真犯人はマスゴミだ。WBC優勝も「日本人の野球離れ」が続くワケ
先日、3大会ぶり3度目の世界一で幕を閉じたWBCは大盛り上がりでした。3月30日からはプロ野球2023年シーズンも開幕し、WBC効果もあってか例年にも増して注目を集めている気がします。しかし、「残念ながら、日本の野球離れ…
Details先日、3大会ぶり3度目の世界一で幕を閉じたWBCは大盛り上がりでした。3月30日からはプロ野球2023年シーズンも開幕し、WBC効果もあってか例年にも増して注目を集めている気がします。しかし、「残念ながら、日本の野球離れ…
Details今、各方面で話題のChatGPT。「これさえあれば、人間は何もしなくてもよくなる」といった声もよく聞きます。しかし、現実は少し違うようです。メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんは、「ChatGPTは最新鋭のジェット戦闘機だ」とし、正しく使いこなすために必要なことを解説しています。
Question

ChatGPTに大変興味を持っている社会人2年目です。
ご相談どうもありがとうございます。
ただ、ChatGPTにはインターネット上の莫大な情報(
そもそもChatGPTには今のところ善悪とか、
推論も少ししてくれますが、
なので、私は、「ChatGPTは最新鋭のジェット戦闘機だ」
ただ、普通の人は離陸すらむずかしいでしょうし、
乗りこなすためには、
1.
2.
3.
が必要です。特に3がなければ、大事故を起こします。
何しろ善悪の区別がつかず、聞き方によっていかようにも答える、
ChatGPTは急速に発展しますが、
今から問題把握・
もし誰でも使えるようになったら、なおさら問題把握・
この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ
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WBCでその手腕を存分に発揮した日本代表・栗山英樹監督。彼のような優れた指導者になるには、何を学ぶべきなのでしょうか。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、 栗山監督の愛読書として紹介されたマネジメント本です。

『人の用い方』
井原隆一・著 日本経営合理化協会
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、週刊文春3月16日号で、WBC栗山監督の愛読書として紹介された注目のマネジメント本。
現状、在庫がなくてネットで価格が高騰していますが、4月中旬に増刷分が上がるそうなので、賢明なBBM読者は、その頃を狙って買いましょう。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシックス)の期間中、栗山監督の采配にはいろいろ謎なところがありましたが、最後、ずっと不調だった村上選手が同点弾を放ち、チームが世界一に輝いた時、「優れた指導者というのは、周囲がそれに報いようとして、頑張るものなんだな」と理解しました。
合理性で割り切っては理解できない、マネジメントの奥深さを見た気がしました。
その栗山監督がマネジメントを学んだ愛読書、ということになれば、これが食指が動かぬはずはありません。
著者の井原隆一さんは、14歳で埼玉銀行(現りそな銀行)に入行し、18歳で夜間中学を卒業、父の死後背負った莫大な借金を、銀行から帰った後、家業を手伝いながら完済した人物です(育てた祖父は、「学問すればものぐさになる。詩を作るより田を作れ」という老農だったそうです)。
銀行では、最年少で課長に抜擢され、証券課長時代にはスターリン暴落を予測し、直後に保有株式証券をすべて整理、経理部長時代には日本で初めてコンピュータオンライン化するなど、その先見性が広く注目され、筆頭専務にまで上りつめました。
60歳の時には、大赤字と労働争議で危機に陥った会社を独自の再建策で救い、短期間で大幅黒字・無借金の優良会社に蘇らせた、名経営者として知られる人物だそうです(2009年逝去)。
本書は、そんな著者が中国の故事を引きながら、マネジメントの要諦を説く内容。
身につまされる話ばかりで、数十ページ読んでみて、何でもっと早く出合わなかったんだろう、と本気で後悔した一冊です。
「教養は人を豊かにする」と言いますが、そもそも教養って、具体的に何を指しているのでしょうか? 無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、ChatGPTの答えをもとに教養について掘り下げて考察。そして、教養を得るためにすべきことを解説しています。
これからの時代も教養は必要とされるのは間違いないんですが、そもそも教養ってなんでしょうね。
物事をたくさん知っていることでしょうか?深い思考ができることでしょうか?最新の情報をたくさん持っていることでしょうか?
