

一見、フルモデルチェンジから時間が経っているので、古いのかと思いきや、SLKは着実に、中身も進化しているのです。

渋谷ですらなかったの?「英語メニューあり」ステッカーで外国人をおもてなし

近年、訪日外国人の数は増加をたどっていますが、それに合わせて観光地の飲食店では観光客の言語に対するストレスを軽減する目的で英語メニューを制作する店が増えてきました。「英語メニュー対応」のお店であるかどうかをわかりやすくするために、店先に貼れるステッカーがあちこちで配布されているようです。

訪日外国人の増加に伴い、身近に感じる国際化

いよいよ春、到来。

お花見シーズンももうすぐですね。

ここ数年で訪日外国人観光客の数が増加傾向を見せていますが、きっと今年の桜のシーズンには、数多くの外国人観光客が日本を訪れることになるでしょう。

そんな外国人観光客のために、実は、全国各地で「おもてなしの心が形になりはじめているのを知っていますでしょうか

そこで今回は海外留学のEFの記事より、おもてなしの思いが込められた全国各地の「ステッカー」について紹介します。

…と、その前に!

海外留学のEFが行った調査を紹介します。

2016年2月に「あなたが身近に感じる国際化とは?」という質問をオンライン上で呼びかけたところ、以下の結果になりました。

街角で外国人をよく見かけるようになった 45%

英語を勉強しはじめる人間が周りに増えた 23%

飲食店で英語表記を目にする機会が増えた 22%

その他 10%

驚くべき点は、外国人の方を良く見かけるようになったことで、実は英語学習者も増えているという点です。

日本に外国人の方がどんどん増えてくれば、もしかすると、日本人の英語力は自然と上がるかもしれませんね

「英語メニューあります」「外国客歓迎」ステッカー

さて、本題の英語ステッカーの話題に移ります。

現在、観光地や都心部の飲食店では、外国人観光客をもてなそうと「英語メニューの制作に励んでいるようです

ただ、せっかく作った英語メニューも置いてあるかどうかについては入店してからでなければ分からないことがネックになっていました。

そこで、飲食店だけではなく、商工会議所や学生ボランティアたちが英語メニューあります!」「外国客歓迎!」といったステッカーを作成し飲食店へ配布活動をはじめています

例えば、奈良県の奈良市中心市街地活性化協議会が作成したのは、鹿をデザインしたステッカー

奈良県のシンボルともいうべき鹿のデザインと「English Menu Available」という言葉で、外国人の方を惹きつけます。 

また東京・渋谷では、「海外留学のEF」のプラグラムを使って 留学から帰国した学生たちが集う学生団体「EFアンバサダー」のボランティア活動によって、ピンクのスマイルステッカー渋谷のセンター街の飲食店などに配布されています。

また、札幌市や他の自治体でも取り組みが始まっているようですよ。

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今回紹介した「英語メニュー・ステッカー」は、たかがステッカーかもしれませんが、外国人観光客の不安を解消するとっても温かいおもてなしの1つです。

全国各地で、おもてなしの輪が広がることに期待したいですね!

 

記事提供:海外留学のEF 

ユニクロが「安いけどダサい」から脱却できた“常識破りの戦略”

「ユニクロへのイメージが変わっている」こんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか? かつては「安いけどダサい」という印象を持たれていたユニクロ。そんなイメージを一気に変えたのは1998年のユニクロ原宿店のオープンだったと、メルマガ『j-fashion journal』で解説しています。ユニクロ成功の秘訣とは一体何だったのか、詳しくご紹介いたします。

1998年はユニクロ元年

私は、ユニクロ原宿店がオープンした1998年ユニクロ元年と認識している。ファーストリテーリングの社史や経営戦略とは関係なく、一般消費者の生活の中にユニクロが入ってきた時期が1998年であり、ユニクロブームに日本中が沸いた年である。

それ以前のユニクロは、中高生向けの安売りカジュアル専門店というイメージだった。それが原宿店で一気に変わる。まず、デザインの絞り込みが行われ、カラー展開、サイズ展開を優先させた。店舗の内装は高級感があり、まさに、「100ドルの商品を販売する環境で10ドルの商品を売る」という80年代の米国SPA「リミテッド」が主張した戦略的VMDを具現化するものだった。

当時の、量販店や専門店は、安価なハンガーラックと棚什器で構成されていた。床もクッションフロア、パンチカーペットが主体であり、天井も基本照明を確保するに過ぎなかった。

