「息子が勉強しません」…親子ともに気持ちよく解決する方法とは?

9連休という年末年始の長期休暇も終わり、今年もついに仕事や学校が始まった方が多いことでしょう。長い休みが明けると、仕事や勉強へのモチベーションを上げるのも大変。そこで今回は、メルマガ『久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」』の著者である久米信行さんが「勉強をしない息子にやる気を出させたい」というお悩みへどのように回答したのかご紹介します。

※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:勉強をしない息子への接し方

オトナの放課後相談室:勉強をしない息子への接し方

Question

shitumon

小6の息子が勉強しなくて困っています。家ではゲームとスマホに明け暮れて、週末は少年野球に明け暮れて、勉強をしている素振りがありません。よくひどい点のテストを持って返ってきます。小学校の勉強でつまずくと、中学、高校も苦労すると思うと、何とか勉強をする習慣を身に付けさせたいと思っています。

本人に煙たがられずに、その気にさせる良い方法はないでしょうか。

(東京都/42歳/男性)

久米さんからの回答

親子で在宅リスキリングに挑戦して学ぶ楽しさを共有されてはいかがでしょう。できれば息子さんの方が得意になり、逆に教われるようなITネタを選んで。

これは難しいご相談をいただきました。なぜなら、大学で教えている私が言うのも何ですが、苦労して受験に合格し、大学でテストをクリアするためにしてきた暗記中心の勉強は、これからほとんど役に立たなくなるからです。

その理由は、検索窓に何か問いかけをしたら、即座に回答してくる発展途上AIの能力を見れば明らかでしょう。

受験勉強をして、いい学校に入って、いい会社に就職してしまえば幸せ、、、みたいな時代は、終わりつつあるのです。

とはいえ、新しいタイプの生涯学習が親子ともども必要になることは間違いありませんので、その視点でお答えさせていただきます。

何か熱中できることがあるオタクこそ重要

まずは、ご令息が、スマホやゲームにせよ、少年野球にせよ、それに明け暮れるほど熱中できるものがあることを喜びましょう。

これまで20年近く大学で教えてきましたが、誰かに話しだしたら止まらなくなるような好きな物事があるバカモノ=好い意味のオタク=こそが日本の宝だと考えております。

好きな物事を、毎週1つずつ記事にせよという授業を行ったら、100人受講した学生が1年後には10人前後に減ってしまったことは、私にとって衝撃でした。受験に代表される暗記型の勉強はよくできるけれど、好きな物事を主体的に見つけ、それを独自のやり方で突き詰めていくことができない学生が大半だったのです。

つまり、息子さんには「よりよくありたい」という熱中気質・体質が備わっているのです。勉強しない子ではなく「選ばれし民」だと刮目しましょう。

子供に熱中させたいことにまず親が熱中する

子供は、親が楽しそうにしていることに、少なからず興味を持つものです。ましてや、ゲームやスマホを触っているということはデジタルネイティブなので、パソコンを使って親が楽しんでいることに興味を持つはずです。

イマドキの大学生は、スマホしか使えず、パソコンが使えないことも珍しくありません。

そこで、まず、父親としては、家でスマホを触るのはやめましょう。それよりもパソコンで楽しそうに仕事や学びをしている背中を見せるのです。

たとえ、疲れていても、食卓で、食事の前後に食卓で、なんだか楽しそうにパソコンの画面に向かい、キーボードをタッチタイプ=ブラインドタッチで打っている姿を見せつけてみましょう(タッチタイプができなかったら、この際親子で練習しましょう)。

「何を楽しそうにやっているのだろう」と、子供の方からのぞき込むようになったらしめたものです。

親が生涯新しい勉強を楽しく続ける姿勢を見せる

パソコンで見せつけるのは、会社からの持ち帰り仕事ではありません。それらは子供が寝てから片付けることにして、子供の前では、eラーニングで、何か新しい勉強をしているところを見せましょう。

父親世代も、これからは生涯学習、リスキリングをしなければ、生き残れない厳しい時代になります。実は、子供の心配などしている暇さえないのです。ですから、子供のやる気向上を兼ねて、自己投資のリスキリングを始める良いチャンスです。

