石川発さつまいもスイーツ店「いもこ」が東京進出で成功した秘密

「すでに成功している、あの人気店の姉妹店です」と聞けば、顧客にとってこれほど安心感のある情報はありません。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、そんな顧客の心をうまく掴むことで、競争の激しいスイーツ業界で成功した「さつまいも専門店」を紹介しています。

ノウハウの横展開

今号は、さつまいもスイーツ専門店を分析します。

● 石川県に本社がある株式会社ライデンペールが展開しているさつまいもスイーツ専門店「いもこ

さつま芋好きな方やスイーツ好きな方をターゲットに「スイーツや素材へのこだわり」に支えられた「さつまいもとブリュレの香ばしい香りや味わい」等の強みで差別化しています。

さつまいもに特化することに加えて、既に人気となっている和栗モンブラン専門店「栗歩」との相乗効果により、集客を図っています。

■分析のポイント

スイーツ店は、非常に競争が激しい業界ですので、注目を集めるには、何かに特化することがセオリーだと思いますが、「いもこ」はさつまいもスイーツに絞ることで差別化を図っています。

しかも、メニューも絞り込んでいて、テイクアウト含めて5種類となっています。顧客の印象に残るためにも、インパクトのある商品に絞り込んでいる印象です。味に自信があるということの現れのようにも感じますね。

今回のポイントは「いもこ」が人気の和栗モンブラン専門店である「栗歩」(KURIHO)の姉妹店であるということです。

「いもこ」がオープンする前に、すでに7店舗を展開していた「栗歩」の存在は、「いもこ」にとって大きいと考えます。「栗歩」のノウハウを活かすことができますし、「栗歩」のファンの方は「いもこ」を利用してくれる可能性も十分考えられますからね。恐らく、意図的に「栗歩」の近くに出店しているのでしょう。

何事にも言えそうですが、成功した実績の有無は、何かを始める上で非常に重要な要素です。どの企業も成功確率を高めるために、四苦八苦しているわけですが成功した実績がベースにある出店と、そうでない出店ではその成功確率が大きく異なります。

ジャンルは違いますが「家系ラーメン」が人気となっている理由のひとつは、源流となるラーメン屋さんの流れをくんでいることがあげられます。やはり、顧客からすると安心感がありますし、出店する側としても、成功確率を高めることにつながります。

今後の「いもこ」や「栗歩」がどのように展開されていくのか注目していきたいです。

 

福島第一原発で異常事態。M7.3地震後に水位低下、地震計「故障」は本当なのか?カンニング竹山の“勘違い”に批判の声も

東京電力は今月13日に発生した地震が福島第一原子力発電所へ与えた影響を22日まとめ、原子炉を収めた格納容器の水位の低下傾向が続いているとした。NHKなどが報じた。原子力規制委員会は注水は継続していて安全上の問題は現状ないとしたものの、地震が大きな影響を与えていることに不安の声が広がっている。

地震の影響で福島第一原発の水位が下がり続けている

記事によると、福島第一原発では溶け落ちた核燃料を冷却するため注水を続けているものの、1号機と3号機の格納容器の水位がいずれも数十センチほど下がり、その後も低下傾向にあるという。

地震前は1号機では底部から約1.9メートル、3号機では約6.3メートルの水位が保たれていたが、現在は1日数センチ程度のペースで水位低下が続いている。

過去のデータを調べたところ、1号機は15日ごろから、3号機は14日ごろから水位の低下傾向が始まったとみられるとされ、地震の影響があったことは間違いなさそうだ。

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また、水素爆発を防ぐため格納容器には窒素が注入され圧力が高くなっているが、1号機では大気圧との差を計測する圧力計の値が1.2キロパスカルから0.1キロパスカルまで下がり、ほぼ大気圧になっているとされている。

他にも、汚染水を処理したあとの水を保管するタンク6基が地震で最大5センチずれていたことも明らかになったが、東京電力は「原子炉への注水や、溶け落ちた核燃料の冷却は維持されており、東電は外部への放射能の影響はない」とコメント。その見通しの甘さに疑問の声が上がっている。

