内村航平が「東京五輪中止論」に異議。偽陽性乗り越え「やればできる」

日本、米国、中国、ロシアの4か国による体操の国際大会(東京・国立代々木競技場)が8日行われ、内村航平(リンガーハット)が東京五輪の開催中止論に異議を唱えた。男子個人総合五輪2連覇中の内村が世界に向けて強く五輪開催をアピールした。

内村航平が東京五輪開催に「どうやったらできるか」

閉会式で挨拶した内村は、開口一番「めちゃくちゃ楽しかったです」とコメント。世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、五輪中止や延期を求める声が8割を超えているという調査結果があることにも触れ、「(東京五輪が)どうにかできるように、そういう方向に考えを変えてほしいなと僕は思います」と訴えた。

東京五輪について、「中止が決定した」という真偽不明な情報が一部報道やSNS上で拡散され話題となったこともある。そんな声が囁かれる中、内村がアスリートとして思いの丈を打ち明けた。

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コロナ禍で各スポーツの国際大会が軒並み中止となる中、行われた今回の大会。来日した選手団は、自国で2週間程度の隔離と定期的なPCR検査を行う措置を取り入国した。中国チームにいたっては、「自国から菌を持ち込まないため」と防護服を着て成田空港に現れたほどだ。

会場などで厳重な感染対策が取られた結果、コロナ後初の体操の国際大会は成功の内に幕を閉じることができた。

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一方、大会前に行ったPCR検査では、内村自身に「偽陽性」が出るアクシデントも。内村は合宿中の10月28日に陽性反応が出たものの、その後行った3度の再検査で陰性となり、偽陽性の判断がくだされていた。

内村のケースは決してレアなことではなく、多くの大会で同様の騒動が起こることが予想される。五輪ともなればその規模は比べ物にならず、改めて東京五輪開催の難しさを示した形となった。

しかし、裏を返せば、今大会でさまざまなことがわかったことで、安全に五輪を開催するための一例になったこともまた事実。東京五輪に向けた大きな一歩を刻むことができた。

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内村は、「皆さんとアスリートが同じ気持ちでないと大会はできない。やり方は必ずあると思う。どうかできないと思わないで欲しい」とも語り、改めて東京五輪開催に向けて進んでいくことを願った。

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コロナ禍と米大統領選挙の影で鳴り響く世界経済崩壊の足音

衰えることを知らない新型コロナウイルス感染症の流行拡大は、着々と世界各国を追い詰めているようです。元国連紛争調停官の島田久仁彦さんさんはメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で今回、コロナ禍にあって一寸先の見通しも利かなくなりつつある中東やアフリカ、欧州の現状を克明にレポート。さらに一足先にコロナを制圧したとされる中国が台湾併合に動く可能性、そして各国がそれを阻止する手立てについて論じています。

 

夢と消えた貧困の撲滅。新型コロナがとどめ刺し中国が奪う世界

「家にいれば飢え死に、外に出ればコロナに殺される」

今、先進国・途上国の別なく、コロナウイルスの感染拡大が進む各国でよく耳にする市民の本音です。

これまでに約4,800万人が感染し、120万人以上の生命を奪ってきた新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、同時に経済効率性の追求と国際協調と謳われるボーダレス経済の有様に止めを刺そうとしています。そして、コロナ以前に予測されていた【ASEAN地域が世界の発展の中心になる】といった内容や、【アフリカ大陸は成長のエンジンとして発展し、Poverty(貧困)は2030年代には撲滅できる】といった見通しはすべて夢と消えました。

代わりに、コロナワールドは、ごく一握りの富める者をさらにリッチにし、貧困に喘ぐ人たちに止めを刺し、そしていわゆる中間層・中流階級の生活様式を一変させました。

またILOの4月末の“恐ろしい”予想(12月末までに16億人が失業し、生計の手段を失う)は、大袈裟なアラートではなく、現実のシナリオとなりつつあります。

コロナの負のアタックは、世界経済を混乱の底に叩き落そうとしています。その影響をもろに被っているのが、新興国・途上国でしょう。

例えば、アメリカからの制裁の影響に耐えている最中に、全国的なコロナのパンデミックにも襲われ、先行きが不透明になってしまったイランでは、物価の上昇が止まらず、失業率も12%にまで上昇しました。30歳までの若年層にいたっては、4割以上が失業していると言われ、現政権に対する不満のマグマが増大しています。政府も残念ながら、アメリカからの経済制裁の影響もあり、コロナ感染拡大を食い止めるためのロックダウンも財政的な限界からオプションとして選択できず、為すすべもないとお手上げの状態です。

