「反日が過激化」する韓国に一刻も早く制裁を行うべき当然の理由

天皇陛下への謝罪要求や元徴用工問題など、反日姿勢をますます強める韓国。今後事態はどのように推移していくのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者の津田慶治さんが、韓国の横暴を許し続ける我が国の政府の姿勢に疑問を呈するとともに、相手の反省を促すためにも一刻も早く最初の制裁を行なうべきだと記しています。

日本の再生について

世界的に景気後退が徐々に明らかになってきた。米FRBは、利上げ停止や資産縮小中止などを繰り出して、株暴落を止めている。日本は金融緩和を続行したことでできない。日本の今後を検討しよう。

NY株価

NYダウは、12月26日21,712ドルまで下がり、PKOなどで2月6日25,439ドルまで上昇した。2月8日24,883ドルまで下がるが、2月15日25,883ドルまで上昇し、12月小売売上高の不振を気にしていないような雰囲気である。

米国は、FRBの利上げ停止や資産売却停止などで景気後退を止めようとしている。FRBブレナード理事のバランスシート縮小終了や、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁の年内利上げ停止などの発言を市場は好感して、株価が上がっている

今までは、FRBは、株式市場の過熱感を心配して利上げを急いでいたが、一転、今は株暴落を心配してFRBは、逆転したようである。特に、トランプ大統領・パウエル議長トップ会談後FRBの行動は逆転したと見る。

しかし、景気の指標は悪くなってきた。バラ積貨物船の価格であるバルチック指数が大きく落ちてきたし、12月小売売上高-1.2%になり不振が明らかになった。また、米自動車ローン延滞も700万件超になり、米家計債務総額が1,500兆円まで膨らんでいる。景気後退の指標が出てきたが、株価だけは26,000ドルを目指して上昇している。そして、上昇しているが不思議に過熱感はなく取引量も低調なままである。

このような状態になり、強気派のロバート・シラー教授も「今年ないし来年のリセッション入りの高い確率があると見受けられる」と指摘し、「人々が心配していることを示す一連の兆候がある。株式市場は最長級の強気相場でもあり、それが近いうちに終わりを迎えるとの感覚がある」と語った。

しかし、パウエルFRB議長は12日、ミシシッピ州での講演で、「リセッションの可能性が高まっているとの感触はない」と話し否定した。景気弱気派と強気派の拮抗した状態なのかもしれない。

しかし、私は、この戻り相場がエリオット波動のB波である可能性が高いと見る。

沖縄県民投票の選択肢「どちらでもない」に潜む、3つの落とし穴

いよいよ2月24日に迫った、普天間飛行場の辺野古移設の是非を問う沖縄県民投票。当初予定されていた「賛成」「反対」に「どちらでもない」という選択肢が加えられたことが各所で議論となりましたが、「そこにはいくつもの落とし穴がある」とするのはジャーナリストの高野孟さん。高野さんは自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』でその理由を詳述するとともに、県民投票を巡る官邸と自民党の姑息と言わざるを得ない「裏工作」等を記しています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2019年2月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

「どちらでもない」で日本はこうなった!──投票率に勝負がかかる沖縄県民投票

2月5日付朝日新聞の川柳欄の金賞は「『どちらでもない』で日本はこうなった」だった。五七五ならぬ七五五の変調ながら、何事によらず論理的に詰めて考えて自分なりの意見を持つことを避けたがる日本人の性癖を自嘲しつつ、沖縄県民にはこんな日本人の真似をしてくれるなよと暗に呼びかけた、なかなかの一句である。

「どちらでもない」は、本来、シングル・イシューでの政策選択を問う投票には相応しくない。しかし、当初5つの市で市長と市議会が投票そのものを拒否する態度に出ていた状況を打開して「全県実施」という実をとるには、玉城デニー知事と県議会与党にとってやむを得ない妥協だった。実際、この1項を加えて3択とすることをよしとして参加に転じた宜野湾市の松川正則市長は2月1日の会見で、「宜野湾は普天間飛行場を抱えている当事者で、市民にも葛藤がある。気持ちとして『どちらでもないという選択肢があることで投票しやすくなるのではないか」と語った。