「地震計の故障を放置」は本当?都合の悪いデータが取れた疑いも

また、東京電力は22日、福島第一原発3号機の原子炉建屋に昨年設置した地震計2基が故障していたにもかかわらず、修理などの対応をせず放置していたため、13日に起きた地震の揺れのデータを記録できていなかったことを明らかにした。共同通信などが報じた。

地震計は昨年3月に設置されていたが、7月の大雨などによる影響で故障。東京電力はそのことを把握していながら、対応を怠っていたという。

地震から1週間以上経過しても東京電力は事実を明らかにせず、22日に開かれた原子力規制委員会の会合で、委員らの質問に対して答えて発覚した。

東京電力の担当者は「貴重なデータを取ることができなかった。反省すべき点だ」と釈明したが、出席した有識者からは「危機管理ができていない」などの批判が相次いだ。

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こうした東京電力の対応に批判が集まっているが、一方で「本当に故障だったのか?」と疑う声もある。

13日に起きた地震の揺れのデータを記録できていたら、むしろ都合が悪かったのではないか、だから故障したということにしたのではとの見方だ。

確かに地震計がそんな簡単に壊れるというのは不自然で、「7月の大雨の影響で~」というのも取ってつけたような理由に聞こえる。

真実は不明ではあるが、こうした疑念が持たれることも、東京電力に隠ぺい体質があると思われている証拠でもある。

「地震計が故障していた」ことに疑いを持って報じるメディアは少ない。果たして真実はどこにあるのだろうか。

危機管理の専門家がワクチン接種の視察ニュースで感じた日本の終わり

2月17日、新型コロナウイルスワクチンの接種が医療従事者を対象に始まり、翌18日には菅首相が田村厚労相らと接種状況を視察しました。しかし、首相と関係閣僚が率先してワクチンを接種したというニュースは一向に聞こえてきません。この状況に、軍事アナリストで危機管理の専門家でもある小川和久さんは「指揮官としての自覚なし」と呆れ、落胆。主宰するメルマガ『NEWSを疑え!』で、他国のリーダーの「率先垂範」ぶりを紹介し、それと正反対のリーダーに導かれる日本の未来を憂えています。

ワクチン接種、どこに行った「率先垂範」

日本国内でも新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。それを受けて18日、菅義偉首相は田村憲久厚生労働大臣らと東京の国立病院機構東京医療センターを視察し、「全国の皆さんにお届けしたい」とコメントしました。このニュースを耳にして、この国はダメかもしれない、と不吉なことを思ったのは私だけでしょうか。

日本には率先垂範という言葉があり、リーダーの条件とされてきました。辞書には「自身が進んで見本・模範になること、人がやりたがらない仕事などを率先して行う姿勢のこと」とあります。それなのに、菅首相、田村厚労大臣だけでなく、河野太郎新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣も、西村康稔新型コロナ対策担当大臣も、率先して接種する話は出てこないのです。関係閣僚全員がアレルギー体質なんてことはないですよね。

これが戦場なら、そんな指揮官についていく将兵はいません。部隊の足手まといになるとみれば、躊躇なく「後ろ弾」が跳びます。味方の手で人知れず「戦死」させられるのです。菅首相以下、関係閣僚は、日本が「コロナの戦場」の真っ只中にあり、自分たちは指揮官の重責を担っていることすら自覚していないと思わずにはいられません。

世界を見ると、米国のバイデン大統領が昨年12月に接種の様子をメディアに公開し、国民に接種を呼びかけています。イギリスのエリザベス女王一家、ジョンソン首相やイスラエルのネタニヤフ首相、フィリピンのドゥテルテ大統領らも国民の先頭に立って接種しています。それが日本はといえば、以下のような有り様です。

