【蒲田】ラーメン官僚が「自分史上最高」と語る、パーコー麺【倭寇】

日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・蒲田「ヌードルダイニング倭寇(ガラ)」のパーコー麺。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、「」と表現した、絶品らーめんのお味とは?

オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】ヌードルダイニング倭寇(ガラ)

ヌードルダイニング倭寇(ガラ)@蒲田にて、パーコー麺。

本年2月にオープンした新店。『倭寇』と書いて「がら」と読ませる。

オープン当初は昼のみの営業だったが、最近、夜営業を開始したとの情報を入手し、ようやく訪問。

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店内は、入口近くにテーブル席、その奥にカウンター席が数席。簡素ではあるが清潔感のある店内は、酒席にも活用できそうだ。

気になっていた「パーコー麺」をオーダー。

揚げ物を揚げる心地好い音に耳を澄ませている内に、メニューが到着。パーコーは別皿で提供された。

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まずは一言。これは美味いわ! 足を運んだことを、心の底から良かったと思う。

軽快な啜り心地が印象的な麺は、全粒粉入りの自家製。ぷにっとした独特の食感も、絶妙なアクセントとして機能する。

スープは、あっさりとした魚介素材を軸に据えながらも、その土台をしっかりと動物系素材が支えるフルボディの味わい。

何よりも特筆すべきは、パーコー。 

サクッと揚げられた衣、肉感豊かでありながら容易く噛み切ることができるポーク肉共々、私が生涯で食した「パーコー」の中で最高峰に位置する。

自身が食べて美味かったラーメンのみUPする、田中一明さんの記事をチェックしたい方はこちらでフォロー

DATA

ヌードルダイニング倭寇(ガラ)

営業時間 11:00~14:00 17:00~24:00
住所 東京都大田区蒲田5-2-8 1F
定休日 なし

 

国家ぐるみの買収劇。中国のトランプ懐柔工作で尖閣が奪われる日

あれだけ中国に対して強気の姿勢を見せていたトランプ大統領が、就任わずかで早くも軟化し始めています。先日掲載の記事「だから中国は侮れない。トランプの態度を一転させた懐柔作戦の全容」でその理由について解説してくださった無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんが、「今度は中国がトランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏のファミリーを買収しようとしている」と伝えています。

中国、トランプの娘婿ファミリーを459億円で買収

当初、中国にとても厳しかったトランプさん。徐々に、甘くなってきています。それは、「勝手に」起こっていることではなく、中国の工作」によって、懐柔させられている。

● だから中国は侮れない。トランプの態度を一転させた懐柔作戦の全容

中国は、強力な工作によって、トランプの「反中路線」を転換させている。工作は、もちろん現在も続いています。ブルームバーグ3月14日付は、驚くべき内容を報じています。なんと中国は、トランプの娘イバンカさんの夫一家を買収しようとしている。どうやって??

「違いが説明できる男」になれば、営業成績はグン!と上がる

商品のメリットもデメリットも一から十まできちんと説明したのに、買ってもらえる気配さえない―。もしかしたら、相手はあなたの説明に納得がいかないのではなく、商品への「興味がない」のかもしれません。無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんは、商品の魅力や構造を説明するよりも先に、ほかのものとの「違い」を説明し、興味を持ってもらうことがまず第一だと説いています。

興味は違いから

注意深く物事を見つめる洞察力、的確に物事を伝えることのできる表現力、より正解のものを選べる判断力…。そういう、経営や企画に必要な能力を鍛えるのにどのようなことが必要なのか

いろいろなプロフェッショナルな方々や、いつまでもアマチュアでしかない人たちなど、いろんな人を見てきて分かってきたことは、「違いが説明できる」ということではないか、と思います。

ほら、よく日本人が外国人のことを、「西洋の人はみんな同じ顔に見える」なんて言いますよね。逆に西洋の人たちは日本人や中国人を見ると、「東洋人は見分けがつかない」と言うでしょう。