宜野湾市民に限らず沖縄県民の中に、「世界一危険な軍事基地」とまで言われる普天間の存続を願う人がいるわけがない。と同時に、その危険を辺野古の新基地に移し替えただけでは何ら根本的解決には繋がらないということも、誰もが分かっている。とすると、そこで辺野古基地建設に「賛成」か「反対」かを2択させるのは過酷な話で、例えば辺野古には反対だが普天間の1日も早い閉鎖を願っているという人は、悩んだ末に、その悩ましさの表現としてどちらでもないを選ぶかもしれないという訳である。

現役医師が推奨。高齢者ほど重く辛い「帯状疱疹」の新たな予防法

激痛に襲われ高齢者ほど辛い症状になるという「帯状疱疹」。小児期にウイルスに感染し水痘(水ぼうそう)にかかった人を数十年後に襲うやっかいな病気です。メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』では今回、帯状疱疹の症状と治療法から最新の予防法まで紹介。予防にはさまざまな課題がありましたが、新ワクチンに予防効果が大きいことがわかり、メルマガの著者で現役医師の徳田先生も接種予定と伝えています。

帯状疱疹の症状

帯状疱疹にかかったことがある人はその激痛を覚えていると思います。皮膚がビリビリするような、又は刺されるような痛みと表現されます。神経痛です。そして、痛みが発症してから数時間から数日後に、痛みに一致した皮膚に紅い皮疹が出てきます。皮疹はやがて水疱も加わるようになり、つぶれると液体成分が滴り落ちることになります。

帯状疱疹の皮疹はその後だんだんと消えていきます。しかし、高齢者や免疫力が低下している患者では、皮疹が治った後も神経痛を残すことがあります。帯状疱疹後神経痛と呼ばれるもので、ひどい痛みに苦しむ患者も多いです。痛みが強いときには、生活や仕事に影響し、良好な睡眠を妨げ、生活の質を低下させます。

帯状疱疹には、特殊な症状をきたすタイプがあります。まず、ラムゼイ・ハント症候群があります。これは脳神経を麻痺させるタイプであり、顔面神経麻痺で顔の半分の動きが弱くなったり、耳たぶ付近に皮疹ができたり、呂律難や食事や水分が飲み込みにくい、などの症状をみます。また、別のタイプでは、腹筋が麻痺したり、大腸の動きが弱くなったりします。

帯状疱疹の治療

帯状疱疹の原因はウイルスです。水痘帯状疱疹ウイルスと呼ばれるウイルスです。多くの人々は、小児期にこのウイルスに感染し、水痘(水ぼうそう)という病気にかかります。水痘では発熱と全身の水疱をきたしますが、通常数日で完治します。

しかし、そのウイルスの問題は、水痘が完治しても私たちの体内の神経細胞の中にずっと隠れ続けることです。このウイルス、そのまま黙っていてくれればよいのですが、高齢になって私たちの抵抗力(免疫力)が下がったときに、帯状疱疹として再登場するのです。ストレスなどで体調を崩したときにも出てくることがあります。50から80年間も隠れ、長い眠りから覚めたあとに家主を攻撃し、病気を起こすのですからタチが悪いウイルスですね。

帯状疱疹の治療には抗ウイルス薬という薬を使用します。しかし、この薬の問題は、発症して比較的早期に服用しなければ、効果が小さくなることと、帯状疱疹後神経痛を完全に予防することまではできないことです。痛みについては、神経痛を抑える薬を用いることが多いですが、これらの薬には副作用を起こす頻度も高いのが難点です。それに、高齢者ほど副作用が出やすくなるので、高齢者に多い帯状疱疹ではこれも大きな問題となります。

【動画】横転したトラックに人が集結。助けるのかと思いきや…

インドのとある路上でニワトリを載せたトラックが横転してしまう。

そこに多くの人々が集まってきた。

みんなで協力してこのトラックを起こしてあげるのか、と思いきや・・・

 

 

集まった人たちはトラックを持ち上げる様子はなく、荷台の中に侵入する人も。

「今ならニワトリ取り放題だぜヒャッホーゥ!!」とばかりにニワトリをかっさらっていく人たち。

トラックの運転手に救いがなさすぎて気の毒になってしまう・・・笑

この後ちゃんとトラックは起きられたのだろうか・・・?