「お父さん、何をやっているの?」

「プログラミングやAI活用の勉強だよ」

「え?大人になっても勉強ってするの?」

「これからは大人も勉強し続けないと時代についていけないんだ」

「それは大変だね」

「いや新しいことを学ぶのは楽しいよ。もっと学校でやっておけばと後悔してる」

「学校に行かなくても勉強できるの?」

「今はこうしてパソコンでeラーニングで学べるよ」

ああ、楽しいと、嬉々としてパソコンに向かう父の姿は、仕事で疲れてだらけて寝転び、テレビやスマホを漫然と見る父の姿と大違い。

きっと、子供が父親を見る目も変わるでしょうし、自分もやってみたいと思うのではないでしょうか?

この記事の著者・久米信行さんのメルマガ

600発の核ミサイルを所持する中国…危険に晒される日本の防衛体制は万全か?

1月28日から始まる春節。今年も多くの中国人観光客が訪れると見込まれていますが、昨年には、中国で日本人が襲撃されたショッキングな事件が発生したこともあり、不安を感じている人も多いことでしょう。そんな衝撃的なニュースが世界に伝わった中国ですが、中部大学元教授の武田邦彦さんが自身のメルマガ『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』にて、「中国は今も変わらず好戦的な姿勢を持っている」とお話してくれています。さらには、そんな中国に対して日本政府はどう動いているのか、驚きの現状も明らかにしてくれています。

※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:科学を知る(4) 核爆弾のための科学者の道徳レベル

「尖閣諸島は所有していない」と公言してきた中国の発言が一変した理由とは

現在の中国は、非常に好戦的で、第二次世界大戦が終わった後、5年後に中国を手中にして国家を作った後、周辺諸国を次々と占領した。

現在、中国の領土と言われている、チベット、ウイグル、モンゴルの南、満州(歴史的に万里の長城以北は中国の領土ではない)などはいずれも、何の根拠もなく自分たちの領土としたいからという理由だけで軍事的に占領した。

実に第二次世界大戦以後としては、世界に類を見ない驚くべき侵略で、戦後のどさくさに紛れて1950年頃までにほぼ占領を完成している。現在はこれも根拠薄弱であるが、独立国である台湾を「疑いもなく自分の国だ」と主張して侵略を考えているし、南シナ海に人工的な島を作り、自分たちの領海であると主張している。

その他にも、朝鮮戦争では大量の義勇軍を朝鮮半島に送ったし、ベトナムにも侵略している。さらには、1968年までは、中国の所有ではないと公言してきた尖閣諸島ですら、尖閣諸島の海域で石油埋蔵の可能性が出ると、直ちに中国の領土であると主張している。さらに今から20年位前までは、中国の機関紙に、沖縄が中国のものであると盛んに主張していた。

変わらず好戦的な中国の日本に対する自己中すぎる姿勢

その中国が経済規模も小さく、貧しいときにはそれほど問題ではなかったが、最近ではGDPはアメリカと肩を並べるようになり、さらにミサイルや宇宙開発などについても、極めて高い技術になってきた。

そのような発展してきた中国ではあるが、好戦的であることは全く変わらず、また中国の若者の教育には、日本が随分協力してきたし、ビジネスにおいても日本企業が多く中国に進出したり、また技術供与を行ってきた。しかしそれらに感謝して日本と友好関係を築くということは一切せずに、利益だけは取るけれども敵対関係を維持するということを続けている。

中国は、自国の内政干渉については極めて厳しく、他国を批判するが、日本に中国人を多く送ったり、日本の中国人は中国が命令すれば、日本の中で反乱を起こすことが義務付けられている法律を通したり、あるいは日本が戦没者などの鎮魂のための靖国神社の参拝について厳しく批判したり、さらには、中国の土地は日本人が買えない制度を持っているにもかかわらず日本の土地は中国人が次々と買うという調子である。

この記事の著者・武田邦彦さんのメルマガ

成功への近道は「紙とペン」だった! ナポレオン・ヒルの成功哲学が導いた法則とは?