それはやはり、自分たちが詳しいものは違いに気づいて説明ができ、自分たちが詳しくないものは違いに気づけず説明できないからだと思います。

例えば、たとえ日本人であっても、めちゃくちゃ洋画が好き、海外ドラマが好き、という人は、西洋人の顔は簡単に見分けます。興味があれば見分けがつくのです。

私は若い頃、里見浩太朗と北大路欣也、高橋英樹と松方弘樹の区別がつきませんでした。恐らくその頃は、時代劇に全く興味がなかったからで、時代劇の人はみんな同じに見えてたんだと思います。

だから、日本人だから、西洋人だからではなく、単純に「そこまで興味があるかないか」というだけのことだと言えるのではないでしょうか。

電車に興味がない人は、どんな電車を見てもただの電車にしか見えませんが、興味がある子どもなどは、「全然違うじゃん!」と、そのフォルムの細かい部分の説明をします。

植物に興味がない人は、桜と梅が同じに見える、魚に興味がない人は、イワシもアジも同じに見える、新しい漫画やゲームに興味がない人は、どのキャラクターも同じに見える…、というように、興味がなければ、どれもこれも大した違いはないように見えます。

「信州」という名への異常な愛情。長野県内の「特殊な事情」とは

長野県民、特に中南信の方々は「信州」という呼び方に愛着を持っていることで知られています。逆にこれらの地域では「長野」という名称自体を避けるような動きもあるそうですが、一体なぜなのでしょうか。他の県にはあまり見られないこのような現象の理由が、信州の魅力を伝える無料メルマガ『安曇野(あづみの)通信』で詳しく紹介されています。

「信州」という呼び方

私が住む長野県は別名、信州という。別名というのはなんだかおかしいのだが、わが長野県においては、ひんぱんにこの信州といういい方が登場する。特に県都・長野市を離れて遠い中部中信、南部南信において、その傾向が強いのではないかと思う。

昔々の呼び方である国の名前が、これほど今も生きていて常時・ひんぱんに言い交わされている県は、信州・長野県をおいてほかはないだろう。信州といういいかたが、とても呼びやすくてしっくりするのだろう。甲州や上州などのいい方も残ってはいるのだが、その中では断然一番に、マスコミはじめ、国中の人々にも広く愛着を持って呼ばれている、使われていると言っていいだろう。

長野県内では、信州といういい方がすっかり生活に密着している。江戸時代から使われ、「長野県」よりずっとその歴史が長いこともむろんあるだろう。これは想像だが、昔の国の名・信州を頭文字等に取り入れた企業・団体・組織は相当数あると思われるが、これはきっと国内一ではないか。それほど「信州」は、県民・信州人の気候・風土・気質を表すのに相応しく、ぴったり・密着している証左でもあるだろう。

もうひとつ、長野県内の特殊な事情もあるだろう。これは私の独断と偏見的推測も加わるが、若い世代にはピンと来ないだろうが、長野県内では、明治の昔から、県庁所在地の松本移転、分県等、県会での紛糾放火騒ぎやらひとときは血を見る抗争を長く続けて来た。故に中南信には県の名前に「長野が付いていること自体良しとしないムードも伝統的にないとはいえないような…。

だから中南信に作る公共の施設等に「長野」の名を付けるなどはまかりならぬというような、だから施政者も余計な摩擦を生まないよう信濃とか信州とかを使ったケースが昔から多いのである。たとえば県庁所在地の都市名を県名にしている県の国立大学で県名を大学名にしていないのは、青森県とともに唯一の県ではないだろうか。そう、大学の本部は松本にあって、信州大学である。

image by: WikimediaCommons(Tomatoa)

 

人の目を意識させる。防犯カメラの効果を格段にアップさせる方法

街中にもいたるところに設置されている防犯カメラ。自宅マンションにあると安心できる一方で、防犯カメラ自体に慣れた「招かざる人」が増えてくる懸念もありますよね。そんな状況をガラッと変えられるかもしれないアイディアが、無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者・廣田信子さんが紹介してくださっています。とあるマンションで行われている、ある意味画期的な防犯カメラモニターの設置方法です。