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(vijay meghwal)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

騙されないで。自己演出がうまいコンサルタントは中身がない

これまでも「信用できるコンサルタントとはどういう人なのか」について多くの記事で取り上げてきた、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者・中久保浩平さん。そんな中久保さんは今回の記事で、自分自身が商品であるとも言えるコンサルタントの「自己演出の無意味さ」を指摘しています。

自己演出に躍起なコンサルタント

コンサルタントという仕事そのものには商品がありません。コンサルタント自身が商品だからです。つまり、人が商品。

これは、コンサルタントだけに限らずだとは思いますが、選ばれなければ仕事がないわけですから、自己研鑽が必要となってきます。つまり、選ばれるためになすべきことをなし、価値提供を行う必要があります。

それらを表した言葉あります。パーソナルブランドというものです。では、パーソナルブランドとはなにか?NPO法人パーソナルブランド協会によると、

企業や商品・製品に様々なブランドがあるように、ブランドの考え方は、私たち個人にも当てはまります。「その人ならではの価値提供の約束」のことを、個人のブランド、パーソナルブランドと呼びます。

とあります。さらには、

「~と言えば○○さん」といった評判を得ている人は、「○○さんに頼めばきっといい結果が得られる」という信頼を持たれています。すると、おのずと期待が集まり、指名され、次の機会を通じてさらに評判を高めるという良い循環が生まれます。

 

「選ばれる自分になる」

 

それがパーソナルブランドを築くことの個人にとっての意味です。パーソナルブランドを築くことを通じて、よりいっそう活き活きと自分らしく輝くことができるのです。

と続きます。しかし、このパーソナルブランド、意味を履き違えているというコンサルタントも少なくありません。どいうことかというと、

  • 自分を選べば、問題ない
  • 自分と契約すれば売上アップを保証する
  • 今契約しておけば、特典として秘密のノウハウを提供する

などと、「選ばれるのではなく選んでもらうために自己演出に躍起となり、アピールするというようなことです。要は、選ばれる資質を持つことがパーソナルブランドの本質であるのにも関わらず、選ばれるための演出をするという位置づけで、やらかしているのです。

  • やたらと過去の実績や栄光を語りたがったり
  • 著名コンサルタントを師事していた、とか
  • ブログやwebのアクセスが1日何万人だとか
  • SNSのフォロワーが何万人だとか

とにかく「僕は凄いでしょ?」とアピールする。そういうことをパーソナルブランドというのではありません。また、そういう演出をすることをパーソナルブランディングというのではありません。

取り除かず殺さず正常細胞に戻す。新たな「がん治療」の可能性

高齢化もあり、未だに日本人の死因のトップは男女ともに「がん」です。そのがんの治療法として、新たなアプローチ方法が確立されるかもしれないと教えてくれるのは、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ、生物学者の池田清彦教授です。教授は、メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』で、実験レベルではがん細胞の増殖を抑えることに成功していると、そのメカニズムを解説し、新たな治療法に期待を寄せています。

がん細胞を正常細胞に戻す

がんの治療と言えば、手術にしても、抗がん剤、放射線、免疫療法などにしても、すべてがん細胞を取り除いたり、殺したりして、治そうというものばかりである。しかし、がん細胞も元はと言えば正常細胞が変化してできたわけで、正常細胞、または多少は正常細胞に近い性質を持つものに戻すことができれば、取り除いたり、殺したりせずにがんを治療できるかもしれない。

よく知られているようにがんの発症に関与する遺伝子には2タイプあり、一つはがん遺伝子で、細胞分裂を促進する機能を持つ。もう一つはがん抑制遺伝子で、がん遺伝子の暴走を止める機能を持つ。がん遺伝子は原がん遺伝子という正常な遺伝子が変異したものである。本来、細胞分裂は生物にとって不可欠のプロセスでこれを司る遺伝子が原がん遺伝子である。この遺伝子は細胞分裂が必要な時だけ働き、不要になれば機能を止める。ところが、原がん遺伝子ががん遺伝子に変異すると細胞分裂のコントロールが効かなくなって、常に分裂を促進する指令をだすようになる。