成功哲学の提唱者であるナポレオン・ヒルをご存じでしょうか?「6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」として知られる石川和男さんは、メルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の中で、ナポレオン・ヒルが導き出した成功への近道を紹介しています。

もう迷わない!優先順位の具体的な作り方

成功者の研究に一生捧げたナポレオン・ヒル。

私がはじめてナポレオン・ヒルの本に出会ったのは、今から30年以上も前。18歳のときでした。

そのときは、「思考は現実化する」、「人は思い通りの人間になれる」などの言葉を読んでも正直、響きませんでした。

「そんなわけないだろ!」若かった私はそう思い、読むのを途中でやめてしまったのです。

その後、20代になった私は、今でいうブラック企業に勤め、毎日苦しい思いをしました。

「人生を変えたい!」と、28歳から目標をノートに書きはじめました。

目標だけでなく、夢や希望、願望まで、とにかくノートに書き出したのです。

書き始めたころは、途中まで読んだナポレオン・ヒルの本のことなんて、すっかり忘れていました。

それから、20代に書いたノートは、机の3番目の引き出しにしまい、存在すら忘れていました。今、そのノートを見ると驚きます。

なぜって……書いてある主要な目標がすべて現実になっているからです!

税理士試験合格、独立開業、3階建ての家に住む、外車に乗る、簿記講師になる、セミナー講師になる、出版する……など、まるで未来が見えていたかのようです。

30代後半で、改めてナポレオン・ヒルの著書を読み直し、私は目標を紙に書くことの重要性を再認識しました。

さらに年月が経ち、多くの著書を読むにつれ、実に多くの人たちが、「目標を紙に書くこと」を実践している事実を知りました。成功者と呼ばれる大勢の人たちが、当たり前のように「目標を紙に書いている」のです。

この記事の著者・石川和男さんのメルマガ

今こそ教育制度を見直せ。「大学に進学し大企業に就職すれば一生安泰だから」の時代は終わった

大学に進学し、一流企業に就職すれば幸せな生活が待っている──。多くの日本人が抱いているそのイメージは、もはや崩壊しつつあるようです。今回のメルマガ『j-fashion journal』では、ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、大学進学だけを目指す教育に疑問を感じている理由を語っています。

教育特区で中学校職業教育を

1.大卒神話の崩壊

現在の義務教育は、大学進学を主な目標にしている。更に、米国に留学してMBA(経営学修士)の資格を取得すれば完璧だ。一流企業に就職すれば、生涯の幸せな生活が待っている。これは、日本だけでなく、世界中の若者が共有しているイメージではないか。

しかし、このイメージが崩壊しつつある。貧富の格差が拡大する中で、大学の学費は高騰し、多くの学生は奨学金や学費ローンの返済に苦しむようになった。大卒人口が増え続ける一方で、世界経済は減退している。販売、生産の現場では人手不足が続き、ホワイトカラーはAIの進化とともに余剰が目立っている。

こうした状況を踏まえ、最近では大学進学ではなく、ブルーカラーの職業を目指す若者も増えている。特に、米国では大企業に就職するより、時間に縛られず、ストレスもなく、収入も良いというのだ。

同様に、中国も大学を卒業しても職がなく、フードデリバリーやウーバーのような歩合給の仕事に甘んじている若者が多い。大学進学をやめて、専門学校進学に切り替える人も増加しているようだ。

日本では外国人労働者や非正規雇用社員の活用により、正社員の雇用を守っている。もし、需給バランスによる市場原理が機能すれば、現場の人件費は更に高騰するだろう。

このような人材のミスマッチが起きている中で、教育制度だけが旧態依然のままであり、大学進学を目指す教育だけでよいのだろうか。

2.不登校増加への対応

学校教育も不具合が生じている。不登校児童は30年以上にわたって増加傾向にあり、特に令和2~4年度の中学校の不登校は急増している。

令和4年度の在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は3.2%で、小学校では約60人に1人、中学校では約17人に1人が不登校となっている。