ここで試しに、新春セミナーでもご紹介したChatGPTに、「教養ってなんですか?」と訊いた時の反応をご紹介しましょう。
「教養」とは、文化、学問、芸術、哲学などに関連する知識やスキルを身につけ、それらを生活に活かすことを指します。また、人間らしい行動や態度を有することも教養とされます。
なるほど。それでは次に、「人間らしい行動や態度って具体的にどんなことですか?」と訊いてみると、
「人間らしい行動や態度」とは、以下のようなことを指します。
礼儀正しいこと
他人を尊重すること
公正な判断をすること
誠実な態度を心がけること
自分の意見や信念に基づいて行動すること
義理堅いこと
問題解決のために協力すること
誠実にコミュニケーションをとることこれらは、他人とのコミュニケーションや人間関係において、重要な役割を果たすものとされます。
という反応が返って来ました。さすがChatGPT、対話が自然すぎます。
他人との価値観の違いは、なかなか埋めることができないものだったりします。あなたも、「誰かのためを思ってアドバイスをしたのに、まったく響かなかった。傷つけてしまった」という経験はありませんか? 経営コンサルタントで関東学園大学講師の菊原智明さんは、自身のメルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の中で、他者とのコミュニケーションは“相手がどんな価値観を持っているか”を判断する必要があると語っています。
誰かと話をしていて「この人とは価値観が合わないなぁ」と思うことはないだろうか?お客様なら話を合わせるが、友達なら「それ違うんじゃない?」と言いたくなってしまうこともあるだろう。
少し前のこと。営業スタッフ時代の仲間と集まって飲むことに。こういった時間も楽しい。
仲のいい後輩が「最近グルテンフリーをしている」といった話をしていた。グルテンフリーとは“グルテン(小麦に含まれるタンパク質)を食べない”といった食事法のこと。
グルテンフリーは知識として知っていた。知ったのは数年前。テニスプレイヤーのジョコビッチが実践したことで広まった。ジョコビッチは実家がビザ屋さん。にもかかわらずグルテンアレルギー。本人はそれに気が付かなかった。子供のころから食べていたビザが原因なんて思いもしなかっただろう。
その様子を見ていた専門家がジョコビッチに指摘。それに従ってから試合での体力が長持ちするように。そこから一気にランキング1位となった。グルテンフリーは人によってはかなり効果がある。
私はグルテンフリーをやったことはない。ただ実行した人から「驚くほど体調が良くなった」という話を聞いたことがある。もしあなたが“パンや麺類を食べた後に眠くなる”といった傾向があるなら一度試してみる価値はある。
後輩はグルテンフリーをしてから「頭の冴え方が違う」といった話をしていた。しかも体重も徐々に落ちている。非常に快適だという。それは素晴らしいこと。
その会では“グルテンが含まれるつまみ”がたくさん並んでいた。それを見た後輩は「せっかくみんなと集まったことだし、今日くらいは破ってもいい」といって食べようとしていた。そこで私は「イヤイヤ、ここは我慢だよ」と注意した。
せっかくのいい習慣も“油断の1日”で台無しになるもの。
・煙草を吸う
・ダイエット
・禁酒
などなど。こういったことは一瞬で元に戻ってしまう。これはもったいない。
この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ
3月29日、ゼレンスキー大統領が習近平国家主席に対して、キーウへの訪問要請を行ったことが大々的に報じられました。中国サイドの動きに世界の注目が集まっていますが、習主席はどのような決断を下すのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、考えうる中国政府の反応と、彼らの思惑を考察。さらに訪問要請を断った場合に中国が直面する事態を解説しています。
「中国は混乱に満ちた国際情勢を落ち着かせ、平和をもたらすために仲介の任を受け入れる」
習近平国家主席がロシア訪問を終えた後、政府の外交部隊の人たちが口々に語った“覚悟”です。
「ロシアによるウクライナ侵攻に端を発したロシア・ウクライナ戦争の泥沼化を受け、国際経済が大きなダメージを受け、特にグローバル・サウスと呼ばれる途上国が被害を受ける中、その“救済”のために中国が立ち上がるのだ」という覚悟から、2月18日に王毅政治局員がミュンヘン安全保障会議で「中国はロシアとウクライナの仲介をする準備がある」と表明しました。
その後、2月24日には12項目からなる停戦案をロシア・ウクライナに示し、3月20日からは習近平国家主席の訪ロカードを切って、直接プーチン大統領に中国を仲介役に指名するように迫りました。