その中で、ユニクロ原宿店は、フローリングの床、オリジナル什器、演出照明が組み込まれた天井で構成されていた。これは、80年代のDCブランドショップの水準である。そして、単一商品の多色展開で天井まで商品を積み上げ、圧倒的なビジュアル効果を上げていた。

こうした思い切った店舗への投資と、MD展開、VMD演出は、コストダウンばかり考える量販企業にはみられないものだった。それをユニクロは実現し、原宿という都心の一等地に出店したのだ。

アパレル製品をセルフ販売

1984年、有楽町マリオンがオープンし、有楽町西武と有楽町阪急がテナントとして出店した。有楽町西武の一階には、約100坪の「ザ・マーケット」があった。「ザ・マーケット」は、複数のDCアパレルによる平場であり、百貨店自主MDの元祖でもあった。当時の私は株式会社スクープでザ・マーケットを担当しており、企画提案から準備、運営まで携わっていた。

最早、知っている人もいないだろうが、「ザ・マーケット」の当初のコンセプトは「シティスーパー」だった。押しつけのコーディネート提案ではなく、顧客に自由に選ばせる単品展開とし、スタイリッシュなセルフ販売を実現するというものだった。残念ながら、売場はアパレル別となり、セルフ販売も途中で中止になった。

有楽町西武の一階は、無印良品とザ・マーケットがメインだった。当時の無印良品は西友の管轄であり、西武百貨店の一階に出店することはなかった。百貨店の一階を化粧品と雑貨ではない、革新的でスタイリッシュなカジュアル売場にしようとしたのだ。

この売場のコンセプトがほぼ完全な形で具体化されたのが、ユニクロ原宿店だった。

量販店は元々セルフ販売だったが、その目的は販売コストの圧縮である。勿論、ユニクロもコストダウンを狙っていただろう。
しかし、それ以上に消費者を魅了したのは、気軽に買える価格の商品を、気軽に何枚も買い物カゴに放り込んで購入するという体験だった。

そして友人に「これ全部でいくらだったと思う?」と自慢する。そうした一連の行為がサプライズだったのだ。

日本人の口に合うNYのインド料理店「India Kitchen」

経験豊富なスタッフが提供 日本人の口にも合うおいしさ

ニューヨークのヘルズ・キッチンに、昨年12月にオープンした「India Kitchen(インディア・キッチン)」。

確かな味と行き届いたサービスが米大手口コミサイト「Yelp」でも高く評価され、今注目を集めているインド料理店だ。

大手ホテルで一流のサービスとプレゼンテーションを学んだゼネラルマネジャーのモハン・アルワリアさんはこの道35年のベテランだ。

メーンシェフのラジンダーさんも有名レストラン出身であるなど経験豊富なスタッフがそろっており、「ニューヨークのインド料理屋の中で最高のチームだ」とモハンさんは語る。

健康志向のニューヨーカーを意識したメニュー

人気のカレーメニューは「チキン・ティッカ・マサラ」、「サグ・パニール」、「イエロー・ダル・ターカ」など。

ほかにも10種類以上のアペタイザーやスープをそろえている。

食材は新鮮で自然なものを使用し、脂っこくならないよう調理。

健康志向の高いニューヨーカーに人気なのもうなずける。また、香辛料が程よく効いており、癖がないので、日本人にも好評だ。

ケータリングは、20人から2000人まで対応可能。

セレブリティーのプライベートパーティーでサービスを任されたことがあるモハンさんは、「ホームパーティーから企業の会合までどんな規模のケータリングでも大歓迎」と自信を見せる。

毎日午前11時半から午後3時まではリーズナブルなランチボックスも販売。

デリバリーはウェブサイト「Seamless(シームレス)」から注文できる。

India Kitchen

【住所】493 9th Ave(bet 37th & 38th St)
【電話】212-244-6342
【営業時間】午前11時30分〜午後10時30分

(By Aya Nakagawa)

記事提供:ニューヨークビズ

 

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨークビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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仕事中に私用メールの社員をクビに。なぜ会社側が「敗訴」したのか?

今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』で取り上げられているのは、「仕事中の私用メールは懲戒処分になるのか?」という、誰もがギクリとするような内容。過去にはこれが原因で裁判にまで発展したケースもあるのだとか。この裁判、結果が非常に気になりますよね。さっそくその判決を見てみましょう。

仕事中の私用メールは懲戒処分になるのか

みなさんの中で「テレビは子どもに有害である」と考える人はどれくらいいるでしょうか(もし読者でテレビ関係のお仕事の人がいたら大変申し訳ありません)?