文部科学省の調査によると、不登校の理由として「無気力・不安」が約41%、「親子のかかわり方」が約16%、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が約10%という割合で挙がっている。 また、不登校のタイプとして、親子分離不安型や情緒混乱型などがある。親子分離不安型は、保護者から離れることに強い不安や恐怖を感じ、登校をしぶるタイプ。情緒混乱型は、「真面目」「几帳面」「向上心が強い」などの性格の生徒に多く、保護者から離されることへの強い不安(分離不安)や、優等生としてのプレッシャーなどが要因とみられる。

これらに共通するのは、他者とのコミュニケーションではないか。

核家族化、少子化が進み、家族という限定された人間関係の中で安心安全な生活をしてきた子供が、先生や同級生、部活動の先輩等という他人と接し、決められた時間とルールに縛られ、共同生活を強制されるのだから、問題が生じるのは当然だ。

親や教師も子供とのコミュニケーションが得意な人ばかりではない。社会人としての人間関係が苦手な人も多いだろう。もちろん、子供たちも他者とのコミュニケーションは苦手なことが多い。周囲を信頼できない人に囲まれていれば、無気力、不安を抱えるのも当然だ。親、教師、同級生と信頼関係を築けないのに、自由を奪われて興味のない勉強を強制される。刑務所か軍隊のような環境だ。これでは不登校になるのも不思議ではない。

もし、学校の授業にもっと自由裁量を与え、子供が好きな内容を学ぶことが出来れば学校は楽しい場になるだろう。

また、教師だけでなく、地域住民や地域企業の人たちが教室で教えるようになれば、刑務所のような閉鎖的な環境ではなく、開放された環境にすることが出来る。

それでも学校に来たくないなら、オンライン授業や動画教材で補うことも可能だろう。

この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ

石破総理が恐れる「維国同盟」と自民密室政治の崩壊。吉村氏が玉木氏に急接近…石丸伸二氏は令和日本の坂本龍馬となるか?

夜の酒席で重要方針が決められ、国会は法案通過のためのセレモニーにすぎない。そんな密室政治を終わらせないかぎり日本は永遠に変わらないが、これまで誰もその具体的方法を提示できなかった。しかし今は違う。石丸伸二氏が維新・吉村氏と国民・玉木氏の「ユーチューブ党首会談」を仲介すれば、有権者に分かりやすい形で政治の可視化を実現できる。政権交代の目も出てくるだろう。元全国紙社会部記者の新 恭氏は「維新と国民の“共闘”に向けたネット番組での本気の話し合いが実際に行われるとしたら、これは画期的なこと」と期待感をにじませる。(メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:石丸氏が仲介役の維新・国民ユーチューブ会談は実現するか

この記事の著者・新 恭さんを応援しよう

“新米ユーチューバー”吉村洋文維新代表の狙い

大阪府の吉村洋文知事は最近になって、ユーチューバー生活をはじめた。“師匠”は東京都知事選で名をはせた前安芸高田市長、石丸伸二氏だ。

昨年12月1日の「吉村洋文チャンネル」。日本維新の会代表に選出された報告をしたあと、吉村氏はこんな話をした。

「そうそう、石丸さんからアドバイスがあって、吉村さんYouTubeはじめたみたいだけど、政策もいいけどもっと“人となり”を出したほうがいいんじゃないのと言ってくれた。“人となり”を僕が出せるかなとも思うけど、それはそれでなんとかやっていきたいなと・・・」

石丸氏は近く新党を旗揚げする予定だ。今夏の東京都議会議員選挙に候補者を擁立するための「地域政党」だという。その地位にしがみつかないよう二期8年以上の多選は認めないユニークな政党で、小池都知事にとっては気になる動きになりそうだ。

維新・国民の「ユーチューブ党首会談」、石丸伸二氏が仲介へ?