報じられているように、3日間に及んだ習近平国家主席の訪ロで語られた内容は、プーチン大統領にとっては形勢の逆転ともとることが出来る内容、つまりロシアと中国の力関係の逆転にも思えましたが、なぜかプーチン大統領はご満悦で、中国に仲介の労をとってもらうことにも前向きな姿勢を示しています。
今回の訪ロおよびロシア・ウクライナ戦争の仲介役という観点において、あえて足りなかったことがあるとすれば、当初予定されていたゼレンスキー大統領との“オンライン会談”が成り立たなかったことでしょう。
「もしかしたらモスクワからキーウに飛ぶという電撃訪問があるかも…」という期待もありましたが、習近平国家主席の訪ロ時に岸田総理がキーウ訪問をしたこともあってか、ウクライナ入りもオンライン会議も見送られました。
また面白いことに、ウクライナ政府からは特段、習近平国家主席の訪ロについてのコメントがなかったように思います。
しかし、今週に入って、【ゼレンスキー大統領が習近平国家主席に対してキーウ訪問を要請した】という情報が入ってきました。
「やはりその手を打ってきたか」と感じていますが、「これに中国がどのように返答するかによって、中国の狙いが見えてくるのではないか」と非常に関心をもって動向を追っています。
そして中国がどのように返答するのかによって、今後のウクライナ・ゼレンスキー大統領の動き方にも大きな影響を与えることになります。
ちなみにこれまでの中国の立場と言えば、内政不干渉の原則を貫き、他国に対する政治・外交的な介入は避けてきました。それは自国の国内問題に口出しされたくないという願いの裏返しでもあります。
中国の海外進出は、これまで経済的な利益の追求が主目的であり、それが複雑怪奇な国際関係においては成功を収めてきたと言えます。
その最たる例が、中東において分け隔てなく経済的な関係を結び、どの国ともよい関係を築いてきた方針です(それが3月10日のイランとサウジアラビア王国の関係修復に帰結した一因と考えられます)。
しかし、3月に入って本格化したロシアとウクライナの仲介努力は、これまでの中国の外交方針を根本から変えるものであると表現することが出来ます。
この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ
昔のことを考えて「あのときこうしていれば」と後悔し、確かな未来が見えず「このままでいいのか」と心配する。人間の脳は、意識しないでいるとすぐに過去と未来を行き来する「タイムトラベル」の力を働かせてしまうようです。そこで、「今」に集中することを説く「マインドフルネス」の考え方が生じるのですが、本当に過去と未来を切り捨ててしまっていいのか? と考えるのは、文筆家の倉下忠憲さん。今回のメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』では、人間の脳にタイムトラベル能力がある意味を考え、より良い「今」とするための付き合い方を考えています。
イーサン・クロスの『Chatter』という本で、脳の「タイムトラベル」能力が解説されていました。
まず脳には、デフォルトモード・ネットワーク(DMN)という状態があります。その状態は何か特別なことに注意が向いているのではなく、ぼんやりと雑念にふけっているような状態です。で、その状態が一日のうちで多くの割合を占めています。
では、その「雑念」において脳が何をしているのかと言えば、かつて自分がやったことを反芻し、反省し、修正しようとしたり、これから自分がやろうとしていることを想像し、計画したりしているのです。前者は「過去」ですし、後者は「未来」と言えるでしょう。
これが脳のタイムトラベル能力というわけです。私たちは目の前にあるものに注意を払うことから退避し、「過去」や「未来」に思いをはせることをしょっちゅう行っているわけです。
マインドフルネスはそうした退避を抑制する行為だと言えます。過去や未来に思いをはせることを止めるのだから、結果的に注意は「今」に向きます。単純な理屈ですね。ここから「今を生きよう!」というきらきら光るポジティブなメッセージなども生まれてくるのでしょう。心理的吸血鬼な私にとっては灰になってしまいそうなメッセージです。
たしかに脳のタイムトラベル能力を止めてしまえば、「過去」や「未来」に思いをはせることなく、「今」に意識を集中できます。さらに、グタグタと過去の出来事を悔やんだり、もやもやと未来の出来事に悩んだりすることも止められるでしょう。こうした心の葛藤が心理的にネガティブな影響を強く与えることを考えれば、そのような抑制に効果があることは十分理解できます。