先日お話ししたように、中国との25年にわたる戦略的なパートナーシップを結んでいますが、まだ経済的な恩恵は受けておらず、【コロナはそもそも中国から来たのだ!】という(まさしく大嫌いなアメリカが言っていることですが)認識も強まる一方で、アメリカによる経済制裁の影響を緩和するための苦肉の策とは言え、中国に媚を売る(と見えている)現政府に対し、国民の大きな不満がたまっています。

すでに2018年には1,210億ドルあった外貨準備高も、88億ドルにまで減少しており、イランは持ちこたえられないのではないかと噂されるようになりました。「中国の毒牙にかかった」という批判をする声も大きくなってきているようですが、同時にイスラエルやアラブ諸国からの圧力もあり、国家の生存のために、革命防衛隊による防衛と攻撃力には、相変わらず資金が投入されていることが明るみに出て、より一般民衆の不満がたまっているというのが現状のようです。ほくそ笑んでいる国も周辺にはあるでしょうが、イランがおかしなことになり、暴発した日には、中東地域全体を巻き込んだ悲劇が始まりかねません。

 

読売が報じた「尖閣諸島は開戦4日で中国の手に落ちる」は本当か?

陸上自衛隊が35年ぶりとなる大規模な軍事演習を計画しているようです。読売新聞は10月30日、31日と連日中国の軍事的な脅威について具体的に言及し、対峙する日米同盟との戦力比較をし課題を上げています。中には、中国軍が易々と尖閣諸島を攻略するシナリオも提示されていますが、どこまで真実に迫っているのでしょうか。メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんは、読売新聞の軍事報道のレベルが上っていることを認めた上で、あと少し踏み込む必要があると指摘しています。

読売の軍事報道は進化したが…

いよいよ米国大統領選挙の投票日となりますが、日本にとって重大な関心事である中国の軍事的動向と日米同盟について、10月30日付の読売新聞朝刊は1面トップに次の大見出しを掲げました。 南西諸島 14万人演習…陸自「台湾有事」波及を警戒
読売新聞が取り組んできた年間企画[安保60年]の第4部で、同盟のこれから<1>、と謳われています。

「還暦を迎えた日米同盟は今、中国の軍事的な挑戦を受け、真価を試されている。同盟のこれからの課題を考える。(中略)

 

陸上自衛隊は来年、日本の本格的な有事に備える約35年ぶりの大規模演習を行うことを検討している。ほぼ全隊員にあたる約14万人が参加し、実際に車両なども移動・展開し、課題を探る予定だ。

 

同規模の演習は、過去に1度しかない。前回は冷戦まっただ中の1985年、旧ソ連による侵攻を想定して北海道などで行われた。今回は南西諸島での危機を想定したもので、中国による侵攻が念頭にあることは間違いない。

 

中国が尖閣諸島で領海侵入などの挑発行為を繰り返していることが理由の一つだが、政府が今、警戒しているのはむしろ、台湾有事だ。(中略)

 

『中国は30年以上にわたり、地上発射型の中距離ミサイルを自由に開発、配備し、今では13種類、2000発近くも保有している。米国は同様のミサイルを持っていない』

 

国務省のビリングスリー軍縮担当大統領特使は日本を訪問した直後の今月1日、オンラインでの記者会見で中国への警戒感をこうあらわにした。

 

米国は、昨年8月に失効するまで米露間の中距離核戦力(INF)全廃条約により、地上発射型中距離ミサイルの保有を禁止されてきた。これに対し中国は、『空母キラー』と呼ばれる対艦弾道ミサイル『東風(DF)21D』に代表されるように、米軍などの介入を阻む『接近阻止・領域拒否(A2AD)』を目的とした兵器を大量に保有している。

 

中国は、現在のミサイル防衛では迎撃できない極超音速滑空兵器(HGV)も開発している。(後略)」

10月31日付の朝刊にも、中国の海軍力「脅威」に、と第2弾が大きく掲載されました。

「(前略)『開戦から4日も経たないうちに、尖閣諸島は中国軍の手に落ちる』

 