「(前略)『総理ご自身が打って、経過の報告もする。安心はやはりリーダーからのメッセージだ』『野党の党首も含めて全員、ポリティカルリーダーが一斉に受け、その状況、経過を報告することで、国民に安心・安全を与えていただきたい』。2月15日の衆院予算委で公明党の岡本三成氏が迫ると、首相は『私も高齢者であるので、順番が来たら率先して接種したいと思う』と淡々と答えた。

 

政府の決めた順番に従えば、首相は『高齢者』に分類されるため、4月以降に接種することとなる。首相周辺は『まだいつ打つか決めていないが、4月の時点の世論次第だ』と語る。

 

一方、ワクチン接種を担当する河野太郎行政改革担当相(58)は16日の記者会見で、自身の接種について『現時点では一般の接種が始まった段階で率先して打ちたい』と答えるにとどめた。(後略)」(2月18日付 毎日新聞)

現役弁護士が宮本武蔵『五輪書』は森羅万象に役立つと言い切る訳

こなさなければならない仕事や避けて通れない家事など、あまりに多すぎるタスクを目の前にし途方に暮れてしまったという経験、誰しもお持ちではないでしょうか。そんな時には宮本武蔵の『五輪書』のある一節が役に立つとするのは、現役弁護士の谷原誠さん。谷原さんは自身の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』で今回、武蔵が吉岡一門と戦った際のエピソードを引きつつ、膨大なタスクの上手なこなし方をレクチャーしています。

最高の指南書はこれ

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

日々やることがたくさんありすぎて、テンパってしまうことがあると思います。そんな時は、どこから手をつけていいのかわからず、同時に色々やろうとして、かえって時間がかかったり、思わぬミスをしがちです。

では、そんなときは、どうしたらいいでしょうか。

『五輪書』にヒントがあります。宮本武蔵は、吉岡一門と戦った時に、多人数との戦いを経験しています。『五輪書』の中で、こんな文章があります。

10人が一太刀ずつ斬りかかってきても、その一太刀一太刀を受け流して、あとに心を止めず、次々のあとを捨てあとを拾うならば、10人全てに働きを欠かぬことになる。

 

もし1人の前に心が止まるならば、その1人の太刀は受け流すことができても、2人目の時は、こちらの働きが欠ける。

つまり、10人の敵がいるときに、10人が斬りかかってきたとしても、分解すれば一太刀ずつであるから、その一太刀ずつをさばいて、1人1人順番に意識を集中すれば、全てさばくことができる、ということです。

物事に当たる時も同じです。

10個のやることがあり、すべてが頭の中にあって色々考えていると、さばききれません。しかし、やることは10個でも、分解すれば1個ずつのやることなので、1つずつ順番に集中し、その間は他のことは忘れ、1つが終わったらそのことは忘れて次のやることに集中すれば10個全てを完了することができる、ということになります。

このように、『五輪書』は、兵法書ですが、読み方によって、ビジネスや家事など、全てのことに応用がきく素晴らしい書物です。読んでいない人は、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。

その前に、『五輪書』を解説していますので、解説を聞いてから読んだ方が理解がより深まると思います。ぜひ、ご覧ください。

【五輪書】宮本武蔵の戦略とは?最強のビジネス書。弁護士が解説

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今日は、ここまで。

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怒るでしかし。元やすきよマネージャーが横山やすしから学んだこと

数々の伝説を持って語られる元吉本興業の名物マネージャー、大谷由里子氏。大谷氏と言えば横山やすし師匠にビンタを張ったエピソードがよく知られていますが、やすし師匠からの「無茶振り」も枚挙にいとまがなかったようです。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では大谷氏本人が、やすし師匠との当時のやり取りを明かすとともに、そこから学んだことについて語っています。

横山やすしさんから学んだこと

横山やすしさんといえば、破天荒な生き方で知られる天才漫才師でした。吉本興業でマネージャーを務めた大谷由里子さんは、そんな横山さんとどう向き合い、そこから何を学んだのでしょうか。


「大谷由里子のリーダーズカレッジ」では、東京校と大阪校を含め各地で運営してきました。自分のアイデアを形にできる人材を育てたいと思い始めたスクールです。企業でいうなら、自分の企画を社長に提案して実現するまでの企画力、交渉力、プレゼンテーション、根回し等々を学んでいきます。