もしかすると、何人かはいらっしゃるかも知れませんね。ただ、そう考える人がいても全面的に禁止(全く観せない)という人はあまりいないのではないでしょうか。おそらく、「1日◯時間まで」と時間を制限している人がほとんどだと思います(私が子どもの頃もそうでした)。

それは、「良くないとは言っても全面的に禁止は厳しすぎる」、もしくは「時間を制限すれば、観ることは問題ない」と考えるからでしょう。

これは、社員に対する考え方も同じです。

最近、特にパソコンを使用して仕事をしている会社で問題になっているのが「パソコンの不正使用」です。パソコンでは、仕事をするふりをして私用のメールやインターネットの閲覧をしていてもなかなかわかりません(社員1人1人のパソコン画面を絶えず確認してまわっていれば別ですが)。

では、もし仮に仕事中に私用のメールをしているのが発覚したらどうすべきか? それについて裁判があります。

ある制作会社で、上司に対する誹謗中傷や就業時間中に私用のメールをしていたことなどを理由として、社員を解雇しました。その理由に納得がいかなかったその社員は「解雇は無効である」としてその会社を訴えました。

NHK籾井会長による「粛清人事」が止まらない。退任迫るイジメ左遷も

就任当初から数々の暴言で何かと物議を醸した籾井勝人NHK会長ですが、それから2年の間、局内で次々と粛清人事を行うなどしてますます安倍政権寄りの姿勢を明確にしているといいます。この動きにメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんは、そもそも公共放送であるNHKの人事に内閣が深く関与していることに問題があると指摘、これでは真の民主主義国家とはいえないと厳しく批判しています。

籾井会長によるNHK粛清人事の2年余

ことし2月17日、NHKの専務理事2人が退任した。塚田祐之、吉国浩二。いずれも籾井勝人会長に辞任を迫られ、拒否すると閑職に追いやられて、不遇をかこっていた。とうとう最後まで籾井に反旗を翻すことができず、任期切れを理由にNHKを去ることになった。結果としては、敗北である。現職に奮起を促す数多くのOBの期待に応えられず、無力さを感じただろう。

「政府が右と言っているものを我々が左と言うわけにはいかない」

すっかり有名になったこの言葉通り、籾井は安倍政権の「右」路線に反しないよう、放送現場に圧力を加えてきた。

2014年1月に就任以来2年余り、彼がNHKにおける権力の拠り所としてきたのは「粛清人事」だった。着任早々に秘書室長を交代させて以来、恣意的な担当替え、配置換えにより、事実上の降格人事を乱発した。

塚田、吉国が退任のあいさつをした今年2月9日の経営委員会。議事録にこんなシーンが記録されている。

籾井会長「塚田祐之専務理事、吉国浩二専務理事の2人は2月17日に任期を迎え退任されます。(中略)お2人が担当しておられますターゲット80プロジェクトの統括補佐重点地域については、プロジェクト統括の堂元副会長、統括補佐の福井専務が引き継ぎます」

2人の専務理事が担当していた「ターゲット80プロジェクト」とは、受信料支払い率80%をめざすという、いわば「社内目標」だ。たしかに受信料の徴収を増やすことは重要な仕事には違いないが、この営業活動を統括していたのは堂元副会長である。なんとその補佐に、2人の専務理事をつけたのだ。どこの世界に、高給の専務2人を、営業会議に出席するくらいしか仕事のない、いわば「窓際」に押しやっているような会社があるだろうか。

その日の経営委員会で、籾井に疑問をぶつけた委員が1人いた。美馬のゆり(公立はこだて未来大学システム情報科学部教授)だ。

美馬委員「塚田専務と吉国専務がターゲット80のご担当になった時、2人の専務の担当がターゲット80だけになるのは効率的な経営なのかと ご質問しました。会長は、『これはとても重要な任務だ』とおっしゃっていたのに、今回はそこを誰にも引き継がず兼務としていることについて、十分だとお考えなのでしょうか」

2人の専務が専任であたらなければならないほどの重要な仕事なら、その後を誰も引き継がないで、統括責任者の堂元副会長らが兼任するというのはおかしいではないかというのが美馬の指摘だ。もっともな意見である。

これに対し籾井は「非常に難しい最初のステップをお2人にきっちりと進めていただいたと思っております」などと、ごまかし、それ以上の議論にはならなかった。もちろん美馬は納得がいかなかっただろうが、彼女の追及を後押しする意見もなく、議論はそこで途切れた。

経営委員会は「役員の職務の執行を監督する機関」である。12人の委員のうち7人が賛成すれば会長を罷免できる権限を持っている。任期を迎えた理事の退任とはいえ、会長の人事のやり方に明らかな矛盾がある以上、徹底的に審議を尽くすべきであろう。