でも、本当に「今」だけに生きればそれでいいのでしょうか。あたかもそれは、指を切ってしまう可能性があるから、世界中から包丁を無くそうといっているようなものです。あまりにも極端すぎる主張。たしかに包丁を無くせば「包丁で指を切る可能性」はゼロになるわけですが、包丁によって得られる利便性は失われます。そして、包丁以外で指を切る可能性は相変わらず残っています。
現実的な(というかプラグマズティックな)解決は、包丁を慎重に使おうといったことでしょう。利便性は受け取りつつも、被害は被らないようにすること。単純に言えば「うまく使おうとする」こと。それが極端ではない主張になります。
この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ
3月13日より我が国でも「個人の判断」となったマスクの着用。しかし未だ脱マスクの流れは緩やかなままという状況が続いています。そもそもなぜ政府は、突如「マスク解禁」へと急ハンドルを切ったのでしょうか。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』ではジャーナリストの伊東森さんが、日本と海外それぞれの脱マスク事情を紹介。さらに政権がノーマスクの方針を打ち出した「政治的意図」を解説しています。
新型コロナウイルス対策としてのマスクの着用が、3月13日から、屋内外を問わず「個人の判断」となった。
医療機関の受診時や混雑した電車・バスの乗車時などは引き続き着用が推奨されるものの、日常生活では基本的に“一人ひとり”がマスクを着用するか、決める。
政府はこれまで、他人とおおむね2メートル以上の距離が取れない場合にマスクの着用を推奨してきた。しかし13日からは、高齢者など重症化リスクが高い人への感染を防ぐため、着用の推奨は、
の三つの場面に限定。またこれからも感染の流行時、重症化リスクの高い人が混雑した場所に外出する場合は、自分の身を守るために着用が効果的と呼びかける。
国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授は、朝日新聞の取材に対し、
「どんな感染症でもマスクが大事というわけではない。ただ、新型コロナについては、その特徴をふまえると、マスクの効果が期待できる」(*1)
とする一方、
「感染状況が落ち着いている現在は、マスクを外すことにさほど神経質になる必要はない」(*2)
とする。
目次
マスクの着用が3月13日から個人の判断に委ねられることを受け、日常生活における現場ではとくに顧客に対する着用の呼びかけをやめるといった運用の指針の変更が相次ぐ。
ただ、政府は高齢者などへの配慮は引き続き必要であるとし、業界によっては、着用のルールの緩和に慎重な現場も残る。
3月9日、オリエンタルランドは東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでのマスク直用について、13日からは入園客や従業員の判断に委ねると発表。
業界団体のガイドラインの見直しを踏まえたもので、ホテルやモノレールの車内でも着用を求めない。
百貨店やスーパーを含む小売業界の12の団体も、2月の下旬、
「顧客に常時正しく着用するよう依頼する」
としてきたガイドラインを、
「統一的な着用推奨は行わない」
に変更。
日本ホテル協会も、レストランや宴会場での飲食時にマスクをつけなくてよい運用にする。
一方、引き続き顧客にマスクの着用を求めるところも。演劇の製作会社や劇団などでつくる「緊急事態舞台芸術ネットワーク」は、ガイドラインに、
「主催者の判断で着用の推奨を継続することもできる」
と盛り込んだ。実際、松竹は13日以降も、劇場内ではマスクの着用を推奨するという(*3)。
この記事の著者・伊東森さんのメルマガ
日本時間31日、エンゼルスの大谷翔平投手が開幕戦に「3番投手」として出場し、6回2安打無失点と好投しました。大谷選手は先日行われたWBCでも大活躍をみせ、MVPにも選出。日本が誇るスターであることは疑いようがありません。昨日、そんな大谷選手の「近況」について『女性セブン』が報じ話題になっています。総年収が85億円と言われる彼の質素な生活に、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは驚きの声を上げています。
球春到来です。
今年は特にWBC3度目の優勝もあり、野球界は大いに盛り上がる…盛り上がって欲しいものです。
大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスは、藤浪晋太郎が所属するオークランド・アスレチックスとアウェイで開幕を迎えました。
新しくなったピッチ・タイマーや守備シフトの禁止、ベース・サイズの変更などで何だかバタバタと落ち着かなく見えますが、皆さんはどう感じられましたか?