2015年に、アメリカのメイヨークリニック、フロリダキャンパスの研究グループは、がんの増殖を抑えるのに、miRNA(マイクロRNA)と細胞の表面にある接着分子の相関が、重要な機能を果たしていることを突き止めた。miRNAはRNA干渉と言ってDNAからタンパク質を作るプロセスに関与するmRNA(メッセンジャーRNA)に働いてこの機能をブロックする。miRNAは21-25塩基長の小さな1本鎖RNAで、相補的な塩基対を持つmRNAに結合して、その部分でmRNAを切断してDNAの発現を抑える。

がん遺伝子からの指令をmiRNAでブロックすることができれば、がん細胞は分裂をやめて、少なくとも見てくれは正常細胞に戻るはずだ。がん細胞の中ではがんの分裂を抑制するmiRNAは作られていないので、どういう機作でmiRNAが作られなくなるかを知れば、がんの治療に光明が差すかもしれない。

細胞の表面には接着分子と言って細胞同士をくっつけるタンパク質が存在する。正常細胞ではE-カドヘリン、p120カテニン、PLEKHA7という接着分子が共働して、DNAから細胞増殖を制御するmiRNAを作りだし、がん化を防いでいるが、がん細胞ではPLEKHA7の発現が失われて、E-カドヘリンとp120カテニンが逆に細胞分裂を促進するように働いて、がん細胞の異常増殖が起こるようだ。

試験管の中の実験では、がん細胞に強制的に細胞増殖を抑えるmiRNAを注入するとがん細胞が増殖をやめて、見てくれは正常細胞に戻るという。逆に正常細胞からmiRNAを取り除くとPLEKHA7の発現がストップして、細胞はがん化するという。まだ実験段階であるが、がん細胞を正常細胞に戻すというアイデアには夢があり、画期的ながんの治療法に結びつくかもしれない

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ほぼ平均寿命82年を3分割してわかった「人生に老後なんてない」

昨年厚生労働省が発表した2017年時点の日本人男性の平均寿命は81.09歳、女性87.26歳とのことです。平均してあるこれだけの年数の人生を日数に直すと、82年と少しでちょうど30,000日になると、メルマガ『8人ばなし』の著者・山崎勝義さん。この30,000日を10,000日で3分割して考えると、新たな人生観が見えてくると山崎さんは言います。それはいったいどのようなものなのでしょうか。

『人生三分の計』のこと

2017年時点で、男性81.09歳、女性87.26歳の平均寿命を誇る日本である。気付けば人生も随分長くなったものである。

とは言え、少しばかり違う尺度でこの数値を見直してみると印象も変わって来る。自分は男性であるから平均から言って82歳まで生きれば、まず上の部である。その82年という歳月を日数に直せば、切り良くちょうど30,000日となる。

人生30,000日。これだと何か短く感じはしないか。その過半数を使い果たした者として打ち明けて言う。人生は短い!

ここで改めて日数と年齢の関係を整理すると、

誕生後
10,000日目=27歳
20,000日目=54歳
30,000日目=82歳

というふうになる。

図らずも人生を10,000日ずつ綺麗に三分割する形となるのである。是非ともここに意義を見出したい。人生三分の計である。

まず、誕生後最初の10,000日は「学習」とする。

小中高は言うまでもなく、この期間にあってはとにかく学ぶ。一般的なコースで大学に進学したとしても卒業後4、5年はある。修士課程なら二つの、博士課程なら一つの学位は取得できる。それ以外の場でも、学習意欲さえあればどこで何をやってもいい。極論をすれば、学習意欲さえあれば何もやらなくてもいいとまで思う。引き籠りやニートの類も自分を社会から切り離して独りで何をか学ぼうとしている、と考えればそれなりの市民権が与えられて然るべきであろう。

次の10,000日は「実践」とする。

最初の10,000日で身に付けたものを基礎として、自らの手で道を切り拓き、具体的な成果を実績として積みながら歩んで行く。仕事の10,000日と言ってもいい。実際、27歳から54歳と言えばまさしく働き盛りである。

最後の10,000日は「育成」とする。

それまでの20,000日の経験を活かして、今まさに最初の10,000日を生きている若者たちを教え導くのである。言ってみれば、社会貢献、恩返しの10,000日である。