米戦略予算評価センター(CSBA)のトシ・ヨシハラ主任研究員による日中海軍力に関する報告書(日本語版『中国海軍VS海上自衛隊』がビジネス社から出版)は、中国軍事誌に掲載された尖閣諸島侵攻のシナリオを紹介している。

 

シナリオでは、海上保安庁巡視船が中国公船に発砲したことを機に、中国軍部隊が尖閣を占拠する。中国海軍は、海自の護衛艦より長射程の対艦ミサイルで、海自艦を沈没させる。

 

米国はオバマ前政権以降、尖閣諸島への侵攻は、米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適用対象となることを明確にしている。にもかかわらず、シナリオでは、米国は、米軍への攻撃がないことを理由に参戦しない。

 

このシナリオは、中国側の願望を表しているだけとも言える。だが、『日米の分断が可能だ』と中国に期待を抱かせる要因がないわけではない。(中略)CSBA報告書の日本語版には、『すでに(日中の)海軍力は逆転している』という副題が付けられている。(後略)」

バイデン氏ペンシルベニア州制し当選確実。消えた「赤い蜃気楼」

米大統領選挙、バイデン氏が勝利。瞬く間に消えたトランプの「赤い蜃気楼(レッドミラージュ)」

現地時間3日に行われたアメリカ大統領選挙。現職で共和党のドナルド・トランプ候補の一方的な「勝利宣言」会見から4日後の日本時間8日未明、民主党のジョー・バイデン候補は、米ペンシルベニア州とネバダ州で勝利し、選挙人が過半数の270人を超え290人となった。これで、バイデン氏の当選が確定した。

トランプ氏は4日の一方的な「勝利宣言」会見で、郵便投票などの集計が終わっていない残りの票について「集計をやめさせる」などと発言していたが、まさにその「残りの票」によって、再選は幻となった。

今回の結果を不服として現在、トランプ陣営は激戦の州で複数の訴訟を起こしている。また、全米各地ではトランプ支持者による抗議の暴動などが予想されており、しばらく混乱が続く可能性が高いようだ。

トランプ氏は同7日午前、ツイッターで「大統領を奪取したと宣言すべきではない。私も主張出来るのだから。訴訟の手続きは始まったばかりだ」と投稿し、バイデン氏の「勝利宣言」をけん制していたばかり。

またAFP通信によると、今回の当選を受け、トランプ氏は「早まって勝者を装ってる」と声明を出した。

全米を覆った「赤い蜃気楼」はなぜ発生したのか?

トランプ氏は大票田のフロリダ州、テキサス州などの激戦州で勝利していたが、選挙前から懸念されていた「赤い蜃気楼レッドミラージュ)」が現実となった。

囁かれていた「赤い蜃気楼(レッドミラージュ)」とは、以下のような現象だ。

期日前投票分(バイデン氏の支持者が多い)の開票(※州によって開票が遅く、投票日以降に開票の所も)
選挙当日に投票所へ直接投票した分(トランプ支持者が多い)の開票
郵便投票による投票分(バイデン氏の支持者が多い)の開票

と、開票は以上のように進んでいるが、この過程で投票所へ出向いて直接投票した人にトランプ支持者が多く、その結果、投票日の直後はトランプ優勢」の数字となる。

一時は共和党のシンボルカラー「赤」が全米を覆い尽くすことになるが、これが郵便投票の開票結果によってほどなくに変わるため、時間が経つと消える「蜃気楼」になぞらえて、「赤い蜃気楼(レッドミラージュ)」と呼ばれていた。
この現象が起きた原因は、各候補とその支持者の「新型コロナウイルス」に対する考え方の違いから来ているようだ。

一流ビジネスマンは「仕事のキャパオーバー」をどう防ぐか?休息より主導権、科学的なタスク処理3つのポイント

 いろいろな頼まれごとが重なって、自分のできる範囲を超えた量の仕事を抱えてしまったとき、頭がパニックになってあわててしまうこと、よくありますよね。そんな時はどうやってピンチを乗り切れば良いのでしょうか? 今回のメルマガ『金田博之の「出世したサラリーマンが絶対やらなかったこと」』では外資系IT企業の日本法人代表をつとめる金田博之さんが、自分のキャパを超えたタスクが振られてきたときの対処法を伝授してくれています。

 

キャパを超えるタスクを抱えてパンクしそうなとき、どう乗り越えるか?