テニスでピッチ・タイマーが導入された時、サービスを打つまでのローテーションが自分のリズムだからと、罰金や警告を受けても“いいよ、別に。金なら払うから。自分のルーティンは守る”としたラファエル・ナダルのような選手がMLBにはいるのでしょうか…気になりますね。
メジャーが開幕を迎えると、私の頭の中には決まって43年近く前の光景がまるで昨日のことのように鮮やかに蘇ります。
43年前、留学を目的に渡米した私は、エンゼルスのホーム・グラウンドと車で10分位のブエナ・パークというエリアにルーム・シェアで住んでいました。
アパート近くにはディズニーランドやナッツベリー・ファームといった人気スポットがあり、住環境は申し分ないエリアでした。
パラマウント・スタジオの近くにある大学には、サンタ・アナ・フリーウェイとサンタ・モニカ・フリウェイを乗り継ぎ通い、片道約1時間かかるドライブも何の苦痛も感じませんでした。
ブエナ・パークでの生活で今だに脳裏から消えないのが、エンゼルスのホーム・グラウンド近くの高級日本料理店での“バス・ボーイ”体験です。
“バス・ボーイ”とは、客用のバスを運転するわけではなく、飲食後の客の食器等の片付けをする仕事のことです。
前述したロケーションですから、当時はチームの人気選手たちがよく来店してくれていました。メジャーで“安打製造機”と言われたロッド・カル―に遭遇したのもこの店です。
選手は気さくな人たちで、貧乏臭いジャパニーズ・バス・ボーイに「暇な時、球場に遊びに来ればいい」と優しく声を掛けてくれたことを覚えています。
店のマネージャーいわく、「エンゼルスは弱小チームで客席はいつも閑古鳥が鳴いている状態だからそう声を掛けたんじゃないのかな」とその裏事情を解説してくれたものです。
さて、大谷の近況を『女性セブン』が報じています。
私が一瞬目を見開いて読んだのは、6年目の開幕を迎えた大谷が、今だに日本人が比較的多いエリアのアーバインに住んでいるということでした。
ロスには世界的な大スーパースターが住むのに相応しい場所が他にあるというのに…。
さらに驚いたのは、3ベッドルームでバルコニーにはジャグジーのある家賃50万円の一軒家に住んでいるという記述です。
先日発表された総年収は約85億円…いくら“ボク、元々物欲がないんです”と言われても、このギャップには少々納得がいきませんでした。
税金を払えば手元に残るのは約40億円少々ですが、それでも家賃50万円とは…。
小さい頃からお年玉やお小遣いをもらっても、“これは大きくなってからグローブやバットを買うためにとっておく…”といって貯金していた大谷ですが、20年近く経った今でもその金銭感覚は少しも変わっていないということなのでしょうね…驚きです。
『女性セブン』を読みながら、私がかつて取材した中学時代の友人が「ファッションにはほとんど無関心、無頓着なんです。日ハム入団後も2歳上の姉貴が洋服を準備してあげていたんですョ…」と教えてくれたことを思い出していました。
野球以外のことにはほぼほぼ興味が無い…そんな28歳なんですね。
かつては「遠征だと数日間同じシャツを着ているワースト・ドレッサー」と、チームメイトでありWBCアメリカチームキャプテンのマイク・トラウトに言われていた大谷も、2020年に『HUGO BOSS』とパートナー・シップ契約を結んでからはさすがにもう“ダサい”とは言われていないでしょうし、広告モデルを務めるコーセーの高級ブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」でお肌もピッカピカという感じでしょうか。
今や周りが放っておかない大谷翔平ですが、それでも堅実に、驕る事の無い、今でも残る素朴な少年の面影が彼の魅力であることは疑う余地のないところでしょうね。
今年も楽しみです!