野球でいえば、「バットをこう振りなさい、ああ振りなさい」というのは「Teach(教える)」で、コーチングは「君はどう打ちたいの?ならバットはどう振ってみる?」と質問のやり取りから相手の中にある答えを引き出していきます。

以前、吉本興業でマネージャーの仕事をしていましたが、コーチングとマネージャー業はとても似ている。マネージャーは芸人に「芸風をこうしい、ああしい」と指導はしない。ただひたすら「どう売れたいか、それならどういうネタがいいんだろうか」と話し合い、聞き役に徹して、能力を引き出そうとしていました。コーチングの理論と自分のやってきた仕事が一致するので興味をもって勉強したんです。

吉本興業では「やすし・きよし」の横山やすしさんや、当時売り出し中の「宮川大助・花子」などを担当しました。横山さんにはわがままなイメージがあるようで、人には「大変だったでしょう」と言われます。確かに、大阪で生放送に出演するはずなのにまだ地方の競艇場にいたり、「浮気がばれた。嫁が怒っているから姿を消す。オレに仕事をしてほしかったらおまえが嫁の機嫌をとってこい」って電話がかかってきたり、むちゃくちゃでしたよ。

でも、どんな仕事でも取引先や上司から無理難題を言われるでしょう。それを無理難題と思うか、「試されごと」と思うかどうかの違いです。コーチングの基本に“発想を「Why」から「How」に変えよう”という理論があるんですよ。無理難題を言われて、「なんでそんなこと言われなあかんねん」と思ったら、もうそこで終わり。

あの頃、横山さんに何を言われても「どうする?」「どうやって解決する?」といつも考えていました。それがいまとても役立っています。

※ 『致知』2003年8月号より


メルマガが本になりました!新刊のご紹介 

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(致知出版社 刊)
致知出版社の「人間力メルマガ」』が一冊の本になりました。
日本が誇る超一流の方々の名言集、好評発売中!

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「中国とは価値観を共有できない」元自衛隊トップの勇気ある発言

自衛隊制服組のトップである統合幕僚長の職にあった河野克俊氏の中国に対する批判が、一部で話題となっています。この批判を「勇気ある発言」と称賛するのは、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さん。北野さんは自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で今回、河野前統幕長の発言が称賛に値する理由を述べるとともに、「日本は戦略的に中国との関係を悪化させるべき」という持論を展開しています。

「中国は…」防衛省前統幕長・河野克俊氏の勇気ある発言

2014年から2019年まで、自衛官のトップである統合幕僚長を務めた河野克俊さん。中国に対し「勇気ある発言」をされました。テレ朝ニュース2月23日。

防衛省の元制服組トップが中国など各国の海軍の軍人が集まる国際セミナーで、海洋進出を強める中国を名指しして「価値観を共有できない」などと痛烈に批判しました。

 

防衛省前統幕長・河野克俊氏:「中国が我々と同じ価値観、すなわち海洋の自由を共有してもらえれば、ともに経済的繁栄を共有することができる。しかし、残念ながら中国の行動は我々と価値観を共有しているとはいえない」

おっしゃる通りですね。中国は1970年代初めまで、「尖閣は我が国領土だ」と主張したことはありませんでした。ところが、国連の調査で、「莫大な石油が眠っている可能性ある」という結果が出た。それで、「それなら、我が国の領土ということにしよう」となった。

「南シナ海は、ほとんど全部中国のもの」とする「九段線」も似たようなものです。何の根拠もなく、「そういうことにしよう」と勝手に決めてしまった。「九段線」について、ハーグの常設仲裁裁判所は2016年7月12日、「法的根拠がなく、国際法に違反する」との判決を出しています。しかし、中国はこれを完全に無視し、あちことで埋めたてを進め、軍事拠点化している。

河野前統幕長は中国が今月1日に海警局に武器使用を認めた海警法を施行したことについて、「世界は海洋の自由の観点から大変、憂慮すべき事態に直面している」と指摘し、「我が国として看過できない」と批判しました。

「海警法」ができたことは何を意味するのでしょうか?