防犯カメラの抑止効果を高める方法

こんにちは! 廣田信子です。

今、本当にどこにでも防犯カメラが設置されていて、刑事事件の解決に一役買っていることが多くなりました。

ここまで多くなると、どこにカメラがあるか分からないから清く正しく(?)生活するしかないな~と凡人は思いますが…逆に、記録しているだけの防犯カメラだと顔がはっきり写らないようにしておけば大丈夫という防犯カメラ慣れした、したたかな人も増えています。

はっきり写っていなかったからと、角度を変え、防犯カメラを増設しても、何かイタチごっこのようで、何か事件があったときには役立つかもしれないけど、警備の人がいつも見ている訳ではなく、ただ記録しているだけで、防犯カメラは本当に犯罪抑止効果があるのだろうか…と話題になったことがあります。

防犯カメラの費用もバカにならないからです。民泊対策で防犯カメラを増設したマンションの理事長さんから愚痴も出ます。

そんな中、先日伺ったマンションの工夫がよかったので、紹介したいと思います。夜間や休日、管理員さんがいない時間帯に、防犯カメラのモニター画面を、管理事務室の受付カウンターのガラス越しに、そこを通る人が見えるようにガラス窓に向けてモニターが置かれています

管理員さんがいる時間帯も、きっとモニターをつけていているんでしょうね(正式には、管理員さんがモニターをチェックするのは警備業との関係でやらないことになっていても…)。

急転「首相から100万」暴露へ。森友学園騒動を巡る黒幕は誰だ?

15日に予定されていた記者会見を延期し、フリージャーナリストの菅野完氏の自宅でインタビューに応じ、さらに16日「小学校設立に関して安倍首相から100万円をもらった」との爆弾発言を口にした籠池元森友学園理事長。ますます混迷を極める「森友学園問題」ですが、あれだけ開校に意欲を見せていた籠池氏の突然の小学校認可申請取り下げに関しても、様々な憶測が飛び交う事態に。メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんは、その「黒幕」の正体に鋭く迫っています。

森友学園の小学校認可申請取り下げに黒幕はいるのか

●(関連記事)安倍政権を滅ぼす時限爆弾になりそうな「森友学園問題」の深い闇

森友学園問題の核心は二つある。

一つは、安倍首相夫妻を金看板にした小学校の新設にともなう国有地格安払い下げや認可をめぐって、財務省や国交省大阪府が異常というほかない特別な計らいをしたこと。

いま一つは、教育勅語をよりどころとする同学園の教育方針が憲法や教育基本法に反しているにもかかわらず、文科省大阪府が看過してきたことである。

裏で行政組織を動かした大きな力があるとすれば、それは政治家なのか、フィクサーのたぐいなのか、いまのところは判然としない。

もちろん、首相夫人が新設小学校の名誉校長になるという触れ込みと、籠池泰典理事長の押しの強さによって、関連する役所が特別視せざるを得なかった側面もあるだろう。

いずれにせよ、国と大阪府の罪は重い。籠池理事長が小学校の認可申請を取り下げたことによって、免罪されることは決してない。問題の幕引きを期待する空気が安倍政権中枢や自民党内部に生まれているようだが、そうはいかない。

目下の焦点は、籠池氏に対し、認可申請取り下げを働きかけた人物がいるかどうかだ。

基本的に、籠池氏が置かれた経済的状況は危機的であると推察される。どのような契約になっているのか知らないが、大阪の某国会議員事務所によると、3月末に建設業者への支払手形が落ちない可能性があるという。

かりに小学校が認可され、開校できていた場合でも、この悪評のもと、児童が集まらず、経営が立ち行かないのは目に見えている。それを誰かに諭され籠池氏自ら退却を決断したのかもしれない。