石丸氏がSNSを駆使し東京都知事選で160万をこえる得票をした事実は政界に衝撃をもたらしたが、その重要度をより深く理解したと思われる政治家が少なくとも二人いた。維新代表の吉村氏と、いまをときめく国民民主党代表の玉木雄一郎氏だ。

昨年の衆議院選で国民民主党が躍進した陰の立役者が、YouTubeの動画メディア「リハック」(ReHacQ)で玉木雄一郎氏と対談し第三者的な視点でアドバイスした石丸氏であったことは知っての通り。吉村氏も同メディアで石丸氏と知り合い、昨年の12月23日に2回目の生対談を行った。

その対談は実に驚くべき中身になった。国民民主党の看板政策「103万円の壁」引き上げに話が及んだ時のことだ。

吉村氏「178万への引き上に賛成だ。それと僕らの高校無償化を一緒にやろうと国民さんに言ってもらえるなら、ぜひ一緒にやって実現したい。石丸さん、坂本龍馬のような仲介役を引き受けてくれませんか」

なんということだろう。維新が国民民主と手を組んで、それぞれの政策を実現するために、薩長同盟における坂本龍馬のような役割を石丸氏に担ってもらえないかというのである。

「(国民民主が)梯子を外すことなしに腹をくくっていただけるなら」(吉村氏)という条件付きではあるが、野党で二番目の勢力を誇る政党の党首がこうも明け透けに腹の内を明かしてもいいものだろうか。

維新は、国会の活動を担う共同代表に前原誠司氏を据え、教育無償化の協議体設置と引き換えに補正予算案への賛成に転じた。これについて、政権与党が国民と維新を両天秤にかけることを許したとか、国民の政策実現を邪魔する動きだとか批判する声があがり、吉村代表はその火消しに躍起になっていた。

たしかに、国民民主が「103万円の壁」政策で、引き上げ額を交渉している最中に、石破首相と親しい維新の前原共同代表が割り込んできて、かき乱しているように見えなくもない。財務省の雑な試算では「178万円」にするのに7~8兆円の財源を要するところを、教育無償化なら6000億円以内ですむという。自公政権にしてみれば、国民民主から維新に乗り換える選択肢も加わったといえるだろう。

石破も岩屋も中国に油断しすぎ。ネットで“見えない攻撃”を仕掛ける隣国にすり寄る媚中政治家たちの所業

年明け早々飛び込んできた、台湾沖の海底ケーブル損傷事故を伝えるニュース。昨年11月にバルト海で発生した同様の事故に続き中国の関与が疑われていますが、仮に隣国の故意であるならば、彼らの意図はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、海底ケーブル切断をはじめとする中国の「見えない攻撃」の実態を詳しく解説するとともに、習近平政権の目的を考察。その上で、日本に対して危機感を持つよう強く促しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:【中国】見えない攻撃を仕掛ける中国にすり寄る日本

あまりに危機感不足。「見えない攻撃」を仕掛ける中国にすり寄る日本の不用意

中国人乗組員の船か?台湾の海底ケーブル損傷 寄港先の韓国に捜査協力求める

台湾北部にある海底ケーブルが損傷したことについて、中国船の故意によるものではないかとの報道です。詳しくは、以下、報道を一部引用します。

日本の海上保安庁にあたる海巡署によりますと、3日昼すぎに通信会社からケーブルの損傷事故が発生したと連絡が入ったため、すぐに現場海域に船を派遣し、関与が疑われる外国籍の貨物船を特定したということです。

貨物船は乗組員7人全員が中国籍のうえ、船の持ち主は香港籍だといい、台湾の海巡署は「真意はまだ確認できない」としつつも、中国の船による嫌がらせの可能性は否定できないとみています。

中国人乗組員の船か?台湾の海底ケーブル損傷 寄港先の韓国に捜査協力求める

去年末、バルト海でも同じような出来事がありました。それについては、以下、報道を一部引用します。

バルト海では昨年11月、ドイツ北部ロストックとフィンランドの首都ヘルシンキを結ぶケーブルと、リトアニアとスウェーデンのゴットランド島間のケーブルが損壊した。スウェーデン当局などは、ロシアを出港して付近を通過した中国籍の船が関与した疑いがあるとみて捜査している。