課題背景

仕事を覚えてきて、責任のあるポジションになればなるほど関わってくる案件の数も、責任の重さも大きくなっていきます。 特にリーダークラスの前段階に多いのですが、優秀な成績を収めているプレイヤーほど多くのオファーが舞い込んできます。 そしてそういった人は自身のキャパを大きく見積もりすぎたり、タスクを抱えすぎてしまうことが珍しくありません。 

あなたがタスクを抱え込んでしまい、キャパオーバーしそうなとき、どうやってそのピンチを切り抜けますか? 

休暇など、ストレスを軽減するためのリフレッシュ系はあんまり意味ありません。残念ながらストレスを減らしてもタスクは減らないからです。 

よくある答えが 優先順位の見直し です。これは非常に惜しい答えだと思っています。 このような状況を乗り切るためには、ただ順位付けをして上から順番にこなせばいいというわけではありません。 

デキるビジネスパーソンはこの「優先順位」の付け方に差がある、ということを今回は解説していこうと思います。

出世したサラリーマンはここが違う!

【出世できないサラリーマンの回答】すべてのタスクを処理しようとする 

【出世するサラリーマンは】本当に必要なタスクに絞り込む

なぜ仕事を抱え込んでしまうのか?

前職で仕事を一緒にしたエンジニアを例に話します。

彼は開発を担当しているエンジニアの中でもひとつ抜けた存在で、サービスの理解度も高いため営業部から商品説明のために呼ばれたり、運用保守のサポートチームからもその人にオファーがいくような状況でした。

もちろん開発担当者なのでそこまでする必要はないのですが、人柄もよく非常に頼りになる存在だったため周りもそれに甘えていたのだと思います。

人がいい彼はすべて引き受けてしまい、本来やるべき開発のボリュームが膨らんできた結果、パンクしてしまいました。

優秀な人ほど自身のタスク管理、リソース管理もしっかりしていてこのようなことは起こりえないと思ってしまいますが、実はこのような優秀な人の方がキャパオーバーしてしまうことが多いのです。

優秀な人ほどたくさんのオファーが来ることが大きな要因の一つですが、そもそも人は自分の能力を実際の実力よりも高く見積もってしまう傾向があるのです。

これは心理学用語で「ダニングクルーガー効果」と呼ばれるもので、人は誰でも自分の能力を過信してしまう、特に能力が低い人ほどその傾向は強いそうです。

これに関する研究で、プロジェクトの作業時間の見積もりをさせ、実際にかかった作業時間を図ったところ、実に8割ものメンバーが予定工数を2割以上オーバーしていたという調査結果もあります。

これもキャパオーバーの例と言えるでしょう。

自分の能力を正確に見積もれていないこともそうですが、実際に仕事をしていると、イレギュラーが発生して予定をずらさなければいけない場面も考えられるため、自分がさばける仕事量というのは自分が思っているよりも少ないということをまずは頭に入れておきましょう。

それを踏まえて、どう対処していけばいいのかをお話します。

優先順位を見直して、本当に必要なタスクに絞り込むことです。

子供の話し下手、改善は小学校低学年までに。プロが教える家庭教育のヒント

考えていること、思っていることを上手に言葉で伝えられないと、学校生活では困ることがさまざま生じてきます。友だちや先生に気持ちを理解してもらえないのは辛いもの。どうしたら上手に話せるようになるのでしょうか。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんは、親が子どもの話をしっかり聞いて、的確に質問をはさみながら先を促すことを意識して、せかさず、先回りせず練習すれば必ず上達すると伝えています。

子どもが話下手。上手に伝えるには?

Question

shitumon

息子は思ったことを伝えるのが苦手のようです。学校では自分の意見を言ってもなかなか理解してもらえず、イライラしてしまうことも多々あります。どうしたら、相手に自分の意見を伝えられるようになるでしょう。(小学2年男子のお母さまより)

柳川さんからの回答

家族の間では、話さなくても伝わることが多いですが、それに慣れていると、学校では通用しません。また、話したいという気持ちが強く頭の中でまとめる前に言葉にしてしまい、通じなくなる場合もあります。

1.会話のポイントを意識させる

子供の話の意味がわからなかったら、その都度指摘してあげてください。

いつ?誰が?どこで?という質問をして、その答えから親がお手本を示しましょう。そして、子供にもう一度同じ話をさせることが大切です。「そういうことだったのね!〇〇ちゃんが、△△したって言ってくれたからわかりやすかった!」と褒めて、主語などの大切さを教えましょう。