開校して破綻し、児童を混乱に巻き込むより、このさい国や大阪府、そしてマスコミのせいにして、身を引くほうがいいというのは、一つの考え方だ。しかし、あの感情過多で思い込みの激しい籠池夫妻にそんな判断ができるだろうか

なにしろ、申請を取り下げる前日までは徹底抗戦の構えだったのである。「学校を開設させてほしい、それだけです」と熱く語り、大阪府に対して「賠償請求をせないかんようになる」と言い放ったあの威勢のよさはどこへ失せたのか

愛国教育を褒めちぎってその気にさせたあげく、問題が起こるや梯子を外した政治家たちへの不満がよほどたまっていたのだろう。ユーチューブに自身の動画を投稿し、次のように発言して挑戦的な姿勢をのぞかせていた

国会議員の先生が、私を全然知らないといっていましたけど。よく存じ上げている方もいらっしゃいますね。10年前にしか会っていませんっておっしゃったけど、そんなことないですよね。2年ほど前に、お会いしたことがあるんじゃないかと思います。ある特定の会合で。

稲田朋美防衛大臣が国会で「会ったのは10年ほど前」と繰り返していることへの反論だ。

籠池つぶしはやめて欲しい。尻尾切りはやめて欲しいんです。…あいつは悪い奴や、とんでもないわとか、しつこいやつやとか、電話をしてくる、とか。

「偉人」と籠池氏が称える安倍首相に対してもつい愚痴が出る。これは、いよいよ自分が頼みの綱としてきた政治家たちを敵に回す覚悟ができたのか、と思わせるほどだった。

くら寿司、まさかの営業利益23%減。回転寿司に起きたある異変

先日、回転寿司店「くら寿司」を経営するくらコーポレーションが連結決算を発表しました。売上高は7.3%増と、人気店としての安定感を見せましたが、営業利益が23.1%減とまさかの大幅なマイナス。同社は新規出店の増加など一時的な費用がかさんだとしていますが、無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんの分析によると、その原因は別のところにもあるようです。

くら寿司、営業利益23%減。人件費が圧迫、充実しすぎたサイドメニューが諸刃の剣

佐藤昌司です。回転寿司店「くら寿司」を運営する、くらコーポレーションは3月3日、2016年11月~17年1月期の連結決算は売上高が前年比7.3%増の301億円、本業のもうけを示す営業利益が23.1%減の14億円(前年は18億円)と発表しました。営業利益が大幅に減少しました。

売上高が増加した要因は、「極上とろとかにフェア」「極上かにフェア」「極上ふぐフェア」「熟成まぐろフェア」を開催し、それぞれが好評だったことが挙げられます。また、新発売した「牛丼」やラーメンの「胡麻香る担々麺」、天ぷらの「特撰海老マヨ」、杏仁豆腐の「完熟マンゴー杏仁」といった「サイドメニューが好調だったことも大きく寄与しました。

売上高は増加しましたが、営業利益は4億円以上が減少しました。同社は営業利益が減少した理由として、新規出店の増加、改装店舗の増加、新商品の販売促進費の増加、施設の建設といった一次的な費用が増加したことを挙げています。

一方、2017年3月4日付日本経済新聞は「最低賃金の引き上げに伴って1億8,000万円の負担が生じ、パート従業員の厚生年金保険への加入義務化も1億2,000万円のコスト増要因となった」と報じ、人件費の増加が主な要因と指摘しています。

最低賃金の引き上げの費用は、2016年10月から時給の全国平均が25円引き上がったことが影響しました。厚生年金保険の費用は、2016年10月から従業員501人以上の会社で週20時間以上働く人などにも厚生年金保険・健康保険の加入対象が広がったことが影響しました。

くら寿司と日本経済新聞が指摘した事象により営業利益が大幅に減少しました。どれも一時的、もしくはくら寿司に限った話ではないので問題視する必要はないのかもしれません。成長のための必要経費であり、他の企業でも起こり得る話ともいえます。ただ、状況は楽観視できる状況ではありません。人件費率の上昇がくら寿司の経営を圧迫しているからです。