「静かな戦争」の始まりか 台湾やバルト海でも 相次ぐ海底ケーブル損傷、中国船関与か 通信インフラ破壊行為の意図は

もしこれらの出来事が中国によるものだとしたら、なんのために中国はこんなことをするのでしょうか。以下のように報道するメディアもあります。

中国の関与が疑われる海底ケーブルの相次ぐ損壊は何を意味するのか。

軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「ロシアが2014年にクリミア半島に侵攻した際には、兵を進めるだけでなく、ウクライナの通信や電力などインフラの破壊活動を行った。台湾のケーブル損壊に中国が関与しているとすれば、一種の『静かな戦争』が始まっているということではないか。『台湾有事』の際には日本のインフラも狙われることが予想されるため、警戒が必要だ」と話した。

「静かな戦争」の始まりか 台湾やバルト海でも 相次ぐ海底ケーブル損傷、中国船関与か 通信インフラ破壊行為の意図は

この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ

2025年7月5日に起こる大事象は「予言の自己成就」か「予言の自殺」か?人間の思考が未来を書き換える不思議なメカニズム

2025年7月5日に破滅的事象が発生する」との不気味な予言が今、日本中を駆け巡っている。漫画『私が見た未来』(たつき諒)が嚆矢とも言われるが、複数の予言者や占い師、スピリチュアル関係者が口を揃えて「2025年7月」を危険視しているのは事実だ。そこで私たちが知っておきたいのは、未来は人間の思考が決めるということ。「予言の自己成就」と「予言の自殺」について、心理学者の富田隆教授(駒沢女子大)がわかりやすく解説する。(メルマガ『富田隆のお気楽心理学』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:予言の無効化

巨大地震?破局噴火?小惑星落下!? 2025年7月5日のカタストロフ予言

プチ新年会続きで、松が取れても「おとそ気分」が抜けない私ですが、あなた様におかれましては、どのようなお正月を過ごされましたか?正月早々、というよりも昨年あたりからずっと、ネット上には物騒な「予言」が飛び交っています。

2025年の7月5日に、巨大隕石(小惑星)がフィリピン沖に落下して、日本は巨大津波に襲われる」とか、毎度お馴染みの「南海トラフ地震に連動して〇月○日に富士山が噴火する」といったカタストロフ(大惨事)的な災害に関するものが人気?を博しています。

中には、「日本が沈没する」といった、昔見たSF映画のような予言まであります。

【関連】2025年7月5日4時18分。東日本大震災を予言した漫画家の著作『私が見た未来 完全版』に書かれていること

一方、社会経済モノとしては「〇月〇日にニューヨーク株が大暴落し、世界の市場は大恐慌にみまわれる」、あるいは「米国時間の1月20日(日本時間で21日)、大統領就任式当日にトランプ氏が暗殺され、米国は内乱状態に陥る」、さらには「ビ〇・ゲ〇ツ氏やフ〇ウ〇博士が鳥インフルエンザのウイルスをばら撒き、再度のパンデミックを引き起こす」といった陰謀論めいた噂まで広まっています。

心理学的に見れば、こうした噂や予言が拡がるのは、人々が「不安」を抱えているからです。

個人の抱える不安は、健康に関するものであったり、経済的な問題から生じるものであったり、多種多様ですが、その原因が何であれ、多くの人々が不安を抱えながらこの時代を生きているのです。

予言が注目される社会は「不安な社会」

人間は「知的な生き物」なので、自分が内心抱えている不安の「理由」を外部世界の現象に求めようとします。

そして、自分が抱えている不安の感情をうまく「説明」してくれる何らかの「情報」を見つけると「納得」し、その情報を信じてしまいます。

たとえば、買い物の度にインフレによる商品の値上がりを実感し、「この先どうなるのだろう」と将来への不安を抱えている人がいるとします。

この場合、不安の主たる原因は経済問題なのですが、その他にも社会環境や自身の体調などから様々なネガティブな刺激を受けていると、それらが絡み合って相互作用を起こし、いつの間にか、そうした不安は「何が原因か分からない」漠然とした「汎化された不安」に成長してしまうのです。

そんな人が、「○月○日に○○県を中心にしたM9.2の大地震が襲う」といった予言を目にすると、「私が最近抱えている不安はこの大地震への『予感』なのかもしれない」と妙に納得してしまうのです。

少なくとも、不安を抱えていない人に比べれば、そうした「カタストロフ的予言」を信じやすくなっているはずです。

【関連】2025年2月9日。福音派予言者ビックスが警告する巨大地震・津波の「前兆」…シンクロするビジョンは何を意味するのか?