尖閣の周辺に、日本の船がいるとしましょう。すると、中国海警が来て、「あなたたちは【中国】の領海を侵犯しています!いますぐでていきなさい!」と警告される。日本の船が日本の領海にいるのだから、何も問題ないとシカトしていると、海警の船から砲撃される。そんなことが「合法」になったのです。

河野さんは、「対抗策」にも言及しました。

そのうえで、こうした中国の動きに対抗する枠組みとして、日・米・豪・印の連携を拡大していく重要性を訴えました。
(同上)

「自由で開かれたインド太平洋戦略」の核となっているのは日本、アメリカ、インド、オーストラリアです。そして、イギリス、フランス、ドイツがこれに参加する意志を示している。さらに、ASEAN10か国を引き入れたい。

「自由で開かれたインド太平洋戦略」は、中国一強で崩れてしまったアジアの「バランスオブパワー」を回復するために不可欠です。

中国「ワクチン外交」に対抗心をむき出しにする、大国インドの思惑

日本でもようやく始まった新型コロナのワクチン接種。世界では接種が進む先進国と確保もままならない発展途上国の「ワクチン格差」が問題となっています。そうした中、国産ワクチンによる積極的な「ワクチン外交」を進めてきた中国に、ワクチン生産能力で世界一と言われるインドが対抗し始めたようです。今回のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』では、著者でジャーナリストの内田誠さんが、朝日新聞の記事から、中国、インドそれぞれの「ワクチン外交」の背景や思惑について探ります。

中国とインドのワクチン外交を新聞はどう報じたか?

きょうは《朝日》です。解説面の「時時刻刻」は、中国とインドの「ワクチン外交」を取り上げています。試しに「ワクチン外交」で《朝日》のデータベース内を検索すると、サイト内で21件、紙面掲載記事で8件ヒットしました。サイト内は「あいまい検索」的に拾ってきているものもありそうなので、この1年間に限った紙面掲載記事8件を対象にします。まずは2面の「時時刻刻」、見出しから。

中印 白熱ワクチン外交
中国 先行提供 重なる一帯一路
インド 世界一の製造能力で対抗
安保や経済 火種

中印両国は、新型コロナウイルスワクチンの周辺国への無償提供を始めている。一帯一路に重なる中国の動きに対してインドが対抗しており、利益の最大化を図りたい周辺国の思惑も絡んでいるという。

中国は途上国を中心とする53の国々と地域にワクチンを無償援助する方針。先行して援助を始めた14の国と地域のうち、アジア諸国は、パキスタン、ラオス、カンボジア、ブルネイ、フィリピンを含む9カ国で、スリランカ、ネパール、ミャンマーについては中印両国からの供給を受けている状態。

インドは近隣国にインド製ワクチンの無償提供を始めていて、バングラデシュ、モルジブ、ブータン、アフガニスタンの他、上記のようにスリランカ、ネパール、ミャンマーでは中国と被っている。モルジブ、ブータン、アフガニスタンは一帯一路絡みで中国からインフラ整備などで多額の資金が入っており、インドは「マスク外交」での遅れを「ワクチン外交」で取り戻すのが狙いだという。

●uttiiの眼

中国が提供するのは国営企業シノファーム社のものとバイオ企業シノバック社のもの。インド側は、英アストラゼネカ社などが開発したワクチンを、インド製薬大手「セラム・インスティテュート・オブ・インディア」が途上国への供給を目的にライセンス生産したもの。同社は世界最大規模のワクチン製造能力があるという。

記事を見る限り、中国が世界戦略の一環として大規模なワクチン外交を展開しているのに対して、インドは飽くまで受け身的、防御的な印象を免れない。それでも、中国からアフガニスタンに至る地域で展開されているワクチン外交のコアな部分に関しては、拮抗した印象も浮かんでくる。