2.促す

子供が話をしやすいように促すことが大事です。あったこと、起きたことを話してもらうとき、その経験をあたかもその場で再現しているかのように思えるような聞き方をします、そのために「どんなことがあったの?」「それについてどう思ったの?」「みんなの反応はどうだったの?」「それで?」「そのあとはどうなった?」のように、事柄と感情を聞きましょう。

3.話す練習をする

子供の話を一通り聞き終わったら、今度は、子供に要約してもらいます。親に質問されたことを、予めはさみながら話をさせます。その際、結論から話をするとわかりやすいことも併せて伝えましょう。

■家庭教育アドバイス…「まずは、親が傾聴する」

子供が話をしやすいようにするには、親の受け答えや「相槌」が大切です。せかしたり、アドバイスをしたりするのはやめ、全身で子供の話を聞くようなイメージを持って、丸ごと受け入れましょう。

具体的には、

  • どんな話でも否定しない(受容)
  • 子供がしゃべった言葉を使って確認する(オウム返し、繰り返し))
  • 要約をしながら話の内容を確かめる(要約)
  • 子供のペースに合わせる(ペーシング)
  • 5W1H(いつ、だれが、どこで、何を、なぜ、どのように)の問いかけ

話し方、伝え方は、トレーニングすることで上達します。子供に合わせて親子で楽しく練習しましょう。

●お知らせ:
お子さまに関するご相談、ご自身のご相談を随時お受けしています。時間、料金など詳細はお問い合わせください。まずは、「ライン公式」にご登録をお願いします。

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いじめ過去最多更新は「積極把握のせい」なぜ文科省は雑な嘘をつくのか

2019年度のいじめ認知件数が公表され、その数字は過去最多となっています。見過ごされていたいじめを認知できるようになったとも考えられますが、そこに異を唱えるのは、無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では同ネット代表の井澤一明さん。井澤さんは「まだまだ数字が作られている」として、いじめ解決、いじめ対策のために学校が何をすべきかを論じています。  

いじめ認知件数

文部科学省は10月22日に2019年度のいじめ認知件数を公表しました。「2019年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果、いじめ認知件数が61万2,496件、過去最多を更新しました。

数値の概略は以下の通りです。「重大事態」は前年度より121件増の723件。インターネットやSNSによるものは1,590件増の1万7,924件。暴力行為は8%増の7万8,787件。中学高校では減少したが、小学校で19.4%増で4万3,614件。不登校は10.2%増の18万1,272人。

文科省は、記者会見において、いじめ認知件数や暴力件数が増加している理由について「学校は初期段階の対応を強化し、見過ごされていたいじめを積極的に把握するようになった」との説明をしています。

いじめを認知した学校数は、3万583校で、534校増となり、全体の3万7,011校の82.6%に上っています。反面、資料によると16.3%、6,038校の学校ではいじめは認知されていない、つまりいじめゼロ、いじめが無かったとされています。

事実がそうであれば素晴らしい限りですが、そんなはずはないでしょう。まだまだ、数字が作られていると感じられます。残念です。

数としては公立より少ないのですが、私立のいじめを認知した校数が2,588校中の1,317校、50.9%にすぎないことも気になります。私立の場合には、いじめに対応してもらえないという相談が多いということと連動しているようにも感じます。

都道府県では宮崎県は、1万5,171件を報告しており、1,000人中122.4件となっております。政令指定都市では、新潟市が1万5,431件、1,000人中259.3件の数を公表しました。宮崎県の割合を全国に当てはめると、168万件にもなりますし、新潟市をベースに全国に当てはめると、356万件という数が出てまいります。

吉岡里帆が大胆過ぎる写真集を出した本当のワケ【2020年10月週間人気記事】

アメリカ大統領選挙の話題ばかりが目につきますが、蓋を開けてみればバイデンとトランプが大接戦。バイデン圧倒的優勢の事前報道は一体何だったのでしょうか?それにしても、投票所の前で抗議をしたり、「開票をやめろ」と大統領があおったり、日本の選挙とのあまりの違いに戸惑うばかりです。

今回は10月26日〜11月1日までのMAG2NEWSアクセスデータをもとにした、週間人気記事をご紹介!