上記のことを、はたらきかけの関係性に着目してまとめると、

10,000日までは、誰かが自分を
20,000日までは、自分で自分を
30,000日までは、自分が誰かを

というふうになろうか。

特に今回、強調しておきたいのが最初と最後の10,000日についてである。

一生忘れない。ハンディキャップを持って生まれた兄が遺したもの

近年の日本は社会福祉の幅も広がり、ハンディキャップのある子どもたちへの通学支援なども拡充され始めた観もあります。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』では、「障害を持つ子どもとともに生きた家族の体験談」として、今から半世紀前、すでに障害児教育に尽力していたある学園の教育内容から学んだ「人生の意義」について記しています。

ありがとう

私には、6才年上の知的障がいを持つ兄がいました。ダウン症という名の知的障がいです。

もう半世紀以上もの昔の話です。昔はまだ、学齢期になっても、障がい児には教育を受ける場がありませんでした。家庭の事情もありましたが、兄は、寄宿制の学園にお世話になっていました。今ならば、福祉も教育も充実していますから、自宅から学校に通えたかもしれません。しかし当時は、家から離れるしか、障がい児に、教育の機会はありませんでした。

本人にしてみたら、それはなんといっても、自宅で家族と一緒にいるのが一番いいでしょう。ですから、寄宿制の学園に行くのが、嫌で嫌でたまらなかったようです。しかし家にいたままではテレビを見るだけで毎日が終わってしまいます。学園で19歳までお世話になったからこそ、多くを学べ、また色々な経験をすることもできたと思います。本人にとっては大変だったでしょうが、結果的には非常にありがたかったことだと思っております。

お世話になった学園の、園長先生ご夫婦は、キリスト教の信仰を持たれた、まことに立派な人格者でした。そして、ご自身もダウン症のお子さんをお持ちでした。お子さんの教育の機会がないことを憂えてでしょうか、私財をなげうたれて学園を始められ多くの知的障がい児を受け入れていらっしゃいました。子供心にも、立派さが肌で感じられる、見事な信仰者だったと思います。

そこで、園長先生が、子供たちや保護者の皆さんに教えていらっしゃったことで、今でも覚えていることがあります。それは「ありがとうという言葉を覚えなさいという教えでした。人は、誰でも他の人のお世話になって生きています。特にあなた方は、おとうさん、おかあさんや、兄弟たち、そして多くの人の、お世話になります。だから「ありがとう」という言葉を覚えて、いつも言うようにしなさい

兄は40年で、その短く少し悲しい生涯を終えました。最後は、白血病という病を得て、病院で両親に見守られて帰天しました。お世話になった園長先生の教え通りに、「ありがとうと最後まで言い続けて息を引き取りました。不自由な肉体に、しかも病を得て、かなり苦しかったようです。しかしその苦しい中でも、看護師の皆さんにお世話になると、ニッコリと笑って「ありがとう」と言い続けたそうです。

不思議なことですが、亡くなる少し前に、何かに驚いたように、まん丸に眼を見開いて、天井の方をキョロキョロと見ていたそうです。心清いままの生涯でしたから、お迎えに来た、天使たちを見ることができたのでしょう。

一生涯の間、一度も声を荒げることもなく、友人に暴力を振るわれても「だめよ」と言うだけで抵抗もせず、なぜか不思議に国会中継を食い入るように見ていた、そんな兄でした。

申し込み期限は2月28日。国民年金保険料を安く済ませる裏ワザ

毎回、年金についてのさまざまな情報を紹介している無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』の著者・hirokiさん。今回は、とてもお得に国民年金保険料を納めることができる方法を記しています。

新規や変更申込期限は2月末!国民年金保険料をまとめて支払う前納でお安く納める。更に節税!

ちょっと全体周知としての記事ではありますが、もうすぐ確定申告の期間ですよね。前年に国民年金保険料を納めてる方は全額社会保険料控除としての所得控除が使えますので納める税金がある場合はその分節税として使う事ができます。

なお、今回のように国民年金保険料の前納をされた方も節税になります。例えば国民年金保険料を前年に15万円程納めた方はで所得税が20%住民税が10%かかる人は所得税なら15万円×20%=3万円節税になる住民税は15万円×10%=15,000円の節税。今年中に納めた方は来年ですよ^^;

さて、平成31年度の国民年金保険料は16,410円となり、平成32年度の国民年金保険料は16,540円とアップアップになりました。その金額についてはどうしてそのようになったのかは第72号の有料メルマガにて説明しましたが、今日は国民年金保険料の前納についてのお話です。