一枚数万円のブランド品セーターとユニクロの激安セーター買うならどっち?

有名アパレルブランドのセーターは一枚数万円もしますが、ユニクロのセーターは2000円しない値段で販売していることもあります。人気コンサルタントの永江一石さんは自身のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』に寄せられた「買うならどっち?」という質問で、ブランド物とユニクロ、どちらを選んだのでしょうか。

ブランド物とユニクロのセーター、どちらを買うか

Question

shitumon

有名アパレルのセーターは数万円するのに、ユニクロのラムウールのセーターはセールで1,990円です。前者はアクリル80パーセントでウールが20パーセント、後者はウール100パーセントです。

前者は少しおしゃれなシルエットですが、飽きがきそうです。後者は万人が着られるデザインで飽きにくそうです。ちなみに私は167cmあるので(どちらかというと胴が長い)そもそもブランド物は丈が短くて背中がみえたり、デザインのくびれの位置が違うのでユニクロしか選択肢がありませんが・・・

永江さんだったらどちらのセーターを買いますか?

永江さんからの回答

ブランド物に興味がないのでセーターに数万円も払う気は全くありません。強いて言うならコストパフォーマンスを考えてユニクロかなと思います。

実はわたしは以前ユニクロの海外進出のコンサルティングを担当したことがあるのですが、その経験を踏まえてお答えすると、ユニクロがここまで安価に商品を提供できる理由はその生産規模にあります。

1つの型で世界中に数十万着、場合によっては数百万着という規模で製造しているので、大量生産・大量販売方式によって単価を大幅に抑えることができているんですね。

品質面で見てみると、実はユニクロのウール100%の方が、ブランド品のアクリル混紡より性能面では優位なんです。ユニクロの商品は全般的に品質は「そこそこ良い」レベルですが、長く使い続けると耐久性の面で若干気になるところがあるなと個人的には思います。

もう1つ、ユニクロの特徴として最も気になるのは「人とかぶる」という点です。特に冬物のダウンジャケットなんかは顕著で、街中で同じものを着ている人を見かけますよね。これは気にならない人もいれば、わたしのように非常に気になる人もいます。ユニクロは特に地方の中産階級の方々に人気で、飽きのこないベーシックなデザインが良くて昔は靴下などよく買っていました。

少し難しい質問でしたが、どちらかを買えと言われたらユニクロになるかなというのがわたしの回答です。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

image by: Robert Way / Shutterstock.com

現役医師が注意喚起。肥満やメタボリックシンドロームは何が「恐ろしい」のか?

糖尿病にも関連のある肥満やメタボリックシンドローム。健康診断でも必ず調べられるものですが、どのような弊害があるのでしょうか? メルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』著者の糖尿病専門医の江部康二先生は、糖尿病専門医としての観点から、その問題を紹介しています。

肥満と肥満症

糖尿病の患者さんはもちろんですが、アトピーの患者さんも時々採血をします。

抗アレルギー剤や漢方薬の服用でも、ごくまれには肝機能障害などの副作用があり得るからです。

それで気がついたことですが、結構異常データがでることがあります。

女性なら鉄欠乏性貧血が一番多いですし、高脂血症は男女を問わずかなり多いです。

中年以上ならいざ知らず、若い人でも中性脂肪が高値の人や、HDL-コレステロールが低値の人が存外ひっかかります。

それからアトピーの子供さんを診察している時に、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんが一緒にくることもありますが、どうみてもお腹がポッチャリのメタボ腹の人がいます。

というわけで、ここからは糖尿病患者さんおよび糖尿病患者さんのご家族の一部の方におおいに役立つであろう「肥満」、「メタボリックシンドローム」のお話です。

◆肥満と肥満症

身体に過剰に脂肪が溜まると肥満です。

肥満の判定は、BMI<体重(kg)÷身長(m)2>という指標で行います。これは身体に占める脂肪の割合とよく一致し、22が男女とも病気が一番少ないとされる標準値です。