中印が国境紛争を含む対立関係にある中で、中国はパキスタンに真っ先にワクチンを無償提供し、対するインドは長年支援し、パキスタンとの間に国境問題を抱えるアフガニスタンにワクチンを無償提供。奇妙なことではあるが、この図式は中国伝来の安全保障戦略である「遠交近攻」を想起させる。インドは中国とパキスタンに挟み撃ちとなり、パキスタンはインドとアフガニスタンに挟まれている図。

もう値下げできぬ。格安プラン「ahamo」で先陣を切ったドコモの懸念材料

NTTドコモが発表した値下げプラン「ahamo」の衝撃から2カ月以上が経過し、その間にKDDIや楽天モバイル、そしてソフトバンクも格安プラン「LINEMO」を発表し大手キャリアは群雄割拠の時代を迎えています。メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは、格安プラン言い出しっぺのNTTドコモに「次なる一手」を発表する番が回ってきた今、3月1日の対応端末発表に合わせて何を発表するのかを大胆予測。ドコモは、増加中の「電話はしない」というユーザー層に向け何か作戦を出してくる可能性を指摘しています。

月額2980円、NTTドコモ「ahamo」次の一手はどうなる?

ソフトバンクが月額2480円「LINEMO」を発表したことで、次のジャンケンはNTTドコモ「ahamo」に回ってきた。3月1日に、対応端末ラインナップを発表すると先日の決算会見で触れていることから、このタイミングで何からの発表をする可能性はゼロではない。

「月額2480円への対抗値下げは必至」だとは思うのだが、一方で、ahamoが簡単に2480円に値下げできなそうな懸念材料も存在する。

例えば、3キャリアのオンライン専用プランのうち、ahamoだけが国際ローミングでも、20GBを消費するようになっている(LINEMOは明確に非対応、povoは未発表)。ahamoではギガホなどと比べて少ない82の国と地域でローミングに対応するのだが、この理由について、井伊基之社長は「ahamoの料金でやろうとすると、ローミング契約の安い国しか選べない」と語っていた。

つまり、2980円という値付けは、国際ローミング契約料を踏まえた料金設定になっていると考えられる。となると、いたずらに2480円に下げるとなれば、ローミング契約料の高めの国が除外になる可能性もあり得そうだ。

また、NTTドコモの場合、ahamoがファミリー割引のカウント対象となる。つまり、ahamo自体は安くなくても、「ほかの家族は安くなっている」というアピールもできなくはない。家族3人が維持されれば、残りの2人はそれぞれ月額1000円、安くなる。つまり、ahamoが2980円であっても家族トータルで見れば「安い」と言えなくもない。

NTTドコモからすれば、そうした主張になるだろうが、一般ユーザーからすれば「家族トータルで考えればお得」というはわかりにくく、理解されづらい。かつて、NTTドコモは「シェアパック」で家族まるごとお得なアピールをしていたが、結局、わかりづらく、個人個人のデータ容量にしてしまった。

総務省が散々、指摘している「わかりやすさ」を最優先にすると、月額2980円を2480円に値下げするのが無難だ。

KDDIがpovoを発表した翌日、井伊基之社長にグループインタビューする機会を得たが、井伊社長は「さすがだなという印象。5分通話定額を分けてこられたのは、さすが試合巧者だなと。私たちも実は考えていた。でも面倒くささを排除し、というかパックにした。(中略)ahamoを出す段階でキャッチアップされることは予想していた。最後は料金競争ではない、プロモーションや使い勝手などが争点になると。だから想像通り」と語っていた。

確かに、1回5分のかけ放題を含めれば、月額2980円で3社横並びだ。しかし、3社のうち2社が、月額2480円をベースとしただけに、ahamoだけが突出して「割高」な印象が出てしまった。井伊社長は「僕らの考え方では、3分の1くらいの方は5分の通話定額でいい。また別の3分の1は不要、もう3分の1かけ放題にしたい。つまり3分の2は、通話定額がついていたほうがいいと思って付けた」という。