くら寿司の人件費率は上昇傾向を示しています。直近10年間の通期の人件費率を見てみます。2007年10月期は23.2%です。その後は徐々に上昇していき、2016年10月期には25.0%になっています。ちなみに、それぞれの期がたまたま高かったり低かったりしたということではありません。10年の間で、緩やかながらも上昇していったのです。徐々に人件費がかさむ経営体質になっていったと読み取れます。

10年間で人件費率は1.8ポイント上昇しました。「1.8ポイント」という数値は大したことがないと思われる方がいるかもしれませんが、この数値は決して小さくはありません。同社の営業利益率は4~7%程度、純利益率は2~5%程度です。人件費率が1.8ポイント上昇してしまうと利益を大きく損ねてしまうことがわかります。仮に2016年10月期の人件費率が1.8ポイント低ければ、営業利益が約20億円も増えることになります。大きなインパクトがあるといえるでしょう。

ダイオキシンは嘘だった。武田教授が暴露「間違いだらけの環境問題」

「ダイオキシン」や「環境ホルモン」など、数年前まで人体に悪影響を及ぼすと頻繁に報道されていた、これらの問題。最近、あまり耳にしなくなったなぁと思いませんか? メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者で中部大学の武田教授は、マスコミが報道する「環境問題」に以前から疑問を投げかけていました。武田教授は、古くから繰り返されていきたマスコミによる「環境問題」の報道は「捏造」や「根拠のないデータ」に基づく誤報であると断言。これらの「架空の環境問題」が次々と報道される理由は、マスコミや研究者、官僚の利害関係があるためとし、「損をしているのは国民」であると、持論を展開しています。

事実と異なることを知った上で報道された3つの「環境問題」

日本のテレビや新聞が「環境問題」で次々とウソをついてきたことは多くの人がすでに知っていることです。一番酷いのは朝日新聞が「新宿・牛込柳町交差点の鉛中毒」事件と「珊瑚礁破壊」事件をでっち上げた事です。この二つは、従軍慰安婦事件と同じく、事実と異なることを知っていて報道したものです。

珊瑚礁破壊事件とは、朝日新聞の記者とカメラマンが自分達で珊瑚礁に潜って珊瑚礁の表面を削り取り、そこに字を書いてそれを撮影して記事を書き、「心ない人が珊瑚礁を傷つけている」ということで報道したものです。実は珊瑚礁を削ったり字を書いたりしたのは朝日新聞で、「心ない人」は実は報道した朝日新聞自身だったのです。

牛込柳町の鉛中毒事件はさらに凝っていて、自動車の排気ガスで患者さんや健康を害した人はいないのに、データを偽造し、架空の被害を報道した事件でした。著者が2007年に本を書いたときにはまだネットにこの事件のことが載っていたのですが、2016年に調べたら、すべての記事や報道はネットから消されていました。

さらに多くの人が知っている「ダイオキシンは猛毒だ」という報道の方が大がかりな誤報だったとも言えます。著者がそれに気が付いたのは、ダイオキシンの騒ぎが頂点に達していた2000年頃、綿密に論文や書籍を調べたら、人についての被害がほとんど見られなかったことでした。

ダイオキシン騒ぎに便乗した書籍は人のデータがないのに、表では動物のデータを示し、文章は人間が被害を受けたように書いてあったのです。多くの人は本に専門的なグラフや表が掲載されていても、よく分からないので文章を読むということでトリックをかけたのです。

ダイオキシンの被害として有名な「ベトちゃんドクちゃん」は遺伝疾患、ウクライナの大統領は「塩素系農薬」が原因、そしてダイオキシンの大規模汚染があったというセベソという町のことは取材なしに報道ということだったのです。

人間に対するダイオキシンの架空の報道は、東大医学部の和田先生(毒物学)が「科学の敗北」と言ったように、ヒステリックな社会的反応に科学が事実を示すことを怠ったのでした。その証拠は今では明らかで「ダイオキシンの報道がなくなった」以後は「ダイオキシンの患者が出現しない」ということですので、報道が作りだした架空の毒物といえます。