BMIが25以上で肥満と判定された人のうち、肥満に起因する健康障害、例えば糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓病などがあるか、または内臓脂肪型肥満(腹部内臓脂肪量が100cm2以上)である場合を肥満症と診断し、治療が必要となります。

◆内臓脂肪型肥満とメタボリックシンドローム

皮下脂肪は皮膚の下にたまった脂肪のことです。

一方、内臓脂肪は、お腹の中の腸の周りなどにつく脂肪です。

両者併せたものが体脂肪です。

内臓脂肪型肥満とは、「内臓脂肪」がたまった肥満のことです。

お腹のCTを撮影することによりその存在が確認できます。

内臓脂肪型肥満の人は、皮下脂肪型肥満の人に比べ、糖尿病、高血圧、高脂血症などの病気が多く認められます。

皮下脂肪のたくさん付いた人よりも、内臓脂肪がたくさん付いている人のほうが危険なのです。

現在病気がなくても、内臓脂肪がたまった状態で放置すると、将来生活習慣病になりやすいのです。

男性で腹囲85cm以上、女性で腹囲90cm以上の人は、内臓脂肪型肥満の可能性が高いとされています。

最近、糖尿病、高血圧、高指血症などの病気が増加しています。

2016年厚生労働省の「国民健康・栄養調査」では、糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿病予備群)はいずれも約1,000万人(合わせて約2,000万人)でした。

1990年が560万人です。

1976年が52.37万人なので、40年間で糖尿病有病者は、約20倍近く増えています。

その背景には、内臓脂肪の蓄積があると考えられています。

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

ホンマでっか池田清彦教授が問う。本当に「少子化は悪」なのだろうか?

少子化が進む現代。これをなんとか食い止めようと、さまざまな政策が世界中で行われていますが、メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』の著者で生物学者、CX系「ホンマでっか!?TV」でおなじみの池田教授は「少子化は本当に悪なのだろうか」と疑問を呈しています。その理由とは?

少子化の現在と未来

大統領の非常威厳宣言と、それに対する議会の弾劾議案の可決で揺れている韓国は、少子化の速度が世界一の国でもある。2024年の合計特殊出生率は0.71だ。合計特殊出産率とは一人の女性が一生の間に産む子供の平均人数で、これが2.07以下になると移民などがなければ、人口は現状を維持できないとされる。日本の2024年のそれは1.15である。以下に記すのは2022年のデータであるが、台湾0.87、中国1.18、北朝鮮1.79で、東アジアの各国は軒並み人口減に曝されている。合計特殊出生率が高いのは、ニジェール、チャド、ソマリア,コンゴ民主共和国などのアフリカの諸国で、6.0を超えている。

G7の諸国は軒並み1.8を切っていて、将来の人口減は不可避であるが、この人口減を埋めて余りあるのは途上国の人口増で、世界的には人口は増加し続けている。2024年度時点で、最も人口が多い国はインド14.42億、中国14.25億、アメリカ3.42億と続き、日本は12位で、1.23億である。2024年度の世界人口は81.2億で、2080年代半ば頃にピークの103億に達し、その後徐々に減少すると予測されている。

生態学的に言えば、人口を決定するのはcarrying capacity (環境収容力)で、これはある地域に棲める生物の個体数の上限である。気候条件と棲息場所の構造、食物の量で規定されるが、通常、捕食者や伝染病、同じ生態的地位を持つ他種との競争などによって、具現している個体数はcarrying capacity の遥か下方に抑えられている。約30万年前に出現した現生人類(Homo sapiens)も狩猟採集生活をしていた頃は野生動物と同じで、様々な制限要因によって、carrying capacity に達するほどは人口が増えなかったに違いないが、道具や火の利用によって、捕食者や競合する動物に打ち勝ち、徐々にcarrying capacity 近くまで人口を増加させてきたと思われる。

この記事の著者・池田清彦さんのメルマガ