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by:Conor P. Fitzgerald/ Shutterstock.com
海外から多くの人々が日本に職を求めてやってきた時代も今は昔。近年は、日本で働きたくないというアジアの人々が急増しているというのが実状のようです。一体何がこのような状況を招いたのでしょうか。今回のメルマガ『東南アジアここだけのお話【まぐまぐ版】』で、マレーシアに11年以上滞在する文筆家で編集者ののもときょうこさんが、その原因を探っています。
NIKKEIリスキングの記事によると、日本で働きたいアジアの人の数が減っているそうです。
● ホウレンソウに不信感 日系企業はアジアで人気低下|NIKKEIリスキリング
同研究所所長の大滝令嗣教授は、中国やインド、インドネシア、タイなどアジア主要8カ国を対象に「日系企業は海外でどう見られているか」をテーマに22年に調査を実施。
アジアのホワイトカラー人材が働きたい国を調べたところ、日本企業で働きたい人が減っているそうなのです。
22年の調査では米国は67%、欧州は58%、日本は40%。それぞれ下がったが、日本の落ち込み幅が特に大きかった。一方で急伸したのは自国の企業で、14年は58%だったが、22年に82%でトップとなった。
『東南アジア式「まあいっか」で楽になる本』の「ビジネス編」にも書いた通り、マレーシアでも同じ現象が見られます。
90年代には出会う人々から口々に「どうすれば日本で働けるのか」と聞かれた時代がありました(年配の方には今もこの感覚のままの人が多い気がします)。
2000年後半くらいからこの率がガクンと減り、今は「観光に行くのはいいけど、働くのはちょっとね、カローシしたくないし、差別もされたくない」という人が多数。うちのクラスでも日本に留学する子はいないです。
マレーシアには欧州や米国、日系企業がそれぞれ進出してきており、転職している人たちはその文化の違いを肌で感じているようです。厳密には、オープンな文化の日系企業ももちろんあるのですが、イメージ全体が悪くなっているのは残念です。
問題は言語だけではなく、閉鎖的な体質にあると言われます。
かつて日系企業で働く障害は圧倒的に言語の壁だった。しかし、22年は言語に次いで、閉鎖的な雰囲気、限定的な昇進、低い報酬を問う声が高まっている。日本の会社の課題は言葉の問題以上に「島国根性」とも呼ばれる閉鎖性なのかもしれない。
少し前に話題になった「地方から逃げ出す人」と似ているかもしれないです。ダイバーシティがまったくないというわけです。
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パネリストの1人、日系メーカーのインド人マネジャーは、「日本企業のダイバーシティは言葉だけ。男女比や外国人の比率ばかりを気にして、ダイバーシティがなぜ必要なのか、そこから何が生み出されるのかを理解していない。インドでは某日系自動車メーカーのプレゼンスが高く、多くの優秀なインド人エンジニアたちの憧れでもあるが、入社後、日本的風土を目にするとすぐに他のインドや欧米系のメーカーに転職するケースが目立つ」と指摘する。
同セミナーに参加したもう1人の中国人女性、シーメン・チーさんは、日本企業の採用面接で「なぜ中国の女性が日本で働くのか」と問われてショックだったという。人事担当者にとっては何気ない質問だろうが、多様性を是としているグローバル企業ではそもそもこのような問いかけは出てこない。
日本に憧れて日本企業で働いたり、協業した人の多くから似たような話を聞きます。地方移住の問題と似ていて、実は制度ではなくて、一人ひとりの心のありようが受け入れを難しくしている――これが日本の昨今の問題だと思う。
「多様性」がお題目になっていて、実際に外国人と働いたことも、友達になったこともない人が多いから、悪気はなく「日本人中心」の発言をしてしまう。
この「国民性」を変えるのは、難しいだろうと思います。
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