その昔、NTTドコモが音声かけ放題の「カケホーダイ」に料金プランを統一したときも、結局、カケホーダイを必要としないユーザーの声が大きくなってきたために、改めて、カケホーダイのないシンプルなプランが登場したことがあった。 

当時よりも「電話はしない」というユーザーが増えているだけに、NTTドコモがどんな判断を下すのか注目だ。

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中国こそ最大の敵?“反日”バイデンが「日本の尖閣を守る」と宣言した理由

反日親中思想を持つとされ、就任後の日米関係の冷え込みも心配されたバイデン大統領ですが、本人や政府要人たちが次々と「尖閣は日米安保の適用範囲」と断言するなど、政権は日本寄りの姿勢を見せています。なぜバイデン大統領は、深いつながりのあるとされる中国ではなく日本を選んだのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、バイデン氏が「合衆国大統領」として日本を選択した理由を解説しています。

なぜ【反日】バイデンは、日本に【やさしい】のか??

アメリカのバイデン新大統領は、「親中」で「反日」だといわれています。「親中」といわれる理由。バイデン次男が、中国から金を受け取っていたから。この件、日本のマスコミも、普通に報道していました。FNNプライムオンライン 2019年5月20日から。

バイデン候補二男と中国の怪しい関係

 

シュワイツアー氏によると、ジョー・バイデン氏が現職の副大統領時代の2013年12月に中国を公式訪問した際、ハンター氏も同行した。その後2週間もたたないうちに、ハンター氏が経営に関わるヘッジファンドのローズモント・セネカ・パートナーズ社に中国銀行から10億ドル(現在の為替換算で約1,100億円)の出資金が振り込まれ、それは後に15億ドル(同約1,650億円)に増額されたという。

バイデンが「親中」である理由は、これでわかりました。では、「反日」である証拠は?

1つ目の証拠。バイデンは、安倍総理(当時)に靖国参拝を止めるよう要求していた。ところが、安倍さんは2013年12月、バイデンを無視して参拝した。それでバイデンが激怒し、大バッシングがはじまったのです。たとえばブルームバーグは2014年2月19日、「日本のナショナリスト的愚行、米国は強い語調で叱責を」という社説を掲載しました。何が書いてあったのか、抜粋してみよう。

悪いことに、日本は米国から支持を受けて当然と思っているようだ。バイデン米副大統領が事前に自制を求めていたにもかかわらず、安倍首相は靖国参拝を断行した。

 

非公開の場でのこの対話の内容はその後、戦略的に漏えいされた。恐らく、安倍首相の尊大な態度を白日の下にさらすためだろう。

バイデンさんのいうことを無視した安倍さんは「尊大な態度」だそうです。

バイデンが「反日である証拠」2つ目は、2016年8月のこちらの発言。ハフポスト2016年8月17日から。

アメリカのバイデン副大統領は8月15日、「我々が(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」と発言した。アメリカの政府高官が、日本国憲法を「アメリカが起草した」と明言するのは極めて異例だ。

というわけで、バイデンは「親中反日」というのは、「そのとおり」なのでしょう。しかし…。

コロナ治療の希望の灯「アビガン」を生んだ富士フイルムの奇跡と軌跡

日本発の新型コロナの治療薬として大きな期待を背負う「アビガン」。その製造販売を担うのは富士フイルム富山化学ですが、なぜ富士フイルムは、カメラ・フィルム製造とはまったく畑違いの医薬品分野へ進出したのでしょうか。フリー・エディター&ライターでジャーナリストの長浜淳之介さんが今回、同社が最先端の医薬品や化粧品といった精密化学分野へアプローチするに至った軌跡を詳しく紹介しています。

プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)、『バカ売れ法則大全』(SBクリエイティブ、行列研究所名儀)など。

「アビガン」承認も間近か?富士フイルム医薬品分野進出の軌跡

富士フイルムホールディングス傘下、富士フイルム富山化学が製造販売する抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」(一般名:ファビピラビル)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として認可されるかどうか、審議されている。昨年10月16日に厚生労働省に申請を行い、2020年12月21日に継続審議となっている。