国民年金保険料は先の保険料を一気に支払う「前納」をする事で、本来の国民年金保険料を毎月愚直に納めていくよりも安く納める事が出来ます。特に口座振替の1年前納や2年前納は割引額が大きいので利用できる人は利用するとおトクに納める事が出来ます。

さて、その1年前納や2年前納の申し込み期限は2月28日です(他に6ヶ月前納もある)。なので新規に申し込みたい人や、他の前納に変更したい人は2月末までに申し込む必要があります。平成31年度の国民年金保険料前納額は以下の通りになっています(日本年金機構HPにて確認)。

  • 2年前納→379,640円(普通に納めるよりも15,760円安い)
  • 1年前納→192,790円(普通に納めるよりも4,130円安い)
  • 6ヶ月前納→97,340円(普通に納めるよりも1,120円安い)
  • 1ヶ月前納→16,360円(普通に納めるより毎月50円安い)

平成31年度国民年金保険料前納額等(日本年金機構)

例えば、普通に2年分の国民年金保険料を納めると、平成31年度16,410円×12ヶ月+平成32年度16,540円×12ヶ月=395,400円納める事になります。これをいっぺんに支払う事で割引されるわけです。

交渉のプロが伝授。相手を気持ちよくさせる、オウム返しの使い方

交渉事や商談をしていて、相手側の専門家が難解な話をし始めて、議論が停滞してしまうことはよくあります。交渉のエキスパートとして何度もそういう場面に接し、しっかり渡り合ってきた『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』の著者、島田久仁彦さんが、今回のメルマガで、交渉事や商談をスムーズに進める技や、相手を気持ちよくさせる会話術を授けてくれます。

チームでの交渉や商談で避けたい専門家同士の応酬

交渉や商談に臨む際、通常はチームを組んで行うことが多くなります。そのようなチームでは、私が交渉専門家として担うのが「スピーカー」という役割で、交渉において主に(大体の場合は唯一)話し、全体の議論を組み立てる役目ですが、そのスピーカー以外には、関連する法律の専門家や財務・金融の専門家、そして、話し合う内容を熟知した専門家という「議論を理論やデータでバックアップする」専門家が交渉チームには含まれます。通常は(私が交渉や調停を行う際は)、専門家が発言することはほぼ皆無です。

代わりに、主に話し、議論を組み立てる「スピーカー」である私(交渉官)に対し、法律上のアドバイスを行ったり、財務専門家が、交渉で話し合われている内容が「どのようなfinancial implicationがあるか」を即座に計算して、私に知らせたりするといった、どちらかというと“静かな”しかし“とても重要な”役割を果たしています。

一応、交渉や調停、商談に臨む前に、相手サイドと交渉におけるルールの確認を行うのですが、残念ながらそれが必ずしも徹底されるとは限りません。特に商談であれば、自分の部署に直接的な影響がありそうな内容であれば、自分がスピーカーの役割を担っていない場合でも、どうしても何か言いたくなることがあります。

特に「私がこの問題については、一番よく知っていて、経験もある専門家だ」と自負されている場合は、交渉チームのスピーカーを飛び越して発言される”専門家”が多くいらっしゃいます。私が毎回、交渉テーマや内容に応じて構成するチームの場合、最初にルール確認をするので、基本的にはこの“飛び越し”行為はないのですが、相手サイドでは結構起こります。このような場合、どう対処すればよいでしょうか?

交渉の流れ上、避けたいのは、「こちら側の専門家との専門家間での直接的な応酬」です。お互いに“専門家”という位置付けゆえ、一旦、詳細な中身の議論が白熱すると、交渉全体の流れのバランスが崩れ、交渉結果に悪影響を及ぼすことになります。

役割分担をしている理由は、「流れを止めないこと」であり、そのために、「交渉の場では誰が代表して話すか」をはっきりさせています。ゆえに、仮に相手の専門家が、相手のスピーカーを飛び越して話し出しても、こちらサイドで対応するのは、やはりスピーカーです。私のチームでは、もし、専門家同士の応酬になりそうなら、スピーカーは一旦交渉を止め、“相手のスピーカーに向かって”、「この問題は、では互いの専門家同士で案を練ってもらうことにして、次のトピックに移りましょう」と提案し、交渉のフローを止めない努力が必要になります。