政治ネタから社会ネタ、芸能の話題まで今週も盛りだくさん!米大統領選挙から、菅首相を襲ったハプニング、あの国民的アイドルの気になる今後の活動についてなど、気になる話題を一挙に総ざらい。見逃していた記事を一気にチェックしてみてはいかがでしょうか?

2020年10月週刊人気記事ランキング(10/26~11/1)

第10位 菅政権の無責任。“Go To Hell”で国民を追い込む日本のお寒い現実 

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コロナ禍の福岡で起きていた、あまりに哀しい事件。その事件の要因となったのは、現代日本の歪みそのものでした。GoToキャンペーンよりも必要なものがあると語る、人気ブロガーのきっこさん。本当に支援を必要としている人を救わない日本の政治の責任を追求しています。
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第9位 「学術会議を悪党に」暴かれた菅首相とその仲間たちの7大デマゴギー 

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閣僚経験者や一部識者等から猛烈な批判を浴びるに至った日本学術会議。野党から激しい追及を受けている菅首相ですが、今のところ納得できるような理由は述べられていません。そんな菅首相に対して、ジャーナリストの高野孟さんは「7つのデマゴギー」を徹底検証しています。
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第8位 菅首相「イヤホンの付け方」に世界が失笑も、全く笑えぬ危険な兆候とは?

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初の外遊先としてベトナムとインドネシアを訪問した菅首相。無難に両国との対話を終えて日本へ戻ってきましたが、ある大切な場面で菅首相が大きな失敗をしてしまったと話題になりました。果たして、外遊先のインドネシアで菅首相を襲ったハプニングとは?
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第7位 オバマの失敗を取り戻す。バイデン当選で高まる軍事衝突の緊張

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米大統領選挙でほぼ勝利を決定付けたバイデンですが、なかなか決着がつきません。世界はバイデン新大統領への対応をしていくことになりそうですが、どうやら激変必至のようです。そこで、元国連紛争調停官の島田久仁彦さんさんが米大統領戦後の世界を様々な情報を駆使して予測分析していきます。
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ロリコン教師、なぜ逮捕後に教壇復帰?40歳年下女生徒に欲情、学校教育最大の暗部

ソフトボール部員の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、京都西山高(京都府向日市)の教諭(61)が懲戒解雇処分を受けていたことがわかった。元教諭は部員の女子生徒1人を同市内の自宅へ呼び出し、試合のビデオを見せるなどした後、生徒の体に触れたり抱きついたりしたという。なぜわいせつ行為に及ぶ教師が減らないのか?そこにはSNSの発展や、教員任用制度の問題が関連している。

ロリコン教師が“異常繁殖”わずか2ヶ月間に4回逮捕も

全国各地で教師によるわいせつ事件が多発している。

新型コロナウイルスの影響で休校していたはずなのに、いざ学校を再開させたらわいせつ行為に及ぶ教師が続出するという笑えない話。教師としてのモラルはどこへ行ってしまったのか。

例えば、千葉県。県の教育委員会は10月14日に会見を開き、わいせつ行為や盗撮などにより男性教員5人を懲戒処分にしたことを発表した。この内の4人が、9月のたった1か月でわいせつ事件を起こしている。

  • 公立中学校の男性教員(34)が進路相談を受けていた女子生徒に商業施設でわいせつ行為
  • 公立中学校の男性教員(43)が元教え子の10代男性の服を脱がせて写真撮影
  • 公立小学校の男性教諭(25)が女子児童7人の着替えを隠し撮り
  • 公立中学校の男性教員(26)が商業施設内で女子高生のスカート内をスマホで盗撮

また、栃木県の那須烏山市の公立中学校に勤務していた29歳の男性は、わいせつ関連で今年の6月から7月にかけてなんと4回も逮捕されている。とんでもないハレンチ教師だ。

わいせつ行為等で処分された教員数が過去最高を記録

文部科学省が2019年に明らかにしたデータによると、わいせつ行為などで処分を受けた教員は282人にのぼり、過去最多を記録(2018年度)。前年度の210人から72人も増えている。

わいせつ行為の内訳としては、「体に触る」89人、「盗撮・のぞき」48人、「性交」41人の順に多かった。スマートフォンの普及やカメラの小型化の影響から、手軽に写真を撮ることが可能となり、盗撮行為が増えてきていることがわかる。

なぜ、いつまでたっても教師によるわいせつ行為が減らないのか?再発防止やスクールコンプライアンスが叫ばれる中、減少するどころか増加してしまう原因は一体何なのか?