世間の関心はワクチンに移っている感があるが、新型コロナを抑える手段が増えるに越したことはない。認可されれば、日本ではエボラ出血熱治療薬「レムデシビル」、ステロイド薬「デキサメタゾン」、血栓を防ぐ「ヘパリン」に続き4番目の治療薬となる。国内で開発された薬としては初の治療薬認可で、新型コロナ再々感染拡大、第3波に対して疲れが見える、国民にも希望の灯となるだろう。

元々写真のフィルムやカメラを製造していた、富士フイルムがどうして「アビガン」のような最先端の医薬品を手掛けるようになったのだろうか。

2000年代に入って、写真関連商品はデジタル化、さらにはスマートホンの登場によって写真市場が大幅に縮小。かつて業界の雄として世界の市場を握ったコダックは、旧来のビジネスモデルに拘泥して一度倒産の憂き目に遭っている。

一方の富士フイルムは、フィルムやカメラで培った技術を応用して、医薬品のみならず、医療機器、化粧品などの分野にも進出。精密化学のメーカーとして、今また脚光を浴びているのだ。

富士フイルムはなぜ、市場の急激な変化に翻弄されず、ビジネスモデルの変更に成功し、事業再構築ができたのか。

国内外で患者の命を救うアビガン

昨年12月18日時点で、欧米の新型コロナ感染者数は、米国1,693万人、英国195万人、イタリア191万人などとなっており、日本の19万人は断然少ない。気温が低くかつ乾燥した冬の気候で、新型コロナ第3波の感染拡大が起こっているものの、国際比較をすれば、日本はよく抑え込んでいる。

感染者数が少ない理由には諸説があるが、先日「ユーキャン 新語・流行語大賞」に選ばれた「3密」(密閉・密集・密着)が重なることで感染が拡大するという認識が、国民に周知されているからとする説、欧米人に比較的多いネアンデルタール人由来の遺伝子が重症化リスクをもたらすなどの説がある。

重症化する人が少ない理由の1つに、医療の現場で、「アビガン」の治験登録を早めに行った、昭和大学病院で実践されているように、「アビガン」にステロイドなどの既存薬を組み合わせて使う治療法が、確立されてきたことがある。

重症化した患者でも、東京大学附属病院の発表によれば、集中治療室に入っていた、30代から70代の人工心肺装置や人工呼吸器を装着していた7人を含む11人に、「アビガン」と急性膵炎などの治療薬で血栓を防ぐ「フサン」を併用したところ、75歳の男性1人は残念ながら死亡したが、10人に症状の改善が見られた。

各国でワクチンの開発が進み、接種も始まっている。ただし、新たにワクチン担当を兼任することになった、河野太郎大臣によれば、日本におけるワクチン接種の日程は未定とのこと。

しかし、ワクチンが普及していなくても、「アビガン」などの他の病気のために開発された既存薬を併用して使えば、かなりの確率で新型コロナを克服できる見通しが立ってきたのである。

このように、「アビガン」は日本で、観察研究の名目で、既に実質上の治療薬として使用されている。

また、海外では中国、ロシア、インドなどで、「アビガン」のジェネリック医薬品が新型コロナ感染症の治療に、広く使われている。日本政府では世界80ヶ国以上から要請を受け、「アビガン」の無償供与を始めている。

また、富士フイルム富山化学では、6月30日、インドのドクター・レディース・ラボラトリー社とアラブ首長国連邦のグローバル・レスポンス・エイド社に、中国とロシアを除く海外で「アビガン」を開発、製造、販売するライセンスを付与した(製造はドクター社のみ)。

富士フイルムの新型コロナの治療に対する社会的、国際的な貢献度は、非常に高い。政府は4月に200万人分の「アビガン」備蓄を決定したが、海外からの提供要請にも応えるため、同社は増産体制を整備。増産に協力した外部の14社と共に、12月21日に経済産業省より感謝状が授与された。感謝状はアルコール消毒液の増産も対象となった。