京都らしさのすべてがある。五感で古都に触れられる花見小路の旅

先日掲載の記事「春めく古都をぶらりと散策。京都通が案内する八坂通りの歩き方」で、古都ならではの風情が感じられる観光スポット・八坂通りの魅力を余すところなく伝えてくださった、京都ツウの英  学(はなぶさ がく)さん。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では、そのすぐ側を通る「花見小路」が紹介されています。地元の方からも愛される「建仁寺」をはじめ、伝統芸能から近代芸術まで京都らしさのすべてが感じられるこの通り、これからの季節の散策にぴったりですよ。

花見小路とその周辺

花見小路は、北は三条通りから南は建仁寺まで続く約1キロの小路です。祇園など東山区の歓楽街を貫いていて、周辺には寺社仏閣やお茶屋さんなどが立ち並ぶ京都らしい風情のある通りです。また、オシャレなバーやレストランなど雰囲気のいいお店も数多く立ち並んでいます。これといった用事もなく、通りを散策するだけでも楽しいエリアなのでこの辺りは観光客も多く、人通りが絶えることはありません。今回はこの花見小路の見どころや周辺の観光名所などをご紹介しその魅力をお伝え出来ればと思います。

花見小路は、明治時代の初期に整備された小路です。当時、すぐ近くに建つ建仁寺の寺領の一部が政府の宗教政策に伴って区画整理され、それを機に通りを良くするために敷設されました。今は京都らしい風情を感じる石畳が敷かれた趣のある通りになっていますが、15年ぐらい前まではアスファルト敷きでした。より古き良き京都らしい景観を取り戻した花見小路は、今では観光客に一番人気の通りとなりました。

花見小路周辺には、寺社仏閣や、伝統芸能を親しむことが出来る施設などが立ち並んでいます。いくつかを詳しくご案内しましょう。

東西を走る祇園商店街(四条通り)から赤壁のお茶屋さん・有名な「一力亭」の角を南に曲がります。花見小路を真っすぐ5分ぐらい進むと、どん突き(京都の言葉で「突き当り」)に京都最古の禅寺・建仁寺があります。まずこの格式ある禅寺をご紹介しましょう。

【書評】徳川幕府は何を守るために、鉄砲の製造を禁止したのか

信長の鉄砲隊は、ヨーロッパの強国を一蹴できるほどの力を持っていたという事実をご存知でしょうか。ところが徳川幕府は鎖国とともに鉄砲の製造を事実上禁止してしまいます。一体なぜ? 無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんが紹介する一冊の書籍に、その答えが記されています。

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バカが多いのには理由がある
橘玲・著 集英社

橘玲『バカが多いのには理由がある』を読んだ。最初に「バカ」の定義がある。

本書でいう「バカ」は、ファスト思考しかできないひとのことです。それに対して賢いひとは、訓練によってスローな思考が身についています。

って、よく分からないが、著者はもちろんスローな思考が身についたお方であろう。ファスト思考はわかりやすくて快適だが、直感では解けない問題に遭遇したときにはスロー思考が必要となり、ひとはそれを無意識に避けようとする、のだそうだ。我々はみんなバカだけど、それでも「バカ」と「利口」の違いはあるそうだ。もちろん著者は後者なのであろう。

この本は『週刊プレイボーイ』誌に掲載したコラム「そ、そーだったのか!? 真実(ほんとう)のニッポン」を再構成したもので、その時々の政治や社会問題について思ったことを、筆者のいう進化論や政治哲学を背景に、マスメディアと異なる視点で提供したという、重くも軽くもないエッセイである。おおむね理解できるが、同意できないものも少なくない。初出誌の読者を舐めている観もあって、書籍にまとめるならもっとていねいに手を加えて、著者なりの一貫性を出したほうがよかったのではないか。嫌いな言葉だが「上から目線は一貫している。可能な限り直感を捨て、ゆっくり考えよ、といわれてもなあ。