そこにはSNSの普及が関係しているといえそうだ。

実は文部科学省でも、わいせつ行為などでの処分が過去最多となった理由として、「SNSの普及で教員と子どもが学校外でもつながりやすくなっていることが一因ではないか」と指摘。不祥事を起こす教員の若年化も進んでいることから、因果関係があると認めざるを得ない。

便利なはずのSNSがハレンチ教師のわいせつ行為のツールとなっている現状があるのだ。

人気マンガ『チェンソーマン』から考える、人間が最も恐れるもの

『鬼滅の刃』を生んだ週刊少年ジャンプで連載中の『チェンソーマン』という作品をご存知でしょうか。独特の世界観で展開されるストーリーが『鬼滅の刃』同様、幅広い層から支持されている本作、戦いを繰り広げるのは「銃の悪魔」や「コウモリの悪魔」といったさまざまな「悪魔」たちなのですが、では一体、この世の中で最強なのは「何の悪魔」なのでしょうか。そんな疑問に、無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』著者のゆうきゆうさんが、現役精神科医ならではの視線での回答を試みるとともに、「人生において重要なもの」についても解説しています。

『チェンソーマン』での心理学的に「最強の悪魔」とは!?

こんにちは。ゆうきゆうです。

自分は『マンガで分かる心療内科』という漫画を作っていまして、当然ですが漫画好きです。そのため、普段からいろんな漫画を読むようにしています。

最近またいろんな漫画が増えていますね。今までの発信の場といえば雑誌にしかなかったのが、ネット上の漫画メディアにも掲載されるようになっています。

あるとき大手メディアの出版社さんのパーティーへ行ったんですけども、漫画家さんがめちゃくちゃいらっしゃって、日本の人口より多いんじゃないかと本気で思いました。デジタルコンテンツ化することにより、漫画雑誌の数も、漫画家の人数も、ものすごく増えているのではないかと感じます。

マンガ『チェンソーマン』

マンガコンテンツは非常にたくさんあるわけですが、その中で、最近特に自分が面白いなと拝読させていただいているマンガがあります。ジャンプですと、有名なのが『鬼滅の刃』ですね。こちらはとてもポジティブで、まっすぐな漫画だと思います。

そしてもう一つ個人的に大好きな漫画に、鬼滅の刃の逆を行くようなと言いますか、いい意味でネガティブ・ひねった感じのマンガがあります。それが、『チェンソーマン』という漫画です。こちらは現在のところ、9巻まで出ています。

yy20201106-sチェンソーマン 9
藤本タツキ 著/集英社

予想もつかない展開ばかりで、非常に面白いです。語り尽くそうとすると、1回では終わらないくらいなのですが、知らない方のために一言でまとめますと「いろんな悪魔が出てきて、他の悪魔と戦う漫画」です(一言でまとめ過ぎですけども)。

登場する悪魔たちはとてもバラエティ豊かです。銃の悪魔・コウモリの悪魔…というように「名詞」に対して悪魔がだいたい存在する、という世界観になっています。

その名詞が恐れられるほど、その悪魔は強いと言われています。そのため、先ほども出てきた『銃の悪魔』はめちゃくちゃ強いです。普通の悪魔が人間と同じくらいのサイズとすると、銃の悪魔は一人だけすごい巨人みたいな雰囲気です。そして、主人公にかかっているのは「チェンソーの悪魔」です。チェンソーも危なくて怖いので、主人公も結構強いです。

このように、このマンガの中では悪魔の強さ弱さが決まっている、という設定があります。

そんな中で、今のところラスボスといえる悪魔がいるのですが、それが「支配の悪魔」だというのです。確かに「支配」、怖いですね。みんな支配されるのはイヤですし、強そうなイメージがあります。支配の悪魔は問答無用で人を従わせていて、恐ろしく強い悪魔として登場しています。

ただ、個人的な感想では「支配って怖いか?」と思うところがあるのです。なぜなら、支配を望む人も、世の中には多いと考えられるからです。これはマゾヒスティックな人だけではありません。

人間は、「カリスマ」に従いたいという心理があります。つまり、強い人間に従いたい・支配されたいと望んでいるとも言えるでしょう。そう考えると、支配はそこまで恐れられない=恐れの法則に従って考えると、支配の悪魔はそれほど強くない、とも考えられます。